JP2011143234A - 昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造の簡略化、部品点数の低減及び軽量化を図ると共に安全性を向上させることができる昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置を提供する。
【解決手段】カーテン装置100は、固定設置された昇降機構1と、これにベルト15によって昇降可能に連結されたカーテンレール2からなる。昇降機構1は、ベルト15のそれぞれの一端を固定した状態でベルト15を回転軸12に巻回しており、垂下したベルト15の他端は昇降用コード16の操作に応じて昇降する。カーテン生地20が取り付けられたカーテンレール2は窓枠等には固定されず、建造物に接触しないで昇降可能な様にしてベルト15の他端にカーテンレール2が取り付けられている。昇降用コード16の操作に応じて昇降機構1はベルト15の巻き上げ・巻き出しを行い、これによりカーテンレール2が昇降する。
【選択図】図1

Description

本発明は、昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置に関し、さらに詳しくは、カーテン生地の取り付け及び取り外しを容易に行うことが可能な位置までカーテンレールを下降させ、さらに、元の位置まで上昇させることを可能にした昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置に関する。
カーテンレールに取り付けられているカーテン生地(スクリーン)を洗濯、取り替えなどのためにカーテンレールから取り外したい場合などには、踏み台や椅子などに乗って取り外しを行うのが一般的である。しかし、踏み台や椅子などに乗って作業を行うのは面倒であり危険である。また、カーテンレールが高い位置に取り付けられている場合には、踏み台や椅子などの高さが足りない場合もあり、交換作業が容易に行えないこともある。さらに、踏み台や椅子などから転落するおそれもある。
そこで、簡単な操作により、遮蔽材(カーテン生地)が取り付けられたレールをユーザーの手の届く高さまで下降させ、さらに元の位置までレールを上昇させることができるようにした遮蔽材用可動型レールが知られている(例えば、特許文献1参照)。この遮蔽材用可動型レールは、窓枠、天井等に固定された第1のレール構成部材と、第1のレール構成部材に対して重なる様にして第1のレール構成部材の下方に複数の昇降紐を介して昇降可能に配設された第2のレール構成部材と、第2のレール構成部材に水平移動可能に取り付けられた複数のランナーと、複数のフックを介して上記各ランナーに取り付けられたカーテン生地と、を備えて構成されている。
この遮蔽材用可動型レールにおいてカーテン生地を第2のレール構成部材から取り外したい場合、ユーザーが操作部を第2のレール構成部材が下降するように操作すれば、第1のレール構成部材に設けられている巻き取りドラムから複数の昇降紐が巻き戻されユーザーが作業しやすい高さまで第2のレール構成部材を下降させることができ、その状態でランナーからフックを外すことによってカーテン生地を取り外すことができる。
さらに、上記特許文献1には、上記構成において2つのパンタグラフ機構を追加し、これらを第1のレール構成部材と第2のレール構成部材との間に介在させ、第1のレール構成部材と第2のレール構成部材との平行性を維持できるようにした構成も示されている。
特開2009−247646号公報
しかし、上記した従来の遮蔽材用可動型レールは、構成部品の数が多いために、製造工程が複雑になる、製品の自重が重くなる、製造コストが高くなる等の問題がある。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、構造の簡略化、部品点数の低減及び軽量化を図ると共に、安全性を向上させることができる昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の本発明は、カーテン生地の取り付け及び取り外しを容易に行うことが可能な位置までカーテンレールを下降させ、さらに、元の位置まで上昇させる昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置において、所定の高さ位置に設置固定され、昇降用コードの操作に応じて巻き取り巻き出し可能な吊下部材を備えた昇降機構の吊下部材の一端にカーテンレールを取り付け、昇降用コードの操作によってカーテンレールを昇降させることを特徴とする昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置を提供する。
上記目的を達成するため、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置において、昇降機構は、天井や壁面などに固定する取付具と、取付具に軸支された回転軸と、回転軸に巻回された所定の長さを有する吊下部材と、を備えてなることを特徴とする昇降可能なカーテンレールを備えてなることを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置において、昇降機構は、回転軸に取り付けられたプーリと、プーリに懸架され、その引き方向に応じてプーリを回転させる昇降用コードとを備えてなることを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項4に記載の本発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置において、昇降機構は、カーテンの長さに相当する長さを有して筐体又は軸受けに軸支された回転軸と、回転軸に巻回されている所定長の吊下部材と、回転軸の吊下部材の1つの近傍に取り付けられたプーリと、プーリに懸架され、その引き方向に応じてプーリを回転させる昇降用コードとを備えてなることを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項5に記載の本発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置において、昇降機構は、カーテンレールの長手方向の両端部近傍の2箇所をそれぞれ昇降させるようにしてなることを特徴とする昇降可能なカーテンレールを備えてなることを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項6に記載の本発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置において、カーテンレールはその長手方向の途中位置で折り曲げ可能に形成されると共に、昇降機構によって吊下部材を昇降させることでカーテンレールの一部を斜めに傾斜可能に形成され、傾斜したカーテンレールの下端部側へカーテン生地を寄せることでカーテン生地の交換を行い易くしたことを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項7に記載の本発明は、カーテン生地の取り付け及び取り外しを容易に行うことが可能な位置までカーテンレールを下降させ、さらに、元の位置まで上昇させる昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置において、下端がカーテンレールに固定され、上端をカーテンレールの最上昇位置よりも上方に位置させた複数の吊下部材の上端をコントローラの操作に応じて動作する昇降機構によって移動させることによりカーテンレールを昇降させることを特徴とする昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置を提供する。
上記目的を達成するため、請求項8に記載の本発明は、請求項7に記載の昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置において、昇降機構は、コントローラによって制御されるモータの回転を減速させて出力する駆動機構と、駆動機構の出力軸に連結されて回転するスクリューシャフトと、スクリューシャフトに噛合するように取り付けられるとともに複数の吊下部材の上端が固定され、スクリューシャフトの回転に応じてその長手方向へ移動可能な吊下部材保持具と、吊下部材の所定範囲をガイド及び位置決めする複数のローラと、を備えてなることを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項9に記載の本発明は、請求項7に記載の昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置において、昇降機構は、コントローラによって制御されるモータ及び該モータの回転方向に応じて吊下部材の巻き取り巻き出しを行うローラを備えた駆動機構と、複数の吊下部材の所定範囲をガイド及び位置決めする複数のローラと、を備えてなることを特徴とする。
本発明に係る昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置によれば、構造の簡略化、部品点数の低減及び軽量化が図れると共に安全性を向上させることができる。
本発明に係る昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置の第1の実施の形態を示す正面図である。 図1における昇降機構の拡大正面図である。 図1における昇降機構の側面図である。 本発明に係るカーテン装置の第2の実施の形態を示す昇降機構の正面図である。 本発明に係る昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置の第3の実施の形態を示す正面図である。 本発明に係る昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置の第4の実施の形態を示す正面図である。 第4の実施の形態におけるカーテン生地の取り外しを説明する図である。 本発明に係る昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置の第5の実施の形態を示す正面図である。 第5の実施の形態の実施形態における制御系を示す結線図である。 本発明に係る昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置の第6の実施の形態を示す正面図である。
[第1の実施の形態]
[カーテン装置の構成]
図1は、本発明に係るカーテン装置の第1の実施の形態を示す正面図、図2は、図1における昇降機構の拡大図である。尚、図1及び図2においては、カバーを断面図で示している。このカーテン装置100は、概略として、建屋内の図示しない窓枠、壁,天井等に取り付けられた昇降機構1と、昇降機構1より垂下している2つのベルト(吊下部材)15に連結され、カーテン生地(以下、スクリーンと言う。)20が取り付けられており、ユーザーによる昇降機構1の操作に伴ってユーザーの手の届く高さまで下降可能なカーテンレール2と、を備えている。
ベルト15は、径年変化等が生じ難く曲げや伸びに強く、且つ、耐熱性、耐湿性等を有するシート状の素材、例えば、ポリエステル、ガラス繊維等の素材を用いて構成されている。ベルト15は、所定の幅サイズ、例えば、カーテンレール2の長さ方向に対し直角方向の幅サイズを有して形成されており、その一端(上側端)が昇降機構1に固定され、他端(下側端)が昇降機構1より垂下してカーテンレール2に連結されている。したがって、カーテンレール2は、ベルト15の巻き状態に応じて、昇降機構1の下側に密着した状態の高さからユーザーの手の届く高さまでの範囲内で停止可能であり、昇降機構1の下側に密着した状態以外の高さにおいては、カーテンレール2は左右には揺動可能であるが、前後方向には揺動しないようになっている。
スクリーン20は、その上端は水平移動が可能な図示しないランナー等の取付具を介してカーテンレール2に取り付けられ、カーテンレール2の昇降に伴って昇降するようになっている。
[昇降機構の構成]
図3は、昇降機構の構成を示す側面図である。昇降機構1は左右の構成が同じであるので、図2及び図3においては図1における左側の構成のみを図示している。また、図3においては、図1及び図2に示したカバー10の図示を省略している。昇降機構1は、概略として、コ字状の断面形状を有して窓枠等に固定される取付具11と、取付具11に水平に取り付けられた回転軸12と、回転軸12に取り付けられた芯13及びプーリ14と、所定長が芯13に巻き取られている上記ベルト15と、ループ状を成してプーリ14に懸架され、その引き方向に応じて回転軸12、プーリ14及び芯13が回転する昇降用コード16とを備え、これらはカバー10によって覆われている。プーリ14は、その外周面にV溝22が1周するように設けられており、このV溝22にはチェーン等による昇降用コード16が懸架されている。
尚、昇降機構1は、カーテンレール2の自重によってベルト15に荷重が加わり、ユーザーが操作コード16を操作しないにも関わらず回転軸12が勝手に回転する可能性がある。そこで、操作コード16が操作されないときには、回転軸12の回転をロックする空転防止機構(図示せず)が設けられている。この空転防止機構には、例えば、チェーン式ロールスクリーンにおいて従来から用いられているスプリングによるシャフトグリップ機構が流用可能である。
[カーテンレールの構成]
カーテンレール2は、取付対象の窓枠の横幅以上の長さを有し、その上面には2本のベルト15の下端を固定する2つのブラケット21A,21Bが取り付けられている。そして、カーテンレール2には長手方向にスライド自在な図示しない多数のランナーが配置されている。カーテンレール2は、各社から市販されている製品を使用することができる。
[カーテンレールの昇降操作]
次に、上述したカーテンレール2の昇降操作について説明する。通常の使用状態では、カーテンレール2は昇降機構1に密着する高さまで上昇した状態にされている。この状態において、スクリーン20を洗濯や取り替え換等のためにカーテンレール2から取り外したい場合、ユーザーは、左右の昇降用コード16の一方又は両方を例えば反時計方向に回るように手で引く操作をすると、その操作状態に応じてカーテンレール2の片方又は両方が下がり始める。この昇降用コード16を引く操作を継続すると、ベルト15が回転軸12から巻き戻されることによってカーテンレール2及びスクリーン20の上端は徐々に下降し、例えば、床上1m程度まで下降する。カーテンレール2がユーザーの手の届く位置まで下降すれば、ユーザーはスクリーン20をカーテンレール2から取り外すことができる。尚、昇降用コード16の操作は、カーテンレール2を水平状態を保つようにして昇降させるために左右を同等に操作する必要はない。例えば、カーテンレール2の左側あるいは右側だけを降下させるように昇降用コード16を操作すればカーテンレール2は傾斜することになる。そして、この傾斜によってスクリーン20が左側あるいは右側に寄ってくるのでスクリーン20の取り外しを行うことができるからである。
スクリーン20が取り外されたカーテンレール2には、ユーザーによって別のスクリーン(或いは、取り外した洗濯済みのスクリーン)20が取り付けられる。次に、ユーザーは、昇降用コード16に対して上記操作とは逆の操作、即ち、昇降用コード16を時計方向に引く操作を継続すると、カーテンレール2は徐々に上昇し始める。カーテンレール2が昇降機構1に密着する高さまで上昇したら、ユーザーは昇降用コード16の引き操作を中止する。尚、左右の昇降用コード16を左右個別に操作すると左側だけあるいは右側だけが上昇し、カーテンレール2は水平状態ではなくなるが、左右が共に最上端位置に達したときにはカーテンレール2は水平になるので必ずしもカーテンレール2は水平状態を保ったままで昇降させなくてもよい。
[第1の実施の形態の効果]
第1の実施の形態によれば、ベルト15によってカーテンレール2を昇降機構1から吊り下げておき、ベルト15の巻き出し・巻き上げによってカーテンレール2を昇降させるようにしたため、スクリーン20の取り外し・取り付け作業を簡単及び安全に行うことができる。
また、第1の実施の形態によれば、踏み台、椅子等に乗る必要が無いため、転倒等の事故を未然に防止することができ、これによってカーテンレール2へのスクリーン20の着脱を安全にとり行うことができる。さらに、踏み台や椅子を用意する必要が無くすことができる。
また、第1の実施の形態によれば、所定の幅サイズを有するベルト15を採用したことでカーテンレール2の前後方向の揺動が抑制されるのでスクリーン20の交換作業が行いやすくなる。さらに、カーテン装置100の部品数を低減することができるため、コストダウンが図れると共に製造時間の短縮及び設置時間の短縮が可能になる。
[第2の実施の形態]
図4は、本発明に係るカーテン装置の第2の実施の形態を示す昇降機構の正面図である。本実施の形態は、第1の実施の形態において、1カ所に設けた1つの昇降用コード16によって昇降機構1の昇降を行えるようにしたものである。そのために、カーテンレール2に取り付けられているブラケット21A,21Bのそれぞれの上方に回転軸12が配設され、各回転軸12にベルト15を90°に方向変換させるためのベルトガイド23A,23Bを取り付けている。さらに、カーテンレール2の一端(図4では右端)の近傍に回転軸24を配設すると共に、この回転軸24には、2つのベルト15を重ね巻きしている回転ドラム25及び該回転ドラム25と一体に回転するプーリ14が取り付けられている。プーリ14には、第1の実施の形態と同様にループ状の昇降用コード16が懸架されている。
尚、昇降用コード16を操作していないときにプーリ14及び回転ドラム25が勝手に回転しないようにするため、図示しないブレーキ機構及びロック機構の一方又は両方が、プーリ14又は回転ドラム25に併設されている。また、回転軸12及び回転軸24は窓枠等に個別に取り付けてもよいが、回転ドラム25及びプーリ14と共に図示していないカバー付きの筐体に取り付け、この筐体を窓枠等に取り付ける構成が望ましい。
第2の実施の形態のカーテン装置100の使用方法は、第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。この構成においては、昇降用コード16の引き方向に応じてプーリ14が回転し、同時に回転ドラム25が回転する。図4において、ユーザーが例えば昇降用コード16を反時計方向に引いた場合、プーリ14及び回転ドラム25は反時計方向に回転し、回転ドラム25に巻き付けられていた2つのベルト15が共に巻き出され、2つのベルト15の端部及びカーテンレール2が下降する。逆に、ユーザーが昇降用コード16を時計方向に引けば、2つのベルト15の端部及びカーテンレール2が上昇する。また。ベルト15の幅方向をカーテンレール2の幅方向に沿って取り付けているので第1の実施の形態と同様にカーテンレール2の前後方向の揺動が抑制される。
この第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態に比べ、さらに部品数を低減することができると共に、コストダウンが可能になる。
[第3の実施の形態]
図5は、本発明に係る昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置の第3の実施の形態を示す正面図である。このカーテン装置200は、概略として、第1の実施の形態に示した構造の上記昇降機構1と、昇降機構1より垂下している2つの上記ベルト15に連結され、ユーザーによる昇降機構1の操作に伴って昇降すると共に上記カーテン生地20が巻き取り可能に取り付けられているカーテン3とを備えている。尚、昇降機構1の構成は、図2及び図3に示した通りであるので説明を省略する。
ベルト15のそれぞれは、第1の実施の形態と同様に、昇降機構1に一端(上側端)が固定され、昇降機構1より垂下している他端(下側端)はカーテン3に連結されている。したがって、カーテン3はベルト15の巻き状態に応じて、昇降機構1の下側に密着した高さからユーザーの手の届く高さまでの範囲内で停止し、密着状態以外の高さにおいては、カーテンレール2は左右には揺動可能であるが、前後方向には揺動しないようになっている。
[カーテンの構成]
カーテン3は、ここではローマンシェード型を例示しているが、このタイプ以外のカーテンも適用可能であることは言うまでもない。カーテン3は、スクリーン20を吊り下げるヘッドレール(カーテンレール)31と、ヘッドレール31の上面に設けられてベルト15の各下端を固定する上記した2つのブラケット21A,21Bと、スクリーン20の下端に取り付けられたウェイトバー32と、ヘッドレール31の一方の端部(図5では右側の端部)から取り出された昇降コード33と、昇降コード33の一端を所定の位置で束ねるコード止め34と、上端がコード止め34に取り付けられると共に下端がウェイトバー32の一端に取り付けられた操作コード35と、ヘッドレール31に設けられて昇降コード33の非操作時の移動のロック及び操作時のロック・アンロックを行うロック機構36とを備えている。
ヘッドレール31は、スクリーン20及びその付属物の自重によって回転軸12が勝手に回転しないように、ブレーキ装置又はロック・アンロック機構を内蔵している。ブラケット21A,21Bは、ベルト15の下端の所定長の部分をネジ止め等によってヘッドレール31の上面に固定する部材である。昇降コード33及び操作コード35は紐、チェーン等からなり、スクリーン20に設けられている昇降コード(図示せず)に連結されている。
[カーテン装置の操作]
次に、上述したカーテン装置200の一般的な操作について説明する。図5に示す様にスクリーン20が引き下げられた状態のカーテン装置200において、ユーザーが操作コード35を所定の方向に引くと、ロック機構36が作動してカーテン生地20の昇降に対するロックが解除される。そのまま操作コード35を最初に引いた方向へ引き続けると、スクリーン20は水平を保ったまま昇降する。スクリーン20が所望の高さになった時点でユーザーが操作コード35を引く手を少し緩めるとロック機構36が作動し、昇降コード33がその位置でロックされ、スクリーン20が停止する。
[カーテンの昇降操作]
次に、上述したカーテン3の昇降操作について説明する。通常の使用状態では、ヘッドレール31は昇降機構1に密着する位置状態になっている。この状態において、スクリーン20を洗濯、取り替え換等のためにヘッドレール31から取り外したい場合、ユーザー(作業者)は、左右の昇降用コード16の一方又は両方を例えば反時計方向に回るように手で操作すると、その操作状態に応じてヘッドレール31の片方又は両方が下降し始める。この昇降用コード16の操作を継続すると、ベルト15が回転軸12から巻き出されることによってヘッドレール31及びスクリーン20の上端は徐々に下降し、所望の高さまで下降する。ヘッドレール31がユーザーの手の届く位置まで下降すれば、ユーザーはスクリーン20をヘッドレール31から取り外すことができる。
スクリーン20が取り外されたヘッドレール31には、ユーザーによって別の(或いは洗濯済みの)スクリーン20が取り付けられる。次に、ユーザーは、昇降用コード16に対して上記操作とは逆の操作、即ち、昇降用コード16を時計方向に引く操作を継続すると、ヘッドレール31は徐々に上昇し始める。ヘッドレール31が所望の高さまで上昇すると、ユーザーは昇降用コード16の操作を中止する。この時点でヘッドレール31が水平状態でないとき、ユーザーは左右の昇降用コード16を個々に細かに操作し、ヘッドレール31を水平状態になるように調節する。
[第3の実施の形態の効果]
第3の実施の形態によれば、ローマンシェード型等のカーテンに対しても本発明の適用を可能にすることができると共に、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
尚、第3の実施の形態において、昇降機構1は図2及び図3に示した構成にしたが、これに代えて図4に示した構成を採用してもよい。
[第4の実施の形態]
図6は、本発明に係る昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置の第4の実施の形態を示す正面図である。このカーテン装置300は、第1の実施の形態において、カーテンレール2を窓枠等の建造物に取り付けられる固定レール2aと建造物に固定及び接触しない可動レール2bとに分割すると共に両者を連結軸2cで連結して可動レール2bが結軸2cを中心に折り曲げ可能とし、さらに、可動レール2bの外側に図4の第2の実施の形態に示したプーリ14、昇降用コード16、回転軸24及び回転ドラム25を第2の実施の形態と同様にカーテンレール2の片側(図6では右側)の近傍に配設したものである。回転ドラム25には1つのベルト15が巻回され、その端部は可動レール2bの端面に固定されている。尚、固定レール2aと可動レール2bの長さの比は、図6に示した割合に限るものではなく、例えば、2対1等であってもよい。
図7は、第4の実施の形態におけるカーテン生地の取り外しを説明する図である。このカーテン装置300では、使用時には、図7(a)に示すように固定ベルト2aと可動レール2bは平行しており、したがって、スクリーン20の上部は平行になっている。この状態で、例えば昇降用コード16を反時計方向に引いた場合、プーリ14及び回転ドラム25は反時計方向に回転し、回転ドラム25に巻き付けられていたベルト15が巻き出され、可動レール2bの自由端(図6の右側端)が図6に示す矢印A方向に折り曲げられた状態となる。可動レール2bの上記自由端がユーザーの手が届く位置まで折り曲がれば図7(b)に示すようになり、その状態でスクリーン20を可動レール2b側へ寄せれば、図7(c)に示すように、可動レール2bの端部(自由端)からスクリーン20を取り外すことができる。
別のスクリーン20を取り付ける等の場合、上記スクリーン20を取り外したままの可動レール2bの自由端からスクリーン20の左側端のランナー(図示せず)を自由端に取り付ける。ランナーを順次可動レール2bに取り付けながら、スクリーン20を図7(b)に示すように可動レール2bから固定レール2aへと送り込むことにより、スクリーン20をカーテンレール2に取り付けることができる。
ユーザーは、カーテンレール2へのスクリーン20の取り付けが終了したら、下降時とは逆に昇降用コード16を時計方向に引けば、可動レール2bの自由端は図6に示す矢印B方向へ回動し、図7(a)に示すように、可動レール2bを固定レール2aと平行になる位置にまで戻すことができる。
第4の実施の形態によれば、カーテンレール2の全体を下降させることなくスクリーン20の取り付け・取り外しを行うことができる。また、昇降機構1の簡略化及び部品数の低減を図ることができるので、見栄えを良くし、且つ、コストダウンを図ることができる。その他の効果は、第1の実施の形態と同様である。
[第5の実施の形態]
図8は、本発明に係る昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置の第5の実施の形態を示す正面図である。このカーテン装置400は、概略として、建屋内の図示しない窓枠、壁、天井等に取り付けられた昇降機構40より垂下している第1〜第3のベルト(吊下部材)15A〜15Cに連結された上記カーテンレール2と、を備えている。カーテンレール2は、図1(第1の実施形態)及び図4(第2の実施形態)に示したように、スクリーン20が取り付けられている。
昇降機構40は、概略として、駆動源となる図示しないモータを備えた駆動機構41と、この駆動機構41の出力軸に連結されるとともに先端が軸受け42で軸支され、カーテンレール2の昇降長さに対応する長さを有したスクリューシャフト43と、スクリューシャフト43に噛合させて外嵌されスクリューシャフト43の回転に応じて図の左右方向に移動する吊下部材保持具としてのベルト保持具44と、ベルト保持具44に各上端が重なるようにして固定されるとともに各下端がカーテンレール2に固定された上記第1〜第3のベルト15A〜15Cと、第1〜第3のベルト15A〜15Cの上部がU字形に架け渡された糸巻型のローラ45と、カーテンレール2の上方に位置させて第1〜第3のベルト15A〜15Cの下部を90°に方向を変えながら回転する糸巻型のローラ46A〜46Cと、これら各部材を収納した状態で窓枠、壁、天井等に取り付けられる収納ボックス47(図8では前面カバーを外した状態を示す)と、駆動機構41に電気コード48によって接続されたリモートコントローラ(コントローラ)49とを備えている。尚、ベルト保持具44は、スクリューシャフト43が回転しても、これに伴って回転しないように図示しないガイドが設けられている。ローラ45,46A〜46Cは、昇降機構40の軽量化のために合成樹脂製等にすることが望ましい。
図9は駆動機構の制御系を示す結線図である。この制御系60は、ACプラグ410付きの電源コード411と、この電源コード411の端部の一方に接続されたヒューズ412と、このヒューズ412を介して電源コード411の端部に接続されて例えば24Vを出力する変圧器413と、変圧器413に接続されたダイオードまたはICにより構成されて交流を直流に変換する整流器414と、整流器414の出力間に接続されて直流出力のリップルを除去する平滑コンデンサ415と、収納ボックス47内に設置されて駆動源となるモータ416と、このモータ416及び電源コード411に接続された上記電気コード48と、電気コード48に接続された上記リモートコントローラ49とを備えている。さらに駆動機構41には、ベルト保持具44が規定範囲内を逸脱したことを検出してモータ416への通電をオフにするリミットスイッチやリードスイッチ(図示せず)が設けられている。モータ416は、例えば減速機構内蔵のDCギヤードモータであり、DC(直流)24V等で動作する仕様になっている。
リモートコントローラ49は、電気コード48に接続されるとともに連動するスライドスイッチ491A,491Bとを備えており、スライドスイッチ491Aはモータ416の例えば+端子に接続され、スライドスイッチ491Bはモータ416の例えば−端子に接続されている。リモートコントローラ49は、2回路のスライドスイッチであり、共通接点aに対し接点b側にスライドされたときに+出力に接続され、接点c側にスライドされたときに−出力に接続されるように結線されている。そして、モータ416はスライドスイッチ491A,491Bの各a接点に接続されている。例えば、スライドスイッチ491A,491Bを接点b側へスライドさせたときに正転し、接点c側へスライドさせたときに逆転する。
次に、ローラ45及びローラ46A〜46Cは、ベルト15A〜15Cの幅よりやや広い幅を有して収納ボックス47の背面等に回転自在に取り付けられている。ベルト15A〜15Cの各下端は、カーテンレール2の上面に等間隔にして固定されている。
[カーテン装置の操作]
次に、上述したカーテン装置400の操作について説明する。図8に示す状態はカーテンレール2が最上昇位置にある場合である。この状態からカーテンレール2を下降させたい場合、ユーザーはリモートコントローラ49を手に持ち、そのスライドスイッチ491A,491Bを指で「下降」の位置へスライドさせる。この操作によって駆動機構41のモータ416に直流電源が印加され、スクリューシャフト43が回転(例えば正転)することに伴ってベルト保持具44は図8の右方向へ移動する。このベルト保持具44の移動に伴って第1〜第3のベルト15A〜15Cの各上端が右方向へ移動することにより、第1〜第3のベルト15A〜15Cの各下端がカーテンレール2とともに下降し始める。カーテンレール2が所望の位置にまで下がった時点でユーザーがスライドスイッチ491A,491Bを指で「停止」の位置へスライドさせると、駆動機構41のモータ416への通電が断たれ、スクリューシャフト43の回転が停止するとともにカーテンレール2の下降が停止する。したがって、ユーザーは手を高く上げたりすることなくスクリーン20をカーテンレール2から取り外すことができる。尚、スライドスイッチ491A,491Bを「下降」の位置にしたままにしても、ベルト保持具44が設定位置に到達すればリミットスイッチが動作してモータ416への通電が断たれるので、モータ416を保護することができる。
次に、上記した位置からカーテンレール2を上昇させたい場合、ユーザーはリモートコントローラ49のスライドスイッチ491A,491Bを「上昇」の位置へスライドさせる。この操作によって駆動機構41のモータ416は下降時とは逆方向に回転し、スクリューシャフト43が逆転することに伴ってベルト保持具44は図8の右方向へ移動する。このベルト保持具44の移動に伴って第1〜第3のベルト15A〜15Cの各上端が右方向へ移動することにより、第1〜第3のベルト15A〜15Cの各下端がカーテンレール2とともに上昇し始める。カーテンレール2が所望の位置へ上がった時点でスライドスイッチ491A,491Bを「停止」の位置へスライドさせると、駆動機構41のモータ416への通電が断たれ、スクリューシャフト43の回転が停止するとともにカーテンレール2の上昇が停止する。尚、スライドスイッチ491A,491Bを「上昇」の位置にしたままにしても、ベルト保持具44が設定位置に到達すればリミットスイッチが動作してモータ416への通電が断たれる。
第5の実施の形態によれば、リモートコントローラ49のスライドスイッチ491A,491Bのスライド操作によりモータ416を駆動源とした駆動機構41を制御でき、これにより第1〜第4の実施形態のように手で昇降用コード16を操作する必要がなくなり、老人や子供でも簡単にカーテンレール2を下降及び上昇させることができる。その他の効果は、第1の実施の形態と同様である。
[第6の実施の形態]
図10は、本発明に係る昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置の第6の実施の形態を示す正面図である。このカーテン装置500は、第5の実施の形態において、駆動機構41に代えて、第5の実施の形態で説明したモータ416及び該モータ416により回転駆動されるローラ52を備えた駆動機構51を用い、ローラ52にベルト15の一端を取り付けてベルト15の所定長を巻き取り巻き出し可能にし、このベルト15の他端に第1〜第3のベルト15A〜15Cの一端(上端)を連結させたものであり、その他の構成は第5の実施の形態と同様である。尚、第1〜第3のベルト15A〜15Cはベルト全長の中間部までで、中間部から駆動機構51までの部分は第1〜第3のベルト15A〜15Cの上端にリベット54等で連結されたベルト15が用いられ、これにより昇降機構50の軽量化及び小型化を可能にしている。
昇降機構50は、概略として、駆動源としての上記モータ416及びモータ416の出力軸に設けられた図示しないギア機構等を介して回転駆動される上記ローラ52を内蔵した上記駆動機構51と、上記収納ボックス47内のローラ52とは反対側の位置に配置されてローラ52からのベルト15をU字型に折り曲げるローラ53と、第1〜第3のベルト15A〜15Cの途中をU字型に折り曲げる上記ローラ45と、ローラ45からの第1〜第3のベルト15A〜15Cを90°に折り曲げる上記ローラ46A〜46Cと、これら各部材を収納した状態で窓枠、壁、天井等に取り付けられる上記収納ボックス47と、駆動機構51に電気コード48によって接続された上記リモートコントローラ49とを備えている。
尚、第6の実施の形態において、第1〜第3のベルト15A〜15Cの上端に連結させたベルト15をローラ52に巻き付ける構成にしたが、第1〜第3のベルト15A〜15Cの上端を延長してローラ52に巻回させ、ベルト15を省略してもよい。ただし、ローラ52の直径が大きくなることで大型化及び重量増は避けられない。
[カーテン装置の操作]
次に、上述したカーテン装置500の操作について説明する。図10に示す状態においてはベルト15の所定長がローラ52に巻き付けられており、カーテンレール2は最上昇位置にある。この状態からカーテンレール2を下降させたい場合、ユーザーはリモートコントローラ49を持ち、そのスライドスイッチ491A,491Bを指で「下降」の位置へスライドさせる。この操作によって駆動機構51のモータ416に直流電源が印加され、駆動機構51のローラ52が回転(例えば時計方向に回転)し、これに伴ってベルト15が左方向へ巻き出しされる。これにより、第1〜第3のベルト15A〜15Cの各上端が図10に示す右方向へ移動することにより、第1〜第3のベルト15A〜15Cの各下端がカーテンレール2とともに下降し始める。カーテンレール2が所望の位置にまで下がった時点でユーザーがスライドスイッチ491A,491Bを「停止」の位置へスライドさせると、駆動機構51のモータ416への通電が断たれて駆動機構51のモータ416の回転が停止し、さらに駆動機構51の移動が停止し、これに伴ってカーテンレール2の下降が停止する。したがって、ユーザーは手を高く上げたりすることなくスクリーン20をカーテンレール2から取り外すことができる。尚、スライドスイッチ491A,491Bを「下降」の位置にしたままにしても、駆動機構51が設定位置に到達すればリミットスイッチが動作してモータ416への通電が断たれる。
次に、上記した位置からカーテンレール2を上昇させたい場合、ユーザーはリモートコントローラ49のスライドスイッチ491A,491Bを指で「上昇」の位置にスライドさせる。この操作によって駆動機構51のモータ416及びローラ52は下降時とは逆方向に回転し、これに伴ってベルト15の全体が図の右方向へ移動し、第1〜第3のベルト15A〜15Cの上部が左方向へ移動する。このベルト15の移動に伴って第1〜第3のベルト15A〜15Cの各下端がカーテンレール2とともに上昇し始める。カーテンレール2が所望の位置へ上がった時点でユーザーがリモートコントローラ49のスライドスイッチ491A,491Bを「停止」の位置へスライドさせると、駆動機構51のモータ416への通電が断たれ、駆動機構51が停止するとともにカーテンレール2の上昇が停止する。尚、スライドスイッチ491A,491Bを「上昇」の位置にしたままにしても、駆動機構51が設定位置に到達すればリミットスイッチが動作してモータ416への通電が断たれる。
第6の実施の形態によれば、リモートコントローラ49のスライドスイッチ491A,491Bのスライド操作によりモータ416を駆動源とした駆動機構51を制御でき、これにより第1〜第4の実施形態のように手で昇降用コード16を操作する必要がなくなり、第1及び第5の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[他の実施例]
尚、本発明は、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、昇降用コード16に代えてモータ416を駆動源にし、電源スイッチのオン/オフ操作に応じて芯13を回転させる構成であってもよい。或いは、昇降用コード16を併用できる構成であってもよい。
また、上記第1〜第4の実施の形態においては、ベルト15の使用数を2つとしたが、スクリーン20の幅によっては1つでもよいし、2つ以上であってもよい。ベルト15を1つにした場合、その幅をスクリーン20の幅に応じたものにすると共に、回転軸12,17はベルト幅に応じた長さにする。
また、ベルト15は、芯13に巻き取る・巻き戻すの構成にしたが、ベルト15をL字状に布設し、他端(ブラケット21A,21Bによって固定されない側)を引く・戻すの駆動により、ベルト15の全体がL字状に移動する構成であってもよい。
また、上記第1〜第3の実施の形態において、ベルト15は、幅方向の面が側面を向く配置としたが、取付具11及び回転軸12と共にベルト15を図1〜図3の状態から向きを90°変更した配置にし、ベルト15の表面が正面を向く構成にしてもよい。
また、上記第1,第3実施の形態においては、構成を分かり易くするため、昇降用コード16が室内側から見えるように図2に示す如く室内側にプーリ14を配置したが、プーリ14を窓側に配置することにより昇降用コード16を室内側から見えないようにすることができ、見栄えが良くなる。
さらに、第5,第6の実施の形態において、制御系60は、スライドスイッチ491A,491Bにより回転方向を制御するものとしたが、他の構成、例えば、ドライバICにより駆動し、回転方向を押しボタンにより制御する構成にしてもよい。或いは、赤外光、電波等を用いたリモコンシステムであってもよい。また、第5,第6の実施の形態において、3つの第1〜第3ベルトのベルト15A〜15Cを設ける構成にしたが、第1,第2のベルト15A,15Bの2つにしてもよい。また、上記各実施の形態において、ベルト15及び第1〜第3のベルト15A〜15Cは、例えばロープ等であってもよい。
以上のように、好ましい各実施形態について説明したが、本発明に係る昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置100〜500は、カーテン、ロールスクリーン、横型ブラインド、ローマンシェードなど窓周りに設置される遮光装置全般に採用可能である。カーテン、ロールスクリーン、横型ブラインド、ローマンシェードなどは経年による汚れによる洗濯、故障修理、交換といった事態となるが予め本発明に係る昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置を備えておくことでその作業を著しく軽減することができる。また、人が昇降用コードを操作することでプーリを回転させているがこれを電動化することで取り付け高さが10mといった非常に高い位置にカーテンレールが取り付けられている場合でも予め本発明に係る昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置を取り付けておけば後々の作業は大幅に軽減される。
本発明は、カーテンレール2及びカーテン3に代えて、暖簾(のれん)、看板、照明器具等を昇降させる用途にも適用可能である。
1 昇降機構
2 カーテンレール
2a 固定レール
2b 可動レール
2c 連結軸
3 カーテン
10 カバー
11 取付具
12 回転軸
13 芯
14 プーリ
15 ベルト(吊下部材)
15A 第1のベルト
15B 第2のベルト
15C 第3のベルト
16 昇降用コード
17 回転軸
20 カーテン生地(スクリーン)
21A ブラケット
21B ブラケット
22 V溝
23A ベルトガイド
23B ベルトガイド
24 回転軸
25 回転ドラム
31 ヘッドレール
32 ウェイトバー
33 昇降コード
34 コード止め
35 操作コード
36 ロック機構
40 昇降機構
41 駆動機構
42 軸受け
43 スクリューシャフト
44 ベルト保持具
45 ローラ
46A ローラ
46B ローラ
46C ローラ
47 収納ボックス
48 コード
49 リモートコントローラ
50 昇降機構
51 駆動機構
52 ローラ
53 ローラ
60 制御系
100 カーテン装置
200 カーテン装置
300 カーテン装置
400 カーテン装置
410 ACプラグ
411 電源コード
412 ヒューズ
413 変圧器
414 整流器
415 平滑コンデンサ
416 モータ
491A スライドスイッチ
491B スライドスイッチ
500 カーテン装置

Claims (9)

  1. カーテン生地の取り付け及び取り外しを容易に行うことが可能な位置までカーテンレールを下降させ、さらに、元の位置まで上昇させる昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置において、
    所定の高さ位置に設置固定され、昇降用コードの操作に応じて巻き取り巻き出し可能な吊下部材を備えた昇降機構の前記吊下部材の一端に前記カーテンレールを取り付け、前記昇降用コードの操作によって前記カーテンレールを昇降させることを特徴とする昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置。
  2. 請求項1に記載の昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置において、
    前記昇降機構は、
    天井や壁面などに固定する取付具と、
    前記取付具に軸支された回転軸と、
    前記回転軸に巻回された所定の長さを有する前記吊下部材と、
    を備えてなることを特徴とする昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置。
  3. 請求項1又は2に記載の昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置において、
    前記昇降機構は、
    前記回転軸に取り付けられたプーリと、
    前記プーリに懸架され、その引き方向に応じて前記プーリを回転させる前記昇降用コードと、
    を備えてなることを特徴とする昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置において、
    前記昇降機構は、
    前記カーテンの長さに相当する長さを有して筐体又は軸受けに軸支された回転軸と、
    前記回転軸に巻回されている所定長の前記吊下部材と、
    前記回転軸の前記吊下部材の1つの近傍に取り付けられたプーリと、
    前記プーリに懸架され、その引き方向に応じて前記プーリを回転させる前記昇降用コードと、
    を備えてなることを特徴とする昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置において、
    前記昇降機構は、
    前記カーテンレールの長手方向の両端部近傍の2箇所をそれぞれ昇降させるようにしてなることを特徴とする昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載の昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置において、
    前記カーテンレールはその長手方向の途中位置で折り曲げ可能に形成されると共に、前記昇降機構によって前記吊下部材を昇降させることで前記カーテンレールの一部を斜めに傾斜可能に形成され、傾斜した当該カーテンレールの下端部側へ前記カーテン生地を寄せることでカーテン生地の交換を行い易くしたことを特徴とする昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置。
  7. カーテン生地の取り付け及び取り外しを容易に行うことが可能な位置までカーテンレールを下降させ、さらに、元の位置まで上昇させる昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置において、
    下端が前記カーテンレールに固定され、上端を前記カーテンレールの最上昇位置よりも上方に位置させた複数の吊下部材の前記上端をコントローラの操作に応じて動作する昇降機構によって移動させることにより前記カーテンレールを昇降させることを特徴とする昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置。
  8. 請求項7に記載の昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置において、
    前記昇降機構は、
    前記コントローラによって制御されるモータの回転を減速させて出力する駆動機構と、
    前記駆動機構の出力軸に連結されて回転するスクリューシャフトと、
    前記スクリューシャフトに噛合するように取り付けられるとともに前記複数の吊下部材の上端が固定され、前記スクリューシャフトの回転に応じてその長手方向へ移動可能な吊下部材保持具と、
    前記吊下部材の所定範囲をガイド及び位置決めする複数のローラと、
    を備えてなることを特徴とする昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置。
  9. 請求項7に記載の昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置において、
    前記昇降機構は、
    前記コントローラによって制御されるモータ及び該モータの回転方向に応じて前記吊下部材の巻き取り巻き出しを行うローラを備えた駆動機構と、
    前記複数の吊下部材の所定範囲をガイド及び位置決めする複数のローラと、
    を備えてなることを特徴とする昇降可能なカーテンレールを備えたカーテン装置。
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