JP2021049760A - 熱転写システムおよび熱転写方法 - Google Patents

熱転写システムおよび熱転写方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受像紙上のオーバーコート層表面を平滑化することができ、かつ製造工程の簡略化を図る。【解決手段】熱転写システム10はインクリボン供給部11と、サーマルヘッド20と、プラテンローラ15と、インクリボン巻取部12とを備える。サーマルヘッド20は上流側から下流側に向かって設けられた発熱抵抗体22と、ラインヒータ23とを有する。サーマルヘッドの20の発熱抵抗体22はインクリボン1の着色層3とオーバーコート層4を受像紙5に転写する。ラインヒータ23はオーバーコート層4を加熱して平滑化する。サーマルヘッド20とプラテンローラ15のいずれか一方は、インクリボン1の搬送方向へ移動可能となる。【選択図】図1

Description

本開示は、受像紙に着色層とオーバーコート層を熱転写して得られた印画物の表面を平滑化する熱転写システムおよび熱転写方法に関する。
受像紙に着色層とオーバーコート層を熱転写して印刷物を作製する場合、着色層とともに、この着色層を保護するためのオーバーコート層も受像紙に転写される。通常、オーバーコート層はサーマルヘッドの加熱によって転写される。
ところでサーマルヘッドは平面上に配置された複数の発熱抵抗体素子を含むため、このサーマルヘッドを用いてオーバーコート層を受像紙上に転写した場合、各発熱抵抗素子からの分散的な(一様でない)熱のため、オーバーコート層表面が粗くなり、光が乱反射してしまうことがある。この場合は、光沢性のない印画物が得られる。
オーバーコート層表面を平滑化するために、次工程でオーバーコート層のみを加熱してオーバーコート層表面を軟化させる技術が開発されているが、この場合、オーバーコート層を次工程で加熱するため製造工程が複雑化する。
特開2004−195711号公報
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、受像紙上のオーバーコート層表面を平滑化することができ、かつ製造工程を簡略化することができる熱転写システムおよび熱転写方法を提供する。
本開示は、支持層と、この支持層上に順次設けられた複数の着色層およびオーバーコート層とを有するインクリボンを用いて受像紙に前記着色層および前記オーバーコート層を熱転写する熱転写システムにおいて、前記インクリボンを供給するインクリボン供給部と、前記インクリボン供給部の前記インクリボンの搬送方向下流側に配置され、前記インクリボンの前記着色層および前記オーバーコート層を、前記受像紙に熱転写するとともに、前記インクリボンの搬送方向に沿って延びるサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドに対向して配置され、前記サーマルヘッドとともに前記インクリボンと前記受像紙を挟持するプラテンローラとを備え、前記サーマルヘッドは発熱抵抗体と、この発熱抵抗体の前記インクリボンの搬送方向下流側に設けられたラインヒータとを有し、前記プラテンローラおよび前記サーマルヘッドのうち、少なくとも一方は、前記インクリボンの搬送方向に沿って移動可能となる、熱転写システムである。
本開示は、前記サーマルヘッドは、サーマルヘッド本体を有し、前記発熱抵抗体は前記サーマルヘッド本体上に設けられ、前記インクリボンの搬送方向に直交する方向に沿って配置された複数の発熱抵抗体素子を含み、前記ラインヒータは前記サーマルヘッド本体上に設けられ、前記インクリボンの搬送方向に直交する方向に沿って延びるラインヒータ抵抗体を含む、熱転写システムである。
本開示は、前記サーマルヘッド本体はセラミック層と、このセラミック層上に設けられたガラス層とを有する、熱転写システムである。
本開示は、前記発熱抵抗体は発熱抵抗体保護層により覆われ、前記ラインヒータはラインヒータ保護層により覆われている、熱転写システムである。
本開示は、熱転写システムを用いた熱転写方法において、前記受像紙と前記インクリボンを、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間に供給する工程と、前記受像紙と前記インクリボンを前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間で挟持しながら、前記サーマルヘッドの前記発熱抵抗体により前記インクリボンを加熱して前記受像紙に前記着色層と前記オーバーコート層を熱転写する工程と、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラを互いに引き離し、前記受像紙と前記インクリボンを引き戻す工程と、前記サーマルヘッド又は前記プラテンローラを前記インクリボンの搬送方向に沿って移動させて前記サーマルヘッドの前記ラインヒータを前記プラテンローラに対向する位置までもってくる工程と、前記受像紙と前記インクリボンを前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間で挟持しながら、前記サーマルヘッドの前記ラインヒータにより前記受像紙上の前記オーバーコート層を加熱し軟化させて平滑化する工程と、を備えた熱転写方法である。
本開示は、熱転写システムを用いた熱転写方法において、前記受像紙と前記インクリボンを、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間に供給する工程と、前記受像紙と前記インクリボンを前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間で挟持しながら、前記サーマルヘッドの前記発熱抵抗体により前記インクリボンを加熱して前記受像紙に前記着色層を熱転写する工程と、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラを互いに引き離す工程と、前記サーマルヘッド又は前記プラテンローラを前記インクリボンの搬送方向に沿って移動させて前記サーマルヘッドの前記ラインヒータを前記プラテンローラに対向する位置までもってくる工程と、前記受像紙と前記インクリボンを前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間で挟持しながら、前記サーマルヘッドの前記ラインヒータにより前記インクリボンを加熱して前記受像紙に前記オーバーコート層を熱転写する工程と、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラを互いに引き離し、前記受像紙と前記インクリボンを引き戻す工程と、前記受像紙と前記インクリボンを前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間で挟持しながら前記サーマルヘッドの前記ラインヒータにより前記受像紙上の前記オーバーコート層を加熱し軟化させて平滑化する工程と、を備えた熱転写方法である。
本開示は、熱転写システムを用いた熱転写方法において、前記受像紙と前記インクリボンを、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間に供給する工程と、前記受像紙と前記インクリボンを前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間で挟持しながら、前記サーマルヘッドの前記発熱抵抗体により前記インクリボンを加熱して前記受像紙に前記着色層を熱転写する工程と、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラを互いに引き離す工程と、前記サーマルヘッド又は前記プラテンローラを前記インクリボンの搬送方向に移動させて前記サーマルヘッドの前記ラインヒータを前記プラテンローラに対向する位置までもってくる工程と、前記受像紙と前記インクリボンを前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間で挟持しながら、前記サーマルヘッドの前記ラインヒータにより前記インクリボンを加熱して前記受像紙に前記オーバーコート層を熱転写するとともに、前記ラインヒータにより前記受像紙上の前記オーバーコート層を加熱し軟化させて平滑化する工程と、を備えた熱転写方法である。
以上のように、本開示によれば、受像紙上に形成されたオーバーコート層表面を平滑化することができ、かつ製造工程を簡略化することができる。
図1は第1の実施の形態による熱転写システムを用いた熱転写方法を示す図。 図2は第1の実施の形態による熱転写システムを用いた熱転写方法を示す図。 図3は第1の実施の形態による熱転写システムを用いた熱転写方法を示す図。 図4はサーマルヘッドを示す断面図。 図5はサーマルヘッドの発熱抵抗体を示す平面図。 図6はサーマルヘッドのラインヒータを示す平面図。 図7Aはサーマルヘッドを示す斜視図。 図7Bはサーマルヘッドの拡大図。 図8Aはインクリボンを示す断面図。 図8Bはオーバーコート層をサーマルヘッドで加熱して平滑化する状態を示す図。 図9は第2の実施の形態による熱転写システムを用いた熱転写方法を示す図。 図10は第2の実施の形態による熱転写システムを用いた熱転写方法を示す図。 図11は第2の実施の形態による熱転写システムを用いた熱転写方法を示す図。 図12は第2の実施の形態による熱転写システムを用いた熱転写方法を示す図。 図13は第3の実施の形態による熱転写システムを用いた熱転写方法を示す図。 図14は第3の実施の形態による熱転写システムを用いた熱転写方法を示す図。
<第1の実施の形態>
以下、図面を参照して本開示による第1の実施の形態について述べる。
ここで図1乃至図8Bは本開示による第1の実施の形態を示す図である。
まず図1乃至図3により、第1の実施の形態による熱転写システム10について説明する。図1乃至図3において、熱転写システム10は、ポリエチレンテレフタレート(PET)製の支持層2と、この支持層2上に順次設けられたシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロ(Y)の各層を含む3種類の着色層3と、オーバーコート層(OP)4とを有するインクリボン1(図8Aおよび図8B参照)を用いて受像紙5に対して昇華方式で熱転写して印画画を作製するものである。
図8Aおよび図8Bに示すように、インクリボン1において、支持層2上にシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロ(Y)の各層からなる着色層3とオーバーコート層4がこの順で順次繰り返して配置されている。
このような熱転写システム10は、昇華型熱転写システムであって、インクリボン1を供給する(インクリボン1を搬送させる)インクリボン供給部11と、インクリボン供給部のインクリボン1の搬送方向下流側に配置され、インクリボン1の着色層3およびオーバーコート層4を受像紙5に熱転写するサーマルヘッド20と、サーマルヘッドにより熱転写されたインクリボン1を巻き取るインクリボン巻取部12とを備えている。
またサーマルヘッド20に対応してプラテンローラ15が配置され、サーマルヘッド20とプラテンローラ15との間でインクリボン1と受像紙5を挟持して、サーマルヘッド20の熱によりインクリボン1上の着色層3およびオーバーコート層4を受像紙5上に熱転写するようになっている。またサーマルヘッド20およびプラテンローラ15と、インクリボン巻取部12との間には案内ローラ13が設けられている。
次に図4乃至図7Bにより、サーマルヘッド20について述べる。図4乃至図7Bに示すように、サーマルヘッド20はサーマルヘッド本体21と、サーマルヘッド本体21上に設けられた発熱抵抗体22と、発熱抵抗体22に対してインクリボン1の搬送方向下流側に設けられたラインヒータ23とを有する。
サーマルヘッド20の発熱抵抗体22およびラインヒータ23は、インクリボン1側を向いている(図1乃至図3参照)。このうちサーマルヘッド20のラインヒータ23は、サーマルヘッドのインクリボン1の搬送方向下流側端部に設けられている。
また図4乃至図7Bに示すように、サーマルヘッド20のサーマルヘッド本体21は、セラミック層21aと、セラミック層21a上に設けられたガラス層21bとを含む。またサーマルヘッド本体21上に設けられた発熱抵抗体22は、ガラス層21b上に設けられ、インクリボンの搬送方向に直交する方向に沿って配置された複数の発熱抵抗体素子22aを含み、各発熱抵抗体素子22a間には空間が形成されている。そして各発熱抵抗体素子22aは発熱抵抗体保護層22bにより覆われている。
さらにまた、サーマルヘッド20のラインヒータ23は、インクリボン1の搬送方向に直交する方向に延びる単一構造のラインヒータ抵抗体23aを含み、ラインヒータ抵抗体23aはラインヒータ保護層23bにより覆われている。
ここで図5はサーマルヘッド20の発熱抵抗体22を示す平面図であり、発熱抵抗体22の発熱抵抗体素子22aがインクリボン1の搬送方向に直交する方向(サーマルヘッドの幅方向)に配置されている。図5において、各発熱抵抗体22aは、互いに配線26により接続され、配線26は更に後述する図示しない集積回路(IC)に接続されている。そして、各発熱抵抗体22aと配線26に集積回路から電流が流れるようになっている。
また図6はサーマルヘッド20のラインヒータ23を示す平面図であり、図7Aはサーマルヘッドを示す斜視図であり、図7Bはサーマルヘッドの拡大図である。図6に示すように、ラインヒータ23のラインヒータ抵抗体23aがインクリボン1の搬送方向に直交する方向(サーマルヘッドの幅方向)に配置されている。また、図6乃至図7Bに示すように、ラインヒータ23のラインヒータ抵抗体23aには、インクリボン1の搬送方向に直交する方向(サーマルヘッドの幅方向)の両端からサーマルヘッド20の中央に向かって電流が流れるようになっている。
また図4に示すように、ガラス層21b上には、発熱抵抗体22の発熱抵抗体素子22aおよびラインヒータ23のラインヒータ抵抗体23aに接続されたAl線からなる配線26が設けられている。
またサーマルヘッド20のサーマルヘッド本体21上には、図示しない集積回路(IC)を保護するカバー体25が設けられている。
以下、サーマルヘッド20について更に述べる。サーマルヘッド20の発熱抵抗体22を構成する発熱抵抗体素子22aは、互いに間隔をあけて配列され、各発熱抵抗体素子22aは印画物の画素に対応しており、発熱抵抗体素子22a毎に温度を制御可能となっている。サーマルヘッド20の発熱抵抗体22としては、周知のあらゆる構造のものを使用可能であり、発熱抵抗体素子22a間には、切欠きが設けられていてもよいし、断熱材等の別部材が設けられていてもよい。
また、サーマルヘッド20とプラテンローラ15は、所定の圧力でインクリボン1と受像紙5を挟むようにして押圧可能に配置されており、例えば一般的なサーマルヘッド20は、20〜30Nの圧力でインクリボン1と受像紙5を押圧可能である。なお、サーマルヘッド20又はプラテンローラ15は、受像紙5を押圧する圧力を調整できるように、モータ等の駆動手段により上下位置を制御可能に取り付けられてもよいし、機械的にインクリボン1と受像紙5を所定圧力で押圧できるように、弾性部材等を介して揺動可能に取り付けられてもよい。サーマルヘッド20およびプラテンローラ15は上下位置について定位置に固定されるように設置されていてもよい。さらにまた、後述のように、サーマルヘッド20およびプラテンローラ15のうち一方は、インクリボン1の搬送方向に沿って移動可能となっている。このことにより、所望に応じてサーマルヘッド20の発熱抵抗体22またはラインヒータ23をプラテンローラ15に対向する位置までもってくることができる。
次にサーマルヘッド20の材料について述べる。サーマルヘッド20のサーマルヘッド本体21は、上述のように放熱基板としてのセラミック層21aと熱抵抗層としてのガラス層21bとを有する。
また発熱抵抗体22の発熱抵抗体素子22aと、ラインヒータ23のラインヒータ抵抗体23aは例えばTa2N、W、Cr、Ni−Cr、SnO2等からなり、発熱抵抗体素子22aおよびラインヒータ抵抗体23aは真空蒸着、CVD、スパッタリング等の薄膜形状技術により形成される。また配線26は例えばAl線からなり、発熱抵抗体保護層22bおよびラインヒータ保護層23bとしてはTa2O3、Si3N4、SiC等が使用され、さらにSiO2等からなる耐酸化性を有する層を配線26側に設けて発熱抵抗体保護層22bおよびラインヒータ保護層23bを2層構造としてもよい。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用、すなわち熱転写方法について図1乃至図3により説明する。ここで図1乃至図3において、インクリボン1のうち着色層3のシアン層の領域C、マゼンダ層の領域M、イエロ層の領域Yと、オーバーコート層4の領域OPとが示されている。またインクリボン1のうち未だ熱転写されていない領域が実線で示されており、熱転写済みの領域は破線で示されている。
まず図1に示すように、サーマルヘッド20と、このサーマルヘッド20に対向して設けられたプラテンローラ15との間に、インクリボン供給部11からインクリボン1が供給され、同時に受像紙5もサーマルヘッド20とプラテンローラ15との間に送られる。この場合、サーマルヘッド20の発熱抵抗体22が、プラテンローラ15に対向する位置にある。
次にインクリボン1と受像紙5がサーマルヘッド20とプラテンローラ15との間で挟持され、サーマルヘッド20の発熱抵抗体22によりインクリボン1が加熱され、インクリボン1のシアン、マゼンダ、イエロの各層からなる着色層3が受像紙5上に昇華転写方式により熱転写される。
この間、発熱抵抗体22の表面温度は約200℃に保たれる。
続いてサーマルヘッド20の発熱抵抗体22によりインクリボン1が加熱され、インクリボン1のオーバーコート層4が受像紙5上のシアン、マゼンダ、イエロの各層からなる着色層3上に、オーバーコート層4が熱転写される。この間、発熱抵抗体22の表面温度は150℃〜160℃程度に保たれる。またラインヒータ23はこの段階では作動していない。
次に図2に示すように、サーマルヘッド20とプラテンローラ15とが互いに引き離され、その後、インクリボン1がインクリボン供給部11側へ引き戻される。同様に受像紙5もインクリボン1と同一方向へ引き戻される。
次に、サーマルヘッド20およびプラテンローラ15のうちの一方、例えばプラテンローラ15が図2に示す水平方向(インクリボン1の搬送方向)に移動して、サーマルヘッド20のラインヒータ23がプラテンローラ15に対向する位置に達する。
次に図3に示すようにサーマルヘッド20とプラテンローラ15が接近する。続いてサーマルヘッド20とプラテンローラ15との間にインクリボン1と受像紙5が再度供給され、受像紙5の着色層3上に熱転写されたオーバーコート層4がサーマルヘッド20のラインヒータ23により加熱される。
このとき、インクリボン1のオーバーコート層4が受像紙5上にすでに熱転写されているため、受像紙5上のオーバーコート層4はインクリボン1の支持層2を介してサーマルヘッド20のラインヒータ23により加熱される(図3および図8B参照)。
この場合、ラインヒータ23は120℃〜130℃程度に維持される。そして受像紙5上のオーバーコート層4は、サーマルヘッド20のラインヒータ23により加熱されて軟化し、平滑化される。
このように受像紙5上にシアン、マゼンダ、イエロの各層からなる着色層3を熱転写し、さらにオーバーコート層4を熱転写することができる。さらにオーバーコート層4を加熱して平滑化することにより光沢性のある印画物を作製することができる。
以上のように本実施の形態によれば、受像紙5上のオーバーコート層4をサーマルヘッド20のラインヒータ23により加熱し、軟化させることによりオーバーコート層4表面を平滑化させることができる。受像紙5上にオーバーコート層4をサーマルヘッド20の複数の発熱抵抗体素子22aを含む発熱抵抗体22により加熱した場合、オーバーコート層4上に微細な発熱抵抗体素子22aに起因する凹凸形状が形成されることがあり、オーバーコート層4の凹凸形状によりオーバーコート層4表面が乱反射して印画物の光沢性がなくなることが考えられる。本実施の形態によれば、オーバーコート層4をサーマルヘッド20のラインヒータ23により加熱して平滑化することにより、印画物の表面に光沢性をもたせることができる。
また受像紙5上に熱転写されたオーバーコート層4を加熱して平滑化させるために、サーマルヘッド20と別体のオーバーコート層加熱装置を設ける必要はなく、サーマルヘッド20の発熱抵抗体22により受像紙5上に着色層3とオーバーコート層4を熱転写し、同一のサーマルヘッド20を用いてサーマルヘッド20のラインヒータ23によりオーバーコート層4を加熱して平滑化させることができる。このため、装置全体を複雑化させることなく、簡略化することができる。
<第2の実施の形態>
次に図9乃至図12により本開示の第2の実施の形態について説明する。
図9乃至図12に示す第2の実施の形態は、熱転写方法が異なるのみであり、他の構成は図1乃至図8Bに示す第1の実施の形態と略同一である。
図9乃至図12に示す第2の実施の形態において、図1乃至図8Bに示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
以下、本実施の形態の作用、すなわち熱転写方法について、図9乃至図12により説明する。
図9乃至図12において、インクリボン1のうち着色層3のシアン層の領域C、マゼンダ層の領域M、イエロ層の領域Yと、オーバーコート層4の領域OPとが示されている。またインクリボン1のうち未だ熱転写されていない領域が実線で示されており、熱転写済みの領域は破線で示されている。
まず図9に示すように、サーマルヘッド20と、このサーマルヘッド20に対向して設けられたプラテンローラ15との間に、インクリボン供給部11からインクリボン1が供給され、同時に受像紙5もサーマルヘッド20とプラテンローラ15との間に送られる。この場合、サーマルヘッド20の発熱抵抗体22が、プラテンローラ15に対向する位置にある。
次にインクリボン1と受像紙5がサーマルヘッド20とプラテンローラ15との間で挟持され、サーマルヘッド20の発熱抵抗体22によりインクリボン1が加熱され、インクリボン1のシアン、マゼンダ、イエロの各層からなる着色層3が受像紙5上に昇華転写方式により熱転写される。
この間、発熱抵抗体22の表面温度は約200℃に保たれる。
次に図10に示すように、サーマルヘッド20とプラテンローラ15とが互いに引き離され、その後、受像紙5が引き戻される。
次に、サーマルヘッド20およびプラテンローラ15のうちの一方、例えばプラテンローラ15が図10に示す水平方向(インクリボン1の搬送方向)に移動して、サーマルヘッド20のラインヒータ23がプラテンローラ15に対向する位置に達する。
次にサーマルヘッド20とプラテンローラ15が接近する。続いてサーマルヘッド20とプラテンローラ15との間でインクリボン1と受像紙5が挟持される。
続いて、サーマルヘッド20のラインヒータ23によりインクリボン1が加熱され、インクリボン1のオーバーコート層4が受像紙5上のシアン、マゼンダ、イエロの各層からなる着色層3上に昇華転写方式により熱転写される。
次に図11に示すように、サーマルヘッド20とプラテンローラ15とが互いに引き離され、その後インクリボン1がインクリボン供給部11側へ引き戻される。同様に受像紙もインクリボン1と同一方向へ引き戻される。
次に図12に示すように、サーマルヘッド20とプラテンローラ15が接近する。続いてサーマルヘッド20とプラテンローラ15との間にインクリボン1と受像紙5が再度供給され、受像紙5の着色層3上に熱転写されたオーバーコート層4がサーマルヘッド20のラインヒータ23により加熱される。
このとき、インクリボン1からオーバーコート層4が受像紙5上にすでに熱転写されているため、受像紙5上のオーバーコート層4はインクリボン1の支持層2を介してサーマルヘッド20のラインヒータ23により加熱される(図12および図8B参照)。
この間、ラインヒータ23は120℃〜130℃程度に維持される。そして受像紙5上のオーバーコート層4は、サーマルヘッド20のラインヒータ23により加熱されて軟化し、平滑化される。
このように受像紙5上にシアン、マゼンダ、イエロの各層からなる着色層3を熱転写し、さらにオーバーコート層4を熱転写することができる。さらにオーバーコート層4を加熱して平滑化することにより光沢性のある印画物を作製することができる。
以上のように本実施の形態によれば、受像紙5上のオーバーコート層4をサーマルヘッド20のラインヒータ23により加熱し、軟化させることによりオーバーコート層4表面を平滑化させることができる。この場合、受像紙5上にオーバーコート層4にシアン、マゼンダ、イエロの各層からなる着色層3に対応して凹凸形状が形成されることがあり、オーバーコート層4の凹凸形状によりオーバーコート層4表面が乱反射して印画物の光沢性がなくなることが考えられる。本実施の形態によれば、オーバーコート層4を加熱して平滑化することにより、印画物の表面に光沢性をもたせることができる。
また受像紙5上に熱転写されたオーバーコート層4を加熱して平滑化させるために、サーマルヘッド20と別体のオーバーコート層加熱装置を設ける必要はなく、サーマルヘッド20の発熱抵抗体22により受像紙5上に着色層3を熱転写し、同一のサーマルヘッド20を用いてサーマルヘッド20のラインヒータ23によりオーバーコート層4を熱転写し、かつこのオーバーコート層4をラインヒータ23により加熱して平滑化させることができる。このため、装置全体を複雑化させることなく、簡略化することができる。
<第3の実施の形態>
次に図13乃至図14により本開示の第3の実施の形態について説明する。
図13乃至図14に示す第3の実施の形態は、熱転写方法が異なるのみであり、他の構成は図1乃至図8Bに示す第1の実施の形態と略同一である。
図13乃至図14に示す第3の実施の形態において、図1乃至図8Bに示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
以下、本実施の形態の作用、すなわち熱転写方法について、図13乃至図14により説明する。図13乃至図14において、インクリボン1のうち着色層3のシアン層の領域C、マゼンダ層の領域M、イエロ層の領域Yと、オーバーコート層4の領域OPとが示されている。またインクリボン1のうち未だ熱転写されていない領域が実線で示されており、熱転写済みの領域は破線で示されている。
まず図13に示すように、サーマルヘッド20と、このサーマルヘッド20に対向して設けられたプラテンローラ15との間に、インクリボン供給部11からインクリボン1が供給され、同時に受像紙5もサーマルヘッド20とプラテンローラ15との間に送られる。この場合、サーマルヘッド20の発熱抵抗体22が、プラテンローラ15に対向する位置にある。
次にインクリボン1と受像紙5がサーマルヘッド20とプラテンローラ15との間で挟持され、サーマルヘッド20の発熱抵抗体22によりインクリボン1が加熱され、インクリボン1のシアン、マゼンダ、イエロの各層からなる着色層3が受像紙5上に昇華転写方式により熱転写される。
この間、発熱抵抗体22の表面温度は約200℃に保たれる。
次に図14に示すように、サーマルヘッド20とプラテンローラ15とが互いに引き離される。
次に、サーマルヘッド20およびプラテンローラ15のうちの一方、例えばプラテンローラ15が図14に示す水平方向(インクリボン1の搬送方向)に移動して、サーマルヘッド20のラインヒータ23がプラテンローラ15に対向する位置に達する。
次にサーマルヘッド20とプラテンローラ15が再度接近する。続いてサーマルヘッド20とプラテンローラ15との間でインクリボン1と受像紙5が再度挟持される。
続いて、サーマルヘッド20のラインヒータ23によりインクリボン1が加熱され、インクリボン1のオーバーコート層4が受像紙5上のシアン、マゼンダ、イエロの各層からなる着色層3上に昇華転写方式により熱転写される。
この間、サーマルヘッド20のラインヒータ23によりインクリボン1が引き続いて加熱され、受像紙5上のオーバーコート層4が加熱して軟化し、平滑化される。
この場合、ラインヒータ23は120℃〜130℃程度に維持される。そして受像紙5上のオーバーコート層4は、サーマルヘッド20のラインヒータ23により加熱されて軟化し、平滑化される。
このように受像紙5上にシアン、マゼンダ、イエロの各層からなる着色層3を熱転写し、さらにオーバーコート層4を熱転写しながら加熱して平滑化することにより光沢性のある印画物を作製することができる。
以上のように本実施の形態によれば、受像紙5上でインクリボン1をサーマルヘッド20のラインヒータ23により加熱し、受像紙5上にオーバーコート層4を熱転写させながら、オーバーコート層4を軟化させて、オーバーコート層4表面を平滑化させることができる。この場合、受像紙5上にオーバーコート層4にシアン、マゼンダ、イエロの各層からなる着色層3に対応して凹凸形状が形成されることがあり、オーバーコート層4の凹凸形状によりオーバーコート層4表面が乱反射して印画物の光沢性がなくなることが考えられる。本実施の形態によれば、インクリボン1を加熱することによりオーバーコート層4を受像紙5上に熱転写することができ、かつオーバーコート層4表面を平滑化することにより、印画物の表面に光沢性をもたせることができる。
また受像紙5上に熱転写されたオーバーコート層4を加熱して平滑化させるために、サーマルヘッド20と別体のオーバーコート層加熱装置を設ける必要はなく、サーマルヘッド20の発熱抵抗体22により受像紙5上に着色層3を熱転写し、同一のサーマルヘッド20を用いてサーマルヘッド20のラインヒータ23によりオーバーコート層4を熱転写しながら、加熱して平滑化させることができる。このため、装置全体を複雑化させることなく、簡略化することができる。
1 インクリボン
2 支持層
3 着色層
4 オーバーコート層
5 受像紙
10 熱転写システム
11 インクリボン供給部
12 インクリボン巻取部
13 案内ローラ
15 プラテンローラ
20 サーマルヘッド
21 サーマルヘッド本体
22 発熱抵抗体
23 ラインヒータ
25 カバー体

Claims (7)

  1. 支持層と、この支持層上に順次設けられた複数の着色層およびオーバーコート層とを有するインクリボンを用いて受像紙に前記着色層および前記オーバーコート層を熱転写する熱転写システムにおいて、
    前記インクリボンを供給するインクリボン供給部と、
    前記インクリボン供給部の前記インクリボンの搬送方向下流側に配置され、前記インクリボンの前記着色層および前記オーバーコート層を、前記受像紙に熱転写するとともに、前記インクリボンの搬送方向に沿って延びるサーマルヘッドと、
    前記サーマルヘッドに対向して配置され、前記サーマルヘッドとともに前記インクリボンと前記受像紙を挟持するプラテンローラとを備え、
    前記サーマルヘッドは発熱抵抗体と、この発熱抵抗体の前記インクリボンの搬送方向下流側に設けられたラインヒータとを有し、
    前記プラテンローラおよび前記サーマルヘッドのうち、少なくとも一方は、前記インクリボンの搬送方向に沿って移動可能となる、熱転写システム。
  2. 前記サーマルヘッドは、サーマルヘッド本体を有し、
    前記発熱抵抗体は前記サーマルヘッド本体上に設けられ、前記インクリボンの搬送方向に直交する方向に沿って配置された複数の発熱抵抗体素子を含み、
    前記ラインヒータは前記サーマルヘッド本体上に設けられ、前記インクリボンの搬送方向に直交する方向に沿って延びるラインヒータ抵抗体を含む、請求項1記載の熱転写システム。
  3. 前記サーマルヘッド本体はセラミック層と、このセラミック層上に設けられたガラス層とを有する、請求項2記載の熱転写システム。
  4. 前記発熱抵抗体は発熱抵抗体保護層により覆われ、
    前記ラインヒータはラインヒータ保護層により覆われている、請求項1乃至3のいずれか記載の熱転写システム。
  5. 請求項1記載の熱転写システムを用いた熱転写方法において、
    前記受像紙と前記インクリボンを、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間に供給する工程と、
    前記受像紙と前記インクリボンを前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間で挟持しながら、前記サーマルヘッドの前記発熱抵抗体により前記インクリボンを加熱して前記受像紙に前記着色層と前記オーバーコート層を熱転写する工程と、
    前記サーマルヘッドと前記プラテンローラを互いに引き離し、前記受像紙と前記インクリボンを引き戻す工程と、
    前記サーマルヘッド又は前記プラテンローラを前記インクリボンの搬送方向に沿って移動させて前記サーマルヘッドの前記ラインヒータを前記プラテンローラに対向する位置までもってくる工程と、
    前記受像紙と前記インクリボンを前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間で挟持しながら、前記サーマルヘッドの前記ラインヒータにより前記受像紙上の前記オーバーコート層を加熱し軟化させて平滑化する工程と、を備えた熱転写方法。
  6. 請求項1記載の熱転写システムを用いた熱転写方法において、
    前記受像紙と前記インクリボンを、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間に供給する工程と、
    前記受像紙と前記インクリボンを前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間で挟持しながら、前記サーマルヘッドの前記発熱抵抗体により前記インクリボンを加熱して前記受像紙に前記着色層を熱転写する工程と、
    前記サーマルヘッドと前記プラテンローラを互いに引き離す工程と、
    前記サーマルヘッド又は前記プラテンローラを前記インクリボンの搬送方向に沿って移動させて前記サーマルヘッドの前記ラインヒータを前記プラテンローラに対向する位置までもってくる工程と、
    前記受像紙と前記インクリボンを前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間で挟持しながら、前記サーマルヘッドの前記ラインヒータにより前記インクリボンを加熱して前記受像紙に前記オーバーコート層を熱転写する工程と、
    前記サーマルヘッドと前記プラテンローラを互いに引き離し、前記受像紙と前記インクリボンを引き戻す工程と、
    前記受像紙と前記インクリボンを前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間で挟持しながら前記サーマルヘッドの前記ラインヒータにより前記受像紙上の前記オーバーコート層を加熱し軟化させて平滑化する工程と、を備えた熱転写方法。
  7. 請求項1記載の熱転写システムを用いた熱転写方法において、
    前記受像紙と前記インクリボンを、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間に供給する工程と、
    前記受像紙と前記インクリボンを前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間で挟持しながら、前記サーマルヘッドの前記発熱抵抗体により前記インクリボンを加熱して前記受像紙に前記着色層を熱転写する工程と、
    前記サーマルヘッドと前記プラテンローラを互いに引き離す工程と、
    前記サーマルヘッド又は前記プラテンローラを前記インクリボンの搬送方向に移動させて前記サーマルヘッドの前記ラインヒータを前記プラテンローラに対向する位置までもってくる工程と、
    前記受像紙と前記インクリボンを前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間で挟持しながら、前記サーマルヘッドの前記ラインヒータにより前記インクリボンを加熱して前記受像紙に前記オーバーコート層を熱転写するとともに、前記ラインヒータにより前記受像紙上の前記オーバーコート層を加熱し軟化させて平滑化する工程と、を備えた熱転写方法。
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