JP2021055620A - 浄化装置 - Google Patents

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哲 ▲瀬▼尾
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嘉信 尾崎
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Abstract

【課題】吸気の持つ慣性によってクリーンサイドまで吸気を導入させて、吸気効率を向上できる浄化装置を提供する。【解決手段】第一半体92および第二半体93がエレメント95によって区画されクリーンサイド94Bおよびダーティーサイド94Aを形成するエアクリーナ81と、ダーティーサイド94A内に外気を導入する吸気ダクト82と、を有する浄化装置において、吸気ダクト82はエレメント95の面95Dに沿う向きでダーティーサイド94A内に延出して配置され、ダーティーサイド94A内には、吸気ダクト82の下流端82Bから導入された吸気をエレメント95の面95Dに向かうように誘導する整流壁102が設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、浄化装置に関する。
従来技術として、上下方向に延伸し、前後幅をコンパクトにしたエアクリーナが開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、吸気ダクトがエレメントの面に沿う向きでダーティーサイド内に延出して配置されている。
特許第6333873号公報
エアクリーナのクリーンサイドへの吸気の充填効率を向上させるためには、ダーティーサイドからの吸気の慣性を用いて、吸気を、エレメントを通過させてクリーンサイドに導入することが考えられる。しかし、上記従来技術の構造のように、吸気ダクトがエレメントの面に沿う向きでダーティーサイド内に延出する場合、吸気ダクトの下流端からダーティーサイド内に導入された吸気は慣性でエレメントの面に沿う向きに導入されてしまい、効率的な充填の妨げになることが想定される。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、吸気の持つ慣性によってクリーンサイドまで吸気を導入させて、吸気効率を向上できる浄化装置を提供することを目的とする。
浄化装置は、第一半体(92)および第二半体(93)がエレメント(95)によって区画されクリーンサイド(94B)およびダーティーサイド(94A)を形成するエアクリーナ(81)と、前記ダーティーサイド(94A)内に外気を導入する吸気ダクト(82)と、を有する浄化装置において、前記吸気ダクト(82)は前記エレメント(95)の面(95D)に沿う向きで前記ダーティーサイド(94A)内に延出して配置され、前記ダーティーサイド(94A)内には、前記吸気ダクト(82)の下流端(82B)から導入された吸気を前記エレメント(95)の面(95D)に向かうように誘導する整流壁(102)が設けられていることを特徴とする。
上記構成において、前記下流端(82B)は前記エレメント(95)の面(95D)に沿う向きに開口し、前記整流壁(102)は、前記第二半体(93)のうち前記エレメント(95)と対向する壁面から前記エレメント(95)方向に突出することで形成されてもよい。
また、上記構成において、前記整流壁(102)のうち前記吸気ダクト(82)が配置される側はR形状を有してもよい。
また、上記構成において、前記整流壁(102)は、前後方向で、前記吸気ダクト(82)の下流端(82B)の接線方向の延長線(L2)とラップする位置に設けられてもよい。
また、上記構成において、前記整流壁(102)は前記吸気ダクト(82)の延出方向と交差する向きに沿って幅広に設けられてもよい。
また、上記構成において、前記整流壁(102)は前記吸気ダクト(82)側が凹となる弧状に設けられてもよい。
また、上記構成において、前記整流壁(102)の端部の延長線上には、前記整流壁(102)の延長線と交差する向きに延びる第二整流壁(103)が設けられてもよい。
また、上記構成において、前記第一半体(92)は前記クリーンサイド(94B)から吸気を導出するエアファンネル(84)を有し、前記エアファンネル(84)の上流端(84A)は前記吸気ダクト(82)の下流端(82B)側に開口し、前記吸気ダクト(82)の前記下流端(82B)は前記エアファンネル(84)の上流端(84A)側に開口していてもよい。
浄化装置は、第一半体および第二半体がエレメントによって区画されクリーンサイドおよびダーティーサイドを形成するエアクリーナと、前記ダーティーサイド内に外気を導入する吸気ダクトと、を有する浄化装置において、前記吸気ダクトは前記エレメントの面に沿う向きで前記ダーティーサイド内に延出して配置され、前記ダーティーサイド内には、前記吸気ダクトの下流端から導入された吸気を前記エレメントの面に向かうように誘導する整流壁が設けられている。この構成によれば、吸気ダクトの下流端からダーティーサイド内に導入された吸気は慣性によってエレメントの面に沿う向きに導入されるが、吸気を、整流壁によってエレメントの面に向かうように誘導して、吸気の持つ慣性によってクリーンサイドまで導入させることができ、吸気効率を向上できる。
上記構成において、前記下流端は前記エレメントの面に沿う向きに開口し、前記整流壁は、前記第二半体のうち前記エレメントと対向する壁面から前記エレメント方向に突出することで形成されてもよい。この構成によれば、整流壁が、第二半体からエレメントの面に向かう方向に突出することで形成されることで、簡易な構造で吸気の向きをエレメント側に指向させることができる。
また、上記構成において、前記整流壁のうち前記吸気ダクトが配置される側はR形状を有してもよい。この構成によれば、吸気の圧力損失を抑制しつつ吸気の向きをエレメント側に指向させることができる。
また、上記構成において、前記整流壁は、前後方向で、前記吸気ダクトの下流端の接線方向の延長線とラップする位置に設けられてもよい。この構成によれば、効率的に吸気の向きをエレメント側に指向させることができる。
また、上記構成において、前記整流壁は前記吸気ダクトの延出方向と交差する向きに沿って幅広に設けられてもよい。この構成によれば、エレメントの広範囲に吸気を指向させることができる。
また、上記構成において、前記整流壁は前記吸気ダクト側が凹となる弧状に設けられてもよい。この構成によれば、エレメントのより広範囲に吸気を指向させることができる。
また、上記構成において、前記整流壁の端部の延長線上には、前記整流壁の延長線と交差する向きに延びる第二整流壁が設けられてもよい。この構成によれば、整流壁の幅広方向に沿う方向に指向した吸気を第二整流壁によってエレメント側に指向させることができる。
また、上記構成において、前記第一半体は前記クリーンサイドから吸気を導出するエアファンネルを有し、前記エアファンネルの上流端は前記吸気ダクトの下流端側に開口し、前記吸気ダクトの前記下流端は前記エアファンネルの上流端側に開口していてもよい。この構成によれば、吸気ダクトから導入された吸気を、よりスムーズにエアファンネルに導入することができる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の右側面図である。 車体フレームを上方から見た平面図である。 操舵系及び浄化装置の周辺部を示す自動二輪車の車幅方向中心に沿った断面図である。 浄化装置の左右幅中心に沿った断面図である。 浄化装置の背面図である。 第二半体を内面側から見た正面図である。 第二半体を左前方から見た斜視図である。 図5のドレン穴の周辺部の拡大図である。 図8のIX−IX線断面図である。 エアクリーナケース内の吸気のCFDの解析結果を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の右側面図である。なお、以下の説明の側面図では、左右一対で設けられるものは、片側のものだけが図示されている。
自動二輪車1は、車体フレームFにパワーユニットとしてのエンジン10が支持され、前輪2を操舵可能に支持する操舵系11が車体フレームFの前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム12が車体フレームFの後部側に設けられた車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座する乗車用のシート13(乗員シート)が車体フレームFの後部の上方に設けられた鞍乗り型の車両である。
図2は、車体フレームFを上方から見た平面図である。
図1及び図2を参照し、車体フレームFは、前端に設けられるヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14の後部から後下がりに延出する左右一対のメインフレーム15,15(フレーム部材)と、メインフレーム15,15の前端部から後下方に延びる左右一対のダウンフレーム16,16と、メインフレーム15,15の後端から下方に延出する左右一対のピボットフレーム17,17と、ピボットフレーム17,17の上部から後上がりに車両後端部まで延びる左右一対のシートフレーム18,18とを備える。
メインフレーム15,15は、ヘッドパイプ14の下部から比較的緩い傾斜で後下がりに延びるメインフレーム本体部15a,15aと、ヘッドパイプ14の上部とメインフレーム本体部15a,15aの前部とを連結する補強フレーム部15b,15bとを備える。メインフレーム本体部15a,15aは、図2に示すように、ヘッドパイプ14から延びて平面視において後方側ほど車幅方向の間隔が大きくなるフレーム前部15c,15cと、フレーム前部15c,15cの後端から互いに略平行に後方へ延びるフレーム後部15d,15dとを備える。
左右の補強フレーム部15b,15bは、後方側ほど互いの車幅方向の間隔が大きくなるとともに、メインフレーム本体部15a,15aよりも大きな傾斜で後下がりに延びる。補強フレーム部15b,15bの前端部には、ステー27,27が設けられる。また、補強フレーム部15b,15bは、ステー27,27の後方に、エアクリーナケースステー34,34を備える。
また、車体フレームFは、メインフレーム本体部15a,15aの前後の中間部とダウンフレーム16,16とを連結する左右一対の連結フレーム19,19を備える。
ピボットフレーム17,17は、ピボット孔(不図示)を上下の中間部に備え、このピボット孔には、左右のピボットフレーム17,17を車幅方向に連結するピボット軸31が挿通される。
車体フレームFは、メインフレーム本体部15a,15aのフレーム後部15d,15dの前部を車幅方向に連結する前側クロスフレーム20と、ピボットフレーム17,17の上端部を車幅方向に連結する中間側クロスフレーム21と、ピボットフレーム17,17の下端部を車幅方向に連結する下側クロスフレーム22とを備える。
また、車体フレームFは、シートフレーム18,18の前部を車幅方向に連結する後側クロスフレーム23と、シートフレーム18,18の後端部を車幅方向に連結する後端側クロスフレーム24と、後側クロスフレーム23と後端側クロスフレーム24との間でシートフレーム18,18を車幅方向に連結するクロスフレーム25とを備える。
車体フレームFは、ダウンフレーム16,16の下端部に前側エンジンハンガ26(図1)を備え、前側クロスフレーム20に上側エンジンハンガ28(図2)を備え、メインフレーム本体部15a,15aの後端部に後側エンジンハンガ29を備え、下側クロスフレーム22に下側エンジンハンガ30を備える。
図1に示すように、スイングアーム12は、ピボット軸31に前端部を軸支され、ピボット軸31を中心に上下に揺動する。後輪3は、スイングアーム12の後端部に挿通される後輪車軸32に軸支される。
エンジン10は、ピボットフレーム17,17の前方で車体フレームFから吊り下げられるようにして搭載されている。
エンジン10は、車幅方向に延びるクランク軸(不図示)を支持するクランクケース35と、クランクケース35の前部から前上方に延びるシリンダ部36とを備える。クランクケース35は、メインフレーム15,15のフレーム後部15d,15dの下方に位置する。シリンダ部36は、メインフレーム15,15に沿うように前上方に延び、その前部は、左右のダウンフレーム16,16の間、及び、左右の連結フレーム19,19の間に位置する。クランクケース35の後部には、変速機が収容されている。
エンジン10は、前側エンジンハンガ26、上側エンジンハンガ28、後側エンジンハンガ29、及び、下側エンジンハンガ30を介して車体フレームFに支持される。
エンジン10は、シリンダ部36のシリンダ軸線Cが鉛直よりも水平側に近くなるように前傾しているエンジンであり、エンジン10の上方には空間が確保される。
エンジン10の出力は、エンジン10の出力軸(不図示)と後輪3との間に巻き掛けられるチェーン37によって後輪3に伝達される。
エンジン10の排気管38は、シリンダ部36のシリンダヘッドから下方に引き出され、エンジン10の下方を通って後方へ延び、スイングアーム12の右側方のマフラー39に接続される。
エンジン10に供給される吸気(外気)を浄化する浄化装置41は、メインフレーム15,15の前部の上方でヘッドパイプ14の後方に配置される。
エンジン10のラジエータ42は、ヘッドパイプ14の下方でシリンダ部36の前方に配置される。
シート13は、運転者(乗員)用の前側シート44と、前側シート44よりも一段高いパッセンジャー(同乗者)用の後側シート45とを一体に備える。シート13は、前端部のヒンジ13aを介して上下に回動可能に設けられている。
前側シート44は、メインフレーム15,15の後部の上方及びピボットフレーム17,17の上方に配置される。また、前側シート44は、クランクケース35の後部の上方に位置する。
後側シート45は、シートフレーム18,18の後部の上方に配置される。後側シート45の左右の側方には、後側シート45に着座したパッセンジャーが把持する把持部46,46がそれぞれ設けられる。
ピボットフレーム17,17の外側面には、板状のステップホルダ47,47が左右一対で設けられる。運転者用の左右一対のサブステップ48,48及びパッセンジャー用の左右一対のパッセンジャーステップ49,49は、ステップホルダ47,47にそれぞれ支持される。運転者用の左右一対のメインテップ50,50は、前側シート44の前下方に設けられる。
メインスタンド51は、ピボットフレーム17,17の下部に連結される。サイドスタンド52は、車体フレームFの下部の左端部に設けられる。
自動二輪車1は、車体を覆う車体カバー60を備える。車体カバー60は、ヘッドパイプ14及び操舵系11の上部を前後及び左右側方から覆うフロントカバー61と、フロントカバー61の下部の後方で、メインフレーム15,15を上方及び左右の側方から覆うシート下カバー62と、シート下カバー62の下方で、エンジン10及び車体フレームFの後部を側方から覆う左右一対の中間側面カバー63,63とを備える。
また、車体カバー60は、エンジン10を下方から覆うアンダーカバー64と、シート下カバー62の後方でシート13の下方を側方から覆う左右一対のリアカバー65,65と、エンジン10の後部の下部及びピボットフレーム17,17の下部を側方から覆う左右一対のフレームカバー66,66とを備える。
詳細には、フロントカバー61は、ヘッドパイプ14及び操舵系11の上部を前方及び左右側方から覆う前面カバー61aと、ヘッドパイプ14及び操舵系11の上部を後方から覆う後面カバー61bとを備える。
前面カバー61aには、上下に延びる板状のウインドスクリーン67が設けられる。ヘッドライト68は、前面カバー61aに設けられる。
また、自動二輪車1は、後輪3を上方から覆うリアフェンダー54と、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー55とを備える。
シート下カバー62の前部及び中間側面カバー63,63の前部は、上下に合わさることで、断面逆U字のトンネル状のセンタートンネル部69を形成する。車体フレームFの前部及びシリンダ部36は、センタートンネル部69の内側に収納されている。
センタートンネル部69の上面が前側シート44の上面よりも低い位置に配置されることで、前側シート44の前面と後面カバー61bとの間には、下方に窪んだ跨ぎ部56が形成されている。前側シート44に着座する運転者は、自動二輪車1の乗降時に、跨ぎ部56に足を通すことができ、容易に乗り降りできる。
燃料タンク57は、前側シート44の下方でフレーム後部15d,15dの上方に配置される。燃料タンク57は、前部の上面に給油口57aを備える。燃料タンク57の後方には、収納部(不図示)が設けられる。ヒンジ13aを介してシート13を上方に開くと、燃料タンク57及び上記収納部が上方に露出する。
前側シート44の前端部の車幅方向中央部には、開口を塞ぐ給油口リッド44a(リッド)とが設けられている。給油口リッド44aは、下端のヒンジ部44d(図2参照)を軸に前後に回動可能に設けられている。ヒンジ部44dを軸にして給油口リッド44aを跨ぎ部56側に回動させると、上記開口から給油口57aが露出する。このため、シート13を開かなくとも、給油口リッド44aを開くことで、給油口57aから給油できる。この際、跨ぎ部56の空間を利用して給油できるため、作業性が良い。
図3は、操舵系11及び浄化装置41の周辺部を示す自動二輪車1の車幅方向中心に沿った断面図である。
操舵系11は、ヘッドパイプ14に回動自在に軸支されるステアリングシャフト58と、前輪2(図1参照)の左右の両側に配置され前輪2を支持する左右一対のフロントフォーク70、70と、ステアリングシャフト58の上端に固定され左右のフロントフォーク70、70を連結するトップブリッジ71と、ステアリングシャフト58の下端に固定され左右のフロントフォーク70、70を連結するボトムブリッジ72とを備える。また、操舵系11は、フロントフォーク70、70の上方に設けられるステアリングとしてのバーハンドル73と、バーハンドル73をトップブリッジ71に固定するハンドルポスト74とを備える。
図1に示すように、前輪2は、フロントフォーク70、70の下端部間に渡される前輪車軸75に軸支される。
バーハンドル73には、左右一対のバックミラー76、76、及び、左右一対のナックルガード77、77が設けられる。
図1、図3に示すように、ヘッドパイプ14の後方には、浄化装置41が配置される。浄化装置41は、フロントカバー61の内側に収納されており、跨ぎ部56の前方に位置する。詳細には、浄化装置41は、ヘッドパイプ14の後面14aと後面カバー61bとの間に収納されている。
浄化装置41は、エアクリーナ81と、外気をエアクリーナ81内に導入する左右一対の吸気ダクト82、82と、エアクリーナ81内に吸気された吸気(空気)の温度を検出する吸気センサ83と、エアクリーナ81から浄化された吸気を導出するエアファンネル84とを備える。
エアクリーナ81は、ヘッドパイプ14に沿うように上下に細長い箱状に形成されており、全体として後傾して配置されている。エアクリーナ81の下部は、左右のメインフレーム15、15の間に配置される。エアクリーナ81の上部は、跨ぎ部56よりも上方に延びており、トップブリッジ71及びハンドルポスト74の後方に位置する。
吸気ダクト82、82は、エアクリーナ81の上部に接続され、エアクリーナ81内に延出している。
エアファンネル84は、エアクリーナ81の下部に接続されている。エアファンネル84は、エアクリーナ81の下端部から後下方に延びて、スロットルボディ33の上端に接続される。スロットルボディ33は、後下がりに延びる。スロットルボディ33の下端は、シリンダ部36の上面に位置する吸気ポート36aに接続される。
エアクリーナ81は、エアクリーナケース91を備える。エアクリーナケース91は、樹脂材料によって構成されている。エアクリーナケース91は、後方に開放された箱状の第一半体92と、前方に開放された箱状の第二半体93と、を備える。第一半体92の開放端と第二半体93の開放端とを重ね合わせることにより、エアクリーナケース91が構成され、エアクリーナケース91内には吸気が流れる内部空間94が形成される。
第一半体92と、第二半体93との間には、上下方向に延びる外観板状のエアクリーナエレメント(エレメント)95が配置される。エアクリーナエレメント95は、内部空間94を前後方向に仕切る。これにより、エアクリーナケース91内には、エアクリーナエレメント95に対して吸気ダクト82、82側の内部空間94であるダーティーサイド94Aと、エアクリーナエレメント95に対してエアファンネル84側の内部空間94であるクリーンサイド94Bとが形成される。
ダーティーサイド94Aは、吸気ダクト82、82からエアクリーナケース91内に吸気されてエアクリーナエレメント95を通過する前の吸気が流れる空間である。クリーンサイド94Bは、エアクリーナエレメント95を通過して浄化された吸気がエアクリーナケース91内を流れる空間である。
図4は、浄化装置41の左右幅中心に沿った断面図である。図5は、浄化装置41の背面図である。以降の説明においては、前後左右といった方向の記載は、図4に示す浄化装置41に対する方向と同一とする。本実施の形態では、浄化装置41の前後左右は、車体の前後左右と一致する。また、以下の説明においては、左右一対で設けられるものも符号は原則として一つのみ付するものとする。
本実施の形態の第一半体92は、下部ケース96と、下部ケース96の上方に接続される上部ケース97と、の分割構造で構成される。下部ケース96と上部ケース97は、製造段階では個別に製造されるが、自動二輪車1に組み付けられる前の段階で、第一半体92として溶着や接着により一体化される。
下部ケース96は、上方が開放された箱状に形成されている。下部ケース96は、後下がり延びる板状の底部96Aと、底部96Aの前端から後上がりに延びる前壁部96Bと、底部96Aの後端から後上がりに延びる後壁部96Cと、底部96Aの左右方向両端に設けられて前壁部96Bの側端と後壁部96Cの側端とを接続する左右一対の側壁部96Dとを備える。
下部ケース96の前壁部96Bは、側面視においてヘッドパイプ14の後面14aと略平行に後上がりに延びている(図3参照)。下部ケース96の後壁部96Cは、前壁部96Bと略平行に後上がりに延びる。後壁部96Cは、底部96Aに対する高さが前壁部96Bよりも低く形成されている。下部ケース96の左右の側壁部96Dは、上方になるに連れて左右方向に広がる。
側壁部96Dは、左右の補強フレーム部15bの間に位置し、下部ケース96は、図示しない固定部材を介して、補強フレーム部15bのエアクリーナケースステー34(図2参照)に固定されている。
下部ケース96の底部96Aには、厚み方向に貫通するファンネル固定孔96Eが形成されている。ファンネル固定孔96Eにはエアファンネル84が挿通された状態で固定される。
エアファンネル84の上部には上流開口部(上流端)84Aが形成される。上流開口部84Aは、吸気ダクト82の下流端開口82B側に開口し、エアクリーナエレメント95を向いて開口する。上流開口部84Aは、エアクリーナエレメント95に近づくに連れて拡径する。エアファンネル84の上端84Cは、エアクリーナエレメント95のフィルター部分としてのエレメント本体95Cの上下方向中央部よりも下方に位置する。エアファンネル84は下部ケース96内では、前下がりに延びる。エアファンネル84は、ファンネル固定孔96Eを通過した下部ケース96の外では、下方に向かうに連れて後方に湾曲する。エアファンネル84の下部には、下流開口部84Bが形成される。下流開口部84Bは、後下を向いて開口する。下流開口部84Bにはスロットルボディ33が接続される。
下部ケース96の上端には、前壁部96B、後壁部96C、および、左右一対の側壁部96Dの囲み形状により、上方に開口する開口96Fが形成される。下部ケース96の上端には、外周側に突出するフランジ部96Gが形成される。
下部ケース96の上端には、上部ケース97が接続される。上部ケース97は、後上がりに延びる筒状に形成されている。上部ケース97は、下部ケース96の前壁部96B、後壁部96C、および、左右一対の側壁部96Dに対応して延びる前壁部97B、後壁部97C、および、左右一対の側壁部97Dを備える。
上部ケース97の下端には、前壁部97B、後壁部97C、および、左右一対の側壁部97Dの囲み形状により、下方に開口する開口97Fが形成される。上部ケース97の下端には、外周側に突出するフランジ部97Gが形成される。上部ケース97は、フランジ部97Gが、下部ケース96のフランジ部96Gに合わされて、下部ケース96と一体にされる。
上部ケース97は、図3に示す側面視では、トップブリッジ71及びヘッドパイプ14の上端部の後方に位置する。上部ケース97の前壁部97Bは、ヘッドパイプ14の後面14aに沿うように延びる。
上部ケース97の後壁部97Cは、上方に向かうに連れて前方に湾曲して延びて、前壁部97Bの後端の位置まで延びる。後壁部97Cの湾曲形状は、前方に凸である。上部ケース97の後端には、前壁部97B、後壁部97C、および、左右一対の側壁部97Dにより、後方に開口する後方開口97Jが形成される。上部ケース97の後端には、後方開口97Jの内周側に突出するフランジ状のエレメント取付部97Kが形成される。エレメント取付部97Kには、エアクリーナエレメント95が取り付けられる。
エアクリーナエレメント95は、枠状の支持部材95Aを備える。支持部材95Aには、開口部95Bが形成されている。開口部95Bは、上辺が下辺に比べて長い等脚台形状に開口する(図6参照)。開口部95Bには、フィルターとしてのエレメント本体95Cが支持される。エレメント本体95Cは、開口部95Bに嵌って、支持部材95Aの外周端よりもダーティーサイド94A側に突出した状態で支持される。エレメント本体95Cの後部が、エアクリーナエレメント95の後面(面)95Dを形成する。後面95Dは、上下方向に延びている。
エアクリーナエレメント95は、支持部材95Aが不図示の固定具でエレメント取付部97Kに取り付けられる。
上部ケース97の後端には、外周側に突出するフランジ状の半体取付部97Lが形成されている。半体取付部97Lは、外周部に複数設けられている。半体取付部97Lには、締結部材111により、第二半体93が締結される。
下部ケース96と、上部ケース97とにより、第一半体92が構成される。第一半体92と、第二半体93とにより、エアクリーナケース91が構成される。
図6は、第二半体93を前方から見た正面図である。図7は、第二半体93を左前方から見た斜視図である。
第二半体93は、上部がハンドルポスト74の後方に位置する(図3参照)。第二半体93は、後方に凹んだ箱状に形成される。第二半体93は、左右対称状に形成される。第二半体93は、箱の底部に対応する底壁部98と、底壁部98の外周部に形成されて前方に延びる周壁部99と、を備える。
底壁部98は、底壁中央部98Aを備える。底壁中央部98Aは、下方に進むに連れて前方に傾斜する。底壁中央部98Aは、図4に示すように、上下方向に急傾斜で延びる上部98A1と、上部98A1よりも緩やかに傾斜する下部98A2と、を備える。底壁中央部98Aの左右両側には、左右一対の底壁側部98Bが形成される。底壁側部98B、98Bは、左右方向外側に向かうに連れて前方に湾曲して前端部が前方に延びる。底壁中央部98Aおよび左右一対の底壁側部98Bの上部には、底壁上部98Cが形成される。底壁上部98Cは、底壁中央部98Aおよび底壁側部98Bの上部を閉塞する。
図6、図7に示すように、底壁中央部98A、底壁側部98B、および、底壁上部98Cの外周端には、前方に突出する周壁部99が形成される。周壁部99の前端は前後方向で位置が揃っており(図4参照)、周壁部99の囲み形状により、第二半体93の前方に開放された前方開口99F(図7参照)が形成される。
周壁部99は、左右方向に延びる周壁上部99Aを備える。周壁上部99Aの左右方向両端には、やや下方に延びた後に左右方向外側に延びる左右一対の周壁拡幅部99Bが形成される。周壁拡幅部99Bの左右方向外端には、下方に延びる左右一対の周壁側部99Cが形成される。周壁側部99Cは、下方に向かうに連れて左右方向内側に傾斜して直線状に延びる。周壁側部99Cの下端部99Dは、所定の間隔を空けて離間して配置される。左右の周壁側部99Cの下端部99D間が離間することにより、左右一対の周壁側部99Cの下端部99Dと、底壁中央部98Aとで構成される開口状のドレン穴99Eが形成される。ドレン穴99Eはダーティーサイド94Aの下方に位置する。ダーティーサイド94A内には、洗車や雨天走行などで水(液体)が進入する場合があるが、ドレン穴99Eにより進入した水を排出可能である。
周壁部99の前端には、後方に凹んだ凹溝99G(図4参照)が形成される。凹溝99Gは、周壁部99の周形状に沿って延びている。凹溝99Gには、シール部材110が支持される。周壁部99の外周部には、複数の固定部99Hが形成される。固定部99Hは、締結部材111により、第一半体92の半体取付部97Lに締結される。このとき、シール部材110がエアクリーナエレメント95に密着して、ダーティーサイド94Aをシール部材110の部分で密閉する。
図5に示すように、第二半体93の底壁上部98Cには、左右一対のダクト固定部100が形成されている。ダクト固定部100は、左右方向外側に向かうに連れて下方に傾斜する平板状に形成される。ダクト固定部100には、厚み方向に貫通するダクト固定孔(不図示)が形成されており、ダクト固定孔に吸気ダクト82が挿通されて、吸気ダクト82がダクト固定部100に固定される。
吸気ダクト82は、エアクリーナケース91の外部からダーティーサイド94A内に延出して配置される。吸気ダクト82を通じて第二半体93の内部空間としてのダーティーサイド94Aに外気が導入される。
吸気ダクト82は、図6に示すように前方から見た場合には、左右方向内側に向かうに連れて下方に湾曲して延びている。吸気ダクト82の上流端開口(上流端)82Aは左右方向外側に開口し、やや後方に開口している(図5参照)。上流端開口(上流端)82Aはエアクリーナケース91の外でフロントカバー61の内側に開口する。吸気ダクト82は、エアクリーナケース91の内側では、上下方向に延びており、エアクリーナエレメント95の後面95Dに沿う向きでダーティーサイド94A内に延出して配置されている。吸気ダクト82の下流端開口(下流端)82Bは下方を向いて開口し、エアファンネル84の上流開口部84A側に開口する。下流端開口82Bは、エアクリーナエレメント95のエレメント本体95Cに対向する位置に配置される(図4参照)。
本実施形態の下流端開口82Bは、円筒が斜めに切られた楕円状に形成されており、側面視では、後方に進むに連れて下方に直線状に切られたような開口形状をしている(図4参照)。吸気ダクト82の下流端開口82Bは、下流端開口82Bとドレン穴99Eとが前後方向および左右方向に一部ラップする位置に設けられる。よって、吸気ダクト82の下流端開口82Bから導入された吸気が、慣性で移動し易い下方にドレン穴99Eがある。
特に、本実施の形態では、下流端開口82Bは、図4に示す側面視において、下流端開口82Bの前端82Cにおける吸気ダクト82の接線方向の延長線L1と、下流端開口82Bの後端82Dにおける吸気ダクト82の接線方向の延長線L2と、で挟まれる領域上にドレン穴99Eが位置するように配置される。
また、下流端開口82Bは、図6に示す正面視において、下流端開口82Bの左右方向外端82Eにおける吸気ダクト82の接線方向の延長線L3と、下流端開口82Bの左右方向内端82Fにおける吸気ダクト82の接線方向の延長線L4と、で挟まれる領域上にドレン穴99Eが位置するように配置される。
ダクト固定部100の後方には、下方に凹んだセンサ固定部101が形成される。センサ固定部101は、左右のダクト固定部100の間に形成される。センサ固定部101には、吸気センサ83(図3参照)が固定される。吸気センサ83は、左右の吸気ダクト82の間に配置される。吸気センサ83は、第二半体93に差し込まれてダーティーサイド94Aで左右の吸気ダクト82の間の広い空間の吸気の温度を検出する。
図4、図6、図7に示すように、第二半体93の底壁部98には、整流壁102が形成される。整流壁102は、吸気ダクト82の下流端開口82Bから導入された吸気をエアクリーナエレメント95の後面95Dに向かうように誘導する。
図4に示すように、整流壁102は、エアクリーナエレメント95と対向する底壁部98の内面から、断面V字状に前方に突出する。整流壁102は、エレメント本体95Cの上下方向中央部に対向して形成される。整流壁102は、底壁部98の底壁中央部98Aの上部98A1と下部98A2との間に形成される。整流壁102は、断面V字状を形成する上面102A、102Bと下面102Cとを備える。整流壁102の上面102A、102Bは、前方に向かうに連れて下方に傾斜する。整流壁102の下面102Cは、上面102A、102Bよりも、上下方向に対する傾斜が小さく、略前後方向に延びている。
整流壁102のうち吸気ダクト82が配置される側、すなわち、整流壁102の上面102A、102Bは側面視でR形状を有し、下方に向かうに連れて傾斜角度が緩やかになっている。よって、吸気の圧力損失を抑制しつつ吸気の向きをエレメント本体95C側に指向させることができる。また、整流壁102は、吸気ダクト82の下流端開口82Bの後端82Dにおける接線方向の延長線L2上に設けられる。よって、吸気ダクト82の下流端開口82Bから導入された吸気が、慣性で通過し易い位置に、整流壁102が配置されており、効率的に吸気の向きをエレメント本体95C側に指向させることができる。
図6に示す正面視において、整流壁102は、吸気ダクト82の延出方向と交差する向きに沿って幅広に設けられる。本実施の形態では、一例として、整流壁102は吸気ダクト82の延出方向と直交する向きに沿って幅広に設けられる。整流壁102は、吸気ダクト82側が凹となる弧状に設けられる。詳細には、整流壁102は、吸気ダクト82の下流端開口82Bの下方で左右に延びる中央部上面102Aを備える。また、整流壁102は、中央部上面102Aの左右に連続して形成され、下流端開口82Bよりも左右方向外側に位置する左右一対の側部上面102Bを備える。側部上面102Bは、左右方向外側に向かうに連れて上方に傾斜する。したがって、吸気ダクト82からの吸気が左右方向外側に向けて広がる際に、吸気を、上方に向けて誘導することができる。また、エレメント本体95Cに対して、より広範囲に吸気を指向させることができる。
整流壁102に沿った左右方向の延長線上には、整流壁102と交差する向きに延びる左右一対の第二整流壁103が設けられる。本実施の形態では、一例として、第二整流壁103は整流壁102と直交する向きに延びる。第二整流壁103は、底壁側部98Bの内面から前方に突出する。第二整流壁103は、上方に凸となる円弧状に延びている。第二整流壁103の突出量は、整流壁102の延長線上に一致する本体部103Aが大きく、左右方向外端部103Bの突出量は本体部103Aよりも小さく設定されている。第二整流壁103の左右方向内端には、円弧状に切り欠かれたダクト回避部103Cが形成される。ダクト回避部103Cには、吸気ダクト82が第二整流壁103から離間した状態で配置される。第二整流壁103と吸気ダクト82との間の隙間で吸気が移動可能である。
図8は、図5のドレン穴99Eの周辺部の拡大図である。図9は、図8のIX−IX線断面図である。
ドレン穴99Eの上方には、突出壁104が設けられる。突出壁104は、底壁中央部98Aの内面下端から前方に突出する。突出壁104は、ドレン穴99Eの上方を覆う。突出壁104は、左右方向に延び、左右の端部ほど下方に位置するよう傾斜している。本実施形態では、突出壁104は、逆V字状に形成される。突出壁104は、頂部104Aと、頂部104Aから左右方向外側になるほど下方に直線状に傾斜する左右一対の傾斜部104Bと、頂部104Aから下方に延びる補強部104Dと、を備える。
本実施の形態では、補強部104Dにより、ドレン穴99Eは左右に仕切られる。ドレン穴99Eは、左右一対のドレン穴99E1を有する。
図4に示すように、突出壁104は、頂部104Aがエレメント本体95Cの下方に進入しており、前後方向ではエレメント本体95Cと重複して配置される。突出壁104はエアクリーナエレメント95の支持部材95Aに後方から近接して配置される(図9参照)。エレメント本体95Cは下部が左右方向に延びるため(図6参照)、エレメント本体95Cと傾斜部104Bとの間には、排水可能な隙間が生じている。
図8、図9に示すように、突出壁104は、ドレン穴99Eの左右幅より大きく形成される。本実施形態では、傾斜部104Bが、周壁側部99Cに接続される。特に、傾斜部104Bは周壁側部99Cの下端部99Dよりも上方で、周壁側部99Cに接続される。これにより、ドレン穴99Eの上方は、突出壁104で覆われる。また、ドレン穴99Eの周囲は、突出壁104、周壁側部99C、および、底壁中央部98Aで覆われる。よって、ドレン穴99Eは、ドレン穴99Eと吸気ダクト82との間に介在する突出壁104により、吸気ダクト82側のダーティーサイド94Aから隔離された状態になり易い。
傾斜部104Bの左右方向外端には、前端を後方に切り欠いた切り欠き104Cが形成される。左右一対の切り欠き104Cはドレン穴99Eと左右方向でオフセットして設けられる。本実施形態では、切り欠き104Cは周壁側部99Cと前後方向で一部が重複している(図9参照)。切り欠き104Cにより、ダーティーサイド94Aとドレン穴99Eを連通させることができる。
浄化装置41では、エンジン10のピストン(不図示)が移動することでシリンダ部36が負圧になると、負圧の吸引力により、吸気ダクト82を通じてエアクリーナケース91内に吸気が導入される。
一般に、吸気は慣性によって移動し続けるため、シリンダ部36が負圧でない場合にも、吸気ダクト82を通じてエアクリーナケース91内には吸気が導入される場合がある。
本実施の形態の浄化装置41では、吸気ダクト82の下流端開口82Bが下方に開口しており、下流端開口82Bからダーティーサイド94A内に導入された吸気は慣性によってエアクリーナエレメント95の後面95Dに沿う向きに導入され易い。特に、本実施の形態の吸気ダクト82は、下流側では上下方向に沿って下方に延びており、下流端開口82Bから導入された吸気は慣性で下方に向かい易い。
本実施の形態では、吸気の通過し易い位置に整流壁102が設けられており、慣性で下方に移動しようとする吸気が、整流壁102によってエアクリーナエレメント95の後面95Dに直交する向きに誘導される。このため、吸気の持つ慣性によって、吸気を、エアクリーナエレメント95を通過させてクリーンサイド94Bまで導入させることができ、吸気効率を向上できる。
特に、整流壁102の上面102A、102Bは側面視でR形状を有するため、吸気の圧力損失が抑制されつつ吸気はエレメント本体95C側に指向して、エレメント本体95Cを通過可能である。
また、図5に示すように、吸気は、整流壁102によって誘導される際に、エアクリーナエレメント95に向かうと共に、左右方向にも移動する。左右方向に移動した吸気のうち、整流壁102の側部上面102Bによって誘導された吸気は、側部上面102Bの延長方向にある第二整流壁103の本体部103Aに到達する。本体部103Aに到達した吸気は第二整流壁103に沿って誘導され、矢印A1で示すように、第二整流壁103の左右方向内側で、ダーティーサイド94A内を上方に移動し易くなっている。
また、左右方向に移動した吸気のうち、第二整流壁103の左右方向外端部103Bに到達した吸気は、左右方向外端部103Bの突出量が小さいため、第二整流壁103を越え易く、矢印A2で示すように、ダーティーサイド94A内を更に上方に移動し易くなっている。なお、第二整流壁103のダクト回避部103Cでは、吸気は、吸気ダクト82とダクト回避部103Cとの間の空間を通じて、第二整流壁103を越えて移動し易くなっている。
したがって、整流壁102、第二整流壁103により、ダーティーサイド94A内全体に渡って吸気が誘導され易く、エアクリーナエレメント95の面積を有効に利用できるようになっている。
また、整流壁102が、第二半体93の底壁部98から突出するという簡易な構造で、吸気の向きをエアクリーナエレメント95側に指向させることができる。
また、図4に示すように、吸気ダクト82の下流端開口82Bはエアファンネル84の上流開口部84A側に開口し、エアファンネル84の上流開口部84Aが吸気ダクト82の下流端開口82B側に開口している。このため、吸気ダクト82から導入された吸気が、よりスムーズにエアファンネル84に導入される。
また、本実施形態の浄化装置41では、下流端開口82Bから導入された吸気は慣性で下方に向かい易いため、下方にあるドレン穴99Eに向かい易い。本実施の形態では、ドレン穴99Eの上方が突出壁104で覆われているため、ドレン穴99Eに向かう吸気は突出壁104によって下方に移動することが抑制されると共に、矢印A3で示すように上方に誘導され易くなっている。したがって、吸気ダクト82から入った吸気が慣性でエアクリーナエレメント95に入らずにそのままドレン穴99Eから抜けてしまうことを抑制できる。この結果、エアクリーナ81内での吸気のロスを減らすことで、スロットル操作による要求吸気量の変化への追従性が向上する。
また、突出壁104は逆V字状であるため、水を、自重で突出壁104に沿って左右に案内し易い。左右に案内された水は切欠き104Cを通じてドレン穴99Eに移動可能であり、ドレン穴99Eを通じてエアクリーナケース91の外部に排出可能になっている。特に、切り欠き104Cはドレン穴99Eと左右方向でオフセットして設けられるため、突出壁104では、吸気の通り抜けを抑制しつつ、切り欠き104Cを通じて水をドレン穴99Eから排出することができる。
また、本実施の形態では、吸気ダクト82の下流端開口82Bとドレン穴99Eは左右方向および前後方向に一部ラップする位置に設けられ、突出壁104は、下流端開口82Bとドレン穴99Eに介在する位置に設けられる。よって、ドレン穴99Eに吸気が移動し易い配置でも、突出壁104があることによって、効果的に、吸気がドレン穴99Eから排出されることを抑制できる。
図10は、エアクリーナケース91内の吸気のCFDの解析結果を示す図である。
図10では、点が密集して濃いほど流速が速いことを示す。図10に示すように、CFD(Computational Fluid Dynamics)の解析結果によると、吸気ダクト82から導入された吸気は、エアクリーナエレメント95の面に沿って下方に移動する際に、整流壁102に誘導されて前方に移動することが確認される。特に、前後方向に対して大きく傾斜する上面102A、102Bで流速は維持されていることが確認される。また、整流壁102に誘導されて前方に進む吸気は下方にも移動するが、突出壁104によりドレン穴99Eに移動することが抑制されており、吸気が、エアクリーナエレメント95を通過してクリーンサイド94Bに移動し易くなっていることが確認される。
以上説明したように、本発明を適用した本実施の形態によれば、第一半体92および第二半体93がエアクリーナエレメント95によって区画されクリーンサイド94Bおよびダーティーサイド94Aを形成するエアクリーナ81と、ダーティーサイド94A内に外気を導入する吸気ダクト82と、を有する浄化装置41において、吸気ダクト82はエアクリーナエレメント95の後面95Dに沿う向きでダーティーサイド94A内に延出して配置され、ダーティーサイド94A内には、吸気ダクト82の下流端開口82Bから導入された吸気をエアクリーナエレメント95の後面95Dに向かうように誘導する整流壁102が設けられている。したがって、吸気ダクト82の下流端開口82Bからダーティーサイド94A内に導入された吸気は慣性によってエアクリーナエレメント95の後面95Dに沿う向きに導入されるが、吸気を、整流壁102によってエアクリーナエレメント95の後面95Dに向かうように誘導して、吸気の持つ慣性によってクリーンサイド94Bまで導入させることができ、吸気効率を向上できる。
本実施の形態では、下流端開口82Bはエアクリーナエレメント95の後面95Dに沿う向きに開口し、整流壁102は、第二半体93のうちエアクリーナエレメント95と対向する底壁部98の壁面から、エアクリーナエレメント95方向に突出することで形成される。したがって、整流壁102が、第二半体93からエアクリーナエレメント95の後面95Dに向かう方向に突出することで形成されることで、簡易な構造で吸気の向きをエアクリーナエレメント95側に指向させることができる。
また、本実施の形態では、整流壁102のうち吸気ダクト82が配置される側の上面102A、102BはR形状を有する。したがって、吸気の圧力損失を抑制しつつ吸気の向きをエアクリーナエレメント95側に指向させることができる。
また、本実施の形態では、整流壁102は、前後方向で、吸気ダクト82の下流端開口82Bの接線方向の延長線L2とラップする位置に設けられる。したがって、効率的に吸気の向きをエアクリーナエレメント95側に指向させることができる。
また、本実施の形態では、整流壁102は吸気ダクト82の延出方向と直交する向きに沿って幅広に設けられる。したがって、エアクリーナエレメント95の広範囲に吸気を指向させることができる。
また、本実施の形態では、整流壁102は吸気ダクト82側が凹となる弧状に設けられる。したがって、エアクリーナエレメント95のより広範囲に吸気を指向させることができる。
また、本実施の形態では、整流壁102の端部の延長線上には、整流壁102と直交する向きに延びる第二整流壁103が設けられる。したがって、整流壁102の幅広方向、すなわち、左右方向に沿う方向に指向した吸気を第二整流壁103によってエアクリーナエレメント95側に指向させることができる。
また、本実施の形態では、第一半体92はクリーンサイド94Bから吸気を導出するエアファンネル84を有し、エアファンネル84の上流開口部84Aは吸気ダクト82の下流端開口82B側に開口し、吸気ダクト82の下流端開口82Bはエアファンネル84の上流開口部84A側に開口している。したがって、吸気ダクト82から導入された吸気を、よりスムーズにエアファンネル84に導入することができる。
また、以上説明したように、本発明を適用した本実施の形態によれば、第一半体92および第二半体93がエアクリーナエレメント95によって区画されクリーンサイド94Bおよびダーティーサイド94Aを形成するエアクリーナ81と、ダーティーサイド94A内に外気を導入する吸気ダクト82と、ダーティーサイド94Aの下方に形成されるドレン穴99Eと、を有する浄化装置41において、吸気ダクト82はダーティーサイド94A内に配置されるとともに、吸気ダクト82の下流端開口82Bは下方を向いて開口し、ドレン穴99Eは左右方向に延びる突出壁104によって上方を覆われる。したがって、吸気ダクト82の下流端開口82Bからダーティーサイド94A内に導入された吸気は慣性によって下方のドレン穴99Eに向かうが、突出壁104によって吸気がドレン穴99Eから排出されることを抑制し、吸気効率の低下を抑制することができる。
本実施の形態では、突出壁104は左右の端部ほど下方に位置するよう傾斜して配置される。したがって、流速をもった吸気について、傾斜した突出壁104によって流速の低下を抑制しつつ左右方向に向きを変えさせることができ、吸気がドレン穴99Eに向かうことを防ぐことができる。
また、本実施の形態では、突出壁104はドレン穴99Eの左右幅より大きい。したがって、吸気をよりドレン穴99Eに向かうことを抑制できる。
また、本実施の形態では、ドレン穴99Eは突出壁104および第二半体93によって周囲を覆われている。したがって、吸気をよりドレン穴99Eに向かうことを抑制できる。
また、本実施の形態では、突出壁104には切り欠き104Cが設けられ、切り欠き104Cはドレン穴99Eと左右方向でオフセットして設けられる。したがって、突出壁104があった場合でも、水(液体)は切り欠き104Cを通りドレン穴99Eから排出することができる。
また、本実施の形態では、吸気ダクト82の下流端開口82Bとドレン穴99Eは左右方向および前後方向に一部ラップする位置に設けられ、突出壁104は、下流端開口82Bとドレン穴99Eに介在する位置に設けられる。したがって、エアクリーナ81を左右方向または前後方向にコンパクトに形成した場合、吸気がよりドレン穴99Eから排出されることがあるが、突出壁104によって、効果的に、吸気がよりドレン穴99Eから排出されることを抑制できる。
上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両や4輪以上を備えた鞍乗り型車両に適用可能である。
上記実施形態では、浄化装置41の左右方向および前後方向が、自動二輪車1の左右方向および前後方向に一致する構成を説明した。しかし、例えば、浄化装置41を上下方向に延びる軸回りに回転させて自動二輪車1に取り付ける構成でもよく、浄化装置41の前後左右が、自動二輪車1の前後左右と一致しない構成でもよい。
上記実施形態では、突出壁104は、ドレン穴99Eの全体を上方から覆う構成を説明したが、突出壁104は、ドレン穴99Eの少なくとも一部を覆えばよい。
上記実施形態では、吸気ダクト82の下流端開口82Bとドレン穴99Eは前後方向および左右方向に一部ラップする位置に設けられる構成を説明した。しかし、吸気ダクト82の下流端開口82Bとドレン穴99Eは前後方向または左右方向に一部ラップする位置に設けられる構成でもよい。
81 エアクリーナ
82 吸気ダクト
82B 下流端開口(下流端)
84 エアファンネル
84A 上流開口部(上流端)
92 第一半体
93 第二半体
94A ダーティーサイド
94B クリーンサイド
95 エアクリーナエレメント(エレメント)
95D 後面(面)
102 整流壁
103 第二整流壁
L2 延長線

Claims (8)

  1. 第一半体(92)および第二半体(93)がエレメント(95)によって区画されクリーンサイド(94B)およびダーティーサイド(94A)を形成するエアクリーナ(81)と、前記ダーティーサイド(94A)内に外気を導入する吸気ダクト(82)と、を有する浄化装置において、
    前記吸気ダクト(82)は前記エレメント(95)の面(95D)に沿う向きで前記ダーティーサイド(94A)内に延出して配置され、
    前記ダーティーサイド(94A)内には、前記吸気ダクト(82)の下流端(82B)から導入された吸気を前記エレメント(95)の面(95D)に向かうように誘導する整流壁(102)が設けられていることを特徴とする浄化装置。
  2. 前記下流端(82B)は前記エレメント(95)の面(95D)に沿う向きに開口し、
    前記整流壁(102)は、前記第二半体(93)のうち前記エレメント(95)と対向する壁面から前記エレメント(95)方向に突出することで形成されることを特徴とする請求項1に記載の浄化装置。
  3. 前記整流壁(102)のうち前記吸気ダクト(82)が配置される側はR形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の浄化装置。
  4. 前記整流壁(102)は、前後方向で、前記吸気ダクト(82)の下流端(82B)の接線方向の延長線(L2)とラップする位置に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の浄化装置。
  5. 前記整流壁(102)は前記吸気ダクト(82)の延出方向と交差する向きに沿って幅広に設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の浄化装置。
  6. 前記整流壁(102)は前記吸気ダクト(82)側が凹となる弧状に設けられることを特徴とする請求項5に記載の浄化装置。
  7. 前記整流壁(102)の端部の延長線上には、前記整流壁(102)の延長線と交差する向きに延びる第二整流壁(103)が設けられることを特徴とする請求項5又は6に記載の浄化装置。
  8. 前記第一半体(92)は前記クリーンサイド(94B)から吸気を導出するエアファンネル(84)を有し、
    前記エアファンネル(84)の上流端(84A)は前記吸気ダクト(82)の下流端(82B)側に開口し、
    前記吸気ダクト(82)の前記下流端(82B)は前記エアファンネル(84)の上流端(84A)側に開口していることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の浄化装置。
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