JP2021067711A - 眼鏡 - Google Patents

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和司 高橋
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Abstract

【課題】鼻パッド部の着脱が容易であり、且つ、鼻パッド部の位置を容易に調整することも可能な眼鏡を提供する。【解決手段】一対のレンズLが取り付けられたフロント部1と、フロント部1の左右の端部にそれぞれ設けられたテンプル部2と、フロント部1に対して着脱自在な右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bと、を備え、フロント部1のブリッジ10には上下方向に延びるレール部12が左右に設けられており、右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bが、それぞれ、装着者の鼻に当接されるパッド部と、パッド部に取り付けられた基部とからなり、基部にはレール部12に取り付け可能な案内溝部が設けられており、右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bの基部を、その案内溝部を介して、それぞれ対応するレール部12に下方から取り付け、上方に向けて移動させることにより、右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bが、フロント部1に取り付けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、眼鏡に関し、更に詳しくは、着脱自在な右鼻パッド部と左鼻パッド部を備える眼鏡に関する。
眼鏡は、一般に、鼻パッド部とテンプル部とを有しており、テンプル部を耳の上に掛け、鼻パッド部を鼻に載せることにより、的確に着用される。
ところで、従来の眼鏡においては、レンズを囲む部分であるリムが金属である場合、金属細線からなる箱付きアームの一端をリムに溶接により取り付け、そのアームを介してパッドが取り付けられている。
近年、プラスチックを素材とする眼鏡が多く市場に出回るようになっており、溶接等を使わず鼻パッドを取り付けるものが開発されている。その多くは、パッドをブリッジ(或いはブリッジ近傍)に差し込んで固定するものである。
例えば、特許文献1の眼鏡は、ブリッジ近傍のリムに2箇所に孔を形成し、左パッド或いは右パッドをその各孔に嵌め込む構造となっている。この場合、パッド部側のアンカーが逆止弁状に形成されており、このアンカーをリムの孔に圧入すると、ブリッジ側の樹脂材がアンカー側に形成された係合溝に食い込んで抜け止めがなされ確実に固定される。
特許文献2の眼鏡は、ブリッジに一対の支持軸を設け、他方の鼻当て部には、それに対応する一対の開口部を設け、支持軸が鼻当て部の開口部に挿入されて鼻当て部は回動自在となる構造である。そして鼻当て部の突出部をブリッジの凹部に嵌め込むことで鼻当て部の回動が阻止されて固定される。
特許文献3の眼鏡は、ブリッジに長孔を設け、この長穴にパッドアームの金属線よりなる凸形の屈曲部を押し込んで屈曲部の弾性バネ力を利用して保持するものである。
特開2006−251679号公報 特開2001−142030号公報 特開2013−45046号公報
しかしながら上記特許文献1記載の眼鏡では、右パッド又は左パッドは孔から取り外すことができず、その交換が困難である。
上記特許文献2記載の眼鏡は、そのパッドの取り付け構造が複雑なため、鼻当て部をブリッジから取り外すには、鼻当て部の突出部を一旦ブリッジの凹部から離脱させ、その後、一対の支持軸と一対の開口部とを外す面倒な操作が必要である。
上記特許文献3記載の眼鏡は、ただ一本の金属線の弾性バネ力を利用しているので、パッドアームが、長穴から離脱し外れ易く確実な取り付けができない。
因みに、長穴と屈曲部との間に間隙が生じるため水等が入る恐れがあり、その場合はより外れ易くなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で左右の鼻パッド部を容易に且つ確実に各々独立して取り付けることができ、また取り付けた後に取り外して交換も可能な眼鏡を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、右鼻パッド部及び左鼻パッド部を、それぞれ独立して着脱自在なものとし、右鼻パッド部及び左鼻パッド部の基部を、その案内溝部を介して、それぞれフロント部のブリッジに設けたレール部に下方から取り付け、上方に向けて移動させ、右鼻パッド部及び左鼻パッド部がフロント部に取り付けられる構成とすることにより、上記問題点を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明は、(1)一対のレンズが取り付けられたフロント部と、該フロント部の左右の端部にそれぞれ設けられたテンプル部と、フロント部に対して着脱自在な右鼻パッド部及び左鼻パッド部と、を備え、フロント部のブリッジには上下方向に延びるレール部が左右に設けられており、右鼻パッド部及び左鼻パッド部が、それぞれ、装着者の鼻に当接されるパッド部と、該パッド部に取り付けられた基部とからなり、該基部にはレール部に取り付け可能な案内溝部が設けられており、右鼻パッド部及び左鼻パッド部の基部を、その案内溝部を介して、それぞれ対応するレール部に下方から取り付け、上方に向けて移動させることにより、右鼻パッド部及び左鼻パッド部が、フロント部に取り付けられる眼鏡に存する。
本発明は、(2)右鼻パッド部及び左鼻パッド部の基部を、その案内溝部を介して、それぞれ対応するレール部に下方から取り付け、上方に向けて移動させ圧入させることにより、右鼻パッド部及び左鼻パッド部が、フロント部に取り付けられる上記(1)記載の眼鏡に存する。
本発明は、(3)案内溝部の左右方向の幅が下方に向かって漸次小さくなっている上記(2)記載の眼鏡に存する。
本発明は、(4)レール部が、直方体状の首部と、該首部に連続し、該首部よりも左右方向の幅が大きい頭部とからなり、案内溝部が、パッド部側の頭受け部と、該頭受け部に連続し該頭受け部よりも左右方向の幅が小さい外側の首受け部とからなり、頭部の左右方向の幅が、首受け部の左右方向の幅よりも大きい上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の眼鏡に存する。
本発明は、(5)基部の上下方向の長さが、該基部の左右方向及び前後方向の長さよりも大きい上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の眼鏡に存する。
本発明は、(6)レール部の下端周縁のブリッジには切り欠き部が設けられている上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の眼鏡に存する。
本発明の眼鏡においては、右鼻パッド部及び左鼻パッド部をそれぞれ独立したものとしているので、右鼻パッド部及び左鼻パッド部を非対称な位置に配置(例えばパッド部の傾斜角度が異なるように配置)することが可能であり、右鼻パッド部及び左鼻パッド部のパッド部自体を互いに異なる形状のものとすることも可能である。
因みに、通常、鼻は、必ずしも中心線に対して線対称な形状となっている訳ではなく、また、鼻の大きさにも個人差がある。
本発明の眼鏡においては、右鼻パッド部及び左鼻パッド部の基部を、その案内溝部を介して、それぞれ対応するレール部に下方から取り付け、上方に向けて移動させることにより、右鼻パッド部及び左鼻パッド部がフロント部のブリッジに取り付けられる構成となっているので、レンズ等が邪魔にならず、取り付けが極めて容易となる。
また、逆の操作を行うことにより、右鼻パッド部及び左鼻パッド部を、ブリッジから取り外すことも可能である。
本発明の眼鏡においては、装着時に、右鼻パッド部のパッド部、及び、左鼻パッド部のパッド部、が着用者の鼻によって下から支持されることになるので、右鼻パッド部及び左鼻パッド部が不作為にフロント部のブリッジから外れることが抑制される。
したがって、上記眼鏡によれば、右鼻パッド部のパッド部、及び、左鼻パッド部のパッド部、の形状を適宜選択すると共に、適正な位置に配置することより、アームを変形させなくても、これらのパッド部を効果的に鼻にフィットさせることが可能となる。
また、仮に、右鼻パッド部又は左鼻パッド部が破損した場合であっても、一方のみを容易に交換することができる。
本発明の眼鏡においては、右鼻パッド部及び左鼻パッド部のブリッジへの取り付けが、圧入によるものであることが好ましい。この場合、右鼻パッド部及び左鼻パッド部を極めて容易にブリッジに取り付けることができる。
また、右鼻パッド部及び左鼻パッド部が不作為にブリッジから外れることを防止でき、且つ、ブリッジに取り付けられた右鼻パッド部及び左鼻パッド部がずれ難くなる。
このとき、案内溝部は、左右方向の幅が下方に向かって漸次小さくなっていることが好ましい。これにより、右鼻パッド部及び左鼻パッド部のブリッジへの圧入による締まり嵌めをより容易に且つ確実に行うことができる。
本発明の眼鏡においては、レール部の頭部の左右方向の幅が、案内溝部の首受け部の左右方向の幅よりも大きいものとすることにより、取り付けられた右鼻パッド部及び左鼻パッド部がブリッジから後方に引き抜かれることを防止することができる。
本発明の眼鏡においては、基部の上下方向の長さを、左右方向及び前後方向の長さよりも大きくすることにより、ブリッジに取り付けた右鼻パッド部及び左鼻パッド部の安定性が向上する。
本発明の眼鏡においては、レール部の下端周縁切り欠き部が設けられている場合、右鼻パッド部及び左鼻パッド部の取り付けがし易くなるという利点がある。
図1の(a)は、本発明に係る眼鏡の一実施形態を示す上面図であり、図1の(b)は、図1の(a)に示す眼鏡の正面図であり、図1の(c)は、図1の(a)に示す眼鏡の側面図である。 図2は、図1の(b)に示す眼鏡をA−A線を含む水平面で切断し、右鼻パッド部及び左鼻パッド部を取り外した状態のブリッジの裏面を示す拡大斜視図ある。 図3の(a)は、本実施形態に係る眼鏡の左鼻パッド部を示す側面図であり、(b)は、その正面図であり、(c)は、その上面図である。 図4の(a)は、図3の(c)に示す眼鏡をA−A線を含む鉛直面で切断した部分断面図であり、(b)は、図3の(c)に示す眼鏡をB−B線を含む鉛直面で切断した部分断面図である。 図5の(a)及び(b)は、本実施形態に係る眼鏡において、パッド部の案内溝部とブリッジ部の取り付け部との関係を説明するための概略断面図である。 図6は、図1の(a)に示す眼鏡をB−B線を含む鉛直面で切断した部分断面図である。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
図1の(a)は、本発明に係る眼鏡の一実施形態を示す上面図であり、図1の(b)は、図1の(a)に示す眼鏡の正面図であり、図1の(c)は、図1の(a)に示す眼鏡の側面図である。
図1の(a)、(b)及び(c)に示すように、本実施形態に係る眼鏡100は、左右のレンズLと、該レンズLが取り付けられたフロント部1と、該フロント部1の左右の端部にそれぞれ開閉可能に取り付けられたテンプル部2と、該テンプル部2に取り付けられた耳当て部M(モダンともいう。)と、フロント部1のブリッジ10に対して着脱自在な右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bとを備える。
なお、レンズLは、市販のものを適宜採用することができ、着色の有無、度の有無は問わない。
眼鏡100は、耳当て部Mを着用者の耳の上に掛け、右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bを着用者の鼻に載せることにより、着用される。
フロント部1は、眼鏡100の前面に位置し、左右のレンズLをそれぞれ支持するリム11と、左右のリム11を繋ぐブリッジ10とからなる。
そして、眼鏡100においては、フロント部1のブリッジ10に、上下方向に延びるレール部12が、ブリッジ10の中央から対称な位置となるように、左右に設けられている。
なお、かかるレール部12は、ブリッジ10の内部に形成され、裏面側(すなわち、顔側)から右鼻パッド部及び左鼻パッド部が取り付け可能となるように、裏面側に露出している。
ここで、本明細書においては、眼鏡100のフロント部1側を「前」、耳当て部M側を「後」とし、フロント部1の前側面を表面、後側面を裏面としている。
また、上記「上下方向」は、鉛直方向に限定されず、鉛直方向から多少傾斜した方向も含む。
フロント部1において、レール部12が設けられるブリッジ10の材質は、アセテート、セルロイド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサルフォン、ポリアミド、ポリフェニルサルフォン、オプチル(エポキシ)等の樹脂素材であることが好ましい。この場合、後述する、右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bをそれぞれ対応するレール部12に沿って圧入し易くなると共に、フロント部1が右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bを保持する保持力を向上させることができる。
また、レール部12の材質も同様に、上記樹脂素材を採用することができる。なお、レール部12の材質は、ブリッジ10の材質と同一であっても異なっていてもよい。
ちなみに、フロント部1において、ブリッジ10に設けられたレール部12近傍以外の部分(例えばリム11)の素材は、上記と同じ樹脂素材であってもよく、チタン、βチタン、ステンレス、NT合金、ニッケル合金、マグネシウム、アルミニウム、ゴムメタル、金、プラチナ等の金属素材であってもよく、亀甲、木材等の天然素材であってもよい。
上述したように、レール部12は、ブリッジ10の裏面側に露出するように一対設けられる。
図2は、図1の(b)に示す眼鏡をA−A線を含む水平面で切断し、右鼻パッド部及び左鼻パッド部を取り外した状態のブリッジの裏面を示す拡大斜視図ある。
図2に示すように、左右のレール部12は、いずれも平面視で前方後円状となっている。なお、眼鏡100においては、左右のレール部12は互いに同じ構造となっているので、一方のレール部12の構造について説明する。
上下方向に形成されたレール部12は、首部12aと、頭部12bとからなり、首部12aと頭部12bとが一体化した構造となっている。
そして、首部12aは、ブリッジ10の裏側に円柱状に切り欠かれた切り欠き部Kに後方に向けて設けられており、頭部12bが、首部12aから膨出すると共に、裏面側に露出するように形成されている。なお、レール部12は、ブリッジ10から後方に突出しないように、ブリッジ10の切り欠き部K内に設けられている。
レール部12において、上下方向に形成された首部12aは、直方体状であり、左右方向の幅が下方に向かって略一定となるように形成されている。
一方、上下方向に形成された頭部12bは、逆斜切円柱状であり、円柱の部分が左右方向の幅が下方に向かって略一定となるように形成され、下端の斜切面は外側に行くほど下方に傾斜するように形成されている。
図1の(a)、(b)及び(c)に戻り、眼鏡100において、フロント部1の両端には、ヒンジ部Hを介して、テンプル部2が取り付けられている。なお、フロント部1、ヒンジ部H及びテンプル部2の取付構造は、公知のものを適宜採用できる。これにより、テンプル部2は、フロント部1に対して、水平方向に回動可能となる。
この実施形態のテンプル部2は、前側の板状部2aと、当該板状部2aに連続する後側の針金状部2bとからなる。
そして、針金状部2bには、耳当て部M(いわゆる、モダン部)が取り付けられる。
なお、テンプル部2の材質は、特に限定されず、上述した樹脂素材、金属素材、天然素材等を適宜採用できる。
耳当て部Mは、前方が開口した細長孔部を有している。
したがって、上述したように、テンプル部2の針金状部2bを、耳当て部Mの細長孔部に挿入することにより、耳当て部Mがテンプル部2に取り付けられる。
なお、耳当て部Mの材質は、特に限定されず、上述した樹脂素材、金属素材、天然素材、軟質樹脂(例えば、エストラマー(ラバー)、シリコーン系樹脂等)等を適宜採用できる。
右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bは、それぞれ独立しており、別々の部材となっている。このため、右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bを非対称な状態で配置(例えば傾斜角度が異なるように配置)することが可能であり、右鼻パッド部3aのパッド部31、及び、左鼻パッド部3bのパッド部31、を互いに異なる形状とすることも可能である。これにより、右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bを、着用者の鼻上部の左側や右側の特徴に対応したものとすることができる。
なお、本実施形態に係る眼鏡100においては、右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bの形状は、互いに線対称の関係となっているものを示した。
図3の(a)は、本実施形態に係る眼鏡の左鼻パッド部を示す側面図であり、(b)は、その正面図であり、(c)は、その上面図である。なお、この例では、上述したように、右鼻パッド部3aと左鼻パッド部3bとが線対称の関係であるため、右鼻パッド部3aの説明は省略する。
図3の(a)、(b)及び(c)に示すように、左鼻パッド部3bは、パッド部31と、当該パッド部31に取り付けられた基部32とからなる。
パッド部31は、基部32から延出した芯材311と、当該芯材311を覆うカバー材312とからなる。
パッド部31においては、芯材311が左鼻パッド部3bの形態を保持し、一方でカバー材312が着用者の鼻に直接当接されるようになっている。
ここで、芯材311の材質は、特に限定されないが、形態安定性の観点から、例えば、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサルフォン、ポリアミド、ポリフェニルサルフォン等が好適に用いられる。
また、カバー材312の材質は、柔軟性の観点から、シリコーン系樹脂、エストラマー(ラバー)等が好適に用いられる。
また、カバー材312の形状は、着用者の鼻に当接可能であれば特に限定されない。
基部32は、後側の面がパッド部31に当接し、前側の面に案内溝部13が設けられている。
案内溝部13は、レール部12の首部12aを受け入れる直方体状の首受け部13aと、レール部12の頭部12bを受け入れる円柱状の頭受け部13bとからなり、首受け部13aと頭受け部13bとが連続した構造となっている。
そして、首受け部13aが、外部に開放するように基部32の前側に設けられ、頭受け部13bが、首受け部13aの後側にそれと連通するように設けられている。
したがって、頭受け部13bは、首受け部13aを介して外部に開放されている。
眼鏡100においては、左鼻パッド部3bをブリッジ10に取り付けた場合、ブリッジ10のレール部12に、当該左鼻パッド部3bの基部32が案内溝部13を介して取り付けられることになる。
なお、左右の鼻パッド部の案内溝部13は、レール部12に対応した形状となっている。すなわち、案内溝部13の首受け部13aは、レール部12の首部12aに対応した形状となっており、案内溝部13の頭受け部13bは、レール部12の頭部12bに対応した形状となっている。
基部32は、その上下方向の長さH1が、左右方向の長さH2及び前後方向の長さH3よりも大きくなっていることが好ましい。これにより、ブリッジ10に取り付けた右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bのブレを抑制でき、安定性が向上する
図4の(a)は、図3の(c)に示す眼鏡をA−A線を含む鉛直面で切断した部分断面図であり、(b)は、図3の(c)に示す眼鏡をB−B線を含む鉛直面で切断した部分断面図である。
図4の(a)及び(b)に示すように、案内溝部13の頭受け部13bは、後述するように、僅かではあるが、側面視で、左右方向の幅が下方に向かって漸次小さくなった逆台形状となっている。すなわち、頭受け部13bは、下方から上方に向かって広がるようにテーパーとなっている。
なお、案内溝部13の首受け部13aは、左右方向の幅が下方に向かって略一定となっている。
図1の(a)、(b)及び(c)に戻り、眼鏡100においては、右鼻パッド部3a又は左鼻パッド部3bの基部32を、案内溝部13を介して、レール部12に下方から取り付け、上方に向けて移動させることにより、右鼻パッド部3a又は左鼻パッド部3bがブリッジ10に圧入される(図1の(b)参照)。
なお、かかる圧入による締り嵌めにより、右鼻パッド部3a又は左鼻パッド部3bの上方への移動が制限されることになる。
このとき、同時に、右鼻パッド部3a又は左鼻パッド部3bの基部32自体が、ブリッジ10の切り欠き部Kに圧入されてもよい。
このように、上記眼鏡100においては、右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bを単に一方方向に移動させることにより、極めて容易にブリッジ10に取り付けることが可能となる。
また、眼鏡100においては、右鼻パッド部3a又は左鼻パッド部3bを着脱する際に移動するレール部12をブリッジ10の上下方向に形成しているので、レンズLが直接には邪魔にならず、取り付けが極めて容易となる。
また、右鼻パッド部3a又は左鼻パッド部3bを着脱する際にそれを案内するレール部12をブリッジ10の上下方向に形成しているので、装着時に、右鼻パッド部3aのパッド部31、及び、左鼻パッド部3bのパッド部31、が着用者の鼻によって下から上方に支持されることになる。そのため、仮にレール部12にパッド部31が圧入により取り付けられていない場合であっても、右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bが不作為にレール部12から下方に外れることを抑制することができる。
図5の(a)及び(b)は、本実施形態に係る眼鏡において、パッド部の案内溝部とブリッジ部の取り付け部との関係を説明するための概略断面図である。なお、図2において、頭部12b及び頭受け部13bは、上面視で楕円形状となっているが、図5の(a)及び(b)では説明のため丸状としている。
図5の(a)及び(b)に示すように、案内溝部13において、頭受け部13bの左右方向の幅D2は首受け部13aの左右方向の幅D1よりも大きくなっている。
また、レール部12において、頭部12bの左右方向の幅D3は、首部12aの左右方向の幅D4よりも大きくなっている。
そして、頭部12bの左右方向の幅D3は、首受け部13aの左右方向の幅D1よりも大きくなっている。これにより、ブリッジ10に取り付けた右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bがフロント部1から後方に引き抜かれることを確実に防止することができる。
また、パッド部31の基部32をレール部12に沿って、上方に移動させる場合、頭受け部13bの所定部分における左右方向の幅D2と、その所定部分に相当する位置の頭部12bの左右方向の幅D3との差は、漸次小さくなる。
そして、両者の間の差がなくなったとき、基部32がレール部12に圧接されることになり、基部32のレール部12への圧入が完了する。
図6は、図1の(a)に示す眼鏡をB−B線を含む鉛直面で切断した部分断面図である。
図6に示すように、眼鏡100において、レール部12の下端周縁のブリッジ10にはブリッジ10の部分が段状(階段状)に切り欠かれた切り欠き部13cが設けられている。これにより、レール部12の下端と、ブリッジ10との間の隙間がより大きくなるので、左鼻パッド部3bをレール部12に下から上に向かって取り付ける場合に位置合わせが簡単にでき、取り付け易くなるという利点がある。なお、この段状の切り欠き部13cは、テーパー面とすることも可能である。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態に係る眼鏡100は、左右のレンズLを備えているが、必ずしも必須ではない。
また、テンプル部2と、耳当て部Mとを備えているが、これらの構造は上述したものに限定されない。
また、テンプル部2と耳当て部Mとが一体であってもよい。
本実施形態に係る眼鏡100においては、フロント部1が、左右のレンズLをそれぞれ支持するリム11と、左右のリム11を繋ぐブリッジ10とからなっているが、リム11は必ずしも必須の構成ではない。すなわち、例えば、テグスを使って、左右のレンズLをブリッジ10が直接支持するものであってもよい。
本実施形態に係る眼鏡100において、レール部12の上下方向に形成された首部12a、頭部12bの円柱の部分、及び、案内溝部13の首受け部13aは、側面視で、左右方向の幅が下方に向かって略一定となった矩形状となっているが、左右方向の幅が下方に向かって漸次小さくなった逆台形状となっていてもよい。
一方で、案内溝部13の頭受け部13bは、側面視で、左右方向の幅が下方に向かって漸次小さくなった逆台形状となっているが、左右方向の幅が下方に向かって略一定の矩形状となっていてもよい。
なお、レール部12の首部12a及び頭部12b並びに案内溝部13の首受け部13a及び頭受け部13bのうちの少なくとも一つが、側面視で、左右方向の幅が下方に向かって漸次小さくなった逆台形状である場合、その部分を利用した圧入により、右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bをブリッジに取り付けることが可能となる。
また、レール部12の首部12a及び頭部12b並びに案内溝部13の首受け部13a及び頭受け部13bの全てが、側面視で、左右方向の幅が下方に向かって略一定の矩形状である場合、例えば、弾性のある樹脂を素材として用いることにより、右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bをブリッジに取り付けることが可能となる。この場合、案内溝部13よりレール部12を大きくし、これらを圧入構造とすることが好ましい。
また、レール部12の首部12a及び頭部12b並びに案内溝部13の首受け部13a及び頭受け部13bのうちの複数が、側面視で、下方から上方に向かって広がるようにテーパーとなっている場合、これらのテーパーの傾斜角度は同一であっても異なっていてもよい。
本実施形態に係る眼鏡100においては、レール部12の下端周縁のブリッジ10には、段状に切り欠かれた切り欠き部13cが設けられているが(図6参照)、必ずしも必須ではない。
また、段状に限定されず、テーパー等であってもよい。
なお、レール部12の下端周縁のブリッジ10の代わりに、案内溝部13の上端の周縁に切り欠き部を設けることも可能である。
本実施形態に係る眼鏡100においては、右鼻パッド部3a及び左鼻パッド部3bの形状は、互いに線対称の関係となっているが、これに限定されない。
本実施形態に係る眼鏡100においては、テンプル部2が、前側の板状部2aと、当該板状部2aに連続する後側の針金状部2bとからなり、針金状部2bには、耳当て部M(いわゆる、モダン部)が取り付けられているが、テンプル部の形状はこれに限定されない。
例えば、テンプル部は、板状部2aと、針金状部2bと、耳当て部Mとが一体化されたものであってもよい。
同様に、パッド部31は、基部32から延出した芯材311と、当該芯材311を覆うカバー材312とからなっているが、パッド部の形状はこれに限定されない。
例えば、パッド部は、芯材311と、カバー材312とが一体化されたものであってもよい。
本実施形態に係る眼鏡100においては、右鼻パッド部3a又は左鼻パッド部3bの基部32を、案内溝部13を介して、レール部12に下方から取り付け、上方に向けて移動させることにより、右鼻パッド部3a又は左鼻パッド部3bをブリッジ10に圧入させているが、かかる圧入は必須ではない。
例えば、右鼻パッド部3a又は左鼻パッド部3bの基部32を、レール部12に下方から取り付け、上方に向けて移動させることにより、右鼻パッド部3a又は左鼻パッド部3bの基部32自体をブリッジ10の切り欠き部Kに圧入させてもよい。
本発明は、近視用、遠視用、遠近両用、老眼用、乱視用、ファッション用等の眼鏡として用いることができる。本発明によれば、鼻パッド部の着脱が容易であり、且つ、左右の鼻パッド部の位置をそれぞれ独立して調整することができる。
1・・・フロント部
10・・・ブリッジ
100・・・眼鏡
11・・・リム
12・・・レール部
12b・・・頭部
12a・・・首部
13・・・案内溝部
13a・・・首受け部
13b・・・頭受け部
13c・・・切り欠き部
2・・・テンプル部
2a・・・板状部
2b・・・針金状部
31・・・パッド部
311・・・芯材
312・・・カバー材
32・・・基部
3a・・・右鼻パッド部
3b・・・左鼻パッド部
H・・・ヒンジ部
K・・・切り欠き部
L・・・レンズ
M・・・耳当て部

Claims (6)

  1. 一対のレンズが取り付けられたフロント部と、
    該フロント部の左右の端部にそれぞれ設けられたテンプル部と、
    前記フロント部に対して着脱自在な右鼻パッド部及び左鼻パッド部と、
    を備え、
    前記フロント部のブリッジには上下方向に延びるレール部が左右に設けられており、
    前記右鼻パッド部及び前記左鼻パッド部が、それぞれ、装着者の鼻に当接されるパッド部と、該パッド部に取り付けられた基部とからなり、
    該基部には前記レール部に取り付け可能な案内溝部が設けられており、
    前記右鼻パッド部及び前記左鼻パッド部の前記基部を、その案内溝部を介して、それぞれ対応するレール部に下方から取り付け、上方に向けて移動させることにより、前記右鼻パッド部及び前記左鼻パッド部が、前記フロント部に取り付けられる眼鏡。
  2. 前記右鼻パッド部及び前記左鼻パッド部の前記基部を、その案内溝部を介して、それぞれ対応するレール部に下方から取り付け、上方に向けて移動させ圧入させることにより、前記右鼻パッド部及び前記左鼻パッド部が、前記フロント部に取り付けられる請求項1記載の眼鏡。
  3. 前記案内溝部の左右方向の幅が下方に向かって漸次小さくなっている請求項2記載の眼鏡。
  4. 前記レール部が、直方体状の首部と、該首部に連続し、該首部よりも左右方向の幅が大きい頭部とからなり、
    前記案内溝部が、パッド部側の頭受け部と、該頭受け部に連続し該頭受け部よりも左右方向の幅が小さい外側の首受け部とからなり、
    前記頭部の左右方向の幅が、前記首受け部の左右方向の幅よりも大きい請求項1〜3のいずれか1項に記載の眼鏡。
  5. 前記基部の上下方向の長さが、該基部の左右方向及び前後方向の長さよりも大きい請求項1〜4のいずれか1項に記載の眼鏡。
  6. 前記レール部の下端周縁の前記ブリッジには切り欠き部が設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載の眼鏡。
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