JP6887553B1 - ロール付箋紙ディスペンサー - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、よりコンパクト、軽量、簡易な構造、コストも抑え、且つ所望する長さで自由にきれいな切断ができるロール式付箋紙ディスペンサーの提供を課題とするものである。【解決手段】ロール付箋紙を保持、引き出し、及び切り取りのためのディスペンサーであって、該ディスペンサーは、前記ロール付箋紙の外周部を覆う開口部を備えた断面が略C字型の筒状体に形成され、前記開口部はロール付箋紙を引き出すための引出部となり、該引出部の縁部にはロール付箋紙を切り取ることを可能とする切取部を有し、前記ディスペンサーの素材の有する弾性によりロール付箋紙を保持するとともに、ロール付箋紙の使用状態に応じ追従して形状を変化させる構成を採用した。【選択図】図1

Description

本発明は、所望する大きさの付箋紙を容易に得ることができるロール式付箋紙供給具に関し、詳しくは、管状部材を利用した簡易な構造によりロール付箋紙を内蔵し、所望する長さに自由に切断することが可能となる極めてコンパクトなロール式付箋紙供給具に関する。
最初の糊付き付箋紙製品であるポスト・イット/Post−it(登録商標)は、アメリカの化学メーカー、スリーエム社が1980年に全米で発売されて以来、今でも世界の100カ国以上で販売されている大ヒット商品となっており、短冊状のものを一時的に文書や書籍に貼り付けたり、栞として使用されている。現在では、パソコン画面の枠などに貼り付けて備忘録や伝言メモとしても一般的に広く使われており、さらに使用場所を拡大して外出先で書き写しや差し替えを必要としないメモ紙や手帳の代用品としても使われている。
しかし、現在市販されている付箋紙は、目的に合わせてサイズを選択しなければならず、複数の異なったサイズの付箋紙を揃えておく必要がある。また、短冊状に積層した構成であると、一枚だけ必要なところ、複数枚剥がし取ってしまうこともある。従って、所望するサイズの付箋紙を安価に、且つ安易に得られる付箋紙も求められている。係る要求を満たすものとして、ロール状の付箋紙が存在する。ロール付箋紙は、長尺な付箋紙が芯に巻き付けられてロール状となり、用途に応じて切断して使用することが可能である。また、ロール付箋紙の使用は、不規則な記載量に対応できるので、倉庫などにおいて梱包した段ボールに記載事項を貼り付けたりすることにも適しており、大変便利である。しかし、ロール付箋紙をセロテープ(登録商標)等で用いられるホルダーに収め、付箋紙を所望するサイズで切断しようとすると、上手く切断することができない。なぜならば、粘着力が極めて強いセロテープ(登録商標)の場合であれば、所望のサイズの長さ分をホルダーから引き出し、カッター部分で固定されることで綺麗に切断できるが、付箋紙の場合では粘着力が低いため十分な固定ができず、カットする際ロール部分が動いてしまい、切り口が幅方向に対して斜めになってしまうことがあった。そのため、ロール状の付箋紙を安定してカットできる器具等に関する技術が求められており、更に、セロテープ(登録商標)で使うホルダーでは大柄で重さも大きいことから持ち運びに不便であるという問題もあり、極めてコンパクトなロール付箋紙のディスペンサーが求められているといえる。
そこで、従来より、種々の技術提案がなされている。例えば、発明の名称を「台紙付き付箋紙ディスペンサー」とする技術が開示されている(特許文献1参照)。具体的には、「基台にロール付箋体を支持させてなり、簡易な 構造で廉価に製造できる台付きフセンディスペンサーを提供する。」ことを課題とし、解決手段を「表側に仮留め面Sを有する平坦な基台2と、片面に粘着層14aを有する付箋14が切り離し線16を介して連続する付箋シート12を含み、このフセンシート12が軸部18の回りに巻装されてなる筒状のロール付箋体10と、上記基台2に取り付けられ、ロール 付箋体10を回転可能に支持する支持体20とを具備する。ロール付箋体10は、仮留め面Sと隣り合わせに、上記基台2の表側に沿って横向きに支持されている。ロール付箋体10から仮留め面Sの方向へ付箋シート12を引き出した状態で、付箋シート12の粘着層14aと、仮留め面Sとが向かい合うように構成されている。」という技術が公開され公知技術となっている。しかしながら、特許文献1に記載の技術は、仮止めするための平坦な基台を備える構成であり、ロール付箋紙の大きさに対して大柄となり、より小型にしようとする本発明の課題を解決するに至っていない。
また、発明の名称を「ディスペンサー」とする技術が開示されている(特許文献2参照)。
具体的には、「紙製品の切断しようとする領域に液体を供給することにより、より少ない力で紙製品を容易に切断することが可能なディスペンサーを提供する。」ことを課題とし、解決手段として、「ロールタイプの使い捨て紙製品を供給するディスペンサーにおいて、前記紙製品を回転可能に支持する回転軸13、および前記紙製品が排出される排出部15を有し、前記紙製品を収容する本体ケーシング10と前記排出部15に設けられ、前記紙製品の切断しようとする領域に液体を供給する湿式カット部20とを含んでなる、ディスペンサーによって達成される。」という技術が公開され公知技術となっている。しかしながら、特許文献2に記載の技術は、切断部に液体を供給することによってより小さい力で紙製品を切断できるようにした技術であり、そのような複雑な構成を採用せず、利用者の手の力によって保持力を与え、切断しやすくする本発明とは課題を解決する技術的手段が異なっている。
また、発明の名称を「ロール状シート材料のためのディスペンサー」とする技術が開示されている(特許文献3参照)。具体的には、「シート材料(50)を供給するためのディスペンサ(10)の提供。」を課題とし、解決手段としては「シート材料を供給するためのディスペンサであって、シート材料を支持するべきベースと、カバーと、取り出し口とを有するハウジングを有し、前記ベースが、内部に開口を有する第1の筒状部材を備え、前記カバーが、前記第1の筒状部材に対向する第2の筒状部材を備え、前記第2の筒状部材の少なくとも一部が、前記第1の筒状部材の前記開口内に位置するようにされ、当該ディスペンサ内に収容されたシート材料が、迂回経路に沿って、前記第1の筒状部材の一部及び前記第2の筒状部材の一部上を通過した後に、前記取り出し口に至るようにしたことを特徴とするディスペンサ」という技術が公開され公知技術となっている。特許文献3に記載の技術は、ロール状のシート材料をハウジングから取り出し口に至らせるという点で、ケース内に収容されたシート材料を取り出しやすくするものである。しかしながら、係るケースは、その外形が変化するものではない。従って、本発明のようにディスペンサー自体がロール付箋紙の使用状況に応じ追従してその形状が変化するという、極めてコンパクトな構成とする課題を解決するに至っていない。
特開2017−128341号 実用新案登録第3177666号 特表2008−504873号
本発明は、より軽量、簡易な構造、コストも抑え、且つ所望する長さで自由にきれいな切断ができる極めてコンパクトなロール式付箋紙ディスペンサーの提供を課題とするものである。
ロール付箋紙を保持、引き出し、及び切り取りのためのディスペンサーであって、該ディスペンサーは、前記ロール付箋紙の外周部を覆う開口部を備えた断面が略C字型の筒状体に形成され、前記開口部はロール付箋紙を引き出すための引出部となり、該引出部の縁部にはロール付箋紙を切り取ることを可能とする切取部を有し、前記ディスペンサーの素材の有する弾性によりロール付箋紙を保持するとともに、ロール付箋紙の使用状態に応じ追従して形状を変化させる構成を採用した。
前記ディスペンサーに紙管を用いる構成を採用することもできる。
前記ディスペンサーが樹脂製である構成を採用することもできる。
前記付箋紙ホルダーの側面に脱落防止部を有する構成を採用することもできる。
本発明に係るロール付箋紙ディスペンサーによれば、極めて簡易な構成であり、コンパクトであって、コストもかからずにロール型の付箋紙を所望する長さに自在にカットできるという優れた効果を発揮する。
本発明に係るロール付箋紙ディスペンサーによれば、外周から外側に向かう突起物が一切存在せず、また、切取部にも段差等がなく、安全性に勝れるという優れた効果を発揮する。
また、本発明に係るロール付箋紙ディスペンサーによれば、ロール付箋紙の残量が少なくなっても、本体の弾性により最後までスムーズに安定した使用状態を保つという優れた効果を発揮する。
本発明に係るロール付箋紙ディスペンサーにおいて、素材に紙管を用いるという構成を採用した場合には、コスト的にも加工的にも優れる素材であり、使用後は燃えるゴミとして処理することも可能で、再生紙としてのリサイクル性も備えるという優れた効果を発揮する。
本発明に係るロール付箋紙ディスペンサーにおいて、ディスペンサーの素材を樹脂製とする構成を採用した場合には、所望する弾性特性を得やすく、クリープによる繰り返し使用に対して耐久性に勝れるという有利な効果を奏するものである。
本発明に係るロール付箋紙ディスペンサーにおいて、ディスペンサーの側面に脱落防止部を有する構成を採用した場合には、ロール付箋紙が抜け落ちたりしないという有利な効果を奏するものとなる。
本発明に係るロール付箋紙ディスペンサーの基本構成を説明する基本構成説明斜視図である。 本発明に係るロール付箋紙ディスペンサーの基本構成を説明する基本構成説明平面図である。 本発明に係るロール付箋紙ディスペンサーの別の実施例を説明する実施例説明図である。 本発明に係るロール付箋紙ディスペンサーの使用状態説明図である。
本発明は、ロール付箋紙のディスペンサーであって、該ディスペンサーは、ロール付箋紙の外周部を覆う開口部を備えた断面が略C字型の筒状体で形成され、前記開口部はロール付箋紙を引っ張り出すための引き出し部となり、該引き出し部の先端にはロール付箋紙を切り取ることが可能な切取り部を有し、前記ディスペンサーの素材の有する弾性によりロール付箋紙を保持するとともに、ロール付箋紙の使用状態に追従して形状を変化させることを最大の特徴とするものである。
以下、図面に基づいて説明する。但し、係る図面に記載された形状や構成に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の創作として発揮する効果の得られる範囲内で変更可能である。
図1は、本発明に係るロール付箋紙ディスペンサーの基本構成を説明する基本構成説明斜視図である。図1(a)は本発明に係るロール付箋紙ディスペンサーの全体構成を視覚的にわかりやすくするため斜視図で示し、図1(b)は本発明に係るロール付箋紙ディスペンサーに用いられるロール付箋紙を示し、図1(c)は本発明に係るディスペンサーの開口部を押し開いた状態を示し、図1(d)は本発明に係るディスペンサー20の開口部を押し開く前の状態を示し、一点鎖線内はディスペンサーの弾性特性により最小近傍の状態から最大近傍に外径が変化する関係を示し、二点鎖線内はディスペンサー20がロール付箋紙10の外径以上に戻ろうとすることによる弾性特性を有する関係があり、開口部を押し開かれたディスペンサー20内にロール付箋紙10が挿入されることを示したものである。なお、図1(d)の最小近傍の直径まで戻らず、永久歪が残るような塑性変形をすることが素材によっては起こり得る。但しこの場合でも挿入されたロール付箋紙10はディスペンサー20を包むことによって保持することは可能である。係る図1に基づいて、以下、本発明に係るロール付箋紙ディスペンサー1を構成する各部材についてそれぞれ説明する。
ロール付箋紙ディスペンサー1は、ロール付箋紙10を保持、引き出し、及び切り取りのためのディスペンサーであって、該ディスペンサーは、前記ロール付箋紙10の外周部を覆う開口部21を備えた断面が略C字型の筒状体に形成され、前記開口部21はロール付箋紙10を引き出すための引出部22となり、該引出部22の縁部にはロール付箋紙10を切り取ることを可能とする切取部23を有し、前記ディスペンサー20の素材の有する弾性特性によりロール付箋紙10を保持するとともに、ロール付箋紙10の使用状態に応じ追従して形状を変化させる構成を採用した。
ロール付箋紙10は、軸芯11の周囲に巻装される長尺な付箋紙であって、裏面の一部または全部に再剥離性粘着剤が塗布されているもので、所望する長さで自由に切断し、短冊状の一般的な付箋と同様な使い方、即ち、メモやインデックス等の利用をすることができる。
ディスペンサー20は、通常のディスペンサーであれば手前前方に刃を備え、奥側後方に水平に回転部のついた構造であるところ、本願発明に係るロール付箋紙ディスペンサー1ではその外形上、ロール付箋紙10を覆うディスペンサー20には突き出し部が一切なく、極めてコンパクトであることが特徴である。また、ディスペンサー20の素材として弾性力を有し、係る弾性力に基づいてロール付箋紙10の保持を可能としていることも特徴の一部である。更に、一般的なディスペンサーでは筐体に重量物を用いたり、ケース等でロール付箋紙を覆うものが多い。しかしながら、本発明に係るロール付箋紙ディスペンサー1は、筐体となるディスペンサー20自体がロール付箋紙10の使用状態に応じて外形形状が弾性変形し、常にコンパクトな状態を維持する。
開口部21は、円筒形の形状のうち周方向の一部を開口させた開口部である。なお、係る開口部21は、引出部22となる。
引出部22は、ディスペンサー20の前記開口部21を引出部22とするものである。係る引出部22からディスペンサー20に装着されたロール付箋紙10の端部を引き出すことを可能とするものである。
切取部23は、ディスペンサー20に装着されたロール付箋紙10の端部を引出部22から引き出した後、所望する長さでロール付箋紙10を切り取るために設けられるものであり、図面に示した様に、開口端部を斜めにカットした刃形状としたり、図面には示していないが、該端部を微小な波型としたりすることでディスペンサー20の外周に突起物を構成しないことが望ましい。ディスペンサー20にロール付箋紙10が装着されたロール付箋紙ディスペンサー1では何れの部分において、一切突起状物はなく鋭利な部分によって指先を切るという問題が生じない。なお、切取部23に金属の刃物等を備える構成も考え得るが、前述の安全性の問題やコストを考えると本発明の課題を解決するための技術的手段としては好ましくないといえる。
紙管Sは、文字通り紙で作られた管のことで紙筒とも呼ばれ、一般には巻取り用の芯材として使われることが多いものである。本発明に係るロール付箋紙ディスペンサー1に用いられるディスペンサー20の素材として紙管Sを用いると、コスト的にも加工的にも優れることとなる。使用後は燃えるゴミとして処理することも可能で、再生紙としてのリサイクル性も備えている。大きさについては、幅方向が使用されるロール付箋紙10の幅と同一か、若しくはこれよりも大きいものとし、径方向の寸法についてはロール付箋紙10の芯材の径、及び付箋紙を巻装した状態の外径を考慮して決定することとなる。なお、紙管Sには一般的な企画サイズが存在しないため、芯材の直径からロール付箋紙10の外径の範囲において弾性により変化する径、厚み、幅とすることが必要である。
樹脂製Jは、ディスペンサー20の素材の一種である。即ち、ディスペンサー20の素材として樹脂を用いることは好適であり、その理由として、紙製の紙管Sに比べて変形に対する弾性特性が優れる点にある。即ち、ロール付箋紙10を装着するため、ディスペンサー20を押し広げて変形させても力を除けばもとに戻る弾性範囲が広い素材であることが望ましく、この点においてはPP(ポリプロピレン樹脂)、ABS樹脂、PC(ポリカーボネート)等が好適である。但し、これらに限定されるものではなく、前述の弾性特性を備えた樹脂であればよい。
図2は、本発明に係るロール付箋紙ディスペンサーの基本構成を説明する基本構成説明平面図であり、図2(a)は、未使用のロール付箋紙10を装着した状態を示し、図2(b)は、使い切る間際のロール付箋紙10が装着された状態を示している。なお、図2、及び図3において、ハッチングをした部分がディスペンサー20であり、逆ハッチングをした部分は軸芯11であり、クロスハッチングをした部分はロール付箋紙10である。
図2(a)に示されるように、未使用状態でのロール付箋紙10の外径以上の大きさとなるように、ディスペンサー20の開口部21を開き、ディスペンサー20へロール付箋紙10が挿入され、ディスペンサー20が元の形状に戻ろうとする弾性力によりロール付箋紙10を保持している状態を示している。そして、引出部21からロール付箋紙10の端を引き出し、所望する長さで切断する、係る切断は鋭角な角度が付いた切取部23で行えば容易にできる。その後、ロール付箋紙10が消費されると、係るロール付箋紙10の径が小さくなり、ディスペンサー20も弾性によりこれに追従して小さくなる。図2(b)はロール付箋紙10の使用の程度が相当進み、使い切る直前の状態を示したものである。
また、図2では、ディスペンサー20の開口部が開口前を図2(b)、開口した状態を図2(a)として示した実施例であり、より具体的には、例えば、内装されるロール付箋紙10の使用前外径が50mm、軸芯11の直径が25mmである場合、何らの力が作用していない状態におけるディスペンサー20の開口前の内径は、25mmよりもやや小さくすることが望ましく(図2(b))、開口部21を押し広げて内径を50mm以上とした場合(図2(a))でも、素材の弾性特性の範囲内であることが必要となる。
図3は、本発明に係るロール付箋紙ディスペンサーの別の実施例を説明する実施例説明図であり、図3(a)は、斜視図であり、図3(b)は、平面図であり、図3(c)は、A−A′部分の断面図である。図3に係る実施例では、脱落防止部24が付加された構成の実施例であり、使用時においてディスペンサー20からロール付箋紙10が脱落しにくくなるものである。基本的には脱落防止部24の有無のみが異なり、他の構成については前記の基本構成と異ならないため、共通する部分の説明は省略する。
脱落防止部24は、ディスペンサー20に装着されたロール付箋紙10がディスペンサー20から外れてしまうことを防止するための構成部材であり、具体的には図4に示すようなディスペンサー20の内側周縁部に軸芯方向に向かう僅かな突起を設けることが効果的である。係る突起を大きくしすぎるとディスペンサー20にロール付箋紙10を装着する際邪魔になるため、ロール付箋紙10の外周縁部を引っ掛ける程度とすることが望ましい。
図4は、本発明に係るロール付箋紙ディスペンサーの使用状態説明図であり、図4(a)は、ディスペンサー20の引出部22から、ロール付箋紙10の端を引き出している状態を示し、図4(a1)は、ロール付箋紙10の使い始めの状態を示し、図4(a2)は、ロール付箋紙10を相当程度使用して使い切る直前の状態を示し、図4(b)は、引き出されたロール付箋紙10をディスペンサー20の切取部23により切り取る状態を示している。図4(a1)に示すようにロール付箋紙10の使い始めは、外径が大きく、ディスペンサー20による、締め付けも強いため、指先に力を入れる必要がなく、引き出される力に対して保持するだけでよい。これに対し、図4(a2)に示すように、ロール付箋紙10の使い切る直前では、ディスペンサー20によるロール付箋紙10への締め付け力が弱い。しかし、指先に軽く力を入れるだけで安定して保持及び引き出すことが可能である。図4(b)に示すように、引出部22から引き出されたロール付箋紙10を切取部23の傾斜面に沿うように傾かせ貼着されたロール付箋紙10を押さえて切取部23によって切り取る。
本発明に係るロール付箋紙ディスペンサーによれば、付箋紙を利用する事務仕事等において、利便性が高く、多くの需要が見込まれることから文房具用品の生産の拡大に寄与することが考えられ、産業上利用可能性は高いと思慮されるものである。
1 ロール付箋紙ディスペンサー
10 ロール付箋紙
11 軸芯
20 ディスペンサー
21 開口部
22 引出部
23 切取部
24 脱落防止部
S 紙管
J 樹脂製

Claims (4)

  1. ロール付箋紙(10)を保持、引き出し、及び切り取りのためのディスペンサー(20)であって、
    該ディスペンサー(20)は、前記ロール付箋紙(10)の外周部を覆うとともに開口部(21)を備えた断面が略C字型の筒状体に形成され、
    前記開口部(21)は前記ロール付箋紙(10)を引き出すための引出部(22)となり、
    該引出部(22)の縁部には前記ロール付箋紙(10)を切り取ることを可能とする切取部(23)を有し、
    前記ディスペンサー(20)は、前記ロール付箋紙(10)挿入前の内径が前記ロール付箋紙(10)の軸芯外径より小さく、前記ロール付箋紙(10)挿入後の内径が前記ロール付箋紙(10)の使用前外径よりも大きい範囲まで弾性特性により変形する素材を利用し、
    前記開口部(21)を開き前記ディスペンサー(20)内に前記ロール付箋紙(10)が挿入されると、前記ディスペンサー(20)が元の形状に戻ろうとする素材の弾性力により、前記ロール付箋紙(10)の外周面と前記ディスペンサー(20)の内周面が常に接触状態となり、前記ロール付箋紙10の使用による径変化に対応してその径が追従して小さくなるように変形し、前記ロール付箋紙(10)を常に保持することを特徴とするロール付箋紙ディスペンサー(1)
  2. 前記ディスペンサー(20)の素材に紙管(S)を用いたことを特徴とする請求項1に記載のロール付箋紙ディスペンサー(1)
  3. 前記ディスペンサー(20)の素材が樹脂製(J)であることを特徴とする請求項1に記載のロール付箋紙ディスペンサー(1)
  4. 前記ディスペンサー(20)の内側周縁部に軸芯方向に向かう突起による脱落防止部(24)を有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のロール付箋紙ディスペンサー(1)
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