JP2021116023A - 車両用空調装置 - Google Patents

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真大 松山
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Abstract

【課題】空調ケースに設けられた吐出開口を開閉する遮蔽板を有する回転式のモードドアを備える車両用空調装置において、遮蔽板によって空調ケースの内部の空気の流れが阻害されることを抑制する。【解決手段】ロータリダンパ5が、軸心方向にてヒート開口遮蔽板5cに並んで設けられると共に開放位置にてヒート開口遮蔽板5cに隣接された領域を通気可能とする通気路5fを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用空調装置に関するものである。
一般的に、車両には、車室内の温度や湿度を調節する車両用空調装置が搭載されている。このような車両用空調装置は、送風ファンによって送風された空気をエバポレータによって除湿及び冷却し、冷却した空気の一部を加熱することで、所定の温度の調和空気を生成するように構成されている。例えば特許文献1に開示されているように、車両用空調装置は、内部に空気流路が設けられた空調ケースを備えている。この空調ケースには、車室内の下部に案内される調和空気を吐出するヒート開口、フロントガラスに向けて案内される調和空気を吐出するデフロスタ開口、及び、車室内の上部に案内される調和空気を吐出するベント開口等の開口が設けられている。例えば特許文献1には、回転位置によってこれらの開口の開閉状態を変更するロータリ式のモードドアが空調ケースの内部に収容された構成が開示されている。
特許第6269432号公報
ところで、上述のように、空調ケースに設けられた調和空気を吐出するための開口は、モードドアの回転によって開閉される。このため、モードドアには、開口を開閉するための遮蔽板が設けられている。ところが、遮蔽板が空調ケースの開口を開放する場合には、モードドアの回転に伴って遮蔽板が空調ケースの内部にて移動される。このため、空調ケースの内部の遮蔽板が、空調ケースの内部の空気の流れを阻害する。この結果、例えば遮蔽板が温風の流れを遮った場合には、冷風と温風との速度差が大きくなり、冷風の温風との混合が不十分となる場合や、温風がデフロスタ開口に到達し難くなる場合がある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、空調ケースに設けられた吐出開口を開閉する遮蔽板を有する回転式のモードドアを備える車両用空調装置において、遮蔽板によって空調ケースの内部の空気の流れが阻害されることを抑制することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、温風通路から供給される温風と冷風通路から供給される冷風とが混合される混合領域を内部に有すると共に上記混合領域で生成された調和空気を吐出する吐出開口を有する空調ケースと、上記吐出開口を閉鎖する閉鎖位置と上記吐出開口を開放する開放位置とに移動可能な遮蔽板を有すると共に上記空調ケースに対して回動可能に接続されたモードドアとを備える車両用空調装置であって、上記モードドアが、モードドア回転軸方向にて上記遮蔽板に並んで設けられると共に上記開放位置にて上記遮蔽板に隣接された領域を通気可能とする通気路を有するという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記遮蔽板の上記開放位置が、上記遮蔽板が上記温風通路の一部を遮蔽する位置であるという構成を採用する。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記空調ケースが、車室内の下部に案内される上記調和空気を吐出するヒート開口を上記吐出開口として有すると共に、フロントガラスに向けて案内される上記調和空気を吐出するデフロスタ開口と、上記ヒート開口と上記デフロスタ開口との間に配置されると共に車室内の上部に案内される上記調和空気を吐出するベント開口とを有し、上記モードドアが、上記ヒート開口を開閉するヒート開口遮蔽板を上記遮蔽板として有すると共に、上記ヒート開口と上記デフロスタ開口と上記ベント開口とのうち複数を同時に遮蔽可能な共用遮蔽板を有し、上記共用遮蔽板が、上記デフロスタ開口の一部と、上記ベント開口の全域と、上記ヒート開口の一部とを同時に塞ぐ位置に配置された場合に、上記ヒート開口遮蔽板が上記開放位置に配置されるという構成を採用する。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記空調ケースに固定されると共に上記モードドアが回動される場合の上記通気路の通過領域に収容され、上記温風通路から上記デフロスタ開口に向けて上記温風を案内する案内ダクトを有するという構成を採用する。
第5の発明は、上記第1〜第4いずれかの発明において、上記モードドアが、上記モードドア回転軸方向に配列された複数の上記ヒート開口遮蔽板を有し、一方の上記ヒート開口遮蔽板と他方の上記ヒート開口遮蔽板との間に上記通気路が設けられているという構成を採用する。
第6の発明は、上記第1〜第4いずれかの発明において、上記モードドアが、上記モードドア回転軸方向に延伸された単一の上記ヒート開口遮蔽板を有し、上記ヒート開口遮蔽板の上記モードドア回転軸方向の両端の各々に隣接して上記通気路が設けられているという構成を採用する。
本発明によれば、モードドアがモードドア回転軸方向にて遮蔽板に並んで設けられると共に開放位置にて遮蔽板に隣接された領域を通気可能とする通気路を有している。このため、遮蔽板が吐出開口を開放する開放位置に配置されている場合であっても、空調ケースの内部にて遮蔽板に隣接した領域が空気を通過可能とする。したがって、本発明によれば、空調ケースに設けられた吐出開口を開閉する遮蔽板を有する回転式のモードドアを備える車両用空調装置において、遮蔽板によって空調ケースの内部の空気の流れが阻害されることを抑制することが可能となる。
本発明の第1実施形態における車両用空調装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態における車両用空調装置が備えるロータリダンパの斜視図である。 本発明の第1実施形態における車両用空調装置が備えるロータリダンパの正面図である。 本発明の第2実施形態における車両用空調装置の概略構成を示す要部断面図である。 本発明の第2実施形態における車両用空調装置が備えるダクトユニットの拡大図である。 図5の矢印A方向から見たダクトユニットの矢視図である。 本発明の車両用空調装置の変形例が備えるロータリダンパの正面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る車両用空調装置の一実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の車両用空調装置S1の概略構成を示す断面図である。この図に示すように、本実施形態の車両用空調装置S1は、空調ケース1と、エバポレータ2と、エアミックスダンパ装置3と、ヒータコア4と、ロータリダンパ5(モードドア)とを備えている。
空調ケース1は、本実施形態の車両用空調装置S1の外形を形作り、エバポレータ2が設置される冷却流路1a(冷風通路)と、ヒータコア4が設置される加熱流路1b(温風通路)と、冷風と温風とが混合されて調和空気とされる混合部1c(混合領域)とを内部に有する。また、空調ケース1には、外部に露出されると共に混合部1cと通じる複数の開口(デフロスタ開口1d、ベント開口1e及びヒート開口1f)が設けられている。
デフロスタ開口1dは、フロントガラスを含むウィンドウに向けて案内される調和空気を吐出するための開口である。また、ベント開口1eは、車室内の上部に案内される調和空気を吐出するための開口である。このベント開口1eから吐出された調和空気は、乗員の顔に向けて供給される。また、ヒート開口1fは、車室内の下部に案内される調和空気を吐出するための吐出開口である。このヒート開口1fから吐出された調和空気は、乗員の足元に対して供給される。図1に示すように、デフロスタ開口1dが最もエバポレータ2側に配置されており、デフロスタ開口1dとヒート開口1fとの間にベント開口1eが配置されている。
また、空調ケース1の内部には、図1に示すように、ヒータコア4が設置される加熱流路1bから混合部1cに温風を供給する温風用開口1gと、エバポレータ2が設置される冷却流路1aから混合部1cに冷風を供給する冷風用開口1hと、冷却流路1aから加熱流路1bに冷風を供給する加熱用開口1iとが設けられている。
エバポレータ2は、車両に搭載される冷凍サイクルの一部であり、冷却流路1aの内部に配置されている。このエバポレータ2は、不図示のブロワにより冷却流路1a内に供給された空気を冷却して冷風を生成する。
エアミックスダンパ装置3は、エバポレータ2の下流側に配置されており、エバポレータ2にて生成された冷風の加熱流路1bへの供給量を調節するものである。より詳細には、エアミックスダンパ装置3は、冷風用開口1hと加熱用開口1iとの間でスライド可能とされたエアミックスダンパ3aを備えており、このエアミックスダンパ3aによって冷風用開口1hと加熱用開口1iとの開口割合を調節することによって加熱流路1bへの冷風の供給量を調節している。この結果、混合部1cにおける冷風と温風との混合割合が調節されて調和空気の温度が調節される。
ヒータコア4は、加熱流路1bの内部に配置されており、加熱用開口1iを介して供給される冷風を加熱することによって温風を生成するものである。
ロータリダンパ5は、空調ケース1の内部に収容されて調和空気をデフロスタ開口1d、ベント開口1e及びヒート開口1fの少なくとも1つに選択的に案内するためのダンパである。図2は、ロータリダンパ5の斜視図である。図3は、ロータリダンパ5の正面図である。
ロータリダンパ5は、混合部1cにて回動可能に空調ケース1に収容されており、空調ケース1の一部に軸支されている。図2及び図3に示すように、ロータリダンパ5は、扇形の一対の側壁5aと、各々の側壁5aから突出して設けられた軸部5bと、側壁の円弧の部分に接続されたヒート開口遮蔽板5c及び共用遮蔽板5dと、ヒート開口遮蔽板5cと共用遮蔽板5dとを接続する内部壁5eとを有している。
側壁5aは、軸心L(ロータリダンパ5の回転軸心)に沿う方向(モードドア回転軸心方向)にてロータリダンパ5の両端部に配置される壁部である。これらの側壁5aは、軸心Lに沿う方向(以下、軸心方向と称する)に離間して配置されている。軸部5bは、各々の側壁5aに対して設けられている。各々の軸部5bは、側壁5aからロータリダンパ5の外側に向けて突出され、軸心Lに重なるように配置されている。これらの軸部5bは、空調ケース1に軸支される部位である。
ヒート開口遮蔽板5cは、一方の側壁5aと他方の側壁5aとの各々に対して設けられており、本実施形態においては2つ設けられている。一方のヒート開口遮蔽板5cと他方のヒート開口遮蔽板5cとは、軸心方向に隙間を空けて配列されている。この2つのヒート開口遮蔽板5cの間に設けられた隙間は、空気を通過させるための通気路5fとされている。つまり、本実施形態においては、ロータリダンパ5は、軸心方向にてヒート開口遮蔽板5cに並んで設けられる通気路5fが設けられている。
これらのヒート開口遮蔽板5cは、ヒート開口1fに至る空調ケース1の内部流路を開閉することによって、ヒート開口1fへの調和空気の供給状態を変更する。つまり、ヒート開口遮蔽板5cは、ヒート開口1fの開閉を行っている。これらのヒート開口遮蔽板5cは、ロータリダンパ5が軸心Lを中心として回動されることによって、ヒート開口1fを閉鎖する閉鎖位置と、ヒート開口1fを開放する開放位置とに移動可能とされている。
なお、空調ケース1の内部には、ヒート開口遮蔽板5cが閉鎖位置である場合には、ヒート開口1fに至る内部流路が全閉されるように、通気路5fを塞ぐ壁部が設けられている。一方で、空調ケース1の内部には、ヒート開口遮蔽板5cが開放位置である場合に、通気路5fを塞ぐ壁部は設けられていない。つまり、通気路5fは、ヒート開口遮蔽板5cが開放位置にある場合に、ヒート開口遮蔽板5cに隣接された領域を通気可能とするものである。
なお、ヒート開口遮蔽板5cの開放位置は一か所に定められたものではなく、閉鎖位置を除く位置が開放位置とされている。例えば、本実施形態においてヒート開口遮蔽板5cは、開放位置にて加熱流路1bの一部を遮蔽する。本実施形態においては、このようにヒート開口遮蔽板5cが加熱流路1bの一部を遮蔽する開放位置とされている場合に、通気路5fを介して、加熱流路1bから混合部1cに温風が通気可能とされている。
共用遮蔽板5dは、軸心Lを中心とする周方向にてヒート開口遮蔽板5cに対して一定の隙間を空けて配置されている。この共用遮蔽板5dは、軸心方向にて一方の側壁5aから他方の側壁5aに至る領域の全域を覆う長さ寸法を有している。また、共用遮蔽板5dの軸心Lを中心とする周方向における幅寸法は、同方向におけるヒート開口遮蔽板5cの幅寸法よりも大きく設定されている。
この共用遮蔽板5dは、デフロスタ開口1dに至る空調ケース1の内部流路、ベント開口1eに至る空調ケース1の内部流路、及びヒート開口1fに至る空調ケース1の内部流路を開閉可能とされている。つまり、共用遮蔽板5dは、デフロスタ開口1d、ベント開口1e及びヒート開口1fを開閉可能とされている。このような共用遮蔽板5dは、デフロスタ開口1d、ベント開口1e及びヒート開口1fのうち複数を同時に閉鎖することが可能な幅寸法とされている。
本実施形態においては、共用遮蔽板5dが、デフロスタ開口1dの一部と、ベント開口1eの全域と、ヒート開口1fの一部とを同時に塞ぐ位置に配置された場合に、ヒート開口遮蔽板5cが加熱流路1bの一部を塞ぐ開放位置に配置されるように、ヒート開口遮蔽板5cと共用遮蔽板5dとが位置設定されている。
なお、ヒート開口遮蔽板5cと共用遮蔽板5dとは、空調ケース1との間の密閉性と摺動性とを向上させるために、表層部がパッキンとされている。ロータリダンパ5の上記パッキンを除いた部位は、例えば樹脂によって形成されている。
内部壁5eは、各々のヒート開口遮蔽板5cに対して設けられている。各々の内部壁5eは、ヒート開口遮蔽板5cの側壁5aが接続されていない側の端部に接続されており、ヒート開口遮蔽板5cと共用遮蔽板5dの内壁面との接続している。これらの内部壁5eは、通気路5fを軸心方向から挟み込むように対向配置されている。
このようなロータリダンパ5は、不図示の駆動部によって回動され、回動角度(移動位置)に応じて、デフロスタ開口1d、ベント開口1e及びヒート開口1fのいずれかあるいは複数に対して調和空気を案内する。
このような構成の本実施形態の車両用空調装置S1においては、エアミックスダンパ装置3によって冷風用開口1hと加熱用開口1iが両方とも開口されているとすると、冷却流路1aに供給された空気がエバポレータ2によって冷却されることで冷風とされ、この冷風の一部が加熱流路1bに供給される。
加熱流路1bでヒータコア4によって加熱されることで生成された温風が温風用開口1gから混合部1cに供給され、加熱流路1bに供給されなかった冷風が冷風用開口1hから混合部1cに供給される。混合部1cに供給された冷風と温風とは、混合されて調和空気とされ、ロータリダンパ5に案内されて、デフロスタ開口1d、ベント開口1e及びヒート開口1fのうち開放されているいずれかから車室内に供給される。
以上のような本実施形態の車両用空調装置S1は、加熱流路1bから供給される温風と冷却流路1aから供給される冷風とが混合される混合部1cを内部に有すると共に混合部1cで生成された調和空気を吐出するヒート開口1fを有する空調ケース1と、ヒート開口1fを閉鎖する閉鎖位置とヒート開口1fを開放する開放位置とに移動可能なヒート開口遮蔽板5cを有すると共に空調ケース1に対して回動可能に接続されたロータリダンパ5とを備えている。また、本実施形態の車両用空調装置S1は、ロータリダンパ5が、軸心方向にてヒート開口遮蔽板5cに並んで設けられると共に開放位置にてヒート開口遮蔽板5cに隣接された領域を通気可能とする通気路5fを有している。
このような本実施形態の車両用空調装置S1によれば、ロータリダンパ5が軸心方向にてヒート開口遮蔽板5cに並んで設けられると共に開放位置にてヒート開口遮蔽板5cに隣接された領域を通気可能とする通気路5fを有している。このため、ヒート開口遮蔽板5cがヒート開口1fを開放する開放位置に配置されている場合であっても、空調ケース1の内部にてヒート開口遮蔽板5cに隣接した領域が空気を通過可能とする。したがって、本実施形態の車両用空調装置S1によれば、ヒート開口遮蔽板5cによって空調ケース1の内部の空気の流れが阻害されることを抑制することが可能となり、混合部1cにて冷風と温風とを確実に混合させることが可能となる。
また、本実施形態の車両用空調装置S1においては、ヒート開口遮蔽板5cが加熱流路1bの一部を遮蔽する位置が開放位置とされている。このため、通気路5fを介して加熱流路1bから混合部1cに温風を供給することができる。このため、混合部1cに流れ込む温風の流速が低下することや、混合部1cに流れ込む温風の流量が低下することを抑止することができる。
また、本実施形態の車両用空調装置S1においては、空調ケース1が、車室内の下部に案内される調和空気を吐出するヒート開口1fをヒート開口1fとして有すると共に、フロントガラスに向けて案内される調和空気を吐出するデフロスタ開口1dと、ヒート開口1fとデフロスタ開口1dとの間に配置されると共に車室内の上部に案内される調和空気を吐出するベント開口1eとを有している。また、ロータリダンパ5は、ヒート開口1fを開閉するヒート開口遮蔽板5cを遮蔽板として有すると共に、ヒート開口1fとデフロスタ開口1dとベント開口1eとのうち複数を同時に遮蔽可能な共用遮蔽板5dを有している。さらに共用遮蔽板5dが、デフロスタ開口1dの一部と、ベント開口1eの全域と、ヒート開口1fの一部とを同時に塞ぐ位置に配置された場合に、ヒート開口遮蔽板5cが開放位置に配置される。
このような本実施形態の車両用空調装置S1によれば、デフロスタ開口1dとヒート開口1fが開放された状態にて、通気路5fを通じて温風を確実に混合部1cに流入させることができる。一般的に、デフロスタ開口1dとヒート開口1fが開放されるのは気温が低い場合であることから、このような低温の状態にて温風が混合された暖かい調和空気を確実にデフロスタ開口1dとヒート開口1fから吐出することが可能となる。
また、本実施形態の車両用空調装置S1においては、ロータリダンパ5が、軸心方向に配列された複数のヒート開口遮蔽板5cを有し、一方のヒート開口遮蔽板5cと他方のヒート開口遮蔽板5cとの間に通気路5fが設けられている。このため、本実施形態の車両用空調装置S1によれば、混合部1cの中央部に温風を供給することができ、より確実に温風と冷風の混合を促進することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図4〜図6を参照して説明する。なお、本第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図4は、本発明の第2実施形態の車両用空調装置S2の概略構成を示す要部断面図である。この図に示すように、本実施形態の車両用空調装置S2は、混合部1cに配置されるダクトユニット6を備えている。
図5は、ダクトユニット6の拡大図である。また、図6は、図5の矢印A方向から見たダクトユニット6の矢視図である。これらの図に示すように、ダクトユニット6は、空調ケース1に対して固定される取付部6aと、取付部6aに支持されて通気路5fの通過領域に収容される案内ダクト6bとを有している。
取付部6aは、水平方向に延伸する棒状の部位であり、両端部が空調ケース1に対して固定される。案内ダクト6bは、取付部6aの中央部に固定されており、加熱流路1bに向けて開口された入口開口6b1と、混合部1cの中央部に向けて開口された出口開口6b2とを有する筒状の部位である。
このダクトユニット6は、取付部6aがロータリダンパ5の移動領域を避けて配置され、案内ダクト6bが通気路5fの移動領域(通過領域)に配置されているため、ロータリダンパ5と干渉しない位置に配置されている。
このようなダクトユニット6によれば、案内ダクト6bによって温風を案内することで、加熱流路1bから混合部1cに向かう温風が冷風を流れで混合部1cに到達する前に流されることを抑止することができる。したがって、より確実に温風を混合部1cに到達させることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、ロータリダンパ5が、軸心方向に配列された複数のヒート開口遮蔽板5cを有し、一方のヒート開口遮蔽板5cと他方のヒート開口遮蔽板5cとの間に通気路5fが設けられているという構成を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。図7は、ロータリダンパ5の変形例を示す正面図である。この図に示すように、ロータリダンパ5が、軸心方向に延伸された単一のヒート開口遮蔽板5cを有し、ヒート開口遮蔽板5cの軸心方向の両端の各々に隣接して通気路5fが設けられた構成を採用することも可能である。このような構成を採用することによって、ヒート開口遮蔽板5cを単一とすることができ、ロータリダンパ5の構造を簡素化することが可能となる。
なお、図7に示すようなヒート開口遮蔽板5cの軸心方向の両端の各々に隣接して通気路5fが設ける場合であっても、通気路5fの通過領域に対して案内ダクトを設ける構成を採用することが可能である。
1……空調ケース、1a……冷却流路(冷風通路)、1b……加熱流路(温風通路)、1c……混合部(混合領域)、1d……デフロスタ開口、1e……ベント開口、1f……ヒート開口(吐出開口)、1g……温風用開口、1h……冷風用開口、1i……加熱用開口、2……エバポレータ、3……エアミックスダンパ装置、3a……エアミックスダンパ、4……ヒータコア、5……ロータリダンパ(モードドア)、5a……側壁、5b……軸部、5c……ヒート開口遮蔽板(遮蔽板)、5d……共用遮蔽板、5e……内部壁、5f……通気路、6……ダクトユニット、6a……取付部、6b……案内ダクト、6b1……入口開口、6b2……出口開口、L……軸心、S1……車両用空調装置、S2……車両用空調装置

Claims (6)

  1. 温風通路から供給される温風と冷風通路から供給される冷風とが混合される混合領域を内部に有すると共に前記混合領域で生成された調和空気を吐出する吐出開口を有する空調ケースと、前記吐出開口を閉鎖する閉鎖位置と前記吐出開口を開放する開放位置とに移動可能な遮蔽板を有すると共に前記空調ケースに対して回動可能に接続されたモードドアとを備える車両用空調装置であって、
    前記モードドアは、モードドア回転軸方向にて前記遮蔽板に並んで設けられると共に前記開放位置にて前記遮蔽板に隣接された領域を通気可能とする通気路を有することを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記遮蔽板の前記開放位置は、前記遮蔽板が前記温風通路の一部を遮蔽する位置であることを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 前記空調ケースは、車室内の下部に案内される前記調和空気を吐出するヒート開口を前記吐出開口として有すると共に、フロントガラスに向けて案内される前記調和空気を吐出するデフロスタ開口と、前記ヒート開口と前記デフロスタ開口との間に配置されると共に車室内の上部に案内される前記調和空気を吐出するベント開口とを有し、
    前記モードドアは、前記ヒート開口を開閉するヒート開口遮蔽板を前記遮蔽板として有すると共に、前記ヒート開口と前記デフロスタ開口と前記ベント開口とのうち複数を同時に遮蔽可能な共用遮蔽板を有し、
    前記共用遮蔽板が、前記デフロスタ開口の一部と、前記ベント開口の全域と、前記ヒート開口の一部とを同時に塞ぐ位置に配置された場合に、前記ヒート開口遮蔽板が前記開放位置に配置される
    ことを特徴とする請求項2記載の車両用空調装置。
  4. 前記空調ケースに固定されると共に前記モードドアが回動される場合の前記通気路の通過領域に収容され、前記温風通路から前記デフロスタ開口に向けて前記温風を案内する案内ダクトを有することを特徴とする請求項3記載の車両用空調装置。
  5. 前記モードドアは、前記モードドア回転軸方向に配列された複数の前記ヒート開口遮蔽板を有し、
    一方の前記ヒート開口遮蔽板と他方の前記ヒート開口遮蔽板との間に前記通気路が設けられている
    ことを特徴とする請求項2または3記載の車両用空調装置。
  6. 前記モードドアは、前記モードドア回転軸方向に延伸された単一の前記ヒート開口遮蔽板を有し、
    前記ヒート開口遮蔽板の前記モードドア回転軸方向の両端の各々に隣接して前記通気路が設けられている
    ことを特徴とする請求項2または3記載の車両用空調装置。
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