JP2021065042A - ブラシレスモータ及びステータ製造方法 - Google Patents

ブラシレスモータ及びステータ製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】磁気特性が良好なステータを備えたブラシレスモータを実現する。【解決手段】ブラシレスモータは、ロータ13と、ロータ13の外側に設けられたステータ12と、を備える。ステータ12は互いに連結された複数の分割ステータ20から構成され、各分割ステータ20は積層された複数枚のプレート30から構成される。各プレート30は、脚部31と、脚部31の一端から互いに逆方向に延びる第1腕部32及び第2腕部33と、第1腕部32に設けられた連結凸部34と、第2腕部33に設けられた連結凹部35と、を含む。それぞれの分割ステータ20を構成しているプレート30の連結凸部34は、隣接する他の分割ステータ20を構成しているプレート30の連結凹部35に嵌合される。そして、連結凸部34の先端面と連結凹部35の底面との間には隙間が存在する。【選択図】図3

Description

本発明はブラシレスモータに関し、特に、互いに連結された複数の分割ステータから構成されるステータを備えるブラシレスモータに関する。
ブラシレスモータは、ロータと、ロータの内側又は外側に配置されたステータと、を備える。従来のブラシレスモータが備えるステータの1つに、環状に配置され、かつ、互いに連結された複数の分割ステータ(「分割ステータコア」と呼ばれることもある。)によって構成されるステータがある。さらに、従来の分割ステータの1つに、積層された複数枚の金属板から構成される分割ステータがある。以下の説明では、分割ステータを構成する個々の金属板を「ステータプレート」又は「プレート」と呼ぶ場合がある。
分割ステータを構成する個々のステータプレートは、互いに逆向きに延びる2本の腕部を備えており、一方の腕部の先端には連結凸部が設けられ、他方の腕部の先端には連結凹部が設けられている。この結果、複数枚のステータプレートの積層体である分割ステータの一側には、重なり合った複数の連結凸部によって一連の連結突起が形成され、分割ステータの他側には、重なり合った複数の連結凹部によって一連の連結溝が形成されている。
それぞれの分割ステータは、当該分割ステータの一側に配置されている他の分割ステータと連結されるとともに、当該分割ステータの他側に配置されている他の分割ステータと連結されて1つのステータを構成する。より具体的には、それぞれの分割ステータの連結突起が当該分割ステータの一側に配置されている他の分割ステータの連結溝に嵌合され、それぞれの分割ステータの連結溝に当該分割ステータの他側に配置されている他の分割ステータの連結突起が嵌合される。
特開2019−4642号公報
上記ステータプレートは、打ち抜き加工によって作られる。具体的には、母材である金属板を所定形状に打ち抜いてステータプレートを作る。しかし、金属板を打ち抜く際に加えられる力により、打ち抜かれたステータプレートに歪みが生じることがある。特に、腕部の先端に設けられる連結凹部の近傍において歪みが生じ、連結凹部の幅が所定幅よりも狭くなることがある。それぞれのステータプレートの連結凹部の幅が狭くなると、重なり合った複数の連結凹部によって形成される分割ステータの連結溝の幅も所定幅よりも狭くなる。所定幅よりも狭い連結溝に連結突起を嵌合させるためには、所定幅の連結溝に連結突起を嵌合させるときよりも強い力を加える必要がある。言い換えれば、連結溝に対する連結突起の圧入力を強める必要がある。
しかし、連結溝に対する連結突起の圧入力が強くなり過ぎると、分割ステータ内の残留応力が大きくなり、分割ステータの集合体であるステータの磁気特性が劣化する。このようにして発生するステータの磁気特性の劣化は、ブラシレスモータの出力トルクを低下させる要因となる。
本発明の目的は、磁気特性が良好なステータを備えたブラシレスモータを実現することである。
本発明のブラシレスモータは、ロータと、前記ロータの内側又は外側に設けられたステータと、を備える。前記ステータは、環状に配置され、かつ、互いに連結された複数の分割ステータから構成される。それぞれの前記分割ステータは、積層された複数枚のステータプレートから構成される。それぞれの前記ステータプレートは、前記ステータの径方向に延びる脚部と、前記脚部の一端から前記ステータの周方向両側に向かってそれぞれ延びる第1腕部及び第2腕部と、前記第1腕部の端部に設けられた連結凸部と、前記第2腕部の端部に設けられた連結凹部と、を含む。そして、第1の前記分割ステータを構成している前記ステータプレートの前記連結凸部は、第1の前記分割ステータの一側に位置する第2の前記分割ステータを構成している前記ステータプレートの前記連結凹部に嵌合される。また、第1の前記分割ステータを構成している前記ステータプレートの前記連結凹部には、第1の前記分割ステータの他側に位置する第3の前記分割ステータを構成している前記ステータプレートの前記連結凸部が嵌合される。さらに、前記連結凸部の先端面と当該連結凸部が嵌合している前記連結凹部の底面との間に隙間が存在する。前記第2腕部の外側面のうち前記連結凹部の外側の領域には、前記ステータの径方向内側に向かって窪んだ外側低部が形成され、前記第2腕部の内側面のうち前記連結凹部の内側の領域には、前記ステータの径方向外側に向かって窪んだ内側低部が形成される。
本発明の一態様では、第1の前記分割ステータを構成している前記ステータプレートの前記第2腕部の内側面と、第3の前記分割ステータを構成している前記ステータプレートの前記第1腕部の内側面との間に段差が存在する。
本発明のステータ製造方法は、ブラシレスモータを構成するステータの製造方法である。このステータ製造方法は、前記ステータの径方向に延びる脚部と、前記脚部の一端から前記ステータの周方向両側に向かってそれぞれ延びる第1腕部及び第2腕部と、前記第1腕部の端部に設けられた連結凸部と、前記第2腕部の端部に設けられた連結凹部と、前記第2腕部の外側面のうち前記連結凹部の外側の領域に形成され、前記ステータの径方向内側に向かって窪んだ外側低部と、前記第2腕部の内側面のうち前記連結凹部の内側の領域に形成され、前記ステータの径方向外側に向かって窪んだ内側低部と、を含むステータプレートを形成するステータプレート形成工程と、複数枚の前記ステータプレートを、互いの前記連結凸部が重なり合い、かつ、互いの前記連結凹部が重なり合うように積層して分割ステータを形成する分割ステータ形成工程と、複数の前記分割ステータを互いに連結する分割ステータ連結工程と、を有する。そして、前記ステータプレート形成工程には、金属板の所定領域を打ち抜いて前記外側低部及び前記内側低部を形成する第1打ち抜き工程と、前記第1打ち抜き工程の後に実施され、前記金属板の他の所定領域を打ち抜いて前記連結凸部及び前記連結凹部を形成する第2打ち抜き工程と、が含まれる。
本発明によれば、磁気特性が良好なステータを備えたブラシレスモータが実現される。
ブラシレスモータの斜視図である。 ハウジングが取り外されたブラシレスモータの斜視図である。 ステータの平面図である。 (a)はステータプレートを表面側から見た斜視図、(b)はステータプレートを裏面側から見た斜視図である。 ステータプレートの平面図である。 分割ステータ同士の連結部分を示す説明図である。 ステータ製造方法の工程図である。 (a)は第1打ち抜き工程を示す模式図であり、(b)は第2打ち抜き工程を示す模式図である。
以下、本発明が適用されたブラシレスモータの一例について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態に係るブラシレスモータは、電動ブレーキの駆動源として車両に搭載される。もっとも、本発明が適用されたブラシレスモータの用途は電動ブレーキの駆動源に限定されるものではない。
図1,図2に示されるように、本実施形態に係るブラシレスモータ1Aは、ベース10と、一端がベース10に固定された円筒形のハウジング11と、ハウジング11に収容されたステータ12及びロータ13と、を有する。ステータ12は、ロータ13の内側又は外側に設けられるが、本実施形態におけるステータ12はロータ13の外側に設けられている。言い換えれば、本実施形態におけるロータ13はステータ12の内側に設けられている。ステータ12とロータ13との間にはエアギャップが設けられており、ロータ13は回転自在に支持されている。つまり、本実施形態に係るブラシレスモータ1Aは「インナーロータ型」である。
図2に示されるように、ロータ13の中心には出力軸13aが設けられている。図1に示されるように、出力軸13aの一端はベース10を貫通してベース10の下方に突出している。ベース10の下方に突出している出力軸13aの端部にはギヤ13bが設けられている。尚、図1,図2に示されるように、不図示のケーブルの端部に設けられているコネクタが挿抜されるコネクタ接続部14がベース10に設けられている。
図2に示されるように、ステータ12は、環状に配置され、かつ、互いに連結された複数の分割ステータ20から構成されている。また、それぞれの分割ステータ20は、軸方向に積層された複数枚のステータプレート30から構成されている。つまり、分割ステータ20は複数枚のステータプレート30の積層体であり、ステータ12は複数個の分割ステータ20の集合体である。尚、以下の説明では、ステータプレート30を「プレート30」と略称する場合がある。それぞれの分割ステータ20は30枚のプレート30から構成されており、ステータ12は9個の分割ステータ20から構成されている。
図2に示されるように、9個の分割ステータ20のそれぞれには、エナメル被覆された導線からなるコイル21が設けられている。つまり、ブラシレスモータ1Aは9個のコイル21を備えている。9個のコイル21のうち3つはU相コイル、他の3つはV相コイル、さらに他の3つはW相コイルである。尚、分割ステータ20とコイル21との間には合成樹脂製のインシュレータ22が介在している。
図3に示されるように、ロータ13の外周面には複数の永久磁石15が設けられている。本実施形態におけるロータ13の外周面には4つの永久磁石15が設けられており、それら永久磁石15は、ロータ13の周方向に沿って極性が交互に異なるように配置されている。したがって、それぞれの分割ステータ20に設けられているコイル21に電流が流されるとともに、各コイル21に流れる電流の向きが順次切り替えられると、磁化されたコイル21とロータ13に設けられている永久磁石15とが反発し合い、かつ、引き合う。この結果、回転力が発生し、回転自在に支持されているロータ13及び当該ロータ13に固定されている出力軸13aが回転する。尚、図3では、図2に示されているインシュレータ22の図示は省略されている。
図4(a),(b)に示されるように、分割ステータ20を構成している個々のプレート30は、脚部31と、脚部31の長手方向一端から互いに逆向きに延びる第1腕部32及び第2腕部33と、第1腕部32の端部に設けられた連結凸部34と、第2腕部33の端部に設けられた連結凹部35と、を含んでいる。図3に示されるように、各プレート30の脚部31は、ステータ12の径方向に延びている。また、各プレート30の第1腕部32及び第2腕部33は、脚部31の一端からステータ12の周方向両側に向かってそれぞれ延びている。
再び図4を参照する。以下の説明では、第1腕部32及び第2腕部33が形成されている脚部31の長手方向一端を「先端」、長手方向他端を「基端」と定義する。また、連結凸部34が設けられている第1腕部32の端部を第1腕部32の「先端部」、連結凹部35が設けられている第2腕部33の端部を第2腕部33の「先端部」と定義する。つまり、各プレート30は、ステータ12(図3)の径方向に延びる脚部31と、脚部31の先端からステータ12の径方向一方に向かって延びる第1腕部32と、脚部31の先端からステータ12の径方向他方に向かって延びる第2腕部33と、第1腕部32の先端部に設けられた連結凸部34と、第2腕部33の先端部に設けられた連結凹部35と、を含んでいる。
図5に示されるように、個々のプレート30の第2腕部33の外側面のうち、連結凹部35の外側の領域には、ステータ12(図3)の径方向内側に向かって窪んだ外側低部33aが形成されている。また、個々のプレート30の第2腕部33の内側面のうち、連結凹部35の内側の領域には、ステータ12の径方向外側に向かって窪んだ内側低部33bが形成されている。この結果、連結凹部35が設けられている第2腕部33の先端部の幅は、他の部分よりも狭くなっている。言い換えれば、連結凹部35が設けられている第2腕部33の先端部は、他の部分よりも細くなっている。一方、個々のプレート30の第1腕部32の外側面のうち、連結凸部34の手前の領域には、ステータ12の径方向内側に向かって窪んだ外側低部32aが形成されている。また、個々のプレート30の脚部31の基端は二股状に拡張されている。
図4(a)及び図5に示されるように、個々のプレート30の一面には3つの嵌合凹部36が形成されている。一方、図4(b)に示されるように、個々のプレート30の他の一面には3つの嵌合凸部37が形成されている。以下の説明では、嵌合凹部36が形成されているプレート30の一面を「表面」、嵌合凸部37が形成されているプレート30の他の一面を「裏面」と呼ぶ場合がある。嵌合凹部36及び嵌合凸部37は、プレス加工によって同時に形成されたものである。具体的には、嵌合凹部36及び嵌合凸部37は、プレート30の表面に押し当てたパンチで当該プレート30の一部を当該プレート30の裏面側に向かって陥没させることによって形成されたものである。つまり、嵌合凹部36及び嵌合凸部37は表裏の関係にあり、対を成している。本実施形態では、プレート30の脚部31に一対の嵌合凹部36及び嵌合凸部37が形成され、第1腕部32に他の一対の嵌合凹部36及び嵌合凸部37が形成され、第2腕部33にさらに他の一対の嵌合凹部36及び嵌合凸部37が形成されている。
図2や図3に示されているそれぞれの分割ステータ20は、図4,図5に示されるプレート30が30枚重ね合わされた積層体である。ここで、積層体内において直に重なり合っている2枚のプレート30に着目すると、積層方向下側のプレート30の表面に形成されている嵌合凹部36(図4(a))に、積層方向上側のプレート30の裏面に形成されている嵌合凸部37(図4(b))が圧入されている。このような嵌合凹部36に対する嵌合凸部37の圧入は、積層体内において直に重なり合っている全てのプレート30同士の間において生じている。この結果、それぞれの分割ステータ20を構成している30枚のプレート30は、互いに固定され一体化されている。尚、それぞれの分割ステータ20における積層方向最下段のプレート30には、嵌合凹部36及び嵌合凸部37に代えて貫通孔(不図示)が形成されている。そして、積層方向最下段のプレート30の上に重ねられているプレート30(積層方向において下から2番目のプレート30)に形成されている嵌合凸部37(図4(b))は、積層方向最下段のプレート30に形成されている貫通孔に圧入されている。
また、図2や図3に示されているそれぞれの分割ステータ20を構成している30枚のプレート30は、互いの第1腕部32が重なり合い、かつ、互いの第2腕部33が重なり合う向きで積層されている。この結果、30枚のプレート30の積層体である分割ステータ20の一側には、重なり合った30個の連結凸部34によって一連の連結突起が形成され、分割ステータ20の他側には、重なり合った30個の連結凹部35によって一連の連結溝が形成されている。
図3に示されるように、上記構造を有する複数の分割ステータ20は、ロータ13の周囲に環状に配置され、かつ、互いに連結されて1つのステータ12を構成している。具体的には、ある分割ステータ20は、当該分割ステータ20の一側に配置されている他の分割ステータ20と連結されるとともに、当該分割ステータ20の他側に配置されているさらに他の分割ステータ20とも連結されている。例えば、図3に示されているステータ12を時計の文字盤に見立てたとき、12時の位置にある第1の分割ステータ20Aの連結突起が当該第1の分割ステータ20Aの左隣に配置されている第2の分割ステータ20Bの連結溝に嵌合され、第1の分割ステータ20Aの連結溝に当該第1の分割ステータ20Aの右隣に配置されている第3の分割ステータ20Cの連結突起が嵌合されている。
ここで、それぞれの分割ステータ20における連結突起及び連結溝は、当該分割ステータ20を構成している複数枚のプレート30が備える連結凸部34及び連結凹部35が重なり合ったものである。よって、第1の分割ステータ20Aの連結突起が第2の分割ステータ20Bの連結溝に嵌合されていることは、第1の分割ステータ20Aを構成している個々のプレート30の連結凸部34が、第2の分割ステータ20Bを構成している個々のプレート30の連結凹部35に嵌合されていることと同義である。また、第1の分割ステータ20Aの連結溝に第3の分割ステータ20Cの連結突起が嵌合されていることは、第1の分割ステータ20Aを構成している個々のプレート30の連結凹部35に第3の分割ステータ20Cを構成している個々のプレート30の連結凸部34が嵌合されていることと同義である。
図6に、第1の分割ステータ20Aと第2の分割ステータ20Bとの連結部分、並びに第1の分割ステータ20Aと第3の分割ステータ20Cとの連結部分を拡大して示す。図6に示されるように、第1の分割ステータ20Aを構成しているプレート30の連結凸部34の先端面34aと、第2の分割ステータ20Bを構成しているプレート30の連結凹部35の底面35aとの間には隙間38が存在している。同様に、第3の分割ステータ20Cを構成しているプレート30の連結凸部34の先端面34aと、第1の分割ステータ20Aを構成しているプレート30の連結凹部35の底面35aとの間には隙間38が存在している。
言い換えれば、第1の分割ステータ20Aの連結突起の先端面と第2の分割ステータ20Bの連結溝の底面との間には隙間38が存在している。また、第3の分割ステータ20Cの連結突起の先端面と第1の分割ステータ20Aの連結溝の底面との間には隙間38が存在している。かかる隙間38の存在は、第1の分割ステータ20Aの連結突起が第2の分割ステータ20Bの連結溝に嵌合(圧入)される際、連結突起の先端面が連結溝の底面に当接する程に強い圧入力が加えられていないことを意味している。同じく、第3の分割ステータ20Cの連結突起が第1の分割ステータ20Aの連結溝に嵌合(圧入)される際、連結突起の先端面が連結溝の底面に当接する程に強い圧入力が加えられていないことを意味している。言い換えれば、第1の分割ステータ20Aの連結突起の先端面が第2の分割ステータ20Bの連結溝の底面に当接してしまう程の圧入力を加えなくとも、第1の分割ステータ20Aの連結突起は第2の分割ステータ20Bの連結溝に嵌合(圧入)される。同じく、第3の分割ステータ20Cの連結突起の先端面が第1の分割ステータ20Aの連結溝の底面に当接してしまう程の圧入力を加えなくとも、第3の分割ステータ20Cの連結突起は第1の分割ステータ20Aの連結溝に嵌合(圧入)される。
ここでは、図3において12時の位置にある第1の分割ステータ20Aとその両隣の第2の分割ステータ20B及び第3の分割ステータ20Cを例にとって、隣接する分割ステータ20同士の連結部分の構造について説明した。しかし、上記構造(連結凸部34(連結突起)の先端面34aと連結凹部35(連結溝)の底面35aとの間に隙間38が存在する構造)は、図3に示されている全ての分割ステータ20同士の連結部分に共通の構造である。したがって、図3に示されている何れの分割ステータ20においても、連結溝に対する連結突起の圧入力が強過ぎたことに起因して大きな応力が残留していることはなく、これら分割ステータ20の集合体であるステータ12は良好な磁気特性を有する。
再び図5を参照する。プレート30の第2腕部33には外側低部33a及び内側低部33bが形成されており、第1腕部32には外側低部32aが形成されている。一方、プレート30の第1腕部32には、第2腕部33の内側低部33bに相当する窪み等は形成されていない。この結果、連結されている第1腕部32の外側面と第2腕部33の外側面との間に実質的な段差は存在しないが、第1腕部32の内側面と第2腕部33の内側面との間には段差が存在する。
例えば、図6に示されている第1の分割ステータ20Aを構成しているプレート30の第2腕部33に形成されている外側低部33aと第3の分割ステータ20Cを構成しているプレート30の第1腕部32の外側低部32aとの間に実質的な段差は存在していない。一方、第1の分割ステータ20Aを構成しているプレート30の第2腕部33に形成されている内側低部33bと第3の分割ステータ20Cを構成しているプレート30の第1腕部32の内側面との間には段差39が存在している。このような段差の有無は、図6に示されている第2の分割ステータ20Bを構成しているプレート30の第2腕部33と第1の分割ステータ20Aを構成しているプレート30の第1腕部32との間においても同様であり、また、隣接する他の分割ステータ20間においても同様である。
次に、図2,図3に示さているステータ12の製造方法の一例について説明する。ここで説明するステータ製造方法には、少なくとも図7に示される工程が含まれる。つまり、ステータ製造方法には、ステータプレート形成工程(Step1),分割ステータ形成工程(Step2),インシュレータ装着工程(Step3),コイル形成工程(Step4)及び分割ステータ連結工程(Step5)が少なくとも含まれる。
図7に示されるステータプレート形成工程(Step1)では、図4,図5に示されるプレート30を複数枚形成する。分割ステータ形成工程(Step2)では、ステータプレート形成工程(Step1)によって形成されたプレート30を所定枚数積層して図2,図3に示される分割ステータ20を複数個形成する。
図7に示されるインシュレータ装着工程(Step3)では、分割ステータ形成工程(Step2)によって形成された各分割ステータ20に、図2に示されるインシュレータ22を装着する。コイル形成工程(Step4)では、インシュレータ装着工程(Step3)によって分割ステータ20に装着されたインシュレータ22の周囲に導線を巻き付けて図2,図3に示されるコイル21を形成する。分割ステータ連結工程(Step5)では、コイル形成工程(Step4)によってコイル21が設けられた複数個の分割ステータ20を互いに連結して一体化させる。
少なくとも上記工程を経て図2,図3に示されるステータ12が製造される。もっとも、必要に応じて図7に示される工程以外の工程が追加される場合もある。例えば、コイル形成工程(Step4)の後に、コイル21を含む分割ステータ20を樹脂モールドする工程が追加される場合がある。また、分割ステータ連結工程(Step5)の後に、一体化された複数個の分割ステータ20を一括して樹脂モールドする工程が追加される場合もある。
図7に示されるステータプレート形成工程(Step1)では、母材である金属板を用意し、用意した金属板を図4,図5に示されるプレート30の形状に打ち抜く。金属板から打ち抜かれたプレート30が脚部31、第1腕部32、第2腕部33、連結凸部34、連結凹部35、外側低部32a,33a及び内側低部33bを含むことは既述のとおりである。つまり、ステータプレート形成工程(Step1)は、上記各部を含むプレート30を打ち抜き加工によって形成する工程である。
もっとも、ステータプレート形成工程(Step1)では、母材である金属板の異なる領域を順次打ち抜いて上記各部を含むプレート30を形成する。言い換えれば、上記各部を含むプレート30を一回で打ち抜くわけではない。
具体的には、図7に示されるステータプレート形成工程(Step1)には、図5に示される外側低部33a及び内側低部33bに対応する金属板の所定領域を打ち抜く第1打ち抜き工程(Step1-1)が含まれる。また、ステータプレート形成工程(Step1)には、図5に示される連結凸部34及び連結凹部35に対応する金属板の他の所定領域を打ち抜く第2打ち抜き工程(Step1-2)が含まれる。さらに、ステータプレート形成工程(Step1)には、外側低部32a,33a、内側低部33b、連結凸部34及び連結凹部35以外のプレート30の各部に対応する金属板の他の所定領域を打ち抜く第3打ち抜き工程(Step1-3)が含まれる。
上記第1打ち抜き工程(Step1-1),第2打ち抜き工程(Step1-2)及び第3打ち抜き工程(Step1-3)は、この順で実施される。つまり、図8(a)に示されるように、外側低部33a及び内側低部33b(図5)に対応する金属板50の所定領域A,Bを同時に打ち抜き、その後、同図(b)に示されるように、連結凸部34及び連結凹部35(図5)に対応する金属板50の他の所定領域C,Dを同時に打ち抜く。かかる順序で金属板50を打ち抜くことにより、図5に示される第2腕部33の先端部及びその近傍における歪みの発生が回避され、所定幅の連結凹部35が形成される。
尚、図8(b)に示される領域Dを打ち抜いてから同図(a)に示される領域A,Bを打ち抜くと、つまり、図5に示される連結凹部35に対応する領域を打ち抜いてから外側低部33a及び内側低部33bに対応する領域を打ち抜くと、第2腕部33の先端部及びその近傍において歪みが発生し、連結凹部35の幅が所定幅よりも狭くなる虞がある。何故なら、図8(b)に示される領域Dを打ち抜いた後に同図(a)に示される領域A,Bを打ち抜く場合、領域A,Bを打ち抜くときには、それら領域A,Bの間の領域Dは既に打ち抜かれている。つまり、領域A,Bを打ち抜くとき、それら領域A,Bの間に穴(最終的に連結凹部35になる穴)が開いている。このため、領域A,Bを打ち抜く際に加えられる力によって当該領域A,Bの近傍(特に、最終的に連結凹部35となる穴の周囲)において歪みが発生し易い。
図7に示される分割ステータ形成工程(Step2)では、図4,図5に示されるプレート30を、互いの連結凸部34が重なり合い、かつ、互いの連結凹部35が重なり合うように積層する。この結果、プレート30の積層体である分割ステータ20が形成される。同時に、形成された分割ステータ20の一側には、重なり合った複数の連結凸部34からなる一連の連結突起が形成され、分割ステータ20の他側には、重なり合った複数の連結凹部35からなる一連の連結溝が形成される。このとき、それぞれの連結凸部34及び連結凹部35は所定の幅を有しているので、連結突起及び連結溝の幅も所定幅となる。
図7に示される分割ステータ連結工程(Step5)では、インシュレータ装着工程(Step3)及びコイル形成工程(Step4)を経た複数の分割ステータ20を互いに連結する。具体的には、それぞれの分割ステータ20の連結突起を当該分割ステータ20に隣接する他の分割ステータ20の連結溝に嵌合(圧入)する。このとき、それぞれの分割ステータ20の連結突起及び連結溝の幅は所定幅なので、連結突起を連結溝にスムーズに嵌合(圧入)させることができる。言い換えれば、連結突起の先端面が連結溝の底面に当接する程に強い力を加えなくとも連結突起を連結溝に嵌合(圧入)させることができる。この結果、それぞれの分割ステータ20の連結突起の先端面とそれが嵌合(圧入)された嵌合溝の底面との間に隙間38(図6)が生じる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、各分割ステータ20を構成するステータプレート30の枚数は適宜変更することができる。また、ステータ12を構成する分割ステータ20の個数も適宜変更することができる。さらに、ロータ13の外周面に設けられる永久磁石15の個数も適宜変更することができる。
1A ブラシレスモータ
10 ベース
11 ハウジング
12 ステータ
13 ロータ
13a 出力軸
13b ギヤ
14 コネクタ接続部
15 永久磁石
20 分割ステータ
20A 第1の分割ステータ
20B 第2の分割ステータ
20C 第3の分割ステータ
21 コイル
22 インシュレータ
30 ステータプレート(プレート)
31 脚部
32 第1腕部
32a 外側低部
33 第2腕部
33a 外側低部
33b 内側低部
34 連結凸部
34a 先端面
35 連結凹部
35a 底面
36 嵌合凹部
37 嵌合凸部
38 隙間
39 段差
50 金属板

Claims (3)

  1. ロータと、前記ロータの内側又は外側に設けられたステータと、を備えるブラシレスモータであって、
    前記ステータは、環状に配置され、かつ、互いに連結された複数の分割ステータから構成され、
    それぞれの前記分割ステータは、積層された複数枚のステータプレートから構成され、
    それぞれの前記ステータプレートは、前記ステータの径方向に延びる脚部と、前記脚部の一端から前記ステータの周方向両側に向かってそれぞれ延びる第1腕部及び第2腕部と、前記第1腕部の端部に設けられた連結凸部と、前記第2腕部の端部に設けられた連結凹部と、を含み、
    第1の前記分割ステータを構成している前記ステータプレートの前記連結凸部は、第1の前記分割ステータの一側に位置する第2の前記分割ステータを構成している前記ステータプレートの前記連結凹部に嵌合され、
    第1の前記分割ステータを構成している前記ステータプレートの前記連結凹部には、第1の前記分割ステータの他側に位置する第3の前記分割ステータを構成している前記ステータプレートの前記連結凸部が嵌合され、
    前記連結凸部の先端面と当該連結凸部が嵌合している前記連結凹部の底面との間に隙間が存在し、
    前記第2腕部の外側面のうち前記連結凹部の外側の領域には、前記ステータの径方向内側に向かって窪んだ外側低部が形成され、
    前記第2腕部の内側面のうち前記連結凹部の内側の領域には、前記ステータの径方向外側に向かって窪んだ内側低部が形成されている、
    ブラシレスモータ。
  2. 第1の前記分割ステータを構成している前記ステータプレートの前記第2腕部の内側面と、第3の前記分割ステータを構成している前記ステータプレートの前記第1腕部の内側面との間に段差が存在する、
    請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. ブラシレスモータを構成するステータの製造方法であって、
    前記ステータの径方向に延びる脚部と、前記脚部の一端から前記ステータの周方向両側に向かってそれぞれ延びる第1腕部及び第2腕部と、前記第1腕部の端部に設けられた連結凸部と、前記第2腕部の端部に設けられた連結凹部と、前記第2腕部の外側面のうち前記連結凹部の外側の領域に形成され、前記ステータの径方向内側に向かって窪んだ外側低部と、前記第2腕部の内側面のうち前記連結凹部の内側の領域に形成され、前記ステータの径方向外側に向かって窪んだ内側低部と、を含むステータプレートを形成するステータプレート形成工程と、
    複数枚の前記ステータプレートを、互いの前記連結凸部が重なり合い、かつ、互いの前記連結凹部が重なり合うように積層して分割ステータを形成する分割ステータ形成工程と、
    複数の前記分割ステータを互いに連結する分割ステータ連結工程と、を有し、
    前記ステータプレート形成工程には、
    金属板の所定領域を打ち抜いて前記外側低部及び前記内側低部を形成する第1打ち抜き工程と、
    前記第1打ち抜き工程の後に実施され、前記金属板の他の所定領域を打ち抜いて前記連結凸部及び前記連結凹部を形成する第2打ち抜き工程と、が含まれる、
    ステータ製造方法。
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