JP2021071650A - レンズ装置および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性、簡単な構造、および光学性能の安定性の点で有利なレンズ装置を提供すること。【解決手段】レンズ装置1は、第1ヘリコイドネジを内面に有する第1筒部材4と、第1ヘリコイドネジとは螺合する第2ヘリコイドネジを外面に有し、第1筒部材の軸の方向に沿って移動可能な第2筒部材3と、第1筒部材の径の方向において第1ヘリコイドに対して第2ヘリコイドを付勢する付勢部材7と、第2ヘリコイドネジの径よりも小さい径の外面を備える第3筒部材8と、を有する。付勢部材は、第2筒部材の内側で第2筒部材に保持され、第3筒部材の外面に接触している。【選択図】図1

Description

本発明は、レンズ装置および撮像装置に関するものである。
合焦または変倍等のために操作環(操作部材)を回転操作することにより、ヘリコイド結合された一対の筒部材のうちの一方とそれに搭載された光学素子とを光軸に沿って移動させるレンズ装置が知られている。ヘリコイド機構は、レンズ装置におけるレンズ群の駆動機構として広く用いられている。ヘリコイド機構の円滑な作動には、ヘリコイド結合された一対の部材の間に軸方向および径方向において微小なガタ(隙間)が必要である。ところが、この微小なガタによりレンズ群の姿勢が変化すると光学性能の変化が生じうる。そのため、当該変化を低減するべく、当該一対の部材の間における径方向のガタを弾性部材による付勢力で低減する構造が提案されている。
特許文献1は、オスヘリコイドのネジ山に弾性部材で金属球を押し付ける構造を開示している。また、特許文献2は、オスヘリコイドには被押圧部が設けられ、メスヘリコイドには押圧部が設けられ、被押圧部が押圧部により押圧されるレンズ装置を開示している。さらに、特許文献3は、光軸に沿って移動するオスヘリコイドの回転を制限する直進案内機構がオスヘリコイドの内側に設けられ、当該直進案内機構がオスヘリコイドをその内側から径方向に付勢するレンズ鏡筒を開示している。
特開2009−80437号公報 特開2019−3012号公報 実開平6−87913号公報
特許文献1におけるようにヘリコイドのネジ部を直接付勢する構造は、ヘリコイドネジ部の局所的な摩耗や、被付勢箇所でグリス等の潤滑剤が掻き出される現象が生じうるため、耐久性の点で不利であった。また、光学素子が保持されたオスヘリコイドに特許文献2に係る構造が適用された場合、オスヘリコイドの光軸に沿った移動に伴い、オスヘリコイドの重心位置に対して付勢位置が相対的に変化する。そのため、オスヘリコイドに作用する力の釣り合い状態の変化によって光学素子の倒れ等の姿勢変化が生じやすい。また、特許文献3に係るレンズ鏡筒は、特許文献2に係る構造とは同様に、力の釣り合い状態の変化によって光学素子の倒れ等の姿勢変化が生じやすい。また、幅を持った付勢部材をオスヘリコイドに接触させる構造であるため、付勢部材のエッジ部の片当りにより付勢状態が不安定となりうる。
本発明は、例えば、耐久性、簡単な構造、および光学性能の安定性の点で有利なレンズ装置を提供することを目的とする。
本発明の一つの側面は、第1ヘリコイドネジを内面に有する第1筒部材と、
前記第1ヘリコイドネジとは螺合する第2ヘリコイドネジを外面に有し、前記第1筒部材の軸の方向に沿って移動可能な第2筒部材と、
前記第1筒部材の径の方向において前記第1ヘリコイドに対して前記第2ヘリコイドを付勢する付勢部材と、
前記第2ヘリコイドネジの径よりも小さい径の外面を備える第3筒部材と、を有し、
前記付勢部材は、前記第2筒部材の内側で前記第2筒部材に保持され、前記第3筒部材の前記外面に接触していることを特徴とするレンズ装置である。
本発明によれば、例えば、耐久性、簡単な構造、および光学性能の安定性の点で有利なレンズ装置を提供することができる。
実施形態1に係るレンズ装置の構成例を示す図 図1に示されるA−A断面におけるレンズ装置の構成例の縦断面を示す図 板バネの構成例を示す図 実施形態2に係るレンズ装置の構成例を示す図 撮像装置の構成例を示す図
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、実施形態を説明するための全図を通して、原則として(断りのない限り)、同一の部材等には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
〔実施形態1〕
図1は、実施形態1に係るレンズ装置の構成例を示す図である。同図において、左側が物体側、右側が像側である。また、図2は、図1に示されるA−A断面におけるレンズ装置の構成例の縦断面を示す図である。固定筒9は、レンズ装置1が装着される不図示の撮像装置との連結部に固定されている。レンズ装置1は、焦点調節のために可動の光学素子2を含み、光学素子2を図中の左右方向に相当する光軸Xの方向(固定筒9の軸の方向)に沿って移動することにより、レンズ装置1の焦点位置(被写体距離)を連続的に変更することができる。光学素子2は、移動可能な移動筒3(第2筒部材)に保持され、移動筒3の外面にはヘリコイドネジ3aが形成されている。ビスで固定筒9に連結固定されている固定筒4(第1固定筒;第1筒部材)は、内面の一部にヘリコイドネジ4aが形成され、移動筒3と固定筒4とは、ヘリコイドネジ3aとヘリコイドネジ4aとが互いに螺合している。ヘリコイドネジ3aとヘリコイドネジ4aとの螺合部には、各筒の径方向および軸方向において微小なガタが設けられ、円滑な摺動が可能な状態となっている。操作部材としてのフォーカス操作環5は、その内面が固定筒9の外面とは係合し、その外面5aには被写体距離を示すフォーカス指標が刻印されている。固定筒9とフォーカス操作環5との間の係合部は、フォーカス操作環5が円滑に回動可能に構成されている。フォーカス操作環5は、固定筒4の摺動面4bと固定筒9の摺動面9aとの間に挟まれることで光軸方向の移動が規制されている。移動筒3の外周部には、連結ピン6が固定されている。連結ピン6は、固定筒4に形成された貫通穴4cを通して、フォーカス操作環5に形成された光軸Xとは平行なガイド溝5bに係合している。以上の構成により、フォーカス操作環5を光軸Xの周りに回転すると、連結ピン6を介して移動筒3が回転し、ヘリコイドネジのリードに従って移動筒3が光軸Xに沿って移動することとなる。
移動筒3のヘリコイドネジ3aの内側において、板バネ7(板状の弾性部材)がビスで移動筒3に固定されている。ここで、図3は、板バネの構成例を示す図である。同図において、板バネ7は、光軸に沿って延びる短冊状の腕部7aを備え、腕部(の先端)には円弧状の屈曲部7b(曲面)が形成されている。一方、光学素子2の像側には光学素子10が固定筒8(第2固定筒;第3筒部材)に保持され、固定筒8は、固定筒9に連結し固定されている。固定筒8は、移動筒3のヘリコイドネジ3aとは光軸Xの方向において重なる位置に、表面を滑らかに仕上げた摺動面8a(円筒面状の曲面)を備え、摺動面8aに板バネ7の屈曲部7bが接触している。当該接触部には、板バネ7の弾性力により、光軸Xに向かう方向の付勢力が作用している。ここで、円弧上の屈曲部7bと円筒状の摺動面8aとは、凸面どうしで互いに接触するため、当該接触は点接触(点状の部分どうしの接触)となる。また、フォーカス操作環5の回転操作に伴い、摺動面8a上の接触部は、光軸Xを中心とした角度において変化するとともに、光軸の方向における位置において変化することとなる。当該接触部における円滑な摺動を実現するため、摺動面8aには潤滑剤が塗布されている。
本実施形態において、板バネ7は、周方向における異なる2箇所(一般的には複数個所としうる)において移動筒3に配されている。図2において矢印で示すように、いずれの板バネ7においても、発生している付勢力の方向は光軸Xへ向かう方向である。図2の(a)と図2の(b)とは、それぞれフォーカス操作環5の回転操作によって生じる両端の状態を示し、図2の(a)の状態からフォーカス操作環5を時計回りに回転して図2の(b)の状態となるまでがフォーカス操作環5の操作範囲である。すなわち、焦点調節の操作範囲全体において、板バネ7は、水平(仰角0度)に配された光軸Xよりも常に下に位置する配置となっている。
本実施形態に係るレンズ装置1で得られる効果について以下に説明する。図2に示すように、移動筒3に固定されている板バネ7と固定筒8の摺動面8aとの間の接触部には、板バネ7から接触部に光軸Xへ向かう付勢力が作用している。固定筒8は移動しないため、移動筒3には、その反作用として付勢力とは向きが反対で大きさの等しい力が作用する。図2の(a)においては、2つの板バネ7による付勢力は、2方向の力の合力として図中B方向の力となる。したがって、移動筒3は、その反作用力として図中C方向の力を受ける。その結果、ヘリコイドネジ3aおよび4aで微小な径方向のガタを持って固定筒4と螺合する移動筒3は、上記の反作用力によって図中C方向へ付勢されてガタが低減された状態となる。このガタの低減によって、移動筒3が保持する光学素子2の姿勢変化が低減されるため、光学性能の変化を低減することができる。
ここで、本実施形態では、付勢部材としての板バネ7の接触部がヘリコイドネジ3aおよび4a以外の部位であるため、ヘリコイドネジ部3aおよび4aの局所的な摩耗やグリス等の潤滑剤の減少は発生しない。よって、耐久性の点で有利となる。また、移動筒3に板バネ7が固定されているため、移動筒3と光学素子2とを含む移動部の重心位置に対する付勢位置が変化しない。よって、焦点調節操作により光軸方の向において移動筒3が移動しても、移動部に作用する力の釣り合い状態が変化しないため、光学素子2の姿勢の安定性、すなわち光学性能の安定性の点で有利となる。さらに、板バネ7は、短冊状の腕部7aの幅(短手)方向の中心付近において摺動面8aとは点接触する構造であることから、エッジ部が摺動面8aに片当りすることなく、部品組み付け状態のバラツキの影響を受けにくい。本実施形態に係る付勢構造は、移動筒3の光軸周りの回転および光軸に沿った移動において往復の方向差の影響を受け難いため、付勢状態の安定性の点で有利となる。
なお、本実施形態においては、板バネ7と摺動面8aとの間における接触部の位置は、光軸の方向において、移動筒3のヘリコイドネジ3aの位置する範囲とは重なっている(該範囲の中心付近の位置となるのが好ましい)。ヘリコイドネジ3aから過度に離れた位置となっている場合に比べ、移動筒3の倒れの小ささの点で有利となる。移動筒3の倒れが過度に大きい姿勢で径方向においてガタが低減された場合、ヘリコイドネジ3aの物体側または像側のいずれかの端付近で摩耗が顕著となる。よって、本実施形態によれば、耐久性の点で有利となる。
また、本実施形態では、板バネ7を2箇所に配置して異なる2方向へ付勢力を作用させることにより、ガタ寄せ(ガタ低減)の指向性が高められている。さらに、焦点調節操作範囲の全体において、水平(仰角0度)に配された光軸Xよりも常に下に板バネ7が位置することから、移動筒3に作用する付勢力は、重力に反することなく、常に水平方向よりも下方へ向いている。すなわち、板バネ7による付勢は、重力による付勢と重畳して働く。よって、移動筒の姿勢の安定性の点で有利となる。
なお、本実施形態では、ヘリコイドネジを内面に有する部材を固定筒、外面に有する部材を移動筒としたが、それには限定されず、例えば、前者を、回転操作可能な筒部材、後者を、光軸周りの回転を規制された移動筒としてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、耐久性、簡単な構造、および光学性能の安定性の点で有利なレンズ装置を提供することができる。
〔実施形態2〕
図4は、実施形態2に係るレンズ装置の構成例を示す図である。以下、実施形態1とは構成が異なる点について説明する。本実施形態に係るレンズ装置11は、焦点調節のための光学素子21および光学素子22を含み、光学素子21および光学素子22を、予め定められた相互間隔を有するようにしながら光軸Xの方向において移動することにより、レンズ装置11の焦点位置を連続的に変更する。
光学素子21は、移動筒13に保持されて、移動筒13の外面には、ヘリコイドネジ13aが形成されている。ビスで固定筒9に連結し固定された固定筒14は、内面の一部にヘリコイドネジ14aが形成され、移動筒13と固定筒14とは、ヘリコイドネジ13aおよび14aが互いに螺合している。移動筒13の外周部には連結ピン6が固定されている。連結ピン6は、固定筒14に形成された貫通穴14cを通して、フォーカス操作環15に形成された光軸Xとは平行なガイド溝15bに係合している。
光学素子22は、移動筒23(第3筒部材)に保持されている。移動筒23の外周部には、3つのカムフォロワ24が周方向において等間隔で固定されている。固定筒14およびフォーカス操作環15には、それぞれ3本の直線ガイド溝14b、およびカム溝15cが形成され、それらにはカムフォロワ24が摺動可能に係合している。
以上の構成により、フォーカス操作環15を光軸Xの周りに回転すると、連結ピン6を介して移動筒13が回転し、ヘリコイドネジのリードに従って移動筒13が光軸Xに沿って移動する。また、移動筒23は、カムフォロワ24と直線ガイド溝14bとの係合により光軸Xの周りの回転が規制されつつ、カムフォロワ24とカム溝15cとの係合により光軸Xに沿って移動する。
ヘリコイドネジ13aの内側において、移動筒13には不貫通の凹部13bが形成されている。凹部13bには、球状部材26および球状部材26を付勢するコイルバネ25(弾性部材;付勢部)が配され、球状部材26は、移動筒23の外面における摺動面23aに接触している。摺動面23aは、ヘリコイドネジ部13aとは光軸Xの方向において重なっていて、また、表面が滑らかに仕上げられている。コイルバネ25の弾性力により、球状部材26と摺動面23aとの間の接触部には、光軸Xに向かう方向に付勢力が作用している。当該接触部における円滑な摺動のため、摺動面23aには潤滑剤が塗布されている。なお、本実施形態において、球状部材26およびコイルバネ25を含んで構成しうる移動筒13に対する付勢構造(付勢部材)は、周方向における異なる2箇所(一般的には複数個所としうる)において移動筒3に配されていてもよい。
本実施形態に係るレンズ装置11で得られる効果について以下に説明する。実施形態1とは同様に、移動筒13には、コイルバネ25による付勢力とは向きが反対で大きさの等しい反作用力が作用する。その結果、固定筒14のヘリコイドネジに微小な径方向のガタをもって螺合するヘリコイドネジを有する移動筒13は、当該反作用力によってガタ寄せされた状態となる。当該ガタ寄せによって、移動筒13が保持する光学素子21の姿勢変化が低減されるため、光学性能の安定性の点で有利となる。
また、本実施形態では、コイルバネ25によって付勢される球状部材26の接触部がヘリコイドネジ13aおよび14a以外の部位であるため、ヘリコイドネジ13aおよび14aの局所的な摩耗やグリス等の潤滑剤の減少は生じ難くなる。よって、耐久性の点で有利となる。また、移動筒13にコイルバネ25および球状部材26が配されているため、移動筒13と光学素子21とを含む移動部の重心位置から付勢位置までの光軸Xの方向における距離が一定となる。よって、焦点調節操作による光軸に沿った移動部の移動に伴って、移動部に作用する力の釣り合い状態が変化しないため、光学素子21の姿勢の安定性の点で有利となる。さらに、球状部材26(接触部は球面状の曲面)と摺動面23a(接触部は円筒面状の曲面)とは点で接触する(接触部が点状である)。このことから、部品組み付け状態のバラツキの影響を受けにくく、光軸Xの周りの回転および光軸Xに沿った移動に対しても移動筒13の姿勢の安定性、よって光学性能の安定性の点で有利となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、耐久性、簡単な構造、および光学性能の安定性の点で有利なレンズ装置を提供することができる。
〔撮像装置に係る実施形態〕
図5は、撮像装置の構成例を示す図である。当該撮像装置は、レンズ装置100(以上に例示したレンズ装置1または11を含む)と、当該レンズ装置における光学部材150を操作するための信号を生成して当該レンズ装置に送信する操作装置200とを含んで構成されうる。また、当該撮像装置は、レンズ装置100により形成された像の光を受ける(受光する)撮像素子400aを有するカメラ装置(撮像部)400を含んで構成されうる。本実施形態に係る撮像装置によれば、例えば、耐久性、簡単な構造、および光学性能の安定性の点で有利な撮像装置を提供することができる。ここで、レンズ装置100またはレンズ装置100における光学部材150と、操作装置200とは、光学装置を構成しうる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 レンズ装置
3 移動筒(第2筒部材)
4 第1固定筒(第1筒部材)
7 板バネ(付勢部材)
8 第2固定筒(第3筒部材)

Claims (11)

  1. 第1ヘリコイドネジを内面に有する第1筒部材と、
    前記第1ヘリコイドネジとは螺合する第2ヘリコイドネジを外面に有し、前記第1筒部材の軸の方向に沿って移動可能な第2筒部材と、
    前記第1筒部材の径の方向において前記第1ヘリコイドに対して前記第2ヘリコイドを付勢する付勢部材と、
    前記第2ヘリコイドネジの径よりも小さい径の外面を備える第3筒部材と、を有し、
    前記付勢部材は、前記第2筒部材の内側で前記第2筒部材に保持され、前記第3筒部材の前記外面に接触していることを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記付勢部材は、前記第3筒部材の前記外面に対する前記付勢部材の接触部が点状をなすように、曲面を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記付勢部材が前記第3筒部材の前記外面と接触する位置は、前記軸の方向において前記第2ヘリコイドネジの位置する範囲とは重なっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズ装置。
  4. 前記付勢部材は、板状の弾性部材を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載のレンズ装置。
  5. 前記付勢部材は、前記第3筒部材の前記外面に接触する球状部材と、前記球状部材を付勢する付勢部とを含むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載のレンズ装置。
  6. 前記付勢部材は、前記第2筒部材の周方向において異なる複数の箇所のそれぞれに配されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちいずれか1項に記載のレンズ装置。
  7. 前記付勢部材は、前記第2筒部材が前記軸の方向に沿って移動可能な範囲において、水平に配された前記軸よりも下に位置することを特徴とする請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項に記載のレンズ装置。
  8. 前記第2筒部材は、前記軸の周りに回転することを特徴とする請求項1ないし請求項7のうちいずれか1項に記載のレンズ装置。
  9. 前記第1筒部材に形成された貫通穴を通して前記第2筒部材に連結された操作環を有することを特徴とする請求項8に記載のレンズ装置。
  10. 前記第1筒部材は、前記軸の周りに回転操作可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のうちいずれか1項に記載のレンズ装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のうちいずれか1項に記載のレンズ装置と、
    前記レンズ装置により形成された像を受ける撮像素子と、
    を含むことを特徴とする撮像装置。
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