JP2021042658A - 遮蔽装置 - Google Patents

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修一 黒岩
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Abstract

【課題】タッチ操作を基に支持体から吊下支持される遮蔽材の昇降を電動で行うものとし、充電式電源に対する充電作業を容易化する電動遮蔽装置を提供する。また、手動でも操作できるようにする電動遮蔽装置を提供する。【解決手段】本発明の電動遮蔽装置は、タッチ操作による遮蔽材(6,7)の開閉方向を検知するセンサー(15)と、遮蔽材の開閉用のモーター8と、当該センサーによる検知に基づき遮蔽材を自動開閉するようモーター8の駆動を制御する制御装置10と、当該センサー、モーター8及び制御装置10に対し電力供給するための電源(好適例では、外部から充電可能な充電式電源11)と、を備える。また、本発明の電動遮蔽装置は、遮蔽材の上昇方向に付勢する付勢手段(定荷重ユニット16)を備え、制御装置10はタッチ操作に限らず外部からの操作信号、又は当該センサーによる正逆回転の検知に基づき遮蔽材を開閉する制御機能を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、スクリーンや、スラット、カーテン等の遮蔽材の開閉を、タッチ操作を基に電動で制御可能とするプリーツスクリーン、横型ブラインド、たくし上げカーテン、ロールスクリーン等に関するものであり、特に、充電式電源を備える電動遮蔽装置に関する。
手動操作のプリーツスクリーン等の遮蔽装置において、遮蔽材の昇降をハンドル操作で行うものがあり、特に、遮蔽材の昇降をハンドル操作で行うときの負荷を安定化させるために、ヘッドボックス内に定荷重ユニットを設ける遮蔽装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、電動遮蔽装置は、一般的に、遮蔽材を吊下支持するための支持体(例えば横型ブラインドやプリーツスクリーンであればヘッドボックス、或いはロールスクリーンであれば取付フレーム又は支持部材で支持された巻取パイプ)に、スイッチレスのACアダプタ等の電源を設け、このACアダプタから延びるACケーブルをAC電源のコンセントに接続しているものが多い。
しかし、この場合には、当該電動遮蔽装置から常にACケーブルが垂下するような見栄えとなりやすく、意匠性の観点で改善の余地がある。
尚、電動遮蔽装置の一種として、再充電可能なバッテリーによる電力供給部を具備する動力供給デバイスを、細長い棒状のロッドにより構成し、電動遮蔽装置の本体から取外し可能としたものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2019−49178号公報 特表2005−506474号公報
上述したように、特許文献1には、手動操作の遮蔽装置において、遮蔽材の昇降をハンドル操作で行うときの負荷を安定化させるために、ヘッドボックス内に定荷重ユニットを設けることが開示されているが、常にハンドルを掴んで操作する必要があり、操作性に改善の余地がある。
一方、電動遮蔽装置の一種として、特許文献2には、その電動遮蔽装置の取り付け位置が高い場合に、電動遮蔽装置に対し再充電可能なバッテリーによる電力供給部を具備する細長い棒状のロッドにより構成した動力供給デバイスを利用する技法が開示されているが、その電動遮蔽装置の使用時には、その本体に対するロッド先端の電気接続端子の接続を不可欠とする一方で、当該電力供給部の充電時には、ロッド先端の電気接続端子の損傷を避けるためには電動遮蔽装置の本体からロッドを取り外すことが不可欠となり、使い勝手が悪いという問題がある。
また、一般的な電動遮蔽装置では、停電時など電気が供給できない時には遮蔽材の昇降動作ができなくなるという問題がある。
そこで、本発明の第1の目的は、上述の問題に鑑みて、タッチ操作を基に支持体から吊下支持される遮蔽材の昇降を電動で行うものとし、充電式電源を用いる構成とするときは充電式電源に対する充電作業を容易化する電動遮蔽装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、遮蔽材の昇降を電動で行うものとするだけでなく、手動でも操作できるようにする電動遮蔽装置を提供することにある。
本発明による電動遮蔽装置は、タッチ操作を基に支持体から吊下支持される遮蔽材の開閉を電動で行う電動遮蔽装置であって、タッチ操作による遮蔽材の開閉方向を検知するセンサーと、前記遮蔽材の開閉を行うためのモーターと、前記センサーによる遮蔽材の開閉方向の検知に基づいて、前記遮蔽材の移動が阻止されるまで前記遮蔽材を自動開閉するよう前記モーターの駆動を制御する制御装置と、前記センサー、前記モーター及び前記制御装置に対し電力供給するための電源と、を備えることを特徴とする。
また、本発明による電動遮蔽装置は、タッチ操作を基に支持体から吊下支持される遮蔽材の昇降を電動で行う電動遮蔽装置であって、前記遮蔽材の下端に位置するレールに対し一端を取着した昇降コードの他端を巻き取り、或いは巻き戻す巻取ドラムと、前記巻取ドラムの中心軸に対し相対回転不能に挿通された駆動軸と、非操作時に前記遮蔽材が自動上昇しない所定の付勢力で、前記昇降コードの巻き取り方向に前記駆動軸の回転を付勢する付勢手段と、前記遮蔽材に対するタッチ操作による前記駆動軸の正逆回転を検知するセンサーと、前記遮蔽材の昇降を行うためのモーターと、前記モーターの出力軸の回転のみを前記駆動軸に伝達するワンウェイクラッチ式の伝達部材と、前記センサーによる正逆回転の検知に基づいて、前記駆動軸の回転が阻止されるまで前記遮蔽材を自動昇降するよう前記モーターの駆動を制御する制御装置と、前記センサー、前記モーター及び前記制御装置に対し電力供給するための電源と、を備えることを特徴とする。
また、本発明による電動遮蔽装置において、前記電源は、前記支持体に設けられ、前記電源に対し外部充電可能とする充電コネクタが、前記遮蔽材の下端に位置するレールに設けられ、前記電源と前記充電コネクタを有する前記充電コネクタ基板とを接続する通電コードが、前記遮蔽材の背面側で、前記ヘッドボックスから前記レールまで垂下する所定のコードに編み込まれて垂下されていることを特徴とする。
また、本発明による電動遮蔽装置において、前記電源は、前記遮蔽材の下端に位置するレールに設けられ、前記電源に対し外部充電可能とする充電コネクタが、前記遮蔽材の下端に位置するレールに設けられ、前記制御装置と前記電源とを接続する通電コードが、前記遮蔽材の背面側で、前記ヘッドボックスから前記レールまで垂下する所定のコードに編み込まれて垂下されていることを特徴とする。
また、本発明による電動遮蔽装置において、前記電源は、前記支持体に設けられ、前記レールの高さが所定高さにあるときに非接触の給電を行う非接触給電装置から受電して前記電源に対し給電する非接触受電部が、前記遮蔽材の下端に位置するレールに設けられ、前記電源と前記非接触受電部とを接続する通電コードが、前記遮蔽材の背面側で、前記ヘッドボックスから前記レールまで垂下する所定のコードに編み込まれて垂下されていることを特徴とする。
また、本発明による電動遮蔽装置において、前記電源は、前記遮蔽材の下端に位置するレールに設けられ、前記レールの高さが所定高さにあるときに非接触の給電を行う非接触給電装置から受電して前記電源に対し給電する非接触受電部が、前記遮蔽材の下端に位置するレールに設けられ、前記制御装置と前記電源とを接続する通電コードが、前記遮蔽材の背面側で、前記ヘッドボックスから前記レールまで垂下する所定のコードに編み込まれて垂下されていることを特徴とする。
また、本発明による電動遮蔽装置において、前記制御装置は、前記電源の充電状態を監視する手段と、前記レールの高さを監視する手段と、前記充電状態が所定の基準値を下回るときに前記レールが所定高さより高い位置にある場合に前記レールを当該所定高さまで降下させ停止させるように前記モーターの駆動を制御する手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明による電動遮蔽装置において、前記制御装置は、前記レールを当該所定高さまで降下させた状態で前記電源がフル充電となった状態にあるか否かを監視する手段と、前記フル充電となった状態にあると判定した後に、前記レールを充電前の元の高さに戻すように前記モーターの駆動を制御する手段と、を更に有することを特徴とする。
また、本発明による電動遮蔽装置は、遮蔽材の昇降を電動で行う電動遮蔽装置であって、前記遮蔽材の下端に位置するレールに対し一端を取着した昇降コードの他端を巻き取り、或いは巻き戻す巻取ドラムと、前記巻取ドラムの中心軸に対し相対回転不能に挿通された駆動軸と、非操作時に前記遮蔽材が自動上昇しない所定の付勢力で、前記昇降コードの巻き取り方向に前記駆動軸の回転を付勢する付勢手段と、前記駆動軸の正逆回転を検知するセンサーと、前記遮蔽材の昇降を行うためのモーターと、前記モーターの出力軸の回転のみを前記駆動軸に伝達するワンウェイクラッチ式の伝達部材と、外部からの操作信号、又は前記センサーによる正逆回転の検知に基づいて、前記遮蔽材を開閉するよう前記モーターの駆動を制御する機能を有する制御装置と、前記センサー、前記モーター及び前記制御装置に対し電力供給するための電源と、を備えることを特徴とする。
また、本発明による電動遮蔽装置において、前記電源は、AC電源からの電力供給を受ける電源部と、電力を充電する機能を有する充電式電源と、を有することを特徴とする。
また、本発明による電動遮蔽装置において、前記制御装置は、タッチ操作として予め定めた微小操作では、前記モーターを回転させず遮蔽材を昇降しないように制御する機能を有することを特徴とする。
本発明によれば、タッチ操作を基に支持体から吊下支持される遮蔽材の昇降を電動で行うため操作性が向上し、且つ充電式電源を用いる構成とするときは充電式電源に対する充電作業が容易化するようになる。このため、遮蔽装置を取り付ける位置の制限を緩和させることができる。また、本発明に係る電動遮蔽装置は、遮蔽材の昇降を電動で行うものとするだけでなく、手動でも操作できるようになるため、利便性が向上する。
(a),(b)は、それぞれ本発明による第1実施形態の電動遮蔽装置の概略構成を示す平面図及び正面図である。 本発明による第1実施形態の電動遮蔽装置としての電動プリーツスクリーンの概略構成を示す側面図である。 本発明による第1実施形態の電動遮蔽装置の概略構成を簡易的に示すブロック図である。 本発明による第1実施形態の電動遮蔽装置における制御装置の制御例を示すフローチャートである。 (a)乃至(c)は、それぞれ本発明による第1実施形態の電動遮蔽装置における遮蔽材の上昇時の動作例を示す図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第1実施形態の電動遮蔽装置における充電式電源の充電時の動作例を示す図である。 本発明による第1実施形態の電動遮蔽装置に対する変形例の概略構成を簡易的に示すブロック図である。 本発明による第2実施形態の電動遮蔽装置の概略構成を簡易的に示すブロック図である。 本発明による第2実施形態の電動遮蔽装置における制御装置の制御例を示すフローチャートである。 (a)乃至(c)は、それぞれ本発明による第2実施形態の電動遮蔽装置における充電式電源の充電時の動作例を示す図である。 本発明による第3実施形態の電動遮蔽装置の概略構成を示す正面図である。 本発明による第3実施形態の電動遮蔽装置の概略構成を簡易的に示すブロック図である。 本発明による第4実施形態の電動遮蔽装置の概略構成を簡易的に示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明による各実施形態の電動遮蔽装置を説明する。尚、本願明細書中、図1(b)に示す電動遮蔽装置の一例である電動プリーツスクリーンの正面図に対して、図示上方及び図示下方を上方向(又は上側)及び下方向(又は下側)と定義し、図示左方向を電動プリーツスクリーンの左側、及び、図示右方向を電動プリーツスクリーンの右側と定義して説明する。また、図1の正面図を視認する側を前側(室内側)とし、その反対側を後側(室外側)とする。
〔第1実施形態〕
(全体構成)
図1(a),(b)は、それぞれ本発明による第1実施形態の電動遮蔽装置としての電動プリーツスクリーンの概略構成を示す平面図及び正面図である。また、図2は、本発明による第1実施形態の電動遮蔽装置としての電動プリーツスクリーンの概略構成を示す側面図である。図1及び図2に示す電動遮蔽装置は、代表例としてタッチ操作を基に遮蔽材の昇降を電動で行う電動プリーツスクリーンを示している。ただし、本発明に係る電動遮蔽装置は、電動プリーツスクリーンに限定する必要はなく、例えば電動横型ブラインドや電動たくし上げカーテン等としてもよい。
まず、図1(a),(b)に示す第1実施形態の電動プリーツスクリーンは、ヘッドボックス1からジグザグ状に折り曲げ可能としたスクリーン6が吊下支持され、そのスクリーン6の下端はボトムレール7の上面に取着される。ヘッドボックス1は天井面等の取付面に対しブラケット13を介して固定される。
また、図2に示すように、ヘッドボックス1からピッチ保持コード4が吊下され、ピッチ保持コード4の下端はボトムレール7に取着され、そのピッチ保持コード4に対し等間隔に環状の保持部4aが設けられている。各保持部4aは、スクリーン6を貫通する昇降コード3を挿通し、スクリーン6の折り目が規則正しく配列するように支持している。
ヘッドボックス1内にて適所(本例では左右2箇所)に配設された各支持部材2aに対し巻取ドラム2が回転可能に支持される。そして、巻取ドラム2の軸方向一端部には、それぞれ障害物検知停止装置2bが設けられる。
尚、障害物検知停止装置2bは、ボトムレール7が障害物に接触し、その下降が妨げられるときに機構的に作動して、駆動軸5Aの回転が停止するようになっている。尚、本実施形態では、巻取ドラム2に併設して障害物検知停止装置2bを設ける例を示しているが、種々の構造の障害物検知停止装置を利用でき、或いは障害物検知停止装置2bを設けなくてもよい。
巻取ドラム2には、昇降コード3(本例では紐状コードであるが、テープ状の昇降テープでもよい)の上端が巻き取り、或いは巻き戻し可能に取着され、昇降コード3の下端は、本例ではスクリーン6を貫通し、ボトムレール7に取着される。巻取ドラム2は軸方向の一方に向かって径が徐々に細くなるように形成され、本例では紐状の昇降コード3が巻取ドラム2に順次螺旋状に巻かれていくようになっている。尚、図1(b)に示すように、ボトムレール7の左右方向中央部には、手動操作で遮蔽材(ボトムレール7を下端に設けたスクリーン6)を昇降させるのに便利なハンドル71が設けられている。
それぞれの巻取ドラム2の中心軸には駆動軸5Aが挿通される。一方、駆動軸5Aに対して平行に、駆動軸5Bが設けられている。
駆動軸5Bの一端は、駆動軸連結器8aを介してモーター8の出力軸に連結され、駆動軸5Bの他端側には、ワンウェイクラッチ式の伝達部材9が配設されている。
伝達部材9は、駆動軸5Aの回転を駆動軸5Bに伝達しないが、モーター8の出力軸の回転による駆動軸5Bの回転のみを駆動軸5Aに伝達するワンウェイクラッチ機能を有する部材である。具体的には、本例の伝達部材9は、駆動軸5Aに相対回転不能に中心軸が連結された第1歯車91と、第1歯車91と噛合する第2歯車92と、第2歯車92の中心軸上に配置され、第2歯車92に内包されるように配設されたワンウェイクラッチ部93と、を備え、このワンウェイクラッチ部93は、駆動軸5Aの回転を駆動軸5Bに伝達しないが、駆動軸5Bの回転のみを駆動軸5Aに伝達する。従って、伝達部材9は、モーター8の駆動力で駆動軸5Bを逆正回転させて、駆動軸5Aに対し正逆回転に回転伝達する(本例では、逆回転を正回転に、正回転を逆回転に駆動軸5Bから駆動軸5Aに伝達するが、同方向に回転伝達する構成でもよい)。この駆動軸5Aの正逆回転に基づいて昇降コード3を当該巻取ドラム2で巻き取り、或いは巻き戻すことにより、ボトムレール7を昇降可能とし、これによりスクリーン6を昇降させることができる。
尚、本実施形態のプリーツスクリーンでは、操作者がハンドル71を利用して、ボトムレール7の上昇、或いは降下を僅かに手動操作するタッチ操作を行ったときに、そのタッチ操作によるボトムレール7の開閉方向(本例では、昇降方向)を検知して、そのスクリーン6の昇降方向の検知に基づいて、スクリーン6の移動が阻止されるまで遮蔽材(ボトムレール7を下端に設けたスクリーン6)を自動開閉(本例では、自動昇降)するよう構成されている。
このため、駆動軸5A上には、その回転の有無、及び回転量を検知するための回転検知センサーとして機能するエンコーダー15が設けられている。駆動軸5Aの回転の有無により、タッチ操作によるスクリーン6の昇降方向を検知することができ、駆動軸5Aの回転量の検知により、ボトムレール7の高さを監視することができる。そして、上述したように、タッチ操作による駆動軸5Aの回転は、ワンウェイクラッチ式の伝達部材9により駆動軸5Bに伝達されない。
また、駆動軸5A上には、非操作時に遮蔽材(ボトムレール7を下端に設けたスクリーン6)が自動上昇しない所定の付勢力で付勢(本例では、昇降コード3の巻き取り方向に駆動軸5Aの回転を付勢)する付勢手段として、本例では定荷重ユニット16が設けられている。本実施形態では、特許文献1に開示される定荷重ユニット16を設けた例を示しているが、他の構造の定荷重ユニットでもよいし、定荷重ユニットとする代わりに、ぜんまいバネ、又はスプリングモーターで構成してもよい。
また、図示を省略するが、巻取ドラム2における昇降コード3の垂下位置近傍に、昇降コード3の移動に対して一定の制動力を付与する機構が設けられ、これにより、ボトムレール7の自重降下が防止される。ボトムレール7の自重降下防止手段として、昇降コード3の移動に対して一定の制動力を付与する代わりに、駆動軸5Aの回転に対して一定の制動力を付与する機構を設けた構成としてもよい。尚、定荷重ユニット、ぜんまいバネ、又はスプリングモーター等の付勢手段がボトムレール7の自重降下の防止機能を有するときは、当該一定の制動力を付与する機構を省略できる。
従って、ボトムレール7の高さは、操作者による手動操作がなく、且つモーター8による駆動軸5B経由の駆動軸5Aの回転駆動が無い状態では、自動的に上昇することがなく、自重降下することもない。
モーター8の駆動制御は、ヘッドボックス1内に配設される制御装置10によって行われる。尚、制御装置10は、マイクロコンピュータで構成させることができる。当該マイクロコンピュータに、制御装置10の各手段を実現させるためのプログラムは、所定のメモリ(図示せず)に記憶される。マイクロコンピュータにより制御装置10の各手段を実現するための処理内容が記述されたプログラムを、適宜、当該所定のメモリから読み込んで、制御装置10の機能を実現させることができる。また、本実施形態では、ヘッドボックス1内に、エンコーダー15、モーター8及び制御装置10へと電力供給する外部から充電可能な充電式電源(充電式蓄電池)11が配設されている。
ところで、本実施形態では、ボトムレール7の上限位置及び下限位置は、物理的に移動できるか否かによって決定されるものとして説明するが、制御装置10が、ボトムレール7の上限位置及び下限位置について、対応するエンコーダー15の出力に基づくパルスのカウント値を予め設定し当該所定のメモリに記憶保持して、電気的にボトムレール7の上限位置及び下限位置を管理する構成とすることもできる。
ボトムレール7内には、外部からの充電に用いる充電コネクタ18aを有する充電コネクタ基板18が配設されている。そして、図2に示すように、充電式電源11と充電コネクタ基板18とを電気的に接続する通電コード17(本例では充電式電源11の充電用に給電する給電コード)が、スクリーン6の背面側で、ヘッドボックス1からボトムレール7まで垂下するピッチ保持コード4に編み込まれている。これにより、ボトムレール7の高さに関わらず、スクリーン6の正面側から通電コード17を視認不能となり、意匠性が向上する。
制御装置10は、エンコーダー15からのパルス信号を監視して、タッチ操作の有無と、タッチ操作によるボトムレール7の昇降方向を検知して、そのボトムレール7の昇降方向の検知に基づいて、ボトムレール7の移動が阻止されるまでボトムレール7を自動昇降するようモーター8の駆動を制御する機能を有する。これにより、操作者は、ハンドル71に対する僅かなタッチ操作で、所望方向に遮蔽材(ボトムレール7を下端に設けたスクリーン6)を自動昇降させることができ、所望位置で遮蔽材(ボトムレール7を下端に設けたスクリーン6)の自動昇降を停止させることができる。
また、制御装置10は、充電式電源11の充電状態が所定の基準値を下回るか否かを監視して、所定の基準値を下回るときに、現在のボトムレール7の高さが外部からの充電可能とする所定高さ(例えば、多くの操作者が手の届く位置となる床面から1m程度の高さ)より高い位置にあるか否かを判別し、所定高さより高い位置にあるときにボトムレール7の高さを所定高さまで下降させるようモーター8を駆動する機能を有する。これにより、操作者は、充電式電源11に対して容易に充電作業を行うことができる。また、充電式電源11の充電状態が所定の基準値を下回り、モーター8を駆動するのに不十分な蓄電状態にある場合でも、上述したように操作者による手動操作が可能であり、手動による昇降操作型のプリーツスクリーンのように機能する。
図3は、本発明による第1実施形態の電動遮蔽装置としての電動プリーツスクリーンの概略構成を簡易的に示すブロック図である。図3に示す例では、充電コネクタ基板18に設けられる充電コネクタ18aは、ボトムレール7の下方(或いは、側方、前方又は後方でもよい)から露出しており、充電コード20の一端の接続コネクタ20aと電気的に接続可能となっている。充電コード20の他端の接続コネクタ20bはACアダプタ30の出力端子30aと接続可能となっている。このため、ボトムレール7の高さが外部からの充電可能とする所定高さ(例えば、多くの操作者が手の届く位置となる床面から1m程度の高さ)であれば、ACアダプタ30の入力端子(図示略)がAC電源のコンセントに接続され、通電コード17を介して、ACアダプタ30から、充電式電源11に充電することが可能となる。
(制御装置の制御動作)
以下、より具体的に、制御装置10の制御動作について説明する。
図4は、本発明による第1実施形態の電動遮蔽装置における制御装置10の制御例を示すフローチャートである。また、図5(a)乃至(c)は、それぞれ本発明による第1実施形態の電動遮蔽装置における遮蔽材(ボトムレール7を下端に設けたスクリーン6)の上昇時の動作例を示す図であり、図6(a),(b)は、充電式電源11の充電時の動作例を示す図である。
まず、制御装置10は、充電式電源11の充電状態監視手段として、充電式電源11の充電状態が所定の基準値を下回るか否かを常に監視している(ステップS1)。
制御装置10は、充電式電源11の充電状態が所定の基準値を下回っていないとき(ステップS1:N)、回転検知センサーとして機能するエンコーダー15の出力を監視する回転検知監視手段として、エンコーダー15の出力に基づく駆動軸5Aの正逆回転を監視する(ステップS2)。
制御装置10は、駆動軸5Aの回転を検知しない間、タッチ操作は無いと判定し(ステップS3:N)、ステップS1に移行して充電式電源11の充電状態監視手段、及び回転検知センサーとして機能するエンコーダー15の出力を監視する回転検知監視手段を継続して作動させる。
一方、制御装置10は、駆動軸5Aの回転を検知したときにタッチ操作有りと判定し(ステップS3:Y)、そのタッチ操作によるボトムレール7の昇降方向を検知して、タッチ操作による駆動軸5Aの回転方向に駆動軸5Aを駆動軸5B経由で回転させるよう、モーター8の駆動を開始する(ステップS4)。
このとき、制御装置10は、エンコーダー15の出力を基に、遮蔽材(ボトムレール7を下端に設けたスクリーン6)が上限位置又は下限位置にあるか否かを含み、駆動軸5Aの回転が物理的に、又は電気的に阻止される状態にあるか否かを監視し(ステップS5)、駆動軸5Aの回転が阻止されない状態にある間(ステップS5:N)、モーター8の駆動を継続する。このため、操作者は、ハンドル71に対する僅かなタッチ操作で、所望方向に遮蔽材(ボトムレール7を下端に設けたスクリーン6)を自動昇降させることができる。
また、モーター8の駆動中、遮蔽材(ボトムレール7を下端に設けたスクリーン6)が上限位置又は下限位置となる場合や、操作者によるハンドル71等の移動停止を行うタッチ停止で、ボトムレール7の移動が物理的に阻止される状態になると、即ちエンコーダー15の出力を基に駆動軸5Aの回転が阻止される状態になるのを検知すると(ステップS5:Y)、制御装置10は、モーター8の駆動を停止し(ステップS6)、ステップS1に移行して充電式電源11の充電状態監視手段、及び回転検知センサーとして機能するエンコーダー15の出力を監視する回転検知監視手段を継続して作動させる。このため、操作者は、所望位置で遮蔽材(ボトムレール7を下端に設けたスクリーン6)の自動昇降を停止させることができる。
例えば、図5(a)に示すように、ハンドル71に対し操作者が手動(hand)によるタッチ操作でボトムレール7を僅かに上昇させたときに、駆動軸5Aが回転するため、制御装置10は、エンコーダー15の出力を基に、駆動軸5Aの回転を検知することができる。そして、このタッチ操作をトリガとして、制御装置10は、所望方向に遮蔽材(ボトムレール7を下端に設けたスクリーン6)を自動上昇させることができる。
また、モーター8の駆動中、図5(b)に示すように遮蔽材(ボトムレール7を下端に設けたスクリーン6)が上限位置又は下限位置となる場合や、図5(c)に示すように操作者の手動(hand)によるハンドル71等の移動停止を行うタッチ停止で、ボトムレール7の移動が物理的に阻止される状態になると、制御装置10は、モーター8の駆動を停止する。
また、図4に示すように、制御装置10は、充電式電源11の充電状態監視手段として、充電式電源11の充電状態が所定の基準値を下回るか否かを常に監視し(ステップS1)、充電式電源11の充電状態が所定の基準値を下回っているとき(ステップS1:Y)、まず、現在のボトムレール7の高さが外部からの充電可能とする所定高さ(例えば、多くの操作者が手の届く位置となる床面から1m程度の高さ)より高い位置にあるか否かを判別する(ステップS7)。制御装置10は、現在のボトムレール7の高さが当該所定高さ以下のとき(ステップS7:N)、ステップS9に移行する。
一方、制御装置10は、現在のボトムレール7の高さが当該所定高さより高い位置にあると判別したとき(ステップS7:Y)、ボトムレール7の高さを当該所定高さまで下降させるようモーター8を駆動し、ボトムレール7の高さが当該所定高さ以下となった時点で、モーター8の駆動を停止する(ステップS8)。
続いて、制御装置10は、現在のボトムレール7の高さが当該所定高さ以下のときに、充電式電源11の充電状態監視手段の一機能として、充電式電源11がフル充電の状態にあるか否かを監視し(ステップS9)、充電式電源11がフル充電の状態に無いときは(ステップS9:N)、操作者による手動操作を許容するためステップS7に移行し、充電式電源11がフル充電の状態になったときは(ステップS9:Y)、ステップS1に移行する。このため、充電式電源11に対する充電作業が容易化されるようになる。
例えば、図6(a)に示すように現在のボトムレール7の高さHが床面FLから所定高さh(例えば、多くの操作者が手の届く位置となる床面から1m程度の高さ)にあるとき、制御装置10は、図6(b)に示すようにボトムレール7の高さを当該所定高さhまで下降させるようモーター8を駆動し、ボトムレール7の高さが当該所定高さh以下となった時点で、モーター8の駆動を停止する。これにより、操作者は、ボトムレール7に配設される充電コネクタ基板18の充電コネクタ18a(図3参照)に、充電コード20の一端の接続コネクタ20aを電気的に接続し、充電コード20の他端の接続コネクタ20bにACアダプタ30の出力端子30aと接続して、ACアダプタ30の入力端子(図示略)がAC電源のコンセントに接続することで、通電コード17を介して、ACアダプタ30から、充電式電源11に充電することが可能となる。
(変形例)
尚、図1乃至図3に示す第1実施形態の例では、充電式電源11をヘッドボックス1内に設け、充電コネクタ基板18をボトムレール7内に設けて、充電式電源11と充電コネクタ基板18とを通電コード17で電気的に接続する例を説明したが、この変形として、図7に示すように、充電式電源11をボトムレール7内に設けてもよい。図7は、本発明による第1実施形態の電動遮蔽装置としての電動プリーツスクリーンに対する変形例の概略構成を簡易的に示すブロック図である。
図7に示すように、充電式電源11と充電コネクタ基板18を電気的に接続した状態で、共にボトムレール7内に設け、ヘッドボックス1内に配設される制御装置10と充電式電源11とを通電コード17で電気的に接続した構成とすることもできる。この場合の通電コード17についても、スクリーン6の背面側で、ヘッドボックス1からボトムレール7まで垂下するピッチ保持コード4に編み込むようにするのが好適である。
また、図1乃至図3に示す第1実施形態、及び図7に示すその変形例では、通電コード17をピッチ保持コード4に対して編み込むとして説明したが、昇降コード3に対して編み込む形態としてもよい。例えば、本発明に係る電動遮蔽装置として、電動横型ブラインドや電動たくし上げカーテン等として構成したときは、その昇降コードに対して通電コード17を編み込むことで、ボトムレール7の高さに関わらず、スクリーン6の正面側から通電コード17を視認不能となり、意匠性が向上する。
また、本発明に係る電動遮蔽装置として、電動ロールスクリーンとして構成することもできる。電動ロールスクリーンとして構成したときは、昇降コードが用いられず長尺な巻取パイプによってその遮蔽材として構成されるスクリーン自体を巻き取り、或いは巻き戻すことになるが、この巻取パイプを外部から、又はその軸中心の内部から支持する支持体内に、上述したエンコーダー15、モーター8、及び制御装置10にそれぞれ機能的に対応する巻取ドラムの回転を検知する回転検知センサー、巻取ドラムの回転を制御するモーター、及びこれらを制御する制御装置を設ければよい。更に、当該スクリーンの下端に設けられるレール(ロールスクリーンでは、ウェイトバー、又はボトムバーと称されることが多いが、ここでは包括して「レール」と称する。)に、上述した充電コネクタ基板18を設け、充電式電源11は当該支持体内、或いは当該レール内に設けて、当該支持体及び当該レール間で、当該スクリーンの背面側に通電コード17を配設する。そして、当該スクリーンの巻き取りとともに通電コード17を巻き取るようにすることで、当該レールの高さに関わらず、当該スクリーンの正面側から通電コード17を視認不能となり、意匠性が向上する。
〔第2実施形態〕
図8は、本発明による第2実施形態の電動遮蔽装置としての電動プリーツスクリーンの概略構成を簡易的に示すブロック図である。また、図9は、本発明による第2実施形態の電動遮蔽装置における制御装置10の制御例を示すフローチャートであり、図10は、その充電時の動作例を示す図である。尚、第1実施形態と同様な構成要素には、同一の参照番号を付している。
図8に示す第2実施形態の電動プリーツスクリーンは、図1乃至図3に示す第1実施形態の電動プリーツスクリーンと比較して、特に図3との対比で理解されるように、ボトムレール7内に、ACアダプタ30経由で充電するための充電コネクタ基板18を設ける代わりに、非接触受電部19を設けている点、及びACアダプタ30経由の充電とする代わりに、側壁Wに対して(床面FL上でもよい)、及び非接触給電装置21が設けられている点が相違し、並びに好適例として、図4に示す制御装置10の制御に、図9に示す一部の機能(ステップS10)が追加されている点で相違しているが、他の構成は同様である。
非接触受電部19は、非接触の給電を行う非接触給電装置21から受電可能な範囲にあるときに、通電コード17を介して充電式電源11に給電する機能部である。
尚、図8に示す第2実施形態の変形例として、上述した図7に示す第1実施形態の変形例と同様に、充電式電源11をボトムレール7内に設け、ヘッドボックス1内に配設される制御装置10と充電式電源11とを通電コード17で電気的に接続した構成とすることもできる。
図8に示す第2実施形態のように、非接触受電部19をボトムレール7内に設けた構成においても第1実施形態の利点を全て包含することができ、制御装置10の制御自体は、図4に示す制御例のままとしてもよい。即ち、第2実施形態では、ボトムレール7の高さが床面FLから所定高さh(例えば、多くの操作者が手の届く位置となる床面から1m程度の高さ)にあるとき、非接触受電部19が非接触給電装置21から受電可能になるとして、制御装置10は制御するものとなる。
ただし、図9に示す制御例では、好適例として、制御装置10は、現在のボトムレール7の高さが当該所定高さ以下のときに、充電式電源11の充電状態監視手段の一機能として、充電式電源11がフル充電の状態にあるか否かを監視し(ステップS9)、充電式電源11がフル充電の状態に無いときは(ステップS9:N)、操作者による手動操作を許容するためステップS7に移行する点で、第1実施形態と同様であるが、充電式電源11がフル充電の状態になったときは(ステップS9:Y)、ボトムレール7の高さを充電前の元の高さに戻すようにモーター8を駆動するように制御し(ステップS10)、ボトムレール7の高さが充電前の元の高さに戻った時点でモーター8の駆動を停止して、ステップS1に移行する。尚、ステップS10の制御開始後、ボトムレール7の高さが充電前の元の高さに戻るまでの間も、ステップS1乃至ステップS3経由で、制御装置10は、タッチ操作の有無を監視する制御を行い、そのタッチ操作を優先した制御を行う。このため、第1実施形態よりも更に、充電式電源11に対する充電作業が容易化され、フル充電後に通常はボトムレール7を元の高さに戻すことが想定されることから、操作者の操作負担を減らすことができる。
例えば、図10(a)に示すように現在のボトムレール7の高さHが床面FLから所定高さh(例えば、多くの操作者が手の届く位置となる床面から1m程度の高さ)にあり、非接触受電部19が非接触給電装置21から受電不能な状態であるときに、制御装置10は、図10(b)に示すようにボトムレール7の高さを当該所定高さhまで下降させるようモーター8を駆動し、ボトムレール7の高さが当該所定高さh以下となった時点で、モーター8の駆動を停止する。これにより、非接触受電部19が非接触給電装置21から受電可能となり、操作者の作業を煩わすことなく、通電コード17を介して充電式電源11に充電することが可能となる。
また、充電式電源11への充電が完了すれば、図10(c)に示すように、制御装置10は、ボトムレール7の高さを充電前の元の高さに戻すようにモーター8を駆動するように制御し、ボトムレール7の高さが充電前の元の高さに戻った時点でモーター8の駆動を停止する。このため、フル充電後に通常はボトムレール7を元の高さに戻すことが想定されることから、操作者の操作負担を減らすことができる。また、ステップS10の制御開始後、ボトムレール7の高さが充電前の元の高さに戻るまでの間も、タッチ操作が優先されるため、操作者は、随意、遮蔽材の停止や昇降に係るタッチ操作を行うことができる。
尚、図9に示すステップS10の制御は、図8に示す第2実施形態のように、ボトムレール8に非接触受電部19を設けた時に有効な制御である。しかし、図9に示すステップS10の制御は、第1実施形態のように、充電コネクタ18aを有する充電コネクタ基板18をボトムレール8に設けている場合でも適用可能である。この場合、例えば、制御装置10は、充電式電源11への充電が完了して、ボトムレール7の高さを充電前の元の高さに戻すようにモーター8の駆動を制御する際に、ゆっくりとボトムレール7が上昇するようモーター8を駆動する。これにより、操作者は、充電完了を把握でき、且つ慌てることなく充電コネクタ18aと充電コード20の接続コネクタ20aとの接続を解除することができる。
〔第3実施形態〕
図11は、本発明による第3実施形態の電動遮蔽装置としての電動プリーツスクリーンの概略構成を示す正面図であり、図12は、その概略構成を簡易的に示すブロック図である。尚、第1及び第2実施形態と同様な構成要素には、同一の参照番号を付している。
図11及び図12に示す第3実施形態の電動プリーツスクリーンは、上下2段の遮蔽材を有するときのタッチ操作を基に各遮蔽材の昇降を電動で行う電動プリーツスクリーンを示している。
図11及び図12に示す第3実施形態の電動プリーツスクリーンは、ヘッドボックス1からジグザグ状に折り曲げ可能とした上部スクリーン6Uが吊下支持され、その上部スクリーン6Uの下端は中間レール7Uの上面に取着される。ヘッドボックス1は天井面等の取付面に対しブラケット13を介して固定される。
更に、図11及び図12に示す第3実施形態の電動プリーツスクリーンは、中間レール7Uからジグザグ状に折り曲げ可能とした下部スクリーン6Lが吊下支持され、その下部スクリーン6Lの下端はボトムレール7の上面に取着される。
図示を省略するが、図2に示すピッチ保持コード4と同様に機能する上側ピッチ保持コードが、ヘッドボックス1から吊下され、その上側ピッチ保持コードの下端は中間レール7Uに取着され、その上側ピッチ保持コードに対し等間隔に環状の保持部が設けられている。上側ピッチ保持コードにおける各保持部は、上部スクリーン6Uを貫通する昇降コード3Uを挿通し、上部スクリーン6Uの折り目が規則正しく配列するように支持している。
また、図示を省略するが、図2に示すピッチ保持コード4と同様に機能する下側ピッチ保持コードが、中間レール7Uから吊下され、その下側ピッチ保持コードの下端はボトムレール7に取着され、その下側ピッチ保持コードに対し等間隔に環状の保持部が設けられている。下側ピッチ保持コードにおける各保持部は、上部スクリーン6U及び下部スクリーン6Lを貫通する昇降コード3を挿通し、下部スクリーン6Lの折り目が規則正しく配列するように支持している。
ヘッドボックス1内にて適所(本例では左右2箇所)に配設された各支持部材2aに対し、ボトムレール7の昇降用の昇降コード3を巻き取り、或いは巻き戻すための巻取ドラム2、及び中間レール7Uの昇降用の昇降コード3Uを巻き取り、或いは巻き戻すための巻取ドラム2Uがそれぞれ回転可能に支持される。そして、巻取ドラム2,2Uの各々の軸方向一端部には、それぞれ上述した障害物検知停止装置2bが設けられる。
尚、ボトムレール7の左右方向中央部には、手動操作で遮蔽材(ボトムレール7を下端に設けた下部スクリーン6L)を昇降させるのに便利なハンドル71が設けられている。また、中間レール7Uの左右方向中央部には、手動操作で遮蔽材(中間レール7Uを下端に設けた上部スクリーン6U)を昇降させるのに便利なハンドル72が設けられている。
第1実施形態と同様に、ボトムレール7の昇降に係るそれぞれの巻取ドラム2の中心軸には駆動軸5Aが挿通され、駆動軸5Aに対して平行に、駆動軸5Bが設けられている。そして、第1実施形態と同様に、駆動軸5Bの一端は、駆動軸連結器8aを介してモーター8の出力軸に連結され、駆動軸5Bの他端側には、ワンウェイクラッチ式の伝達部材9が配設されている。伝達部材9は、第1実施形態と同様に構成され、駆動軸5Aの回転を駆動軸5Bに伝達しないが、モーター8の出力軸の回転による駆動軸5Bの回転のみを駆動軸5Aに伝達するワンウェイクラッチ機能を有する部材である。
また、第1実施形態と同様に、ボトムレール7の昇降に係る駆動軸5A上には、その回転の有無、及び回転量を検知するための回転検知センサーとして機能するエンコーダー15が設けられている。駆動軸5Aの回転の有無により、タッチ操作による下部スクリーン6Lの昇降方向を検知することができ、駆動軸5Aの回転量の検知により、ボトムレール7の高さを監視することができる。そして、上述したように、タッチ操作による駆動軸5Aの回転は、ワンウェイクラッチ式の伝達部材9により駆動軸5Bに伝達されない。
また、駆動軸5A上には、非操作時に遮蔽材(ボトムレール7を下端に設けた下部スクリーン6L)が自動上昇しない所定の付勢力で付勢(本例では、昇降コード3の巻き取り方向に駆動軸5Aの回転を付勢)する付勢手段として、本例では定荷重ユニット16が設けられている。本実施形態では、特許文献1に開示される定荷重ユニット16を設けた例を示しているが、他の構造の定荷重ユニットでもよいし、定荷重ユニットとする代わりに、ぜんまいバネ、又はスプリングモーターで構成してもよい。
また、図示を省略するが、巻取ドラム2における昇降コード3の垂下位置近傍に、昇降コード3の移動に対して一定の制動力を付与する機構が設けられ、これにより、ボトムレール7の自重降下が防止される。ボトムレール7の自重降下防止手段として、昇降コード3の移動に対して一定の制動力を付与する代わりに、駆動軸5Aの回転に対して一定の制動力を付与する機構を設けた構成としてもよい。尚、定荷重ユニット、ぜんまいバネ、又はスプリングモーター等の付勢手段がボトムレール7の自重降下の防止機能を有するときは、当該一定の制動力を付与する機構を省略できる。
本実施形態では、図12に示すように、第1実施形態と同様に構成されたボトムレール7の昇降に係る昇降コード3用の巻取ドラム2、駆動軸5A,5B、モーター8、エンコーダー15、及び定荷重ユニット16等の付勢手段の各々と対応する構成要素が、中間レール7Uの昇降用にも設けられ、即ち昇降コード3U用の巻取ドラム2U、駆動軸5AU,5BU、モーター8U、エンコーダー15U、及び定荷重ユニット16U等の付勢手段がヘッドボックス1内に設けられる。
従って、ボトムレール7の高さは、操作者による手動操作がなく、且つモーター8による駆動軸5B経由の駆動軸5Aの回転駆動が無い状態では、自動的に上昇することがなく、自重降下することもない。同様に、中間レール7Uの高さは、操作者による手動操作がなく、且つモーター8Uによる駆動軸5BU経由の駆動軸5AUの回転駆動が無い状態では、自動的に上昇することがなく、自重降下することもない。
このように構成された本実施形態の電動プリーツスクリーンでは、中間レール7Uをヘッドボックス1の直下まで引き上げて、ヘッドボックス1と中間レール7Uとの間に上部スクリーン6Uを折り畳んだ状態で、ボトムレール7を下降させれば、ヘッドボックス1から下部スクリーン6Lが吊下支持された状態となる。
また、ボトムレール7を下限位置まで下降させた状態で、中間レール7Uをボトムレール7上まで下降させると、中間レール7Uとボトムレール7との間で下部スクリーン6Lが折り畳まれ、ヘッドボックス1と中間レール7Uとの間で上部スクリーン6Uが吊下支持された状態となる。従って、例えば上部スクリーン6Uを採光性生地とし、下部スクリーン6Lを遮光性生地とすれば、採光量調節の自由度を高めることができる。
そして、ボトムレール7を下限位置まで下降させ、中間レール7Uをヘッドボックス1とボトムレール7との中間に位置させれば、採光性生地とした上部スクリーン6Uを透過した柔らかな光を採光することができる。
また、ボトムレール7を上限まで引き上げて開放する場合には、中間レール7Uと共にボトムレール7を引き上げ、ヘッドボックス1とボトムレール7との間に上部スクリーン6Uと下部スクリーン6Lとを折り畳んだ状態とすることができる。
尚、本実施形態においても、各上下の遮蔽材に係る中間レール7U及びボトムレール7のそれぞれの上限位置及び下限位置は、物理的に移動できるか否かによって決定されるものとして説明するが、制御装置10が、中間レール7U及びボトムレール7のそれぞれの上限位置及び下限位置について、対応するエンコーダー15U,15の各出力に基づくパルスのカウント値を予め設定し所定のメモリ(図示せず)に保持して、電気的に管理する構成とすることができる。
モーター8,8Uの各々の駆動制御は、ヘッドボックス1内に配設される制御装置10によって行われる。また、本実施形態では、ヘッドボックス1内に、エンコーダー15,15U、モーター8,8U、及び制御装置10へと電力供給する外部から充電可能な充電式電源11が配設されている。
図11及び図12に示す例では、ボトムレール7内に、外部からの充電に用いる充電コネクタ18aを有する充電コネクタ基板18が配設されている。そして、充電式電源11と充電コネクタ基板18とを電気的に接続する通電コード17(本例では充電式電源11の充電用に給電する給電コード)が、各スクリーン6U,6Lの背面側で、ヘッドボックス1から中間レール7Uまで、及び中間レール7Uからボトムレール7までそれぞれ垂下するピッチ保持コードに対して、第1実施形態と同様に編み込まれている。これにより、中間レール7Uやボトムレール7の高さに関わらず、各スクリーン6U,6Lの正面側から通電コード17を視認不能となり、意匠性が向上する。
制御装置10は、エンコーダー15,15Uからの各パルス信号を監視して、中間レール7U及びボトムレール7の各タッチ操作の有無と、そのタッチ操作による中間レール7U又はボトムレール7の各昇降方向を検知して、その中間レール7U又はボトムレール7の昇降方向の検知に基づいて、中間レール7U又はボトムレール7の移動が阻止されるまでタッチ操作に係る中間レール7U又はボトムレール7を自動昇降するよう、対応するモーター8,8Uの駆動を制御する機能を有する。これにより、操作者は、ハンドル71又は72に対する僅かなタッチ操作で、所望方向に遮蔽材(中間レール7Uを下端に設けた上部スクリーン6U又はボトムレール7を下端に設けた下部スクリーン6L)を自動昇降させることができ、所望位置で遮蔽材(中間レール7Uを下端に設けた上部スクリーン6U又はボトムレール7を下端に設けた下部スクリーン6L)の自動昇降を停止させることができる。
また、制御装置10は、充電式電源11の充電状態が所定の基準値を下回るか否かを監視して、所定の基準値を下回るときに、現在のボトムレール7の高さが外部からの充電可能とする所定高さ(例えば、多くの操作者が手の届く位置となる床面から1m程度の高さ)より高い位置にあるか否かを判別し、所定高さより高い位置にあるときにボトムレール7の高さを所定高さまで下降させるようモーター8を駆動する機能を有する。これにより、操作者は、充電式電源11に対して容易に充電作業を行うことができる。また、充電式電源11の充電状態が所定の基準値を下回り、モーター8,8Uの双方を駆動するのに不十分な蓄電状態にある場合でも、上述したように操作者による手動操作が可能であり、手動による昇降操作型のプリーツスクリーンのように機能する。
図11及び図12に示す充電コネクタ基板18に設けられる充電コネクタ18aは、第1実施形態と同様に、ボトムレール7の下方(或いは、側方、前方又は後方でもよい)から露出しており、図3に示すものと同様の充電コード20の一端の接続コネクタ20aと電気的に接続可能となっている。充電コード20の他端の接続コネクタ20bはACアダプタ30の出力端子30aと接続可能となっている。このため、ボトムレール7の高さが外部からの充電可能とする所定高さ(例えば、多くの操作者が手の届く位置となる床面から1m程度の高さ)であれば、ACアダプタ30の入力端子(図示略)がAC電源のコンセントに接続され、通電コード17を介して、ACアダプタ30から、充電式電源11に充電することが可能となる。
従って、本実施形態のように、上下2段の遮蔽材を有するときのタッチ操作を基に各遮蔽材の昇降を電動で行う電動遮蔽装置においても、第1実施形態と同様の作用・効果を生じさせることができる。
また、本実施形態においても、第1実施形態の変形例として図7に例示したものと同様に、充電式電源11と充電コネクタ基板18を電気的に接続した状態で、共にボトムレール7内に設け、ヘッドボックス1内に配設される制御装置10と充電式電源11とを通電コード17で電気的に接続した構成とすることもできる。この場合の通電コード17についても、各スクリーン6U,6Lの背面側で、ピッチ保持コードに編み込むようにするか、又は昇降コード3に対して編み込むようにするのが好適である。そして、昇降コード3を利用する遮蔽装置であれば、電動プリーツスクリーンに限らず、電動横型ブラインドや電動たくし上げカーテン等についても同様に構成することもできる。
また、本実施形態においても、ボトムレール7内に、ACアダプタ30経由で充電するための充電コネクタ基板18を設ける代わりに、上述した第2実施形態のように非接触受電部19を設け、ACアダプタ30経由の充電とする代わりに、側壁Wに対して(床面FL上でもよい)、及び非接触給電装置21を設ける形態としてもよい。そして、図9を参照して説明したように、制御装置10の制御に、フル充電後にボトムレール7を元の高さに戻す制御を行うものとしてもよい。
上述した各実施形態における電動遮蔽装置は、タッチ操作を基に遮蔽材の昇降を電動で行うように構成した例であるが、定荷重ユニット16が設けられているので、充電式電源11の充電状態が所定の基準値を下回り、モーター8を駆動するのに不十分な蓄電状態にある場合でも、上述したように操作者による手動操作が可能であり、手動による昇降操作型の遮蔽装置のように機能する。
特に、上述した本発明に係る各実施形態の電動遮蔽装置は、定荷重ユニット16が設けられているので、停電時等の理由で電気が供給できない時にも、手動で開閉操作を行うことができる。即ち、一般的な電動遮蔽装置では、停電時など電気が供給できない時には遮蔽材の昇降動作ができなくなるところ、本発明に係る電動遮蔽装置のように、手動でも操作できるようにすることで、停電時であっても遮蔽材の昇降が可能になり、利便性が向上するようになる。
また、利便性の更なる向上のために、上述した各実施形態における電動遮蔽装置において、制御装置10は、タッチ操作として予め定めた微小操作(手で遮蔽材をちょっと引く等の2cm以下のタッチ操作)では、モーター8を回転させず遮蔽材を昇降しないように制御する機能を有する構成とすることができる。そして、本発明に係る各実施形態の電動遮蔽装置は、電気が供給できるか否かに関わらず(停電時などの異常時に限らず)、手動で操作することも可能である。
一方、タッチ操作を基に遮蔽材の昇降を電動で行うように構成した場合に限らず、スイッチやリモートコントローラ等の外部機器からの操作信号を基に遮蔽材の昇降を電動で行うように構成した場合においても、定荷重ユニット16を設けることで、停電等の異常時でも、上述したように操作者による手動操作が可能であり、手動による昇降操作型の遮蔽装置のように機能するものとすることができる。
以下、その典型例について、第4実施形態として図13を参照して説明する。
〔第4実施形態〕
図13は、本発明による第4実施形態の電動遮蔽装置としての電動プリーツスクリーンの概略構成を簡易的に示すブロック図である。尚、図13において、上述した各実施形態と同様な構成要素には、同一の参照番号を付している。
図13に示す第4実施形態の電動遮蔽装置は、代表して図3に示す第1実施形態の電動遮蔽装置からの変形例として構成した例であり、その第1実施形態の電動遮蔽装置の構成と比較して、ヘッドボックス1内に、電源部42、有線信号受信部43、及び無線信号受信部44が更に設けられている点で相違しており、その他の構成要素は同様である。
電源部42は、コンセント40から電源プラグ41を介してAC電源の供給を受けてDC電源に変換し制御装置10に電力供給する機能部である。
有線信号受信部43は、スイッチ45(パーソナルコンピュータ等の他の外部機器でもよい。)からの操作信号を有線で受信して制御装置10に出力する機能部である。
無線信号受信部44は、リモートコントローラ46(パーソナルコンピュータ等の他の外部機器でもよい。)からの操作信号を無線で受信して制御装置10に出力する機能部である。
そして、図13に示す第4実施形態の電動遮蔽装置における制御装置10は、スイッチ45やリモートコントローラ46等の外部機器からの操作信号を基に遮蔽材の昇降を電動で行うように制御する機能を有する。
また、図13に示す第4実施形態の電動遮蔽装置における制御装置10は、上述した第1乃至第3実施形態のように、タッチ操作を基に遮蔽材の昇降を電動で行う機能をも有する構成とすることができる。
図13では、好適例として、コンセント40におけるAC電源の停電等の異常時に電源部42から電源供給が無い状態でも一時的にでも動作できるように充電式電源11を備える例としている。この充電式電源11は、上述した第1乃至第3実施形態のように、ACアダプタ30から充電し、通電コード17を介して制御装置10に電力供給するものである。ただし、本実施形態では電源部42を設けていることから、充電式電源11の設置を省略してもよい。
そして、本実施形態の電動遮蔽装置は、定荷重ユニット16が設けられているので、停電時等の理由で電気が供給できない時にも、手動で開閉操作を行うことができ、利便性が向上するようになる。
また、利便性の更なる向上のために、本実施形態における電動遮蔽装置においても、制御装置10は、タッチ操作として予め定めた微小操作(手で遮蔽材をちょっと引く等)では、モーター8を回転させず遮蔽材を昇降しないように制御する機能を有する構成とすることができる。また、本発明に係る本実施形態の電動遮蔽装置においても、電気が供給できるか否かに関わらず(停電時などの異常時に限らず)、手動で操作することも可能である。
尚、図13に示す第4実施形態の電動遮蔽装置は、図3に示す第1実施形態の電動遮蔽装置からの変形例として構成した例を説明したが、図7、図8、及び図12に示す各実施形態に係る電動遮蔽装置からの変形例として、図13に示すものと同様に、ヘッドボックス1内に、電源部42、有線信号受信部43、及び無線信号受信部44を更に設けた実施形態とし、上述した図13に示す第4実施形態と同様の作用・効果を奏するものとすることができる。
以上、特定の実施形態の例を挙げて本発明を説明したが、本発明は前述の実施形態の例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、上述した実施形態の説明において、ワイヤレス充電とは、物理的に非接触状態とする場合に限定されず、ワイヤレス充電を実現する観点からの物理的な接触状態を含む。また、第4実施形態に係る充電ポール14について、棒状体142を伸縮自在としてもよいし、充電機構部12を介さずに、ヘッドボックス1に直接的に充電式電源11を固定保持して、充電式電源11に対し直接的な面接触又は非接触で充電可能とする構成としてもよい。また、上述した実施形態の例では、充電式電源11を用いる好適例を主として説明したが、タッチ操作を基に遮蔽材の昇降を電動で行う観点からは、充電式電源11の代わりに非充電式のDC電源(AC電源を一次側とし電源コードで有線接続される電源)を用いる実施形態としてもよい。
本発明によればタッチ操作を基に支持体から吊下支持される遮蔽材の昇降を電動で行うため操作性が向上し、且つ充電式電源を用いる構成とするときは充電式電源に対する充電作業が容易化するようになるので、電動遮蔽装置の用途に有用である。
1 ヘッドボックス
2,2U 巻取ドラム
2a 支持部材
3,3U 昇降コード
4 ピッチ保持コード
5A,5B,5AU,5BU 駆動軸
6 スクリーン、又は下部スクリーン
6U 上部スクリーン
7 ボトムレール
7U 中間レール
8,8U モーター
9,9U 伝達部材
10 制御装置
11 充電式電源(充電式蓄電池)
11a 非接触受電部位
12 充電機構部
12a 支持部
12b 蓄電面
12c 吸着部材
13 ブラケット
14 給電ポール
15,15U 回転検知センサー(エンコーダー)
16,16U 付勢手段(定荷重ユニット)
17 通電コード
18 充電コネクタ基板
18a 充電コネクタ
19 非接触受電部
20 充電コード
21 非接触給電装置
30 ACアダプタ
40 コンセント
41 電源プラグ
42 電源部
43 有線信号受信部
44 無線信号受信部
45 スイッチ
46 リモートコントローラ
71,72 ハンドル
91 第1歯車
92 第2歯車
93 ワンウェイクラッチ部
141 充電器
142 棒状体
143 給電部
144 非接触充電体
145 通電コード
146 給電体
147 ACケーブル

Claims (11)

  1. タッチ操作を基に支持体から吊下支持される遮蔽材の開閉を電動で行う電動遮蔽装置であって、
    タッチ操作による遮蔽材の開閉方向を検知するセンサーと、
    前記遮蔽材の開閉を行うためのモーターと、
    前記センサーによる遮蔽材の開閉方向の検知に基づいて、前記遮蔽材の移動が阻止されるまで前記遮蔽材を自動開閉するよう前記モーターの駆動を制御する制御装置と、
    前記センサー、前記モーター及び前記制御装置に対し電力供給するための電源と、
    を備えることを特徴とする電動遮蔽装置。
  2. タッチ操作を基に支持体から吊下支持される遮蔽材の昇降を電動で行う電動遮蔽装置であって、
    前記遮蔽材の下端に位置するレールに対し一端を取着した昇降コードの他端を巻き取り、或いは巻き戻す巻取ドラムと、
    前記巻取ドラムの中心軸に対し相対回転不能に挿通された駆動軸と、
    非操作時に前記遮蔽材が自動上昇しない所定の付勢力で、前記昇降コードの巻き取り方向に前記駆動軸の回転を付勢する付勢手段と、
    前記遮蔽材に対するタッチ操作による前記駆動軸の正逆回転を検知するセンサーと、
    前記遮蔽材の昇降を行うためのモーターと、
    前記モーターの出力軸の回転のみを前記駆動軸に伝達するワンウェイクラッチ式の伝達部材と、
    前記センサーによる正逆回転の検知に基づいて、前記駆動軸の回転が阻止されるまで前記遮蔽材を自動昇降するよう前記モーターの駆動を制御する制御装置と、
    前記センサー、前記モーター及び前記制御装置に対し電力供給するための電源と、
    を備えることを特徴とする電動遮蔽装置。
  3. 前記電源は、前記支持体に設けられ、
    前記電源に対し外部充電可能とする充電コネクタが、前記遮蔽材の下端に位置するレールに設けられ、
    前記電源と前記充電コネクタを有する前記充電コネクタ基板とを接続する通電コードが、前記遮蔽材の背面側で、前記ヘッドボックスから前記レールまで垂下する所定のコードに編み込まれて垂下されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の電動遮蔽装置。
  4. 前記電源は、前記遮蔽材の下端に位置するレールに設けられ、
    前記電源に対し外部充電可能とする充電コネクタが、前記遮蔽材の下端に位置するレールに設けられ、
    前記制御装置と前記電源とを接続する通電コードが、前記遮蔽材の背面側で、前記ヘッドボックスから前記レールまで垂下する所定のコードに編み込まれて垂下されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の電動遮蔽装置。
  5. 前記電源は、前記支持体に設けられ、
    前記レールの高さが所定高さにあるときに非接触の給電を行う非接触給電装置から受電して前記電源に対し給電する非接触受電部が、前記遮蔽材の下端に位置するレールに設けられ、
    前記電源と前記非接触受電部とを接続する通電コードが、前記遮蔽材の背面側で、前記ヘッドボックスから前記レールまで垂下する所定のコードに編み込まれて垂下されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の電動遮蔽装置。
  6. 前記電源は、前記遮蔽材の下端に位置するレールに設けられ、
    前記レールの高さが所定高さにあるときに非接触の給電を行う非接触給電装置から受電して前記電源に対し給電する非接触受電部が、前記遮蔽材の下端に位置するレールに設けられ、
    前記制御装置と前記電源とを接続する通電コードが、前記遮蔽材の背面側で、前記ヘッドボックスから前記レールまで垂下する所定のコードに編み込まれて垂下されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の電動遮蔽装置。
  7. 前記制御装置は、前記電源の充電状態を監視する手段と、前記レールの高さを監視する手段と、前記充電状態が所定の基準値を下回るときに前記レールが所定高さより高い位置にある場合に前記レールを当該所定高さまで降下させ停止させるように前記モーターの駆動を制御する手段と、を有することを特徴とする、請求項3から6のいずれか一項に記載の電動遮蔽装置。
  8. 前記制御装置は、前記レールを当該所定高さまで降下させた状態で前記電源がフル充電となった状態にあるか否かを監視する手段と、前記フル充電となった状態にあると判定した後に、前記レールを充電前の元の高さに戻すように前記モーターの駆動を制御する手段と、を更に有することを特徴とする、請求項7に記載の電動遮蔽装置。
  9. 遮蔽材の昇降を電動で行う電動遮蔽装置であって、
    前記遮蔽材の下端に位置するレールに対し一端を取着した昇降コードの他端を巻き取り、或いは巻き戻す巻取ドラムと、
    前記巻取ドラムの中心軸に対し相対回転不能に挿通された駆動軸と、
    非操作時に前記遮蔽材が自動上昇しない所定の付勢力で、前記昇降コードの巻き取り方向に前記駆動軸の回転を付勢する付勢手段と、
    前記駆動軸の正逆回転を検知するセンサーと、
    前記遮蔽材の昇降を行うためのモーターと、
    前記モーターの出力軸の回転のみを前記駆動軸に伝達するワンウェイクラッチ式の伝達部材と、
    外部からの操作信号、又は前記センサーによる正逆回転の検知に基づいて、前記遮蔽材を開閉するよう前記モーターの駆動を制御する機能を有する制御装置と、
    前記センサー、前記モーター及び前記制御装置に対し電力供給するための電源と、
    を備えることを特徴とする電動遮蔽装置。
  10. 前記電源は、AC電源からの電力供給を受ける電源部と、電力を充電する機能を有する充電式電源と、を有することを特徴とする、請求項9に記載の電動遮蔽装置。
  11. 前記制御装置は、タッチ操作として予め定めた微小操作では、前記モーターを回転させず遮蔽材を昇降しないように制御する機能を有することを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の電動遮蔽装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI812296B (zh) * 2021-04-19 2023-08-11 德侑股份有限公司 支撑結構及含有支撑結構的電動窗簾

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