JP2021070389A - 乗員拘束装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の第1実施形態に係る乗員拘束装置10を採用した車両100の一例について図1〜図15を用いて説明する。なお、図中に示す矢印Hは車両上下方向であって鉛直方向を示し、矢印Lは車両の進行方向である車両前後方向であって水平方向を示し、矢印Wは車両幅方向であって水平方向を示す。
車両100は、図8に示されるように、車室内100aに、乗員を車両100の衝突時に拘束する乗員拘束装置10を備えている。
テーブル12は、図6、図8に示されるように、車両上方から見て、円形状とされており、テーブル板12aと、上下方向に延びて先端がテーブル板12aの裏面に取り付けられ、基端が車両100のフロアパネル110に取り付けられた円柱状の支柱12bとを備えている。
シート16は、図5に示されるように、4個設けられており、テーブル12を間に置いて車両前後方向に向かい合うように2個配置され、テーブル12を間に置いて車両幅方向に向かい合うように2個配置されている(図5参照)。夫々のシート16は、図1に示されるように、シート16に着座した乗員の大腿部を支持するシートクッション42と、着座した乗員の背部を支持するシートバック44と、支柱46とを備えている。
支持ユニット36は、図6に示されるように、金属材料を用いて形成された環状部材38と、金属材料を用いて形成され、環状部材38を支持する4個の支柱40とを備えている。
エアバッグ装置50は、図4に示されるように、テーブル12に備えられたテーブル板12aの上方を向いた上面14aに対して下方に配置され、夫々のシート16に対応して夫々個別に備えられている。具体的には、エアバッグ装置50は、図5に示されるように、車両上方から見て、シートバック44に対向して夫々配置されている。
エアバッグ本体52は、図1、図7に示されるように、金属製の筐体52aと、筐体52aの内部に配置されたインフレータ52bと、筐体52aの内部に配置された袋状のバッグ52cとを有している。このように、バッグ52cは、シート16に対応して夫々個別に備えられている。バッグ52cは、突出部材の一例である。
被覆部材70は、樹脂材料を用いて形成されており、図1、図7に示されるように、筐体52aの開口をシート16側から覆う蓋部72と、蓋部72の下端に連結されると共に筐体52aの下面を下方から覆う底板74を有している。さらに、被覆部材70は、底板74から立ち上がると共に筐体52aの側面を側方から覆う側板76(図4参照)を有している。なお、側板76と蓋部72とは、連結されていない。
ブラケット56は、図1、図7に示されるように、環状部材38とエアバッグ本体52との間に配置されており、環状部材38に溶接によって取り付けられた金属製の取付具58と、筐体52aに溶接によって取り付けられた金属製の取付具60とを備えている。さらに、ブラケット56は、取付具58と取付具60とを連結させる連結ボルト62を備えている。
加速度センサ20は、図8に示されるように、車両100のフロアパネル110の下面に取り付けられている。そして、加速度センサ20は、車両100に作用する加速度と、加速度が車両100に作用した方向とを検出するようになっている。
制御部30は、図9に示されるように、加速度センサ20の検出結果、及び着座センサ26の検出結果に基づいて、夫々のインフレータ52bの点火装置の作動、不作動を制御する。なお、制御部30の各部に対する制御については、後述する作用と共に説明する。
次に、乗員拘束装置10の作用について、比較形態に係る乗員拘束装置610と比較しつつ説明する。先ず、比較形態に係る乗員拘束装置610の構成について、乗員拘束装置10と異なる部分を主に説明する。
比較形態に係る乗員拘束装置610について、図10〜図15を用いて説明する。乗員拘束装置610は、図13に示されるように、車室内100aに配置されたテーブル612と、テーブル612の周りに配置された複数のシート16と、エアバッグ装置650と、加速度センサ20と、各部を制御する制御部630(図15参照)とを備えている。なお、乗員拘束装置610には、着座センサは備えられていない。
テーブル612は、車両上方から見て、円形状とされており、テーブル板612aと、上下方向に延びて先端がテーブル板612aの裏面に取り付けられ、基端が車両100のフロアパネル110に取り付けられた円柱状の支柱612bと備えている。
エアバッグ装置650は、図10、図12に示されるように、エアバッグ本体652を備えている。
制御部630は、図15に示されるように、加速度センサ20の検出結果に基づいて、インフレータ652bの点火装置の作動、不作動を制御する。なお、制御部630の各部に対する制御については、後述する作用と共に説明する。
−乗員拘束装置610の作用−
車両100が走行している状態で、衝突対象物に衝突した場合、又は車両100が停車している状態で、衝突対象物によって追突された場合には、車両100に加速度が作用する。加速度センサ20は、車両100に作用した加速度と、加速度が作用した方向とを検出する。
車両が走行可能状態となると、図9に示す制御部30は、シート16に乗員が着座したか否かの着座情報を、着座センサ26からシート16毎に取得する。なお、この着座情報については、車両が走行可能状態である場合は、随時更新される。また、「走行可能状態」とは、自動運転車両の場合には、車両が交通状況等を認知して、運転に関わる操作を制御できる状態であって、手動運転車両の場合には、イグニッションスイッチをONにした状態である。
以上説明したように、予め決められた以上の加速度が車両100に作用すると、テーブル12の上面14aに対して下方からシート16のシートバック44に向かってバッグ52cが膨出する(突出する)。これにより、これにより乗員の腹部及び大腿部が、バッグ52cによってシート16に拘束(規制)される。換言すれば、乗員拘束装置10では、バッグ652cがテーブル612の上面616の上方のみに広がるように膨張する乗員拘束装置610の場合と比して、テーブル12の周りに配置されたシート16に着座している乗員の拘束性能を向上させることができる。
(構成)
本発明の第2実施形態に係る乗員拘束装置210の一例について、図16〜図18を用いて説明する。第2実施形態に係る乗員拘束装置210については、第1実施形態の乗員拘束装置10と異なる部分を主に説明する。
突出装置250は、図16に示されるように、テーブル12に備えられたテーブル板12aの上方を向いた上面14aに対して下方に配置され、夫々のシート16に対応して夫々個別に設けられている。具体的には、突出装置250は、車両上方から見て、シートバック44に対向して夫々配置されている。
本体252は、図16、図18(A)に示されるように、樹脂製の筐体254と、筐体254の内部に配置された付勢部材256と、シートバック44に向かって突出する発泡体状の突出部材258と、突出部材258を支持する支持板260とを備えている。さらに、本体252は、突出機構262を備えている。
ブラケット280は、図16、図18(A)に示されるように、金属製で断面H状とされ、環状部材38と本体252との間に配置されている。そして、ブラケット280は、環状部材38に溶接によって取り付けられており、本体252の筐体254に図示せぬ取付具によって取り付けられている。
次に、乗員拘束装置210の作用について説明する。
以上説明したように、突出部材258は、発泡体状で、付勢力が作用することで移動してシート16のシートバック44に向かって突出する。このため、中身がつまった中実部材である場合と比して、突出部材258が乗員に接触したときの乗員への衝撃を緩和することができる。
(構成)
本発明の第3実施形態に係る乗員拘束装置310の一例について、図19を用いて説明する。第3実施形態に係る乗員拘束装置310については、第1実施形態の乗員拘束装置10と異なる部分を主に説明する。
テーブル312は、車両上方から見て、車両前後方向に延びる矩形状とされており、テーブル板312aと、上下方向に延びて先端がテーブル板312aの裏面に取り付けられ、基端が車両100のフロアパネルに取り付けられた円柱状の支柱312bとを備えている。
支持ユニット336は、金属材料を用いて形成された環状部材338と、金属材料を用いて形成され、環状部材338を支持する4個の支柱340とを備えている。
12 テーブル
14a 上面
16 シート
26 着座センサ
42 シートクッション
44 シートバック
52c バッグ(突出部材の一例)
210 乗員拘束装置
258 突出部材
310 乗員拘束装置
312 テーブル
Claims (6)
- 車室内に設けられたテーブルと、
シートクッションとシートバックとを有するシートであって、前記シートクッションを間に置いて前記テーブルの反対側に前記シートバックが位置するように前記テーブルの周りに配置された前記シートと、
予め決められた以上の加速度が車両に作用すると、前記テーブルの上面に対して下方から前記シートバックに向かって突出する突出部材と、
を備える乗員拘束装置。 - 前記テーブルの周りには、複数の前記シートが配置され、
前記突出部材は、前記シートに対応して夫々備えられ、
前記加速度が車両に作用すると、前記加速度が車両に作用した方向に対して反対方向に向いて乗員が着座するように配置された前記シートに対応した前記突出部材が、前記シートバックに向かって突出する請求項1に記載の乗員拘束装置。 - 乗員が前記シートに着座しているか否かを検出する着座センサを備え、
前記テーブルの周りには、複数の前記シートが配置され、
前記突出部材は、前記シートに対応して夫々備えられ、
前記加速度が車両に作用すると、前記着座センサによって乗員の着座が検出された前記シートに対応した前記突出部材が、前記シートバックに向かって突出する請求項1に記載の乗員拘束装置。 - 乗員が前記シートに着座しているか否かを検出する着座センサを備え、
前記テーブルの周りには、複数の前記シートが配置され、
前記突出部材は、前記シートに対応して夫々備えられ、
前記加速度が車両に作用すると、前記着座センサによって乗員の着座が検出され、かつ、前記加速度が車両に作用した方向に対して反対方向に向いて乗員が着座するように配置された前記シートに対応した前記突出部材が、前記シートバックに向かって突出する請求項1に記載の乗員拘束装置。 - 前記突出部材は、袋状で、前記シートバックに向かって膨出する請求項1〜4の何れか1項に記載の乗員拘束装置。
- 前記突出部材は、発泡体状で、前記シートバックに向かって突出する請求項1〜4の何れか1項に記載の乗員拘束装置。
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