JP2021044002A - 商品販売データ処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
このため、例えばPOSレジスタを操作する店員が商品登録操作などのように重要な作業を行っているときであっても、メッセージが受信された場合には、メッセージが表示されてしまっていた。この場合、店員は、商品登録の操作を一時中断してメッセージを確認のうえ消去する操作を行う必要が生じてしまうことから、業務効率を低下させる要因となっていた。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態におけるPOS(Point Of Sales)レジスタ1(商品販売データ処理装置の一例)を含むPOSシステムの構成例を示している。同図のPOSシステムは、例えば1つの店舗に備えられる。
同図のPOSシステムは、複数のPOSレジスタ1と1つのPOS管理装置100とを備えて構成される。複数のPOSレジスタ1とPOS管理装置100とは、有線または無線接続のLAN(Local Area Network)により相互に通信が可能なように接続されている。
POS管理装置100は、最新の商品情報が反映された商品マスタを、外部(例えば、本部のサーバ、リムーバブル形式の記憶媒体)から取得し、POSレジスタ1に適宜送信する。
POS管理装置100は、登録されたメッセージを含むメッセージ情報を記憶し、記憶されたメッセージ情報を所定のタイミングでPOSレジスタ1に送信する。POSレジスタ1は、メッセージ情報の受信に応じて、メッセージ情報が受信された旨を通知する表示として、受信されたメッセージ情報に対応するメッセージボタンを、店員が使用するタッチパネル付表示部に表示する。POSレジスタ1は、表示されたメッセージボタンに対するタッチ操作が行われると、タッチ操作されたメッセージボタンに対応するメッセージを表示する。
自動釣銭機17は、顧客に支払うべき釣銭のうち、少なくとも貨幣を釣銭排出口17aに排出するための釣銭機であり、顧客から預かった預金のうち少なくとも貨幣を投入するための預金投入口17bを備える。
なお、スキャナ部18は、バーコードのみならず、例えば二次元コードを読み取る読み取り装置であってもよい。
同図に示すように、POSレジスタ1は、CPU(Central Processing Unit)11、記憶部12、RAM(Random Access Memory)13、タッチパネル付表示部14、キー操作部15、顧客用表示部16、自動釣銭機17、スキャナ部18、印字部19、通信部20及びドロア30を備える。
CPU11、記憶部12、RAM13、タッチパネル付表示部14、キー操作部15、顧客用表示部16、自動釣銭機17、スキャナ部18、印字部19、通信部20及びドロア30は、内部バス及び通信線を介してそれぞれ接続されている。
記憶部12は、CPU11に実行させるプログラムやタッチパネル付表示部14に表示させる画像データ等を記憶する。
RAM13は、記憶部12から読み出されたプログラムやワークエリアを展開するメモリである。また、RAM13には、例えばPOS管理装置100から取り込んだ商品に関する情報等が記憶される。
通信部20は、POS管理装置100や、他のPOSレジスタ1との間で通信を行う。
通信部102は、POSレジスタ1の各々と通信を行う。
記憶部103は、CPU101に実行させるプログラムやメッセージ情報などを記憶する。
RAM104は、記憶部103から読み出されたプログラムやワークエリアを展開するメモリである。また、RAM104には、商品に関する情報(商品マスタ)等が記憶される。
操作部106は、POS管理装置100に備えられる操作子、操作デバイスを一括して示している。例えば、操作部106には、マウス、キーボードなどが含まれる。
ここでは、本実施形態におけるメッセージとして「共通メッセージ」と「個別メッセージ」との2種類がある場合を例に挙げる。「共通メッセージ」は、POS管理装置100に登録が行われたことに応じて、全てのPOSレジスタ1に送信されるメッセージである。本実施形態のPOS管理装置100は、共通メッセージが登録されたことに応じて、登録された共通メッセージの情報(共通メッセージ情報)を全てのPOSレジスタ1に対して一斉に送信する。
「個別メッセージ」は、POS管理装置100に登録されたメッセージとして、1つのPOSレジスタ1に対して個別メッセージ送信指示操作が行われることに応じて、他の指定されたPOSレジスタ1に対して送信されるメッセージである。同図は、「共通メッセージ」についてのメッセージ登録操作の例を示している。また、以下のメッセージ登録操作の説明にあたり、POS管理装置100における表示部105は、タッチパネル付である場合を例に挙げる。
上記の操作に応じて、POS管理装置100は、表示部105に対して同図のように共通メッセージ登録画面を表示させる。共通メッセージ登録画面の左上には、「メモの設定(常駐用)」と表示されており、共通メッセージ登録画面であることを示している。
共通メッセージ登録画面においては、5つのメッセージ対応ボタンBT1−1、BT1−2、BT1−3、BT1−4、BT1−5が配置されている。この場合のメッセージ対応ボタンBT1−1、BT1−2、BT1−3、BT1−4、BT1−5は、それぞれ、1つのメッセージに対応するボタンである。なお、メッセージ対応ボタンBT1−1、BT1−2、BT1−3、BT1−4、BT1−5について特に区別しない場合には、メッセージ対応ボタンBT1と記載する。
単位メッセージボタンBT2は、対応のタイトルによるメッセージの所定単位に対応するボタンである。本実施形態の場合、単位メッセージボタンBT2は、対応のタイトルによるメッセージにおける所定単位として「行」の単位に対応付けられている。単位メッセージボタンBT2−1〜BT2−7がそれぞれメッセージの1行目から7行目に対応する。つまり、この場合には、1タイトルに対応するメッセージとして最大で7行のメッセージを作成できる。1行の最大文字数は予め定められている。ここでは、1行の最大文字数が16文字である場合を例に挙げる。
この場合、店員は、「引継」と表示されたメッセージ対応ボタンBT1に対するタッチ操作を行うことで、「引継」のメッセージを編集対象として選択する。次に、店員は、メッセージ対応ボタンBT1に対応して配置された単位メッセージボタンBT2のうち、単位メッセージボタンBT2−1に対するタッチ操作を行って、1行目からのメッセージの文字の入力が可能な状態とする。この状態のもとで、店員は、「週末用の・・・」と文字入力を行っていく。1行の最大文字数は16文字であるので、店員は「特売チラシを必ず作成して」までを入力する。ここまでの文字の入力を完了すると、店員は、単位メッセージボタンBT2−2に対するタッチ操作を行って2行目からのメッセージの文字の入力が可能な状態とし、残る「ください。」を入力する。この場合、未だ「落し物:A様、自転車の鍵 16時頃取りに見えます」の文が残っている。店員は、1行空けたうえで、「落し物:A様、自転車の鍵 16時頃取りに見えます」の文字を入力することにした。
そこで、店員は、単位メッセージボタンBT2−4に対するタッチ操作を行うことで、3行目をとばして4行目のメッセージの文字の入力が可能な状態とする。そのうえで、店員は、「落し物:A様、自転車の鍵 16時頃取りに見えます」のうち、「落し物:A様、自転車の鍵」までを入力する。ここから店員は、さらに改行のために単位メッセージボタンBT2−5に対するタッチ操作を行って5行目のメッセージの文字の入力が可能な状態とし、残る「16時頃取りに見えます」の文字を入力する。
店員は、文字入力結果を確認すると、これまでの文字入力結果を確定させるために、実行ボタンBT31に対するタッチ操作を行う。この操作に応じて、今回の「引継」に対応して編集されたメッセージの内容が登録(更新も含む)される。このようにメッセージが新たに登録されたことに応じて、POS管理装置100は、今回登録された「引継」のメッセージ内容を有する共通メッセージ情報を、POS管理装置100と接続された全てのPOSレジスタ1に送信する。
また、共通メッセージボタンBT41−1は、店員から主画面が見えにくくならないような位置に表示されることが好ましい。そこで、同図においては、画面における左上に共通メッセージボタンBT41−1を表示させた例が示されている。
なお、共通メッセージボタンBT41−1は「引継」のタイトルに対応するが、以降の説明にあたり、共通メッセージボタンとしてタイトルに応じた区別を行わない場合には、共通メッセージボタンBT41と記載する。
このように、共通メッセージボタンBT41−1が表示されていることで、POSレジスタ1を操作している店員は、「引継」に関する共通メッセージが受信されていることを把握できる。また、「引継」に関する共通メッセージボタンBT41−1が未読の状態を示していれば、店員は、今自分が操作しているPOSレジスタ1にて、未だ「引継」に関する共通メッセージが表示されていない(店員によって確認されていない)ことを把握できる。
例えば、図7における「引継」のタイトルの共通メッセージボタンBT41−1の表示を中断させたい場合、店員は、中断ボタンBT34に対するタッチ操作を行い、「引継」のタイトルの共通メッセージに対応するメッセージ対応ボタンBT1−1に対するタッチ操作を行う。なお、上記の操作手順とは逆に、メッセージ対応ボタンBT1−1に対するタッチ操作を行ったうえで、中断ボタンBT34に対するタッチ操作を行ってもよい。
このような操作が行われたことに応じて、POS管理装置100においては、「引継」のタイトルに対応する共通メッセージの登録が維持されたうえで、POSレジスタ1においては、「引継」のタイトルの共通メッセージに対応する共通メッセージボタンBT41の表示が消去(中断)される。
ただし、個別メッセージについては、共通メッセージのようにPOS管理装置100に登録されたことに応じてすぐさまPOSレジスタ1に一斉送信されるものではなく、以下に説明するように、1つのPOSレジスタ1において個別メッセージの送信を指示する個別メッセージ送信指示操作が行われることに応じて、POS管理装置100から指定の他のPOSレジスタ1に対して送信が行われる。
なお、以降の説明にあたり、釣銭不足を知らせようとする店員については送信指示元の店員と呼び、送信指示元の店員が操作するPOSレジスタ1については送信指示元のPOSレジスタ1とも呼ぶ。また、釣銭不足の知らせを受けることとなる店員については、送信先の店員とも呼び、送信先の店員が操作するPOSレジスタ1については送信先のPOSレジスタ1とも呼ぶ。
連絡ボタンBT61に対するタッチ操作に応じて、送信指示元のPOSレジスタ1の主画面上には、同じ図9に示すように、個別メッセージタイトル選択ウィンドウDWD1が重畳するように表示される。同図の個別メッセージタイトル選択ウィンドウDWD1においては、タイトル選択ボタンBT62−1、BT62−2と、終了ボタンBT63とが配置されている。なお、以降においてタイトル選択ボタンBT62−1、BT62−2について特に区別しない場合にはタイトル選択ボタンBT62と記載する。
また、この場合のタイトル選択ボタンBT62−2には「応援」とのタイトルが表示されている。即ち、タイトル選択ボタンBT62−2は、POS管理装置100に登録されている個別メッセージのうち、「応援」のタイトルが設定された個別メッセージを選択する際に操作が行われるボタンである。「応援」のタイトルが設定された個別メッセージは、会計を待っている客の数が多くなったため、POSレジスタ1を操作している店員が、他の客のいないPOSレジスタ1のオペレータである店員に会計作業の応援を依頼する旨の内容を有する。
このように、個別メッセージタイトル選択ウィンドウDWD1において、「釣銭」のタイトルに対応するタイトル選択ボタンBT62−1と、「応援」のタイトルに対応するタイトル選択ボタンBT62−2とが配置されているということは以下のことを示す。つまり、POS管理装置100においては、個別メッセージとして、「釣銭」のタイトルに対応する個別メッセージと、「応援」のタイトルに対応する個別メッセージとの2つが登録されている状態にあることを示している。
タイトル選択ボタンBT62−1に対するタッチ操作が行われたことに応じて、タッチパネル付表示部14の表示は、図9から図10に遷移する。つまり、タッチパネル付表示部14においては、個別メッセージタイトル選択ウィンドウDWD1に代えて、個別メッセージ確認ウィンドウDWD2が主画面に重畳して表示される。
個別メッセージ確認ウィンドウDWD2は、個別メッセージタイトル選択ウィンドウDWD1に対する操作によって選択されたタイトルに対応する個別メッセージの内容が表示される。同図では、「釣銭」のタイトルの個別メッセージの内容が「釣銭が足りません!」であることが表示されている。店員は、このように表示された個別メッセージの内容を見ることで、自分が選択したタイトルが「釣銭」で間違いないことを確認できる。
ブロードキャスト送信ボタンBT71は、選択したタイトルの個別メッセージの送信先(表示先)として、POS管理装置100と接続される全ての機器(POSレジスタ1とPOS管理装置100)を指定する場合にタッチ操作が行われるボタンである。
選択送信ボタンBT72は、選択したタイトルの個別メッセージの送信先(表示先)としての機器(POSレジスタ1またはPOS管理装置100)を選択的に指定する場合にタッチ操作が行われるボタンである。
「戻る」ボタンBT73は、例えば選択したタイトルが間違っていたような場合に対応して、前の個別メッセージタイトル選択ウィンドウDWD1に戻す場合にタッチ操作が行われるボタンである。
選択送信ボタンBT72に対するタッチ操作が行われたことに応じて、タッチパネル付表示部14の表示は、図10から図11に遷移する。つまり、個別メッセージ確認ウィンドウDWD2に代えて、送信先選択ウィンドウDWD3が表示される。
機器選択ボタンBT81−2は、個別メッセージの送信先として2番の番号が付与されたPOSレジスタ1を指定する場合にタッチ操作が行われるボタンである。また、機器選択ボタンBT81−3は、個別メッセージの送信先として3番の番号が付与されたPOSレジスタ1を指定する場合にタッチ操作が行われるボタンである。つまり、この場合には店舗において1番から3番までの3つのPOSレジスタ1が配置されており、送信指示元のPOSレジスタ1が1番であったことにより、残る2番と3番のPOSレジスタ1のそれぞれに対応する機器選択ボタンBT81−2、BT81−3が配置されているという状況である。
また、「戻る」ボタンBT82は、前の個別メッセージ確認ウィンドウDWD2に戻す場合にタッチ操作が行われるボタンである。例えば、個別メッセージ確認ウィンドウDWD2においてブロードキャスト送信ボタンBT71を操作すべきであったのに、誤って機器選択ボタンBT81−1またはBT81−2を操作してしまったような場合に、「戻る」ボタンBT82が操作される。
機器選択ボタンBT81−2に対する操作が行われると、送信指示元のPOSレジスタ1は、POS管理装置100に対して、個別メッセージ送信命令を送信する。個別メッセージ送信命令は、送信対象の個別メッセージと送信先の機器とを指示する内容を有する。この場合の個別メッセージ送信命令は、「釣銭」のタイトルが設定された個別メッセージを送信対象として指定し、2番のPOSレジスタ1を送信先として指定する内容を有する。
個別メッセージ送信命令を受信したPOS管理装置100は、受信された個別メッセージ送信命令によって指定された個別メッセージを含む個別メッセージ情報を、指定された機器に対して送信する。この場合のPOS管理装置100は、「釣銭」のタイトルが設定された個別メッセージを含む個別メッセージ情報を2番のPOSレジスタ1に送信する。
店員は、正常終了通知ウィンドウDWD4を見ることによって、個別メッセージ情報の送信が正常終了したことを確認できる。正常終了通知ウィンドウDWD4は、例えばタッチ操作を行うことによって消去することができる。あるいは、タッチ操作が行われることなく一定時間を経過すると消去される。
また、この場合には、「釣銭」のタイトルの個別メッセージを含む個別メッセージ情報が受信されている。このため、個別メッセージボタンBT42−1には、対応の個別メッセージのタイトルである「釣銭」が表示されている。
送信先のPOSレジスタ1を操作する店員は、同図のように個別メッセージボタンBT42−1が表示されることで、「釣銭」に関する個別メッセージ情報が受信されたことを知ることができる。
なお、以降の説明において、個別メッセージボタンについて、対応のタイトルについて特に区別しない場合には、個別メッセージボタンBT42と記載する。
メッセージウィンドウMWD2においては、「釣銭が足りません!」のように、釣銭不足であることを知らせる旨のメッセージが表示される。また、メッセージウィンドウMWD2においては、「釣銭 <<送信元レジ番号:000001>>」のように、個別メッセージのタイトルと送信指示元のPOSレジスタ1の番号とを示す表示が行われる。このように表示されたメッセージウィンドウMWD2を見ることで、送信先のPOSレジスタ1を操作する店員は、1番のPOSレジスタ1が釣銭不足の状況にあって、1番のPOSレジスタ1の店員が釣銭用の貨幣の補充を必要としていることを把握できる。そこで、送信先のPOSレジスタ1を操作する店員は、即座に釣銭の補充に対応することができる。
つまり、本実施形態においてはPOS管理装置100からメッセージが受信されたとしても、受信されたメッセージを即座に表示するのではなく、表示のタイミングについては、店員に委ねている。これにより、例えば、店員が接客中で商品登録を行っている最中にタッチパネル付表示部14の商品登録画面上にメッセージウィンドウが表示されて商品登録作業の邪魔になるようなことがない。しかしながら、メッセージボタンは表示されているので、店員は、メッセージの受信があったことについては確実に知ることができる。そして、店員は、例えば会計などの接客業務を行わなくともよくなったようなタイミングで、メッセージボタンに対するタッチ操作を行ってメッセージを表示させ、メッセージの内容を確認することができる。これにより、本実施形態においては、POSレジスタ1を操作するオペレータとしての店員の業務を妨げないようにしてメッセージを通知することができる。
ステップS101:POS管理装置100は、先の図6により説明した操作に応じて1つの共通メッセージの登録が完了することを待機している。なお、ここでの共通メッセージの登録は、新規登録だけではなく、既に登録されていた共通メッセージを編集することにより内容を更新した場合も含まれてよい。
共通メッセージ情報は、メッセージの種別が共通メッセージであることを示すメッセージ種別情報と、共通メッセージに設定されたタイトルを示すタイトルデータ(例えば、テキストデータ)と、文字入力操作によって登録された共通メッセージの内容を示すメッセージデータ(例えば、テキストデータ)とを含む。
なお、例えばPOS管理装置100と通信可能に接続されていても、何らかの理由により共通メッセージを送信する必要性のないPOSレジスタ1が有るような場合がある。このような場合に対応して、例えばPOS管理装置100への事前の登録によって、共通メッセージの送信対象から除外するPOSレジスタ1を指定する操作が行えるようにしてもよい。
ステップS202:共通メッセージ情報が受信されると、POSレジスタ1は、受信された共通メッセージ情報を、RAM13(記憶部12でもよい)に記憶させる。
この際、共通メッセージボタンBT41は、共通メッセージボタンに割り当てられた画面上の所定の領域に配置される。また、共通メッセージボタンBT41には、対応の共通メッセージのタイトルが表示される。タイトルの表示は、受信された共通メッセージ情報に含まれるタイトルデータに基づいて行われる。また、ステップS203により表示される共通メッセージボタンBT41は、共通メッセージ情報の表示に応じて初めて表示されるものであることから、POSレジスタ1は、未読であることを示す特定の色により共通メッセージボタンBT41を表示する。
ステップS301:送信指示元のPOSレジスタ1は、図9〜図11にて説明した個別メッセージ送信指示操作が行われることを待機している。
ステップS302:個別メッセージ送信指示操作が行われると、送信指示元のPOSレジスタ1は、個別メッセージ送信命令をPOS管理装置100に対して送信する。個別メッセージ送信命令には、個別メッセージ送信指示操作により選択された個別メッセージのタイトルを指定するタイトル指定情報と、個別メッセージ送信指示操作により指定された個別メッセージの送信先の機器を示す送信先機器情報とが含まれる。
ステップS402:個別メッセージ送信命令が受信されると、POS管理装置100は、受信された個別メッセージ送信命令に含まれるタイトル指定情報が示すタイトルの個別メッセージを記憶部103から取得する。POS管理装置100は、取得した個別メッセージを含む個別メッセージ情報を、受信された個別メッセージ送信命令の送信先機器情報が示す送信先の機器に送信する。
個別メッセージ情報には、メッセージの種別が個別メッセージであることを示すメッセージ種別情報と、個別メッセージに設定されたタイトルを示すタイトルデータ(例えば、テキストデータ)と、文字入力操作によって登録された個別メッセージの内容を示すメッセージデータ(例えば、テキストデータ)とを含む。
また、前述のように、個別メッセージの送信先は、全てのPOSレジスタ1(POS管理装置100も含まれてよい)である場合と、POS管理装置100のみの場合と、選択されたPOSレジスタ1のみの場合とがある。
なお、同図には反映させていないが、ステップS402による個別メッセージ情報の送信を完了させると、POS管理装置100は、前述のように送信指示元のPOSレジスタ1に個別メッセージ情報の送信が正常終了したことを通知する。送信指示元のPOSレジスタ1は、通知の受信に応じて、図12に示したように正常終了通知ウィンドウDWD4を表示する。
ステップS501:送信先のPOSレジスタ1は、個別メッセージ情報が受信されるのを待機している。
ステップS502:送信先のPOSレジスタ1は、個別メッセージ情報が受信されると、受信された個別メッセージ情報をRAM13に記憶させる。
この際、個別メッセージボタンBT42は、画面において個別メッセージボタンに割り当てられた所定の領域に配置される。また、個別メッセージボタンBT42には、対応の個別メッセージのタイトルが表示される。タイトルの表示は、受信された個別メッセージ情報に含まれるタイトルデータに基づいて行われる。また、個別メッセージボタンBT42についても未読であることを示す特定の色により表示が行われる。
ステップS602:ステップS601にて共通メッセージボタンBT41に対するタッチ操作の行われたことが判定されると、POSレジスタ1は、タッチ操作が行われた共通メッセージボタンBT41に対応する共通メッセージの共通メッセージウィンドウMWD1を、図8に例示した態様で表示する。
ステップS603:また、POSレジスタ1は、ステップS601にてタッチ操作が行われた共通メッセージボタンBT41がこれまで未読を示す色であった場合には、既読状態に変更する。具体的には、共通メッセージボタンBT41について既読状態に対応して設定された色に変更する。なお、共通メッセージボタンBT41が既に既読を示す色であった場合には、ステップS603の処理はスキップされてよい。
ステップS605:「閉じる」ボタンBT50が操作されると、POSレジスタ1は、共通メッセージウィンドウMWD1を消去する。ステップS605の処理の後は、ステップS601に処理が戻される。
表示中の個別メッセージボタンBT42に対する操作が行われなかった場合、あるいは、個別メッセージボタンBT42が表示されておらず操作が不可の場合には、ステップS601に処理が戻される。
ステップS608:POSレジスタ1は、個別メッセージウィンドウMWD2が表示された状態のもとで、個別メッセージウィンドウMWD2における削除ボタンBT70が操作されるのを待機する。
ステップS609:削除ボタンBT70が操作されると、POSレジスタ1は、ステップS607により表示させた個別メッセージウィンドウMWD2を消去する。
ステップS610:また、POSレジスタ1は、個別メッセージウィンドウMWD2の消去とともに、対応の個別メッセージボタンBT42も消去する。
ステップS611:また、POSレジスタ1は、個別メッセージウィンドウMWD2および個別メッセージボタンBT42の消去とともに、RAM13に記憶していた対応の個別メッセージ情報を削除する。ステップS611の処理の後は、ステップS601に処理が戻される。
続いて、第2実施形態について説明する。第1実施形態において、POSレジスタ1は、メッセージ情報(共通メッセージ情報、個別メッセージ情報)が受信されたことに応じて、まず、対応のメッセージボタン(共通メッセージボタンBT41、個別メッセージボタンBT42)を表示するようにされていた。
しかしながら、例えば、POSレジスタ1のオペレータである店員が接客を行っていないような状況のもとでは、メッセージ情報が受信されたタイミングで即座にメッセージウィンドウ(共通メッセージウィンドウMWD1、個別メッセージウィンドウMWD2)を表示させても、店員の業務効率が妨げられることは少ないといえる。
そこで、本実施形態においては、POSレジスタ1がメッセージ表示が許可される所定の動作状態(メッセージ表示許可動作状態)のもとでは、店員によるメッセージボタンに対する操作がなくとも、受信されているメッセージのメッセージウィンドウを表示させるようにする。この際において、常駐の状態となる共通メッセージについては、未読のものについてメッセージウィンドウを表示させ、既読のものについてはメッセージウィンドウの表示を行わないようにする。これにより、POSレジスタ1がメッセージ表示許可動作状態となるごとに、既に店員により確認済みの共通メッセージが繰り返し表示されてしまうことが防がれる。
会計処理とは、1取引に対応する商品登録処理から精算処理までの一連の処理である。会計処理以外の処理とは、例えば、メンテナンスモードのもとでのメンテナンスに関する処理や、トレーニングモードのもとでのトレーニングとしての会計処理などである。
一方、メッセージの自動的な表示が禁止されるメッセージ表示禁止動作状態は、トレーニングモードではない通常モードでの会計処理である。会計処理が実行中であるということは、店員が接客しながらPOSレジスタ1を操作している状況にある。このような状況においてメッセージウィンドウを自動で表示させると店員にとっては煩わしく、作業効率も低下する。そこで、会計処理中においては、メッセージウィンドウを自動で表示させずに、手動(メッセージボタンに対する操作)によるメッセージウィンドウの表示のみが可能なようにする。
そこで、本実施形態においては、メッセージ表示許可動作状態となったことに応じてメッセージを表示するにあたり、表示させるべきメッセージが複数である場合には、複数のメッセージをページ構造化したメッセージウィンドウを表示させる。
図19は、図18の状態のもとで「次へ」ボタンBT82に対するタッチ操作が行われたことに応じて表示される、メッセージウィンドウMWD11の態様例を示している。同図のメッセージウィンドウMWD11においては、ページ情報PGにより、全部で3つのメッセージのうち第2ページのメッセージが表示されていることが示されている。
また、同図のメッセージウィンドウMWD11においては、現ページよりも前のページが存在することとなったため、「次へ」ボタンBT82に加えて、「前へ」ボタンBT83がさらに配置された状態となっている。「前へ」ボタンBT83に対するタッチ操作を行うと、メッセージウィンドウMWD11は、1つ前のページのメッセージの表示に切り替わる。
本実施形態においては、店員向けのメッセージを表示する場合と、客向けのメッセージを表示する場合とで、例えばメッセージウィンドウMWD11における表示の態様を変化させるようにしている。
表示の態様の変化としては、例えば店員向けのメッセージを表示する場合と客向けのメッセージを表示する場合とで、メッセージウィンドウMWD11における所定の部位の色を異ならせることができる。また、文字の表示によりメッセージが店員向けと客向けのいずれであるのかを示すようにしてもよい。このように表示の態様を異ならせることで、POSレジスタ1のオペレータである店員は、表示されたメッセージが、店員向けと客向けのいずれであるのかを視覚的に把握することができる。
このように店員向けのメッセージと客向けのメッセージとでメッセージウィンドウMWD11の態様を異ならせるにあたっては、例えば、POS管理装置100でのメッセージ(共通メッセージ、個別メッセージ)の登録にあたり、店員向けメッセージと客向けのメッセージとのいずれであるのかについても設定できるようにすればよい。
待機モードでなく、また、会計処理以外の処理を実行していない場合、即ち、会計処理中である場合には、同図に示される処理が一旦終了され、一定時間後にステップS701が再度実行される。
なお、未読の共通メッセージに対応の共通メッセージ情報がRAM13に記憶されていなければ、未読の共通メッセージに対応の共通メッセージ情報についてはステップS702にて取得されなくともよい。同様に、個別メッセージがRAM13に記憶されていなければ、個別メッセージ情報についてはステップS702にて取得されなくともよい。
ステップS704:また、POSレジスタ1は、メッセージウィンドウMWD11に共通メッセージのページが含まれている場合、メッセージウィンドウMWD11に含まれる共通メッセージに対応する共通メッセージボタンBT41を未読状態を示す色から既読状態を示す色に変更する。
また、会計処理中においては、第1実施形態と同様に、店員がメッセージボタンに対するタッチ操作を行うことで、操作されたメッセージボタンに対応する1つのメッセージのメッセージウィンドウ(MWD1、MWD2)を表示させることができる。
続いて、第3実施形態について説明する。図21は、本実施形態における共通メッセージ登録画面の一例を示している。なお、同図において図6と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
なお、プルダウンメニューによる優先度設定ボックスBXにおける優先度の設定操作は一例であり、例えば、「1」〜「5」のうちのいずれかの数としての文字を入力する操作によって優先度を設定するようにされていてもよい。
ただし、本実施形態においてメッセージウィンドウMWD11に含まれるメッセージは、設定された優先度が一定以上のものであり、優先度が一定未満のメッセージについては、未だ表示されていないものであってもメッセージウィンドウMWD11には含まれない。
そこで、本実施形態では、優先度が一定以上のメッセージに限定してメッセージウィンドウMWD11のページに含めるようにされる。これにより、店員は、メッセージウィンドウMWD11により重要度が一定以上メッセージのみを確認すればよくなるため、業務の大きな妨げになることがない。また、店員は、重要度が一定未満のメッセージについては、第1実施形態の場合と同様に、表示させたいメッセージに対応するメッセージボタンに対するタッチ操作を行えばよい。つまり、本実施形態においては、メッセージ情報に設定された優先度に応じて、対応のメッセージを表示させる条件が変更される。
ステップS702A:ステップS701により待機モードである、あるいは会計処理以外の処理を実行中であると判定された場合、POSレジスタ1は、メッセージウィンドウMWD1に含めるべきメッセージに対応するメッセージ情報を以下のように取得する。
本実施形態において、POS管理装置100から送信される共通メッセージ情報と個別メッセージ情報には、設定された優先度を示す優先度情報がさらに含まれている。そこで、POSレジスタ1は、RAM13に記憶されている未読の共通メッセージ情報と個別メッセージ情報とのうちから、設定された優先度が一定以上のものを取得する。つまり、図20のステップS701においては、RAM13に記憶されている未読の共通メッセージ情報と個別メッセージ情報を全て取得していたのに対して、ステップS702Aでは、RAM13に記憶されている未読の共通メッセージ情報と個別メッセージ情報からさらに優先度が一定以上のものを絞り込み、取得する。具体的に、例えば優先度が「2」以上のメッセージを取得するものとされている場合、ステップS702Aによっては、優先度が「1」または「2」の未読の共通メッセージ情報と、同じく優先度が「1」または「2」の個別メッセージ情報とが取得される。
そして、POSレジスタ1は、ステップS703により、ステップS702Aにより取得されたメッセージ情報ごとに対応するページを含むメッセージウィンドウMWD11を表示する。これにより、表示されたメッセージウィンドウMWD11には、優先度が一定以上のメッセージのページのみを含むものとなる。
以下、本実施形態の変形例について説明する。
[第1変形例]
第3実施形態においては、優先度が一定以上のメッセージのページによるメッセージウィンドウMWD11が表示される。この場合のページ構造におけるページ順は、優先度の高いほうから低くなる順に、ページ1から降順となるようにされればよい。
また、ページごとに、優先度に応じてメッセージの文字色やページのシートの背景色(背景の柄でもよい)を異ならせることで、店員が優先度を識別しやすくするようにしてもよい。また、ページごとに例えば人の顔を模したアイコンを配置し、優先度に応じてアイコンの表情について焦っている様や余裕のある様を描写するようにしてもよい。
また、第3実施形態の変形例として、優先度を3ランクに区分し、最もランクの高い優先度のメッセージについては、POSレジスタ1にて受信されたことに応じて、POSレジスタ1の状態にかかわらず即座に表示されるようにしてもよい。そして、2番目にランクの高い優先度のメッセージについて、待機モードまたは会計処理以外の処理が実行されている場合において自動でメッセージウィンドウMWD11に含められるようにして表示させてもよい。
また、先の実施形態のもとでは、例えば共通メッセージは、登録(更新)がPOS管理装置100にて完了したことに応じて送信が行われ、POSレジスタ1にて対応の共通メッセージボタンBT41が表示されるようにしていた。
しかしながら、例えばPOS管理装置100は、登録途中の共通メッセージに関するメッセージ情報(暫定メッセージ情報)をPOSレジスタ1に送信してもよい。この場合、暫定メッセージ情報の送信を受けたPOSレジスタ1は、例えば登録途中の共通メッセージであることを示すメッセージボタンを表示することで、登録途中の共通メッセージがあることを通知してよい。
登録途中の共通メッセージのメッセージボタンを操作した場合には、例えば、受信された暫定メッセージ情報に基づき、タイトル、概要、最初の措定文字数などのメッセージの部分的情報をメッセージウィンドウMWD1に表示させてよい。
そのうえで、登録途中であった共通メッセージの登録が完了し、POS管理装置100から完全な共通メッセージ情報が送信されたことに応じて、POSレジスタ1は、登録途中の共通メッセージについてのメッセージボタンを消去し、正規に共通メッセージボタンBT41を表示させるようにしてよい。
また、先の実施形態においては、共通メッセージについてのメッセージウィンドウMWD1は、同じメッセージウィンドウMWD1に配置される「閉じる」ボタンBT50に対する操作に応じて消去される。同様に、個別メッセージについてのメッセージウィンドウMWD2は、同じメッセージウィンドウMWD1に配置される「削除」ボタンBT70に対する操作に応じて消去される。
しかしながら、例えばメッセージウィンドウMWD1、MWD2は、店員が商品を登録する操作(例えば、商品に付与されたバーコードをスキャンする操作、あるいは商品のコードを入力する操作など)が再開されたことに応じて消去されるようにしてもよい。これにより、店員はメッセージウィンドウの表示を消去するためのボタンに対する操作を行わなくとも、メッセージウィンドウを消去させて商品の登録操作を再開できる。
また、メッセージ(メッセージ共通メッセージ、個別メッセージ)をPOS管理装置100にて登録するにあたり、POSレジスタ1にて対応のメッセージボタンあるいはメッセージウィンドウが表示される主画面内の位置についても指定できるようにしてよい。
また、上記各実施形態においては、共通メッセージについては、表示が行われた後においても既読状態を示すようにされたうえで共通メッセージボタンBT41の表示が維持されている。つまり、再度の表示が可能なようにされている。一方、個別メッセージについては、一度表示されると、対応の個別メッセージボタンBT42が消去され、再度の表示は行えないようにされていた。
しかしながら、個別メッセージについても、共通メッセージと同様に、表示が行われた後においても既読状態を示すようにされたうえで個別メッセージボタンBT42の表示を維持させ、再度の表示が可能なようにしてもよい。
また、これまでの説明では、POS管理装置100に対して操作を行うことでメッセージの登録が行われるようにされている。しかしながら、例えばPOSレジスタ1からのPOS管理装置100に対するリモート操作によって、POS管理装置100にてメッセージの登録処理が実行されるように構成されてもよい。
また、上記各実施形態のもとで、以下のようにメッセージ情報の送信について制限を与えるようにしてもよい。
例えば、POS管理装置100においてメッセージの登録途中である場合には、登録途中のメッセージと登録済みのメッセージとのいずれについてもメッセージ情報の送信が禁止されるようにしてよい。
また、例えば上記第7変形例のようにPOSレジスタ1に対する操作によってメッセージの登録が可能である場合、POSレジスタ1にてメッセージ登録の操作が行われていることに応じてメッセージが登録途中の状態においては、登録途中のメッセージについてのメッセージ情報の送信が禁止されるようにしてよい。
また、障害の発生やメンテナンスなどの理由で、POSレジスタ1がPOS管理装置100と通信不可の状態(オフライン状態)となる場合がある。そこで、例えばメッセージの登録に応じてPOS管理装置100がメッセージ情報を送信するにあたり、通信可能な状態(オンライン状態)のPOSレジスタ1にはメッセージ情報を送信するが、オフライン状態のPOSレジスタ1にはメッセージの送信を禁止するようにしてよい。
また、メッセージの登録にあたって、メッセージの閲覧が可能な店員の種別を設定できるようにしてもよい。この場合、メッセージ情報には、メッセージの閲覧が可能な店員の種別を示す店員情報が含まれる。POSレジスタ1においては、例えば受信されたメッセージごとに対応するメッセージボタンを表示する。そのうえで、POSレジスタ1は、メッセージボタンに対する操作が行われたことに応じて、POSレジスタ1の操作者(オペレータ)として登録されている店員の種別が、メッセージ情報に含まれている店員情報が示す店員の種別に含まれているか否かについて判定する。つまり、オペレータとしての店員がメッセージを閲覧可能か否かについて判定する。POSレジスタ1は、閲覧可能である場合にはメッセージウィンドウを表示するが、閲覧不可である場合にはメッセージウィンドウを表示せずに、例えばエラーメッセージを表示する。
あるいは、POSレジスタ1は、メッセージ情報の受信に際して、受信されたメッセージ情報のメッセージをオペレータとしての店員が閲覧可能か否か判定し、閲覧可能であればメッセージボタンを表示するが、閲覧不可であればメッセージボタンを表示させないようにしてもよい。
また、メッセージの登録にあたっても、例えば登録可能なメッセージのタイトル等について、店員の種別によっては制限が与えられるようにしてもよい。この場合、POS管理装置100は、当該POS管理装置100のオペレータとして登録された店員の種別により、登録可能なメッセージのタイトルと登録不可のタイトルのメッセージとを判定する。POS管理装置100は、登録可能と判定したタイトルのメッセージの登録の操作のみを受け付けるようにする。
また、図6の説明では、1つのメッセージ対応ボタンBT1に対応する7つの単位メッセージボタンBT2は、それぞれ、メッセージウィンドウにおいて表示される1つのメッセージにおける1つの行に対応していた。
しかしながら、例えば1つのメッセージ対応ボタンBT1をメッセージのカテゴリに対応させたうえで、単位メッセージボタンBT2ごとに、対応のカテゴリに属する1つのメッセージを対応させてもよい。
この場合、例えばPOSレジスタ1にて表示されるメッセージボタンは、或る1つのカテゴリに対応する。そのうえで、1つのカテゴリには複数のメッセージが登録されている可能性がある。そこで、この場合には、メッセージボタンに対するタッチ操作が行われたことに応じて、操作されたメッセージボタンに対応するカテゴリに属する複数のメッセージを、ページ構造のメッセージウィンドウにより表示させてもよい。このような態様により、ページ構造のメッセージウィンドウは、第1実施形態にも適用できる。
また、メッセージウィンドウが表示される位置は、主画面のほぼ中央である必要はなく、適宜変更されてよい。また、メッセージウィンドウのサイズも変更可能であり、例えばタッチパネル付表示部14における全表示領域を使用して表示されてもよい。
また、本実施形態におけるメッセージボタンやメッセージウィンドウの表示は、店員が商品の登録を行う登録装置と客が精算を行う精算装置とが分離された構成のPOSシステムにも適用できる。
このようなPOSシステムの場合には、例えば店員が操作を行う登録装置にPOS管理装置100からメッセージ情報が送信されるようにして、登録装置においてメッセージボタンやメッセージウィンドウの表示が行われるようにすることができる。
さらに、このようなPOSシステムにおいては、精算装置にもPOS管理装置100から店員向けあるいは客向けのメッセージ情報が送信されるようにして、精算装置にてメッセージボタンやメッセージウィンドウの表示が行われるようにすることができる。精算装置にて表示されたメッセージボタンについては、例えば客向けのメッセージである場合には、例えばメッセージボタンの操作を客に促す案内を表示させるなどして、客がメッセージを表示させる操作を行えるようにしてもよい。
また、精算装置に客向けのメッセージを表示させるにあたり、精算装置に表示させる案内やメッセージの言語を、例えば店員の登録装置に対する操作によって変更できるようにしてもよい。これにより、例えば客が外国人であるために自国民の店員とコミュニケーションが取りにくいような場合であっても、客が円滑に精算することが可能になる。
また、例えば精算装置において、外国語とともに自国語も併記する態様で表示されるようにしてもよい。この場合には、客が外国人である場合を想定しているので、例えば外国語の行の下に自国語の行が表示されるようにすると、客が外国語(客にとっては自国語)を読みやすい。また、この際に、登録装置側でも、精算装置と同様に外国語と自国語が併記されるような表示が行われてもよい。この際、登録装置側では自国民が店員として操作を行っていることを想定しているので、店員が見やすいことを配慮し、精算装置とは逆に、自国語の行の下に外国語の行が表示されるようにしてもよい。
また、精算装置にて案内やメッセージを外国語で出力するにあたっては、音声により出力するようにしてもよい。この際、外国語の表示は行わずに音声のみによって案内やメッセージを出力してもよいし、外国語の表示と音声の出力とを併用してもよい。また、音声による出力の際にも、例えば自国語の音声に続けて外国語の音声を出力させたり、逆に外国語の音声の出力に続けて自国語の音声を出力させるようにしてもよい。
また、このようにメッセージに関して言語を変更する構成は、商品登録から精算までが1台で行われる本実施形態のPOSレジスタ1にも適用できる。この構成は、店員が外国人で日本語を読んで理解することが難しいような場合に有効となる。
また、メッセージボタンに対する操作に係わらずメッセージをメッセージウィンドウに表示できるようにする態様として、先の第2実施形態のメッセージ表示許可動作状態であることを条件とする他に、以下のような条件(表示条件)をメッセージに設定できるようにしてもよい。このような本変形例におけるメッセージへの表示条件の設定は、例えばメッセージの登録に際して操作によって行うことができる。
例えば、メッセージを表示可能な時間を設定できるようにしてもよい。設定される時間としては、特定の時刻、時間帯などであってもよいし、例えばメッセージ情報の送信からの経過時間であってもよい。また、オペレータとしての店員のログインがPOSレジスタ1に対して行われてからの経過時間であってもよい。ログインから所定の経過時間を経過して表示されるメッセージに適する内容として、1つには、店員に休憩を促す内容のものを挙げることができる。
また、例えば特別割引の対象の会員であるといったように、客が所定の条件を満たすことを表示条件として設定することもできる。この場合には、例えば会員カードをPOSレジスタ1に読み取らせた結果、所定の条件を満たす客であることが判定されると、該当のメッセージをメッセージウィンドウに表示させればよい。
以上説明したように、本実施形態の一態様は、メッセージ情報を受信する受信手段と、受信手段によりメッセージ情報が受信された旨を示す受信通知表示(例えば、メッセージボタンの表示)を、会計に関連する操作が行われる画面において行う表示手段とを備えるPOSレジスタ1(商品販売データ処理装置の一例)である。
上記構成によれば、POSレジスタ1においてメッセージ情報が受信されても、メッセージがすぐに表示されることなく、まず、メッセージ情報が受信されたことを示す旨を示す表示が行われる。これにより、例えば会計処理などの途中でメッセージが表示されることがなくなり、店員はこれまでにPOSレジスタ1に対して行っていた操作を中断させることもなくなる。この結果、店員の業務を妨げることがないようにして通知を表示させることが可能になる。
上記構成によれば、例えばメッセージ情報が受信されたことを示すメッセージボタンに対するタッチ操作を行うという、簡易で分かりやすい操作によって、メッセージ情報を表示させることができる。
上記構成によれば、POSレジスタ1が待機状態とされて店員も特に会計に関する業務を行っていないような状況のもとでは、受信されたメッセージ情報を自動で表示させることができ、店員がメッセージ情報を表示させる操作を行う手間を省くことができる。
上記構成によれば、POSレジスタ1が会計処理以外の処理を実行しており、店員も特に会計に関する業務を行っていないような状況のもとでは、受信されたメッセージ情報を自動で表示させることができ、店員がメッセージ情報を表示させる操作を行う手間を省くことができる。
上記構成によれば、条件設定により、優先度が高いメッセージ情報については表示が行われやすくすることができる。これにより、店員に対して重要なメッセージを優先して確認してもらうようにすることができる。
Claims (6)
- メッセージ情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によりメッセージ情報が受信された旨を示す受信通知表示を、会計に関連する操作が行われる画面において行う表示手段と
を備える商品販売データ処理装置。 - 前記表示手段は、タッチパネルにて行われた前記受信通知表示に対応する領域に操作体を触れる操作が行われることに応じて、受信されたメッセージ情報を表示する
請求項1に記載の商品販売データ処理装置。 - 前記表示手段は、待機状態の場合に受信されたメッセージ情報を表示する
請求項1または2に記載の商品販売データ処理装置。 - 前記表示手段は、所定の処理以外の処理を行っている場合に受信されたメッセージ情報を表示する
請求項1から3のいずれか一項に記載の商品販売データ処理装置。 - 前記表示手段は、受信されたメッセージ情報に設定された優先度に基づき、前記受信されたメッセージ情報が表示される条件を変更する
請求項1から4のいずれか一項に記載の商品販売データ処理装置。 - 商品販売データ処理装置としてのコンピュータを、
メッセージ情報を受信する受信手段、
前記受信手段によりメッセージ情報が受信された旨を示す受信通知表示を、会計に関連する操作が行われる画面において行う表示手段
として機能させるためのプログラム。
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