JP2021071999A - 感知センサ付き報知装置 - Google Patents
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Abstract
Description
箱状の側部に音響路11を備え、箱状の上部に上板プレート12を備え、箱状の下部に取付け面への取付け機構13を備え、さらに内部ないし側部に電源装置14を備えた箱状の本体1と、
本体1の上板プレート12に下向き固定された防水スピーカ2と、
本体1の上板プレート12よりも上方に支持固定された、発光体31付きの発光基板3と、
本体1の上板プレート12を覆って取り付けられた、感知センサ41付きのグローブ4と、を備えてなる感知センサ付き報知装置であって、
発光基板3は基板形状の一部を切り欠き成形してなる切欠き部3Dを有し、
グローブ4は、カバー体の一部を窪み形成してなり、感知センサ41を保持する保持枠4Fを有し、
発光基板3の一部に形成された切欠き部3Dが、グローブ4の一部に形成された保持枠4Fと嵌合してなり、
感知センサ41の感知部が、グローブ4の一部に埋め込み固定されることを特徴とする。
複数の張出片3Aのうちいずれか一群(一又は複数)の張出片3Aの先部を切り欠き成形してなる切欠き部3Dを有し、各当該一群の張出片3Aの先部に対して、グローブ4の保持枠4が上方又は側方から組み合わされて嵌合され、また、複数の張出片3Aのうち前記一群(一又は複数)の張出片3Aを除く複数の張出片3Aの下部を、本体1から立脚させた支持柱15で支持してなることが好ましい。
本体1は、この中央孔12Hから連通して側方へ開口する音響路11を備え、
防水スピーカ2は、スピーカキャップを下向きにした下向き状態で、スピーカのフレームエッジを前記中央孔12Hに周着されたガスケット12Gを介して嵌め込み固定されてなり、
また前記グローブ4は、本体1の上部寄りに周着されたガスケット14Gを介して、本体1の上方に覆設固定されてなり、
本体1と防水スピーカ2とグローブ4とによって、グローブ4内に封水空間が形成されることが好ましい。
例えば後述の実施例では、スピーカ2は上板プレート12の中央孔12Hに嵌め込み固定されるところ、この嵌め込み固定は、中央孔12Hの孔縁に沿うガスケット12Gを介した封水固定である。また、グローブ4は、本体1の上部周側部を覆って本体1の上方に覆設固定されるところ、この覆設固定は、本体1の周側面に沿うガスケット14Gを介した封水固定である。なお、本発明において「音響路」ないし「音響路11」とは、防水スピーカ2のスピーカ音を路内で空気伝播させて報音(音を発生)させるための通路をいい、このような機能を果たすものであれば形状、構造は問わない。
各音響路11は、屈曲又は湾曲した音響路上下面及び/又は音響路内側面を有し、中央孔12Hから音響口11Mへ向かって断面が拡大するように形成されることが好ましい。
箱状の下部に取付け面への取付け機構13を備え、さらに内部ないし側部に電源装置14を備えた箱状の本体1と、
本体1の上板プレート12に下向き固定された防水スピーカ2と、
本体1の上板プレート12よりも上方に支持固定された、発光体31付きの発光基板3と、
本体1の上板プレート12を覆って取り付けられた、感知センサ41付きのグローブ4と、を備えてなる。以下、各構成について詳述する。
グローブカバー4は、カバー体の一部を窪み形成してなり、感知センサ41を保持する保持枠4Fを有し、切欠き部3Dと保持枠4Fとが嵌合して、発光基板3が保持枠4Fを有するグローブカバー4に位置規定されることを特徴とする。
本体1は、下面を取り付け面とした密閉式の多角柱又は円柱状の箱体からなり、上部が中央孔12Hを有した上板プレート12で覆われる。箱体の側部には音響路11を備え、箱状の下部に取付け面への取付け機構13を備え、さらに内部ないし側部に電源装置14を備える。
(上板プレート12)
本体1の上部の上板プレート12は、発光素子の発光及び防水スピーカの発声を制御する制御基板及びコネクタを備える。またプレートの平面視中央に、防水スピーカ2を組み込むための、防水スピーカ2のフレームエッジの円形に対応した大きさの中央孔12Hを中心位置に備える。中央孔12Hの孔縁に沿ってガスケット12Gが取り付けられており、防水スピーカ2を取り付けたときに孔縁が封水構造となる。また中央孔12Hの孔縁近傍の三か所に、防水スピーカ2を固定ビス2Sで固定するための固定穴を有し、この3か所の固定穴の近傍から、計3本の支持柱15が立脚形成される。また、上板プレート12の平面視四隅寄りの位置に、グローブ4をビス固定するための複数の固定穴14Hを有する。
本体1の内部には、中央孔12Hから外方へ連通して、平面視略放射状に拡がり、側方へ開口する複数の音響路11を備える。なお、本発明において「音響路」とは、防水スピーカ2のスピーカ音を路内で空気伝播させて報音(音を発生)させるための通路をいい、このような機能を果たすものであれば形状は問わない。音響路11の端部の音響口11Mが、本体1の箱側面に複数開口して形成され、各音響路11は、屈曲又は湾曲した音響路上下面及び/又は音響路内側面を有し、中央孔12Hから音響口11Mへ向かって断面が拡大するように形成される。電源装置14は本体内下部の電池収容部と、本体側部の防水スイッチ14Sと、これらに電気的接続されて本体内で制御する図示しない制御装置とからなる。このうち電池収容部は本体内下部で防水区画されており、外部からの浸水がおこらないものとなっている。
防水スピーカ2は、グローブ4の前記中央孔20の下方を覆ってグローブ4の内側に取り付けられる。防水スピーカ2は具体的には、報音側のスピーカ面の周囲にフレームエッジが形成され、スピーカ面の中央に、スピーカキャップを有し、スピーカ面と反対側の基部面には円筒状のヨークが突出する。本発明の防水スピーカ2は、フレーム面の中心のスピーカキャップを下向きにした下向き状態で、本体1の上板プレート12に取り付けられ、上板プレート12のプレート面11SF上に螺子止めされる固定ビス2Sによって、上板プレート12上に抑えられるように固定される。また、ヨークの円筒形状に対応して、発光基板の中央孔3Hが嵌め込まれる。
発光基板3は、中央孔3Hを有した円形または多角形の中央片と、中央片の中央から放射状に張り出した複数の張出片3Aとから一体成形された、放射形状の基板からなると共に、複数の張出片3Aのうちいずれか一群(一又は複数)の張出片3Aの先部を切り欠き成形してなる切欠き部3Dを有する。発光基板3はさらに、前記基板形状の周縁に沿った各発光位置に、複数の発光体31を、前記中央片の中央部から放射状に拡がる側方向を照射方向として等間隔に固定してなり、前記各発光位置は、複数の張出片3Aのうち隣接する二つの張出位置の中間位置に規定される。発光基板3は複数の張出片3Aのうち一つ以上の群の片先に固定穴が設けられ、各固定穴は、本体から立脚した支持脚15の先端位置に対応している。支持脚15上に発光基板の固定穴部分を配置して、上方から固定ビスによって固定されることで、上板プレートから上方の位置に中空固定される。また中央孔3Hは、防水スピーカ2のヨークの円筒形状に対応した孔形状からなり、中空固定された状態で、下向き固定された防水スピーカ2の背面側のヨークに、上方から嵌め込んだ状態となる。
グローブ4を取り付けた状態では、図3、図5、図6等に示すように、切欠き部3Dを片先に有した一群の張出片3Aの先部に対して、グローブ4の保持枠4が上方又は側方から組み合わされて嵌合され、また、複数の張出片3Aのうち前記一群(一又は複数)の張出片3Aを除く複数の張出片3Aの下部を、本体1から立脚させた支持柱15で支持してなる。防水スピーカ2は上板プレート12に下向きに
グローブ4は、全体が透光性を有した着色体で、先窄みの段差付円筒状に形成されたドーム形状の透光カバーからなる。内面にプリズムカットが施され、グローブ4内の発光を拡散させてグローブ4外へ放光する。本実施例では、先窄みとなった先側のドーム頂面の端寄りの位置を内側へ円筒状に窪ませて保持枠4Fを形成すると共に、この保持枠4F内に感知センサ41を埋め込み固定してなる。感知センサ41は球冠状の感知部のみがグローブ4の頂面内に露出する。
なお、グローブ4は、本体1と固定させるための固定ビス4Sを挿通させる円筒状の複数のビス枠部が、グローブの内側へ突出形成されている。このビス枠部は、本体1の上板プレートの平面視四隅に形成された中央孔14Hの平面位置に対応して形成され、固定ビス4Sがビス枠部内に収容され、中央孔14H内で螺子止めされることでグローブ4が本体1に取り付けられる。このときグローブ4の内周部は本体1の上部寄りに周設されたガスケット14Gによって密閉され、グローブ4の内部が封水状態となる。
本体1の底部カバー13の底面形状よりも一回り小さなドーナツ形状の磁着体13Mをはめ込む取付け機構13を有し、また選択式に、取付け面に係止するアングル部品13Pを一側方へ突出した状態で取り付けることができる(図2)。
図11、図12は、本発明の実施例2の感知センサ付き報知装置の構成を示す斜視図及び中央断面図である。図11は第三分解状態(グローブのみ取り外した状態)の斜視図である。実施例2の感知センサ付き報知装置は実施例1と異なり、2個の感知センサ41を、グローブ4の頂面ではなく、先窄みの段差付円筒状に形成されたドーム形状の段差側面に埋め込み固定してなる。
具体的には図11に示すように、感知センサ41は略90度の平面中心角をなすように2個設けられ、それぞれ背面方向と左側面方向を検知方向として横向きに配向される。保持枠4Fは2箇所の段差側面それぞれに形成され、図12に示すように、略水平方向に内側突出した円筒枠からなる。
また実施例2の感知センサ付き報知装置は実施例1と異なり、発光基板3の計4本の突出片のうち、隣り合う2本の突出片の先側に、それぞれ三方矩形枠状の切欠き部3Dが形成される。横方向に内部突出した保持枠4Fの円筒枠の先部が、発光基板3の各突出片に設けられた切り欠き3Dに嵌合して、突出片の先部を保持する。
図13、図14は、本発明の実施例3の感知センサ付き報知装置の構成を示す斜視図及び中央断面図である。図13は第三分解状態(グローブのみ取り外した状態)の斜視図である。実施例3の感知センサ付き報知装置は実施例1と異なり、2個の感知センサ41を、グローブ4の頂面ではなく、先窄みの段差付円筒状に形成されたドーム形状の段差側面との境界である角部に斜めに埋め込み固定してなる。
具体的には図13に示すように、感知センサ41は互いに離反した略180度の平面中心角をなすように2個設けられ、それぞれ正面側斜め方向と背面側斜め方向を検知方向として斜めに配向される。保持枠4Fは2箇所の段差角部それぞれに形成され、図14に示すように、斜め方向に内側突出した円筒枠からなる。
また実施例3の感知センサ付き報知装置は実施例1と異なり、発光基板3の計4本の突出片のうち、離反する2本の突出片の先側に、それぞれ円弧状の切欠き部3Dが形成される。
斜め方向に内部突出した保持枠4Fの円筒枠の先部が、発光基板3の各突出片に設けられた切り欠き3Dに嵌合して、突出片の先部を保持する。
実施例では、中央孔12Hと平面視にて重複する中央位置には、縦断面視山型の中央堰11Wが形成され、中央堰11Wに連なって、音響路幅が徐々に拡がる音響路11が左右側方に形成される。中央堰11Wは平面視にて、2つの同じ径の半円が背中合わせに対称配置された形状からなり、各半円が左右それぞれの音響路の基部形状を構成する。中央堰11Wの中央の頂部は仕切り枠11SFを形成する。
また、中央堰11Wの堰面は仰角35度以上(40度以下)の角度で急傾斜した急傾斜面からなる。また、音響路11の上下面は中央堰11Wよりも緩やかな仰角3度以上(10度以下)の角度で傾斜した緩傾斜面からなる。音響路11の内側面11Sは湾曲面からなり、音響口へ向かって音響路断面が徐々に拡がってなる。
発光基板12は中央片の周側部に、基板配線された複数の発光体31(例えば、LED等の発光素子)を、外形周りに等間隔に離間配置してなる。発光体31は図3,図6,図7,図8等に示されるように、発光基板2の板面に対して取付基部を垂直に立てた縦型方向で配置固定される。各実施例では図8,9,10のように、略正方形の中央片を平面視ダイヤ方向に配置し、中央片の四辺に沿って固定溝を形成し、この固定溝によって、発光体31を、裏側の取付け基部面が縦方向を向くように差し込み固定してなる。また各実施例では中央片の各角部から外方へ略矩形の張出片が平面視放射状に張出形成されると共に、このうち3つ以上の各張出片の先部近傍であって特定の片側寄りの位置に、支持柱15で立脚支持するための固定穴が形成される。また各実施例では、複数の張出片のうち1つまたは2つの先片に、湾曲凹状又は屈曲凹状の切欠き部3Dが形成される。切欠き部3Dの切欠き面は、支持枠4Fとの当接角度に応じて傾斜面又は湾曲面に形成されていてもよい。実施例のように4つの張出片の場合は、平面視十字方向に放射状に張り出してなり、このうち3つの張出片が支持柱15で立脚支持される。また中央孔3Hが防水スピーカ2の背面のヨークに嵌め込み支持される。
実施例のスピーカ2は上板プレート12の中央孔12Hに嵌め込み固定されるところ、この嵌め込み固定は、中央孔12Hの孔縁に沿うガスケット12Gを介した封水固定である。また、実施例のグローブ4は、本体1の上部周側部を覆って本体1の上方に覆設固定されるところ、この覆設固定は、本体1の周側面に沿うガスケット14Gを介した封水固定である。これにより、本体1の上板プレー12の上方が防水区画された封水構造となる。
また、実施例の底部カバー13は、本体1の下部周側部を覆って本体1の下方に覆設固定されるところ、この覆設固定は、本体1の周側面に沿うガスケット13Gを介した封水固定である。これにより、本体1の下部の電源装置14が防水区画された封水構造となる。
また、本体1の底部カバー13の底面には、底部カバー13の底面形状よりも一回り小さな磁着体13Mを固定してなる。取付け面への取付けは、この磁着体13Mの磁着力によって行うことができる。さらに、取付け用のアングル部品や、壁面又は天井面から突出したりはみ出したりする部材を有することがない。このため、本発明の一体型の感知センサ付き報知装置を、取付け面に沿って体裁よく取り付けることができる。また下枠内一杯に磁着体13Mが設けられるのではなく、下枠内と磁着体13Mとの間に弦と円弧で囲われた部分円からなる下部空間150が複数個形成される。この底部カバー13と下部空間150の形成によって、取付け面との間に止水ないし浸水防止スペースが確保され、取付け面の防水機能に優れたものとなる。
音声データは工事現場では通行人に注意を促す音声が流れ、留守宅への侵入者には警告音を鳴らし、田畑の農作物でのカラス、猪などの害獣に対しても、天敵の動物の声、警報音を鳴らし追い返すなどの用途など多方面に使用できる。
音響路11
音響口 11M
中央堰 11W
音響路内側面11S
仕切り枠 11SF
上板プレート12
中央孔12H
ガスケット12G,13G,14G
取付け機構13
取付け部カバー13C
磁着体13M
取付けプレート13P
電源装置14
電源スイッチ14S
支持柱15
ビス15S
2 防水スピーカ
スピーカ線2L
3 発光基板
発光体31
張り出し部3A,3B
切欠き部3D
中央孔3H
4 グローブカバー
感知センサ41
保持枠4F
ビス4S
Claims (5)
- 箱状体からなる共に、箱状の側部に音響路を備え、箱状の上部に上板プレートを備え、箱状の下部に取付け面への取付け機構を備え、さらに内部ないし側部に電源装置を備えた箱状の本体と、
本体の上板プレートに下向き固定された防水スピーカと、
本体の上板プレートよりも上方に支持固定された、発光体付きの発光基板と、
本体の上板プレートを覆って取り付けられた、感知センサ付きのグローブと、
を備えてなる、感知センサ付き報知装置であって、
発光基板は基板形状の一部を切り欠き成形してなる切欠き部を有し、
グローブは、一部を窪み形成してなり、感知センサを保持する保持枠を有し、
発光基板の一部に形成された切欠き部が、グローブの一部に形成された保持枠と嵌合してなり、
感知センサの感知部が、グローブの一部に埋め込み固定されることを特徴とする感知センサ付き報知装置。 - 前記発光基板は、円形または多角形の中央片の中央部から複数の張出片が放射状に張り出して一体成形された、放射形状の基板形状からなると共に、
複数の張出片のうちいずれか一群の張出片の先部を切り欠き成形してなる切欠き部を有し、各当該一群の張出片の先部に対して、グローブの保持枠が上方又は側方から組み合わされて嵌合され、また、
複数の張出片のうち前記一群の張出片を除く複数の張出片の下部を、本体から立脚させた支持柱で支持してなる、請求項1に記載の感知センサ付き報知装置。 - 前記発光基板はさらに、前記基板形状の周囲の各固定位置に、複数の発光体を、前記中央片の中央部から放射状に拡がる側方向を照射方向として等間隔に固定してなり、
前記各固定位置は、複数の張出片のうち隣接する二つの張出位置の中間位置である、請求項2に記載の感知センサ付き報知装置。 - 本体の上部の上板プレートは、平面視中央に、防水スピーカを固定するための中央孔を備え、
本体は、この中央孔から連通して側方へ開口する音響路を備え、
防水スピーカは、スピーカキャップを下向きにした下向き状態で、スピーカのフレームエッジを前記に周着されたガスケットを介して嵌め込み固定されてなり、
また前記グローブは、本体の上部寄りに周着されたガスケットを介して、本体の上方に覆設固定されてなり、
本体と防水スピーカとグローブとによって、グローブ内に封水空間が形成される、請求項1,2,3のいずれか記載の感知センサ付き報知装置。 - 前記本体は、多角柱又は円柱状の箱体からなり、上部が中央孔を有した上板プレートで覆われると共に、本体の内部には、中央孔から外方へ連通して、平面視略放射状に拡がる複数の音響路を備え、音響路の端部の音響口が、本体の箱側面に複数開口して形成され、
各音響路は、屈曲又は湾曲した音響路上下面及び/又は音響路内側面を有し、中央孔から音響口へ向かって断面が拡大するように形成される、請求項1,2,3,4のいずれか記載の感知センサ付き報知装置。
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