JP2021041666A - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

空気入りタイヤの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021041666A
JP2021041666A JP2019167210A JP2019167210A JP2021041666A JP 2021041666 A JP2021041666 A JP 2021041666A JP 2019167210 A JP2019167210 A JP 2019167210A JP 2019167210 A JP2019167210 A JP 2019167210A JP 2021041666 A JP2021041666 A JP 2021041666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sidewall rubber
rubber
tire
sidewall
tread
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019167210A
Other languages
English (en)
Inventor
吉田 憲司
Kenji Yoshida
憲司 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Toyo Tire Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd, Toyo Tire Corp filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP2019167210A priority Critical patent/JP2021041666A/ja
Publication of JP2021041666A publication Critical patent/JP2021041666A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

【課題】サイクルタイムを低減する空気入りタイヤの製造方法を提供する。【解決手段】空気入りタイヤの製造方法は、成形ドラム50上のタイヤ構成ゴム部材に第1サイドウォールゴム90をタイヤ一周分巻き付けることと、第1サイドウォールゴム90よりも幅が短く且つタイヤ一周分の長さを有する第2サイドウォールゴム91を第1サイドウォールゴム90の外周に配置することと、を含む。【選択図】図2

Description

本開示は、空気入りタイヤの製造方法に関する。
インナーライナーゴム、カーカスプライ、ビードコア、ビードフィラ、サイドウォールゴム、ベルト、トレッドなどの複数のタイヤ構成ゴム部材を成形装置によって積層させて生タイヤを製造し、その後、生タイヤをモールド内にて加熱及び加圧して加硫成形することにより空気入りタイヤが製造される。
米国向けのタイヤの一種として、サイドウォールのうちのバッドレス部に凹凸による意匠を設けたタイヤがある。このようなタイヤは、バッドレス部のゴムのボリュームがサイドウォールにおける他の部位に比べて多いことが要求される。サイドウォールゴムだけで見れば、厚い部位と薄い部位が合わさった断面形状となる。このような断面形状のサイドウォールゴムは、押出成形で一度に成形できないため、いわゆるリボン工法で製造している。リボン工法は、帯状のリボンを、タイヤ軸を中心として螺旋状に複数回巻き付けることで、任意の断面形状のゴム部材を成形する工法である(特許文献1参照)。
特開2013−22788号公報
しかしながら、リボン工法は、リボンゴムを何回も巻き付けるために時間を要し、サイクルタイムが増大してしまう。
本開示は、サイクルタイムを低減する空気入りタイヤの製造方法を提供する。
本開示の空気入りタイヤの製造方法は、成形ドラム上のタイヤ構成ゴム部材に第1サイドウォールゴムをタイヤ一周分巻き付けることと、前記第1サイドウォールゴムよりも幅が短く且つタイヤ一周分の長さを有する第2サイドウォールゴムを前記第1サイドウォールゴムの外周に配置することと、を含む。
この構成によれば、成形ドラムに第1サイドウォールゴムをタイヤ一周分巻き付け、その後、タイヤ一周分の長さを有する第2サイドウォールゴムを第1サイドウォールゴムの上に配置するので、リボンゴムを複数回巻き付けるリボン工法に比べてサイクルタイムを低減可能となる。それでいて、第2サイドウォールゴムは第1サイドウォールゴムよりも幅が狭いので、サイドウォールゴム全体のゴムボリュームを増やさずに必要な箇所のみのゴムボリュームを容易に増やすことが可能となる。
本開示の第1実施形態の製造方法で製造される空気入りタイヤを示す子午線断面図 第1実施形態における第1組部材の成形に関する説明図 第1実施形態における第1組部材の成形に関する説明図 第1実施形態における第1組部材の成形に関する説明図 第1サイドウォールゴム及び第2サイドウォールゴムの厚みを示す図 第1実施形態における第2組部材の成形に関する説明図 第1実施形態における第1組部材と第2組部材の結合工程に関する説明図 第2実施形態の製造方法で製造される空気入りタイヤを示す子午線断面図 第2実施形態における第1組部材の成形に関する説明図 第2実施形態における第2組部材の成形に関する説明図 第2実施形態における第1組部材と第2組部材の結合工程に関する説明図
<第1実施形態>
以下、本開示の第1実施形態を、図面を参照して説明する。
[空気入りタイヤの構造]
図1は、生タイヤを金型で加圧及び加熱して加硫した空気入りタイヤの子午線断面図である。図1に示すように、空気入りタイヤは、一対のビード部1と、各々のビード部1からタイヤ径方向外側RD1に延びるサイドウォール部2と、サイドウォール部2のタイヤ径方向外側RD1端同士を連ねるトレッド部3とを備える。ビード部1には、鋼線等の収束体をゴム被覆してなる環状のビードコア1aと、硬質ゴムからなるビードフィラ1bとが配置されている。ビード部1は、リムのビードシート(非図示)に装着され、空気圧が正常(例えばJATMAで決められた空気圧)であれば、タイヤ内圧によりリムフランジ適切にフィッティングし、タイヤがリムに嵌合される。
また、このタイヤは、一対のビード部1の間に架け渡されるように配され、トレッド部3からサイドウォール部2を経てビード部1に至るトロイド状のカーカス4を備える。カーカス4は、少なくとも一枚のカーカスプライにより構成され、その端部がビードコア1aを介して巻き上げられた状態で係止されている。カーカス4の内周側には、空気圧を保持するためのインナーライナーゴム5が配置されている。
トレッド部3におけるカーカス4の外周には、たが効果によりカーカス4を補強するベルト6が配置されている。ベルト6は、タイヤ周方向に対して所定角度で傾斜して延びるコードを有する2枚のベルトプライを有し、各プライはコードが互いに逆向き交差するように積層されている。ベルト6の外周側には、ベルト補強層7が配され、更にその外周側表面には、トレッドパターンが形成されたトレッドゴム8が配置されている。
サイドウォール部2におけるカーカス4の外周には、タイヤ側面を形成するサイドウォールゴム9が配置されている。タイヤ側面のうちタイヤ最大幅部位Whよりもタイヤ径方向外側RD1の領域であるバッドレス部には、意匠としてタイヤ周方向に沿って凹部及び凸部を有する凹凸部10が形成されている。そのため、図1に示すように、サイドウォールゴム9におけるトレッド部3に近い部位が、サイドウォールゴム9におけるビード部1に近い部位に比べてゴムのボリュームが求められる。図1は加硫成形後のタイヤを示すが、サイドウォールゴム9は、第1サイドウォールゴム90と第2サイドウォールゴム91とを含む。第1サイドウォールゴム90は、ビード部1からトレッド部3に至るシート状のゴム部材であり、タイヤ一周分巻き付けられている。第2サイドウォールゴム91は、第1サイドウォールゴム90よりも幅が短いシート状のゴム部材であり、第1サイドウォールゴム90の外周上にタイヤ一周分巻き付けられている。
[空気入りタイヤの製造方法]
空気入りタイヤの製造方法は、複数のタイヤ構成ゴム部材を積層して生タイヤを製造する工程と、生タイヤT3をモールド内にて加熱及び加圧して加硫成形する工程と、を含む。生タイヤT3の製造方法は、ファーストケースとも呼ばれる第1組部材T1を成形する工程と、セカンドケースとも呼ばれる第2組部材T2を成形する工程と、第2組部材T2をインフレートして第1組部材T1と結合して生タイヤT3を得る工程と、を含む。
[第1組部材T1(ファーストケース)の成形]
第1組部材T1(ファーストケース)を成形する工程を、図2、図3及び図4を用いて説明する。図2に示す成形ドラム50に、インナーライナーゴム5、チェーハ(非図示)及びカーカス4を巻き付ける。その後、カーカス4の両端にビードフィラ1b及びビードコア1aを配置して、ブラダをインフレートすることによりカーカス4をビードコア1a及びビードフィラ1bに巻き上げる。
次に、図2及び図3に示すように、成形ドラム50上のタイヤ構成ゴム部材(インナーライナーゴム5、カーカス4など)に第1サイドウォールゴム90をタイヤ一周分巻き付ける。サイドウォールゴム9は一対をなしている。次に、図2及び図4に示すように、第1サイドウォールゴム90の外周上に第2サイドウォールゴム91を巻き付けて配置し、第1組部材T1(ファーストケース)を得る。第2サイドウォールゴム91は、タイヤ一周分の長さを有し、第1サイドウォールゴム90よりもタイヤ軸に沿った幅が短い。幅はタイヤ軸に平行な長さである。本実施形態では、第1サイドウォールゴム90と第2サイドウォールゴム91のゴム組成は同じであるが、これに限定されない。
図5は、成形ドラム50の外周に配置した第1サイドウォールゴム90の厚みおよび第1サイドウォールゴム90の外周上に配置した第2サイドウォールゴム91の厚みを示す。計測点を丸で示し、計測点間は直線で結んでいる。図4及び図5に示すように、第2サイドウォールゴム91におけるトレッド部3に近い第1端91aは先細り形状である。第2サイドウォールゴム91の厚み方向及び幅方向を通る断面において、第1端91aの角度θ1は10度以上且つ25度以下であることが好ましい。第2サイドウォールゴム91の周囲にあるゴム部材(例えば、ベルト6、トレッドゴム8等が挙げられる)へのエア入りを抑制又は防止するうえで好ましい。
また、第2サイドウォールゴム91におけるビード部1に近い第2端91bは先細り形状である。第2端91bの角度θ2は10度以上且つ35度以下であることが好ましい。第2サイドウォールゴム91の加硫時のゴム流れ不良を低減又は防止するうえで好ましい。
第1端91aの角度θ1と第2端91bの角度θ2の大小関係はどのような関係であってもよい。すなわち、θ1>θ2でもよいし、θ1=θ2でもよいし、θ1<θ2でもよい。
また、図4及び図5に示すように、第1サイドウォールゴム90は、タイヤの形状に合わせて、ビード部からトレッド部に向けて厚みが相対的に大きくなる部位を有することが多く、厚み差を有する部材である。図5に示すように、成形ドラム50に巻き付けた状態において、第1サイドウォールゴム90における第2サイドウォールゴム91が配置される部位90aの厚み差D1は2mm以下であることが好ましい。厚み差D1が2mm以下であれば、第1サイドウォールゴム90と第2サイドウォールゴム91との間のエア入りを抑制又は防止することが可能となる。
なお、図4に示す実施形態では、タイヤ全体のボリュームを減らして軽量化を図りつつも、意匠を設けたい部分のゴムボリュームを多くするために、第2サイドウォールゴム91が第1サイドウォールゴム90よりも厚いが、これに限定されない。例えば、第1サイドウォールゴム90が第2サイドウォールゴム91よりも厚くてもよく、第1サイドウォールゴム90と第2サイドウォールゴム91の厚みが同じでもよい。
[第2組部材T2(セカンドケース)の成形]
第2組部材T2(セカンドケース)を成形する工程を、図6を用いて説明する。図6に示すように、ベルトドラム51にベルト6及びベルト補強層7(図6では非図示)を巻き付けた後、トレッドゴム8をタイヤ一周分巻き付けて第2組部材T2(セカンドケース)を得る。
[第1組部材T1と第2組部材T2の結合]
図7に示すように、成形装置52において、第1組部材T1の外周に第2組部材T2を配置し、ブラダで第1組部材T1をインフレートさせながら第1組部材T1のビード部同士を近づけ、ステッチャで第2組部材T2を第1組部材T1に押さえつけて第2組部材T2と第1組部材T1とを結合して、生タイヤT3を成形する。この方法によれば、図7及び図1に示すように、第1サイドウォールゴム90及び第2サイドウォールゴム91の上にトレッドゴム8が乗る構造となる。
<第2実施形態>
以下、本開示の第2実施形態を、図面を参照して説明する。
[空気入りタイヤの構造]
図8に示すように、第2実施形態の空気入りタイヤは、図1に示す第1実施形態の空気入りタイヤとほぼ同じであるが、トレッドゴム8の端部が第1サイドウォールゴム90及び第2サイドウォールゴム91で挟まれた点が相違する。その他の構造は同じである。
[第1組部材T1(ファーストケース)の成形]
第1組部材T1(ファーストケース)を成形する工程を、図9を用いて説明する。第1実施形態では、第1サイドウォールゴム90の外周に第2サイドウォールゴム91を巻き付けている。これに対して、第2実施形態では、第1サイドウォールゴム90を巻き付けた時点で第1組部材T1が完成し、第2サイドウォールゴム91を巻き付けない点で相違する。それ以外は、第1実施形態と第2実施形態の第1組部材T1の成形工程と同じである。
[第2組部材T2(セカンドケース)の成形]
第2組部材T2(セカンドケース)を成形する工程を、図10を用いて説明する。第1実施形態では、トレッドゴム8を巻き付けて第2組部材T2が完成する。これに対して、第2実施形態では、図10に示すように、ベルトドラム51に巻き付けたベルト6及びトレッドゴム8に対し、トレッドゴム8の端から幅方向外側にはみ出るように第2サイドウォールゴム91をタイヤ一周分巻き付けて第2組部材T2を得る。トレッドゴム8と第2サイドウォールゴム91の重なり代は、トレッドゴム8の端から10mmであるが、これに限定されず、5mm以上且つ30mm以下であればよい。
[第1組部材T1と第2組部材T2の結合]
図11に示すように、成形装置52において、第1組部材T1の外周に第2組部材T2を配置し、ブラダで第1組部材T1をインフレートさせながら第1組部材T1のビード部同士を近づけ、ステッチャで第2組部材T2を第1組部材T1に押さえつけて第2組部材T2と第1組部材T1とを結合して、生タイヤT3を成形する。このとき、第1サイドウォールゴム90の外周上に第2サイドウォールゴム91が接触して配置されることになる。
図11に示す工法では、トレッドゴム8に第2サイドウォールゴム91を巻き付けた時点でベルトドラム51の径に基づき第2サイドウォールゴム91の径が定まる。しかし、その後に成形装置52において第2サイドウォールゴム91をタイヤ径方向内側へ移動させながら第1サイドウォールゴム90に貼り付けるため、第2サイドウォールゴム91の径が縮まり、第2サイドウォールゴム91にしわが発生するおそれがある。しわはエア入りを招来することが考えられるので生成されない又は小さい方が好ましい。
生タイヤT3における第2サイドウォールゴム91のしわを小さく又は無くすためには、第2サイドウォールゴム91をトレッドゴム8に巻き付けるときに(図10参照)、第2サイドウォールゴム91におけるビード部1に近い第2端91bを、トレッド部3に近い第1端よりもテンションを高くして巻き付けることが好ましい。このようにすれば、第2組部材T2を第1組部材T1に結合するときに、予め付与したテンションによって第2端91bが第1端91aよりも縮まるので、第2サイドウォールゴム91に発生するしわを小さくする又はしわの発生を抑制することができ、エア入りを低減可能となる。
以上のように、第1又は第2実施形態の空気入りタイヤの製造方法は、
成形ドラム50上のタイヤ構成ゴム部材に第1サイドウォールゴム90をタイヤ一周分巻き付けることと、
第1サイドウォールゴム90よりも幅が短く且つタイヤ一周分の長さを有する第2サイドウォールゴム91を第1サイドウォールゴム90の外周に配置することと、
を含む。
このようにすれば、成形ドラム50に第1サイドウォールゴム90をタイヤ一周分巻き付け、その後、タイヤ一周分の長さを有する第2サイドウォールゴム91を第1サイドウォールゴム90の外周に配置するので、リボンゴムを複数回巻き付けるリボン工法に比べてサイクルタイムを低減可能となる。それでいて、第2サイドウォールゴム91は第1サイドウォールゴム90よりも幅が狭いので、サイドウォールゴム9全体のゴムボリュームを増やさずに必要な箇所のみのゴムボリュームを容易に増やすことが可能となる。
第1又は第2の実施形態のように、第2サイドウォールゴム91におけるトレッド部3に近い第1端91aは先細り形状であり、第2サイドウォールゴム91の厚み方向及び幅方向を通る断面において、第1端91aの角度θ1は10度以上且つ25度以下であることが好ましい。
この構成によれば、第2サイドウォールゴム91の周囲にあるゴム部材(ベルト6、トレッドゴム8等)へのエア入りを抑制又は防止することが可能となる。
第1又は第2実施形態のように、第2サイドウォールゴム91におけるビード部1に近い第2端91bは先細り形状であり、第2サイドウォールゴム91の厚み方向及び幅方向を通る断面において、第2端91bの角度θ2は10度以上且つ35度以下であることが好ましい。
この構成によれば、ゴム流れ不良を抑制可能となる。
第1又は第2実施形態のように、成形ドラム50に巻き付けた状態において、第1サイドウォールゴム90における第2サイドウォールゴム91が配置される部位90aの厚み差は2mm以下であることが好ましい。
この構成によれば、第1サイドウォールゴム90と第2サイドウォールゴム91との間のエア入りを抑制又は防止することが可能となる。
第1又は第2実施形態のように、第2サイドウォールゴム91は、第1サイドウォールゴム90よりも厚みが大きいことが好ましい。
このようにすれば、タイヤ全体のボリュームを減らして軽量化を図りつつも、意匠を設けたい部分のゴムボリュームを多くすることが可能となる。
第1実施形態のように、成形ドラム50に巻き付けた第1サイドウォールゴム90の外周上に第2サイドウォールゴム91を巻き付けることが好ましい。
図1〜図7に示す好ましい実施形態の一つである。
第2実施形態のように、成形ドラム50上のタイヤ構成ゴム部材に第1サイドウォールゴム90をタイヤ一周分巻き付けて第1組部材T1を成形することと、ベルトドラム51に巻き付けたベルト6及びトレッドゴム8に対し、トレッドゴム8の端からはみでるように第2サイドウォールゴム91を巻き付けて第2組部材T2を成形することと、第1組部材T1の外周に第2組部材T2を配置し、第1サイドウォールゴム90の外周上に第2サイドウォールゴム91を配置して生タイヤT3を成形することと、を含むことが好ましい。
図8〜図11に示す好ましい実施形態の一つである。
第2実施形態のように、第2サイドウォールゴム91をトレッドゴム8に巻き付けるときに、第2サイドウォールゴム91におけるビード部1に近い第2端91bを、トレッド部3に近い第1端91aよりもテンションを高くして巻き付けることが好ましい。
このようにすれば、第2サイドウォールゴム91の径差を小さくすることができ、第2サイドウォールゴム91に発生するしわを小さくする又はしわの発生を抑制することができ、エア入りを低減可能となる。
以上、本開示の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現できる。特許請求の範囲、明細書、および図面中のフローに関して、便宜上「まず」、「次に」等を用いて説明したとしても、この順で実行することが必須であることを意味するものではない。
上記の各実施形態で採用している構造を他の任意の実施形態に採用することは可能である。各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
4 カーカス(タイヤ構成ゴム部材)
5 インナーライナーゴム(タイヤ構成ゴム部材)
50 成形ドラム
51 ベルトドラム
6 ベルト
8 トレッドゴム
90 第1サイドウォールゴム
91 第2サイドウォールゴム
91a 第1端
91b 第2端

Claims (8)

  1. 成形ドラム上のタイヤ構成ゴム部材に第1サイドウォールゴムをタイヤ一周分巻き付けることと、
    前記第1サイドウォールゴムよりも幅が短く且つタイヤ一周分の長さを有する第2サイドウォールゴムを前記第1サイドウォールゴムの外周に配置することと、
    を含む、空気入りタイヤの製造方法。
  2. 前記第2サイドウォールゴムにおけるトレッド部に近い第1端は先細り形状であり、
    前記第2サイドウォールゴムの厚み方向及び幅方向を通る断面において、前記第1端の角度は10度以上且つ25度以下である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2サイドウォールゴムにおけるビード部に近い第2端は先細り形状であり、
    前記第2サイドウォールゴムの厚み方向及び幅方向を通る断面において、前記第2端の角度は10度以上且つ35度以下である、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記成形ドラムに巻き付けた状態において、前記第1サイドウォールゴムにおける前記第2サイドウォールゴムが配置される部位の厚み差は2mm以下である、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記第2サイドウォールゴムは、前記第1サイドウォールゴムよりも厚みが大きい、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 成形ドラムに巻き付けた前記第1サイドウォールゴムの外周上に前記第2サイドウォールゴムを巻き付ける、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 成形ドラム上のタイヤ構成ゴム部材に前記第1サイドウォールゴムをタイヤ一周分巻き付けて第1組部材を成形することと、
    ベルトドラムに巻き付けたベルト及びトレッドゴムに対し、トレッドゴムの端からはみでるように前記第2サイドウォールゴムを巻き付けて第2組部材を成形することと、
    前記第1組部材の外周に前記第2組部材を配置し、前記第1サイドウォールゴムの外周上に前記第2サイドウォールゴムを配置して生タイヤを成形することと、を含む、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  8. 前記第2サイドウォールゴムを前記トレッドゴムに巻き付けるときに、前記第2サイドウォールゴムにおけるビード部に近い第2端を、トレッド部に近い第1端よりもテンションを高くして巻き付ける、請求項7に記載の方法。
JP2019167210A 2019-09-13 2019-09-13 空気入りタイヤの製造方法 Pending JP2021041666A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019167210A JP2021041666A (ja) 2019-09-13 2019-09-13 空気入りタイヤの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019167210A JP2021041666A (ja) 2019-09-13 2019-09-13 空気入りタイヤの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021041666A true JP2021041666A (ja) 2021-03-18

Family

ID=74861495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019167210A Pending JP2021041666A (ja) 2019-09-13 2019-09-13 空気入りタイヤの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021041666A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05329963A (ja) * 1992-05-27 1993-12-14 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ及びその製造方法
JPH07276529A (ja) * 1994-04-12 1995-10-24 Bridgestone Corp 偏平空気入りラジアルタイヤの成型方法
JP2002187216A (ja) * 2000-12-21 2002-07-02 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ構成ゴム部材の製造方法、及びそのタイヤ構成ゴム部材を用いた空気入りタイヤ
JP2003211913A (ja) * 2002-01-21 2003-07-30 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2006051711A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用ゴム部材の製造方法。
JP2009040237A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2014024220A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤの成形方法、成形装置、生カバー、および空気入りタイヤ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05329963A (ja) * 1992-05-27 1993-12-14 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ及びその製造方法
JPH07276529A (ja) * 1994-04-12 1995-10-24 Bridgestone Corp 偏平空気入りラジアルタイヤの成型方法
JP2002187216A (ja) * 2000-12-21 2002-07-02 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ構成ゴム部材の製造方法、及びそのタイヤ構成ゴム部材を用いた空気入りタイヤ
JP2003211913A (ja) * 2002-01-21 2003-07-30 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2006051711A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用ゴム部材の製造方法。
JP2009040237A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2014024220A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤの成形方法、成形装置、生カバー、および空気入りタイヤ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5276647B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP6258627B2 (ja) スリーブレスタイヤ成形用ドラム
JP2019104168A (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP2008290336A (ja) 空気入りタイヤの製造方法
US9937678B2 (en) Method for manufacturing motorcycle tire
JPH0481938B2 (ja)
JP5056150B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤ
JP2018099850A (ja) 空気入りタイヤの製造方法
US20070051449A1 (en) Pneumatic tire
JP2016210118A (ja) 空気入りタイヤの製造方法、シェーピング装置、及び空気入りタイヤ
JP6603566B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
US20200122422A1 (en) Manufacturing method of pneumatic tire and pneumatic tire
JP2021041666A (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JPS62225406A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP2021116044A (ja) 空気入りタイヤ、空気入りタイヤの製造方法、及びタイヤ加硫金型
JP4315632B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JPH0495502A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP2011148392A (ja) タイヤ用チューブ
JP7365252B2 (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2024042782A (ja) 空気入りタイヤの製造方法及び製造装置
JP2003225953A (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP2012171399A (ja) 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法
JP2024048098A (ja) 空気入りタイヤの設計方法、及び空気入りタイヤの製造方法
JP5084255B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤの製造方法
JP2009178909A (ja) 空気入りタイヤの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230607

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230907