JP2004235917A - スピーカー付き照明装置、及びこれを用いた緊急放送システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】照明カバー16を有する照明装置12と、照明装置12の設置相手先となる照明設置部15との間に、照明カバー16を含んで取り付けられるスピーカー13と、音波が放射される音波放射用空間36と、音波を外部へ放射するための開口部37と、スピーカー13に対向し音波を開口部37に向けて反射する音波反射部35と、照明設置部15に取り付けられ照明装置12及びスピーカー13を支持する支持部34と、を配置してスピーカー付き照明装置11を構成する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明装置とスピーカーとを一体化したスピーカー付き照明装置、及びこれを用いた緊急放送システムに関する。
【0002 】
【従来の技術】
例えば、バスタブにつかりながら好みの音楽を聴き、リラックスした気分を味わえるような音響システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。図5において、浴室1の天井部2(又は壁部3)には、浴室用のスピーカー4が設置されている。その浴室用のスピーカー4は、浴室1の天井裏の音響用アンプ5に接続されている。音響用アンプ5は、壁部3に設置された照明装置6のスイッチ7に接続されている。このような構成において、スイッチ7のON−OFF操作が行われると、照明装置6と同時に音響用アンプ5の電源ON−OFFがなされるようになっている。
【0003 】
尚、浴室用のスピーカー4としては、天井埋め込み(開放形、密閉BOX形)のものや壁掛け(密閉BOX形)のものが知られている。
【0004 】
【特許文献1】
実開平6−58057号公報 (第2頁、第1図)
【0005 】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、天井埋め込み(開放形)となるスピーカーにあっては、次のような幾つかの問題点を有している。その一つ目としては、スピーカーと照明装置とをそれぞれ別途取り付けなければならず、設置コストがかかってしまうという問題点を有している。また、二つ目としては、室内に少なくとも照明装置とスピーカーとが存在するようになり、室内をスッキリと見せることができないという問題点を有している。さらに、三つ目としては、天井裏を通じて例えば上の階の部屋に音が漏れてしまうという問題点を有している。特に、マンションやアパートやホテル等においては、音漏れの無いようにスピーカーを設置する必要がある。
【0006 】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、コスト低減と室内をスッキリ見せることが可能なスピーカー付き照明装置を提供することを課題とする。また、不必要なところへの音漏れを防止することが可能なスピーカー付き照明装置を提供することを課題とする。
【0007 】
さらに、上記提供のスピーカー付き照明装置を用いて緊急状態を知らせることが可能な緊急放送システムを構築することを課題とする。
【0008 】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明のスピーカー付き照明装置は、照明カバーを有する照明装置と、該照明装置の設置相手先となる照明設置部との間、且つ前記照明装置に、前記照明カバーをスピーカーエンクロージャーとして機能させるスピーカーを取り付けたことを特徴としている。
【0009 】
上記課題を解決するためなされた請求項2記載の本発明のスピーカー付き照明装置は、照明カバーを有する照明装置と、該照明装置の設置相手先となる照明設置部との間に、前記照明カバーを含んで取り付けられ電気信号を音波に変換するスピーカーと、前記音波が放射される音波放射用空間と、前記音波を外部へ放射するための開口部と、前記スピーカーに対向し前記音波を前記開口部に向けて反射する音波反射部と、前記照明設置部に取り付けられ前記照明装置及び前記スピーカーを支持する支持部と、を配置して構成したことを特徴としている。
【0010 】
請求項3記載の本発明のスピーカー付き照明装置は、請求項2に記載のスピーカー付き照明装置において、前記照明カバー内の空気を、前記音波放射用空間を介さずに、前記支持部内へ逃がすことが可能に構成したことを特徴としている。
【0011 】
請求項4記載の本発明のスピーカー付き照明装置は、請求項2又は請求項3に記載のスピーカー付き照明装置において、前記支持部内を介して、前記音波放射用空間を通過することなく、電源コード及びスピーカーコードを配線するように構成したことを特徴としている。
【0012 】
請求項5記載の本発明のスピーカー付き照明装置は、請求項2ないし請求項4いずれか記載のスピーカー付き照明装置において、前記照明装置と前記スピーカーとの間に防振手段を設けて構成したことを特徴としている。
【0013 】
請求項6記載の本発明のスピーカー付き照明装置は、請求項1ないし請求項5いずれか記載のスピーカー付き照明装置において、防水手段を設けて浴室用としたことを特徴としている。
【0014 】
上記課題を解決するためなされた請求項7記載の本発明の緊急放送システムは、請求項1ないし請求項6いずれか記載のスピーカー付き照明装置を複数の室内にそれぞれ設置するとともに、前記スピーカー付き照明装置を構成するスピーカーのスピーカーコードを、緊急放送を行うことが可能な管理室の放送設備に接続して構築したことを特徴としている。
【0015 】
請求項1に記載された本発明によれば、照明装置とスピーカーとが一体化されたもの、言い換えれば照明装置にスピーカーの機能が付加されたものになり、これが設置相手先となる照明設置部に設置される。照明装置の照明カバーは、スピーカーのエンクロージャーとして機能することから、単純に一体化が図られたものではなく、構成部材の数を抑えた状態で一体化が図られる。本発明は、このように照明装置とスピーカーとが一体化されることから、設置現場での作業がまとまってその結果一回に減り、設置にかかるコストの低減が図られる。また、二つのものが一つになることから、設置される室内をスッキリと見せることが可能になる。
【0016 】
請求項2に記載された本発明によれば、照明装置とスピーカーとが一体化されたもの、言い換えれば照明装置にスピーカーの機能が付加されたものになり、これが設置相手先となる照明設置部に設置される。具体的には、スピーカーが照明装置の照明カバーを含んで取り付けられ、そのスピーカーから放射された音波は、照明設置部の手前の音波放射用空間に放射される。そして、音波放射用空間に放射された音波は、同じく照明設置部の手前の音波反射部により反射されながら開口部を介して外部へ放射される。本発明は、このような構成及び配置関係を有して照明装置とスピーカーとが一体化されることから、設置現場での作業がまとまってその結果一回に減り、設置にかかるコストの低減が図られる。また、二つのものが一つになることから、設置される室内をスッキリと見せることが可能になる。そして、さらには、音波反射部がスピーカーに対向するとともに、その音波反射部がスピーカーと照明設置部との間に配置されることから、不必要なところへの音漏れ防止が可能になる。
【0017 】
請求項3に記載された本発明によれば、照明装置の温度上昇に伴って照明カバー内の空気が膨張する。その膨張した空気は、ハイクオリティな音質を求める場合に、スピーカーの振動板の動きを阻害する恐れがあり、照明装置から逃がす必要がある。逃がし先は、音波放射用空間を介さずに支持部内へ逃がすことが最適になる。
【0018 】
請求項4に記載された本発明によれば、音波放射用空間を通過することなく、電源コード及びスピーカーコードが配線される。その配線先は支持部内であることから、スピーカーの振動板とコードとの接触が避けられ、十分な音質が確保される。また、防水性を必要とする場合、有用な配線構造になる。
【0019 】
請求項5に記載された本発明によれば、防振手段によりスピーカーの振動が吸収される。
【0020 】
請求項6に記載された本発明によれば、コスト低減と室内をスッキリ見せることが可能な浴室用のスピーカー付き照明装置になる。また、不必要なところへの音漏れを防止することが可能な浴室用のスピーカー付き照明装置になる。尚、発明の実施の形態の欄で説明するが、本発明が浴室用に限定されるものではないものとする。
【0021 】
請求項7に記載された本発明によれば、複数の室内にスピーカー付き照明装置がそれぞれ設置され、また、スピーカー付き照明装置を構成するスピーカーのスピーカーコードが管理室の放送設備にそれぞれ接続される。これにより本発明の緊急放送システムが構築される。本発明の緊急放送システムは、緊急時において複数の室内に緊急状態を知らせることが可能になる。特に、スピーカー付き照明装置を浴室を含めて設置した場合に効果的になる。
【0022 】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明のスピーカー付き照明装置の一実施の形態を示す側面図である。また、図2は縦断面図、図3は背面図である。
【0023 】
図1ないし図3において、引用符号11で示される本発明のスピーカー付き照明装置は、例えば浴室用のものであって、照明装置12と、その照明装置12に取り付けられるスピーカー13と、照明装置12及びスピーカー13を支持する支柱兼反射板14とを備えて構成されている。このような構成の本発明のスピーカー付き照明装置11は、支柱兼反射板14を照明装置12の設置相手先となる照明設置部15(浴室の天井部又は壁部)に取り付けることにより固定されるようになっている。以下、上記各構成について詳細に説明する。
【0024 】
照明装置12は、逆コップ形状に形成された光透過性の照明カバー16を有している。その照明カバー16は、スピーカー13のエンクロージャーとして機能するように形成されている(照明カバー16をスピーカーエンクロージャーとして機能させることは本発明の特徴の一つである)。
【0025 】
照明カバー16の開口部17は、内側に凹む段付き形状に形成されている。その段付き形状となった開口部17の外周には、ネジ部と受け部とが全周にわたって形成されている。上記受け部には、環状のシリコンゴムパッキン18が取り付けられている。シリコンゴムパッキン18は、特許請求の範囲に記載した防水手段の一つに相当するものであって、照明カバー16内への水分の浸入を阻止するために取り付けられている。
【0026 】
照明カバー16の内側には、電球19(白熱灯に限るものではないものとする)が収納されている。その電球19は、セラミックソケット20に取り付けられている。セラミックソケット20には、電源コード21が接続されている。電源コード21の配索については後述する。
【0027 】
スピーカー13は、スピーカー芯(ボトムヨーク)22と、マグネット23と、トッププレート24と、ボイスコイル25と、スピーカー振動板26と、ダンパー27と、スピーカー兼バッフル板28と、スピーカーコード29とを備えて構成されている。
【0028 】
スピーカー芯22は、円板部とその円板部の中心に立設される円柱部とを有して断面視凸形状となるように形成されている。また、スピーカー芯22は、防振シート30をクッションにしてセラミックソケット20の後面に取り付けられている。防振シート30は、粘着性を有しており、スピーカー13による照明装置12への振動対策の一部品になっている。
【0029 】
マグネット23は、環状に形成されており、スピーカー芯22の上記円柱部に差し込まれるとともに、上記円板部の上(スピーカー13が照明装置12に対して逆さに取り付けられることから、図面では下)に固着されている。マグネット23の上には、環状に形成されたトッププレート24が固着されている。そのトッププレート24とスピーカー芯22の上記円柱部との間には、間隙が形成されており、ボイスコイル25が配置されている。ボイスコイル25は、特に図示しないが、コイルボビンに巻き付けられている。
【0030 】
上記コイルボビンの上端部には、スピーカー振動板26の内周部が固着されている。また、上記コイルボビンのボイスコイル25が巻き付けられている部分と、スピーカー振動板26が固着されている部分との間には、波形形状のダンパー27の内周部が固着されている。ダンパー27の外周部は、スピーカー兼バッフル板28に固着されている。
【0031 】
スピーカー振動板26は、耐水性の観点からポリプロピレンを用いて形成されている。このような材質は、特許請求の範囲に記載した防水手段の一つに相当するものとする。尚、本発明のスピーカー付き照明装置11を浴室に適用しない場合には、コーン紙を用いて振動板を形成するものとする。スピーカー振動板26の外周部は、スピーカー兼バッフル板28に固着されている。
【0032 】
スピーカー兼バッフル板28は、複数の段部を有する段付き形状の内周部と、ネジ部を有し照明カバー16のネジ部に螺合する外周部とを有して構成されている。このようなスピーカー兼バッフル板28の内周部には、上述の如く、スピーカー振動板26の外周部とダンパー27の外周部とが固着されている。スピーカー兼バッフル板28の内周部における大径の開口部分には、スピーカー兼バッフル板28の外周部が連成されている。また、小径の開口部分には、トッププレート24が固着されている。
【0033 】
スピーカー兼バッフル板28の内周部における段部には、スピーカーコード29を引き出すための貫通孔(不図示)が形成されている。また、スピーカーコード29を引き出すための貫通孔(不図示)とは別に、電源コード21を引き出すための貫通孔31も形成されている。さらに、これら貫通孔31等とは別に、照明カバー16内の空気抜きをするための空気孔32が形成されている。尚、本形態において、スピーカーコード29用の貫通孔(不図示)、貫通孔31、及び空気孔32は、後述する音波放射用空間36に対して連通しないものとする(音質確保に効果的である。また、防水性を持たせた配線構造の実現に効果的である)。スピーカーコード29の配索については後述する。
【0034 】
支柱兼反射板14は、スピーカー兼バッフル板28の内周部における段部に固着されている。また、支柱兼反射板14は、環状のシリコンゴムパッキン33を介在させた状態で照明設置部15に取り付けられるようになっている。シリコンゴムパッキン33は、特許請求の範囲に記載した防水手段の一つに相当するものであって、照明設置部15内への水分の浸入を阻止するために取り付けられている。
【0035 】
支柱兼反射板14は、照明装置12及びスピーカー13を支持する支持部34と、略円錐形状の音波反射部35とを有して構成されている。支持部34は、バッフル−支柱固定ネジ孔兼支柱34aと、壁固定用ネジ孔兼支柱34bと、電源コード孔兼支柱34cと、スピーカーコード孔兼支柱34dとを有して構成されている。支持部34は、本形態において、各部の共振対策のために複数形成されている(一例として八つ形成されている。尚、数は任意であるものとする)。
【0036 】
壁固定用ネジ孔兼支柱34bには、ネジ孔34b−1が形成されてる。また、電源コード孔兼支柱34cには、コード孔34c−1が形成されてる。電源コード21は、コード孔34c−1を介して電源コード孔兼支柱34cの内部に引き出されている。スピーカーコード孔兼支柱34dには、コード孔34d−1が形成されてる。スピーカーコード29は、コード孔34d−1を介してスピーカーコード孔兼支柱34dの内部に引き出されている。
【0037 】
音波反射部35は、上述の如く、略円錐形状に形成されており、適宜間隔を開けてスピーカー13に対し対向するように配置されている。そして、これにより音波反射部35とスピーカー13との間には、スピーカー13からの音波が放射される音波放射用空間36が形成されている。また、引用符号37で示される開口部が形成されている。開口部37は、本形態において、隣り合う支持部34同士の間に形成されている。
【0038 】
音波反射部35のスピーカー13に対向する面の反対側、すなわち照明設置部15に対向する面には、端子台固定部が形成されている。その端子台固定部には、電源用端子台38とスピーカー用端子台39とが固定されている。電源用端子台38には、コード孔34−1を介して電源コード孔兼支柱34cの内部に引き出された電源コード21が接続されている。また、スピーカー用端子台39には、コード孔34d−1を介してスピーカーコード孔兼支柱34dの内部に引き出されたスピーカーコード29が接続されている。
【0039 】
引用符号40は、照明設置部15側から電源用端子台38に接続される電源コードを示している。また、引用符号41は、同じく照明設置部15側からスピーカー用端子台39に接続されるスピーカーコードを示している。
【0040 】
上記構成において、照明装置12用の図示しないスイッチがONされると電球19が点灯する。また、上記スイッチがOFFされると電球19が消灯する。尚、電球19の点灯状態が続くと、照明カバー16内の空気が熱膨張するが、その膨張した空気は空気孔32及び支持部34を介して照明設置部15側へ逃がされる。
【0041 】
スピーカー13は、電気信号に基づいてボイスコイル25に電流が流れると、そのボイスコイル25の周りに磁束が発生する。そして、発生した磁束は、上記間隙中の磁界に対して作用する。これにより、スピーカー振動板26は、上下に振動する。スピーカー振動板26はボイスコイル25に加振されて振動し、その振動がスピーカー振動板26により音波に変換される。その後、音波放射用空間36には変換された上記音波が放射され、その放射された上記音波は音波反射部35に反射される。そして、開口部37を介して上記音波は外部へ放射され、例えば音声として出力される。
【0042 】
以上、図1ないし図3を参照しながら説明してきたように、照明装置12とスピーカー13とが一体化されたもの、言い換えれば照明装置12にスピーカー13の機能が付加されたものになり、これが照明設置部15に設置される。照明装置12の照明カバー16は、スピーカー13のエンクロージャーとして機能することから、単純に一体化が図られたものではなく、構成部材の数を抑えた状態で一体化が図られる。また、上述のような構成及び配置関係を有して照明装置12とスピーカー13とが一体化されることから、設置現場での作業がまとまって、その結果作業が一回に減り、設置にかかるコストの低減が図られる。また、二つのものが一つになることから、設置される室内をスッキリと見せることが可能になる。そして、さらには、音波反射部35がスピーカー13に対向するとともに、その音波反射部35がスピーカー13と照明設置部15との間に配置されることから、不必要なところへの音漏れが防止される。
【0043 】
尚、上述では浴室用として説明してきたが、浴室のみならず「テーブル・照明スピーカー」、「フロアスタンド・照明スピーカー」、「ガーデン・照明スピーカー」のように、照明とスピーカーとの融合によって幾多の用途を提供することができるものとする。
【0044 】
次に、図4を参照しながら本発明による緊急放送システムを説明する。図4は一実施の形態を示す構成図である。
【0045 】
例えば複数の客室51を有するホテル(又はマンション等)52においては、各客室51の寝室53及び浴室54内に本発明のスピーカー付き照明装置11がそれぞれ取り付けられている。その各スピーカー付き照明装置11の取り付け位置及び形状は適宜であり、各スピーカー付き照明装置11のスピーカーコード41は、例えば天井裏に配索されて管理室55の放送設備56に接続されている。
【0046 】
本発明の緊急放送システム57は、管理室55の放送設備56と、各客室51に設置されスピーカーコード41を介して放送設備56に接続されるスピーカー付き照明装置11とを備えて構築されている。従って、ホテル52の関係者は、緊急時に緊急放送を行い緊急状態を確実に利用者に知らせることができる。本発明の緊急放送システム57において、客室51の利用者は、浴室54にいる場合であっても緊急状態を知ることができる。
【0047 】
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0048 】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のスピーカー付き照明装置によれば、設置にかかるコストの低減と室内をスッキリ見せるようにすることができるという効果を奏する。また、本発明のスピーカー付き照明装置によれば、不必要なところへの音漏れ防止をすることができるという効果を奏する。そして、このようなスピーカー付き照明装置を用いた本発明の緊急放送システムによれば、従来よりも確実に緊急状態を知らせることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスピーカー付き照明装置の一実施の形態を示す側面図である。
【図2】図1のスピーカー付き照明装置の縦断面図である。
【図3】図1のスピーカー付き照明装置の背面図である。
【図4】本発明による緊急放送システムの一実施の形態を示す構成図である。
【図5】従来例の音響システムの断面図である。
【符号の説明】
11 スピーカー付き照明装置
12 照明装置
13 スピーカー
14 支柱兼反射板
15 照明設置部
16 照明カバー
25 ボイスコイル
26 スピーカー振動板
30 防振シート
32 空気孔
34 支持部
35 音波反射部
36 音波放射用空間
37 開口部
41 スピーカーコード
55 管理室
56 放送設備
57 緊急放送システム
Claims (7)
- 照明カバーを有する照明装置と、該照明装置の設置相手先となる照明設置部との間、且つ前記照明装置に、前記照明カバーをスピーカーエンクロージャーとして機能させるスピーカーを取り付けた
ことを特徴とするスピーカー付き照明装置。 - 照明カバーを有する照明装置と、該照明装置の設置相手先となる照明設置部との間に、前記照明カバーを含んで取り付けられ電気信号を音波に変換するスピーカーと、前記音波が放射される音波放射用空間と、前記音波を外部へ放射するための開口部と、前記スピーカーに対向し前記音波を前記開口部に向けて反射する音波反射部と、前記照明設置部に取り付けられ前記照明装置及び前記スピーカーを支持する支持部と、を配置して構成した
ことを特徴とするスピーカー付き照明装置。 - 請求項2に記載のスピーカー付き照明装置において、
前記照明カバー内の空気を、前記音波放射用空間を介さずに、前記支持部内へ逃がすことが可能に構成した
ことを特徴とするスピーカー付き照明装置。 - 請求項2又は請求項3に記載のスピーカー付き照明装置において、
前記支持部内を介して、前記音波放射用空間を通過することなく、電源コード及びスピーカーコードを配線するように構成した
ことを特徴とするスピーカー付き照明装置。 - 請求項2ないし請求項4いずれか記載のスピーカー付き照明装置において、
前記照明装置と前記スピーカーとの間に防振手段を設けて構成した
ことを特徴とするスピーカー付き照明装置。 - 請求項1ないし請求項5いずれか記載のスピーカー付き照明装置において、
防水手段を設けて浴室用とした
ことを特徴とするスピーカー付き照明装置。 - 請求項1ないし請求項6いずれか記載のスピーカー付き照明装置を複数の室内にそれぞれ設置するとともに、前記スピーカー付き照明装置を構成するスピーカーのスピーカーコードを、緊急放送を行うことが可能な管理室の放送設備に接続して構築した
ことを特徴とする緊急放送システム
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