JP2021062726A - 車両用空調装置 - Google Patents

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tooth
slide damper
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shaft
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隆志 下坂
Takashi Shimozaka
隆志 下坂
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Abstract

【課題】スライドダンパの軸方向におけるガタツキを防止する。【解決手段】ケース内に形成される空気流路を開閉するスライドダンパ機構を備える車両用空調装置において、前記スライドダンパ機構は、移動方向に沿って従動ギア5a1が設けられた前記空気流路を遮蔽する遮蔽部5aと、前記従動ギア5a1と噛合する駆動ギア5bが設けられたシャフト軸と、を備え、前記従動ギア5a1または前記駆動ギア5bの一方の歯面には歯先から歯底に向かって延在する位置決めリブ5b1が設けられており、前記従動ギア5a1または前記駆動ギア5bの他方の歯面には歯先から歯底に向かって延在し、前記位置決めリブが挿入されることで前記シャフト軸に沿う方向への移動を規制するリブ溝5a2が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用空調装置に関するものである。
例えば、特許文献1には、エバポレータとヒータコアとを有する車両用空調装置が開示されている。この特許文献1においては、ヒータコアがエバポレータに対して角度を形成するように配置されている。さらに、ヒータコアとエバポレータとの間には、冷却流路と加熱流路とを切り替えるエアミックスダンパ(エアミックスドア機構)が配置されている。
特開2014−162305号公報
このようなエアミックスドア機構は、一般的に、駆動ギアが設けられたシャフト軸を回転させ、ギアと噛合するスライドダンパをスライドさせることで開閉する機構である。このようなスライドダンパは、ケースに保持されており、駆動ギアにより移動される際に、シャフト軸に沿う方向においてガタツキが生じる可能性がある。このため、例えば、スライドダンパにテンション構造を設け、ギアに対して反力を生じさせる場合もある。しかしながら、このような構造は、ギアにかかるトルクを増大させる。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、スライドダンパの軸方向におけるガタツキを防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、第1の手段として、ケース内に形成される空気流路を開閉するスライドダンパ機構を備える車両用空調装置において、前記スライドダンパ機構は、移動方向に沿って従動ギアが設けられた前記空気流路を遮蔽する遮蔽部と、前記従動ギアと噛合する駆動ギアが設けられたシャフト軸と、を備え、前記従動ギアまたは前記駆動ギアの一方の歯面には歯先から歯底に向かって延在する位置決めリブが設けられており、前記従動ギアまたは前記駆動ギアの他方の歯面には歯先から歯底に向かって延在し、前記位置決めリブが挿入されることで前記シャフト軸に沿う方向への移動を規制するリブ溝が設けられている、という構成を採用する。
本発明によれば、スライドドア機構において、駆動ギアに形成された位置決めリブとスライドダンパに形成された溝とを組み合わせることにより、スライドダンパの軸方向における移動を規制することができる。したがって、スライドダンパの軸方向におけるガタツキを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用空調装置の概略構成を模式的に示す断面図である。 (a)が本発明の一実施形態におけるスライドダンパの部分拡大図であり、(b)が駆動ギアの部分拡大図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る車両用空調装置の一実施形態について説明する。
本実施形態の車両用空調装置1は、図1に示すように、ケース2と、エバポレータ3と、ヒータコア4と、スライドドア機構により構成されるエアミックスドア機構5とを備えている。
ケース2は、本実施形態の車両用空調装置1の外形を形作り、エバポレータ3及びヒータコア4等を内部に収容している。このケース2の内部には、空気流路として、エバポレータ3が設置される冷却流路と、ヒータコア4が設置される加熱流路とが形成されている。また、ケース2は、車両の窓ガラス等に向けて供給する調和空気を吐出するデフロスタ開口Kaと、乗員の顔付近に向けて供給する調和空気を吐出するフェイス開口Kbと、乗員の足元に向けて供給する調和空気を吐出するフット開口Kcとが設けられている。なお、デフロスタ開口Ka、フェイス開口Kb及びフット開口Kcには、それぞれの開口の開閉を行う不図示のモードダンパが設けられている。
エバポレータ3は、車両に搭載される冷凍サイクルの一部であり、ケース2の冷却流路の内部に配置されている。このエバポレータ3は、不図示の送風機により冷却流路内に供給された空気を冷却して冷風を生成する。ヒータコア4は、ケース2の加熱流路の内部に配置されており、エバポレータ3で生成された冷風の一部あるいは全部を加熱することによって暖風を生成するものである。
エアミックスドア機構5は、エバポレータ3とヒータコア4との間に設けられている。このようなスライドドア機構で構成されるエアミックスドア機構5は、図1に示すように、遮蔽部5aと、駆動ギア5bと、シャフト軸5cとを有している。遮蔽部5aは、断面において略円弧状とされる曲面状の板部材である。この遮蔽部5aは、図2(a)に示すように、従動ギア5a1が円弧状の内側の面に形成されており、駆動ギア5bにより駆動されることでスライド可能とされている。また、従動ギア5a1の歯面には、縁部近傍に周方向に沿ってリブ溝5a2が形成されている。なお、リブ溝5a2には、グリスが予め塗布されており、位置決めリブ5b1との間には僅かにグリスの層が形成されている。
駆動ギア5bは、スライドダンパ5aの従動ギア5a1に噛合されている。この駆動ギア5bは、図2(b)に示すように、歯面の縁部において、周方向外側へと突出した位置決めリブ5b1を有している。この位置決めリブ5b1は、リブ溝5a2へと挿入されている。シャフト軸5cは、駆動ギア5bが取り付けられる長尺状の部材であり、駆動ギア5bを伴って外部の動力により回転される。
このようなエアミックスドア機構5は、外部から伝達される動力によって、スライドダンパ5aの姿勢を調整することで、冷却流路と加熱流路との開口割合を調整する。
このような車両用空調装置1においては、駆動ギア5bが回転されると、従動ギア5a1が噛合されていることにより、スライドダンパ5aが移動する。このとき、位置決めリブ5b1がリブ溝5a2へと挿入されていることにより、スライドダンパ5aは、軸方向への移動が規制される。したがって、ケース2にテンション構造等を設けることなく、スライドダンパ5aの軸方向のガタツキを抑制することが可能である。
また、スライドダンパ5aのリブ溝5a2と駆動ギア5bの位置決めリブ5b1との間にグリスが入り込んでいるため、駆動ギア5bの回転に伴う異音を、グリスにより吸収することが可能である。
なお、本実施形態では駆動ギア側に位置決めリブ、従動ギア側にリブ溝を設けられていたがそれに限らず、駆動ギア側にリブ溝、従動ギア側に位置決めリブを設けてもよい。
1 車両用空調装置
2 ケース
5 エアミックスドア機構(スライドダンパ機構)
5a 遮蔽部
5a2 リブ溝
5c シャフト軸
5c1 リブ

Claims (1)

  1. ケース内に形成される空気流路を開閉するスライドダンパ機構を備える車両用空調装置において、
    前記スライドダンパ機構は、移動方向に沿って従動ギアが設けられた前記空気流路を遮蔽する遮蔽部と、
    前記従動ギアと噛合する駆動ギアが設けられたシャフト軸と、
    を備え、
    前記従動ギアまたは前記駆動ギアの一方の歯面には歯先から歯底に向かって延在する位置決めリブが設けられており、
    前記従動ギアまたは前記駆動ギアの他方の歯面には歯先から歯底に向かって延在し、前記位置決めリブが挿入されることで前記シャフト軸に沿う方向への移動を規制するリブ溝が設けられていることを特徴とする車両用空調装置。
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