JP2021079728A - 車両用空調装置 - Google Patents

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陽児 香月
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Abstract

【課題】パッキンを有するロータリダンパを備える車両用空調装置において、パッキンの圧縮負荷を低減する。【解決手段】ロータリダンパ5が、中空のロータリダンパ本体部5aと、ロータリダンパ本体部5aの外壁面に設けられたパッキン5cとを有し、シール領域Rが、ロータリダンパ5の周方向に沿って延在する複数のスリットが設けられることにより他の領域に対して低剛性とされ、シャットリブがシール領域Rに当接されることでシール領域Rが径方向内側に向けて変位可能とされている。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用空調装置に関するものである。
一般的に、車両用空調装置は車両内前方に搭載されていて、送風ファンによって送風する空気をエバポレータによって除湿及び冷却するように構成されている。車両用空調装置がエアミックス方式の場合は、エバポレータを通過した空気の一部あるいは全部がエアミックスダンパを介してヒータコアに送られて加温された後、残部の空気と混合されて所定温度の調和空気に生成され、その生成された調和空気が車室内の各吹出口に供給されるように構成されている。
特開2012−121383号公報
上述のような車両用空調装置の空調ケースには、ウィンドウパネルに向けて調和空気を吐出する吹出口に連通されるデフロスタ開口、乗員の顔の付近に向けて調和空気を吐出する吹出口に連通されるベント開口と、乗員の足元に向けて調和空気を吐出する吹出口に連通されるヒート開口が一般的に設けられている。例えば、車両用空調装置の内部に、ロータリダンパを設置し、このロータリダンパの回転角度を調整することによって、どの吐出開口から調和空気を排出するかが選択される。
ところで、上述のようなロータリダンパには、空調ケースに対して当接する部位にパッキンが設けられ、ロータリダンパと空調ケースとの間の密閉性を高めている。しかしながら、パッキンは、密閉性を高めるために空調ケースに対して強く押し付けられた状態で当接されることとなる。このため、ロータリダンパの駆動トルクが大きくなり、ロータリダンパの回動時におけるパッキンと空調ケースとの摺動騒音が大きくなり、パッキンの寿命が短くなるといった影響が発生する。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、パッキンを有するロータリダンパを備える車両用空調装置において、パッキンの圧縮負荷を低減することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、内部にシャットリブが設けられた中空の空調ケースと、上記空調ケースの内部に回動可能に収容されると共に、閉鎖姿勢にて上記シャットリブが径方向外側から当接されるシール領域を有するロータリダンパとを備える車両用空調装置であって、上記ロータリダンパが、中空のロータリダンパ本体部と、上記ロータリダンパ本体部の外壁面に設けられたパッキンとを有し、上記シール領域が、上記ロータリダンパの周方向に沿って延在する複数のスリットが設けられることにより他の領域に対して低剛性とされ、上記シャットリブがシール領域に当接されることで上記シール領域が径方向内側に向けて変位可能とされているという構成を採用する。
本発明によれば、空調ケースのシャットリブが当接されるロータリダンパのシール領域にて、パッキンを支持するロータリダンパ本体部が、シール領域以外の他の領域よりも剛性が低くなっている。このため、シャットリブがシール領域に当接されることでロータリダンパ本体部が径方向内側に容易に変位される。このようにシール領域にてロータリダンパ本体部が径方向内側に変位されることにより、パッキンの圧縮負荷を低減することができ、ロータリダンパの駆動トルクを小さくし、ロータリダンパの回動時におけるパッキンと空調ケースとの摺動騒音を小さくし、パッキンの寿命を長くすることが可能となる。
本発明の一実施形態における車両用空調装置の概略構成を示す断面図である。 (a)がロータリダンパの模試的な分解斜視図であり、(b)及び(c)がロータリダンパが備えるロータリダンパ本体部のシール領域における拡大斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る車両用空調装置の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の車両用空調装置S1の概略構成を示す断面図である。この図に示すように、本実施形態の車両用空調装置S1は、空調ケース1と、エバポレータ2と、エアミックスダンパ装置3と、ヒータコア4と、ロータリダンパ5とを備えている。
空調ケース1は、本実施形態の車両用空調装置S1の外形を形作り、エバポレータ2が設置される冷却流路1aと、ヒータコア4が設置される加熱流路1bと、冷風と暖風とが混合されて調和空気とされる混合部1cとを内部に有する。また、空調ケース1には、外部に露出されると共に混合部1cと通じる複数の吐出開口(デフロスタ開口1d、ベント開口1e及びヒート開口1f)が設けられている。
デフロスタ開口1dは、ウィンドウに対して調和空気を供給するための吐出開口である。また、ベント開口1eは、乗員の顔に対して調和空気を供給するための吐出開口である。また、ヒート開口1fは、乗員の足元に対して調和空気を供給するための吐出開口である。
また、空調ケース1の内部には、図1に示すように、ヒータコア4が設置される加熱流路1bから混合部1cに暖風を供給する暖風用開口1gと、エバポレータ2が設置される冷却流路1aから混合部1cに冷風を供給する冷風用開口1hと、冷却流路1aから加熱流路1bに冷風を供給する加熱用開口1iとが設けられている。
エバポレータ2は、車両に搭載される冷凍サイクルの一部であり、冷却流路1aの内部に配置されている。このエバポレータ2は、不図示のブロワにより冷却流路1a内に供給された空気を冷却して冷風を生成する。
エアミックスダンパ装置3は、エバポレータ2の下流側に配置されており、エバポレータ2にて生成された冷風の加熱流路1bへの供給量を調節するものである。より詳細には、エアミックスダンパ装置3は、冷風用開口1hと加熱用開口1iとの間でスライド可能とされたエアミックスダンパ3aを備えており、このエアミックスダンパ3aによって冷風用開口1hと加熱用開口1iとの開口割合を調節することによって加熱流路1bへの冷風の供給量を調節している。この結果、混合部1cにおける冷風と暖風との混合割合が調節されて調和空気の温度が調節される。
ヒータコア4は、加熱流路1bの内部に配置されており、加熱用開口1iを介して供給される冷風を加熱することによって暖風を生成するものである。
ロータリダンパ5は、空調ケース1の内部に収容されて調和空気を複数の吐出開口(デフロスタ開口1d、ベント開口1e及びヒート開口1f)の少なくとも1つに選択的に案内するためのダンパである。図2(a)は、ロータリダンパ5の模試的な分解斜視図である。図2(b)及び図2(c)は、ロータリダンパ5が備えるロータリダンパ本体部のシール領域における拡大斜視図である。
ロータリダンパ5は、混合部1cに回動可能に収容されており、図2(a)に示すように、ロータリダンパ本体部5aと、軸部5bと、パッキン5cとを有している。ロータリダンパ本体部5aは、ロータリダンパ5の回動軸に沿った方向から見て扇形に形状設定された中空部材であり、扇形の一対の側壁と、これら側壁の円弧の部分に接続された周壁とを有している。このようなロータリダンパ本体部5aは、周壁部に、吐出開口(デフロスタ開口1d、ベント開口1e及びヒート開口1f)に対してロータリダンパ本体部5aの内部を連通させるための出入口開口を有している。
軸部5bは、ロータリダンパ5の回動軸に沿って延びる中空の円筒形状とされており、ロータリダンパ本体部5aの側壁から外方に向けて突出して設けられている。ロータリダンパ5は、軸部5bが空調ケース1に対して軸支されており、混合部1cにて回動可能とされている。
パッキン5cは、ロータリダンパ本体部5aの外壁面に対して貼付されている。このパッキン5cは、空調ケース1の一部として設けられたシール部に対して密接されることによって、ロータリダンパ5と空調ケース1との隙間を密閉する。
このようなロータリダンパ5は、不図示の駆動部によって回動され、回動角度(移動位置)に応じて、デフロスタ開口1d、ベント開口1e及びヒート開口1fのいずれかあるいは複数に対して調和空気を案内する。
また、本実施形態の車両用空調装置S1においては、図1に示すように、空調ケース1の内部にシャットリブ10が空調ケース1の一部として設けられている。シャットリブ10は、ロータリダンパ5が停止される角度にて、ロータリダンパ5のパッキン5cに対して、ロータリダンパ5の径方向外側から当接する。
このようなシャットリブ10に対して停止中(いずれかの吐出口を閉鎖する閉鎖姿勢)にて当接されるロータリダンパ5の領域は、ロータリダンパ5と空調ケース1との隙間をシールするシール領域Rとされている。図2(a)に示すように、ロータリダンパ本体部5aは、シール領域Rにおいて、複数のスリット5a1が設けられることで、複数の短冊片5a2が配列された形状とされている。これらの短冊片5a2は、ロータリダンパ本体部5aのシール領域Rを除く他の領域に対して低剛性とされ、ロータリダンパ5の径方向内側に容易に変位可能とされている。
例えば、図2(b)に示すように、短冊片5a2が、シール領域R以外の他の領域よりも薄肉化され、これによってロータリダンパ本体部5aのシール領域Rを除く他の領域に対して低剛性とすることができる。また、図2(c)に示すように、短冊片5a2の根本部に凹部5a3を形成することによって、ロータリダンパ本体部5aのシール領域Rを除く他の領域に対して低剛性とすることもできる。
このような構成の本実施形態の車両用空調装置S1においては、エアミックスダンパ装置3によって冷風用開口1hと加熱用開口1iが両方とも開口されているとすると、冷却流路1aに供給された空気がエバポレータ2によって冷却されることで冷風とされ、この冷風の一部が加熱流路1bに供給される。
加熱流路1bでヒータコア4によって加熱されることで生成された暖風が暖風用開口1gから混合部1cに供給され、加熱流路1bに供給されなかった冷風が冷風用開口1hから混合部1cに供給される。混合部1cに供給された冷風と暖風とは、混合されて調和空気とされ、ロータリダンパ5に案内されて、デフロスタ開口1d、ベント開口1e及びヒート開口1fのうち開放されているいずれかから車室内に供給される。
以上のような本実施形態の車両用空調装置S1は、内部にシャットリブ10が設けられた中空の空調ケース1と、空調ケース1の内部に回動可能に収容されると共に、閉鎖姿勢にてシャットリブ10が径方向外側から当接されるシール領域Rを有するロータリダンパ5とを備えている。また、ロータリダンパ5が、中空のロータリダンパ本体部5aと、ロータリダンパ本体部5aの外壁面に設けられたパッキン5cとを有している。また、ロータリダンパ本体部5aは、シール領域Rの剛性が他の領域に対して低剛性とされ、シャットリブ10がシール領域Rに当接されることでシール領域Rが径方向内側に向けて変位可能とされている。
このような本実施形態の車両用空調装置S1によれば、空調ケース1のシャットリブ10が当接されるロータリダンパ5のシール領域Rにて、パッキン5cを支持するロータリダンパ本体部5aが、シール領域R以外の他の領域よりも剛性が低くなっている。このため、シャットリブ10がシール領域Rに当接されることでロータリダンパ本体部5aが径方向内側に容易に変位される。このようにシール領域Rにてロータリダンパ本体部5aが径方向内側に変位されることにより、パッキン5cの圧縮負荷を低減することができ、ロータリダンパ5の駆動トルクを小さくし、ロータリダンパ5の回動時におけるパッキン5cと空調ケース1との摺動騒音を小さくし、パッキン5cの寿命を長くすることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
1……空調ケース、1a……冷却流路、1b……加熱流路、1c……混合部、1d……デフロスタ開口、1e……ベント開口、1f……ヒート開口、1g……暖風用開口、1h……冷風用開口、1i……加熱用開口、2……エバポレータ、3……エアミックスダンパ装置、3a……エアミックスダンパ、4……ヒータコア、5……ロータリダンパ、5a……ロータリダンパ本体部、5a1……スリット、5a2……短冊片、5a3……凹部、5b……軸部、5c……パッキン、10……シャットリブ、R……シール領域、S1……車両用空調装置

Claims (1)

  1. 内部にシャットリブが設けられた中空の空調ケースと、前記空調ケースの内部に回動可能に収容されると共に、閉鎖姿勢にて前記シャットリブが径方向外側から当接されるシール領域を有するロータリダンパとを備える車両用空調装置であって、
    前記ロータリダンパは、中空のロータリダンパ本体部と、前記ロータリダンパ本体部の外壁面に設けられたパッキンとを有し、
    前記シール領域は、前記ロータリダンパの周方向に沿って延在する複数のスリットが設けられることにより他の領域に対して低剛性とされ、前記シャットリブがシール領域に当接されることで前記シール領域が径方向内側に向けて変位可能とされている
    ことを特徴とする車両用空調装置。
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