JP2018178929A - 冷媒圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】軸受の電食防止のために取り付けられた絶縁部材がクランク軸に対して回転した場合でも、給油経路が途切れる可能性をなくし軸受へ確実に給油できる冷媒圧縮機を提供する。【解決手段】冷媒圧縮機は、冷媒を圧縮する圧縮機機構部と、動力を発生する電動機部と、該電動機部の動力を前記圧縮機機構部に伝達するクランク軸12と、該クランク軸を回転可能に支持する軸受16と、前記クランク軸と前記軸受の間に設けられる絶縁部材50と、を具備し、前記クランク軸は、油溜部から潤滑油を吸い上げる縦給油穴34と、該縦給油穴から前記絶縁部材に向けて径方向に延びる横給油穴36と、を有するとともに、前記絶縁部材は、前記クランク軸側から前記軸受側に向けて径方向に延びる貫通穴51を有しており、前記クランク軸と前記絶縁部材の間には、周方向に延び、前記横給油穴と前記貫通穴を接続する周方向流路61が形成されている。【選択図】図3
Description
本発明は、空調用の冷媒圧縮機に関する。
冷凍空調機器には、通年エネルギー消費効率(APF)の向上による省エネルギー化への対応が求められている。これを向上するため、冷凍空調機に用いられる冷媒圧縮機の仕様は、永久磁石電動機をインバーター制御する方式が主流となっている。さらに、近年では、急速冷房の要求への対応として、圧縮機運転条件が高回転数・高負荷へと拡大しているため、圧縮機駆動電流が通常運転時のそれより増大する傾向にある。
この圧縮機駆動電流の増大により、電動機の電流がクランク軸に流れ、そこからクランク軸を支持する軸受に流れ、軸受の内外輪と転動体の隙間で放電現象が発生し、軸受が損傷する電食が増えている。そして、この対策として、クランク軸と軸受部との間に絶縁性の高い材料を組付け、軸受部に流れる電流を減少させ、電食を防止する方法が知られている。
例えば、特許文献1では、図8、段落0041に「本実施の形態では、軸支持部50の、内輪50a,転動体50b,外輪50cの何れか、あるいは組み合わせとして、絶縁体であるセラミックスとして構成するか、セラミックス膜を内輪50a,転動体50b,外輪50cに形成するか、あるいは、絶縁性の高い樹脂被膜、例えばPPS(ポリフェニレンスルフィド)系樹脂膜を形成させて、軸支持部でのクランク軸51から軸支持部50を通過する電流を遮断させる。この軸支持部周辺の構造と各三相の中性点同士を結線することを組み合わせることで、容積形圧縮機の軸受電流増加を効果的に防ぐものである。なお、軸支持部50の外周側に絶縁性の高い被膜やシートを挟む構造としても同様の効果を得ることができる。」と記載されている。
しかしながら、軸受に絶縁性が高い樹脂材を用いた場合には、金属材のクランク軸と強度が弱い樹脂材の摺動によって樹脂材の摩耗が発生するとともに、樹脂材の摩耗粉によって圧縮機部品の損傷が発生する可能性がある。また、軸受に絶縁性が高いセラミックス材を用いた場合には、軸受の製造コストが大幅に上昇してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、軸受部品の電食防止のために設けた絶縁部材の摺動による摩耗を抑制した、信頼性の高い冷媒圧縮機を低コストで提供するとともに、絶縁部材がクランク軸に対して回転した場合でも、給油経路が途切れる可能性をなくし軸受へ確実に給油できる冷媒圧縮機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の冷媒圧縮機は、冷媒を圧縮する圧縮機機構部と、動力を発生する電動機部と、該電動機部の動力を前記圧縮機機構部に伝達するクランク軸と、該クランク軸を回転可能に支持する軸受と、前記クランク軸と前記軸受の間に設けられる絶縁部材と、を具備し、前記クランク軸は、油溜部から潤滑油を吸い上げる縦給油穴と、該縦給油穴から前記絶縁部材に向けて径方向に延びる横給油穴と、を有するとともに、前記絶縁部材は、前記クランク軸側から前記軸受側に向けて径方向に延びる貫通穴を有しており、前記クランク軸と前記絶縁部材の間には、周方向に延び、前記横給油穴と前記貫通穴を接続する周方向流路が形成されているものとした。
本発明によれば、軸受部品の電食防止のために設けた絶縁部材の摺動による摩耗を抑制できるため、信頼性の高い冷媒圧縮機を低コストで提供できるとともに、絶縁部材がクランク軸に対して回転した場合でも、給油経路が途切れるのを防止し、軸受へ確実に給油できる冷媒圧縮機を提供することができる。
以下、本発明の冷媒圧縮機を説明するにあたって、スクロール圧縮機を例に説明するが、ロータリー圧縮機など他の圧縮機構を備えた流体圧縮機に適用してもよい。また、軸受部においても玉軸受に適用した場合について説明するが、他の軸受構造においても適用してもよい。
実施例1の冷媒圧縮機を、図1〜図3を用いて説明する。図1は本実施例のスクロール圧縮機の縦断面図である。ここに示すように、本実施例のスクロール圧縮機1は、圧縮機構部2と、駆動部3と、クランク軸12(クランクピン12a、主軸部12b、副軸部12c)と、を密閉容器30内に収納して構成したものである。
また、圧縮機構部2は、固定スクロール5と、旋回スクロール6と、フレーム7を基本要素として構成する。固定スクロール5は、固定スクロール渦巻き体5cと、固定スクロール天板5bと、固定スクロール吐出口5aを基本構成とする。旋回スクロール6は、旋回スクロール渦巻き体6aと、旋回スクロール台板6bと、旋回スクロール軸受部のすべり軸受6cを基本構成とする。旋回スクロール軸受部のすべり軸受6cは、旋回スクロール台板6bの他側(反渦巻き体側)に垂直に突出して形成する。フレーム7は、クランク軸12の一端を支持するすべり軸受14を配設する部材を構成する。
旋回スクロール6を旋回駆動する駆動部3は、固定子11及び回転子10からなる電動機4と、クランク軸12と、給油ポンプ15と、旋回スクロール6の自転防止機構の主要部品であるオルダムリング13と、クランク軸主軸受のすべり軸受14と、クランク軸副軸受の玉軸受16と、旋回スクロール軸受部のすべり軸受6cを基本要素として構成する。
旋回スクロール軸受部のすべり軸受6cは、クランク軸12のクランクピン12aを回転軸方向であるスラスト方向に移動可能かつ回転自在に係合するように、旋回スクロール6に備える。
オルダムリング13は、旋回スクロール台板6bの背面に配設する。オルダムリング13に形成した直交する2組のキー部分の1組がフレーム7に構成したオルダムリング13の受け部であるキー溝を潤動し、残りの1組が旋回スクロール渦巻き体6aの背面側に構成したキー溝を潤動する。これによって、旋回スクロール6は旋回スクロール渦巻き体6aの立設する方向である軸線方向に垂直な面内を固定スクロール5に対して自転せずに旋回運動する。
圧縮機構部2は、電動機4に連結したクランク軸12の回転により、旋回スクロール6が固定スクロール5に対し自転せずに旋回運動を行い、ガスを吸入パイプ8および吸入口31を介して固定スクロール渦巻き体5cおよび旋回スクロール渦巻き体6aで形成される圧縮室32に吸入する。旋回スクロール6の旋回運動により、圧縮室32は中央部へ移動しながら容積を減少してガスを圧縮し、圧縮ガスを固定スクロール吐出口5aにより密閉容器30に吐出する。さらに吐出パイプ9を経由して密閉容器30から吐出される。これによって、密閉容器30内の空間は吐出圧力に保たされる。圧縮機構部で圧縮する作動流体としては、R410A、R32などのHFC系冷媒を用いている。
クランク軸12の主軸部12bを支持するすべり軸受14は、電動機4の上側に配置され、副軸部12cを指示する玉軸受16は電動機4の下側に配置されている。つまり、すべり軸受14、玉軸受16は、電動機4の両側でクランク軸12を支持する構成である。
給油ポンプ15は、クランク軸12の下端に装着された容積形ポンプである。この給油ポンプ15により、油溜部33に貯留された潤滑用の油を、強制的にポンプ継手12dと縦給油穴34を介して、玉軸受16、旋回スクロール軸受部のすべり軸受6c、及びすべり軸受14に供給する。縦給油穴34は、クランク軸内に位置し、クランク軸の軸方向に貫通するように形成する。縦給油穴34に供給された油は、旋回スクロール6及び固定スクロール5の摺動部にも供給される。また、縦給油穴34には、すべり軸受14に供給するための横給油穴35及び玉軸受部に給油するための横給油穴36が設けている。
玉軸受16は副軸受部37の主要部を構成する。密閉容器30に固定された下フレーム17にハウジング18がボルトにより固定される。ハウジング18に玉軸受16が上方から挿入される。玉軸受16の上方には、さらにハウジングカバー19取り付けられる。ハウジングカバー19は、横給油穴36の開口部分および玉軸受16よりも上方に設置される。このハウジングカバー19により、横給油穴36の開口部から流出した潤滑油が上方(電動機4側)に拡散せず、玉軸受16に供給される。
以下、本実施例のクランク軸12の下端側の副軸受部37について、図2、図3を用いて詳細に説明する。
先ず、図2の斜視図を用いて、クランク軸12の下端側の副軸部12cの構造を説明する。ここに示すように、副軸部12cの外面には、周方向全周に亘りクランク軸外周側溝61を設けている。このクランク軸外周側溝61は横給油穴36と接続されており、その軸方向溝幅は、横給油穴36の穴直径と同じである。
次に、図1の副軸受部37の主要構成を抽出した図3の断面図を用いて、本実施例の作用の詳細を説明する。ここに示すように、クランク軸12の副軸部12cと玉軸受16の間には、略円管状の絶縁部材50が設置されている。この絶縁部材50は、スクロール圧縮機1の運転時に、クランク軸12から玉軸受16へ流れる電流を遮断するものであり、これを設けることで、電流による玉軸受16の電食を防ぐことができる。なお、クランク軸12への絶縁部材50の装着は、ポンプ継手12dを取り付ける前に、クランク軸の副軸部12c外径に絶縁部材50内径を圧入することにより行う。
また、図3に示すように、絶縁部材50には、横給油穴36と水平断面上同じ位置に内周面と外周面を繋ぐ貫通穴51を設け、この貫通穴51の外周面側と、上方(電動機4側)に延びるスリット59を連結している。なお、絶縁部材50の下端(給油ポンプ15側)では内径を狭くしており、副軸部12cよりも外径の細いポンプ継手12dが取り付けられた場合でも、絶縁部材50が下方に抜け落ちない構造となっている。
スクロール圧縮機1の運転中に給油ポンプ15を動作させると、油溜部33に貯留された潤滑油は、クランク軸12内部の縦給油穴34を通して吸い上げられ、副軸部12cの横給油穴36、絶縁部材50の貫通穴51を通って、絶縁部材50の外周側へ供給される。このような潤滑油流路を通って供給された潤滑油は、絶縁部材50の外周面に設けたスリット59に満たされ、絶縁部材50と玉軸受16の間に適度な油膜が形成される。ここで、絶縁部材50の外周面に設けたスリット59は、上方(電動機4側)のみが開放されているため、貫通穴51から供給された潤滑油は、玉軸受16の上方からのみ排出されるようになっている。
クランク軸12の回転時、副軸受部37では、基本的には、クランク軸12、絶縁部材50、玉軸受16の内環の三者が一体となって回転するが、駆動条件によっては、絶縁部材50の外周面と玉軸受16の内環が摺動する場合がある。上述したように、本実施例では、絶縁部材50と玉軸受16の接触面に油膜が形成されているので、摺動による玉軸受16と絶縁部材50の摩耗を防ぐことができる。
また、駆動条件によっては、副軸部12cの外周面と絶縁部材50の内周面がずれ、副軸部12cの横給油穴36と絶縁部材50の貫通穴51が直線上にならない状況も生じる。
この場合、周方向流路であるクランク軸外周側溝61を設けない副軸受部37では、縦給油穴34から玉軸受16に至る潤滑油流路が途切れてしまうため、玉軸受16に適切な潤滑油を供給することができない惧れがある。
これに対し、クランク軸外周側溝61を設けた本実施例の副軸受部37では、横給油穴36と貫通穴51がずれた場合であっても、クランク軸外周側溝61を介して横給油穴36と貫通穴51が接続されているため、縦給油穴34から玉軸受16に至る潤滑油流路を維持でき、玉軸受16に適切な量の潤滑油を供給することができる。
以上で説明した本実施例のスクロール圧縮機1によれば、玉軸受16の電食防止のために設けた絶縁部材50の摺動による摩耗を抑制できるため、信頼性の高い冷媒圧縮機を低コストで提供できることに加え、絶縁部材50がクランク軸12に対して回転した場合でも、給油経路の遮断を防止し、玉軸受16へ確実に給油できる冷媒圧縮機を提供することができる。
次に、図4、図5を用いて、本発明の実施例2を説明する。なお、実施例1と共通する点は重複説明を省略する。
図4は、実施例2の絶縁部材50の斜視図であり、左図が絶縁部材50の全体図、右図が絶縁部材50の断面図である。なお、両図中の左方向が、図1等の上方向に相当している。実施例1では、図2等に示すように、副軸部12cの外周面にクランク軸外周側溝61を設けたが、本実施例では、図4の両図に示すように、絶縁部材50の内面全周に亘り、貫通穴51と連通するの絶縁部材内周側溝62を設けている。この絶縁部材内周側溝62の軸方向溝幅は、横給油穴36の穴直径と同じである。
図5は、実施例2における副軸受部37の主要構成を抽出した断面図であり、上述の通り、絶縁部材50の内周面には絶縁部材内周側溝62が設けられている。この構成において、クランク軸12内部の縦給油穴34から吸い上げられた潤滑油は、副軸部12cの横給油穴36、絶縁部材50の絶縁部材内周側溝62、貫通穴51、スリット59を順次通り、玉軸受16へと供給される。
本実施例のスクロール圧縮機1であっても、副軸部12cの横給油穴36と、絶縁部材50の貫通穴51にずれが生じたときに、周方向流路である絶縁部材内周側溝62を介して、横給油穴36と貫通穴51を繋ぐ潤滑油流路が維持されているので、実施例1と同じく、玉軸受16に適切な量の潤滑油を供給することができ、玉軸受16の電食、絶縁部材50の摩耗の両方を防止することができる。
次に、図6を用いて、本発明の実施例3を説明する。なお、上述の実施例と共通する点は重複説明を省略する。
図6は、実施例3における副軸受部37の主要構成を抽出した断面図である。本実施例では、クランク軸12の副軸部12c外面に実施例1で説明したクランク軸外周側溝61を設け、さらに、絶縁部材50の内面に実施例2で説明した絶縁部材内周側溝62を設けている。
この構成において、クランク軸12内部の縦給油穴34から吸い上げられた潤滑油は、副軸部12cの横給油穴36、クランク軸外周側溝61を経て、絶縁部材50の絶縁部材内周側溝62、貫通穴51、スリット59を順次通り、最終的に、玉軸受16へと供給される。
本実施例のスクロール圧縮機1であっても、副軸部12cの横給油穴36と、絶縁部材50の貫通穴51にずれが生じたときに、周方向流路であるクランク軸外周側溝61および絶縁部材内周側溝62を介して、横給油穴36と貫通穴51を繋ぐ潤滑油流路が維持されているので、実施例1、2と同じく、玉軸受16に適切な量の潤滑油を供給することができ、玉軸受16の電食、絶縁部材50の摩耗の両方を防止することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
1 スクロール圧縮機、
2 圧縮機構部、
3 駆動部、
4 電動機、
5 固定スクロール、
5a 固定スクロール吐出口、
5b 固定スクロール天板、
5c 固定スクロール渦巻き体、
6 旋回スクロール、
6a 旋回スクロール渦巻き体、
6b 旋回スクロール台板、
6c 旋回スクロール軸受部のすべり軸受、
7 フレーム、
8 吸入パイプ、
9 吐出パイプ、
10 回転子、
11 固定子、
12 クランク軸、
12a クランクピン、
12b 主軸部、
12c 副軸部、
12d ポンプ継手、
13 オルダムリング、
14 すべり軸受、
15 給油ポンプ、
16 玉軸受、
17 下フレーム、
18 ハウジング、
19 ハウジングカバー、
30 密閉容器、
31 吸入口、
32 圧縮室、
33 油溜部、
34 縦給油穴、
35、36 横給油穴、
37 副軸受部、
50 絶縁部材、
51 貫通穴、
59 スリット、
61 クランク軸外周側溝、
62 絶縁部材内周側溝
2 圧縮機構部、
3 駆動部、
4 電動機、
5 固定スクロール、
5a 固定スクロール吐出口、
5b 固定スクロール天板、
5c 固定スクロール渦巻き体、
6 旋回スクロール、
6a 旋回スクロール渦巻き体、
6b 旋回スクロール台板、
6c 旋回スクロール軸受部のすべり軸受、
7 フレーム、
8 吸入パイプ、
9 吐出パイプ、
10 回転子、
11 固定子、
12 クランク軸、
12a クランクピン、
12b 主軸部、
12c 副軸部、
12d ポンプ継手、
13 オルダムリング、
14 すべり軸受、
15 給油ポンプ、
16 玉軸受、
17 下フレーム、
18 ハウジング、
19 ハウジングカバー、
30 密閉容器、
31 吸入口、
32 圧縮室、
33 油溜部、
34 縦給油穴、
35、36 横給油穴、
37 副軸受部、
50 絶縁部材、
51 貫通穴、
59 スリット、
61 クランク軸外周側溝、
62 絶縁部材内周側溝
Claims (5)
- 冷媒を圧縮する圧縮機機構部と、
動力を発生する電動機部と、
該電動機部の動力を前記圧縮機機構部に伝達するクランク軸と、
該クランク軸を回転可能に支持する軸受と、
前記クランク軸と前記軸受の間に設けられる絶縁部材と、を具備し、
前記クランク軸は、油溜部から潤滑油を吸い上げる縦給油穴と、該縦給油穴から前記絶縁部材に向けて径方向に延びる横給油穴と、を有するとともに、
前記絶縁部材は、前記クランク軸側から前記軸受側に向けて径方向に延びる貫通穴を有しており、
前記クランク軸と前記絶縁部材の間には、周方向に延び、前記横給油穴と前記貫通穴を接続する周方向流路が形成されていることを特徴とする冷媒圧縮機。 - 請求項1に記載の冷媒圧縮機において、
前記周方向流路は、前記クランク軸の外周側に設けられていることを特徴とする冷媒圧縮機。 - 請求項1に記載の冷媒圧縮機において、
前記周方向流路は、前記絶縁部材の内周側に設けられていることを特徴とする冷媒圧縮機。 - 請求項1に記載の冷媒圧縮機において、
前記周方向流路は、前記クランク軸の外周側と、前記絶縁部材の内周側の両方に設けられていることを特徴とする冷媒圧縮機。 - 請求項1から請求項4の何れか一項に記載の冷媒圧縮機において、
前記縦給油穴から吸い上げられた潤滑油は、前記横給油穴、前記周方向流路、前記貫通穴を経由して、前記軸受の内周側に供給されることを特徴とする冷媒圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017082593A JP2018178929A (ja) | 2017-04-19 | 2017-04-19 | 冷媒圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017082593A JP2018178929A (ja) | 2017-04-19 | 2017-04-19 | 冷媒圧縮機 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018178929A true JP2018178929A (ja) | 2018-11-15 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017082593A Pending JP2018178929A (ja) | 2017-04-19 | 2017-04-19 | 冷媒圧縮機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2018178929A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024073351A1 (en) * | 2022-09-26 | 2024-04-04 | Copeland Lp | Bearing and unloader assembly for compressors |
Citations (2)
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JPH10220369A (ja) * | 1997-02-05 | 1998-08-18 | Mitsubishi Electric Corp | スクロール圧縮機 |
JP2011259646A (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-22 | Hitachi Appliances Inc | 容積形圧縮機 |
-
2017
- 2017-04-19 JP JP2017082593A patent/JP2018178929A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201215 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210615 |