JP2021055748A - 絶縁転がり軸受 - Google Patents

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【課題】電食を防止するとともに、シャフトと軌道輪との間に隙間が生じることを防止できる絶縁転がり軸受を提供する。【解決手段】副軸受21は、内輪22および外輪23と、この内・外輪間に介在する複数の玉24と、内輪22の内周部に嵌合された絶縁ブッシュ28とを備え、絶縁ブッシュ28は、略円筒状の金属基材28aと、金属基材28aの内周面に形成された樹脂層28bとを有し、金属基材28a側を内輪22の内周部に接触させて嵌合されている。【選択図】図2

Description

本発明は、絶縁転がり軸受に関し、特に冷媒圧縮機に使用される絶縁転がり軸受に関する。
容積形の冷媒圧縮機は、冷凍空調機器用の圧縮機として様々な分野で広く活用されている。近年、エネルギーの削減に向けた関心が高まり、種々の産業において効率向上が求められている。特に、住環境に密接した空気調和機においては、世論の注目度が高いことから、より低コスト化、高効率化を達成できる信頼性の高い製品の開発が求められており、インバータを用いて電動機を駆動する可変速運転が増加し、従来の一定速型の冷媒圧縮機に比べて高効率化が進んでいる。
上記インバータを用いた冷媒圧縮機では、従来の一定速型の冷媒圧縮機に比べて、高負荷時の駆動電流(インバータからモータへの入力電流)がより多くなる。そのため、電動機と一体に回転するクランク軸に発生する電圧(軸電圧)が増大する傾向になっている。この軸電圧の増大に伴って、クランク軸を支持する転がり軸受の内輪と外輪との間の電位差が大きくなり、その結果、転がり軸受に流れる電流の増大が引き起こされる。この電流は、転がり軸受の内輪、外輪の両軌道面と転動体の転動面に電食と呼ばれる腐食を発生させ、冷媒圧縮機の信頼性を低下させる。
このような電食の発生を防止するようにした従来の冷媒圧縮機として、特許文献1記載の冷媒圧縮機が知られている。この冷媒圧縮機では、クランク軸における駆動部よりも反圧縮機構部側の副軸部を回転支持する副軸受とクランク軸との間に絶縁材で構成された絶縁スリーブが設けられている。これにより、軸受の電食を防止し、安価な構造で、軸受電食や給油量不足による軸受損傷を抑制して冷媒圧縮機の信頼性向上を図っている。
また、その他の電食対策を施した転がり軸受として、導電性グリースが充填された転がり軸受(特許文献2参照)や、軌道輪に直接絶縁被膜を形成した転がり軸受(特許文献3参照)などが知られている。
特開2018−40261号公報 特開2004−263836号公報 特開2002−295483号公報
上記特許文献1記載の冷媒圧縮機では、絶縁スリーブが、圧入などの手段で内輪の内径側に嵌め込まれている。しかし、絶縁スリーブとクランク軸、および絶縁スリーブと内輪とがそれぞれ相対回転するため、絶縁スリーブに摩耗が発生しやい。その結果、クランク軸と内輪との間に隙間が生じ、圧縮機全体の振動や異音の原因となる懸念がある。
また、冷媒圧縮機において、転がり軸受は、冷凍機油と冷媒が混合された液冷媒中で使用されるため、上記特許文献2記載の転がり軸受では、導電性グリースが溶出して電食防止効果が低下するという懸念がある。
また、上記特許文献3記載の転がり軸受は、外輪または内輪の反軌道面に合成樹脂からなる絶縁被膜を射出成形で形成している。射出成形は高圧で溶融樹脂を射出するとともに、冷却、固化により樹脂が収縮するため、高精度に形成された軌道面の形状が劣化するおそれがある。このため、絶縁被膜を形成する側の軌道輪の厚みを厚くする必要があり、装置の小型化などが困難であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、電食を防止するとともに、シャフトと軌道輪との間に隙間が生じることを防止できる絶縁転がり軸受を提供することを目的とする。
本発明の絶縁転がり軸受は、内輪および外輪と、この内・外輪間に介在する複数の転動体と、上記内輪の内周部または上記外輪の外周部に嵌合された絶縁ブッシュとを備えた絶縁転がり軸受であって、上記絶縁ブッシュは、略円筒状の金属基材と、該金属基材の内周面または外周面に形成された樹脂層とを有し、上記絶縁ブッシュは、上記金属基材側を上記内輪の内周部または上記外輪の外周部に接触させて嵌合されていることを特徴とする。
上記絶縁ブッシュは、円周方向の一部に切断部を有する巻きブッシュであることを特徴とする。
上記樹脂層のベース樹脂がポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂であることを特徴とする。また、上記樹脂層に、該樹脂層全体に対して10質量%〜30質量%のガラス繊維が含まれることを特徴とする。
上記絶縁転がり軸受は、冷媒圧縮機に使用され、該冷媒圧縮機の電動機によって回転駆動されるシャフトを回転支持する軸受であることを特徴とする。また、上記冷媒圧縮機は、スクロール式の冷媒圧縮機であることを特徴とする。
本発明の絶縁転がり軸受は、内輪および外輪と、転動体と、内輪の内周部または外輪の外周部に嵌合された絶縁ブッシュとを備え、該絶縁ブッシュは、金属基材と該金属基材の表面に形成された樹脂層とを有し、該金属基材を内輪の内周部または外輪の外周部に接触させて嵌合される。この場合、絶縁ブッシュにおいて、外輪または内輪の反軌道面と接触する面が金属となり、非接触面が樹脂層となるので、軸電流がシャフトを介して軸受本体部に流れることを遮断でき、電食を防止できる。また、軸受本体部と絶縁ブッシュが篏合一体構造になることで、絶縁ブッシュが軸受本体部やシャフトに対して相対回転(摺動)することを防止でき、絶縁ブッシュの摩耗を防止できる。その結果、軸受本体部とシャフトとの間に隙間が生じることを防止でき、例えば冷媒圧縮機などに使用した場合でも圧縮機全体の振動や異音の発生を防ぐことができる。
また、本発明の絶縁転がり軸受によれば、軌道輪の厚みを厚くする必要がなく、装置の小型化が可能となる。さらには、導電性グリースを充填している転がり軸受を使用することなく、安価な構造で、軸受電食や給油量不足による軸受損傷を抑制して、冷媒圧縮機の信頼性向上を図ることができる。
樹脂層のベース樹脂がPTFE樹脂であるので、耐熱性や耐薬品性に優れる。さらに、樹脂層に、該樹脂層全体に対して10質量%〜30質量%のガラス繊維が含まれるので、耐クリープ性も向上できる。
本発明の絶縁転がり軸受を用いた冷媒圧縮機の一例を示す断面図である。 図1の絶縁転がり軸受の拡大断面図である。 本発明の絶縁転がり軸受の絶縁ブッシュの一例を示す斜視図である。 本発明の絶縁転がり軸受の絶縁ブッシュの他の例を示す斜視図である。
本発明の絶縁転がり軸受を備える冷媒圧縮機を図1に基づいて説明する。図1は冷媒圧縮機の断面図である。なお、図1には、冷媒圧縮機として、容積形のスクロール圧縮機を示すが、本発明の絶縁転がり軸受が適用される冷媒圧縮機は、スクロール方式に限定されず、ロータリ方式、レシプロ方式、スクリュー方式等の他の圧縮方式の容積形圧縮機にも適用できる。また、横型の冷媒圧縮機でも縦型の冷媒圧縮機でも適用できる。
図1に示すように、圧縮機1は、固定スクロール2と、センターハウジング3と、モータハウジング4によってハウジングが構成されている。センターハウジング3およびモータハウジング4には、回転軸である鉄製のシャフト5が主軸受18および副軸受21を介して回転可能に支持されている。シャフト5には、バランスウェイト6が取り付けられており、シャフト5およびバランスウェイト6によって回転部材が構成されている。
センターハウジング3は、転がり軸受で構成された主軸受18を設置する軸受支持部3aと、この軸受支持部3aよりも外径方向に延び、固定スクロール2を固定する支持部3bを有する。主軸受18は、軸受支持部3aの中央に形成された貫通孔に嵌入されている。
固定スクロール2は、基板2aと、この基板2aから垂直に立設したスクロールラップ2bを備える。また、固定スクロール2の外周部には吸入口2cが設けられている。可動スクロール7は、基板7aと、この基板7aから垂直に立設したスクロールラップ7bを備え、中心には吐出口7dが設けられている。また、基板7aの反スクロールラップ側の中央にはボス部7cが垂直に突出するように設けられ、このボス部7c内にはすべり軸受で構成された旋回軸受8が圧入されている。
固定スクロール2と可動スクロール7を噛み合わせることにより圧縮室10が形成され、可動スクロール7が旋回運動することにより、その容積が減少する圧縮動作が行われる。可動スクロール7の旋回運動に伴って、冷凍サイクルの冷媒ガスが吸入管(図示省略)および吸入口2cを介して圧縮室10へ導入される。
圧縮室10に吸込まれた冷媒ガスは、圧縮行程を経て、吐出口7dから吐出室13に吐出され、その後、流体流路(図示省略)からモータ室14側に流れる。モータ室14側に流れた圧縮冷媒ガスは吐出管(図示省略)から冷凍サイクルに流出する。
モータハウジング4の内周面には固定子であるステータ11が固定されており、シャフト5の外周面にはステータ11と相対する位置に回転子であるロータ12が固定されている。ステータ11およびロータ12は電動機を構成し、ステータ11への通電によりロータ12およびシャフト5が一体回転する。
シャフト5は、主軸受18で回転支持される主軸部5aと、副軸受21に回転支持される副軸部5bと、主軸部5aの端部に設けられ可動スクロール7の旋回軸受8に支持される偏心軸部5cなどで構成される。主軸部5aと副軸部5bとは同一軸心上に形成され、偏心軸部5cは主軸部5aに対して偏心して設けられる。また、偏心軸部5cは、スリーブ9を介して旋回軸受8に回転自在に支持されている。旋回軸受8の内周面が、偏心軸部5cの外周面との摺接面となる。
図1の15は、可動スクロール7の基板7aに対向するセンターハウジング3の溝に設けられたシールリングである。このシールリング15を挟んで外側は吸入圧に近い圧力値を有した低圧室16となる。空間17は、調整弁による調圧や、主軸受18および旋回軸受8と、シャフト5との僅かな隙間を介した高圧領域(モータ室14や吐出室13)からの冷媒ガスの漏洩により、該高圧領域よりも低圧であるとともに低圧室16よりも高圧な中間圧状態に維持される。可動スクロール7の背面に高圧領域よりも圧力が低い領域(空間17)が設けられることにより、可動スクロール7の背面に加わる圧力によって可動スクロール7に生じる固定スクロール2側への荷重は軽減される。そのため、可動スクロール7のスムーズな公転が得られるとともに、可動スクロール7の機械的損失が低減される。
主軸受18は、転がり軸受である玉軸受により構成され、シャフト5の電動機よりも圧縮機構部側に配設されている。副軸受21は、転がり軸受である玉軸受により構成され、電動機よりも反圧縮機構部側に配設されている。
副軸受21は、モータハウジング4の軸受支持部4a内に設けられている。具体的には、軸受支持部4aは、電動機側に副軸受21を挿入するための開口部4bを有しており、この開口部4bから副軸受21が挿入される。なお、副軸受21の開口部4bを覆うカバーが備えられていてもよい。
次に、図2を用いて図1に示す副軸受21である絶縁転がり軸受を説明する。図2に示すように、副軸受21は、軌道輪である内輪22および外輪23と、この内・外輪間に介在する複数の玉(転動体)24とを有する軸受本体部と、内輪22の内周部に嵌合された絶縁ブッシュ28とを備える。玉24は、保持器25によって一定間隔に整列して保持されている。玉24周囲の軸受空間にはグリース27が充填されており、シール部材26によって軸受空間が密封されている。内輪22と外輪23と玉24は、SUJ2などの軸受鋼で形成されている。
図3は、絶縁ブッシュの一例を示す斜視図である。図3に示すように、絶縁ブッシュ28は、円周方向の一部に切断部を有する略円筒状部材であり、略円筒状の金属基材28aと、該金属基材28aの内周面に形成された樹脂層28bとを有する。
図2において、絶縁ブッシュ28は、金属基材28aを、内輪22の反軌道側である内周部に接触させて圧入嵌合されている。絶縁ブッシュ28が圧入嵌合され、さらに、絶縁ブッシュ28の軸孔にシャフト5が挿入されることで、シャフト5、絶縁ブッシュ28、および内輪22は一体回転可能となる。シャフトの回転時において、樹脂層28bはシャフト5の外周面に対し摺動せずに接触する。図2のように、樹脂層28bが、内輪22および金属基材28aとシャフト5との間に介在することで、シャフト5を介して軸電流が軸受本体部に流れることを遮断できる。
絶縁ブッシュの他の例を図4に示す。図4に示す絶縁ブッシュ28’は、フランジ付き円筒状の金属基材28aの内周面に樹脂層28bを設けたものである。絶縁ブッシュ28’が内輪の内周部に嵌合される場合、フランジ部は内輪の幅面と嵌合され、該幅面に金属基材28aが接触する。
金属基材および樹脂層の厚さは特に限定されないが、金属基材の厚さの方が樹脂層の厚さよりも大きいことが好ましい。金属基材の厚さは、好ましくは0.5mm〜5mmであり、より好ましくは1mm〜3mmである。樹脂層の厚さは、好ましくは0.1mm〜2mmであり、より好ましくは0.5mm〜1mmである。
金属基材の材料として、SPCC製の鋼板などを用いることができる。樹脂層は、冷媒や潤滑油にさらされた環境下で使用されるため耐薬品性を有していることが好ましい。具体的には、樹脂層のベース樹脂として、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、PTFE樹脂を用いることが好ましい。これらの中でも、特に耐薬品性に優れるPTFE樹脂を用いることが好ましい。また、樹脂層には、添加剤を適宜配合することができる。添加剤としては、耐クリープ性を向上できることから非導電性の補強材(ガラス繊維など)を配合することが好ましい。
具体的な樹脂層の形態として、ベース樹脂にPTFE樹脂を用い、添加剤としてガラス繊維を用いることが好ましい。該ガラス繊維は、樹脂層全体の10質量%〜30質量%含むことが好ましい。
図3の絶縁転がり軸受は、例えば、以下の方法で得ることができる。まず、厚さ1mmのSPCCなどの鋼板の表面に、PTFE樹脂にガラス繊維を配合した厚さ0.5mmの樹脂シートを接着させる。なお、金属基材の接着面は、粗面化処理によって粗くなっていることが好ましい。粗面化した金属基材表面は、アンカー効果により樹脂層(樹脂シートを含む)を強固に密着させる役割を果たす。粗面化処理としては、ショットブラスト法などの機械的粗面化法、グロー放電やプラズマ放電処理などの電気的粗面化法、アルカリ処理などの化学的粗面化法などが採用できる。そして、金属基材および合成樹脂シートの複合板を所定サイズの長方形にカットした後、樹脂シートが内周側となるように、複合板を円筒状に曲げ加工することで、巻きブッシュ(絶縁ブッシュ)が得られる。
なお、絶縁ブッシュの樹脂層は、樹脂シートで形成する場合に限らず、溶融した樹脂組成物を金属基材の表面に塗工し乾燥することや、射出成形によっても得られる。
得られた絶縁ブッシュを、軸受部の内輪の内周部に圧入することで、図2の絶縁転がり軸受が得られる。なお、圧入代は、例えば10μm〜60μmであり、好ましくは20μm〜50μmである。圧入代が10μmより少ないと、シャフトの回転に伴い、内輪と絶縁ブッシュとが相対的に回転するおそれがある。また、圧入代が60μmより多いと、絶縁ブッシュの軌道面、つまり樹脂層で形成される軸受面の真円度が悪くなるおそれがある。
以上のとおり、本発明の絶縁転がり軸受は、図1の冷媒圧縮機に用いる場合、内輪の内周部に絶縁ブッシュを嵌合した構成としたが、これに限らない。例えば、冷媒圧縮機に用いる軸受が外輪回転の構成では、外輪の外周部に絶縁ブッシュを嵌合することができる。この場合、絶縁ブッシュは、外輪の外周部に金属基材が接触するように嵌合され、絶縁転がり軸受の外周面が樹脂層となる。
上記図では、副軸受として玉軸受を示したが、円すいころ軸受、円筒ころ軸受、自動調心ころ軸受、針状ころ軸受、スラスト円筒ころ軸受、スラスト円すいころ軸受、スラスト針状ころ軸受、スラスト自動調心ころ軸受などにも適用できる。
冷媒圧縮機の構成は、図1の構成に限らない。例えば、図1のシャフト5の端部に油溜りに接続された給油ポンプを設けるとともに、シャフト5内に軸方向に貫通するように油通路を形成してもよい。この構成によれば、油溜りの油(冷凍機油)を給油ポンプを介して、油通路に供給することで、旋回軸受や、主軸受、副軸受を潤滑させることができる。
本発明の絶縁転がり軸受は、電食を防止するとともに、シャフトと軌道輪との間に隙間が生じることを防止できる電食防止軸受として広く利用することができる。
1 圧縮機
2 固定スクロール
3 センターハウジング
4 モータハウジング
5 シャフト
6 バランスウェイト
7 可動スクロール
8 旋回軸受
9 スリーブ
10 圧縮室
11 ステータ
12 ロータ
13 吐出室
14 モータ室
15 シールリング
16 低圧室
17 空間
18 主軸受
21 副軸受(絶縁転がり軸受)
22 内輪
23 外輪
24 玉
25 保持器
26 シール部材
27 グリース
28 絶縁ブッシュ

Claims (6)

  1. 内輪および外輪と、この内・外輪間に介在する複数の転動体と、前記内輪の内周部または前記外輪の外周部に嵌合された絶縁ブッシュとを備えた絶縁転がり軸受であって、
    前記絶縁ブッシュは、略円筒状の金属基材と、該金属基材の内周面または外周面に形成された樹脂層とを有し、前記絶縁ブッシュは、前記金属基材側を前記内輪の内周部または前記外輪の外周部に接触させて嵌合されていることを特徴とする絶縁転がり軸受。
  2. 前記絶縁ブッシュは、円周方向の一部に切断部を有する巻きブッシュであることを特徴とする請求項1記載の絶縁転がり軸受。
  3. 前記樹脂層のベース樹脂がポリテトラフルオロエチレン樹脂であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の絶縁転がり軸受。
  4. 前記樹脂層に、該樹脂層全体に対して10質量%〜30質量%のガラス繊維が含まれることを特徴とする請求項3記載の絶縁転がり軸受。
  5. 前記絶縁転がり軸受は、冷媒圧縮機に使用され、該冷媒圧縮機の電動機によって回転駆動されるシャフトを回転支持する軸受であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項記載の絶縁転がり軸受。
  6. 前記冷媒圧縮機は、スクロール式の冷媒圧縮機であることを特徴とする請求項5記載の絶縁転がり軸受。
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