JP2021054487A - 合成樹脂製容器、及び合成樹脂製容器の製造方法 - Google Patents

合成樹脂製容器、及び合成樹脂製容器の製造方法 Download PDF

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一成 仁井田
Kazunari Niida
一成 仁井田
康二 菅根
Koji Sugane
康二 菅根
亮 立藏
Akira Tachikura
亮 立藏
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Abstract

【課題】製造に必要な樹脂量の削減が可能となる、新たな合成樹脂製容器、及び合成樹脂製容器の製造方法を提供する。【解決手段】本開示の合成樹脂製容器100は、筒状の口部10と、口部10の下方に連なる胴部20とを備え、胴部20は、外層体22aと内層体22bとを有すると共に口部10に連なり、内層体22bが外層体22aから剥離可能な剥離部22と、剥離部22に連なると共に剥離部22とは離間した位置において開口28を有する非剥離部24とを有し、内層体22bは、口部10と胴部20とが連なる位置において、外層体22aを越えて径方向内側に延びることで口部10と胴部20とを連通する連通口18を閉塞しており、胴部20の鉛直方向長さLと胴部20の肉厚Tの比(L/T)が95以上であり、第2層のMFRを30[g/10min.]以上とし、第1層及び第3層のMFRと第2層のMFRとの差を22以上55以下としたことを特徴とする。【選択図】図4

Description

本開示は、合成樹脂製容器、及び合成樹脂製容器の製造方法に関する。
化粧料や食品等の内容物を収容可能な合成樹脂製容器としては、例えば特許文献1に示すような、筒状の口部と内容物の収容空間を形成する胴部を備えた合成樹脂製容器が知られている。この種の合成樹脂製容器では、環境問題への配慮やコスト低減を目的として、胴部や底部を薄肉化することにより樹脂量を削減する取り組みが行われている。
特開2007−204104号公報
ところで、上述のような合成樹脂製容器において胴部や底部の薄肉化を行うと、容器の強度が低下してしまうため、樹脂量を過剰に削減することが困難であった。
本開示は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、製造に必要な樹脂量の削減が可能となる、新たな合成樹脂製容器、及び合成樹脂製容器の製造方法を提供することにある。
本開示の合成樹脂製容器は、
筒状の口部と、
該口部の下方に連なる胴部と
を備える合成樹脂製容器であって、
前記胴部は、
外層体と該外層体の内側に設けられた内層体とを有すると共に前記口部に連なるように設けられ、該内層体が該外層体から剥離可能な剥離部と、
該剥離部に連なる位置に設けられ、厚み方向に剥離しないと共に前記剥離部とは離間した位置において開口を有する非剥離部と
を有し、
前記内層体は、前記口部と前記胴部とが連なる位置において、前記外層体を越えて径方向内側に延びることで前記口部と前記胴部とを連通する連通口を閉塞しており、
前記内層体を前記外層体から剥離させると共に前記開口側に押し出すことで、前記外層体及び前記内層体は内容物の収容空間を形成可能であり、
前記胴部の肉厚に対する前記胴部の鉛直方向長さの比が95以上であり、
前記剥離部は3層の樹脂層で構成され、外側から第1層及び第2層、又は外側から第1層のみが前記外層体を構成し、外側から第3層のみ、又は外側から第2層及び第3層が前記内層体を構成し、外側から第1層及び第3層を構成する主材が同一であり、
230℃における前記剥離部の外側から第2層のメルトマスフローレートが30[g/10min.]以上であり、第1層及び第3層のメルトマスフローレートと第2層のメルトマスフローレートとの差が25[g/10min.]以上55[g/10min.]以下であることを特徴とする。
また、本開示の合成樹脂製容器は、上記構成において、前記胴部は、下端部に前記開口を有する有頂筒状形状を有し、前記非剥離部は、前記剥離部の下方に連なることが好ましい。
また、本開示の合成樹脂製容器は、上記構成において、前記胴部は、下方に向けて拡径する円錐台側面形状を有することが好ましい。
また、本開示の合成樹脂製容器は、上記構成において、前記剥離部の外側から第1層及び第3層がポリプロピレン系樹脂層であり、第2層がEVOH系樹脂層であることが好ましい。
また、本開示の合成樹脂製容器は、上記構成において、前記内層体は、前記外層体よりも厚みが薄く形成されていることが好ましい。
また、本開示の合成樹脂製容器の製造方法は、
筒状の口部と、
該口部の下方に連なる胴部と
を備え、
前記胴部には、
外層体と該外層体の内側に設けられた内層体とを有すると共に前記口部に連なるように設けられ、該内層体が該外層体から剥離可能な剥離部と、
該剥離部に連なる位置に設けられ、厚み方向に剥離しないと共に前記剥離部とは離間した位置において開口を有する非剥離部と
が設けられ、
前記胴部の肉厚に対する前記胴部の鉛直方向長さの比が95以上であり、
前記剥離部は3層の樹脂層で構成され、外側から第1層及び第2層、又は外側から第1層のみが前記外層体を構成し、外側から第3層のみ、又は外側から第2層及び第3層が前記内層体を構成し、外側から第1層及び第3層を構成する主材が同一であり、
230℃における前記剥離部の外側から第2層のメルトマスフローレートが30[g/10min.]以上であり、第1層及び第3層のメルトマスフローレートと第2層のメルトマスフローレートとの差が25[g/10min.]以上55[g/10min.]以下であり、
前記剥離部は、前記口部と前記胴部とが連なる位置を越えて径方向内側に延びることで、前記口部と前記胴部とを連通する連通口を閉塞する、一次成形体を形成するステップと、
前記一次成形体の前記剥離部のうち前記連通口を閉塞する部分から前記外層体を切除するステップと
を含むことを特徴とする。
本開示によれば、製造に必要な樹脂量の削減が可能となる、新たな合成樹脂製容器、及び合成樹脂製容器の製造方法を提供することができる。
本開示の一実施形態である合成樹脂製容器の正面断面図である。 図1におけるA部詳細図である。 本開示の一実施形態である合成樹脂製容器において、口部から剥離用ロッドを挿入して内層体を外層体から剥離させている状態を示す図である。 図3において内層体の剥離が完了した状態を示す図である。 本開示の一実施形態である合成樹脂製容器の製造方法を実施する手順を示すフローチャートである。 本開示の一実施形態である合成樹脂製容器の一次成形体の正面断面図である。 図6AにおけるB部詳細図である。 本開示の一実施形態である合成樹脂製容器の一次成形体を積層射出成形する第1工程(主材樹脂の射出)におけるキャビティ内の樹脂の状態を示す図である。 本開示の一実施形態である合成樹脂製容器の一次成形体を積層射出成形する第2工程(主材樹脂及びEVOH樹脂の射出)を経て第3工程(主材樹脂のみを再度射出)終了時のキャビティ内の樹脂の状態を示す図である。 本開示の一実施形態である合成樹脂製容器の製造方法において、一次成形体から連通口を閉塞する部分の外層体を切除する工程を示す図である。
以下、図面を参照して、本開示をより具体的に例示説明する。
図1に示す本開示の一実施形態である合成樹脂製容器100は、内容物を吐出させる筒状の口部10と、口部10の下方に連なる有頂筒状形状を有する胴部20とを備えている。
なお、本明細書、特許請求の範囲、及び図面においては、上下方向は、図1に示すように合成樹脂製容器100を正立姿勢とした状態における上方、下方を意味するものとする。また、径方向外側とは、図1における合成樹脂製容器100の中心軸線O1を通り中心軸線O1に垂直な直線に沿って外側に向かう方向であり、径方向内側とは、当該直線に沿って中心軸線O1に向かう方向を意味するものとする。
口部10は、図1に示すように略円筒形状の外周壁11を備えており、外周壁11の外面には、蓋体やポンプ等をねじ係合により装着するための雄ねじ部11aが形成されている。なお、雄ねじ部11aに代えて、口部10に蓋体やポンプ等を打栓によって装着するための環状突部等を設けるようにしてもよい。
口部10の下方には、有頂筒状の胴部20が設けられている。胴部20は、口部10と一体形成されており、上端部から下端部に向かって緩やかに拡径する略円錐台側面形状の側部を備えると共に、下端部において外部に通じる開口28を備えている。胴部20の下端部には拡径部26が形成されており、この拡径部26により胴部20の剛性を高めることができる。胴部20は、口部10に連なる上部領域において、外層体22aと外層体22aの内側に設けられた内層体22bとを有し、内層体22bが外層体22aから剥離可能な剥離部22を備えている。また、胴部20は、剥離部22の下方に連なり、厚み方向に剥離しない非剥離部24を備えている。開口28は、非剥離部24の下端部に形成されており、剥離部22とは離間した位置に設けられている。図2は、胴部20における剥離部22と非剥離部24との境界部分の拡大図を示している。
本実施形態において、外層体22aには、例えばポリプロピレン(PP)(ランダムPP、ブロックPP、ホモPP)、ポリエチレン(PE)(直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE))又はポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂材料を用いることができる。
内層体22bは、図2に示すように、胴部20の最も内側にある最内層22b2と、外層体22aと最内層22b2との間に配置される中間層22b1とから構成されている。中間層22b1及び最内層22b2は、外層体22aを含めて径方向外側から数えたとき(外層体22aを第1層と数えたとき)に、第2層及び第3層を構成する。
本実施形態において、中間層22b1の材料には、例えばエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)、ポリビニルアルコール樹脂、又はナイロン等の外層体22aとは異なり相溶性が低い(接着性が低い)他の合成樹脂材料を用いることが好ましい。外層体22aと中間層22b1とを相溶性が低い異なる材質で形成することによって、剥離部22において外層体22aと内層体22bとを容易に剥離させることができる。また、中間層22b1の材料に流動パラフィン等を含有させることによって、外層体22aに対して中間層22b1を剥離し易くすることもできる。しかし、この態様には限定されず、中間層22b1の材料には、外層体22aと同種の合成樹脂材料を用いるようにしてもよい。但し、後述するように、外層体22aと中間層22b1とはメルトマスフローレート(MFR)が異なっている必要がある。
本実施形態では、内層体22bは、図2に示すように2層の樹脂層(中間層22b1及び最内層22b2)を有している。しかし、図面の見易さ等の観点から、他の図面(図1,図3〜図4,図6A,図8)では、内層体22bは、1層の樹脂層として描かれていることに留意されたい。
本実施形態において、非剥離部24は、同一材料(本実施形態では、剥離部22の外層体22aと同一材料)によって一体形成することによって厚み方向に剥離不能に構成されているが、この態様には限定されない。非剥離部24が2つ以上の樹脂層を備え、外側の樹脂層と内側の樹脂層が形状に基づく物理的結合により剥離しない構成を備えていてもよい。また、非剥離部24の2つ以上の樹脂層が、形状以外の例えば接着剤や熱による物理的結合又は化学的結合により剥離しない構成を備えていてもよい。
合成樹脂製容器100に内容物を収容するためには、内層体22bを剥離部22の外層体22aから剥離させ、開口28側に押し出す。この内層体22bを剥離させる工程は、例えば図3に示すように、合成樹脂製容器100の口部10から剥離用ロッド50を容器内に挿入し、連通口18を閉塞している内層体15bを下方に向かって押圧する。口部10の内層体15bの押圧によって、これに連なる胴部20の剥離部22の内層体22bは外層体22aから剥離し、剥離部22と非剥離部24との境界部を支点に開口28側に折り返される(図4参照)。これによって、合成樹脂製容器100の胴部20内には、外層体22a、内層体15b及び剥離した内層体22bとで画定される内容物の収容空間Sが形成される。
なお、本実施形態では、内層体22bの方が外層体22aよりも厚みが薄くなるように構成しているので、内層体22bの曲げ剛性を抑制し、内層体22bを外層体22aから容易に剥離させることができる。
図4は、収容空間Sが形成された状態を示している。本実施形態では、外層体22aの方が内層体22bよりも厚みが厚くなるように構成している。従って、利用者は、内層体22bより剛性が高い外層体22a部分、又は外層体22aよりも更に剛性が高い非剥離部24を把持することができるので、より安定的に合成樹脂製容器100を取り扱うことができる。また、収容空間Sを構成する内層体22b部分は非剥離部24によって径方向外側から覆われているので、剛性が低い内層体22bを剛性が高い非剥離部24によって保護することができる。
外層体22a及び内層体22bの剥離による収容空間Sの形成は、上述の剥離用ロッド50を用いる手法に限定されない。例えば、口部10に内容物の充填ノズルを装着し、容器内を加圧しながら内容物を充填することで内層体15bを押圧し、内層体15bに連なる胴部20の内層体22bを外層体22aから剥離させて収容空間Sの容積を増大させながら内容物の充填を行うようにしてもよい。
次に、合成樹脂製容器100の製造方法について図5のフローチャート等を用いて詳細に説明する。
合成樹脂製容器100を製造するに際しては、まず、図6A及び図6Bに示す一次成形体101を形成する。一次成形体101の形成に際しては、例えば、図7A、図7Bに示す積層射出成形用の成形金型40を用いて形成することができる。
すなわち、図7Aに示す第1工程において、一次成形体101の成形金型40のゲート41aから、外層体22a及び最内層22b2を構成する主材樹脂31(本実施形態ではポリプロピレン(PP)系樹脂)を成形金型40のキャビティC内に射出する(ステップS101)。供給された主材樹脂31のうち、一次成形体101の外形を形成する外側の金型41と、胴部20の内側を形成する内側の金型43の近くに滞留する部分は、両金型41,43を介して放熱によって温度が低下し易いので、両金型41,43に沿って層状に固化し易い(図7Aに示す固化部分31aとなる)。従って、成形金型40のキャビティC内を、外側の金型41の内面側で固化が始まった固化部分31aと、内側の金型43の外面側で固化が始まった固化部分31aと、これらの間に位置し、且つ未だ固化せずに流動性が高い中層部分である未固化部分31bとからなる主材樹脂31で満たすことができる。
次に、第2工程において、ゲート41aから主材樹脂31c及びEVOH33を射出し、上記固化部分31aの間でゲート41aから離間する方向に向けて流動させる(ステップS103)。この流動によって、主材樹脂31の未固化部分31bをキャビティC内の残りのスペースに向けて押し出しながら流動させることができ、EVOH33よりも先に行き渡らせながら次々と層状に固化させることができる。従って、EVOH33を主材樹脂31における固化部分31aの間に挟み込んだ積層構造とすることができる。EVOH33は、図2に示す中間層22b1となる。
最後に、第3工程において、ゲート41aから再度主材樹脂31dのみを射出する(ステップS105)。これによって、ゲート41a内の径方向中心領域を主材樹脂31dで満たすことができる(図7B参照)。また、先の第2工程においてゲート41aから射出された主材樹脂31c及びEVOH33は、最終的に図7Bに示すように胴部20の中間高さまで延びた状態で硬化する。第2工程でゲート41aから射出されたEVOH33は、胴部20の剥離部22を構成する中間層22b1となる。また、中間層22b1に隣接し内側の金型43に面した固化部分31aは、最内層22b2を構成する。第2工程でEVOH33と共に射出された主材樹脂31cは、外側の金型41に面した固化部分31aと共に外層体22aを構成する。すなわち、胴部20の上端部から第3工程において最終的にEVOH33が延びる高さ位置までが剥離部22となり、それよりも下方のEVOH33が入り込まなかった領域が非剥離部24となる。剥離部22が、胴部20においてどの高さ位置までを占めるかは、第1工程においてキャビティC内に射出された主材樹脂31の容積等に依存して決定される。なお、胴部20の外面は、例えば、オフセット印刷等により作成されたラベルを金型内に挿入することで形成されるインモールドラベル等により加飾することができる。
図6Aは、ステップS101からS105を実行することによって形成された合成樹脂製容器100の一次成形体101を示している。一次成形体101は、図1に示す合成樹脂製容器100と同様に、口部10及び胴部20を備える他、口部10の径方向内側には、一次成形体101を射出成形により成形する際に樹脂を成形金型40に供給するためのゲート41a(図7A及び図7B参照)に形成されるゲート部13が配置されている。胴部20の剥離部22が、口部10と胴部20とが連なる位置(連結位置)を越えて径方向内側に延びており(上記連結位置より径方向内側部分を剥離部15としている)、ゲート部13は、剥離部15の中心軸線O1上から上方に延びている。
ゲート部13は、図6Bに示すように下方に向けて僅かに拡径する柱形状を備えている。ゲート部13は、剥離部15の外層体15aを介して胴部20の外層体22aと連結されており、外層体22aと同一材料で構成されている。
一次成形体101を形成した後、剥離部15,22のうち、連通口18を閉塞する領域の剥離部15から外層体15aを切除する(ステップS107)。これによって、外層体15aの上方のゲート部13も除去される。この工程は、例えば、図8に示すように、下端部に設けた刃物部91に上下方向の超音波振動を与えることが可能な超音波カッター等の切除手段90を用いることによって行うことができる。外層体15aの切除によって、口部10と胴部20との間の連通口18は、図8に示すように内層体15bのみによって閉塞された状態となる。なお、本実施形態では、外層体15aのみを切除して一次成形体101から除去するように構成したが、この態様には限定されない。切除手段90によって外層体15aに加えて中間層15b1(図2参照)を切除し、最内層15b2のみを残すようにしてもよい。切除する層の選択は、例えば切除手段90の刃物部91の先端部を切除する層の下端部まで精度よく動かすことによって行うことができる。
ステップS107によって外層体15aを切除して形成された合成樹脂製容器100は、口部10が他の容器の開口28から胴部20内に入り込むように上下に重ねることができる。これによって、輸送時の容器の上下方向の寸法を抑えることができる。
ステップS107を実行した後、内層体22bを剥離部22の外層体22aから剥離させ、開口28側に押し出す(ステップS109)。この内層体22bを剥離させる工程は、先述のように、合成樹脂製容器100の口部10から剥離用ロッド50を容器内に挿入し、連通口18を閉塞している内層体15bを下方に向かって押圧する(図3参照)。これによって、合成樹脂製容器100の胴部20内には、外層体22a、内層体15b及び剥離した内層体22bとで画定される内容物の収容空間Sが形成される(図4参照)。
なお、ステップS109は、本実施形態に係る合成樹脂製容器100の製造方法を構成する1ステップに加えてもよいし、加えなくてもよい。すなわち、ステップS109によって内層体22bを反転させて収容空間Sを形成した状態を合成樹脂製容器100が完成した状態であると考える場合には、合成樹脂製容器100の製造方法は、ステップS101からS109までを含む。他方、ステップS107によって連通口18を閉塞する部分の外層体15aの切除を行い、剥離部22の剥離を行わず収容空間Sを未だ形成していない状態を合成樹脂製容器100が完成した状態であると考える場合には、合成樹脂製容器100の製造方法は、ステップS101からS107までを含むものとする。
特に本実施形態では、外層体22a(外側から第1層)と最内層(外側から第3層)の材料にポリプロピレン系樹脂を用い、中間層22b1の材料にエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)を用いている。そして、合成樹脂製容器100の胴部20の肉厚T(図2参照)に対する胴部20の鉛直方向長さL(図1参照)の比率(L/T)が95以上の比較的大きい条件(すなわち、薄肉容器)において、中間層22b1の230℃におけるメルトマスフローレートが30[g/10min.]以上であり、外層体22a及び最内層22b2のメルトマスフローレートと中間層22b1のメルトマスフローレートとの差が25[g/10min.]以上55[g/10min.]以下であるように各樹脂層の材料を選択している。これによって、[実施例]で後述するように、外層体22aから内層体22bを剥離する際に、反転剥離の不良や、剥離界面が荒れたりするのを抑制することができる。なお、230℃は、積層射出成形時の樹脂温度を考慮して決定している。
以上述べたように、本実施形態は、筒状の口部10と、口部10の下方に連なる胴部20とを備える合成樹脂製容器100であって、胴部20は、外層体22aと外層体22aの内側に設けられた内層体22bとを有すると共に口部10に連なるように設けられ、内層体22bが外層体22aから剥離可能な剥離部22と、剥離部22に連なる位置に設けられ、厚み方向に剥離しないと共に剥離部22とは離間した位置において開口28を有する非剥離部24とを有し、内層体22bは、口部10と胴部20とが連なる位置において、外層体22aを越えて径方向内側に延びることで口部10と胴部20とを連通する連通口18を閉塞しており、内層体22bを外層体22aから剥離させると共に開口28側に押し出すことで、外層体22a及び内層体22bは内容物の収容空間Sを形成可能であり、合成樹脂製容器100の胴部20の肉厚T(図2参照)に対する胴部20の鉛直方向長さL(図1参照)の比(L/T)が95以上であり、剥離部22は3層の樹脂層で構成され、外側から第1層のみが外層体22aを構成し、外側から第2層及び第3層が内層体22bを構成し、外側から第1層及び第3層を構成する主材が同一であり、230℃における剥離部22の外側から第2層のメルトマスフローレートが30[g/10min.]以上であり、第1層及び第3層のメルトマスフローレートと第2層のメルトマスフローレートとの差が25[g/10min.]以上55[g/10min.]以下であるように構成した。このような構成の採用によって、胴部20の下端部を閉塞する底部に厚肉の樹脂を用いる必要が無いので、環境問題への配慮やコスト低減を目的として合成樹脂製容器100に用いる樹脂量を削減することができる。特に、本実施形態では、合成樹脂製容器100の胴部20の肉厚Tに対する胴部20の鉛直方向長さLの比(L/T)が95以上の薄肉容器において、中間層22b1のメルトマスフローレートを所定値以上とし、外層体22a及び最内層22b2のメルトマスフローレートと中間層22b1のメルトマスフローレートとの差を所定範囲の値とすることで、外層体22aに対する内層体22bの剥離性を高めることができる。従って、反転剥離の不良や、剥離界面が荒れたりするのを抑制することができる。更に、剥離部15,22から剥離・反転させて合成樹脂製容器100の底部とした内層体15b,22bは、薄肉で比較的柔らかいため、収容空間S内の内容物の残量が少なくなった場合でも、底部を持ち上げて僅かな内容物を排出し易くすることができる。
また、本実施形態では、胴部20は、下端部に開口28を有する有頂筒状形状を有し、非剥離部24は、剥離部22の下方に連なるように構成した。このような構成の採用によって、口部10から剥離用ロッド50を挿入することで内層体15bを押圧し、これに連なる内層体22bを外層体22aから剥離させて開口28側に容易に押し出すことができる。また、剥離部22において外層体22aから剥離させた内層体22bは、非剥離部24の内側に配置されるので、内層体22bを非剥離部24によって保護することができる。
また、本実施形態では、胴部20は、下方に向けて拡径する円錐台側面形状を有するように構成した。このような構成の採用によって、未だ内層体22bを外層体22aから剥離させて収容空間Sを形成していない、図1に示す合成樹脂製容器100では、口部10が他の合成樹脂製容器100の開口28から胴部20内に入り込むように上下に重ねることができる。これによって、輸送時の合成樹脂製容器100の上下方向の寸法を抑えることができる。
また、本実施形態では、剥離部22の外側から第1層及び第3層がポリプロピレン系樹脂層であり、第2層がEVOH系樹脂層であるように構成した。このような構成の採用によって、第1層と第2層、第2層と第3層をそれぞれ相溶性が低い異種の合成樹脂で形成しているため、剥離部22において第1層と第2層との間、又は第2層と第3層との間で容易に剥離させることができる。
また、本実施形態では、内層体22bは、外層体22aよりも厚みが薄く形成されるように構成した。このような構成の採用によって、利用者は、内層体22bより剛性が高い外層体22a部分、又は外層体22aよりも更に剛性が高い非剥離部24を把持することができるので、より安定的に合成樹脂製容器100を取り扱うことができる。また、収容空間Sを構成する内層体22b部分は非剥離部24によって径方向外側から覆われているので、剛性が低い内層体22b部分を剛性が高い非剥離部24によって保護することができる。
また、本実施形態は、合成樹脂製容器100の製造方法であって、筒状の口部10と、口部10の下方に連なる胴部20とを備え、胴部20には、外層体22aと外層体22aの内側に設けられた内層体22bとを有すると共に口部10に連なるように設けられ、内層体22bが外層体22aから剥離可能な剥離部22と、剥離部22に連なる位置に設けられ、厚み方向に剥離しないと共に剥離部22とは離間した位置において開口28を有する非剥離部24とが設けられ、胴部20の肉厚Tに対する胴部20の鉛直方向長さLの比が95以上であり、剥離部22は3層の樹脂層で構成され、外側から第1層のみが外層体22aを構成し、外側から第2層及び第3層が内層体22bを構成し、外側から第1層及び第3層を構成する主材が同一であり、230℃における剥離部22の外側から第2層のメルトマスフローレートが30[g/10min.]以上であり、第1層及び第3層のメルトマスフローレートと第2層のメルトマスフローレートとの差が25[g/10min.]以上55[g/10min.]以下であり、剥離部22は、口部10と胴部20とが連なる位置を越えて径方向内側に延びることで、口部10と胴部20とを連通する連通口18を閉塞する、一次成形体101を形成するステップと、一次成形体101の剥離部15のうち連通口18を閉塞する部分から外層体15aを切除するステップとを含むように構成した。このような構成の採用によって、胴部20の下端部を閉塞する底部に厚肉の樹脂を用いる必要が無いので、環境問題への配慮やコスト低減を目的として合成樹脂製容器100に用いる樹脂量を削減することができる。特に、本実施形態では、合成樹脂製容器100の胴部20の肉厚Tに対する胴部20の鉛直方向長さLの比(L/T)が95以上の薄肉容器において、中間層22b1のメルトマスフローレートを所定値以上とし、外層体22a及び最内層22b2のメルトマスフローレートと中間層22b1のメルトマスフローレートとの差を所定範囲の値とすることで、外層体22aに対する内層体22bの剥離性を高めることができる。従って、反転剥離の不良や、剥離界面が荒れたりするのを抑制することができる。更に、剥離部15,22から剥離・反転させて合成樹脂製容器100の底部とした内層体15b,22bは、薄肉で比較的柔らかいため、収容空間S内の内容物の残量が少なくなった場合でも、底部を持ち上げて僅かな内容物を排出し易くすることができる。
本開示を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、本実施形態では、胴部20の剥離部22が3層の積層構造を有するように構成したが、外層体22a、中間層22b1及び最内層22b2のうちの少なくとも1つの樹脂層が、更に複数の樹脂層を含むように構成してもよい。
また、本実施形態では、剥離部22の3層の積層構造のうち、外側の1層が外層体22aを構成し、内側の2層が内層体22bを構成するようにしたが、この態様には限定されない。例えば、図2の符号22a及び22b1が外層体を構成し、符号22b2のみが内層体を構成するようにしてもよい。その場合、図5のステップS107において、外層体22aに連なる外層体15aに加えて、中間層22b1に連なる中間層15b1についても切除手段90によって切除するようにすればよい(図2及び図6B参照)。
合成樹脂製容器100の寸法を、胴部20の肉厚T:0.8mmを維持したまま胴部20の鉛直方向長さLを変えた2種類の実施例(実施例1,2)を作成し、比較例(L/T:60)との比較を行った(各実施例及び比較例の寸法は、表1を参照)。肉厚Tの内訳は、外層体22a:約0.64mm、中間層22b1:0.03mm以上0.05mm以下、最内層22b2:約0.13mmである。なお、いずれの実施例及び比較例においても、合成樹脂製容器100の縦横比は図1に示す合成樹脂製容器100と概ね同じである。従って、各実施例及び比較例の容器は略相似形状を備えている。
Figure 2021054487
表1に示す各実施例及び比較例について、外層体22a及び最内層22b2の材料として表2に示す3種類のポリプロピレン系材料(A材)、中間層22b1の材料として3種類のEVOH系材料(B材)をそれぞれ用意し、A材とB材の組み合わせを変えて合成樹脂製容器100を作成した。なお、表2におけるブロックPPは、ポリプロピレンにエチレン等をブロック的に共重合させて耐衝撃性等を向上させた樹脂である。また、メルトマスフローレート(MFR)は、JIS K7210−1:2014により規定される、溶融時の熱可塑性プラスチックの流動性の指標である。本願明細書では、MFRは、230℃における値を採用している。
Figure 2021054487
表3(実施例1,2)及び表4(比較例)に、A材とB材の組み合わせごとの剥離性評価結果を示す。評価結果中、「良」は、反転剥離の不良がほぼ発生せず、剥離界面の荒れがほぼ発見できない程度に剥離性が良好であることを示している。また、「可」は、反転剥離の不良や剥離界面の荒れが、合成樹脂製容器100の歩留まりを悪化させない程度に抑制されていることを示している。「否」は、反転剥離の不良又は剥離界面の荒れが、合成樹脂製容器100の歩留まりを悪化させているものを示している。
比較例では、胴部20の鉛直方向長さLに対する胴部20の肉厚Tが比較的厚いため、外層体22a、内層体22b共に所定の剛性を備えており、剥離時に外層体22a又は内層体22bに許容範囲を超える集中応力がかかりにくい。従って、樹脂層が破損するなどの反転剥離の不良や剥離界面の荒れが発生し難いため、表4に示すように、A材とB材の組み合わせに依らず、合成樹脂製容器100の歩留まりを悪化させない程度に反転剥離の不良及び剥離界面の荒れが抑制できていると考えられる。
表3の実施例1,2は、比較例と比べて(L/T)比が大きく、樹脂量を削減するために肉厚Tを相対的に減らした薄肉容器である。従って、特に内層体22bに許容範囲を超える集中応力がかかり易く、例えばB材にMFRが24[g/10min.]と小さいDC3212Bを用いた場合などに剥離性評価が「否」となっている。これは、成形金型40内における中間層22b1の流動性の悪さに起因する内層体22bの成形品質の悪化によって、剥離時に樹脂層が破損するなどの反転剥離の不良や剥離界面の荒れが発生し易くなっているものと考えられる(表3参照)。
これに対して、B材のMFRが30[g/10min.]以上となる条件において、A材のMFRとB材のMFRとの差が25[g/10min.]以上55[g/10min.]以下となるようにA材及びB材を選定すると、表3に示すように、剥離性評価結果が「良」又は「可」となる結果が得られた。これは、B材のMFRを30[g/10min.]以上とすることで中間層22b1の流動性が高まり内層体22bの成形品質が向上すると共に、A材のMFRとB材のMFRとの差を適切に設けることによって、成形金型40内における主材樹脂と中間層樹脂との流動性に適度な差をつけて、外層体22aに対する内層体22bの剥離性を高めることができるからであると考えられる。なお、剥離性向上の観点から、B材のMFRは、40[g/10min.]以上であることが更に好ましい。また、中間層22b1の厚みが薄すぎると剥離性が悪化する傾向が見られた。検討の結果、中間層22b1の厚みは、0.03mm以上であればよく、0.03mm以上0.05mm以下の範囲で[表3]の結果に差異は見られなかった。
Figure 2021054487
Figure 2021054487
10 口部
11 外周壁
11a 雄ねじ部
13 ゲート部
15 剥離部
15a 外層体
15b 内層体
15b1 中間層
15b2 最内層
18 連通口
20 胴部
22 剥離部
22a 外層体
22b 内層体
22b1 中間層
22b2 最内層
24 非剥離部
26 拡径部
28 開口
31 主材樹脂
31a 固化部分
31b 未固化部分
31c 主材樹脂
31d 主材樹脂
33 EVOH
40 成形金型
41 外側の金型
41a ゲート
43 内側の金型
50 剥離用ロッド
90 切除手段
91 刃物部
100 合成樹脂製容器
101 一次成形体
C キャビティ
L 鉛直方向長さ
O1 中心軸線
S 収容空間
T 肉厚

Claims (6)

  1. 筒状の口部と、
    該口部の下方に連なる胴部と
    を備える合成樹脂製容器であって、
    前記胴部は、
    外層体と該外層体の内側に設けられた内層体とを有すると共に前記口部に連なるように設けられ、該内層体が該外層体から剥離可能な剥離部と、
    該剥離部に連なる位置に設けられ、厚み方向に剥離しないと共に前記剥離部とは離間した位置において開口を有する非剥離部と
    を有し、
    前記内層体は、前記口部と前記胴部とが連なる位置において、前記外層体を越えて径方向内側に延びることで前記口部と前記胴部とを連通する連通口を閉塞しており、
    前記内層体を前記外層体から剥離させると共に前記開口側に押し出すことで、前記外層体及び前記内層体は内容物の収容空間を形成可能であり、
    前記胴部の肉厚に対する前記胴部の鉛直方向長さの比が95以上であり、
    前記剥離部は3層の樹脂層で構成され、外側から第1層及び第2層、又は外側から第1層のみが前記外層体を構成し、外側から第3層のみ、又は外側から第2層及び第3層が前記内層体を構成し、外側から第1層及び第3層を構成する主材が同一であり、
    230℃における前記剥離部の外側から第2層のメルトマスフローレートが30[g/10min.]以上であり、第1層及び第3層のメルトマスフローレートと第2層のメルトマスフローレートとの差が25[g/10min.]以上55[g/10min.]以下であることを特徴とする合成樹脂製容器。
  2. 前記胴部は、下端部に前記開口を有する有頂筒状形状を有し、前記非剥離部は、前記剥離部の下方に連なる、請求項1に記載の合成樹脂製容器。
  3. 前記胴部は、下方に向けて拡径する円錐台側面形状を有する、請求項2に記載の合成樹脂製容器。
  4. 前記剥離部の外側から第1層及び第3層がポリプロピレン系樹脂層であり、第2層がEVOH系樹脂層である、請求項1から3のいずれか一項に記載の合成樹脂製容器。
  5. 前記内層体は、前記外層体よりも厚みが薄く形成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の合成樹脂製容器。
  6. 筒状の口部と、
    該口部の下方に連なる胴部と
    を備え、
    前記胴部には、
    外層体と該外層体の内側に設けられた内層体とを有すると共に前記口部に連なるように設けられ、該内層体が該外層体から剥離可能な剥離部と、
    該剥離部に連なる位置に設けられ、厚み方向に剥離しないと共に前記剥離部とは離間した位置において開口を有する非剥離部と
    が設けられ、
    前記胴部の肉厚に対する前記胴部の鉛直方向長さの比が95以上であり、
    前記剥離部は3層の樹脂層で構成され、外側から第1層及び第2層、又は外側から第1層のみが前記外層体を構成し、外側から第3層のみ、又は外側から第2層及び第3層が前記内層体を構成し、外側から第1層及び第3層を構成する主材が同一であり、
    230℃における前記剥離部の外側から第2層のメルトマスフローレートが30[g/10min.]以上であり、第1層及び第3層のメルトマスフローレートと第2層のメルトマスフローレートとの差が25[g/10min.]以上55[g/10min.]以下であり、
    前記剥離部は、前記口部と前記胴部とが連なる位置を越えて径方向内側に延びることで、前記口部と前記胴部とを連通する連通口を閉塞する、一次成形体を形成するステップと、
    前記一次成形体の前記剥離部のうち前記連通口を閉塞する部分から前記外層体を切除するステップと
    を含むことを特徴とする合成樹脂製容器の製造方法。
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