JP2021044962A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】防水性を向上することができる電気接続箱を提供する。【解決手段】電気部品が収容される収容部3が設けられた本体5と、収容部3の開口7を閉塞するカバー9と、本体5の外周から外方に向けて本体5と連続する一部材で形成された固定部11とを備えた電気接続箱1において、本体5の固定部11が位置する部分に、外周壁13を立設し、本体5の外周壁13から収容部3側に向けて離間した部分に、内周壁15を立設し、固定部11の外周壁13と隣接する部分に、幅方向に沿って固定部11を上下方向に貫通する複数の第1貫通孔17を設け、本体5の外周壁13と内周壁15との間に、幅方向に沿って本体5を上下方向に貫通する複数の第2貫通孔19を設け、カバー9に、複数の第2貫通孔19の上側の開口21を閉塞する閉塞部23を設けた。【選択図】図4

Description

本発明は、電気接続箱に関する。
従来、電気接続箱としては、一面側が開口され電気部品が収容される収容部が設けられた本体としての第1筐体部材と、第1筐体部材に組付けられ収容部の開口を閉塞するカバーとしての第2筐体部材と、第1筐体部材の外周壁から外方に向けて第1筐体部材と連続する一部材で形成された固定部としての立設体とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
この電気接続部は、例えば、車両におけるエンジンルーム内に配置され、立設体を介して車両に固定される。この立設体の外周壁と隣接する部分には、幅方向に沿って立設体を上下方向に貫通する複数の貫通孔が設けられている。
このような電気接続箱では、例えば、高圧洗浄により、高圧洗浄水に曝されることがある。このような高圧洗浄水に曝された場合には、立設体の上面に沿って、高圧洗浄水が第1筐体部材と第2筐体部材との隙間から内部に浸入しようとする。
しかしながら、内部に浸入しようとする高圧洗浄水は、貫通孔を介して下方に排出され、高圧洗浄水の内部への浸入を抑制することができる。
特開2019−68562号公報
しかしながら、上記特許文献1のような電気接続箱では、複数の貫通孔が設けられているが、例えば、高圧洗浄水の勢いが強い場合、複数の貫通孔では十分に排水することができず、本体の外周に到達してしまうことがある。
このように本体の外周に到達した水は、本体とカバーとの間に流れ込み、電気部品を収容する本体の収容部内に浸入してしまう虞があった。
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、防水性を向上することができる電気接続箱を提供することにある。
本実施形態に係る電気接続箱は、一面側が開口され電気部品が収容される収容部が設けられた本体と、前記本体に組付けられ前記収容部の開口を閉塞するカバーと、前記本体の外周から外方に向けて前記本体と連続する一部材で形成された固定部とを備え、前記本体の前記固定部が位置する部分には、外周壁が立設され、前記本体の前記外周壁から前記収容部側に向けて離間した部分には、内周壁が立設され、前記固定部の前記外周壁と隣接する部分には、幅方向に沿って前記固定部を上下方向に貫通する複数の第1貫通孔が設けられ、前記本体の前記外周壁と前記内周壁との間には、幅方向に沿って前記本体を上下方向に貫通する複数の第2貫通孔が設けられ、前記カバーには、複数の前記第2貫通孔の上側の開口を閉塞する閉塞部が設けられている。
複数の前記第1貫通孔は、前記本体と前記固定部とを連結する複数の第1連結壁によって幅方向に区画され、複数の前記第2貫通孔は、前記外周壁と前記内周壁とを連結し複数の前記第1連結壁に対して幅方向に互い違いに配置された複数の第2連結壁によって幅方向に区画されていることが好ましい。
前記第2貫通孔の上側の開口は、前記第1貫通孔の上側の開口より上方に配置されていることが好ましい。
前記内周壁には、前記閉塞部より上方に延長された延長部が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、防水性を向上することができる電気接続箱を提供することができる。
本実施形態に係る電気接続箱の斜視図である。 本実施形態に係る電気接続箱の上面図である。 本実施形態に係る電気接続箱の本体とカバーとの分解斜視図である。 本実施形態に係る電気接続箱の要部拡大断面図である。 本実施形態に係る電気接続箱の本体の斜視図である。 本実施形態に係る電気接続箱の本体の上面図である。 本実施形態に係る電気接続箱の本体の要部拡大断面図である。 本実施形態に係る電気接続箱のカバーの斜視図である。 本実施形態に係る電気接続箱のカバーの要部拡大断面図である。
以下、図面を用いて本実施形態に係る電気接続箱について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
本実施形態に係る電気接続箱1は、一面側が開口され電気部品が収容される収容部3が設けられた本体5と、本体5に組付けられ収容部3の開口7を閉塞するカバー9と、本体5の外周から外方に向けて本体5と連続する一部材で形成された固定部11とを備えている。
また、本体5の固定部11が位置する部分には、外周壁13が立設され、本体5の外周壁13から収容部3側に向けて離間した部分には、内周壁15が立設されている。
そして、固定部11の外周壁13と隣接する部分には、幅方向に沿って固定部11を上下方向に貫通する複数の第1貫通孔17が設けられている。
また、本体5の外周壁13と内周壁15との間には、幅方向に沿って本体5を上下方向に貫通する複数の第2貫通孔19が設けられている。
さらに、カバー9には、複数の第2貫通孔19の上側の開口21を閉塞する閉塞部23が設けられている。
また、複数の第1貫通孔17は、本体5と固定部11とを連結する複数の第1連結壁25によって幅方向に区画されている。複数の第2貫通孔19は、外周壁13と内周壁15とを連結し複数の第1連結壁25に対して幅方向に互い違いに配置された複数の第2連結壁27によって幅方向に区画されている。
また、第2貫通孔19の上側の開口21は、第1貫通孔17の上側の開口29より上方に配置されている。
さらに、内周壁15には、閉塞部23より上方に延長された延長部31が設けられている。
図1〜図4に示すように、電気接続箱1は、本体5と、カバー9とを組み付けることによって構成されている。この電気接続箱1は、例えば、車両におけるエンジンルーム内に搭載される。このような電気接続箱1は、例えば、車両の高圧洗浄によって、高圧洗浄水に曝されることがある。
このような高圧洗浄水などに曝される電気接続箱1は、内部に液体が侵入することが好ましくない。そこで、本実施形態に係る電気接続箱1では、内部への液体の侵入を防止するために、防水性が高められている。
図1〜図7に示すように、本体5は、合成樹脂など絶縁性材料からなる。この本体5は、底壁33と、底壁33の外周から立設された周壁35とで、底壁33と反対面側が開口された筐体状に形成されている。この底壁33と周壁35とで形成された空間部は、電気部品(不図示)が収容される収容部3となっている。
ここで、電気部品とは、ヒューズやリレーなどの電子部品、電子部品に対する電気回路や通信回路が形成された基板、車両の電気回路や通信回路に電気的に接続される電線やバスバなどである。
このような本体5の周壁35には、複数の車両用ロック37が設けられている。この複数の車両用ロック37は、車両に設けられた複数のロック部(不図示)にそれぞれ係合され、本体5が車両に固定される。このような本体5の電気部品を収容する収容部3の開口7は、本体5にカバー9を組み付けることによって閉塞される。
図1〜図4,図8,図9に示すように、カバー9は、合成樹脂などの絶縁性材料からなる。このカバー9は、上壁39と、上壁39の外周から立設された周壁41とで、上壁39と反対面側が開口された筐体状に形成されている。この上壁39と周壁41とで形成された空間部は、本体5にカバー9を組付けた状態で、収容部3の開口7を閉塞しつつ、収容部3を構成する。
このようなカバー9は、本体5に組付けられた状態で、カバー9に設けられた複数のロック部43を本体5に設けられた複数の被ロック部45に係合することにより、本体5に固定される。このようなカバー9が組付けられる本体5には、固定部11が設けられている。
図1〜図7に示すように、固定部11は、本体5の長さ方向の一側に位置する周壁35から外方に向けて、かつ上方に向けて傾斜するように、本体5と連続する一部材で板状に形成されている。この固定部11は、本体5の幅方向にわたって設けられている。
このような固定部11には、突出方向の先端側に締結孔47が設けられている。この締結孔47には、例えば、車両に固定されたスタッドボルト(不図示)が挿通され、スタッドボルトにナット(不図示)を締結することにより、電気接続箱1が車両に固定される。
なお、本体5の長さ方向の他側に位置する周壁35には、周壁35から外方に向けて、かつ水平方向に向けて、本体5と連続する一部材で板状に補助固定部49が形成されている。この補助固定部49にも、固定部11と同様に、締結孔47が設けられ、補助固定部49を介して電気接続箱1が車両に固定される。
このような固定部11と隣接する本体5の周壁35は、外周壁13と、内周壁15とで構成されている。
図4〜図7に示すように、外周壁13は、本体5の固定部11が位置する部分の底壁33から上方に向けて立設されている。この外周壁13は、固定部11と同様に、本体5の幅方向にわたって設けられている。
図4〜図7に示すように、内周壁15は、本体5の外周壁13から収容部3側に向けて離間する部分の底壁33から上方に向けて立設されている。この内周壁15は、固定部11及び外周壁13と同様に、本体5の幅方向にわたって設けられている。
この外周壁13と隣接する固定部11には、複数の第1貫通孔17が設けられている。また、本体5の外周壁13と内周壁15との間には、複数の第2貫通孔19が設けられている。
図4〜図7に示すように、複数の第1貫通孔17は、固定部11の外周壁13と隣接する部分に固定部11を上下方向に貫通して設けられている。この複数の第1貫通孔17は、本体5及び固定部11の幅方向に沿って配置されている。
このような複数の第1貫通孔17は、本体5の外周壁13と固定部11とを連結する複数の第1連結壁25によって、本体5及び固定部11の幅方向に沿って区画されている。この複数の第1連結壁25は、本体5と固定部11とを連結することにより、複数の第1貫通孔17を設けたことによる本体5と固定部11との間の強度低下を補う。
複数の第1貫通孔17は、例えば、電気接続箱1が高圧洗浄水に曝された場合、その高圧洗浄水の大部分を排出する。詳細には、図4の実線の矢印で示すように、固定部11の上面に沿って収容部3側に向かって流れる高圧洗浄水の大部分は、上側の開口29から第1貫通孔17に流れ込む。この第1貫通孔17に流れ込んだ高圧洗浄水は、第1貫通孔17を介して下側の開口から排出される。
図4〜図7に示すように、複数の第2貫通孔19は、本体5の外周壁13と内周壁15との間に本体5を上下方向に貫通して設けられている。この複数の第2貫通孔19は、複数の第1貫通孔17と同様に、本体5及び固定部11の幅方向に沿って配置されている。
このような複数の第2貫通孔19は、本体5の外周壁13と内周壁15とを連結する複数の第2連結壁27によって、本体5及び固定部11の幅方向に沿って区画されている。この複数の第2連結壁27は、外周壁13と内周壁15とを連結することにより、複数の第2貫通孔19を設けたことによる本体5の外周壁13と内周壁15との間の強度低下を補う。
複数の第2貫通孔19は、例えば、複数の第1貫通孔17で排出しきれず、外周壁13を乗り越えた高圧洗浄水を排出する。詳細には、図4の点線の矢印で示すように、複数の第1貫通孔17では排出しきれなかった高圧洗浄水は、第1連結壁25の上面に沿って収容部3側に向かって流れる。この収容部3側に向かって流れる高圧洗浄水は、外周壁13に沿って外周壁13を乗り越えたとき、上側の開口21から第2貫通孔19に流れ込む。この第2貫通孔19に流れ込んだ高圧洗浄水は、第2貫通孔19を介して下側の開口から排出される。
ここで、図6に示すように、複数の第2連結壁27は、複数の第1連結壁25に対して、本体5及び固定部11の幅方向に互い違いに配置されている。このため、複数の第1連結壁25は、本体5及び固定部11の幅方向において、外周壁13を挟んで複数の第2貫通孔19が位置する部分に配置される。
例えば、第1連結壁25の上面に沿って収容部3側に向けて流れる高圧洗浄水は、第2貫通孔19が位置する部分の外周壁13に到達する。この外周壁13に到達し、外周壁13を乗り越えた高圧洗浄水は、第2貫通孔19に流れ込み、第2貫通孔19から排出される。このように複数の第1連結壁25を配置することにより、外周壁13を乗り越えた高圧洗浄水を第2貫通孔19に導きやすくすることができ、高圧洗浄水の収容部3側への侵入を防止することができる。
また、図4,図7に示すように、第2貫通孔19の上側の開口21は、第1貫通孔17の上側の開口29より上方に配置されている。このため、例えば、外周壁13に到達した高圧洗浄水は、外周壁13を乗り越えるまでに、その勢いが弱められる。このように第2貫通孔19の上側の開口21を配置することにより、第2貫通孔19への高圧洗浄水の侵入を抑制することができる。
このような複数の第2貫通孔19は、本体5にカバー9を組付けた状態で、上側の開口21がカバー9に設けられた閉塞部23によって閉塞される。
図4,図8,図9に示すように、閉塞部23は、カバー9の周壁41の複数の第2貫通孔19と対向する部分に設けられている。この閉塞部23は、本体5にカバー9を組付けた状態で、複数の第2貫通孔19の上側の開口21を閉塞する。詳細には、閉塞部23は、外周壁13の上面と、内周壁15から外周壁13側に突設された当接部51の上面とに当接することによって、第2貫通孔19の上側の開口21を閉塞する。
例えば、外周壁13を乗り越えた高圧洗浄水は、閉塞部23の外面と外周壁13の上面との隙間から第2貫通孔19に流れ込むことになる。このため、第2貫通孔19に到達する高圧洗浄水の勢いを弱め、少量とすることができ、第2貫通孔19に到達したとしても、第2貫通孔19から排出することができる。このように閉塞部23を設けることにより、高圧洗浄水の収容部3側への侵入をさらに防止することができる。
また、閉塞部23には、本体5にカバー9を組付けた状態で、外周壁13の固定部11側の外面を覆う被覆部53が設けられている。例えば、外周壁13を乗り越えようとする高圧洗浄水は、外周壁13の外面と被覆部53の内面との隙間を流れなければならない。このため、第2貫通孔19に到達する高圧洗浄水の勢いをさらに弱め、さらに少量とすることができる。このように閉塞部23に被覆部53を設けることにより、高圧洗浄水の収容部3側への侵入をさらに防止することができる。
ここで、図4,図7に示すように、内周壁15には、閉塞部23より上方に延長された延長部31が設けられている。この延長部31は、本体5にカバー9を組付けた状態で、閉塞部23より上方に位置するカバー9の周壁41と対向して配置される。
例えば、第2貫通孔19で排出しきれず、第2連結壁27の上面に沿って内周壁15側に向かって流れる高圧洗浄水は、内周壁15を乗り越えようとする。この内周壁15を乗り越えようとする高圧洗浄水は、閉塞部23より上方に位置する周壁41の内面と延長部31の外面との隙間を流れなければならない。
ここで、高圧洗浄水は、内周壁15に到達するまでの間に、第1貫通孔17、外周壁13と被覆部53との隙間、外周壁13と閉塞部23との隙間、第2貫通孔19を流れてきていることになる。このため、内周壁15に到達した高圧洗浄水は、その勢いや量が、大幅に減少されている。延長部31は、このような高圧洗浄水に対して収容部3側への侵入を防止している。このように延長部31を設けることにより、高圧洗浄水の収容部3側への侵入を確実に防止することができる。
このように構成された電気接続箱1では、例えば、電気接続箱1が高圧洗浄水に曝された場合、高圧洗浄水が固定部11の上面に沿って収容部3側に向かって流れる。この収容部3側に向かって流れる高圧洗浄水の大部分は、複数の第1貫通孔17を介して下方に排出される。
複数の第1貫通孔17で排出しきれない高圧洗浄水は、複数の第1連結壁25の上面に沿って外周壁13側に向かって流れ、外周壁13を乗り越えようとする。この外周壁13を乗り越えようとする高圧洗浄水は、外周壁13の外面と被覆部53の内面との隙間、外周壁13の上面と閉塞部23の内面との隙間を流れる。このとき、高圧洗浄水は、その勢いや量が減少される。
勢いや量が減少されて外周壁13を乗り越えた高圧洗浄水は、複数の第2貫通孔19を介して下方に排出される。複数の第2貫通孔19で排出しきれない高圧洗浄水は、複数の第2連結壁27の上面に沿って内周壁15側に向かって流れ、内周壁15を乗り越えようとする。
しかしながら、内周壁15まで到達する高圧洗浄水は、その大部分が第1貫通孔17と第2貫通孔19との2段階で排出されている。また、外周壁13と被覆部53との隙間や外周壁13と閉塞部23との隙間を流れることで勢いや量も大幅に減少されている。
このような勢いや量が大幅に減少された高圧洗浄水は、周壁41の内面と延長部31の外面との隙間を流れることができず、第2貫通孔19を介して下方に排出される。このように高圧洗浄水が内周壁15を乗り越えて収容部3内に侵入することを防止でき、電気接続箱1の防水性を向上することができる。
このような電気接続箱1では、固定部11の外周壁13と隣接する部分に、幅方向に沿って固定部11を上下方向に貫通する複数の第1貫通孔17が設けられている。このため、固定部11の上面に沿って外周壁13に到達しようとする液体を第1貫通孔17から排出することができる。
また、本体5の外周壁13と内周壁15との間には、幅方向に沿って本体5を上下方向に貫通する複数の第2貫通孔19が設けられているので、外周壁13に到達し、外周壁13を乗り越えた液体を第2貫通孔19から排出することができる。
さらに、カバー9には、複数の第2貫通孔19の上側の開口21を閉塞する閉塞部23が設けられているので、外周壁13を上った液体が第2貫通孔19に到達することを抑制することができる。
従って、このような電気接続箱1では、固定部11から本体5の収容部3に向けて浸入しようとする液体を、第1貫通孔17と第2貫通孔19とで排出しつつ、閉塞部23によって第2貫通孔19への浸入を抑制し、防水性を向上することができる。
また、複数の第1貫通孔17は、本体5と固定部11とを連結する複数の第1連結壁25によって幅方向に区画されているので、本体5と固定部11との間の強度を保持することができる。
また、複数の第2貫通孔19は、外周壁13と内周壁15とを連結する複数の第2連結壁27によって幅方向に区画されているので、本体5の外周壁13と内周壁15との間の強度を保持することができる。
さらに、複数の第2連結壁27は、複数の第1連結壁25に対して幅方向に互い違いに配置されている。このため、複数の第1連結壁25が複数の第2貫通孔19に対向して配置され、複数の第1連結壁25の上面に沿って流れた液体を第2貫通孔19に導きやすくすることができる。
また、第2貫通孔19の上側の開口21は、第1貫通孔17の上側の開口29より上方に配置されているので、第1貫通孔17で排出しきれなかった液体を第2貫通孔19に到達し難くすることができる。
さらに、内周壁15には、閉塞部23より上方に延長された延長部31が設けられているので、内周壁15まで液体が到達しても、延長部31によって液体が本体5の収容部3に到達することを抑制することができる。
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
また、本実施形態では、液体として高圧洗浄水を例示しているが、これに限らず、液体としては雨水やオイルなどであってもよい。
さらに、固定部は、上方に向けて傾斜しているが、これに限らず、水平方向に延設されていてもよい。
1 電気接続箱
3 収容部
5 本体
7 開口
9 カバー
11 固定部
13 外周壁
15 内周壁
17 第1貫通孔
19 第2貫通孔
21 第2貫通孔の上側の開口
23 閉塞部
25 第1連結壁
27 第2連結壁
29 第1貫通孔の上側の開口
31 延長部

Claims (4)

  1. 一面側が開口され電気部品が収容される収容部が設けられた本体と、
    前記本体に組付けられ前記収容部の開口を閉塞するカバーと、
    前記本体の外周から外方に向けて前記本体と連続する一部材で形成された固定部と、を備え、
    前記本体の前記固定部が位置する部分には、外周壁が立設され、
    前記本体の前記外周壁から前記収容部側に向けて離間した部分には、内周壁が立設され、
    前記固定部の前記外周壁と隣接する部分には、幅方向に沿って前記固定部を上下方向に貫通する複数の第1貫通孔が設けられ、
    前記本体の前記外周壁と前記内周壁との間には、幅方向に沿って前記本体を上下方向に貫通する複数の第2貫通孔が設けられ、
    前記カバーには、複数の前記第2貫通孔の上側の開口を閉塞する閉塞部が設けられている、電気接続箱。
  2. 複数の前記第1貫通孔は、前記本体と前記固定部とを連結する複数の第1連結壁によって幅方向に区画され、
    複数の前記第2貫通孔は、前記外周壁と前記内周壁とを連結し複数の前記第1連結壁に対して幅方向に互い違いに配置された複数の第2連結壁によって幅方向に区画されている、請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記第2貫通孔の上側の開口は、前記第1貫通孔の上側の開口より上方に配置されている、請求項1又は2に記載の電気接続箱。
  4. 前記内周壁には、前記閉塞部より上方に延長された延長部が設けられている、請求項1から3のいずれか一項に記載の電気接続箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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