JP2021054227A - 整流装置 - Google Patents
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Abstract
Description
車両の走行によって車体の周囲に形成される気流である走行風がフロントシールドと干渉してその側端側へ流れ、フロントピラーの周囲で縦渦等の乱れが生じると、いわゆる風切り音などの空力騒音や空力振動の原因となり、車両の静粛性、質感、快適性などが損なわれてしまう。
また、車両周囲に乱流が形成されることにより、車両の空気抵抗や、直進性などの操縦安定性にも悪影響が発生する場合がある。
また、特許文献2には、フロントピラー周囲の空力性能の向上を図るため、フロントピラーとその外側に取り付けられるピラーアウターカバーとの間に空気が流通する所定形状の流通路を形成することが記載されている。
この乱流が強くなると、車両の空気抵抗、空力騒音(風切音)、空力振動などが悪化することが懸念される。
これに対し、フード上部を進行する気流を車幅方向外側に偏向させ、例えばピラー周辺部などの気流の干渉を抑制すべき領域を回避させれば、このような悪影響を抑制、防止することができる。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、車体の上面部近傍を進行する気流を車両側方へ偏向する整流装置を提供することである。
請求項1に係る発明は、車体の外表面に設けられ上方に面した第1の面部と、前記車体の外表面に設けられ側方に面するとともに、上端部において前記第1の面部の側端部と接続された第2の面部とを有する車両に設けられる整流装置であって、前記第1の面部と前記第2の面部との接続部近傍に設けられ車幅方向外側へ進行する気流を発生する気流発生部を備えることを特徴とする整流装置である。
これによれば、気流発生部が車幅方向外側へ進行する気流を発生させることにより、第1の面部(上面部)の近傍を車両後方側へ流れる気流(走行風)を誘導し、第2の面部(側面部)側へ偏向させることができる。
これにより、気流が第1の面部の上方をそのまま後方へ進行した場合に生ずる不具合を解消あるいは抑制することができる。
なお、本明細書、特許請求の範囲等において、上方に面するとは、法線方向が鉛直方向である面のほか、ここから例えば45°程度まで傾斜した面を含むものとする。
また、側方に面するとは、法線方向が車幅方向である面のほか、ここから例えば45°程度まで傾斜した面を含むものとする。
これによれば、可動部分を持たないシンプルな構成により応答性良く気流を発生させることが可能であり、上述した効果を確実に得ることができる。
これによれば、複数のプラズマアクチュエータを配列することにより、第1の面部と第2の面部との接続部(稜線)に沿って延在する気流発生部を容易に構成することができる。
また、個々のプラズマアクチュエータの作動及び停止、発生する気流の強度を個別に設定することが可能となり、制御性を高めることができる。
これによれば、車両前後方向の位置に応じてプラズマアクチュエータが発生する気流の強度を変化させることにより、車両周囲の気流挙動の最適化を図ることができる。
これによれば、少数のプラズマアクチュエータにより第1の面部と第2の面部との接続部(稜線)に沿って延在する気流発生部を構成することができ、部品点数を低減して構造を簡素化することができる。
これによれば、車両周囲の気流の状態の変化に応じて気流の強度を制御することにより、風などの外乱や走行状態の変化があった場合であっても、適切に整流効果を得ることができる。
これによれば、フードの上面に沿って流れる走行風を車幅方向外側へ偏向させることにより、走行風がフロントシールドやその側部に配置されるピラー等と干渉することを防止し、走行風がピラー後方で過流を伴う乱流を発生させ、成長させることを抑制できる。
これによれば、フード上面から車幅方向外側に流れる気流が上方へ吹き上げられ、ピラーの後方側で形成される乱流と合流して乱流を成長させることを抑制できる。
以下、本発明を適用した整流装置の第1実施形態について説明する。
第1実施形態の整流装置は、例えば、乗用車等の自動車に設けられ、車両の走行時に車体の周囲を車体に対して相対的に流れる気流(走行風)を整流するものである。
第1実施形態の整流装置は、以下説明するプラズマアクチュエータを用いて気流を発生させ、走行風の整流を図っている。
車両1は、キャビン10、エンジンコンパートメント20を有する例えば2ボックス型の乗用車である。
キャビン10は、乗員が収容される空間部を有する。
キャビン10は、フロントガラス11、Aピラー12、フロントドア13、フロントドアガラス14、ドアミラー15等を備えている。
フロントガラス11は、上端部が下端部に対して車両後方側となるように傾斜して配置されている。
また、フロントガラス11は、車両前方が凸となるように湾曲して形成されている。
Aピラー12は、フロントガラス11の左右両端部に沿って配置された柱状の部分である。
フロントドア13は、キャビン10の前方側における側部に設けられた扉状体である。
フロントドア13は、前端部に設けられたヒンジ回りに揺動して開閉可能に取り付けられている。
フロントドアガラス14は、フロントドア13の上部に設けられた昇降式のガラスである。
フロントドアガラス14が閉じられた(最も上昇した)状態において、フロントドアガラス14の前端部は、Aピラー12の後部に沿って配置されている。
ドアミラー15は、フロントドア13の前端部近傍かつ上部から、車幅方向外側に突出して設けられたサイドビューミラーである。
エンジンコンパートメント20は、キャビン10の前端部における下半部(フロントガラス11の下端部よりも下方の領域・バルクヘッド及びトーボード部)から、車両前方側へ突出して配置されている。
エンジンコンパートメント20は、フード21、フロントフェンダ22、ホイルハウス23、フロントコンビネーションランプ24、フロントグリル25、フロントバンパ26、カウル部27等を有する。
フード21は、上方が凸となる曲面状に形成されるとともに、前端部近傍において、その曲率が大きくなっている。
フード21の車幅方向における両端部は、稜線21aよりも外側の領域で下方に屈曲し、フロントフェンダ22の表面部と接続されている。
稜線21aは、凸曲面の曲率が局所的に大きくなる箇所であって、フード21の側端部において車両前後方向に延在している。
フード21の表面における稜線21aよりも車幅方向内側の領域は、本発明にいう第1の面部である。また、稜線21aよりも車幅方向外側の領域と、これに連続して形成されたフェンダ22の表面は、本発明にいう第2の面部である。
稜線21aは、第1の面部と第2の面部との接続部である。
フロントフェンダ22の後縁部は、フロントドア13の前縁部に沿って形成されている。
フロントフェンダ22の下部には、車両側面視におけるホイルハウス23の上縁部となる円弧状のホイルアーチ22aが形成されている。
ホイルハウス23は、エンジンコンパートメント20の側部における下部に設けられ、ホイルアーチ22aの内側において車幅方向外側に開口している。
フロントコンビネーションランプ24は、車幅方向に離間して一対設けられ、フード21の前端部における左右両端部近傍の下部に配置されている。
フロントグリル25は、左右のフロントコンビネーションランプ24の間に配置されている。
フロントバンパ26の左右側端部は、フロントフェンダ22の前部の下側に回り込んでホイルハウス23の前部に隣接して配置されている。
カウル部27は、フード21の後縁部とフロントガラス11の下端部(前端部)との間に配置されている。
カウル部27は、フード21の表面に対して下方に凹んだトレイ状に形成されている。
図2は、図1のII−II部矢視模式的断面図である。
気流発生装置30は、複数のプラズマアクチュエータPAを、その気流発生方向が車幅方向外側に向いた状態で、稜線21aに沿って複数配列して構成されている。
各プラズマアクチュエータPAは、車両上方側から見た平面視において、気流Fを車幅方向に沿って外側へ発生させるよう配置されている。
また、図2に示すように、気流Fの気流が最大となる主流部分の進行方向は、水平方向よりも下側に向かうよう傾斜して配置されている。
図3は、第1実施形態の整流装置に設けられる2極式のプラズマアクチュエータの模式的断面図である。
気流発生装置30のプラズマアクチュエータPAとして用いられる2極式のプラズマアクチュエータ100は、誘電体110、上部電極120、下部電極130、絶縁体140等を有して構成されている。
上部電極120、下部電極130は、例えば銅などの金属薄膜からなる導電テープにより構成されている。
上部電極120は、誘電体110の表面側(車体等に取り付けた際、外部に露出する側)に貼付されている。
下部電極130は、誘電体110の裏面側に貼付されている。
上部電極120と下部電極130とは、誘電体110の面方向にオフセットして配置されている。
絶縁体140は、プラズマアクチュエータ100の基部となるシート状の部材であって、誘電体110の裏面側に、下部電極130を覆って設けられている。
印加電圧は絶縁破壊が生じてプラズマ放電Pが発生する程度の高圧とする必要があり、例えば、1乃至10kV程度とすることができる。
また、印加電圧の周波数は、例えば、1乃至10kHz程度とすることができる。
このとき、プラズマアクチュエータ100の表面側の空気がプラズマ放電Pに誘引され、壁面噴流状の気流Fが発生する。
また、プラズマアクチュエータ100は、印加される交流電圧の波形を制御することにより、気流Fの方向を逆転することも可能となっている。
図4は、第1実施形態の整流装置におけるプラズマアクチュエータの制御システムの構成を示すブロック図である。
電源ユニット210は、気流発生装置30を構成する複数のプラズマアクチュエータPAの各電極間に独立して電力を供給する電源PSをユニット化したものである。
上述した各ユニットは、例えばCPU等の情報処理部、RAMやROM等の記憶部、入出力インターフェイス、及び、これらを接続するバス等を有して構成され、相互に通信可能となっている。
気流状態推定部221は、車両が受ける横風の状態を推定する気流状体検出部である。
気流状態推定部221には、圧力センサ222が接続されている。
圧力センサ222は、車体の左右側部にそれぞれ設けられ、車体表面が受ける圧力(動圧)を検出するものである。
気流状態推定部221は、圧力センサ222が検出する車体左右の圧力差に基づいて、横風の方向及び強度を推定する。
また、整流制御ユニット220は、各プラズマアクチュエータPAが発生する気流Fの強度を、車両前後方向(稜線21aの長手方向、気流発生装置30の長手方向)における位置に応じて、変化させることができる。
例えば、車両前方側から流入する走行風Wを早期に車幅方向外側へ押し流すため、車両前方側で発生させる気流Fを車両後方側で発生させる気流Fに対して強化する構成とすることができる。
また、気流Fがホイルハウス23から車幅方向外側へ噴出される気流と合流し、車両側部の乱流の成長を促進することを防止するため、ホイルアーチ22aの上方を通過する気流Fは、他の部位に対して強度を相対的に低くすることができる。
比較例及び以下説明する各実施形態において、従前の実施形態と同様の箇所には同じ符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
図5は、比較例の車両の外観斜視図である。
比較例の車両は、第1実施形態の車両から、気流発生装置30を含む整流装置を除去したものである。
その後、走行風Woutは、Aピラー12からフロントドアガラス14側に巻き込み、フロントドアガラス14の前部付近において過流を伴う乱流Tを発生させる。
また、フード21の上部でありかつ車幅方向中央部を流れる走行風Winは、フロントガラス11と干渉して一部がカウル部27に導入される。
カウル部27に導入された気流は、カウル部27の内部を車幅方向外側に流れ、Aピラー12の下部において車幅方向外側に噴出され、上述した走行風Woutと合流して、乱流Tの成長を促進する。
(1)フード21の側端部に設けられたプラズマアクチュエータPAが車幅方向外側へ進行する気流Fを発生させることにより、フード21の上面近傍を車両後方側へ流れる走行風Wを誘導し、フェンダ22側へ偏向させることができる。
これにより、走行風Wがフロントガラス11、Aピラー12等と干渉してAピラー12の後方側のフロントドアガラス14近傍で渦流を伴う乱流Tを発生、成長させることを抑制できる。
(2)気流発生部としてプラズマアクチュエータPAを用いたことにより、可動部分を持たないシンプルな構成により応答性良く気流Fを発生させることが可能であり、上述した効果を確実に得ることができる。
(3)複数のプラズマアクチュエータPAをほぼ直線状に配列することにより、フード21の上面部と側面部との接続部である稜線21aに沿って延在する気流発生部30を容易に構成することができる。
また、個々のプラズマアクチュエータPAの作動及び停止、発生する気流Fの強度を個別に設定することが可能となり、制御性を高めることができる。
(4)車両前後方向の位置に応じてプラズマアクチュエータPAが発生する気流Fの強度を変化させることにより、車両周囲の気流挙動の最適化を図ることができる。
(5)車両が受ける横風の状態の変化に応じて気流Fの強度を制御することにより、外乱として横風を受けた場合であっても、適切に整流効果を得ることができる。
(6)気流発生装置をフロントガラス11の前方側に設けられたフード21の側部に設けたことにより、フード21の側部上方を流れる走行風Wを車幅方向外側へ偏向させ、これがフロントガラス11、Aピラー12などと干渉して、Aピラー12の後方側で渦流を伴う乱流Tを発生、成長させることを防止し、車両の空気抵抗、空力騒音、空力振動などを抑制することができる。
(7)気流Fの主流部分の進行方向が下向きに傾斜していることにより、フード21の上方から車幅方向外側に流れる気流が上方へ吹き上げられ、Aピラー12の後方側で形成される乱流Tと合流して乱流Tを成長させることを抑制できる。
次に、本発明を適用した整流装置の第2実施形態について説明する。
図6は、第2実施形態の整流装置が設けられる車両の前部の外観斜視図である。
第2実施形態においては、整流装置30を、第1実施形態のように複数のプラズマアクチュエータPAを配列することに代えて、フード21の稜線21aに沿って延在する電極及び誘電体を有する長尺のプラズマアクチュエータPAによって構成している。
以上説明した第2実施形態によれば、上述した第1実施形態の効果と同様の効果((3),(4)項に記載のものを除く)を得ることができる。
次に、本発明を適用した整流装置の第3実施形態について説明する。
第3実施形態においては、気流発生装置30のプラズマアクチュエータPAとして、第1実施形態の2極式のプラズマアクチュエータ100に代えて、以下説明する3極式のプラズマアクチュエータ100Aを用いる。
図7に示す3極式のプラズマアクチュエータ100Aは、下部電極130を挟んだ両側に一対の上部電極120(120A,120B)を対称的に配置し、個々の上部電極120A、120Bに独立した電源PSを設けている。
この場合、対向する気流Fは衝突して合流しつつ偏向し、プラズマアクチュエータ100Aの主平面から離間する方向(典型的には法線方向等)に沿って流れる気流を形成(合成)することができる。
また、3極式のプラズマアクチュエータ100Aは、一方の上部電極120(120A又は120B)のみに通電することによって、上述した2極式のプラズマアクチュエータ100と同様に、その表面に沿って進行する気流を形成することができる。
さらに、上部電極120A、120Bに印加される電圧等を制御することにより、合流した後の気流の進行方向を制御することもできる。
図8は、第1実施形態における図2に相当する断面を示している。
第3実施形態においては、気流発生装置30を構成するプラズマアクチュエータPAは、フード21における稜線21aよりも車幅方向外側に、稜線21aと隣接して配置されている。この箇所は、車両のエンジンコンパートメント20における側面部の上端部に相当する。
プラズマアクチュエータPAが発生する気流Fは、第1実施形態と同様に、車幅方向外側へ、水平方向よりも下向きに傾斜して進行する。
以上説明した第3実施形態においても、上述した第1実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
また、気流Fの進行方向を、車体表面の方向に限定されず適宜設定することが可能であり、車両及び整流装置の設計自由度が向上する。
さらに、気流Fの進行方向を最適化するチューニングが容易であり、より効果的な整流を行うことができる。
本発明は、以上説明した各実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)整流装置及び車両の構成は、上述した各実施形態に限定されることなく、適宜変更することができる。
例えば、車両の車形や、整流装置の設置個所は、適宜変更することができる。
(2)各実施形態においては、整流装置は、稜線に沿ってプラズマアクチュエータを単列で設けているが、例えば、2列以上の複列を配列する構成としてもよい。
(3)各実施形態においては、整流装置を例えばフードの側端部に設けているが、整流装置が設けられる箇所はこれに限定されず、適宜変更することができる。
例えば、整流装置をルーフの側部に設けてもよい。この場合、ルーフの側部からキャビンの側部に沿って気流を吹き降ろすことにより、フロントドアガラス(サイドウインドウ)周辺で形成される過流を破壊し、乱流の成長を抑制させることができる。
また、整流装置を3ボックス車形のトランクリッド側部に設けてもよい。この場合、トランク部の後方側に形成される過流と干渉して、過流の成長を抑制することができる。
(4)第1実施形態等においては、気流状態推定部が横風の状態に応じて気流の強度を制御しているが、横風以外の状態の変化に応じて気流の強度を制御してもよい。例えば、車両周囲の乱流の形成状態(渦の強さ等)、車両の走行速度等に応じて気流の強度を制御してもよい。
(5)第1実施形態等においては、車体側部に設けた圧力センサにより横風を検出しているが、他の手法によって検出してもよい。例えば、車体に作用する横加速度を検出する加速度センサの出力を用いて、横風に起因する車体の挙動から横風を推定してもよい。
11 フロントガラス 12 Aピラー
13 フロントドア 14 フロンドドアガラス
15 ドアミラー
20 エンジンコンパートメント 21 フード
21a 稜線
22 フロントフェンダ 22a ホイルアーチ
23 ホイルハウス 24 フロントコンビネーションランプ
25 フロントグリル 26 フロントバンパ
27 カウル部
30 気流発生装置 PA プラズマアクチュエータ
F 気流
W,Win,Wout 走行風 T 乱流
100 プラズマアクチュエータ(2極式)
100A プラズマアクチュエータ(3極式)
110 誘電体 120(120A,120B) 上部電極
130 下部電極 140 絶縁体
200 整流制御ユニット 210 電源ユニット
220 整流制御ユニット 221 気流状態推定部
222 圧力センサ
Claims (8)
- 車体の外表面に設けられ上方に面した第1の面部と、
前記車体の外表面に設けられ側方に面するとともに、上端部において前記第1の面部の側端部と接続された第2の面部と
を有する車両に設けられる整流装置であって、
前記第1の面部と前記第2の面部との接続部近傍に設けられ車幅方向外側へ進行する気流を発生する気流発生部を備えること
を特徴とする整流装置。 - 前記気流発生部は、誘電体を挟んで配置された少なくとも一対の電極及び前記電極に交流電圧を印加する電源を有するプラズマアクチュエータを有すること
を特徴とする請求項1に記載の整流装置。 - 前記気流発生部は、複数の前記プラズマアクチュエータを前記接続部に沿って配列して構成されること
を特徴とする請求項2に記載の整流装置。 - 複数の前記プラズマアクチュエータが発生する前記気流の強度が前記車両の前後方向の位置に応じて異なること
を特徴とする請求項3に記載の整流装置。 - 前記気流発生部は、前記接続部に沿って延在する前記電極及び前記誘電体を有する帯状の前記プラズマアクチュエータを有すること
を特徴とする請求項2に記載の整流装置。 - 車体周囲の気流の状態を検出する気流状態検出部と、
前記気流の状態に応じて前記気流発生部が発生する気流の強度を制御する制御部と
を備えることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の整流装置。 - 前記車両は、
車室前部に設けられたフロントシールドと、
前記フロントシールドの前方側に設けられたフードと、前記フードの車幅方向外側に設けられたフェンダと
を有し、
前記気流発生部は、前記フードの側端部近傍と前記フェンダの上端部近傍との少なくとも一方に設けられること
を特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の整流装置。 - 前記気流発生部は、前記気流の流速が最大となる主流方向が水平方向よりも下向きとなるように前記気流を発生させること
を特徴とする請求項7に記載の整流装置。
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