JP2021040970A - ロール紙ホルダ - Google Patents
ロール紙ホルダ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021040970A JP2021040970A JP2019165541A JP2019165541A JP2021040970A JP 2021040970 A JP2021040970 A JP 2021040970A JP 2019165541 A JP2019165541 A JP 2019165541A JP 2019165541 A JP2019165541 A JP 2019165541A JP 2021040970 A JP2021040970 A JP 2021040970A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll paper
- main body
- holder
- pressing mechanism
- surface portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims abstract description 164
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 claims abstract description 4
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 86
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 27
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 13
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 12
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 10
- 210000003811 finger Anatomy 0.000 description 8
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 6
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 5
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 5
- 241000894006 Bacteria Species 0.000 description 4
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 4
- 210000003813 thumb Anatomy 0.000 description 4
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 3
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 3
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 2
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 229920001875 Ebonite Polymers 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 210000004247 hand Anatomy 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Unwinding Webs (AREA)
Abstract
【解決手段】ロール紙ホルダ10は、本体背面部12Aと、この本体背面部12Aに対してロール紙引出し側に向かって延設され本体背面部12Aに対して鋭角状に形成された傾斜底面部12Bとを備えたホルダ本体12を備えて構成され、本体背面部12Aには、当該本体背面部12Aの前面側で上下方向に回動自在に機能するロール紙押え装置14が設けられ、このロール紙押え装置14は、ロール紙101の引出し時にロール紙本体100の回転を許容しつつ当該ロール紙本体100を押える機能を有している。
【選択図】図1
Description
このロール紙の使用に際しては、まず、使用者がロール紙本体をロール紙ホルダにセットすることになる。
そして、この蓋の先端には切断刃が形成されているものが多い。
また、使用時にロール紙を引き出して切断する場合には、まず、一方の手で蓋を持ち上げてロール紙の先端部分を引き出せるようにした後、その先端部分を使用者が必要とする量だけ両手で引き出す。続いて、一方の手で蓋をロール紙本体に押し当てておいて、他方の手でロール紙を蓋の先端の切断刃に押し当てて下方に引っ張ることにより、必要量のロール紙が切り取られる。
また、使用に際しては、一方の手で蓋を持ち上げてロール紙を引き出した後、一方の手で蓋を押えておいて他方の手で必要量のロール紙を切取るため、作業が面倒である等の課題が生じている。
この特許文献1に開示されたロールペーパーホルダーでは、ロールペーパーの引出端部を簡単に引出口へ誘導してセットすることができ、ペーパー引き出しの際に滑らかに引出すことができるように構成されている。
すなわち、ロールペーパーホルダーの載置部が、壁面に沿って固定される固定部と、固定部から前方に下り傾斜の下降部と、下降部に連続する上昇部とで構成されており、この載置部に軸心を横にした状態でロールペーパーが載置されるようになっている。
この特許文献2に開示されたロールペーパーホルダーでは、断面略J形状のホルダー本体内にトイレットペーパーが載置されるようになっており、ホルダー本体に、ロールを囲むと共にロールの前面側周囲に当接する枠状の押え枠を取付けた構成となっている。
すなわち、ペーパーは、下降部と上昇部との境界部に形成されている引出口から引出されるようになっており、ロールペーパーがセットされた後、使用が開始され所定量のペーパーが引出されて残り少なくなり、つまり、ロールペーパーの外径が小さくなったとき、ロールペーパーは軽くなる。
そのため、ペーパーを所定の位置で切断するため切断刃に押し当てようと引出したとき、軽くなったロールペーパーも同時に回転するため、ペーパーが必要以上に引出されダブった状態となり、決まった位置での切断が難しいので、結局、使用者は、片方の手で残り少なくなったロールペーパーを押えなくてはならず、作業が面倒である、と言う課題がある。
ホルダー本体に収容されたトイレットペーパーの外周を、上記のような押え枠で押えた状態でペーパーを引き出した場合、使用初期の段階ではトイレットペーパーの重量も所定の重さがあり、また、トイレットペーパーの外周一部がホルダー本体の壁取付け部側の内面部に当接しており、押え枠の先端部がその接点でトイレットペーパーの外周を押えていても、ペーパーを容易に引出すことができる。
そして、押え枠の回動により、軽くなったトイレットペーパーは押え枠の接点に押されて湾曲状の底面に沿って移動する。
そうすると、押え枠の先端部をホルダー本体の上方側に押上げておいて、次に引出すべきペーパーの先端部を湾曲状の底面から取り出さなければならず、作業が面倒であり、ロール紙の引き出しが容易ではない、と言う課題がある。
本発明の目的は、上記各課題を解決するために提案されたものであり、ホルダ本体内に収容されたロール紙本体のロール紙が引き出され、ロール紙本体にロール紙が残り少なくなった場合でも、ロール紙本体を押さえることなくロール紙を容易に引き出すことができるロール紙ホルダを提供することである。
前記ホルダ本体は、前記本体背面部の下端部から前記ロール紙引出し側に向かって延設される底面部を有し、前記底面部の引出し側先端に前記ロール紙の引き出しをガイドするロール紙引き出しガイドを形成し、前記本体背面部に前記ロール紙本体の回転を許容しつつ当該ロール紙本体を押えるロール紙押え装置を設け、このロール紙押え装置は、前記ホルダ本体内に収容されたロール紙本体が未使用のとき、前記本体背面部と前記ロール紙本体の径方向中心との距離より長い距離の位置で前記ロール紙本体の外周を押えるロール紙押圧機構を備えていることを特徴とする。
図1ないし図3に示すように、第1実施形態のロール紙ホルダ10は、上面部が開口されている蓋無しタイプのものであり、その内部にロール紙本体100を回転自在に保持するホルダ本体12を備えている。このホルダ本体12は、その本体背面部12Aを介して壁体W(図6等参照)に取付けられるようになっている。
また、ロール紙ホルダ10には、ホルダ本体12内のロール紙本体100を、その回転を許容しつつ押えるロール紙押え装置14が設けられている。
なお、ホルダ本体12の板厚は、1.5mmに限定されないが、あまり薄いと強度が弱くなるので、1.5mm〜2.0mm程度が好ましい。また、使用材料としては、必ずしも、ステンレス製でなくてもよい。ステンレスと同等の強度、耐食性、加工性、耐熱性等の特性を持つものであれば、例えば、PP(ポリプロピレン)等の合成樹脂を用いてもよい。
この押圧機構保持部12Fは、本体背面部12Aの突出した一部を表面から前方に略直角に折り曲げて形成され、略半円形状となっている。そして、この押圧機構保持部12Fには、上記押圧機構支持アーム18の基端部を挿入し保持するための水平方向にあけられた保持用孔(図略)があけられている。
ここで、上記線状部材としては、例えば、外径20mmのステンレス鋼線が使用されている。ただし、線状部材としては、ステンレス鋼線に限定されない。
ただし、傾斜底面部12Bの傾斜角度α°は70°に限定されない。本体背面部12Aに対して前方側に延設されていればよく、例えば、90°以内であればよい。しかし、90°、または、90°に近い角度の場合、ロール紙101の引出しに連れてロール紙本体100も動きやすいので、傾斜角度α°は70°前後が好ましい。
ただし、傾斜底面部12Bの長さは110mmに限定されない。ロール紙本体100が傾斜底面部12Bのロール紙ガイド部12Cより前方に突出しない範囲であればよく、また、ロール紙本体100の外周と、ロール紙ガイド部12Cとの差がありすぎると、傾斜底面部12Bの長さが長くなって小型化が図れなくなるので、例えば、110mm〜120mmの範囲の長さに設定されていることが好ましい。
さらに、傾斜底面部12Bの幅方向両端部には強度補給用の立上がり部12Gが設けられている。
その結果、ロール紙101を引き出すとき、その引き出し動作に連れてロール紙本体100が引出されることがなく、引出し作業がスムーズに行われるようになる。
図1,3等に示すように、ホルダ本体12においてロール紙101の引出し側先端部、つまり、上記傾斜底面部12Bの先端には、上述のように、ロール紙101を引き出す際のガイドとなるロール紙ガイド部12Cが形成されている。
ロール紙ガイド部12Cは、傾斜底面部12Bの先端部に形成されており、この先端部は、傾斜底面部12Bの先端部から下方に向けて、当該傾斜底面部12Bに対して所定の角度α°、例えば、70°の角度で折り曲げ形成されている。そして、その先端部は、R形状となっており、これにより、ロース紙101がスムーズに引出されるようになっている。
なお、連結部12Dと切断機構取付部12Eとは所定の角度α°、例えば、70°の角度で折り曲げ形成されている。つまり、切断機構取付部12Eは、前記ホルダ本体12が壁体Wに取付け固定されたとき、上向きに配置されていることになる。
また、連結部12Dの前面には、ホルダ本体12内にロール紙本体100が収容されていないとき見映えがよいように、また、ホルダ本体12の全体重量を少しでも軽くするために、横方向に長い複数の長孔12Dbが形成されている。
ただし、上記間隔Hおよび距離Lの寸法は、上記各寸法に限定されない。次にも述べるように、ロール紙ガイド部12Cと切断刃部13Baとの間に、例えば、人差し指を差込んで、ロール紙101の先端部101Aを引出すことができるような間隙部Sを形成できるような寸法であればよい。
ロール紙ガイド部12Cに対してロール紙切断部材13Bが寸法Lmm(20mm)だけ前方に突出しており、また、ロール紙ガイド部12CのR状の先端頂部からロール紙切断部材13Bまでの距離が所定寸法H(35mm)に設定されているので、ロール紙ガイド部12Cとロール紙切断部材13Bとの間に、図5等に示すように、側面視で所定の広さの略三角形状の間隙部Sが形成されている。
すなわち、ロール紙切断機構13は、開口側先端が狭まった断面コ字状の切断刃取付部材13Aと、この切断刃取付部材13Aに挟み込まれた前記ロール紙切断部材13Bとで構成されている。
そして、切断刃取付部材13Aの先端には、その下面が前記切断機構取付部12Eの平坦部上面に接着等で取付けられている。
また、ロール紙切断部材13Bは、切断刃取付部材13Aの全長にわたって設けられている。このロール紙切断部材13Bは、その厚さ方向両面が切断刃取付部材13Aに挟み込まれ、且つ両面が接着によって固定されている。
また、ロール紙切断部材13Bは、図3にも示すように、切断刃取付部材13Aの先端から所定寸法突出して状態で取付けられている。
前記ロール紙押え装置14は、図1に示すように、また、前述のように、前記本体背面部12Aに設けられ、前記ホルダ本体12からのロール紙101の引出し時にロール紙本体100の回転を許容しつつ当該ロール紙本体100を押え、ロール紙101が少なくなったロール紙本体100からロール紙101を引出す際でも、ロール紙押え装置14やロール紙本体100を手で押えることなく容易に引出すことができ、また、ロール紙本体100がホルダ本体12から飛出さないようにする機能を有する。
押圧機構支持アーム18は、本体背面部12Aの上部且つ左右両端部の前記押圧機構保持部12Fを支点として、傾斜底面部12Bとの間で上下方向に回動自在に、前記本体背面部12Aに取付けられている。
押圧機構支持アーム18の側面形状は、略コ字状の開放側の基端部からロール紙ガイド部12C側に延びた平行な2本の第1アーム部18A(ロール紙ガイド部)と、この第1アーム部18Aの端部同士に連続し、かつ本体背面部12Aおよび傾斜底面部12Bの平面部と平行な第2アーム部18B(押圧機構支持部)とで形成されている。
そして、上記第2アーム部18Bに前記ロール紙押圧機構15が装着されるようになっている。
また、押圧部材16は、ロール紙本体100の外周面に当接する当接部16Aと、この当接部16Aと略直角に外側に折り曲げ形成されている突出片部16Bとで形成され、断面略L字形状に形成されている。
押圧部材16も上記押圧部材保持体17と同様の、例えば、プラスチック等の合成樹脂製とされており、上記当接部16Aが押圧部材保持体17のコ字状部に挟み込まれ、接着等により装着されるようになっている。
そして、これにより、商品を広くアピールすることができる。
ただし、重量は80gに限定されない。重量があまり軽いと押ええの役割を果たせず、あまり重いとスムーズに回転できず、その結果、ロール紙101をスムーズに引出せないことになる。そして、ロール紙押圧機構15の重量は80〜100gが好ましい。
そして、使用状態によって外径の大きさが変わるロール紙本体100に対して、押圧部材16の当接部16A、および突出片部16Bの向きも変わることになる。
まず、図6に示すように、ホルダ本体12内に収容された未使用あるいは使用開始から間もない状態で、ロール紙本体100の外径が大きい場合、押圧機構支持アーム18の第1アーム部18Aで、ホルダ本体12内に収容されたロール紙本体100の両側面を挟み込むと共に、ロール紙押圧機構15の押圧部材16をロール紙本体100の外周面に当接させる。
このとき、本体背面部12Aの表面とロール紙本体100の芯までの距離L1に対して、本体背面部12Aの表面と押圧部材保持体17の取付け部との距離L2が大きな寸法となっている。
また、未使用時等のロール紙本体100をホルダ本体12内に収容した状態で、ロール紙押圧機構15のロール紙本体100の外周面における位置は、本体背面部12A上部の押圧機構保持部12の位置より上方に収容されるように、押圧機構支持アーム18等の長さが設定されている。
これにより、本体背面部12Aの高さ寸法が少なくてもよくなり、本体背面部12A、ひいてはホルダ本体12を小型化することができる。
さらに、ロール紙本体100を手で押さえることなく容易に引出すことができる。
このような状態でも、ロール紙101が引出されると、上記押圧部材16がロール紙本体100の外周面を押えているので、ロール紙101が必要以上に引出されることがなく、また、ロール紙101の引出しに連れてロール紙本体100が引出されることもない。
さらに、ロール紙本体100を手で押さえることなく容易に引出すことができる。
このような状態でも、ロール紙101が引出されると、押圧部材16の一端部がロール紙本体100の外周面を押えているので、ロール紙101が必要以上に引出されることがなく、また、ロール紙101の引出しに連れてロール紙本体100が引出されることもない。
さらに、ロール紙101が残り少なくなっても、ロール紙本体100を手で押さえることなく容易に引出すことができる。
このとき、押圧機構支持アーム18は、その第1アーム部18Aが本体背面部12の表面に接触した状態となっており、また、ロール紙押圧機構15の押圧部材16と突出片部16Bとの折曲げ部が傾斜底面部12Bに当接している。
図10に示すように、ホルダ本体12に装着されたトイレットペーパー(ロール紙本体100)の重心点Cは、傾斜板(傾斜底面部12B)の上面から離れており、ロール紙本体100のホルダ本体12内における接触箇所は、垂直固定板(本体背面部12A)の表面と、傾斜底面部12Bの表面との2箇所となり、曲面のロール紙本体100は常時落下加速を保持して保たれ、ポテンシャルエネルギーは不安定となり、且つロール紙本体100の重量も分散されるため、ロール紙101の引き出しが容易となる。
F1=Wgr cos20.0°=0.94Wgr
F2=Wgr tan20.0°=0.36Wgr
で与えられる。
なお、図10において、ロール紙本体100は、その直径が110mmの製品である。
使用に先立って、使用者は、まず、ホルダ本体12内にロール紙本体100を収容(セット)するが、この際、ロール紙101がロール紙本体100の下側から引き出される状態でセットする。
ここで、ホルダ本体12には蓋がないため、ロール紙押え装置14を本体背面部12Aの上方側に回動させておくことで、ホルダ本体12の上方から手でロール紙本体100を簡単に収容することができる。
このため、生じた各摩擦力によりロール紙本体100の転出加速が抑制され、ロール紙本体100の前方への飛び出しが防がれると共に、滑らかで安定した紙送り速度を実現し、例えば、片手だけでも簡単にロール紙101の先端部101Aを引き出すことができる。
そして、次にこの新たなロール紙101の先端部101Aaを引き出す際、使用者は、例えば、人差し指を前記切込み部12Daから間隙部Sに差込み、垂れ下がっているロール紙101の先端部101Aaの表裏面を、人差し指と親指とで挟み込んで、ロール切断部材16側に簡単に引出すことができる。
以上のような構成の第1実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)ホルダ本体12内に収容されたロール紙本体100からロール紙101が引出される際、ロール紙押え装置14が、ロール紙本体100の回転を許容しつつ当該ロール紙本体100の外周を押えているので、ホルダ本体12内に収容されたロール紙本体100のロール紙101が引き出され、ロール紙本体100にロール紙101が残り少なくなった場合でも、ロール紙本体100を押さえることなくロール紙101を容易に引き出すことができる。
その結果、ホルダ本体12を壁対Wに収容したとき、使用者側に大きく突出しないので、使用の邪魔にならず、安全に使用することができる。また、狭いスペースしか取れないトイレ室でも利用することができる。
本第2実施形態のロール紙ホルダ20は、前記第1実施形態のロール紙押圧機構15を構成する押圧機構15に換えて、押圧機能を有するロール状部材25により押圧機構25を構成したものである。
ロール状部材25は、プラスチック等の合成樹脂やゴム製のものが用いられ、長手方向両端内部に所定深さの細孔25Aが形成されており、この細孔25Aに、上記押圧機構支持支持アーム28の先端折曲げ部28Bが挿入され、この先端折曲げ部28Bに上記ロール状部材25が回転自在に取付けられている。
そして、このロール状部材25の重量は、前記第1実施形態のロール紙押圧機構15の重量と略同じ重量の略80gに設定されている。
また、図11,12において、前記第1実施形態と同一の使用部材、構造の物には、同一符号を付すと共に、その詳細な説明は省略し、異なる部分のみ説明してある。
以上のような構成の第2実施形態によれば、前記(1)〜(8)と略同様の効果の他、次のような効果を得ることができる。
(9)ロール押え装置24を構成するロール紙押圧機構25がロール状部材で構成されているので、簡単な構成となり、製作や組み立ても容易となる、という効果が得られる。
本第3実施形態のロール紙ホルダ30は、前記第2実施形態でロール状部材25を押圧機構支持アーム部28の第2アーム部28Bの先端部に取付けたものを、押圧機構支持アーム部38の先端部に直接取付けたものである。
すなわち、ロール紙ホルダ30のロール紙押え装置34は、ロール紙押圧機構を構成する押圧機構支持アーム38とを備えて構成されている。
上記押圧機構支持アーム38は、前記第2実施形態の押圧機構支持アーム28の第1アーム部28Aと同様の形状に形成され、この押圧機構支持アーム38の先端20を折曲げてロール状部材25を取付けるようにしたものである。
なお、図13において、前記第1,2実施形態と同一の使用部材、同一構造の物には、同一符号を付すと共に、その詳細な説明は省略し、異なる部分のみ説明してある。
以上のような構成の第3実施形態によれば、前記(1)〜(8)と略同様の効果の他、次のような効果を得ることができる。
(10)押圧機構支持アーム38の先端部に直接ロール状部材25を取り付けてあるので、第2実施形態における第2アーム部28Bが不要となり、第2実施形態に比べて、さらに、簡単な構成とすることができ、製作、組み立ても容易である。
12 ホルダ本体
12A 本体背面部
12B 傾斜底面部
12C ロール紙ガイド部
13 ロール紙切断機構
13B 切断刃部材
13Ba 切断刃部
14 ロール紙押え装置
15 ロール紙押圧機構
18 押圧機構支持アーム
20 ロール紙ホルダ(第2実施形態)
25 ロール状部材(ロール紙押圧機構)
30 ロール紙ホルダ(第3実施形態)
S 間隙部
100 ロール紙本体
101 ロール紙
101A ロール紙先端部
101Aa 切断後のロール紙先端部
前記ホルダ本体は、前記本体背面部の下端部から前記ロール紙引出し側に向かって延設される底面部を有し、
前記底面部の引出し側先端に前記ロール紙の引き出しをガイドするロール紙引き出しガイド部を形成し、
前記本体背面部に前記ロール紙本体の回転を許容しつつ当該ロール紙本体を押えるロール紙押え装置を設け、
このロール紙押え装置は、前記ホルダ本体内に収容されたロール紙本体が未使用のとき、前記本体背面部と前記ロール紙本体の径方向中心との距離より長い距離の位置で前記ロール紙本体の外周面を押えるロール紙押圧機構と、
先端部が前記ロール紙押圧機構を回動自在に支持する押圧機構支持アームと、を備え、
前記押圧機構支持アームは、その基端部が前記本体背面部に回動自在に設けられていることを特徴とする。
また、ロール紙押え装置が、ロール紙押圧機構と押圧機構支持アームとを備えて構成され、この押圧機構支持アームが本体背面部に回動自在に設けられているので、ホルダ本体内にロール紙本体を収容する際、押圧機構支持アームによりロール紙押圧機構をホルダ本体の上方側に回動させることで、ロール紙本体を容易にホルダ本体に収容することができ、これにより、ロール紙本体の収容の手間が少なくて済む、と言う効果が得られる。
この支持アーム保持部12Fは、本体背面部12Aの突出した一部を表面から前方に略直角に折り曲げて形成され、略半円形状となっている。そして、この支持アーム保持部12Fには、上記押圧機構支持アーム18の基端部を挿入し保持するための水平方向にあけられた保持用孔(図略)があけられている。
ここで、上記線状部材としては、例えば、外径20mmのステンレス鋼線が使用されている。ただし、線状部材としては、ステンレス鋼線に限定されない。
ただし、傾斜底面部12Bの傾斜角度α°は70°に限定されない。本体背面部12Aに対して前方側に延設されていればよく、例えば、90°以内であればよい。しかし、90°、または、90°に近い角度の場合、ロール紙101の引出しに連れてロール紙本体100も動きやすいので、傾斜角度α°は70°前後が好ましい。
ただし、傾斜底面部12Bの長さは110mmに限定されない。ロール紙本体100が傾斜底面部12Bのロール紙引き出しガイド部12Cより前方に突出しない範囲であればよく、また、ロール紙本体100の外周と、ロール紙ガイド部12Cとの差がありすぎると、傾斜底面部12Bの長さが長くなって小型化が図れなくなるので、例えば、110mm〜120mmの範囲の長さに設定されていることが好ましい。
図1,3等に示すように、ホルダ本体12においてロール紙101の引出し側先端部、つまり、上記傾斜底面部12Bの先端には、上述のように、ロール紙101を引き出す際のガイドとなるロール紙引き出しガイド部12Cが形成されている。
ロール紙引き出しガイド部12Cは、傾斜底面部12Bの先端部に形成されており、この先端部は、傾斜底面部12Bの先端部から下方に向けて、当該傾斜底面部12Bに対して所定の角度α°、例えば、70°の角度で折り曲げ形成されている。そして、その先端部は、R形状となっており、これにより、ロース紙101がスムーズに引出されるようになっている。
なお、連結部12Dと切断機構取付部12Eとは所定の角度α°、例えば、70°の角度で折り曲げ形成されている。つまり、切断機構取付部12Eは、前記ホルダ本体12が壁体Wに取付け固定されたとき、上向きに配置されていることになる。
ただし、上記間隔Hおよび距離Lの寸法は、上記各寸法に限定されない。次にも述べるように、ロール紙引き出しガイド部12Cと切断刃部13Baとの間に、例えば、人差し指を差込んで、ロール紙101の先端部101Aを引出すことができるような間隙部Sを形成できるような寸法であればよい。
ロール紙引き出しガイド部12Cに対してロール紙切断部材13Bが寸法Lmm(20mm)だけ前方に突出しており、また、ロール紙引き出しガイド部12CのR状の先端頂部からロール紙切断部材13Bまでの距離が所定寸法H(35mm)に設定されているので、ロール紙引き出しガイド部12Cとロール紙切断部材13Bとの間に、図5等に示すように、側面視で所定の広さの略三角形状の間隙部Sが形成されている。
押圧機構支持アーム18は、本体背面部12Aの上部且つ左右両端部の前記支持アーム保持部12Fを支点として、傾斜底面部12Bとの間で上下方向に回動自在に、前記本体背面部12Aに取付けられている。
押圧機構支持アーム18の側面形状は、略コ字状の開放側の基端部からロール紙引き出しガイド部12C側に延びた平行な2本の第1アーム部18Aと、この第1アーム部18Aの端部同士に連続し、かつ本体背面部12Aおよび傾斜底面部12Bの平面部と平行な第2アーム部18Bとで形成されている。
そして、上記第2アーム部18Bに前記ロール紙押圧機構15が装着されるようになっている。
その結果、ホルダ本体12を壁対Wに収容したとき、使用者側に大きく突出しないので、使用の邪魔にならず、安全に使用することができる。また、狭いスペースしか取れないトイレ室でも利用することができる。
12 ホルダ本体
12A 本体背面部
12B 傾斜底面部
12C ロール紙引き出しガイド部
13 ロール紙切断機構
13B 切断刃部材
13Ba 切断刃部
14 ロール紙押え装置
15 ロール紙押圧機構
18 押圧機構支持アーム
20 ロール紙ホルダ(第2実施形態)
25 ロール状部材(ロール紙押圧機構)
30 ロール紙ホルダ(第3実施形態)
S 間隙部
100 ロール紙本体
101 ロール紙
101A ロール紙先端部
101Aa 切断後のロール紙先端部
Claims (7)
- 本体背面部が壁体に取付けられると共に上面部が開口され、且つ内部にロール紙本体を回転自在に保持するホルダ本体と、前記ホルダ本体から引出されるロール紙を切断するロール紙切断機構と、を備えたロール紙ホルダであって、
前記ホルダ本体は、前記本体背面部の下端部から前記ロール紙引出し側に向かって延設される底面部を有し、
前記底面部の引出し側先端に前記ロール紙の引き出しをガイドするロール紙引き出しガイドを形成し、
前記本体背面部に前記ロール紙本体の回転を許容しつつ当該ロール紙本体を押えるロール紙押え装置を設け、このロール紙押え装置は、前記ホルダ本体内に収容されたロール紙本体が未使用のとき、前記本体背面部と前記ロール紙本体の径方向中心との距離より長い距離の位置で前記ロール紙本体の外周を押えるロール紙押圧機構を備えていることを特徴とするロール紙ホルダ。 - 請求項1に記載のロール紙ホルダにおいて、
前記ホルダ本体は、前記本体背面部の下端部から前記ロール紙引出し側に向かって延設されると共に前記本体背面部に対して鋭角状に折り曲げ形成された傾斜底面部を有し、
前記傾斜底面部の引出し側先端に前記ロール紙の引き出しをガイドするロール紙引き出しガイドを形成したことを特徴とするロール紙ホルダ。 - 請求項1または2に記載のロール紙ホルダにおいて、
前記ロール紙押え装置は、
前記ロール紙本体の外周面を押圧する前記ロール紙押圧機構と、
先端部が前記ロール紙押圧機構を回動自在に支持する押圧機構支持アームと、を備え
前記押圧機構支持アームは、その基端部が前記本体背面部に回動自在に設けられていることを特徴とするロール紙ホルダ。 - 請求項2または3に記載のロール紙ホルダにおいて、
前記押圧機構支持アームの基端部を回動自在に保持する押え装置保持部を前記本体背面部に設け、
前記ロール紙押圧機構を、前記ホルダ本体内に収容されたロール紙本体が未使用時の状態のとき前記押え装置保持部より上方の位置になるように配設し、
前記ロール紙押圧機構はその重心位置を、前記ロール紙本体の重心位置より前記ロール紙引出し側に配置したことを特徴とするロール紙ホルダ。 - 請求項1ないし4のいずれか一項に記載のロール紙ホルダにおいて、
前記傾斜底面部の前記本体背面部から前記ロール紙ガイド部までの長さを、前記本体背面部と前記傾斜底面部との間に未使用時の前記ロール紙本体が収容されたとき、そのロール紙本体の外径寸法と少なくとも同じ寸法に設定したことを特徴とするロール紙ホルダ。 - 請求項3ないし5のいずれか一項に記載のロール紙ホルダにおいて、
前記押圧機構支持アームを、線状部材で構成すると共に前記ロール紙本体の両側面をガイドするロール紙ガイド部と、前記ロール紙押圧機構を支持する押圧機構支持部とで形成したことを特徴とするロール紙ホルダ。 - 請求項3ないし6のいずれか1項に記載のロール紙ホルダにおいて、
前記ロール紙押圧機構を、前記押圧機構支持部に回動自在に取付けられ前記ロール紙本体の周面に当接するロール状部材で構成したことを特徴とするロール紙ホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019165541A JP6812026B1 (ja) | 2019-09-11 | 2019-09-11 | ロール紙ホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019165541A JP6812026B1 (ja) | 2019-09-11 | 2019-09-11 | ロール紙ホルダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6812026B1 JP6812026B1 (ja) | 2021-01-13 |
JP2021040970A true JP2021040970A (ja) | 2021-03-18 |
Family
ID=74096321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019165541A Expired - Fee Related JP6812026B1 (ja) | 2019-09-11 | 2019-09-11 | ロール紙ホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6812026B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7530063B2 (ja) | 2022-10-21 | 2024-08-07 | 茂人 山本 | ロールペーパー カット |
-
2019
- 2019-09-11 JP JP2019165541A patent/JP6812026B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7530063B2 (ja) | 2022-10-21 | 2024-08-07 | 茂人 山本 | ロールペーパー カット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6812026B1 (ja) | 2021-01-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS58180124A (ja) | 紙を中心部から取出すようにした紙ロ−ル保持装置 | |
JP6812026B1 (ja) | ロール紙ホルダ | |
JP5463523B1 (ja) | ロールペーパー保持切断装置 | |
JPH0928615A (ja) | ロールシート保持切断装置 | |
JP6072864B1 (ja) | ロール紙ホルダ | |
JP2007260311A (ja) | ロールペーパーホルダー | |
JP2020026323A (ja) | ロール体用ホルダー | |
JP2006314764A (ja) | トイレットペーパーホルダー | |
JP3226065U (ja) | テープ引出し抑制具、及び卓上型テープディスペンサ | |
JP6887553B1 (ja) | ロール付箋紙ディスペンサー | |
JP2995158B2 (ja) | ロールペーパー用ガイド | |
JP7361444B2 (ja) | テープディスペンサーおよびテープディスペンサーの使用方法 | |
JP3001070U (ja) | ロ−ルペ−パホルダに取付けるアダプタ | |
JP6853425B1 (ja) | ロールペーパーホルダー | |
JP3234687U (ja) | ロール状ペーパーホルダー | |
JP3097146U (ja) | トイレットペーパー用ホルダ | |
JP2009078137A (ja) | トイレットペーパーホルダー | |
US20040069892A1 (en) | Toilet roll dispenser | |
JP4638890B2 (ja) | ロールペーパー耳出しカットホルダー | |
JP2006025908A (ja) | ロールペーパーホルダー | |
JP5407021B2 (ja) | ロールペーパーケース | |
JPH0321677Y2 (ja) | ||
JP4632149B2 (ja) | ロール状ペーパーのホルダー | |
JP2022091321A (ja) | デンタルフロスディスペンサ及びデンタルフロスケース | |
JP3653246B2 (ja) | シートロールホルダー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200413 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20200413 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20200617 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200630 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200821 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200908 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201023 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201124 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201209 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6812026 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |