JP2021067793A - クリアトナーの量を決定する画像形成システム - Google Patents

クリアトナーの量を決定する画像形成システム Download PDF

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達法 伊澤
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Abstract

【課題】画像に対して光沢を付加する【解決手段】印刷媒体の画像領域にクリアトナーCを塗布する光沢付加装置を備え、前記光沢付加装置は、トナーTを含む印刷媒体を搬送する搬送装置と、前記トナーTの総付着量に基づいて塗布するクリアトナーCの量を決定する制御部と、前記印刷媒体の前記画像領域に、前記決定された量に応じて前記クリアトナーCを塗布する塗布装置と、を備える。制御部は、前記クリアトナーCが加熱された後に前記印刷媒体が前記搬送装置から離間することを防ぐ前記クリアトナーCの接着特性に基づいて前記クリアトナーCの量を決定する。【選択図】図5

Description

画像に対して光沢を付加する光沢付加装置が設けられた画像形成システムが知られている。光沢付加装置では、印刷媒体に付着したトナーを加熱及び加圧することによってトナーを再溶融する。再溶融したトナーは無端ベルトに密着した状態で冷却される。このように再溶融したトナーが冷却されることにより、画像に光沢が付加される。
図1は、本明細書に開示された種々の例を実施するために使用することができる例示的な画像形成システムの概略構成図である。 図2は、図1の画像形成システムの例示的な光沢付加装置を模式的に示す図である。 図3は、図2の光沢付加装置によって画像領域にクリアトナーが現像された印刷媒体の例を示す図である。 図4は、図2の光沢付加装置によって画像領域にクリアトナーが現像された印刷媒体の図3とは異なる例を示す図である。 図5は、図4の画像領域のトナーとクリアトナーとを示す例示的な断面図である。 図6は、図4の画像領域のトナーとクリアトナーとを示す図5とは異なる例示的な断面図である。 図7は、トナーの付着量と印刷媒体の接着率との関係の例を示すグラフである。
以下、図面に基づいて説明するにあたり、同一の要素、又は同一の機能を有する類似する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図1は、例示的な画像形成システムの概略構成を示す図である。図1に示す画像形成システム1は、例えば、マゼンタ、イエロー、シアン及びブラックの各色を用いてカラー画像を形成する装置である。画像形成システム1は、例えば、記録媒体である印刷媒体Pを搬送する搬送装置10と、静電潜像を現像する現像装置20と、トナー像を印刷媒体Pに転写する転写装置30と、表面(周面)に静電潜像が形成される像担持体40と、トナー像を印刷媒体Pに定着させる定着装置50と、印刷媒体Pを排出する排出装置60と、光沢付加装置70とを備える。
搬送装置10は、例えば、画像が形成される記録媒体としての印刷媒体Pを搬送経路R1上で搬送する。印刷媒体Pは、例えば、カセットKに積層されて収容され、給紙ローラ11にピックアップされて搬送される。搬送装置10は、例えば、印刷媒体Pに転写されるトナー像が転写ニップ部R2に到達するタイミングで、搬送経路R1を介して転写ニップ部R2に印刷媒体Pを到達させる。
現像装置20は、例えば、色ごとに4個設けられる。各現像装置20は、例えば、トナーを像担持体40に担持させる現像剤担持体24を備える。現像装置20では、例えば、現像剤として、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤を用いる。つまり、現像装置20では、トナーとキャリアを所望の混合比になるように調整し、トナー及びキャリアを混合撹拌してトナーを均一に分散させる。これにより、最適な帯電量が付与された現像剤が調整される。この現像剤は、現像剤担持体24に担持される。現像剤担持体24は、回転することにより現像剤を像担持体40と対向する領域まで搬送する。そして、現像剤担持体24に担持された現像剤のうちのトナーが像担持体40の周面上に形成された静電潜像に移動し、静電潜像が現像される。
転写装置30は、例えば、像担持体40に現像されたトナー像を印刷媒体Pに二次転写する転写ニップ部R2に搬送する。転写装置30は、例えば、像担持体40からトナー像が一次転写される転写ベルト31と、転写ベルト31を懸架する懸架ローラ34,35,36,37と、像担持体40と共に転写ベルト31を挟持する一次転写ローラ32と、懸架ローラ37と共に転写ベルト31を挟持する二次転写ローラ33とを備える。
転写ベルト31は、例えば、懸架ローラ34,35,36,37により循環移動する無端状のベルトである。懸架ローラ34,35,36,37は、それぞれの軸線周りに回転可能なローラである。懸架ローラ37は、例えば、軸線周りに回転駆動する駆動ローラである。懸架ローラ34,35,36は、例えば、懸架ローラ37の回転駆動により従動回転する従動ローラである。一次転写ローラ32は、例えば、転写ベルト31の内周側から像担持体40を押圧するように設けられる。二次転写ローラ33は、例えば、転写ベルト31を挟んで懸架ローラ37と平行に配置されて、転写ベルト31の外周側から懸架ローラ37を押圧するように設けられる。これにより、二次転写ローラ33は、転写ベルト31との間に転写ニップ部R2を形成する。
像担持体40は、静電潜像担持体又は感光体ドラム等とも呼ばれる。像担持体40は、例えば、色ごとに4個設けられる。各像担持体40は、例えば、転写ベルト31の移動方向に沿って並ぶように配置される。像担持体40の周面には、例えば、現像装置20と、帯電ローラ41と、露光ユニット42と、クリーニング装置43とが対向している。
帯電ローラ41は、例えば、像担持体40の周面を所定の電位に均一に帯電させる帯電手段である。帯電ローラ41は、例えば、像担持体40の回転に追従して動く。露光ユニット42は、例えば、帯電ローラ41によって帯電した像担持体40の周面を、印刷媒体Pに形成する画像に応じて露光する。これにより、像担持体40の周面のうち露光ユニット42により露光された部分の電位が変化し、静電潜像が形成される。4個の現像装置20は、例えば、それぞれの現像装置20に対向して設けられたトナータンクNから供給されたトナーによって像担持体40に形成された静電潜像を現像し、トナー像を生成する。各トナータンクN内には、それぞれ、例えば、マゼンタ、イエロー、シアン及びブラックのそれぞれのトナーが充填される。クリーニング装置43は、例えば、像担持体40上に形成されたトナーが転写ベルト31に一次転写された後に像担持体40上に残存するトナーを回収する。
定着装置50は、例えば、加熱及び加圧が行われる定着ニップ部R3に印刷媒体Pを通過させることで、転写ベルト31から印刷媒体Pに二次転写されたトナー像を印刷媒体Pに定着させる。定着装置50は、例えば、印刷媒体Pを加熱する加熱ローラ52と、加熱ローラ52を押圧して回転駆動する加圧ローラ54とを備える。加熱ローラ52及び加圧ローラ54は、例えば、円筒状に形成されており、加熱ローラ52は内部にハロゲンランプ等の熱源を備える。加熱ローラ52と加圧ローラ54との間には接触領域である定着ニップ部R3が設けられ、定着ニップ部R3に印刷媒体Pを通過させることにより、トナー像を印刷媒体Pに溶融定着させる。
排出装置60は、例えば、定着装置50によりトナー像が定着された印刷媒体Pを装置外部へ排出するための排出ローラ62,64を備える。画像形成システム1は、更に、画像形成システム1における湿度を測定する湿度センサ66、及び印刷媒体Pの厚さを検出する厚さ検出センサ67の少なくともいずれかを備えていてもよい。
続いて、画像形成システム1による印刷工程の一例について説明する。画像形成システム1の制御部に被記録画像の画像信号が入力されると、給紙ローラ11が回転して、カセットKに積層された印刷媒体Pがピックアップされて搬送される。そして、帯電ローラ41により像担持体40の周面を所定の電位に均一に帯電させる(帯電工程)。その後、受信した画像信号に基づいて、露光ユニット42により像担持体40の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する(露光工程)。
現像装置20では、静電潜像が現像されてトナー像が形成される(現像工程)。こうして形成されたトナー像は、像担持体40と転写ベルト31とが対向する領域において、像担持体40から転写ベルト31へ一次転写される(転写工程)。転写ベルト31には、4個の像担持体40上に形成されたトナー像が順次積層されて、1つの積層トナー像が形成される。そして、積層トナー像は、懸架ローラ37と二次転写ローラ33とが対向する転写ニップ部R2において、搬送装置10から搬送された印刷媒体Pに二次転写される。
積層トナー像が二次転写された印刷媒体Pは、定着装置50へ搬送される。そして、定着装置50は、印刷媒体Pが定着ニップ部R3を通過するときに、印刷媒体Pを加熱ローラ52と加圧ローラ54との間で加熱及び加圧することにより、積層トナー像を印刷媒体Pに溶融定着させる(定着工程)。その後、印刷媒体Pは、排出ローラ62,64によって光沢付加装置70に排出される。
光沢付加装置70は、例えば、定着装置50によりトナー像が定着された印刷媒体Pに光沢を付加するフォトフィニッシングシステムである。一例として、光沢付加装置70は、印刷媒体Pの搬送方向における排出装置60の下流側に配置されている。しかしながら、光沢付加装置70は、定着装置50と排出装置60との間に配置されていてもよいし、排出装置60に装着されていてもよい。画像形成システム1は、例えば、光沢印刷モードと通常印刷モードとを有する。
光沢印刷モードは、定着装置50によりトナー像が定着された印刷媒体Pを光沢付加装置70に供給するモードである。光沢印刷モードでは、トナー像に光沢を付加するために塗布されるクリアトナーCの量が調整され、例えば、塗布するクリアトナーCの量は細かく調整することが可能である。通常印刷モードは、例えば、定着装置50によりトナー像が定着された印刷媒体Pを光沢付加装置70に供給せずに排出するモードである。光沢印刷モードと通常印刷モードとは、例えば、ユーザの設定により切り替えることができる。
図2に示されるように、例示的な光沢付加装置70は、クリアトナーCの量を制御する制御部75と、クリアトナーCを塗布する塗布装置80と、光沢付加部90とを備える。塗布装置80は、印刷媒体Pにおける画像M(CMYK画像)が形成された面である画像面に対してクリアトナーCを転写する。塗布装置80は、例えば、現像装置81(現像機)と、像担持体82と、転写ローラ83とを有する。
現像装置81は、例えば、クリアトナーCを像担持体82に担持させる現像剤担持体(不図示)を含んでいる。像担持体82では、例えば、現像装置81の当該現像剤担持体に担持された現像剤のうちのクリアトナーCが像担持体82の周面上に形成された静電潜像に移動することにより、静電潜像が現像される。像担持体82の周面上には、現像装置81の他に、帯電ローラ、露光ユニット又はクリーニング装置(いずれも不図示)が対向していてもよい。
転写ローラ83は、像担持体82に対向すると共に軸線周りに回転するローラであり、像担持体82を押圧するように設けられている。像担持体82と転写ローラ83とが対向する領域において、印刷媒体PにクリアトナーCが転写される。クリアトナーCは印刷媒体Pの画像の光沢を変化させるために設けられる。制御部75は、塗布装置80が塗布するクリアトナーCの量を決定する。例えば、クリアトナーCの量が多いほど印刷媒体Pの画像の光沢が強くなり、クリアトナーCの量が少ないほど印刷媒体Pの画像の光沢が弱くなる。
光沢付加部90は、印刷媒体Pの搬送方向Dにおいて塗布装置80よりも下流側に配置されている。光沢付加部90は、塗布装置80によってクリアトナーCが塗布された後に、印刷媒体Pに対して再溶融処理、冷却処理及び剥離処理を行う。光沢付加部90は、例えば、印刷媒体Pを搬送する搬送ベルト91と、張架ローラ92と、加熱ローラ93と、加熱ローラ93を加圧する加圧ローラ94と、印刷媒体Pを冷却する冷却装置95とを備える。
搬送ベルト91は、例えば、印刷媒体Pを搬送する搬送装置である。搬送ベルト91の表面(印刷媒体Pが載せられる面)は平坦面であり、搬送ベルト91の当該平坦面を転写することにより印刷媒体Pの画像Mに光沢を付加する。張架ローラ92は、例えば、搬送ベルト91を内側から押圧して搬送ベルト91を懸架するローラである。張架ローラ92は、搬送方向Dにおいて加熱ローラ93、加圧ローラ94及び冷却装置95よりも下流側に配置されている。張架ローラ92の数は2以上であってもよい。加熱ローラ93は、例えば、搬送ベルト91を内側から押圧して搬送ベルト91を張架する。加圧ローラ94は、搬送ベルト91に対して加熱ローラ93とは反対側に配置されており、加熱ローラ93に搬送ベルト91を加圧するローラである。
張架ローラ92、加熱ローラ93及び加圧ローラ94は、従動ローラであってもよい。また、張架ローラ92、加熱ローラ93及び加圧ローラ94の少なくともいずれかが駆動ローラであってもよい。加熱ローラ93及び加圧ローラ94の間にはニップ部R4が形成されており、ニップ部R4を印刷媒体Pが通過することにより印刷媒体Pに形成された画像Mに熱及び圧力が加わると共に、クリアトナーC及び画像MのトナーTが再溶融する(再溶融処理)。
上記の再溶融処理によって、搬送ベルト91の表面とトナーTとを接着させる。冷却装置95は、搬送方向Dにおける加熱ローラ93と張架ローラ92との間に配置されており、搬送ベルト91及び印刷媒体Pを冷却することによって再溶融されたトナーT及びクリアトナーCを冷却固化する(冷却処理)。冷却処理によって、搬送ベルト91の表面形状が画像Mに転写され、画像Mが平坦になる。冷却装置95は、例えば、ヒートシンク、冷却ファン、ヒートパイプ又はペルチェ素子である。光沢付加部90では、冷却装置95において冷却された印刷媒体Pが張架ローラ92において搬送ベルト91から剥離する(剥離処理)。
続いて、光沢付加装置70(塗布装置80)によるクリアトナーCの塗布の種々の態様について説明する。クリアトナーCは、例えば、画像Mから見て印刷媒体Pの反対側に塗布される。前述では、画像Mが光沢付加装置70に入る前に定着装置50によって定着済みである例について説明したが、画像Mは光沢付加装置70に入る前に定着済みでなくてもよい。
ところで、光沢付加装置70の光沢付加部90では、印刷媒体Pが加熱ローラ93によって加熱されてから印刷媒体Pが冷却装置95に達する前に、搬送ベルト91から印刷媒体Pが離間することがある。搬送ベルト91から印刷媒体Pが離間すると、溶融されたトナーTが平滑にならないことがあり、光沢がある画像が出力されなくなる可能性がある。そこで、例示的な光沢付加装置70では、クリアトナーCが有する接着力によって印刷媒体Pを搬送ベルト91に接着させる。
図3及び図4に示されるように、光沢付加装置70は、印刷媒体Pの略全面にクリアトナーCを塗布してもよいし、画像領域AのみにクリアトナーCを塗布してもよい。但し、図4のように、画像領域AのみにクリアトナーCを塗布する場合、クリアトナーCの消費量を低減させることができる。なお、「画像領域」は、例えば、光沢を持たせる対象の領域(光沢を出そうとする領域)を示している。例示的な「画像領域」は、光沢を付与する図形(光沢画像部分)、又はクリアトナーを付与する図形等の領域を含んでいてもよい。
例えば、図4に示されるように、画像領域Aがある箇所のみにクリアトナーCを塗布した場合、画像領域Aの角A1、又は画像領域Aの文字若しくは線のような画像領域AのエッジEに近い箇所では、クリアトナーCの接着力が弱くなって搬送ベルト91から印刷媒体Pが離間する可能性がある。
そこで、例示的な光沢付加装置70(制御部75)は、トナーTの総付着量が必要な付着量未満である画像領域AにクリアトナーCを塗布し、トナーT及びクリアトナーCの総付着量を上記必要な付着量以上とする。「総付着量」とは、印刷媒体Pに対する、トナーT、又はトナーT及びクリアトナーCの両方、の付着量を示している。「必要な付着量」とは、搬送装置(例えば搬送ベルト91)からの印刷媒体の離間が抑制されて搬送装置に対する印刷媒体の接着が維持される総付着量を示している。例えば、制御部75は、クリアトナーCが加熱された後、より具体的には、トナーT及びクリアトナーCが加熱されてから冷却されて固まる前に印刷媒体Pが搬送ベルト91の表面から離間されることを防ぐクリアトナーCの接着特性に基づいてクリアトナーCの量を決定する。すなわち、制御部75は、印刷媒体Pが搬送ベルト91の表面から離間しない程度の総付着量となるようにクリアトナーCの塗布量を決定する。
図5は、印刷媒体Pに形成される光沢画像B1におけるトナーT及びクリアトナーCの例を示している。図6は、印刷媒体Pに形成されると共に光沢画像B1の半分の光沢に調整された画像(以下では半光沢画像B2とする)におけるトナーT及びクリアトナーCの例を示している。例えば、光沢画像B1及び半光沢画像B2は、前述した光沢印刷モードによって得られた画像である。一例として、半光沢画像B2は、ユーザの調整によって光沢の最大量に対する半分の量が選択された場合に得られた画像である。半光沢画像B2は、一般部F(エッジE以外の部位)におけるクリアトナーCの量が、光沢画像における一般部FのクリアトナーCの量よりも少ない画像である。
例えば、図5に示される光沢画像B1において、エッジEにおけるクリアトナーCの高さH1は、一般部FにおけるクリアトナーCの高さH2の1.5倍以上である。エッジEにおけるクリアトナーCの単位面積当たりの量は、一般部FにおけるクリアトナーCの単位面積当たりの量の1.5倍以上であってもよい。一例として、一般部FにおけるクリアトナーCの単位面積当たりの量は0.6mg/cmであってもよいし、エッジEにおけるクリアトナーCの単位面積当たりの量は0.9mg/cm以上であってもよい。
エッジEにおけるクリアトナーCの単位面積当たりの量は0.7mg/cm以上であってもよい。また、エッジEと一般部Fとの間には一般部FからエッジEに遷移する遷移部Gが形成されており、遷移部GはエッジEから一般部Fに向かってクリアトナーCが斜めに延びている部位である。この遷移部Gにより、エッジEの天面E1とエッジE以外の一般部Fの天面F1とが滑らかに接続される。エッジEにおけるクリアトナーCの幅W1は、例えば、1mm以上であってもよいし、画像領域Aの1ドット以上の大きさであってもよい。
例えば、図6に示される半光沢画像B2において、エッジEにおけるクリアトナーCの高さH1は、一般部FにおけるクリアトナーCの高さH2の3倍以上である。エッジEにおけるクリアトナーCの単位面積当たりの量は一般部FにおけるクリアトナーCの単位面積当たりの量の3倍以上であってもよい。一例として、一般部FにおけるクリアトナーCの単位面積当たりの量は0.3mg/cmであってもよいし、エッジEにおけるクリアトナーCの単位面積当たりの量は0.9mg/cm以上であってもよい。エッジEにおけるクリアトナーCの単位面積当たりの量は0.7mg/cm以上であってもよい。また、光沢画像B1の場合と同様、エッジEと一般部Fとの間には遷移部Gが形成されている。なお、半光沢画像B2の場合、光沢画像B1と比較して遷移部Gの勾配が急であってもよい。
図4に示されるように、塗布装置80は、例えば、画像領域AのエッジEを検出し、エッジEに沿って延びる幅W2を有すると共に画像領域Aの周方向Xに沿って延びる領域YにクリアトナーCを塗布してもよい。具体例として、塗布装置80は、画像領域AのエッジEに対し、画像領域AのエッジE以外の一般部Fよりも多い量のクリアトナーCを塗布する。この場合、エッジEにより多くのクリアトナーCが塗布され、エッジEにおける印刷媒体Pの接着力を強くすることができるので、搬送ベルト91からの印刷媒体Pの離間を抑制することができる。
例えば、図1及び図2に示されるように、光沢付加装置70は、エッジ効果を用いてエッジEにより多くのクリアトナーCを塗布してもよい。エッジ効果は、像担持体82に形成された静電潜像の電気力線が静電潜像のエッジ部分に集中し、エッジ部分にクリアトナーCが集中することによって生じうる。エッジ効果は、一例として、像担持体82からの現像装置81の離間距離を長くして現像ギャップを生じさせることによって発生させることができる。この場合、エッジ効果によってエッジEに容易に多くのクリアトナーCを塗布することができる。
制御部75は、画像領域AのトナーTの量に応じて、塗布するクリアトナーCの量を決定してもよい。塗布装置80は、画像領域AのトナーTの量が多いときには、画像領域AのトナーTの量が少ないときと比較して少量のクリアトナーCを塗布してもよい。すなわち、画像領域AのトナーTの量が少ないときには、画像領域AのトナーTの量が多いときと比較してより多くのクリアトナーCを塗布してもよい。この場合、画像領域AのトナーTの量に応じて塗布されるクリアトナーCの量が決定されるので、搬送ベルト91に対する印刷媒体Pの強い接着力を維持することができる。
制御部75は、湿度センサ66によって測定された画像形成システム1の湿度に応じて塗布するクリアトナーCの量を調整してもよい。この場合、画像形成システム1の湿度が高くて印刷媒体Pにより強い接着力が必要となる場合であっても、より多くのクリアトナーCを塗布して確実に強い接着力を発揮することができる。
制御部75は、厚さ検出センサ67によって検出された印刷媒体Pの厚さに応じてクリアトナーCの量を調整してもよい。この場合、印刷媒体Pが厚くてより強い接着力が必要となる場合であっても、より多くのクリアトナーCを塗布して確実に強い接着力を発揮することができる。
例えば、塗布装置80は、単色トナー(例えばCMYKのいずれか一色)のベタ付着量を100%とした場合、当該ベタ付着量に対するトナーT及びクリアトナーCの総付着量の割合が180%以上となるようにクリアトナーCを塗布してもよい。この場合、図7に示されるように、搬送ベルト91に対する印刷媒体Pの接着率(%)を80%程度とすることができる。接着率とは、搬送ベルト91に対する印刷媒体Pの接着の割合を示しており、接着率が100%である場合には印刷媒体Pが搬送ベルト91に完全に接着していることを示している。
例えば、塗布装置80は、単色トナー(例えばCMYKのいずれか一色)のベタ付着量を100%とした場合、当該ベタ付着量に対するトナーT及びクリアトナーCの総付着量の割合が240%以上となるようにクリアトナーCを塗布してもよい。この場合、搬送ベルト91に対する印刷媒体Pの接着率(%)を90%以上とすることができ、接着力をより強くすることができる。
本明細書に記載の全ての側面、利点及び特徴は、必ずしも、いずれかひとつの特定の例、実施形態又は実施例により達成される又は含まれるわけではないと理解されるべきである。実際、本明細書において様々な例を記載し示したが、他の例についても配置及び詳細を変更することができることは明らかである。ここに請求される保護主題の精神及び範囲に包含される全ての変更及び変形が請求される。

Claims (15)

  1. 印刷媒体の画像領域にクリアトナーを塗布する光沢付加装置を備え、
    前記光沢付加装置は、
    トナーを含む印刷媒体を搬送する搬送装置と、
    前記トナーの総付着量に基づいて塗布するクリアトナーの量を決定する制御部と、
    前記印刷媒体の前記画像領域に、前記決定された量に応じて前記クリアトナーを塗布する塗布装置と、
    を備える画像形成システム。
  2. 前記制御部は、前記クリアトナーが加熱された後に前記印刷媒体が前記搬送装置から離間することを防ぐ前記クリアトナーの接着特性に基づいて前記クリアトナーの量を決定する、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記塗布装置は、前記画像領域のエッジから前記画像領域の内側に延びる幅を有すると共に前記画像領域の周方向に沿って延びる領域に前記クリアトナーを塗布する、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記塗布装置は、単色トナーのベタ付着量に対する前記トナー及び前記クリアトナーの総付着量の割合が180%以上となるように前記クリアトナーを塗布する、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  5. 前記塗布装置は、単色トナーのベタ付着量に対する前記トナー及び前記クリアトナーの総付着量の割合が240%以上となるように前記クリアトナーを塗布する、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  6. 前記塗布装置は、前記画像領域のエッジに対し、前記画像領域のエッジ以外の領域よりも多い量の前記クリアトナーを塗布する、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  7. 前記塗布装置は、エッジ効果を用いて前記クリアトナーを塗布する、
    請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記塗布装置は、現像ギャップによって前記エッジ効果を生じさせる、
    請求項7に記載の画像形成システム。
  9. 前記塗布装置は、前記エッジ、及び前記エッジ以外の領域に前記クリアトナーを塗布し、
    前記塗布装置は、前記エッジに対し、前記エッジ以外の領域の1.5倍以上の前記クリアトナーを塗布する、
    請求項6に記載の画像形成システム。
  10. 前記塗布装置は、前記エッジ、及び前記エッジ以外の領域に前記クリアトナーを塗布し、
    前記塗布装置は、前記エッジに対し、前記エッジ以外の領域の3倍以上の前記クリアトナーを塗布する、
    請求項6に記載の画像形成システム。
  11. 前記塗布装置は、前記画像領域のエッジにおける前記総付着量が0.7mg/cm以上となるように前記クリアトナーを塗布する、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  12. 前記塗布装置は、前記エッジから前記画像領域の内側に延びる前記幅が前記画像領域の1ドット以上の大きさとなるように前記クリアトナーを塗布する、
    請求項3に記載の画像形成システム。
  13. 前記制御部は、前記画像領域のトナーの量に応じて、塗布する前記クリアトナーの量を調整し、
    前記塗布装置は、前記画像領域のトナーの量が多いときには、前記画像領域のトナーの量が少ないときと比較してより少量の前記クリアトナーを塗布する、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  14. 湿度センサを備え、
    前記制御部は、前記湿度センサによって測定された湿度に応じて塗布する前記クリアトナーの量を調整する、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  15. 印刷媒体の厚さを検出する厚さ検出センサを備え、
    前記制御部は、前記厚さ検出センサによって検出された前記印刷媒体の厚さに応じて前記クリアトナーの量を調整する、
    請求項1に記載の画像形成システム。
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