JP6202037B2 - 組成物 - Google Patents
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Description
アクリル酸誘導体の製造方法としては、イソブチレンやプロピレンを酸化することでアクリル酸誘導体を製造する方法やエチレンやプロピン等を原料として遷移金属触媒を用いて製造する方法が知られている。
また、含フッ素アクリル酸誘導体の製造方法としては、例えば、特許文献1には、2−フルオロプロピオン酸エステルをラジカル開始剤の存在下に、窒素−臭素結合を有する臭素化剤と反応させる方法が開示され、及び特許文献2には、3−ハロ−2−フルオロプロピオン酸誘導体を、少なくとも一種の塩基の存在下、及び少なくとも一種の重合禁止剤の存在下で、置換された2−フルオロアクリル酸誘導体へ転化させる方法が開示されている。
従って、アクリル酸誘導体を安定化する方法、及びアクリル酸誘導体を含有し、当該アクリル酸誘導体が安定化されている組成物が求められている。
本発明は、アクリル酸誘導体を安定化する方法、及びアクリル酸誘導体を含有し、当該アクリル酸誘導体が安定化されている組成物を提供することを課題とする。
(A)式(I):
Raは、アルキル基、フルオロアルキル基、1個以上の置換基を有していてもよいアリール基、又は水素原子を表し、及び
Xは、フッ素原子、アルキル基、パーフルオロアルキル基、又は水素原子を表す。]
で表されるアクリル酸誘導体、及び
(B)アルデヒド
を含有する組成物であって、
アクリル酸誘導体(A)の含有量が30%(w/w)以上である組成物
によって、前記課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
(A)式(I):
Raは、アルキル基、フルオロアルキル基、1個以上の置換基を有していてもよいアリール基、又は水素原子を表し、及び
Xは、フッ素原子、アルキル基、パーフルオロアルキル基、又は水素原子を表す。]
で表されるアクリル酸誘導体、及び
(B)アルデヒド
を含有する組成物であって、
アクリル酸誘導体(A)の含有量が30%(w/w)以上である組成物。
項2.
アルデヒド(B)の量が、アクリル酸誘導体(A)の1モルに対し0.1モル以下である項1に記載の組成物。
項3.
アルデヒド(B)が、炭素数1〜20の直鎖状飽和アルデヒドである項1又は2に記載の組成物。
項4.
Raが、炭素数1〜20の直鎖状アルキル基である項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
項5.
Xが、炭素数1〜20のフルオロアルキル基、フッ素原子、又は塩素原子である項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
項6.
Xが、フッ素原子である項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
項7.
(A)式(I):
Raは、アルキル基、フルオロアルキル基、1個以上の置換基を有していてもよいアリール基、又は水素原子を表し、及び
Xは、フッ素原子、アルキル基、パーフルオロアルキル基、又は水素原子を表す。]
で表されるアクリル酸誘導体の安定化方法であって、
前記式(I)で表されるアクリル酸誘導体を、アルデヒドと共存させることを含む安定化方法。
項8.
前記アルデヒドの量が、前記式(I)で表されるアクリル酸誘導体の1モルに対し0.1モル以下である項7に記載の安定化方法。
項9.
前記アルデヒドが、炭素数1〜20の直鎖状飽和アルデヒドである項7又は8に記載の安定化方法。
項10.
Raが、炭素数1〜20の直鎖状アルキル基である項7〜9のいずれか1項に記載の安定化方法。
項11.
Xが、炭素数1〜20のフルオロアルキル基、フッ素原子、又は塩素原子である項7〜10のいずれか1項に記載の安定化方法。
項12.
Xが、フッ素原子である項7〜11のいずれか1項に記載の安定化方法。
本発明の方法によれば、アクリル酸誘導体が安定化される。
本明細書中の記号及び略号は、特に限定のない限り、本明細書の文脈に沿い、本発明が属する技術分野において通常用いられる意味に解される。
本明細書中、「アルキル基」は、例えば、炭素数1〜20、炭素数1〜12、炭素数1〜6、炭素数1〜4、又は炭素数1〜3のアルキル基であることができる。
本明細書中、「アルキル基」として、具体的には、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、及びヘキシル基等の直鎖状、又は分枝鎖状のアルキル基が挙げられる。
本明細書中、「アルキル基」として、具体的には、また、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、及びシクロヘキシル等の炭素数3〜6の環状のアルキル基(シクロアルキル基)が挙げられる。
本明細書中、「フルオロアルキル基」が有するフッ素原子の数は、1個以上(例、1〜3個、1〜6個、1〜12個、1個から置換可能な最大数)であることができる。
「フルオロアルキル基」は、パーフルオロアルキル基を包含する。「パーフルオロアルキル基」は、全ての水素原子がフッ素原子で置換されたアルキル基である。
本明細書中、「フルオロアルキル基」は、例えば、炭素数1〜20、炭素数1〜12、炭素数1〜6、炭素数1〜4、又は炭素数1〜3のフルオロアルキル基であることができる。
本明細書中、「フルオロアルキル基」は、直鎖状、又は分枝鎖状のフルオロアルキル基であることができる。
本明細書中、「フルオロアルキル基」として、具体的には、例えば、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、テトラフルオロプロピル基(例、HCF2CF2CH2−)、ヘキサフルオロプロピル基(例、(CF3)2CH−)、ノナフルオロブチル基、オクタフルオロペンチル基(例、HCF2CF2CF2CF2CH2−)、及びトリデカフルオロヘキシル基等が挙げられる。
本発明の組成物は、
(A)式(I):
Raは、アルキル基、フルオロアルキル基、1個以上の置換基を有していてもよいアリール基、又は水素原子を表し、及び
Xは、フッ素原子、アルキル基、パーフルオロアルキル基、又は水素原子を表す。]
で表されるアクリル酸誘導体、及び
(B)アルデヒド
を含有する組成物であって、
アクリル酸誘導体(A)の含有量が30%(w/w)以上である組成物
である。
以下に、アクリル酸誘導体(A)を表す式(I)中の記号を説明する。
Raで表される「1個以上の置換基を有していてもよいアリール基」における置換基の好ましい例としては、フッ素原子、アルキル基、アルコキシ基、アシル基、エステル基、シアノ基、ニトロ基、及びフルオロアルキル基が挙げられ、より好ましい例としては、フッ素原子が挙げられる。
当該「置換基」の数は、好ましくは、0個(すなわち、無置換)、1個、2個、又は3個である。
好ましくは、
Raは、メチル基、又はエチル基(より好ましくはメチル基)であり、且つ
Xは、フッ素原子、又は塩素原子(より好ましくはフッ素原子)
である。
本発明で用いられるアクリル酸誘導体(A)は、例えば、国際公開第2014/034906号、特開2014−24755号公報、及び米国特許第3262968号公報等の公知文献に記載の製造方法、又はこれに準じる方法により製造することができる。
本発明の組成物におけるアクリル酸誘導体(A)の含有量は、30%(w/w)以上である。
一般に、アクリル酸誘導体(A)の濃度が高い場合、望まざる重合反応等が生じやすい。しかし、本発明の組成物では、アクリル酸誘導体(A)の含有量がこのように高くても、アクリル酸誘導体(A)が安定であることができる。
更に、本発明の組成物におけるアクリル酸誘導体(A)の含有量は、好ましくは40%(w/w)以上、50%(w/w)以上、60%(w/w)以上、70%(w/w)以上、80%(w/w)以上、又は90%(w/w)以上であることができる。
本発明の組成物におけるアクリル酸誘導体(A)の含有量の上限は、特に限定されないが、例えば、98%(w/w)、95%(w/w)、又は90%(w/w)であることができる。但し、当業者が当然に理解するように、本発明の組成物におけるアクリル酸誘導体(A)の含有量の上限は、本発明の組成物が含有するアルデヒド(B)の量によって制限を受ける場合がある。
アルデヒド(B)は、脂肪族アルデヒド、及び1個以上の置換基で置換されていてもよい芳香族アルデヒドからなる群より選択される1種以上であることができる。
本明細書中、「芳香族アルデヒド」は、例えば、式:R−CHO(当該式中、Rは、1個以上の置換基でアリール基を表す。)
アルデヒド(B)は、具体的には、好ましくは、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ノルマルプロピルアルデヒド、イソプロピルアルデヒド、ノルマルブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、ピバルアルデヒド、ノルマルペンチルアルデヒド、ノルマルヘキシルアルデヒド、ノルマルヘプチルアルデヒド、ノルマルオクチルアルデヒド、ノニルアルデヒド、デシルアルデヒド、ウンデシルアルデヒド、ドデシルアルデヒド、トリデシルアルデヒド、ベンズアルデヒド、o-アニスアルデヒド、m-アニスアルデヒド、p-アニスアルデヒド、o-トリルアルデヒド、m-トリルアルデヒド、p-トリルアルデヒドなどからなる群より選択される1種以上(好ましくは1種)であり、及びより好ましくはノルマルブチルアルデヒドである。
本発明の組成物において、アルデヒド(B)は、微量であっても、アクリル酸誘導体(A)を安定化できるが、本発明の組成物において、アルデヒド(B)の含有量は、アクリル酸誘導体(A)の1モルに対して、例えば、0.0005モル以上である。
本発明の組成物において、アクリル酸誘導体(A)及びアルデヒド(B)のモル比は、好ましくは1:0.1以下、より好ましくは1:0.0005〜1:0.05の範囲内、更に好ましくは1:0.0005〜1:0.02の範囲内である。
本発明の組成物は、アクリル酸誘導体(A)及びアルデヒド(B)に加えて任意成分を含有していてもよい。当該任意成分は、本発明の組成物の製造のために用意したアクリル酸誘導体(A)、又はアルデヒド(B)に共存する不純物であってもよい。
このような任意成分としては、例えば水や有機溶媒等が挙げられる。
本発明の組成物では、アルデヒド(B)によって、アクリル酸誘導体(A)が安定化されているので、アクリル酸誘導体(A)の安定化の目的で重合禁止剤を含有する意義は小さいが、本発明の組成物は、任意成分として、重合禁止剤を含有し得る。
本発明の組成物においては、アクリル酸誘導体(A)は、安定化されている。すなわち、本発明の組成物において、これに含有されるアクリル酸誘導体(A)は、高い安定性を有する。
具体的には、例えば、本発明の組成物においては、アクリル酸誘導体(A)は、アルデヒド(B)が共存しない場合に比べて、ポリマー等へのアクリル酸誘導体の変化が抑制されている。
本発明において、他の物質へのアクリル酸誘導体(A)の変化は、例えば、NMR分析法等の方法により分析できる。また、例えば、ポリマーへのアクリル酸誘導体の変化は、アクリル酸誘導体の無色透明の溶液が固体へ変化することの観察等により、容易に検知することができる。
本発明の組成物は、40℃で90分間静置した場合、後記の式で定義されるアクリル酸誘導体(A)の含有量の減少率が、好ましくは90%未満、より好ましくは70%未満、更に好ましくは50%未満、より更に好ましくは40%未満である。
式:
アクリル酸誘導体(A)の含有量の減少率(%)=(W0−W1)/W0
[当該式中、
W0は、40℃で90分間静置する前のアクリル酸誘導体(A)の含有量(wt%)であり、及び
W1は、40℃で90分間静置した後のアクリル酸誘導体(A)の含有量(wt%)である。]
本発明の組成物においては、アクリル酸誘導体(A)がアルデヒド(B)と共存することによって、アクリル酸誘導体(A)が安定化されている。
従来、アクリル酸誘導体を安定化する手段としては、前記アクリル酸誘導体を重合禁止剤と共存させる方法が知られている。
しかし、アクリル酸誘導体(A)は、その保存時、又は使用時等において、様々な条件に曝され得るので、しばしば、アクリル酸誘導体と共存させることが困難な場合がある。
この場合、重合禁止剤は、その機能を十分に果たし得ない。
これに対して、アルデヒド(B)はアクリル酸誘導体(A)と近い沸点を有し得るので、アクリル酸誘導体(A)と共存させることが容易である。
従って、本発明の組成物におけるアクリル酸誘導体(A)は、様々な条件下で、安定化されている。
本発明の組成物は、例えば、撹拌等の慣用の方法により、アクリル酸誘導体(A)、アルデヒド(B)、及び所望により添加される任意成分を混合することによって製造できる。
アルデヒド(B)の一部、又は全部は、本発明の組成物の製造のために用意したアクリル酸誘導体(A)中に、不純物、又は添加剤として含有されていてもよい。
本発明の、前記式(I)で表されるアクリル酸誘導体(前記アクリル酸誘導体(A))の安定化方法は、当該アクリル酸誘導体(A)を、アルデヒド(前記アルデヒド(B))と共存させることを含む。
アクリル酸誘導体(A)を、アルデヒド(B)と共存させる方法は特に限定されず、その例としては、例えば、
[1]アクリル酸誘導体(A)及びアルデヒド(B)を混合すること、
[2]アクリル酸誘導体(A)を含有する系中で、アルデヒド(B)を生成させること、
[3]アルデヒド(B)を含有する系中で、アクリル酸誘導体(A)を生成させること、及び
[4]単一の系中での、アクリル酸誘導体(A)及びアルデヒド(B)をそれぞれ生成させること
が挙げられる。
以上の事項を含む、アクリル酸誘導体(A)の安定化方法についての詳細は、前記の、本発明の組成物について述べた説明から理解される。
以下の実施例において、蒸留によって精製した2−フルオロアクリル酸メチルエステルはノルマルブチルアルデヒドを含有しないこと(すなわち、ノルマルブチルアルデヒドの含有量は2−フルオロアクリル酸メチルエステルに対して0.0mol%であること)を確認した。
密栓することができる内容積10mLの試験管に、アクリル酸誘導体として、蒸留によって精製した2−フルオロアクリル酸メチルエステル 1.1gを入れた。次に、この2−フルオロアクリル酸メチルエステルに対して0.1mol%となるようにノルマルブチルアルデヒドを0.76mg添加して、実施例1の試料を調製した。当該組成物試料の外観及び性状は無色透明の液体であった。
以下の方法で、当該試料の安定性を評価した。
[組成物の安定性の評価方法]
前記試料が入った試験管を温度40℃で90分間静置した後、2−フルオロアクリル酸メチルエステル残量(%)を19F−NMRを用いて分析した。更に、温度40℃で90分間静置した後の試料の性状を観察した。結果を表1に記載した。
実施例1におけるノルマルブチルアルデヒドの添加量を2−フルオロアクリル酸メチルエステルに対して1mol%となるよう添加した以外は、実施例1と同様の操作を行い、実施例2の試料を調製した。当該組成物試料の外観性状は無色透明の液体であった。
この試料について、実施例1と同じ方法で、2−フルオロアクリル酸メチルエステルの安定性を評価した。結果を表1に記載した。
ノルマルブチルアルデヒドを添加しなかったこと(すなわち、ノルマルブチルアルデヒドの添加量は2−フルオロアクリル酸メチルエステルに対して0.0mol%である。)以外は、実施例1と同様の操作を行い、比較例1の試料を調製した。この試料について、実施例1と同じ方法で、2−フルオロアクリル酸メチルエステルの安定性を評価した。結果を表1に記載した。固体の生成が観察されたことにより、2−フルオロアクリル酸メチルエステルからポリマーが生成したことが確認された。この例の条件(ノルマルブチルアルデヒド無添加)において、2−フルオロアクリル酸メチルエステルは非常に重合しやすく、2−フルオロアクリル酸メチルエステル残量は0%であった。
Claims (6)
- (A)式(I):
Raは、炭素数1〜4のアルキル基、又は水素原子を表し、及び
Xは、フッ素原子を表す。]
で表されるアクリル酸誘導体、及び
(B)炭素数1〜6の直鎖状飽和アルデヒド
を含有する組成物であって、
アクリル酸誘導体(A)の含有量が30%(w/w)以上である組成物。 - アルデヒド(B)の量が、アクリル酸誘導体(A)の1モルに対し0.1モル以下である請求項1に記載の組成物。
- アルデヒド(B)が、炭素数2〜4の直鎖状飽和アルデヒドである請求項1又は2に記載の組成物。
- Raが、炭素数1〜4の直鎖状アルキル基である請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
- 式(I):
Raは、炭素数1〜4のアルキル基、又は水素原子を表し、及び
Xは、フッ素原子を表す。]
で表されるアクリル酸誘導体の安定化方法であって、
前記式(I)で表されるアクリル酸誘導体を、炭素数1〜6の直鎖状飽和アルデヒドと共存させることを含む安定化方法。 - 前記アルデヒドの量が、前記式(I)で表されるアクリル酸誘導体の1モルに対し0.1モル以下である請求項5に記載の安定化方法。
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