JP2022151245A - 空調制御装置及び空気調和システム - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、実施例1の空気調和システム1の一例を示す説明図である。図1に示す空気調和システム1は、例えば、宿泊施設や公共施設等の建屋内の空気調和機2と、同空気調和機2を管理する空調制御装置6などからなるシステムである。空気調和システム1は、空気調和機2と、通信アダプタ3と、アクセスポイント4と、ハブ5と、空調制御装置6とを有する。空気調和機2は、いくつかの異なる種類の室内機21を備えており、例えば、壁掛け型空気調和機2A、ダクト型空気調和機2B及び天井型空気調和機2Cがある。壁掛け型空気調和機2Aは、室内機21が部屋の壁に掛けられた空気調和機である。ダクト型空気調和機2Bは、ダクトを通じて各部屋に室内機21からの空気を供給する空気調和機である。天井型空気調和機2Cは、例えば、大部屋の天井に室内機21を設置した空気調和機である。尚、空気調和システム1内の空気調和機2の台数は任意であり、例えば、壁掛け型空気調和機2A、ダクト型空気調和機2B及び天井型空気調和機2Cの台数は適宜変更可能である。また、通信アダプタ3は、壁掛け型空気調和機2A、ダクト型空気調和機2B及び天井型空気調和機2Cにそれぞれ内蔵されてもよい。
図2は、空気調和機2の構成の一例を示すブロック図である。図2に示す空気調和機2は、室内機21と、室外機22とを有する。室内機21は、例えば、室内に配置され、空調空間である室内の空気を加熱又は冷却する空気調和機2の一部である。室内機21は、例えば、部屋等の空調空間に備えられているものとする。室内機21は、本体21Aと、室内機側通信部21Bと、操作部21Cと、CPU21Dと、メモリ21Eとを有する。本体21Aは、図示せぬ室内ファンや室内熱交換器などが備えられ、室内熱交換器で室外機22から供給される冷媒と熱交換を行った室内空気が室内ファンによって吹き出されることで、部屋の暖房、冷房、除湿等が行われる。室内機側通信部21Bは、例えば、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)方式で通信アダプタ3との間で通信するインタフェースである。操作部21Cは、室内機21に対して各種コマンドを入力するインタフェースである。CPU21Dは、室内機21全体を制御する。メモリ21Eは、各種情報を記憶する。CPU21Dは、コマンド信号に基づき、各種コマンドを実行する。室外機22は、例えば、室外ファンや圧縮機等が備えられている。
図3は、実施例1の通信アダプタ3の構成の一例を示すブロック図である。図3に示す通信アダプタ3は、第1の通信部31と、第2の通信部32と、記憶部33と、CPU(Central Processing Unit)34とを有する。第1の通信部31は、アクセスポイント4とCPU34との間を通信接続する、例えば、WLAN等の通信IF等の通信部である。第2の通信部32は、室内機21内のCPU21DとCPU34とを通信接続する、例えば、UART等の通信IF(Interface)である。記憶部33は、例えば、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等を有し、データやプログラム等の各種情報を格納する。CPU34は、通信アダプタ3全体を制御する。
図5は、実施例1の空調制御装置6の構成の一例を示すブロック図である。図5に示す空調制御装置6は、通信部61と、表示部62と、操作部63と、記憶部64と、CPU65とを有する。通信部61は、暗号化通信又は非暗号化通信を用いて通信アダプタ3とデータ通信を行う。通信部61は、暗号化通信の機能を実行する暗号化通信部61Aを有する。表示部62は、例えば複数の空気調和機の運転や設定状況などの各種情報を表示する。操作部63は、操作者からの空調制御装置6への操作入力を受け付ける。記憶部64は、各種情報を記憶する。CPU65は、空調制御装置6全体を制御する。
次に実施例1の空気調和システム1の動作について説明する。図6は、第1のデータ送信処理に関わる通信アダプタ3又は空調制御装置6の処理動作の一例を示すフローチャートである。尚、説明の便宜上、第1のデータ送信処理は、通信アダプタ3で実行する場合を例示するが、通信アダプタ3の代わりに空調制御装置6で実行しても良く、適宜変更可能である。
空気調和機2の利用者個人とは無関係な情報は非暗号化通信が用いられるため、空気調和機2のデータ通信に要する通信アダプタ3側の通信負荷や無線LAN内の通信トラヒックを軽減できる。つまり、暗号化通信が用いられる場合には、例えば、ハンドシェイクや鍵交換等の暗号化通信のデータ量を増え、鍵交換等の通信回数が増える。これに対して、非暗号化通信が用いられる場合には、例えば、ハンドシェイクや鍵交換等の暗号化通信のデータ量や通信回数が無くなるため、通信アダプタ3側の通信負荷や無線LAN内の通信トラヒックを軽減できる。
図7は、実施例2の空調制御装置6Aの構成の一例を示すブロック図である。図7に示す空調制御装置6Aは、通信部61、表示部62、操作部63、記憶部64及びCPU65の他に、台数監視部69を有する。台数監視部69は、空気調和システム1内の各空気調和機2の通信アダプタ3Aの台数を監視する。台数監視部69は、例えば、DHCP制御部65Dを通じて各通信アダプタ3Aとの初期通信で各通信アダプタ3AにIPアドレスを付与するため、空気調和システム1内の通信アダプタ3AへのIPアドレス付与回数で空気調和システム1内の通信アダプタ3Aの台数nを把握するものとする。記憶部64は、データ種別テーブル66の代わりに、切替テーブル68を有する。尚、図1に示す通り、1台の通信アダプタに対し1台の空気調和機が接続される。したがって、通信アダプタ3Aの台数nは空気調和機2の台数と等しく、空気調和機2の台数もnである。
図9は、実施例2の通信アダプタ3Aの構成の一例を示すブロック図である。図9に示す通信アダプタ3Aは、第1の通信部31、第2の通信部32、記憶部33及びCPU34を有する。記憶部33は、データ種別テーブル35の代わりに切替テーブル38を有する。切替テーブル38は、通信アダプタ3Aの台数nに応じて、送信対象のデータを暗号化通信から非暗号化通信に切替える、非暗号化対象のデータ種別を管理するテーブルである。切替テーブル38は、空調制御装置6A内の切替テーブル68と同一内容である。
次に実施例2の空気調和システム1の動作について説明する。図10は、第2のデータ送信処理に関わる空調制御装置6A又は通信アダプタ3Aの処理動作の一例を示すフローチャートである。尚、説明の便宜上、第2のデータ送信処理は、空調制御装置6Aで実行する場合を例示するが、空調制御装置6Aの代わりに通信アダプタ3Aで実行しても良く、適宜変更可能である。
通信アダプタ3Aの台数nの値に応じて、通信データをその種別毎に順に非暗号化していくことにより、データの秘匿性を維持しつつ、空調制御装置6Aの通信負荷を軽減することができる。また、ネットワーク内の通信トラヒックを軽減し、輻輳の発生を抑制することができる。
図11は、実施例3の空調制御装置6Bの構成の一例を示すブロック図である。図11に示す空調制御装置6Bは、通信部61、表示部62、操作部63、記憶部64及びCPU65を有し、台数監視部69の代わりに処理負荷監視部69Aを有する。処理負荷監視部69Aは、空調制御装置6B内の通信部61の処理負荷Iを監視する。処理負荷監視部69Aは、例えば、通信部61の単位時間当たりに送受信するデータのパケット数から処理負荷Iを算出する。単位時間当たりに送受信するデータのパケット数と処理負荷Iは比例関係にある。記憶部64は、切替テーブル68の代わりに切替テーブル68Aを有する。
図13は、実施例3の通信アダプタ3Bの構成の一例を示すブロック図である。図13に示す通信アダプタ3Bは、第1の通信部31、第2の通信部32、記憶部33及びCPU34を有する。記憶部33は、切替テーブル38の代わりに切替テーブル38Aを有する。切替テーブル38Aは、処理負荷Iの値に応じて、送信対象のデータを暗号化通信から非暗号化通信に切替える、例えば、非暗号化対象のデータ種別を管理するテーブルである。
次に実施例3の空気調和システム1の動作について説明する。図14は、第3のデータ送信処理に関わる空調制御装置6B又は通信アダプタ3Bの処理動作の一例を示すフローチャートである。尚、説明の便宜上、第3のデータ送信処理は、空調制御装置6Bで実行する場合を例示するが、空調制御装置6Bの代わりに通信アダプタ3Bで実行しても良く、適宜変更可能である。
処理負荷量Iの値に応じて、通信データをその種別毎に順に非暗号化していくことにより、データの秘匿性を維持しつつ、空調制御装置6Aの通信負荷を軽減することができる。また、ネットワーク内の通信トラヒックを軽減し、輻輳の発生を抑制することができる。
2 空気調和機
3,3A、3B 通信アダプタ
6,6A、6B 空調制御装置
21 室内機
31 第1の通信部
34B 判定部
34C 通信制御部
61 通信部
65B 判定部
65C 通信制御部
341B 判定部
651B 判定部
341B1 判定部
651B1 判定部
Claims (12)
- 複数の空気調和機を集中制御する空調制御装置であって、
前記空気調和機との間でデータを通信する通信部と、
送信対象のデータを暗号化通信するか否かを判定する判定部と、
前記送信対象のデータを前記暗号化通信する場合に前記送信対象のデータを暗号化通信すべく、前記通信部を制御する通信制御部と
を有することを特徴とする空調制御装置。 - 前記空気調和機の台数を監視する台数監視部を有し、
前記判定部は、
前記台数に基づき、前記送信対象のデータを暗号化通信とするか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の空調制御装置。 - 前記判定部は、
前記台数が所定の閾値より大きい場合に、前記送信対象のデータを前記暗号化通信から非暗号化通信に切替える判定をすることを特徴とする請求項2に記載の空調制御装置。 - 前記台数の複数の範囲毎に、前記送信対象のデータに対する通信を前記暗号化通信を前記非暗号通信に切替えるか否かを示すデータ種別を管理する切替テーブルを備え、
前記判定部は、
前記切替テーブルを参照し、前記台数に基づき、前記送信対象のデータを前記暗号化通信を前記非暗号化通信に切替えるか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の空調制御装置。 - 前記切替テーブルは、前記台数が所定の閾値より大きい場合に、予め定められた秘匿度が低のデータ種別から高のデータ種別へと順番に、前記暗号化通信を前記非暗号化通信に切替えるように構成されていること特徴とする請求項4に記載の空調制御装置。
- 前記通信部の処理負荷量を監視する処理負荷監視部を有し、
前記判定部は、
前記処理負荷量に基づき、前記送信対象のデータを前記暗号化通信から前記非暗号化通信に切替えるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の空調制御装置。 - 前記判定部は、
前記処理負荷量が所定の閾値より大きい場合に、前記送信対象のデータを前記暗号化通信から非暗号化通信に切替える判定をすることを特徴とする請求項6に記載の空調制御装置。 - 前記処理負荷量の複数の範囲毎に、前記送信対象のデータに対する前記暗号化通信を前記非暗号通信に切替えるか否かを示すデータ種別を管理する切替テーブルを備え、
前記判定部は、
前記切替テーブルを参照し、前記送信対象のデータを前記暗号化通信から前記非暗号化通信に切替えるか否かを判定することを特徴とする請求項7に記載の空調制御装置。 - 前記切替テーブルは、前記処理負荷量が所定の閾値より大きくなる度に、予め定められた秘匿度が低のデータ種別から高のデータ種別へと順番に、前記暗号化通信を前記非暗号化通信に切替えるように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の空調制御装置。
- 空気調和機と、前記空気調和機を監視する空調制御装置とを有する空気調和システムであって、
前記空気調和機は、
前記空調制御装置との間でデータを通信する第1の通信部と、
前記第1の通信部にて送信対象のデータを暗号化通信するか否かを判定する第1の判定部と、
前記送信対象のデータを前記暗号化通信する場合に前記送信対象のデータを暗号化通信すべく、前記第1の通信部を制御する第1の制御部とを有し、
前記空調制御装置は、
前記空気調和機との間でデータを通信する第2の通信部と、
前記第2の通信部にて送信対象のデータを暗号化通信するか否かを判定する第2の判定部と、
前記送信対象のデータを前記暗号化通信する場合に前記送信対象のデータを暗号化通信すべく、前記第2の通信部を制御する第2の制御部とを有することを特徴とする空気調和システム。 - 前記空調制御装置は、
前記空気調和機の台数を監視する台数監視部を有し、
前記第2の判定部は、
前記台数の増加に基づき、前記送信対象のデータを前記暗号化通信から非暗号化通信に切替えるか否かを判定することを特徴とする請求項10に記載の空気調和システム。 - 前記空調制御装置は、
前記第2の通信部の処理負荷量を監視する処理負荷監視部を有し、
前記第2の判定部は、
前記処理負荷量に基づき、前記送信対象のデータを前記暗号化通信から非前記暗号化通信に切替えるか否かを判定することを特徴とする請求項10に記載の空気調和システム。
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