JP2021045062A - 作物収穫車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の人参収穫機などのような作物収穫車両においては、作業者がコンテナーの取付けおよび取外しに関する作業を必ずしも容易に行うことができない。【解決手段】 人参収穫装置100により収穫された人参を搬送するコンベアー装置200と、コンベアー装置200のコンベアー終端部211から落下する人参を収容するコンテナー700を吊下げるハンガー600と、一端401がハンガー600を保持する、コンベアー装置200へ回動可能に取付けられたハンガー保持アーム400と、ハンガー保持アーム400の一端401が持上げられるようにハンガー保持アーム400の他端402を付勢する、コンベアー装置200へ取付けられた付勢部材500と、を備えた人参収穫機である。【選択図】 図2

Description

本発明は、人参収穫機などのような作物収穫車両に関する。
人参収穫装置により収穫された人参を搬送するコンベアー装置と、コンベアー装置のコンベアー終端部から落下する人参を収容するコンテナーを吊下げるハンガーと、一端がハンガーを保持する、コンベアー装置へ回動可能に取付けられたハンガー保持アームと、を有する人参収穫機が、知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2005−333917号公報
しかしながら、上述された従来の人参収穫機などのような作物収穫車両においては、作業者がコンテナーの取付けおよび取外しに関する作業を必ずしも容易に行うことができない。
本発明は、上述された従来の課題を考慮し、作業者がコンテナーの取付けおよび取外しに関する作業を容易に行うことができる作物収穫車両を提供することを目的とする。
第1の本発明は、作物収穫装置(100)により収穫された作物を搬送するコンベアー装置(200)と、
前記コンベアー装置(200)のコンベアー終端部(211)から落下する作物を収容するコンテナー(700)を吊下げるハンガー(600)と、
一端(401)が前記ハンガー(600)を保持する、前記コンベアー装置(200)へ回動可能に取付けられたハンガー保持アーム(400)と、
前記ハンガー保持アーム(400)の前記一端(401)が持上げられるように前記ハンガー保持アーム(400)の他端(402)を付勢する、前記コンベアー装置(200)へ取付けられた付勢部材(500)と、
を備えたことを特徴とする作物収穫車両である。
第2の本発明は、前記ハンガー保持アーム(400)の前記一端(401)は、前記ハンガー(600)の中央部(601)へ固定されていることを特徴とする第1の本発明の作物収穫車両である。
第3の本発明は、作物収穫装置(100)により収穫された作物を搬送するコンベアー装置(200)と、
前記コンベアー装置(200)のコンベアー終端部(211)から落下する作物を収容するコンテナー(700)を吊下げるハンガー(600)と、
を備え、
前記ハンガー(600)には、コンテナー吊下げ機構(610)が設けられており、
前記コンテナー吊下げ機構(610)は、前記コンテナー(700)の取付けおよび取外しのために回動可能に設けられたコンテナーフック(611)と、前記コンテナーフック(611)と係止するコンテナーフック係止具(612)と、を有し、
前記コンテナーフック(611)および前記コンテナーフック係止具(612)の内の一方の先端は、前記コンテナーフック(611)および前記コンテナーフック係止具(612)の内の他方の先端が挿入される割れ部(620)を有することを特徴とする作物収穫車両である。
第4の本発明は、前記コンテナーフック(611)および前記コンテナーフック係止具(612)の内の前記一方の前記先端は、前記割れ部(620)の内面に設けられた凸部(631)を有し、
前記コンテナーフック(611)および前記コンテナーフック係止具(612)の内の前記他方の前記先端は、前記凸部(631)が嵌込まれる凹部(632)を有することを特徴とする第3の本発明の作物収穫車両である。
第5の本発明は、前記コンテナーフック(611)および前記コンテナーフック係止具(612)の内の前記一方の前記先端は、前記割れ部(620)の内面に設けられた凹部(632)を有し、
前記コンテナーフック(611)および前記コンテナーフック係止具(612)の内の前記他方の前記先端は、前記凹部(632)へ嵌込まれる凸部(631)を有することを特徴とする第3の本発明の作物収穫車両である。
第6の本発明は、前記コンテナーフック(611)および前記コンテナーフック係止具(612)の内の前記他方の前記先端は、前記割れ部(620)へ挿入されたとき、前記割れ部(620)からはみ出す突起部(640)を有することを特徴とする第3の本発明の作物収穫車両である。
第7の本発明は、作物収穫装置(100)により収穫された作物を搬送するコンベアー装置(200)と、
前記コンベアー装置(200)のコンベアー終端部(211)から落下する作物を収容するコンテナー(700)を吊下げるハンガー(600)と、
を備え、
前記ハンガー(600)には、2個のコンテナー吊下げ機構(610)が設けられており、
前記2個のコンテナー吊下げ機構(610)の各々は、前記コンテナー(700)の取付けおよび取外しのために回動可能に設けられたコンテナーフック(611)と、前記コンテナーフック(611)と係止するコンテナーフック係止具(612)と、を有し、
前記2個のコンテナー吊下げ機構(610)の各々の前記コンテナーフック(611)を同時に回動させるクイックレバー機構(650)が、設けられていることを特徴とする作物収穫車両である。
第8の本発明は、前記クイックレバー機構(650)は、前記ハンガー(600)の中央部(601)へ取付けられたクイックレバー(651)と、前記2個のコンテナー吊下げ機構(610)の各々の前記コンテナーフック(611)を前記クイックレバー(651)へ連結する連結部材(652)と、を有することを特徴とする第7の本発明の作物収穫車両である。
第9の本発明は、一端(401)が前記ハンガー(600)を回動可能に保持する、前記コンベアー装置(200)へ取付けられたハンガー保持アーム(400)を備え、
前記クイックレバー(651)の回動軸は、前記回動可能に保持されたハンガー(600)の回動軸と同軸に設けられていることを特徴とする第7の本発明の作物収穫車両である。
第1の本発明により、作業者がコンテナーの取付けおよび取外しに関する作業を容易に行うことが可能である。
第2の本発明により、第1の本発明の効果に加えて、作業者がコンテナーの取付けおよび取外しに関する作業をより確実に行うことが可能である。
第3の本発明により、作業者がコンテナーの取付けおよび取外しに関する作業を容易に行うことが可能である。
第4の本発明により、第3の本発明の効果に加えて、作業者がコンテナーの取付けおよび取外しに関する作業をより確実に行うことが可能である。
第5の本発明により、第3の本発明の効果に加えて、作業者がコンテナーの取付けおよび取外しに関する作業をより確実に行うことが可能である。
第6の本発明により、第3の本発明の効果に加えて、作業者がコンテナーの取付けおよび取外しに関する作業をより確実に行うことが可能である。
第7の本発明により、作業者がコンテナーの取付けおよび取外しに関する作業を容易に行うことが可能である。
第8の本発明により、第7の本発明の効果に加えて、作業者がコンテナーの取付けおよび取外しに関する作業をより確実に行うことが可能である。
第9の本発明により、第7の本発明の効果に加えて、作業者がコンテナーの取付けおよび取外しに関する作業をより確実に行うことが可能である。
本発明における実施の形態の人参収穫機の模式的な左側面図 本発明における実施の形態の人参収穫機のコンベアー装置近傍の模式的な部分斜視図 本発明における実施の形態の人参収穫機のハンガー保持アーム近傍の模式的な部分背面図 本発明における実施の形態の変形例(その一)の人参収穫機のハンガー近傍の模式的な部分背面図 (a)本発明における実施の形態の変形例(その二)の人参収穫機のコンテナーフック近傍の模式的な部分平面図、(b)本発明における実施の形態の変形例(その二)の人参収穫機のコンテナーフック近傍の模式的な部分背面図(その一)、(c)本発明における実施の形態の変形例(その二)の人参収穫機のコンテナーフック近傍の模式的な部分背面図(その二) 本発明における実施の形態の変形例(その三)の人参収穫機のハンガー近傍の模式的な部分背面図 本発明に関連する発明における実施の形態の人参収穫機の模式的な左側面図
以下、図面を参照しながら、本発明における実施の形態について詳細に説明する。
本実施の形態の人参収穫機は、本発明における作物収穫車両の例である。
本実施の形態の人参は本発明における作物の例であり、人参収穫装置100は本発明における作物収穫装置の例である。
はじめに、図1および2を参照しながら、本実施の形態の人参収穫機の構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図1は本発明における実施の形態の人参収穫機の模式的な左側面図であり、図2は本発明における実施の形態の人参収穫機のコンベアー装置200近傍の模式的な部分斜視図である。
図2においては、本実施の形態の人参収穫機は右上後側から見られている。
運転者座席21は、人参収穫装置100により人参を収穫するために走行装置50を利用して走行させられる車体10の運転を行う運転者が座る座席である。
コンベアー装置200は、人参収穫装置100により収穫された人参を搬送する装置である。
コンベアー装置200のコンベアー210は、人参収穫装置100により収穫された人参を搬送する、コンベアー終端部211の高さが変化するように昇降可能なコンベアーである。
コンテナー載置装置300は、コンベアー終端部211から落下する人参を収容するためのコンテナー開口部701を有するフレキシブルなコンテナー700を載置する装置である。
人参収穫装置100は車体左右方向において左側に設けられており、コンテナー載置装置300は車体左右方向において右側に設けられている。したがって、コンベアー210の搬送向きは、車体左右方向において右向きである。
運転者座席21の後方に設けられた補助者座席22に座っている補助者がフロア40に設けられたコンベアー昇降ペダル30を操作すると、コンベアーホーンスイッチが設けられているコンベアーホーン220は回動し、コンベアー終端部211の高さが変化する。すなわち、コンベアーホーン220が矢印Xで示された上向きに回動するとコンベアー終端部211の高さは大きくなり、コンベアーホーン220が矢印Yで示された下向きに回動するとコンベアー終端部211の高さは小さくなる。
コンベアーホーン220は収穫作業進展にともなう人参収穫量の増大に応じて上方へ向かって回動され、落差はあまり大きくならないので、コンベアー終端部211から落下する収穫された人参はほとんど割れない。
ハンガー600は、コンベアー装置200のコンベアー終端部211から落下する人参を収容するコンテナー700を吊下げるハンガーである。
2個のハンガー600は車体前後方向において並んだコンテナー吊下げ部材として設けられており、前側に設けられたハンガー600はコンテナー開口部701の前側を吊下げ、後側に設けられたハンガー600はコンテナー開口部701の後側を吊下げる。
ハンガー保持アーム400は、一端401がハンガー600を保持する、コンベアー装置200へ回動可能に取付けられたアームである。
2個のハンガー保持アーム400は車体前後方向において並んだハンガー保持部材として設けられており、前側に設けられたハンガー保持アーム400は前側に設けられたハンガー600を保持し、後側に設けられたハンガー保持アーム400は後側に設けられたハンガー600を保持する。
前側に設けられたハンガー保持アーム400の一端401は前側に設けられたハンガー600の中央部601へ取付けられており、後側に設けられたハンガー保持アーム400の一端401は後側に設けられたハンガー600の中央部601へ取付けられている。
前側に設けられたハンガー保持アーム400の回動支点403はコンベアー210の昇降される箇所の前側へ取付けられており、後側に設けられたハンガー保持アーム400の回動支点403はコンベアー210の昇降される箇所の後側へ取付けられている。
つぎに、図3および4を主として参照しながら、本実施の形態の人参収穫機の構成および動作についてより具体的に説明する。
ここに、図3は本発明における実施の形態の人参収穫機のハンガー保持アーム400近傍の模式的な部分背面図であり、図4は本発明における実施の形態の変形例(その一)の人参収穫機のハンガー600近傍の模式的な部分背面図である。
図3においては後側に設けられたハンガー保持アーム400が示されており、図4においては前側に設けられたハンガー600が示されている。
付勢部材500は、ハンガー保持アーム400の一端401が持上げられるようにハンガー保持アーム400の他端402を付勢する、コンベアー装置200へ取付けられた部材である。
付勢部材サポータープレート530および付勢部材ストッパープレート540はコンベアー210の昇降される箇所へ取付けられたプレートであり、付勢ロッド520は付勢部材サポータープレート530および付勢部材ストッパープレート540に設けられた遊嵌孔へスライド可能に取付けられている。
付勢ロッド520の長手方向はコンベアー210の長手方向と一致する平行配置が採用されるので、付勢部材500の大きな取付けスペースは要求されない。
ハンガー保持アーム400の他端402へ当接する、付勢ロッド520の車体左右方向において右側の端部には付勢ロッドフランジ521が取付けられており、付勢ロッド520の車体左右方向において左側の端部には付勢ロッド抜止めピン522が取付けられている。
付勢部材サポータープレート530と付勢ロッドフランジ521との間へ挿入された、付勢ロッド520が貫通する付勢スプリング510の伸長力により、ハンガー保持アーム400の一端401が持上げられるので、車体左右方向における左側ではコンベアー210の下方のコンテナー内側隙間が確保され、作業者は、立ったままで、多くの人参を収容するコンテナー700の取外しのみならず、人参をまだ収容しないコンテナー700の取付けも容易に行うことができる。
付勢ロッドフランジ521は付勢部材ストッパープレート540へ当接するので、コンテナー700が多くの人参を収容する場合でも、コンテナー下止めロック機能が実現され、コンテナー700の高さは過度に小さくならない。
ハンガー保持アーム400の一端401は、ハンガー600の中央部601へ固定されている。
ハンガー保持アーム400との相対的なハンガー600の傾きが変化しないので、付勢部材500の付勢にともなうハンガー保持アーム400の持上げにより、コンテナー内側隙間が確保されるのみならず、車体左右方向における右側ではコンテナー外側弛みが抑制される。
コンテナー700は、左右一対の前側に設けられた2個のコンテナーフック611、および左右一対の後側に設けられた2個のコンテナーフック611を利用して取付けられている。
2個のコンテナーフック611の各々は、コンテナーフック取付け具613によりビス留めで回動可能にベース部材660へ取付けられている。コンテナー700の張りが弛みなく得られるように、複数個のビス孔が設けられており、コンテナーフック611の取付け位置はコンテナー700のバッグサイズに応じて選択されてもよい。
ベース部材660との相対的なコンテナーフック611の位置は車体前後方向において調節可能であるので、作業者は、たとえば、ベース部材660とコンテナーフック611との間の隙間を少し広げることにより、コンテナー700を容易にセットすることができる。
一端がコンテナーフック611へ取付けられており、他端がベース部材660へ取付けられている、コンテナーフック開閉スプリング614はいわゆる支点越えスプリングであり、ベース部材660のコンテナーフック係止具612がコンテナーフック611と係止するコンテナーフック係止状態を維持することができるのみならず、コンテナーフック係止具612がコンテナーフック611と係止しないコンテナーフック非係止状態を維持することもできる。
ベース部材660はいわゆる中折れ式の部材であり、左右のベース部材部分の開き幅は、中折れ支持棒としてのねじ式アジャストロッドであるベース部材開き幅調節ロッド670を利用することにより、車体左右方向において調節可能である。作業者は、ベース部材開き幅調節ロッド670の突出し量を変化させることにより、コンテナー700をハンガー600へ容易にフィットさせることができる。
なお、図5(a)から5(c)に示されているように、ハンガー600に設けられたコンテナー吊下げ機構610は、コンテナー700の取付けおよび取外しのために回動可能に設けられたコンテナーフック611と、コンテナーフック611と係止するコンテナーフック係止具612と、を有してもよく、コンテナーフック611およびコンテナーフック係止具612の内の一方の先端はコンテナーフック611およびコンテナーフック係止具612の内の他方の先端が挿入される割れ部620を有してもよい。
ここに、図5(a)は本発明における実施の形態の変形例(その二)の人参収穫機のコンテナーフック611近傍の模式的な部分平面図であり、図5(b)および5(c)は本発明における実施の形態の変形例(その二)の人参収穫機のコンテナーフック611近傍の模式的な部分背面図(その一および二)である。
図5(a)から5(c)においては、前側に設けられたハンガー600が示されている。図5(a)および5(b)においてはコンテナーフック非係止状態が示されており、図5(c)においてはコンテナーフック係止状態が示されている。
本実施の形態においては、コンテナーフック611の先端は、コンテナーフック係止具612の先端が挿入される割れ部620を有する。
コンテナーフック611はいわゆる中割れ式の部材であり、コンテナーフック係止具612が矢印Aで示された向きに回動させられたコンテナーフック611の割れ部620へ挿入されることにより、車体左右方向のハンガー600の幅は最小になる。
コンテナーフック611およびコンテナーフック係止具612の内の一方の先端は割れ部620の内面に設けられた凸部631を有し、コンテナーフック611およびコンテナーフック係止具612の内の他方の先端は凸部631が嵌込まれる凹部632を有する。
本実施の形態においては、コンテナーフック611の先端は割れ部620の内面に設けられた凸部631を有し、コンテナーフック係止具612の先端は凸部631が嵌込まれる凹部632を有する。
なお、コンテナーフック611およびコンテナーフック係止具612の内の一方の先端は割れ部620の内面に設けられた凹部632を有してもよく、コンテナーフック611およびコンテナーフック係止具612の内の他方の先端は凹部632へ嵌込まれる凸部631を有してもよい。
コンテナーフック611およびコンテナーフック係止具612の内の他方の先端は、割れ部620へ挿入されたとき、割れ部620からはみ出す突起部640を有する。
本実施の形態においては、コンテナーフック係止具612の先端は、割れ部620へ挿入されたとき、割れ部620からはみ出す突起部640を有する。
ベース部材抜止めとしての凸形状の突起部640の根本が割れ部620としっかり噛合うので、抜止め機能およびズレ止め機能が実現される。
車体左右方向において突起部640と比べて内側へ引掛けられたコンテナー700の吊下げ紐がベース部材660のコンテナーフック係止具612を内側へ引張ったとき、吊下げ紐の外側に位置する凸部631は突起部640の下方に設けられた凹部632へ重なるように嵌込まれるので、凸部631は凹部632としっかり係止し、コンテナーフック611は内側へ引寄せられる。
もちろん、係止フック部材が、凸部631および凹部632の代わりに利用されてもよい。
なお、図6に示されているように、ハンガー600に設けられた2個のコンテナー吊下げ機構610の各々は、コンテナー700の取付けおよび取外しのために回動可能に設けられたコンテナーフック611と、コンテナーフック611と係止するコンテナーフック係止具612と、を有してもよく、2個のコンテナー吊下げ機構610の各々のコンテナーフック611を同時に回動させるクイックレバー機構650が設けられていてもよい。
ここに、図6は、本発明における実施の形態の変形例(その三)の人参収穫機のハンガー600近傍の模式的な部分背面図である。
クイックレバー機構650は、前側および後側に設けられたハンガー600に設けられていてもよいし、前側に設けられたハンガー600にのみ設けられていてもよいし、後側に設けられたハンガー600にのみ設けられていてもよい。
屋根形状の折曲げ部661が形成されるように、ベース部材660の上端縁は車体左右方向の側面視において略L字形状に折曲げられている。クイックレバー機構650に要求される強固な構成が、このような簡素な折曲げメタルプレート構成により容易に実現される。そして、折曲げ向きは車体前後方向において内側へ向かう向きであるので、折曲げ内面が視認されにくく、外観も優れている。
4個のコンテナーフック611の各々はコンテナー700の四隅の各々に設けられており、車体左右方向において隣接する2個のコンテナーフック611は1個のクイックレバー651のレバー操作で回動させられるので、たとえば、クイックレバー651が矢印Bで示された向きに引張られたとき2個のコンテナーフック611が同時にコンテナー700から外れる。作業者によるフック回動力の印加が容易であるように、矢印Bで示された向きは車体左右方向において外側へ向かう向きであることが望ましい。
クイックレバー651のレバー構成をハンガー600のハンガーフレーム構成と一体化するアセンブリが採用されると、ハンガー600の取付けおよび取外しにともなうクイックレバー機構650の取付けおよび取外しは不要であり、利便性が向上される。
クイックレバー651のレバー操作でも、上述されたように、コンテナーフック係止状態を維持することができるのみならず、コンテナーフック非係止状態を維持することもできる。
クイックレバー機構650は、ハンガー600の中央部601へ取付けられたクイックレバー651と、2個のコンテナー吊下げ機構610の各々のコンテナーフック611をクイックレバー651へ連結する連結部材652と、を有する。
クイックレバー651のレバー操作における遊びが確保されるように、連結部材652は長孔を利用してコンテナーフック611をクイックレバー651へ連結してもよい。
連結部材652は、たとえば、剛性が比較的に小さいワイヤケーブル部材であってもよいし、剛性が比較的に大きいメタルプレート部材であってもよい。
たとえば、車体左右方向において外側のコンテナーフック611をクイックレバー651へ連結する連結部材652はメタルプレート部材であり、車体左右方向において内側のコンテナーフック611をクイックレバー651へ連結する連結部材652はワイヤケーブル部材である構成が、採用されてもよい。
このようなワイヤケーブル部材は、屋根形状の折曲げ部661の下方に内装で配索されてもよい。
連結部材652がワイヤケーブル部材である場合には、引張り力のみが連結部材652により印加されるので、コンテナー700の吊下げ紐がコンテナーフック611から取外されるときのみクイックレバー651のレバー操作が利用される構成を実現することができ、吊下げ紐を各々のコンテナーフック611へクイックレバー651のレバー操作なく独立的に取付けることもできる。
なお、ハンガー保持アーム400は、一端401がハンガー600を回動可能に保持する、コンベアー装置200へ取付けられたアームであってもよく、クイックレバー651の回動軸は回動可能に保持されたハンガー600の回動軸と同軸に設けられていてもよい。
クイックレバー651の回動軸がハンガー600の回動軸と同軸に設けられているので、ハンガー600の回動にともなうクイックレバー651への回動モーメントの影響は小さく、ハンガー600のハンガーフレーム回動と連動する、意図されないクイックレバー651の回動が惹起されにくい。
直接的に、またはコンテナー700の吊下げ紐などを押すことにより間接的にコンテナーフック611を回動させるためのアクチュエーターにより駆動されるコンテナーフック開閉ソレノイド615またはモーターなどを利用して、作業者によるフック回動力の印加を要求しないフック引抜きリモート操作などが行われてもよい。コンベアー210の下方のコンテナー内側隙間はしばしば小さくコンテナー700のセットは困難であるので、車体左右方向において内側のコンテナーフック611がこのようなフック回動リモート操作により回動されると、利便性が向上される。
連結部材652は利用されない、クイックレバー651のレバー操作のセンサー検出などに応じた電子制御で、コンテナーフック611がコンテナーフック開閉ソレノイド615により回動されてもよい。たとえば、2個のクイックレバー651が同時に引張られたときのみ、車体左右方向において内側の2個のコンテナーフック611がコンテナー700から外れる構成が実現されてもよい。
つぎに、図7を主として参照しながら、本実施の形態の人参収穫機の構成および動作についてさらにより具体的に説明する。
ここに、図7は、本発明に関連する発明における実施の形態の人参収穫機の模式的な左側面図である。
図7においては、前方へ向かって回動されているバイザー810などが実線で示されているのみならず、回動されていないバイザー810なども破線で示されている。
バイザー810は、前側支柱811と、いわゆる中折れ式の支柱である後側支柱812と、を有するバイザーフレーム構成により支持されている。
前側支柱811は、バイザーフレームとして利用されるとき、後側支柱812とともに前方へ向かって回動可能である。
後方張出し量が小さい、前方へ向かってオフセット可能である平行リンク機構が、このようなバイザーフレーム構成により実現される。
バイザー810の回動量を変化させることにより、日射量を変化させることもできる。
補助者座席フレーム820も、中折れ式のフレームであり、バイザーフレームとともに前方へ向かって回動可能であるので、いくつかのコンテナー700が車体10の後側へ収穫作業前に引掛けられる、または納屋などへの収納が収穫作業後に行われるとき、車体10の全高が必要に応じて抑制される。
バイザー810の前側の端部は、前方へ向かって回動されても、車体10の前側の端部の後方に位置して前方へ突出しない。納屋などへの収納が行われるとき、バイザー810は前側が後側より低くなるようにやや傾き、雨水などがバイザー810のルーフ上面に溜まりにくいが、運転者座席21のシート上面とバイザー810のルーフ下面との間の十分な隙間は確保されるので、運転者座席21に座っている運転者は安全であり、変速レバー操作などを利用する納屋などへの収納作業は容易である。
前側支柱811および後側支柱812のフランジ締付けなどにより、強固な構成が実現される。そして、ダンパーおよびスプリングなどが挿入されているので、バイザー810の回動ロックが外れても、意図されないバイザー810の回動が惹起されにくい。
たとえば、前側支柱811の前方に位置する、バイザー810の一部分のみが前方へ向かって回動可能である構成が採用されてもよい。
本発明における作物収穫車両は、作業者がコンテナーの取付けおよび取外しに関する作業を容易に行うことができ、人参収穫機などのような作物収穫車両に利用する目的に有用である。
10 車体
21 運転者座席
22 補助者座席
30 コンベアー昇降ペダル
40 フロア
50 走行装置
100 人参収穫装置
200 コンベアー装置
210 コンベアー
211 コンベアー終端部
220 コンベアーホーン
300 コンテナー載置装置
400 ハンガー保持アーム
401 一端
402 他端
403 回動支点
500 付勢部材
510 付勢スプリング
520 付勢ロッド
521 付勢ロッドフランジ
522 付勢ロッド抜止めピン
530 付勢部材サポータープレート
540 付勢部材ストッパープレート
600 ハンガー
601 中央部
610 コンテナー吊下げ機構
611 コンテナーフック
612 コンテナーフック係止具
613 コンテナーフック取付け具
614 コンテナーフック開閉スプリング
615 コンテナーフック開閉ソレノイド
620 割れ部
631 凸部
632 凹部
640 突起部
650 クイックレバー機構
651 クイックレバー
652 連結部材
660 ベース部材
661 折曲げ部
670 ベース部材開き幅調節ロッド
700 コンテナー
701 コンテナー開口部
810 バイザー
811 前側支柱
812 後側支柱
820 補助者座席フレーム

Claims (9)

  1. 作物収穫装置(100)により収穫された作物を搬送するコンベアー装置(200)と、
    前記コンベアー装置(200)のコンベアー終端部(211)から落下する作物を収容するコンテナー(700)を吊下げるハンガー(600)と、
    一端(401)が前記ハンガー(600)を保持する、前記コンベアー装置(200)へ回動可能に取付けられたハンガー保持アーム(400)と、
    前記ハンガー保持アーム(400)の前記一端(401)が持上げられるように前記ハンガー保持アーム(400)の他端(402)を付勢する、前記コンベアー装置(200)へ取付けられた付勢部材(500)と、
    を備えたことを特徴とする作物収穫車両。
  2. 前記ハンガー保持アーム(400)の前記一端(401)は、前記ハンガー(600)の中央部(601)へ固定されていることを特徴とする請求項1に記載の作物収穫車両。
  3. 作物収穫装置(100)により収穫された作物を搬送するコンベアー装置(200)と、
    前記コンベアー装置(200)のコンベアー終端部(211)から落下する作物を収容するコンテナー(700)を吊下げるハンガー(600)と、
    を備え、
    前記ハンガー(600)には、コンテナー吊下げ機構(610)が設けられており、
    前記コンテナー吊下げ機構(610)は、前記コンテナー(700)の取付けおよび取外しのために回動可能に設けられたコンテナーフック(611)と、前記コンテナーフック(611)と係止するコンテナーフック係止具(612)と、を有し、
    前記コンテナーフック(611)および前記コンテナーフック係止具(612)の内の一方の先端は、前記コンテナーフック(611)および前記コンテナーフック係止具(612)の内の他方の先端が挿入される割れ部(620)を有することを特徴とする作物収穫車両。
  4. 前記コンテナーフック(611)および前記コンテナーフック係止具(612)の内の前記一方の前記先端は、前記割れ部(620)の内面に設けられた凸部(631)を有し、
    前記コンテナーフック(611)および前記コンテナーフック係止具(612)の内の前記他方の前記先端は、前記凸部(631)が嵌込まれる凹部(632)を有することを特徴とする請求項3に記載の作物収穫車両。
  5. 前記コンテナーフック(611)および前記コンテナーフック係止具(612)の内の前記一方の前記先端は、前記割れ部(620)の内面に設けられた凹部(632)を有し、
    前記コンテナーフック(611)および前記コンテナーフック係止具(612)の内の前記他方の前記先端は、前記凹部(632)へ嵌込まれる凸部(631)を有することを特徴とする請求項3に記載の作物収穫車両。
  6. 前記コンテナーフック(611)および前記コンテナーフック係止具(612)の内の前記他方の前記先端は、前記割れ部(620)へ挿入されたとき、前記割れ部(620)からはみ出す突起部(640)を有することを特徴とする請求項3に記載の作物収穫車両。
  7. 作物収穫装置(100)により収穫された作物を搬送するコンベアー装置(200)と、
    前記コンベアー装置(200)のコンベアー終端部(211)から落下する作物を収容するコンテナー(700)を吊下げるハンガー(600)と、
    を備え、
    前記ハンガー(600)には、2個のコンテナー吊下げ機構(610)が設けられており、
    前記2個のコンテナー吊下げ機構(610)の各々は、前記コンテナー(700)の取付けおよび取外しのために回動可能に設けられたコンテナーフック(611)と、前記コンテナーフック(611)と係止するコンテナーフック係止具(612)と、を有し、
    前記2個のコンテナー吊下げ機構(610)の各々の前記コンテナーフック(611)を同時に回動させるクイックレバー機構(650)が、設けられていることを特徴とする作物収穫車両。
  8. 前記クイックレバー機構(650)は、前記ハンガー(600)の中央部(601)へ取付けられたクイックレバー(651)と、前記2個のコンテナー吊下げ機構(610)の各々の前記コンテナーフック(611)を前記クイックレバー(651)へ連結する連結部材(652)と、を有することを特徴とする請求項7に記載の作物収穫車両。
  9. 一端(401)が前記ハンガー(600)を回動可能に保持する、前記コンベアー装置(200)へ取付けられたハンガー保持アーム(400)を備え、
    前記クイックレバー(651)の回動軸は、前記回動可能に保持されたハンガー(600)の回動軸と同軸に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の作物収穫車両。
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