JP2021040970A - ロール紙ホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】上面が開口されたホルダ本体内に収容されたロール紙本体のロール紙が残り少なくなった場合でも、ロール紙本体を手で押さえることなく容易に引き出すことができるロール紙ホルダを提供する。
【解決手段】ロール紙ホルダ10は、本体背面部12Aと、この本体背面部12Aに対してロール紙引出し側に向かって延設され本体背面部12Aに対して鋭角状に形成された傾斜底面部12Bとを備えたホルダ本体12を備えて構成され、本体背面部12Aには、当該本体背面部12Aの前面側で上下方向に回動自在に機能するロール紙押え装置14が設けられ、このロール紙押え装置14は、ロール紙101の引出し時にロール紙本体100の回転を許容しつつ当該ロール紙本体100を押える機能を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロール紙ホルダに関し、より詳しくは、上面が開口され内部にロール紙本体が収容されたホルダ本体からロール紙が順次引き出され、ロール紙本体にロール紙が残り少なくなった場合でも、ロール紙を容易に引き出すことができるトイレットペーパー用のロール紙ホルダに関する。
トイレットペーパー用のロール紙は、一般的に、芯となる紙筒にロール紙が巻回された形態をしている(以下、ロール紙が巻回された形態を「ロール紙本体」と言う)。
このロール紙の使用に際しては、まず、使用者がロール紙本体をロール紙ホルダにセットすることになる。
通常、ロール紙ホルダは、壁に取り付けられる本体背面板とこの本体背面板の両側から前方に延設され、心棒を介してロール紙本体を支持する心棒支持用側面板とを備えたホルダ本体と、本体背面板の上部を軸にして前方側に開閉自在に取り付けられると共に、ロール紙切断用の板として利用される蓋とを備えた構成のものが多く使用されている。
そして、この蓋の先端には切断刃が形成されているものが多い。
このような一般的なロール紙ホルダでは、ロール紙本体をセットする場合、まず、一方の手でロール紙本体を把持すると共に、他方の手でロール紙ホルダの蓋を持ち上げておいて、ロール紙本体の芯を心棒に差し込み、その心棒を心棒支持用側面板に掛け渡すことで、ロール紙本体をロール紙ホルダ内にセットする。
また、使用時にロール紙を引き出して切断する場合には、まず、一方の手で蓋を持ち上げてロール紙の先端部分を引き出せるようにした後、その先端部分を使用者が必要とする量だけ両手で引き出す。続いて、一方の手で蓋をロール紙本体に押し当てておいて、他方の手でロール紙を蓋の先端の切断刃に押し当てて下方に引っ張ることにより、必要量のロール紙が切り取られる。
しかし、上記のような構成のロール紙ホルダでは、ロール紙本体をセットする際には、ロール紙ホルダの蓋を持ち上げた後、ロール紙本体をロール紙ホルダの心棒に差し込み、その心棒を心棒支持用側面板に掛け渡す等の作業が必要となる。
また、使用に際しては、一方の手で蓋を持ち上げてロール紙を引き出した後、一方の手で蓋を押えておいて他方の手で必要量のロール紙を切取るため、作業が面倒である等の課題が生じている。
そこで、上記課題を解決すべく上記構成のロール紙ホルダに対して、蓋のないロールペーパーホルダーが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に開示されたロールペーパーホルダーでは、ロールペーパーの引出端部を簡単に引出口へ誘導してセットすることができ、ペーパー引き出しの際に滑らかに引出すことができるように構成されている。
すなわち、ロールペーパーホルダーの載置部が、壁面に沿って固定される固定部と、固定部から前方に下り傾斜の下降部と、下降部に連続する上昇部とで構成されており、この載置部に軸心を横にした状態でロールペーパーが載置されるようになっている。
また、ホルダーに手を触れることなく使用でき、ロールの交換が容易なロールペーパーホルダーも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2に開示されたロールペーパーホルダーでは、断面略J形状のホルダー本体内にトイレットペーパーが載置されるようになっており、ホルダー本体に、ロールを囲むと共にロールの前面側周囲に当接する枠状の押え枠を取付けた構成となっている。
特開2011−19595号公報 特願平9−201307号公報
しかしながら、前記特許文献1に開示されたロールペーパーホルダーでは、ロールペーパーをセットするには、軸心を横にした状態で、そのロールペーパーを、固定部と、下降部と、上昇部とで構成された載置部に載置するだけでよいので、セット作業が容易であるが、ペーパーの引出しに関しては、次のような課題が生じている。
すなわち、ペーパーは、下降部と上昇部との境界部に形成されている引出口から引出されるようになっており、ロールペーパーがセットされた後、使用が開始され所定量のペーパーが引出されて残り少なくなり、つまり、ロールペーパーの外径が小さくなったとき、ロールペーパーは軽くなる。
そのため、ペーパーを所定の位置で切断するため切断刃に押し当てようと引出したとき、軽くなったロールペーパーも同時に回転するため、ペーパーが必要以上に引出されダブった状態となり、決まった位置での切断が難しいので、結局、使用者は、片方の手で残り少なくなったロールペーパーを押えなくてはならず、作業が面倒である、と言う課題がある。
また、前記特許文献2に開示されたロールペーパーホルダーでは、ホルダー本体にロールを囲い込む押え枠が設けられており、この押え枠でトイレットペーパーの外周面を押える構成であり、上記押え枠は、その先端部が、ホルダ本体の上部の支持軸を支点として、J字状の湾曲底面部に沿って回動自在な形状に形成されている。
そのため、上記支持軸からの押え枠の先端部までの長さは、ホルダー本体に収容された未使用時のトイレットペーパーの外周面を押えることができるような長さが必要となる。また、押え枠は金属製であり、所定厚さ、所定幅の板部材でコ字状に形成されているので、押え枠の全体重量がかなりの重さとなる。
ホルダー本体に収容されたトイレットペーパーの外周を、上記のような押え枠で押えた状態でペーパーを引き出した場合、使用初期の段階ではトイレットペーパーの重量も所定の重さがあり、また、トイレットペーパーの外周一部がホルダー本体の壁取付け部側の内面部に当接しており、押え枠の先端部がその接点でトイレットペーパーの外周を押えていても、ペーパーを容易に引出すことができる。
ところが、所定量のペーパーが引き出され、トイレットペーパーの外径が小さくなって、重量も軽くなった場合、押え枠による押え力に対抗できなくなる。一方で、押え枠は、その重量が重いので、支持軸を支点として湾曲状の底面まで回動し、その位置に留まる。
そして、押え枠の回動により、軽くなったトイレットペーパーは押え枠の接点に押されて湾曲状の底面に沿って移動する。
引出されるペーパーは、上記のような押え枠の先端部と湾曲状の底面との隙間を通って切断刃側に導かれるが、湾曲状の底面において押え枠の先端部の外周面全体で押えられた状態で引出されるため、摩擦力が多くなり容易に引出し難いという課題がある。
また、例えばミシン目が施されたペーパーを引出す際に、押え枠の先端部の外面の角部にミシン目が引掛かかるおれがあり、その場合、引出されるペーパーが湾曲状の底面で破れ、その場に、次に引出すべきペーパーの先端部が留まってしまう。
そうすると、押え枠の先端部をホルダー本体の上方側に押上げておいて、次に引出すべきペーパーの先端部を湾曲状の底面から取り出さなければならず、作業が面倒であり、ロール紙の引き出しが容易ではない、と言う課題がある。
(本発明の目的)
本発明の目的は、上記各課題を解決するために提案されたものであり、ホルダ本体内に収容されたロール紙本体のロール紙が引き出され、ロール紙本体にロール紙が残り少なくなった場合でも、ロール紙本体を押さえることなくロール紙を容易に引き出すことができるロール紙ホルダを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るロール紙ホルダは、本体背面部が壁体に取付けられると共に上面部が開口され、且つ内部にロール紙本体を回転自在に保持するホルダ本体と、前記ホルダ本体から引出されるロール紙を切断するロール紙切断機構と、を備えたロール紙ホルダであって、
前記ホルダ本体は、前記本体背面部の下端部から前記ロール紙引出し側に向かって延設される底面部を有し、前記底面部の引出し側先端に前記ロール紙の引き出しをガイドするロール紙引き出しガイドを形成し、前記本体背面部に前記ロール紙本体の回転を許容しつつ当該ロール紙本体を押えるロール紙押え装置を設け、このロール紙押え装置は、前記ホルダ本体内に収容されたロール紙本体が未使用のとき、前記本体背面部と前記ロール紙本体の径方向中心との距離より長い距離の位置で前記ロール紙本体の外周を押えるロール紙押圧機構を備えていることを特徴とする。
本発明のロール紙ホルダによれば、ホルダ本体内に収容されたロール紙本体からロール紙が引出される際、ロール紙押え装置の押圧機構が、ロール紙本体の回転を許容しつつ当該ロール紙本体の外周を押えているので、ホルダ本体内に収容されたロール紙本体のロール紙が引き出され、ロール紙本体にロール紙が残り少なくなった場合でも、ロール紙本体を押さえることなくロール紙を容易に引き出すことができる。
本発明に係るロール紙ホルダの第1実施形態を示す全体斜視図である。 第1実施形態のロール紙ホルダにロール紙本体を収容した状態を示す全体斜視図である。 前記第1実施形態のロール紙ホルダのロール紙ガイド部およびロール紙切断機構の詳細を示す拡大図である。 図3におけるIV矢視図で、ロール紙切断機構の平面図である。 前記第1実施形態のロール紙ガイド部およびロール紙切断機構と、引出されたロール紙との関係を示す拡大図であり、同図(A)はロール紙が引出された状態、同図(B)は引出されたロール紙が切断された状態を示す側面図である。 図2におけるVI矢視図で、ロール紙押え装置が大径のロール紙本体の外周面を押えている状態を示す側面図である。 図6に示す状態からロール紙が使用され直径が小さくなったロール紙本体の外周面をロール紙押え装置が押えている状態を示す側面図である。 図7に示す状態からさらに使用されてロール紙が残り少なくなったロール紙本体の外周面をロール紙押え装置が押えている状態を示す側面図である。 ホルダ本体内にロール紙本体が収容されていない状態でロール紙ホルダが壁体に取付けられている状態を示す側面図である。 前記第1実施形態のロール紙ホルダからロール紙を引き出す機構の原理を示す説明図である。 本発明に係るロール紙ホルダの第2実施形態を示す全体側面図である。 図11におけるXII矢視図である。 本発明に係るロール紙ホルダの第3実施形態を示す全体側面図である。
以下、本発明の第1実施形態を図1〜9に基づいて説明する。
〔基本的な構成〕
図1ないし図3に示すように、第1実施形態のロール紙ホルダ10は、上面部が開口されている蓋無しタイプのものであり、その内部にロール紙本体100を回転自在に保持するホルダ本体12を備えている。このホルダ本体12は、その本体背面部12Aを介して壁体W(図6等参照)に取付けられるようになっている。
また、ロール紙ホルダ10には、ホルダ本体12内のロール紙本体100を、その回転を許容しつつ押えるロール紙押え装置14が設けられている。
ホルダ本体12は、図1,6等に示すように、上記本体背面部12Aと、その本体背面部12Aの下端部から先端部、つまり、ロール紙引出し側に向かって延設されると共に、本体背面部12Aに対して鋭角状、例えば、70°の角度で折り曲げ形成された傾斜底面部12Bとを有する形状となっている。
上記ホルダ本体12は、薄板部材、具体的にはステンレス製の、例えば、1.5mmの薄板で構成されている。そのため、ベンダー加工やプレス加工等で容易に折り曲げ形成できるので、加工性に優れ、また、耐食性、耐熱性等に優れたものとなり、衛生面でも優れた効果が得られる。
なお、ホルダ本体12の板厚は、1.5mmに限定されないが、あまり薄いと強度が弱くなるので、1.5mm〜2.0mm程度が好ましい。また、使用材料としては、必ずしも、ステンレス製でなくてもよい。ステンレスと同等の強度、耐食性、加工性、耐熱性等の特性を持つものであれば、例えば、PP(ポリプロピレン)等の合成樹脂を用いてもよい。
図1に示すように、本体背面部12Aは平面矩形形状に形成されており、その表面四隅には、当該本体背面部12A、言い換えれば、ホルダ本体12を壁体Wに取付ける取付ビス50用の取付け孔12Aaがあけられている。
また、本体背面部12Aの幅方向両端部で、且つ上端部には、詳細は後述するが、線状部材で構成されている押圧機構支持アーム18の基端部を挿入して保持する押圧機構保持部12Fが設けられている。
この押圧機構保持部12Fは、本体背面部12Aの突出した一部を表面から前方に略直角に折り曲げて形成され、略半円形状となっている。そして、この押圧機構保持部12Fには、上記押圧機構支持アーム18の基端部を挿入し保持するための水平方向にあけられた保持用孔(図略)があけられている。
ここで、上記線状部材としては、例えば、外径20mmのステンレス鋼線が使用されている。ただし、線状部材としては、ステンレス鋼線に限定されない。
傾斜底面部12Bは、前述のように、また、図6に示すように、本体背面部12Aに対してその下端から、角度α°、例えば、70°の傾斜角度で鋭角状に折り曲げ形成され、この折曲げ部Fから、前方、つまり、ロール紙ガイド部12C側(ロール紙引出し側)に向かって上向きに傾斜している。
ただし、傾斜底面部12Bの傾斜角度α°は70°に限定されない。本体背面部12Aに対して前方側に延設されていればよく、例えば、90°以内であればよい。しかし、90°、または、90°に近い角度の場合、ロール紙101の引出しに連れてロール紙本体100も動きやすいので、傾斜角度α°は70°前後が好ましい。
傾斜底面部12Bの長さ、つまり、本体背面部12Aからロール紙ガイド部12Cまでの長さは、図6に示すように、本体背面部12Aと傾斜底面部12Bとの間に未使用時のロール紙本体100が収容されたとき、そのロール紙本体100の外径寸法Φ(例えば、110mmのタイプのもの)と、少なくとも同じ寸法に設定されている。そして、本実施形態では、例えば、110mmに設定されている。
ただし、傾斜底面部12Bの長さは110mmに限定されない。ロール紙本体100が傾斜底面部12Bのロール紙ガイド部12Cより前方に突出しない範囲であればよく、また、ロール紙本体100の外周と、ロール紙ガイド部12Cとの差がありすぎると、傾斜底面部12Bの長さが長くなって小型化が図れなくなるので、例えば、110mm〜120mmの範囲の長さに設定されていることが好ましい。
また、図1に示すように、傾斜底面部12Bにおいて本体背面部12Aの下端部側の端部には、傾斜底面部12Bの表面に溜まるゴミや埃を排出するための複数のゴミ排出用長孔12Baが形成されている。
さらに、傾斜底面部12Bの幅方向両端部には強度補給用の立上がり部12Gが設けられている。
本体背面部12Aと傾斜底面部12Bとが上記したような形状に形成されているので、ロール紙本体100が両者12A,12B間に収容され保持されたとき、ロール紙本体100の重心位置が折曲げ部F側に位置することになる。
その結果、ロール紙101を引き出すとき、その引き出し動作に連れてロール紙本体100が引出されることがなく、引出し作業がスムーズに行われるようになる。
〔ロール紙ガイド部とロール紙切断機構との説明〕
図1,3等に示すように、ホルダ本体12においてロール紙101の引出し側先端部、つまり、上記傾斜底面部12Bの先端には、上述のように、ロール紙101を引き出す際のガイドとなるロール紙ガイド部12Cが形成されている。
ロール紙ガイド部12Cは、傾斜底面部12Bの先端部に形成されており、この先端部は、傾斜底面部12Bの先端部から下方に向けて、当該傾斜底面部12Bに対して所定の角度α°、例えば、70°の角度で折り曲げ形成されている。そして、その先端部は、R形状となっており、これにより、ロース紙101がスムーズに引出されるようになっている。
ロール紙ガイド部12Cの下部側には、折り曲げられた部位から所定寸法下方に延びた連結部12Dが形成され、さらに、この連結部12Dの先端側端部には、前記傾斜底面部12Bと略平行に折り曲げ形成された切断機構取付部12Eが形成されている。そして、この切断機構取付部12Eに、前記ロール紙切断機構13が取付けられるようになっている。
なお、連結部12Dと切断機構取付部12Eとは所定の角度α°、例えば、70°の角度で折り曲げ形成されている。つまり、切断機構取付部12Eは、前記ホルダ本体12が壁体Wに取付け固定されたとき、上向きに配置されていることになる。
前記連結部12Dの幅方向両側には、図1に示すように、それぞれ対向する方向に切れ込んだ略楕円状の切込み部12Daが形成されている。この切込み部12Daは、ロール紙101を引出す際、次に述べる間隙部Sに、連結部12Dの後部から指を差し込めるようにしたものである。
また、連結部12Dの前面には、ホルダ本体12内にロール紙本体100が収容されていないとき見映えがよいように、また、ホルダ本体12の全体重量を少しでも軽くするために、横方向に長い複数の長孔12Dbが形成されている。
ここで、図3に示すように、ロール紙ガイド部12CのR状の先端頂部と、ロール紙切断部材13Bの切断刃部13Baとの上下方向の間隔Hは、例えば35mmに設定されている。また、ロール紙ガイド部12Cの先端頂部と上記切断刃部13Baの先端との前後方向の距離Lは、例えば20mmの寸法に設定されている。
ただし、上記間隔Hおよび距離Lの寸法は、上記各寸法に限定されない。次にも述べるように、ロール紙ガイド部12Cと切断刃部13Baとの間に、例えば、人差し指を差込んで、ロール紙101の先端部101Aを引出すことができるような間隙部Sを形成できるような寸法であればよい。
前述のように、傾斜底面部12Bの長さが、例えば110mmとされており、ロール紙ガイド部12Cとロール紙切断部材13Bの切断刃部13Baとの前後方向の距離Lが、例えば20mmに設定されているので、本体背面部12Aから切断刃部13Baの先端までの長さは、130mmに設定されていることになる。
そのため、図5〜8に示すように、ホルダ本体12に収容されているロール紙本体100から引出されたロール紙101は、ロール紙ガイド部12Cを経由してそのロール紙ガイド部12Cの斜め前方下部側に引出され、次に、ロール紙切断部材13Bの切断刃部13Baにより切断されるようになっている。
ロール紙ガイド部12Cに対してロール紙切断部材13Bが寸法Lmm(20mm)だけ前方に突出しており、また、ロール紙ガイド部12CのR状の先端頂部からロール紙切断部材13Bまでの距離が所定寸法H(35mm)に設定されているので、ロール紙ガイド部12Cとロール紙切断部材13Bとの間に、図5等に示すように、側面視で所定の広さの略三角形状の間隙部Sが形成されている。
そして、この間隙部Sは、ロール紙101を引き出す際に、例えば、人差し指を前記切込み部2Daから間隙部Sに差込み、親指とでロール紙101の先端を挟み込むことで、ロール紙101を引き出せるような広さになっている。つまり、ホルダ本体12等のどこにも触れずにロール紙101を引き出すことができるようになっており、衛生面でも優れたロール紙ホルダ10が得られる。
前記ロール紙切断機構13は、図3,4に示すような構成となっている。
すなわち、ロール紙切断機構13は、開口側先端が狭まった断面コ字状の切断刃取付部材13Aと、この切断刃取付部材13Aに挟み込まれた前記ロール紙切断部材13Bとで構成されている。
そして、切断刃取付部材13Aの先端には、その下面が前記切断機構取付部12Eの平坦部上面に接着等で取付けられている。
切断刃取付部材13Aは、図4に示すように、前記傾斜底面部12Bの略全幅にわたる長さ寸法に形成されている。
また、ロール紙切断部材13Bは、切断刃取付部材13Aの全長にわたって設けられている。このロール紙切断部材13Bは、その厚さ方向両面が切断刃取付部材13Aに挟み込まれ、且つ両面が接着によって固定されている。
ロール紙切断部材13Bは、例えば、硬質ゴムで構成されており、図4に示すように、その先端に鋸歯状の切断刃部13Baが形成され、この切断刃部13Baの部位の平面形状が、所定寸法の半径Rとなった湾曲形状に形成されている。
また、ロール紙切断部材13Bは、図3にも示すように、切断刃取付部材13Aの先端から所定寸法突出して状態で取付けられている。
〔ロール紙押え装置の説明〕
前記ロール紙押え装置14は、図1に示すように、また、前述のように、前記本体背面部12Aに設けられ、前記ホルダ本体12からのロール紙101の引出し時にロール紙本体100の回転を許容しつつ当該ロール紙本体100を押え、ロール紙101が少なくなったロール紙本体100からロール紙101を引出す際でも、ロール紙押え装置14やロール紙本体100を手で押えることなく容易に引出すことができ、また、ロール紙本体100がホルダ本体12から飛出さないようにする機能を有する。
ロール紙押え装置14は、ロール紙本体100の外周面に当接すると共に当該ロール紙本体100の回転を許容可能に押さえる(押圧する)ロール紙押圧機構15と、このロール紙押圧機構15を支持する押圧機構支持アーム18と、を備えて構成されている。
まず、押圧機構支持アーム18を説明する。
押圧機構支持アーム18は、本体背面部12Aの上部且つ左右両端部の前記押圧機構保持部12Fを支点として、傾斜底面部12Bとの間で上下方向に回動自在に、前記本体背面部12Aに取付けられている。
押圧機構支持アーム18は、例えば、直径3mmのステンレス製の線状部材で構成され、全体平面形状が、図1に示すように、略コ字状に形成されている。
押圧機構支持アーム18の側面形状は、略コ字状の開放側の基端部からロール紙ガイド部12C側に延びた平行な2本の第1アーム部18A(ロール紙ガイド部)と、この第1アーム部18Aの端部同士に連続し、かつ本体背面部12Aおよび傾斜底面部12Bの平面部と平行な第2アーム部18B(押圧機構支持部)とで形成されている。
そして、上記第2アーム部18Bに前記ロール紙押圧機構15が装着されるようになっている。
第1アーム部18Aの両基端部には、互いに外側に折り曲げ形成された所定寸法の差込み部18Aaが設けられ、これらの差込み部18Aaを、前記支持アーム保持部12Fの取付け孔に差込み、その後に差込み部18Aaの先端に固定ピン19を固着することで、押圧機構支持アーム18、ひいてはロール紙押え装置14が本体背面部12Aに回動自在に取付けられるようになっている。
前記ロール紙押圧機構15は、図2,6等に示すように、ロール紙本体100の外周面に当接し、且つ押圧する押圧部材16、およびこの押圧部材16を保持する押圧部材保持体17を備えて構成されている。
押圧部材保持体17は、例えば、プラスチック等の合成樹脂製とされ、開口側が狭くなった断面略コ字状に形成されている。
また、押圧部材16は、ロール紙本体100の外周面に当接する当接部16Aと、この当接部16Aと略直角に外側に折り曲げ形成されている突出片部16Bとで形成され、断面略L字形状に形成されている。
押圧部材16も上記押圧部材保持体17と同様の、例えば、プラスチック等の合成樹脂製とされており、上記当接部16Aが押圧部材保持体17のコ字状部に挟み込まれ、接着等により装着されるようになっている。
図1に示すように、断面略L字形状の押圧部材16の当接部16Aの表面(ロール紙引き出し側)には、商品名等が記されたプレートP1が接着等で貼り付けられている。また、押圧部材16の突出片部16Bの表面(ロール紙引き出し側)には、図2に示すように、使い勝手の良さや、デザインのよさ等をアピールするためのキャッチフレーズが記されたプレートP2が接着等で貼り付けられている。
そして、これにより、商品を広くアピールすることができる。
このような構成のロール紙押圧機構15は、ロール紙本体100の外周面を押えるため、ある程度の重量が必要とされ、本実施形態では、押圧部材16と押圧部材保持体17との合計の重量が、例えば、約80gに設定されている。
ただし、重量は80gに限定されない。重量があまり軽いと押ええの役割を果たせず、あまり重いとスムーズに回転できず、その結果、ロール紙101をスムーズに引出せないことになる。そして、ロール紙押圧機構15の重量は80〜100gが好ましい。
ロール紙押圧機構15は、その押圧部材16の当接部16Aと押圧部材保持体17の一面側とが、図2,6等に示すように、ロール紙本体100の幅方向略全域にわたって当接するようになっている。
そして、使用状態によって外径の大きさが変わるロール紙本体100に対して、押圧部材16の当接部16A、および突出片部16Bの向きも変わることになる。
その状態を、図6〜8に基づいて説明する。
まず、図6に示すように、ホルダ本体12内に収容された未使用あるいは使用開始から間もない状態で、ロール紙本体100の外径が大きい場合、押圧機構支持アーム18の第1アーム部18Aで、ホルダ本体12内に収容されたロール紙本体100の両側面を挟み込むと共に、ロール紙押圧機構15の押圧部材16をロール紙本体100の外周面に当接させる。
このとき、本体背面部12Aの表面とロール紙本体100の芯までの距離L1に対して、本体背面部12Aの表面と押圧部材保持体17の取付け部との距離L2が大きな寸法となっている。
そのため、ロール紙押圧機構15がロール紙本体100の芯より外側に離れた位置で、そのロール紙本体100を押圧しているので、ロール紙本体100の回転に連れてロール紙押圧機構15が本体背面部12A側に回動することがない。
また、未使用時等のロール紙本体100をホルダ本体12内に収容した状態で、ロール紙押圧機構15のロール紙本体100の外周面における位置は、本体背面部12A上部の押圧機構保持部12の位置より上方に収容されるように、押圧機構支持アーム18等の長さが設定されている。
これにより、本体背面部12Aの高さ寸法が少なくてもよくなり、本体背面部12A、ひいてはホルダ本体12を小型化することができる。
このような状態で、ロール紙101が引出されると、上記押圧部材16がロール紙本体100の外周面を押えているので、ロール紙101が必要以上に引出されることがなく、また、ロール紙101の引出しに連れてロール紙本体100が引出されることもない。
さらに、ロール紙本体100を手で押さえることなく容易に引出すことができる。
次に、図7に示すように、ロール紙101が順次引出されて使用され、ロール紙本体100の外径が使用初めの頃に比べて小さくなった場合、ロール紙押圧機構15の押圧部材16がロール紙本体100の外周面を押えた状態で当接している。
このような状態でも、ロール紙101が引出されると、上記押圧部材16がロール紙本体100の外周面を押えているので、ロール紙101が必要以上に引出されることがなく、また、ロール紙101の引出しに連れてロール紙本体100が引出されることもない。
さらに、ロール紙本体100を手で押さえることなく容易に引出すことができる。
次に、図8に示すように、図7の状態から、ロール紙101がさらに引出されて使用され、ロール紙本体100が芯の外周にロール紙101がわずかに残っているような状態のとき、押圧部材16の一端部がロール紙本体100の外周面を押えた状態で、押圧部材16と突出片部16Bとの折曲げ部が前記傾斜底面部12Bに当接している。
このような状態でも、ロール紙101が引出されると、押圧部材16の一端部がロール紙本体100の外周面を押えているので、ロール紙101が必要以上に引出されることがなく、また、ロール紙101の引出しに連れてロール紙本体100が引出されることもない。
さらに、ロール紙101が残り少なくなっても、ロール紙本体100を手で押さえることなく容易に引出すことができる。
図9には、ホルダ本体12内にロール紙本体100が収容されていない状態が示されている。
このとき、押圧機構支持アーム18は、その第1アーム部18Aが本体背面部12の表面に接触した状態となっており、また、ロール紙押圧機構15の押圧部材16と突出片部16Bとの折曲げ部が傾斜底面部12Bに当接している。
次に、図10に基づいて、ロール紙101の引出しに連れてロール紙本体100がホルダ本体12から飛び出さない機構の原理を説明する。
図10に示すように、ホルダ本体12に装着されたトイレットペーパー(ロール紙本体100)の重心点Cは、傾斜板(傾斜底面部12B)の上面から離れており、ロール紙本体100のホルダ本体12内における接触箇所は、垂直固定板(本体背面部12A)の表面と、傾斜底面部12Bの表面との2箇所となり、曲面のロール紙本体100は常時落下加速を保持して保たれ、ポテンシャルエネルギーは不安定となり、且つロール紙本体100の重量も分散されるため、ロール紙101の引き出しが容易となる。
ここで、ロール紙本体100の重量Wgrは、本体背面部12Aに垂直に働く力F2と、傾斜底面部12Bに垂直に働く力F1とによって支えられる。そして、その大きさは、本体背面部12Aと傾斜底面部12Bとの角度が70°のとき、
F1=Wgr cos20.0°=0.94Wgr
F2=Wgr tan20.0°=0.36Wgr
で与えられる。
なお、図10において、ロール紙本体100は、その直径が110mmの製品である。
次に、以上のような構成のロール紙ホルダ10の使用方法を説明する。
使用に先立って、使用者は、まず、ホルダ本体12内にロール紙本体100を収容(セット)するが、この際、ロール紙101がロール紙本体100の下側から引き出される状態でセットする。
ここで、ホルダ本体12には蓋がないため、ロール紙押え装置14を本体背面部12Aの上方側に回動させておくことで、ホルダ本体12の上方から手でロール紙本体100を簡単に収容することができる。
また、ロール紙本体100を収容した後、ロール紙本体100から引き出されるロール紙101の先端部101Aは、ロール紙本体100の底側から傾斜底面部12Bの上面に沿って前方斜め上方へ引き出され、さらにロール紙引出し用のロール紙ガイド部12Cの上面部を経由してロール紙切断機構13側に、つまり、前方斜め下方側に引き出された状態とされる。
この際、引き出されるロール紙101は、傾斜底面部12Bの上面からロール紙ガイド部12Cの上端面のR状部に案内されるので、ロール紙101の引き出しの際に、ロール紙101が前後に揺れ動いたりしない安定した挙動状態で引き出しができるようになっている。
ホルダ本体12内に未使用のロール紙本体100が収容された場合、図2,6等に示すように、このロール紙本体100の背面側(背面側外周部分)が本体背面部12Aの表面に当接しつつ、ロール紙本体100の底面側(底面側外周部分)が傾斜底面部12Bの前側部分で保持される。
また、使用者が、前述のように、ロール紙切断機構13のある前方へ引き出されているロール紙101の先端を掴んで引き出すと、引き出しにより回転したロール紙本体100の本体背面部12Aと傾斜底面部12Bの前側部分との間に、ロール紙本体100の自重による摩擦力が生じる。
このため、生じた各摩擦力によりロール紙本体100の転出加速が抑制され、ロール紙本体100の前方への飛び出しが防がれると共に、滑らかで安定した紙送り速度を実現し、例えば、片手だけでも簡単にロール紙101の先端部101Aを引き出すことができる。
上記各摩擦力に加え、ロール紙本体100の外周面にはロール紙押え装置14の押圧機構15が当接されており、この押圧機構15は、常時、所定の荷重で当該ロール紙本体100を押圧しているので、このことによっても、ロール紙本体100の転出加速が抑制され、ロール紙本体100の前方への飛び出しが防がれると共に、滑らかで安定した紙送り速度を実現し、例えば、片手だけでも簡単にロール紙101の先端部101Aを引き出すことができる。
引っ張り出されたロール紙101の先端部101Aの切断に際しては、まず、ロール紙ガイド部12Cの上端面部を経由して延びるロール紙101の先端部101Aを、切断刃部13Baの一方側の角部に押し当てて、その部分を突き破り、次に、ロール紙101の先端部101Aを斜め後下方に押し切って切断し、又は斜め後下方に引き切って切断すればよい。
切断されたロール紙101の先端部101Aに対して、次に引出されるロール紙101の先端部101Aは、図5(B)に示すように、切断刃部13Baの部位まで引出されているロール紙101の先端部101Aaが、上記ロール紙ガイド部12Cの上端面部から前記間隙部S内に垂れ下がることになる。
そして、次にこの新たなロール紙101の先端部101Aaを引き出す際、使用者は、例えば、人差し指を前記切込み部12Daから間隙部Sに差込み、垂れ下がっているロール紙101の先端部101Aaの表裏面を、人差し指と親指とで挟み込んで、ロール切断部材16側に簡単に引出すことができる。
(第1実施形態の効果)
以上のような構成の第1実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)ホルダ本体12内に収容されたロール紙本体100からロール紙101が引出される際、ロール紙押え装置14が、ロール紙本体100の回転を許容しつつ当該ロール紙本体100の外周を押えているので、ホルダ本体12内に収容されたロール紙本体100のロール紙101が引き出され、ロール紙本体100にロール紙101が残り少なくなった場合でも、ロール紙本体100を押さえることなくロール紙101を容易に引き出すことができる。
(2)ロール紙押え装置14が、ロール紙押圧機構15と押圧機構支持アーム18とを備えて構成され、この押圧機構支持アーム18が本体背面部12Aに回動自在に設けられているので、ホルダ本体12内にロール紙本体100を収容する際、押圧機構支持アーム18によりロール紙押圧機構15をホルダ本体12の上方側に回動させることで、ロール紙本体100を容易にホルダ本体12に収容することができ、これにより、ロール紙本体100の収容の手間が少なくてすむ、という効果が得られる。
(3)本体背面部12Aとロール紙本体100の芯までの距離L1よりも、本体背面部12Aの表面と押圧部材保持体17の取付け部との距離L2が大きいので、ロール紙押圧機構15がロール紙本体100の芯より外側に離れた位置で、そのロール紙本体100を押圧していることになる。そのため、ロール紙本体100の回転に連れてロール紙押圧機構15が本体背面部12A側に回動することがない。
(4)未使用時等のロール紙本体100をホルダ本体12内に収容した状態で、ロール紙本体100の外周面におけるロール紙押圧機構15の位置が、本体背面部12A上部の押圧機構保持部12の位置より上方に収容されているので、本体背面部12Aの高さ寸法が少なくてもよくなり、その結果、本体背面部12A、ひいてはホルダ本体12を小型化することができる。
(5)傾斜底面部12Bの、本体背面部12Aからロール紙ガイド部12Cまでの長さが、本体背面部12Aと傾斜底面部12Bとの間に未使用時のロール紙本体100(110Φのタイプのもの)が収容されたとき、そのロール紙本体100の外径寸法と略同じ寸法に設定されているので、傾斜底面部12Bの長さを短くすることができる。
その結果、ホルダ本体12を壁対Wに収容したとき、使用者側に大きく突出しないので、使用の邪魔にならず、安全に使用することができる。また、狭いスペースしか取れないトイレ室でも利用することができる。
(6)ホルダ本体12の形状が、壁体Wに取付けられる本体背面部12Aと、その本体背面部12Aの下端から当該本体背面部12Aに対して70°の角度で折り曲げられて前方側に延設された傾斜底面部12Bとを有する形状となっているので、ホルダ本体12内にロール紙本体100を収容したとき、そのロール紙本体100の重心が折曲げ部側に位置することになる。その結果、ロール紙101を引出す際、ロール紙押え装置14の押え機能と相俟って、ロール紙101の引き出しに連れてロール紙本体100が引出されることがなく、また、余分な量が引出されることなく、ロール紙101の引出しが容易になる。
(7)本体背面部12Aおよび傾斜底面部12Bと、傾斜底面部12Bに続く連結部12Dおよび切断機構取付け部12Eが、ステンレス製の、例えば、2.0mm程度の薄板で形成されており、この加工は、ベンダー加工やプレス加工等で容易にできる。その結果、加工性に優れ、また、耐食性、耐熱性等に優れたものとなり、さらに、衛生面でも優れた効果を得ることができる。
(8)ロール紙ガイド部12Cとロール紙切断部材13Bとの間に、側面形状が略三角形状の間隙部Sが形成されているので、ロール紙101を引き出す際に、例えば、人差し指をその間隙部Sに差込み、親指とでロール紙101の先端を挟み込んでロール紙101を引き出すことができる。つまり、ホルダ本体12等のどこにも触れずにロール紙101を引き出すことができる。その結果、ロール紙ホルダ10を病院等の医療施設に収容した場合でも、例えば、何らかの菌を持っている入院患者がトイレを使用するときでも、何らかの菌がそれらの各部位に付着するおそれがなくなり、衛生面に優れたロール紙ホルダ10として、医療施設等に提供することができる。
次に、図11、図12に基づいて、本発明に係るロール紙ホルダの第2実施形態を説明する。
本第2実施形態のロール紙ホルダ20は、前記第1実施形態のロール紙押圧機構15を構成する押圧機構15に換えて、押圧機能を有するロール状部材25により押圧機構25を構成したものである。
すなわち、図11に示すように、本第2実施形態のロール紙押え装置24では、前記第1実施形態の押圧機構支持アーム18と略同様の構成の押圧機構支持アーム28の先端に、上記ロール状部材25を回転自在に取付けたものである。
ロール状部材25は、プラスチック等の合成樹脂やゴム製のものが用いられ、長手方向両端内部に所定深さの細孔25Aが形成されており、この細孔25Aに、上記押圧機構支持支持アーム28の先端折曲げ部28Bが挿入され、この先端折曲げ部28Bに上記ロール状部材25が回転自在に取付けられている。
また、図12に示すように、ロール状部材25の全長は、ロール紙本体100の幅寸法より大きな寸法に形成されている。
そして、このロール状部材25の重量は、前記第1実施形態のロール紙押圧機構15の重量と略同じ重量の略80gに設定されている。
なお、ロール状部材25を、プラスチック等の合成樹脂やゴム製のパイプ状の部材で構成してもよい。
また、図11,12において、前記第1実施形態と同一の使用部材、構造の物には、同一符号を付すと共に、その詳細な説明は省略し、異なる部分のみ説明してある。
(第2実施形態の効果)
以上のような構成の第2実施形態によれば、前記(1)〜(8)と略同様の効果の他、次のような効果を得ることができる。
(9)ロール押え装置24を構成するロール紙押圧機構25がロール状部材で構成されているので、簡単な構成となり、製作や組み立ても容易となる、という効果が得られる。
次に、図13に基づいて、本発明に係るロール紙ホルダの第3実施形態を説明する。
本第3実施形態のロール紙ホルダ30は、前記第2実施形態でロール状部材25を押圧機構支持アーム部28の第2アーム部28Bの先端部に取付けたものを、押圧機構支持アーム部38の先端部に直接取付けたものである。
すなわち、ロール紙ホルダ30のロール紙押え装置34は、ロール紙押圧機構を構成する押圧機構支持アーム38とを備えて構成されている。
上記押圧機構支持アーム38は、前記第2実施形態の押圧機構支持アーム28の第1アーム部28Aと同様の形状に形成され、この押圧機構支持アーム38の先端20を折曲げてロール状部材25を取付けるようにしたものである。
なお、図13において、前記第1,2実施形態と同一の使用部材、同一構造の物には、同一符号を付すと共に、その詳細な説明は省略し、異なる部分のみ説明してある。
(第3実施形態の効果)
以上のような構成の第3実施形態によれば、前記(1)〜(8)と略同様の効果の他、次のような効果を得ることができる。
(10)押圧機構支持アーム38の先端部に直接ロール状部材25を取り付けてあるので、第2実施形態における第2アーム部28Bが不要となり、第2実施形態に比べて、さらに、簡単な構成とすることができ、製作、組み立ても容易である。
以上、上記各実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細については、当業者が理解し得るさまざまな変更を加えることができる。また、本発明には、上記各実施形態の構成の一部又は全部を相互に適宜組み合わせたものも含まれる。
例えば、前記各実施形態では、ホルダ本体12が、その本体背面部12Aの取付け用孔12Aaから壁体Wに向けて取付けビス50をねじ込むことで取付け固定されているが、これに限らない。図示しないが、予め、本体背面部12Aの形状に合わせて作られ、壁体取付け用の孔を有する本体取付け用基板を用意しておき、この本体取付け用基板と本体背面部12Aとを一体化した後、本体取付け用基板を壁体Wに取付け固定するようにしてもよい。
あるいは、本体取付け用基板を、予め、壁体Wに取り付けておいて、本体取付け用基板の両側に形成されている取付け溝に、ホルダ本体12の本体背面部12Aの両側面をスライドさせて取り付けるようにしてもよい。
10 ロール紙ホルダ(第1実施形態)
12 ホルダ本体
12A 本体背面部
12B 傾斜底面部
12C ロール紙ガイド部
13 ロール紙切断機構
13B 切断刃部材
13Ba 切断刃部
14 ロール紙押え装置
15 ロール紙押圧機構
18 押圧機構支持アーム
20 ロール紙ホルダ(第2実施形態)
25 ロール状部材(ロール紙押圧機構)
30 ロール紙ホルダ(第3実施形態)
S 間隙部
100 ロール紙本体
101 ロール紙
101A ロール紙先端部
101Aa 切断後のロール紙先端部
上記の目的を達成するために、本発明に係るロール紙ホルダは、本体背面部が壁体に取付けられると共に上面部が開口され、且つ内部にロール紙本体を回転自在に保持するホルダ本体と、前記ホルダ本体から引出されるロール紙を切断するロール紙切断機構と、を備えたロール紙ホルダであって、
前記ホルダ本体は、前記本体背面部の下端部から前記ロール紙引出し側に向かって延設される底面部を有し、
前記底面部の引出し側先端に前記ロール紙の引き出しをガイドするロール紙引き出しガイドを形成し、
前記本体背面部に前記ロール紙本体の回転を許容しつつ当該ロール紙本体を押えるロール紙押え装置を設け、
このロール紙押え装置は、前記ホルダ本体内に収容されたロール紙本体が未使用のとき、前記本体背面部と前記ロール紙本体の径方向中心との距離より長い距離の位置で前記ロール紙本体の外周面を押えるロール紙押圧機構と、
先端部が前記ロール紙押圧機構を回動自在に支持する押圧機構支持アームと、を備え、
前記押圧機構支持アームは、その基端部が前記本体背面部に回動自在に設けられていることを特徴とする。
本発明のロール紙ホルダによれば、ホルダ本体内に収容されたロール紙本体からロール紙が引出される際、ロール紙押え装置の押圧機構が、ロール紙本体の回転を許容しつつ当該ロール紙本体の外周を押えているので、ホルダ本体内に収容されたロール紙本体のロール紙が引き出され、ロール紙本体にロール紙が残り少なくなった場合でも、ロール紙本体を押さえることなくロール紙を容易に引き出すことができる。
また、ロール紙押え装置が、ロール紙押圧機構と押圧機構支持アームとを備えて構成され、この押圧機構支持アームが本体背面部に回動自在に設けられているので、ホルダ本体内にロール紙本体を収容する際、押圧機構支持アームによりロール紙押圧機構をホルダ本体の上方側に回動させることで、ロール紙本体を容易にホルダ本体に収容することができ、これにより、ロール紙本体の収容の手間が少なくて済む、と言う効果が得られる。
本発明に係るロール紙ホルダの第1実施形態を示す全体斜視図である。 第1実施形態のロール紙ホルダにロール紙本体を収容した状態を示す全体斜視図である。 前記第1実施形態のロール紙ホルダのロール紙引き出しガイド部およびロール紙切断機構の詳細を示す拡大図である。 図3におけるIV矢視図で、ロール紙切断機構の平面図である。 前記第1実施形態のロール紙引き出しガイド部およびロール紙切断機構と、引出されたロール紙との関係を示す拡大図であり、同図(A)はロール紙が引出された状態、同図(B)は引出されたロール紙が切断された状態を示す側面図である。 図2におけるVI矢視図で、ロール紙押え装置が大径のロール紙本体の外周面を押えている状態を示す側面図である。 図6に示す状態からロール紙が使用され直径が小さくなったロール紙本体の外周面をロール紙押え装置が押えている状態を示す側面図である。 図7に示す状態からさらに使用されてロール紙が残り少なくなったロール紙本体の外周面をロール紙押え装置が押えている状態を示す側面図である。 ホルダ本体内にロール紙本体が収容されていない状態でロール紙ホルダが壁体に取付けられている状態を示す側面図である。 前記第1実施形態のロール紙ホルダからロール紙を引き出す機構の原理を示す説明図である。 本発明に係るロール紙ホルダの第2実施形態を示す全体側面図である。 図11におけるXII矢視図である。 本発明に係るロール紙ホルダの第3実施形態を示す全体側面図である。
また、本体背面部12Aの幅方向両端部で、且つ上端部には、詳細は後述するが、線状部材で構成されている押圧機構支持アーム18の基端部を挿入して保持する支持アーム保持部12Fが設けられている。
この支持アーム保持部12Fは、本体背面部12Aの突出した一部を表面から前方に略直角に折り曲げて形成され、略半円形状となっている。そして、この支持アーム保持部12Fには、上記押圧機構支持アーム18の基端部を挿入し保持するための水平方向にあけられた保持用孔(図略)があけられている。
ここで、上記線状部材としては、例えば、外径20mmのステンレス鋼線が使用されている。ただし、線状部材としては、ステンレス鋼線に限定されない。
傾斜底面部12Bは、前述のように、また、図6に示すように、本体背面部12Aに対してその下端から、角度α°、例えば、70°の傾斜角度で鋭角状に折り曲げ形成され、この折曲げ部Fから、前方、つまり、ロール紙引き出しガイド部12C側(ロール紙引出し側)に向かって上向きに傾斜している。
ただし、傾斜底面部12Bの傾斜角度α°は70°に限定されない。本体背面部12Aに対して前方側に延設されていればよく、例えば、90°以内であればよい。しかし、90°、または、90°に近い角度の場合、ロール紙101の引出しに連れてロール紙本体100も動きやすいので、傾斜角度α°は70°前後が好ましい。
傾斜底面部12Bの長さ、つまり、本体背面部12Aからロール紙引き出しガイド部12Cまでの長さは、図6に示すように、本体背面部12Aと傾斜底面部12Bとの間に未使用時のロール紙本体100が収容されたとき、そのロール紙本体100の外径寸法Φ(例えば、110mmのタイプのもの)と、少なくとも同じ寸法に設定されている。そして、本実施形態では、例えば、110mmに設定されている。
ただし、傾斜底面部12Bの長さは110mmに限定されない。ロール紙本体100が傾斜底面部12Bのロール紙引き出しガイド部12Cより前方に突出しない範囲であればよく、また、ロール紙本体100の外周と、ロール紙ガイド部12Cとの差がありすぎると、傾斜底面部12Bの長さが長くなって小型化が図れなくなるので、例えば、110mm〜120mmの範囲の長さに設定されていることが好ましい。
ロール紙引き出しガイド部とロール紙切断機構との説明〕
図1,3等に示すように、ホルダ本体12においてロール紙101の引出し側先端部、つまり、上記傾斜底面部12Bの先端には、上述のように、ロール紙101を引き出す際のガイドとなるロール紙引き出しガイド部12Cが形成されている。
ロール紙引き出しガイド部12Cは、傾斜底面部12Bの先端部に形成されており、この先端部は、傾斜底面部12Bの先端部から下方に向けて、当該傾斜底面部12Bに対して所定の角度α°、例えば、70°の角度で折り曲げ形成されている。そして、その先端部は、R形状となっており、これにより、ロース紙101がスムーズに引出されるようになっている。
ロール紙引き出しガイド部12Cの下部側には、折り曲げられた部位から所定寸法下方に延びた連結部12Dが形成され、さらに、この連結部12Dの先端側端部には、前記傾斜底面部12Bと略平行に折り曲げ形成された切断機構取付部12Eが形成されている。そして、この切断機構取付部12Eに、前記ロール紙切断機構13が取付けられるようになっている。
なお、連結部12Dと切断機構取付部12Eとは所定の角度α°、例えば、70°の角度で折り曲げ形成されている。つまり、切断機構取付部12Eは、前記ホルダ本体12が壁体Wに取付け固定されたとき、上向きに配置されていることになる。
ここで、図3に示すように、ロール紙引き出しガイド部12CのR状の先端頂部と、ロール紙切断部材13Bの切断刃部13Baとの上下方向の間隔Hは、例えば35mmに設定されている。また、ロール紙引き出しガイド部12Cの先端頂部と上記切断刃部13Baの先端との前後方向の距離Lは、例えば20mmの寸法に設定されている。
ただし、上記間隔Hおよび距離Lの寸法は、上記各寸法に限定されない。次にも述べるように、ロール紙引き出しガイド部12Cと切断刃部13Baとの間に、例えば、人差し指を差込んで、ロール紙101の先端部101Aを引出すことができるような間隙部Sを形成できるような寸法であればよい。
そのため、図5〜8に示すように、ホルダ本体12に収容されているロール紙本体100から引出されたロール紙101は、ロール紙引き出しガイド部12Cを経由してそのロール紙引き出しガイド部12Cの斜め前方下部側に引出され、次に、ロール紙切断部材13Bの切断刃部13Baにより切断されるようになっている。
ロール紙引き出しガイド部12Cに対してロール紙切断部材13Bが寸法Lmm(20mm)だけ前方に突出しており、また、ロール紙引き出しガイド部12CのR状の先端頂部からロール紙切断部材13Bまでの距離が所定寸法H(35mm)に設定されているので、ロール紙引き出しガイド部12Cとロール紙切断部材13Bとの間に、図5等に示すように、側面視で所定の広さの略三角形状の間隙部Sが形成されている。
まず、押圧機構支持アーム18を説明する。
押圧機構支持アーム18は、本体背面部12Aの上部且つ左右両端部の前記支持アーム保持部12Fを支点として、傾斜底面部12Bとの間で上下方向に回動自在に、前記本体背面部12Aに取付けられている。
押圧機構支持アーム18は、例えば、直径3mmのステンレス製の線状部材で構成され、全体平面形状が、図1に示すように、略コ字状に形成されている。
押圧機構支持アーム18の側面形状は、略コ字状の開放側の基端部からロール紙引き出しガイド部12C側に延びた平行な2本の第1アーム部18Aと、この第1アーム部18Aの端部同士に連続し、かつ本体背面部12Aおよび傾斜底面部12Bの平面部と平行な第2アーム部18Bとで形成されている。
そして、上記第2アーム部18Bに前記ロール紙押圧機構15が装着されるようになっている。
また、ロール紙本体100を収容した後、ロール紙本体100から引き出されるロール紙101の先端部101Aは、ロール紙本体100の底側から傾斜底面部12Bの上面に沿って前方斜め上方へ引き出され、さらにロール紙引出し用のロール紙引き出しガイド部12Cの上面部を経由してロール紙切断機構13側に、つまり、前方斜め下方側に引き出された状態とされる。
この際、引き出されるロール紙101は、傾斜底面部12Bの上面からロール紙引き出しガイド部12Cの上端面のR状部に案内されるので、ロール紙101の引き出しの際に、ロール紙101が前後に揺れ動いたりしない安定した挙動状態で引き出しができるようになっている。
(5)傾斜底面部12Bの、本体背面部12Aからロール紙引き出しガイド部12Cまでの長さが、本体背面部12Aと傾斜底面部12Bとの間に未使用時のロール紙本体100(110Φのタイプのもの)が収容されたとき、そのロール紙本体100の外径寸法と略同じ寸法に設定されているので、傾斜底面部12Bの長さを短くすることができる。
その結果、ホルダ本体12を壁対Wに収容したとき、使用者側に大きく突出しないので、使用の邪魔にならず、安全に使用することができる。また、狭いスペースしか取れないトイレ室でも利用することができる。
(8)ロール紙引き出しガイド部12Cとロール紙切断部材13Bとの間に、側面形状が略三角形状の間隙部Sが形成されているので、ロール紙101を引き出す際に、例えば、人差し指をその間隙部Sに差込み、親指とでロール紙101の先端を挟み込んでロール紙101を引き出すことができる。つまり、ホルダ本体12等のどこにも触れずにロール紙101を引き出すことができる。その結果、ロール紙ホルダ10を病院等の医療施設に収容した場合でも、例えば、何らかの菌を持っている入院患者がトイレを使用するときでも、何らかの菌がそれらの各部位に付着するおそれがなくなり、衛生面に優れたロール紙ホルダ10として、医療施設等に提供することができる。
10 ロール紙ホルダ(第1実施形態)
12 ホルダ本体
12A 本体背面部
12B 傾斜底面部
12C ロール紙引き出しガイド部
13 ロール紙切断機構
13B 切断刃部材
13Ba 切断刃部
14 ロール紙押え装置
15 ロール紙押圧機構
18 押圧機構支持アーム
20 ロール紙ホルダ(第2実施形態)
25 ロール状部材(ロール紙押圧機構)
30 ロール紙ホルダ(第3実施形態)
S 間隙部
100 ロール紙本体
101 ロール紙
101A ロール紙先端部
101Aa 切断後のロール紙先端部

Claims (7)

  1. 本体背面部が壁体に取付けられると共に上面部が開口され、且つ内部にロール紙本体を回転自在に保持するホルダ本体と、前記ホルダ本体から引出されるロール紙を切断するロール紙切断機構と、を備えたロール紙ホルダであって、
    前記ホルダ本体は、前記本体背面部の下端部から前記ロール紙引出し側に向かって延設される底面部を有し、
    前記底面部の引出し側先端に前記ロール紙の引き出しをガイドするロール紙引き出しガイドを形成し、
    前記本体背面部に前記ロール紙本体の回転を許容しつつ当該ロール紙本体を押えるロール紙押え装置を設け、このロール紙押え装置は、前記ホルダ本体内に収容されたロール紙本体が未使用のとき、前記本体背面部と前記ロール紙本体の径方向中心との距離より長い距離の位置で前記ロール紙本体の外周を押えるロール紙押圧機構を備えていることを特徴とするロール紙ホルダ。
  2. 請求項1に記載のロール紙ホルダにおいて、
    前記ホルダ本体は、前記本体背面部の下端部から前記ロール紙引出し側に向かって延設されると共に前記本体背面部に対して鋭角状に折り曲げ形成された傾斜底面部を有し、
    前記傾斜底面部の引出し側先端に前記ロール紙の引き出しをガイドするロール紙引き出しガイドを形成したことを特徴とするロール紙ホルダ。
  3. 請求項1または2に記載のロール紙ホルダにおいて、
    前記ロール紙押え装置は、
    前記ロール紙本体の外周面を押圧する前記ロール紙押圧機構と、
    先端部が前記ロール紙押圧機構を回動自在に支持する押圧機構支持アームと、を備え
    前記押圧機構支持アームは、その基端部が前記本体背面部に回動自在に設けられていることを特徴とするロール紙ホルダ。
  4. 請求項2または3に記載のロール紙ホルダにおいて、
    前記押圧機構支持アームの基端部を回動自在に保持する押え装置保持部を前記本体背面部に設け、
    前記ロール紙押圧機構を、前記ホルダ本体内に収容されたロール紙本体が未使用時の状態のとき前記押え装置保持部より上方の位置になるように配設し、
    前記ロール紙押圧機構はその重心位置を、前記ロール紙本体の重心位置より前記ロール紙引出し側に配置したことを特徴とするロール紙ホルダ。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載のロール紙ホルダにおいて、
    前記傾斜底面部の前記本体背面部から前記ロール紙ガイド部までの長さを、前記本体背面部と前記傾斜底面部との間に未使用時の前記ロール紙本体が収容されたとき、そのロール紙本体の外径寸法と少なくとも同じ寸法に設定したことを特徴とするロール紙ホルダ。
  6. 請求項3ないし5のいずれか一項に記載のロール紙ホルダにおいて、
    前記押圧機構支持アームを、線状部材で構成すると共に前記ロール紙本体の両側面をガイドするロール紙ガイド部と、前記ロール紙押圧機構を支持する押圧機構支持部とで形成したことを特徴とするロール紙ホルダ。
  7. 請求項3ないし6のいずれか1項に記載のロール紙ホルダにおいて、
    前記ロール紙押圧機構を、前記押圧機構支持部に回動自在に取付けられ前記ロール紙本体の周面に当接するロール状部材で構成したことを特徴とするロール紙ホルダ。
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