JP2009080437A - 投写レンズ及びプロジェクタ - Google Patents

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泰斗 黒田
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Abstract

【課題】投写レンズのフォーカス筒の回転作動感を向上させること。
【解決手段】固定筒18のヘリコイド雄ネジ23の一部領域を露呈する開口40をフォーカス筒14に形成する。ヘリコイド雄ネジ23の互いに隣り合うネジ山41,42の間に金属球43を配置する。金属球43を回転自在に保持するとともに、金属球43を隣り合うネジ山41,42に押し付ける板バネ44をフォーカス筒14に設ける。金属球43の直径L1は、ネジ山41,42の歯底の間隔LAよりも大きい。
【選択図】図3

Description

本発明は、フォーカスレンズが組み込まれるとともに固定筒とヘリコイド結合された可動筒を備える投写レンズ、及びこの投写レンズを有するプロジェクタに関する。
スクリーンに画像を表示するプロジェクタが知られている。プロジェクタは、画像光を生成する画像生成部と、生成された画像光をスクリーンに投写する投写レンズとを有する。投写レンズは、複数のレンズ群を有しており、これらのレンズ群を光軸方向に移動させることによりピント合わせと変倍とを行っている。
投写レンズとして、スクリーンに最も近い側のレンズ群がフォーカスレンズ群になっている前玉フォーカス調整式のものがよく知られている(例えば、特許文献1参照)。前玉フォーカス調整式の投写レンズは、フォーカスレンズ群が組み込まれたフォーカス筒(可動筒)と、残りのレンズ群が組み込まれた固定筒とを有し、フォーカス筒と固定筒とがヘリコイド結合する構成になっており、フォーカス筒が回転するとフォーカスレンズ群が光軸方向に移動してピント合わせが行われる。
コストを抑えたプロジェクタでは、フォーカス筒を手動で回転操作することによりピント合わせを行う構成になっている。このような投写レンズを製造するにあたっては、フォーカス筒を回転操作するときに軽過ぎず且つ重過ぎない適度な操作感を達成することが好ましい。フォーカス筒及び固定筒は金型成形するが、従来では、金型の修正を繰り返して成形精度を向上させるとともに、ヘリコイド結合の部分に塗り込むグリスの粘度を調整することにより、適度な操作感を達成していた。
特開2005−331791号公報
しかしながら、従来のように、フォーカス筒及び固定筒を成形する金型を繰り返し修正する作業には多くの手間及び時間がかかり、製造コストが上昇するとともに製造期間が長くなるという問題があった。また、フォーカス筒及び固定筒のヘリコイド結合部分に塗り込むグリスの粘度を調整してフォーカス筒の操作感を向上させる技術では、操作感を調整できる範囲に限界があるとともに、グリスの量が増加すると汚れの原因になるという問題があった。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、フォーカス筒(可動筒)の回転操作感を向上させるとともに、製造コストを抑え製造期間を短くすることができる投写レンズ及びプロジェクタを提供することを目的とする。
本発明は、固定筒にヘリコイド結合されるとともにフォーカスレンズが組み込まれた可動筒を有し、画像光をスクリーンに拡大投写する投写レンズに関し、前記固定筒及び可動筒のいずれか一方の筒に形成されたヘリコイド雄ネジの一部領域を露呈する露呈手段と、露呈されたヘリコイド雄ネジの互いに隣り合うネジ山の間に配置された金属球と、他方の筒に設けられ、前記金属球を前記隣り合うネジ山に押し付ける弾性部材と、を備えることを特徴とする。
前記露呈手段は前記他方の筒の一部を切り欠いて形成された開口であることが好ましい。
本発明のプロジェクタは、上記の投写レンズを有することを特徴とする。
本発明によれば、固定筒及び可動筒のいずれか一方の筒に形成されたヘリコイド雄ネジの互いに隣り合うネジ山に、他方の筒に設けられた弾性部材により金属球を押し付けるので、固定筒と可動筒のガタがなくなり可動筒の回転操作感が向上する。また、弾性部材の弾性力を調整することにより回転操作感を簡単に調整することができる。この構成により、固定筒及び可動筒の金型成形時に従来ほど成形精度が要求されないことから、製造コストを抑え製造期間を短くすることができる。
図1に示すように、プロジェクタ10は、プロジェクタ本体11と、投写レンズ12とから構成される。プロジェクタ本体11には、白色光を発する光源、3原色(赤、緑、青)に対応した透過型液晶素子、及びクロスダイクロイックプリズムなどが内蔵されている。光源からの白色光は3原色光に分離されてから各色に対応した透過型液晶素子にそれぞれ入射されて各色の画像光となり、これらの各色の画像光はクロスダイクロイックプリズムで合成されてから投写レンズ12に入射される。投写レンズ12は入射した合成画像光をスクリーンに拡大投映する。
図2に示すように、投写レンズ12は、前玉フォーカス調整式であり、フォーカスレンズ群(第1レンズ群)13が組み込まれたフォーカス筒(可動筒)14と、第2レンズ群15、第3レンズ群16、及び第4レンズ群17が組み込まれた固定筒18と、カム筒19と、フォーカス筒14に固定されたフォーカスリング20と、カム筒19に固定されたズームリング21などを備えている。
フォーカスリング20が回転操作されると、フォーカスレンズ群13が光軸方向に移動してフォーカシングが行われ、ズームリング21が回転操作されると、第2レンズ群15及び第3レンズ群16がそれぞれ光軸方向に移動してズーミングが行われる構成になっている。
フォーカス筒14及び固定筒18はヘリコイド結合している。フォーカス筒14の後部内周には、ヘリコイド雌ネジ23が形成されている。固定筒18の前部外周には、ヘリコイド雌ネジ23に螺合するヘリコイド雄ネジ24が形成されている。操作突起20aが把持されてフォーカスリング20が回転操作されると、フォーカス筒14が固定筒18に対して回転しながら光軸方向に移動することにより、フォーカスレンズ群13が光軸方向に移動する。
固定筒18には光軸22に沿って直進カム溝25が形成され、カム筒19の内周には周方向に回転カム溝26,27が形成されている。これらの直進カム溝25及び回転カム溝26,27は、光軸22を中心にして120度の等角度で3個ずつ形成されている。
第2レンズ群15はレンズ枠28に保持されている。レンズ枠28の外周には、直進カム溝25を介して回転カム溝26に挿入される3個のカムフォロワ29が取り付けられている。また、第3レンズ群16はレンズ枠30に保持されている。レンズ枠30の外周には、直進カム溝25を介して回転カム溝27に挿入される3個のカムフォロワ31が取り付けられている。操作突起21aが把持されてズームリング21が回転操作されると、カム筒19が回転し、回転カム溝26がカムフォロワ29を押すとともに回転カム溝27がカムフォロワ31を押す。各カムフォロワ29,31は直進カム溝25により回転止めされており、カムフォロワ29及びレンズ枠28と共に第2レンズ群15が光軸方向に移動し、カムフォロワ31及びレンズ枠30と共に第3レンズ群16が光軸方向に移動する。
第4レンズ群17はレンズ枠32に保持されており、レンズ枠32は固定筒18の内周に固定されている。
図3及び図4に示すように、フォーカス筒14において、ヘリコイド雌ネジ23が形成されている領域のうち、一部領域が矩形状に切り欠かれて開口40が形成されている。この開口40からヘリコイド雄ネジ24の一部領域が露呈している。なお、図3及び図4では、便宜上、フォーカスリング20、ズームリング21、カム筒19などの図示を省略している。
開口40から露呈したヘリコイド雄ネジ24のうち互いに隣り合うネジ山41,42の間に金属球43が配置されている。金属球43としては例えば鋼球を用いる。金属球43は板バネ(弾性部材)44によって、隣り合うネジ山41,42の、互いに向かい合う傾斜面41a,42aに押し付けられている。
板バネ44は光軸方向に延びて2回折り曲げられている。板バネ44の基端部はネジ45によりフォーカス筒14の外周面に固定されている。板バネ44の先端部は金属球43の上部に沿うように形成された金属球保持部44aになっている。金属球保持部44aは、金属球43を回転可能に保持しながら、金属球43をネジ山41,42に押え付けている。板バネ44は金属球43を固定筒18の径方向に付勢している。
金属球43の直径をL1とし、隣り合うネジ山41,42の歯底の間隔をLAとするとき、金属球43はL1>LAの条件を満たしている。この場合には、各傾斜面41a,42aの角度が一定角度以上であれば、金属球43は隣り合うネジ山41,42の両方に接触して金属球43が安定し、これによりフォーカス筒14及び固定筒18の間のガタがなくなる。さらに、隣り合うネジ山41,42の歯先の間隔をLBとするとき、金属球43はLB>L1>LAの条件を満たすことが好ましい。この場合には、各傾斜面41a,42aの角度が一定角度以上であれば、金属球43は隣り合うネジ山41,42の傾斜面41a,42aに面接触し、金属球43がさらに安定し、これによりフォーカス筒14及び固定筒18の間のガタを確実になくすことができる。
上記構成のプロジェクタ10のフォーカス動作について説明する。操作突起21aを把持してフォーカスリング20を回転させると、フォーカス筒14が回転しながら光軸方向に移動する。このとき、フォーカス筒14と共に板バネ44が移動し、隣り合うネジ山41,42に押し付けられた金属球43は隣り合うネジ山41,42の間を回転しながら移動する。これにより、フォーカス筒14及び固定筒18の間のガタをなくすとともに、フォーカス筒14の回転操作感を向上させることができる。
フォーカス筒14の回転操作感が良好でないときには、板バネ44に力を加えて変形するか、または別の板バネに交換して、弾性力を調整することにより、フォーカス筒14の回転操作感を良好にすることができる。このように、フォーカス筒14の回転操作感が簡単に調整できる。
投写レンズ12の製造時において、フォーカス筒14及び固定筒18の金型成形時には、従来ほど成形精度が要求されないことから、製造コストを抑え製造期間を短くすることができる。
なお、上記実施形態では、金属球43を押え付けるために板バネ44を用いたが、この替わりに他の弾性部材を用いてもよい。例えば、図5に示すように、開口40に保持板100を渡し、保持板100の下面にコイルバネ101を設け、このコイルバネ101によって金属球43を隣り合うネジ山41,42に押し付けてもよい。
上記実施形態では、フォーカス筒14が固定筒18を外側から覆う構造にし、固定筒18にヘリコイド雄ネジ24を形成し、フォーカス筒14にヘリコイド雄ネジ24の一部領域を露呈させる開口40を形成したが、これとは逆に、固定筒がフォーカス筒を外側から覆う構造にし、フォーカス筒にヘリコイド雄ネジを形成し、固定筒にヘリコイド雄ネジの一部領域を露呈させる開口を形成してもよい。
上記実施形態では、フォーカス筒14に開口40を形成することによりヘリコイド雄ネジ24の一部領域を露呈させたが、特に開口40を形成しなくとも、予めフォーカス筒14の端から、固定筒18のヘリコイド雄ネジを露呈させておき、この露呈した部分に金属球を押し付ける構成にしてもよい。この場合、フォーカス筒14の端から、固定筒18のヘリコイド雄ネジを露呈させる構成が、露呈手段となる。
上記実施形態では、フォーカス筒は手動で回転する構成であったが、自動で回転する構成であってもよい。上記実施形態では、板バネ44は光軸方向に延ばして配置したが、周方向に延ばして配置してもよい。
上記実施形態では3板式のプロジェクタを用いて説明したが、1板式のプロジェクタや2板式のプロジェクタなど、他の駆動方式のプロジェクタに本発明を適用してもよい。また、上記実施形態では、表示パネルとして透過型液晶素子を用いたが、反射型液晶素子やDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)など、他の表示パネルを用いてもよい。
プロジェクタの外観斜視図である。 投写レンズの断面図である。 金属球周辺の構成を示す断面図である。 フォーカス筒及び固定筒を上方から見た図である。 コイルバネを用いた場合の金属球周辺の構成を示す断面図である。
符号の説明
10 プロジェクタ
12 投写レンズ
13 フォーカスレンズ群
14 フォーカス筒
18 固定筒
24 ヘリコイド雄ネジ
40 開口
43 金属球
44 板バネ

Claims (3)

  1. 固定筒にヘリコイド結合されるとともにフォーカスレンズが組み込まれた可動筒を有し、画像光をスクリーンに拡大投写する投写レンズにおいて、
    前記固定筒及び可動筒のいずれか一方の筒に形成されたヘリコイド雄ネジの一部領域を露呈する露呈手段と、
    露呈されたヘリコイド雄ネジの互いに隣り合うネジ山の間に配置された金属球と、
    他方の筒に設けられ、前記金属球を前記隣り合うネジ山に押し付ける弾性部材と、を備えることを特徴とする投写レンズ。
  2. 前記露呈手段は前記他方の筒の一部を切り欠いて形成された開口であることを特徴とする請求項1記載の投写レンズ。
  3. 請求項1または2記載の投写レンズを有することを特徴とするプロジェクタ。
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