JP3226065U - テープ引出し抑制具、及び卓上型テープディスペンサ - Google Patents

テープ引出し抑制具、及び卓上型テープディスペンサ Download PDF

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【課題】粘着層を備えていないテープが卓上型テープディスペンサから過度に引き出されことを抑制し、所望の長さ分だけ容易に引き出すことを可能とすると共に、既存のテープディスペンサに対して後から容易に取り付けることが可能なテープ引出し抑制具を提供する。【解決手段】本考案のテープ引出し抑制具10は、テープを挿通する開口15が設けられたテープ保持部11と、このテープ保持部を卓上型テープディスペンサへ取り付ける装着面を有する止着部12とから構成され、テープ保持部と止着部との境界に、曲折可能とする折り筋13を備える。このテープ引出し抑制具10は、平板状をした薄厚部材を用いて一体的に形成することができる。また、テープ保持部は、卓上型テープディスペンサの切断刃とリールの間に止着部を取り付けたとき、粘着層を備えていないテープに対して張力を付与することとなる位置に開口が設けられたものとなっている。【選択図】図1

Description

本願考案は、卓上型テープディスペンサに保持された、粘着層を備えていないテープを所望の長さ分だけ容易に引き出すことを可能とした技術に係り、詳しくは、テープが卓上型テープディスペンサから過度に引き出されないように抑制するようにしたテープ引出し抑制具と、このテープ引出し抑制具を備える卓上型テープディスペンサに関する。
薄くて細長い帯状のテープが多重に巻き付けられたテープロールから、当該テープを所望の長さに引き出して切断する事務用品の一つとして、机やテーブル等に載置して使用される卓上型テープディスペンサもしくは卓上型テープカッタが知られている。
この卓上型テープディスペンサは、一般的に、テープロールの内径部に配されるリール又はプーリと称される回転体と、このテープを切断する切断刃(カッタ)と、回転体を回転可能に保持すると共に、切断刃を固定して支持する基体とを備えることにより構成されている。
すなわち、卓上型テープディスペンサは、基体の一方側に配された回転体にテープを装着し、適当な長さまで引き出した後、基体の他方側に配された切断刃によって切断することで、使用に供される長さのテープを得ることができるとするものである。
ところが、従来の卓上型テープディスペンサは、一面に粘着層を備えたテープを対象として、所望の長さ分だけ引き出して切断するようにしたものであるため、粘着層を備えていないテープを所望の長さ分だけ引き出して切断しようとするとき、テープが必要以上に長く引き出されてしまうといった不都合があった。
つまり、回転体に支持されたテープロールは回転し易い構造となっており、テープの引き出し動作に伴う力は、テープロールを介して回転体に伝達され、回転体を回転させてテープの引き出しを可能とするものとなっている。そのため、一面に粘着層を備えたテープの場合、テープの引き出し動作に伴う力は、粘着層の粘着力によって軽減されることでテープロールの引き出し(回転体の回転)が抑制されるものと思料されるが、粘着層を備えていないテープの場合、テープの引き出し動作に伴う力の軽減が何らないため、テープロールの引き出しは抑制されずに、テープが必要以上に長く引き出されてしまうものとなっている。
また、テープの引き出し動作を抑制するものとして、粘着テープの粘着面と反対側の面を擦る引き出しガイドを通して引き出した粘着テープのテープ粘着面が一時的に接触し、テープの引き出し動作にブレーキがかかるようにしたテープ端突出ガイドを備える卓上型のテープディスペンサが提案されている(特許文献1を参照)。
しかしながら、このテープディスペンサは、粘着テープの粘着面がテープ端突出ガイドに接触することで、テープの引き出しにブレーキがかかるようにしたものであって、粘着層(面)を備えていないテープの場合、テープの一面がテープ端突出ガイドに接触しても、テープの引き出しにブレーキがかかるものではなく、テープが必要以上に長く引き出されてしまうといった不都合は解消されないものと思料される。
また、このテープ端突出ガイドは、既存のテープディスペンサに対して後から容易に取り付けることが可能な構成とはなっていない。
さらに、テープディスペンサにおいてテープ端突出ガイドの設置位置は特定されており、設置位置の変更によってテープの引き出し抑制の程度を変えるといった自由度が備わっていない。しかも、このテープディスペンサは、テープ端突出ガイドを使用しない構成とすることができないため、テープの種類によってはテープ端突出ガイドが邪魔になってしまうおそれがある。
特開平10−59609号公報
本考案は、上記事情に鑑みて成されたものであり、粘着層を備えていないテープが卓上型テープディスペンサから過度に引き出されことを抑制し、所望の長さ分だけ容易に引き出すことを可能とすると共に、既存のテープディスペンサに対して後から容易に取り付けることが可能なテープ引出し抑制具と、このテープ引出し抑制具を備える卓上型テープディスペンサを提供することを目的とする。
本考案に係るテープ引出し抑制具は、粘着層を備えていないテープが多重に巻き付けられたテープロールを回転可能に保持する卓上型テープディスペンサに取り付け、当該卓上型テープディスペンサに保持されたテープロールからテープを所望の長さに引き出して切断する際に用いる道具である。このテープ引出し抑制具は、テープを挿通する開口が設けられたテープ保持部と、このテープ保持部を卓上型テープディスペンサへ取り付ける装着面を有する止着部とから構成され、テープ保持部は、止着部を卓上型テープディスペンサへ取り付けたとき、テープに対して張力を付与することとなる位置に開口を有することを基本的な特徴とする。
すなわち、本考案に係るテープ引出し抑制具は、止着部の装着面を既存の卓上型テープディスペンサへ後から取り付け、テープ保持部の開口の中に粘着層を備えていないテープを挿通することで、テープを所望の長さ分を引き出して切断するとき、引き出したテープに対して張力を付与することとなる位置に、テープ保持部の開口が設けられたものとなっている。
この開口は一つだけに限らず、並列に複数備えるものとしても良い。これにより、開口の位置、すなわち、どの開口を挿通させるかによって、テープに対して付与する張力の強さに変化をもたらし、テープの引き出し抑制の程度を変えるといった自由度を備えるものとすることができる。
本考案に係るテープ引出し抑制具において、テープ保持部と止着部は、平板状をした薄厚部材を用いて一体的に形成され、当該テープ保持部と当該止着部との境界に、曲折可能とする折り筋を備える構成とすることができる。
また、本考案に係るテープ引出し抑制具において、テープ保持部と止着部は、所定の角度を有して一体的に形成された薄厚の曲折部材からなる他の構成とすることもできる。
また、本考案に係るテープ引出し抑制具において、テープ保持部と止着部は、平板状をした薄厚部材を用いて別々に形成され、当該テープ保持部に対して当該止着部が曲折可能となるように互いに連結されている他の構成としても良い。この際、テープ保持部と止着部の連結は既知の手段で良く、たとえば、フィルムの貼付によるものや、蝶番を用いるものとすることができる。
また、本考案に係るテープ引出し抑制具において、テープ保持部は、平板状をした薄厚部材を用いて形成され、止着部は、厚さ方向に平坦な側面を有する立体部材を用いて形成され、当該テープ保持部が、当該止着部の厚さ方向の側面に取り付けられている他の構成としても良い。
上述したテープ引出し抑制具において、止着部は、装着面に粘着層を備え、当該粘着層は剥離紙で覆われているものとすることができる。すなわち、卓上型テープディスペンサへ取り付けは、装着面に接着剤等を塗布することにより行うものとしても良いが、装着面に予め粘着層を設けたものとすることで、効率良く容易に卓上型テープディスペンサへ取り付けを行うことができるものとなる。
また、上述したテープ引出し抑制具において、止着部は、装着面にマグネットを備えるもの、もしくは止着部がマグネットから構成されているものとすることもできる。すなわち、卓上型テープディスペンサの基体が鉄などの強磁性体材料を用いて形成されている場合、マグネットの磁力によって効率良く容易に卓上型テープディスペンサへ取り付けを行うことができるものとなる。
本考案に係る卓上型テープディスペンサは、粘着層を備えていないテープが多重に巻き付けられたテープロールを回転可能に保持し、当該テープロールから引き出されたテープを所望の長さに切断する事務用品であって、テープロールの内径部に配される回転体と、テープを切断する切断刃と、回転体を回転可能に保持すると共に、切断刃を固定して支持するディスペンサ本体と、上述した本考案に係るテープ引出し抑制具を備えていることを特徴とする。
すなわち、上述した卓上型テープディスペンサにおいて、テープ引出し抑制具は、回転体が保持される一方の位置と切断刃が支持される他方の位置との間に設けられ、テープ保持部の開口にテープロールから引き出されたテープを挿通させることで、当該テープに対して張力を付与するものとなっている。このテープ引出し抑制具は、予め卓上型テープディスペンサと一体に構成されたものとしても良いし、後から取り付けることで卓上型テープディスペンサと一体に構成されるものとしても良い。
本考案に係る卓上型テープディスペンサにおいて、ディスペンサ本体は、回転体を回転可能に保持する一方の位置に設けられた回転体支持部と、切断刃を支持する他方の位置に設けられた切断刃架台部と、回転体支持部と切断刃架台部とに連設された台座部とから構成され、テープ引出し抑制具は、止着部が切断刃架台部に取り付けられているもの、又は止着部がディスペンサ本体の切断刃架台部側を向くように、もしくは回転体支持部側を向くように、台座部に取り付けられているものとすることができる。
本考案に係るテープ引出し抑制具は、テープ保持部と止着部とから構成され、止着部を既存の卓上型テープディスペンサに対して後から容易に取り付けることが可能であると共に、卓上型テープディスペンサへ取り付けたとき、テープに対して張力を付与することとなる位置に、テープ保持部の開口を有するものとなっている。ゆえに、テープ保持部の開口の中に粘着層を備えていないテープを挿通することで、テープの一面が開口縁部に接して当該テープに対して張力が付与され、テープを引き出すときにこの張力によってテープが引き出されることを抑制し、粘着層を備えていないテープを所望の長さ分だけ容易に切断することが可能となる。
また、本考案に係るテープ引出し抑制具は、卓上型テープディスペンサに対して後から取り付けることが可能なものであるため、卓上型テープディスペンサに対する取り付け位置は特定されておらず、取り付け位置を自由に選択することで、テープの引き出し抑制の程度を変えることができるものとなる。
しかも、本考案に係るテープ引出し抑制具を備える卓上型テープディスペンサは、テープの種類に応じてテープ引出し抑制具の使用の有無を選択することができるので、一面に粘着層を備える粘着テープであっても、粘着層を備えていないテープであっても、何ら支障なく保持して使用することができる。
本考案に係るテープ引出し抑制具を示す、(A)正面図、(B)側面図である。 本考案に係るテープ引出し抑制具の用い方を説明する左側面図である。 本考案に係るテープ引出し抑制具の他の構造を示す左側面図である。 本考案に係るテープ引出し抑制具の他の構造を示す左側面図である。 本考案に係るテープ引出し抑制具の他の構造を示す斜視図である。 本考案に係るテープ引出し抑制具を卓上型テープディスペンサに取り付けた状態を示す上方からの斜視図である。 図6に示す卓上型テープディスペンサの右側面図である。 本考案に係るテープ引出し抑制具を卓上型テープディスペンサに取り付けた他の状態を示す上方からの斜視図である。 図8に示す卓上型テープディスペンサの右側面図である。 本考案に係るテープ引出し抑制具を卓上型テープディスペンサに取り付けた他の状態を示す上方からの斜視図である。 図10に示す卓上型テープディスペンサの右側面図である。
本考案に係るテープ引出し抑制具は、机やテーブル等に載置される卓上型テープディスペンサ(以下、単に「テープディスペンサ」という。)に対して取り付け可能とし、当該テープディスペンサに保持された、テープが多重に巻き付けられたテープロールから当該テープを所望の長さに引き出して切断する際に用いる事務用品の部品もしくは付属品である。
また、本考案に係る卓上型テープディスペンサは、当該テープディスペンサより引き出されたテープに張力(テンション)をかける手段を設けることにより、テープの回転を抑えてスムーズに切断できるようにしたものであって、本考案に係るテープ引出し抑制具を備えることで、テープディスペンサより引き出された粘着層を備えていないテープからなるテープロールを回転可能に保持すると共に、当該テープに張力を付与することとなる事務用品である。
以下、本考案に係るテープ引出し抑制具と、このテープ引出し抑制具を備える卓上型テープディスペンサの実施の形態の一例について、図面に基づき説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本考案の好適な具体例であるため技術的に種々の限定が付されているが、本考案の範囲は、以下の説明において特に限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
図1及び図2に示すように、本実施の形態におけるテープ引出し抑制具10は、テープを挿通する開口15が設けられたテープ保持部11と、このテープ保持部11を卓上型テープディスペンサへ取り付ける装着面12mを有する止着部12とを少なくとも備える。
このテープ引出し抑制具10は、素材に応じて、平板状をした薄厚部材を用いて一体的に形成され、当該テープ保持部11と当該止着部12との境界に、曲折可能とする折り筋13を備えるもの、もしくはテープ保持部11と止着部12が、所定の角度を有して一体的に形成された薄厚の曲折部材とすることができる。
図2においてテープ引出し抑制具10は、テープ保持部11と当該止着部12とが直線状に位置する平面状態から、折り筋13において止着部12を直角に折り曲げられるものとして示されている。
また、テープ引出し抑制具10は、平板状をした薄厚部材を用いてテープ保持部11と止着部12とを一体的に形成されたものとせずに、たとえば、図示しないが、平板状をした薄厚部材を用いて別々に形成し、テープ保持部11に対して止着部12が曲折可能となるように、たとえば、フィルムや蝶番を用いて互いに連結されたものとしても良い。
テープ引出し抑制具10において、テープ保持部11は、止着部12(の装着面12m)をテープディスペンサへ取り付けたとき、テープに対して張力を付与することとなる位置に開口15を有するものとなっている。この開口15は、テープの挿通を可能とする形状及び大きさを有するものであって、テープ保持部11において複数備えるものとすることができる。
図においてテープ保持部11は、横長楕円形をした二つの開口部15U,15Dが上下に並列に設けられたもの、すなわち、上方の開口15Uと、下方の開口15Dを備えるものとして示されている。
本考案では、止着部12に接着剤等を塗布することで、テープディスペンサへ取り付けるものとしても良いが、たとえば、図3に示すように、止着部12の装着面12mに粘着層21を備え、さらに粘着層21が剥離紙22で覆われているテープ引出し抑制具20としても良い。これにより、テープディスペンサへ取り付けが容易に行えるものとなる。
また、本考案では、テープディスペンサの素材に応じて、たとえば、図4に示すように、止着部12の装着面12mにマグネット31を備えるテープ引出し抑制具30としても良い。これによっても、テープディスペンサへ取り付けが容易に行えるものとなる。
さらに、本考案では、止着部自体がマグネットから構成されたものとしても良い。たとえば、図5に示すように、テープ引出し抑制具40は、テープ保持部41が、平板状をした薄厚部材を用いて形成され、止着部42が、厚さ方向に平坦な側面42sを有する立体部材を用いて形成され、テープ保持部41は、止着部42の厚さ方向の側面42sに取り付けられているものとしても良い。
以上のように構成したテープ引出し抑制具10,20,30,40は何れも、既存のテープディスペンサに対して所望の位置に取り付けることが可能であり、粘着層を備えていないテープ(テープロール)を回転可能に保持し、当該テープロールから引き出されたテープを所望の長さに切断するために用いられる。
また、図6乃至図11に示すように、本実施の形態におけるテープディスペンサ100,110,120は何れも、多重に巻き付けられた粘着層を備えていないテープ(テープロール)Tの内径部に配される回転体(以下、「リール」という。)102と、テープTを切断する切断刃103と、リール102を回転可能に保持すると共に、切断刃103を固定して支持するディスペンサ本体101と、リール102が保持される一方の位置と切断刃103が支持される他方の位置との間に設けられた、上述した本考案のテープ引出し抑制具10(20,30,40)とを備える。
テープディスペンサ100,110,120に装着するテープTは、粘着層を備えていない細幅にカットした長尺帯状体であり、たとえば、基材(材料)として柔軟性のあるクラフト紙を用いるものとすることができる。また、テープ本体の基材としては、クラフト紙以外の紙のほか、布やプラスチックフィルム、金属箔、平織帯状のガラス繊維などを用いたものとしても良い
また、このテープTは、巻芯にロール状に巻かれているテープロールであっても良いし、巻芯を用いないコアレスのテープロールであっても良い。
ディスペンサ本体101は、たとえば、リール102を回転可能に保持する一方の位置に設けられた回転体支持部105と、切断刃103を支持する他方の位置に設けられた切断刃架台部106と、回転体支持部105の下部と切断刃架台部106の下部とに連設された台座部104とを有して構成されたものとすることができる。すなわち、回転体支持部105と切断刃架台部106は、台座104の上に設けられたものとなっている。
台座部104の上方であって、回転体支持部105と切断刃架台部106との間には、凹状をした切欠き部が形成されている。この切欠き部は、使用者がテープTを引き出すときに指を挿し込むこととなる部分である。この切欠き部の形状は、テープTがつまみ出せる形状であれば任意の形状とすることができる。
また、回転体支持部105は、一方の側面と他方の側面との間に、テープロールTを収容するための凹状をした空間108が設けられており、この空間108の内壁面には、リール102の支軸が嵌まるように構成された溝109が形成されたものとなっている。ゆえに、使用者がテープTの先端Taを引き出すと、回転体支持部105に保持されたリール102が支軸を介して回転することで、テープTを引出すことができるようになっている。
なお、図示しないが、ディスペンサ本体101の底面107には、テープTを切断するときの力でテープディスペンサ100(110,120)が位置ズレして移動したり、転倒したりすることがないように、クロロプレンなどのゴムシートで形成された滑り止めシートが設けられたものとなっている。
このようなディスペンサ本体101は、ABSなどの合成樹脂のほか、鉄などの金属、あるいは木材などを用いて形成することができる。
切断刃103は、引き出されたテープTを切断する板体状のものであって、一辺に鋭利な形状をした複数の凸状歯が連続して形成された鋸歯型をしている。この切断刃103は、たとえば、0.2mmから0.5mm程度の厚みをしたステンレス鋼等の金属製薄板を用いて製造することができるが、これに限らずプラスチック製であってもよい。
また、切断刃103は、切断刃架台部106の頂部に圧入やネジ止め等の適宜の手段によって固定して取り付けられたものとなっている。
そして、図6及び図7において、テープディスペンサ100は、並列に配された二つの開口15U,15Dを有するテープ保持部11を備えるテープ引出し抑制具10が、切断刃架台部106の回転体支持部105側の側面に、止着部12を取り付けたものとして示されている。この際、テープTの先端Taは、図7中に一点鎖線で示すように、たとえば、テープ保持部11に設けられた下方の開口15Dを挿通するものとすることができる。
これにより、このテープディスペンサ100では、テープ引出し抑制具10によってテープTを、切断刃架台部106寄りにて低い位置に押し下げるように保持してテープTに対して張力を付与し、テープTの引き出しを抑制することができる。
また、図8及び図9において、テープディスペンサ110は、並列に配された二つの開口15U,15Dを有するテープ保持部11を備えるテープ引出し抑制具10が、回転体支持部105側を向くように台座部104の上面に、止着部12を取り付けたものとして示されている。この際、テープTの先端Taは、図9中に一点鎖線で示すように、たとえば、テープ保持部11に設けられた上方の開口15Uを挿通するものとすることができる。
これにより、このテープディスペンサ110では、テープ引出し抑制具10によってテープTを、回転体支持部105寄りにて低い位置に引き下げるように保持してテープTに対して張力を付与し、テープTの引き出しを抑制することができる。
さらに、図10及び図11において、テープディスペンサ120は、並列に配された二つの開口15U,15Dを有するテープ保持部11を備えるテープ引出し抑制具10が、切断刃架台部106側を向くように台座部104の上面に、止着部12を取り付けたものとして示されている。この際、テープTの先端Taは、図11中に一点鎖線で示すように、たとえば、テープ保持部11に設けられた上方の開口15Uを挿通するものとすることができる。
これにより、このテープディスペンサ120では、テープ引出し抑制具10によってテープTを、切断刃架台部106寄りにて低い位置に引き下げるように保持してテープTに対して張力を付与し、テープTの引き出しを抑制することができる。
以上のように、本考案に係るテープディスペンサ100,110,120は、テープの厚みや種類に応じてテープ引出し抑制具10(20,30,40)の位置を自由に選択して取り付けることができる。また、テープ引出し抑制具10(20,30,40)は低い位置に設けられるものであるので、テープ引出し抑制具10(20,30,40)を使用しない(テープ保持部の開口にテープを挿通させない)場合であっても邪魔になることはなく、何ら支障なく使用することができる。
なお、本実施形態では、リール102上にテープロールTを1個のみ装着するテープディスペンサについて説明したが、本発明はこれに限定されることなく、図示しないが、切断刃103やリール102の幅を広げて、リール上にテープロールを複数個装着するように構成してもよい。また、この際、テープロールは幅の異なるものが装着できるように構成してもよい。
T テープ(テープロール)、10,20,30,40 テープ引出し抑制具、11 テープ保持具、12,42 止着部、12m 装着面、13 折り筋、15U 上部開口、15D 下部開口、21 粘着層、22 剥離紙、31 マグネット、42s 側面、100,110,120 卓上型テープディスペンサ、101 ディスペンサ本体、102 回転体(リール)、103 切断刃、104 台座部、105 回転体支持部、106 切断刃架台部、107 底面。

Claims (13)

  1. 粘着層を備えていないテープが多重に巻き付けられたテープロールを回転可能に保持する卓上型テープディスペンサに取り付け、前記テープを所望の長さに引き出して切断する際に用いる道具であって、
    テープを挿通する開口が設けられたテープ保持部と、
    前記テープ保持部を卓上型テープディスペンサへ取り付ける装着面を有する止着部と、
    から構成され、
    前記テープ保持部は、前記止着部を卓上型テープディスペンサへ取り付けたとき、前記テープに対して張力を付与することとなる位置に前記開口を有する、
    ことを特徴とするテープ引出し抑制具。
  2. 上記テープ保持部と上記止着部は、平板状をした薄厚部材を用いて一体的に形成され、当該テープ保持部と当該止着部との境界に、曲折可能とする折り筋を備えることを特徴とする請求項1に記載のテープ引出し抑制具。
  3. 上記テープ保持部と上記止着部は、所定の角度を有して一体的に形成された曲折部材からなることを特徴とする請求項1に記載のテープ引出し抑制具。
  4. 上記テープ保持部と上記止着部は、平板状をした薄厚部材を用いて別々に形成され、当該テープ保持部に対して当該止着部が曲折可能となるように互いに連結されていることを特徴とする請求項1に記載のテープ引出し抑制具。
  5. 上記テープ保持部は、平板状をした薄厚部材を用いて形成され、
    上記止着部は、厚さ方向に平坦な側面を有する立体部材を用いて形成され、
    当該テープ保持部は、当該止着部の厚さ方向の側面に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のテープ引出し抑制具。
  6. 上記止着部は、装着面に粘着層を備え、当該粘着層は剥離紙で覆われていることを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載のテープ引出し抑制具。
  7. 上記止着部は、装着面にマグネットを備えることを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載のテープ引出し抑制具。
  8. 上記止着部は、マグネットから構成されていることを特徴とする請求項5に記載のテープ引出し抑制具。
  9. 上記テープ保持部は、上記開口を複数備えることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載のテープ引出し抑制具。
  10. 粘着層を備えていないテープが多重に巻き付けられたテープロールを回転可能に保持し、引き出されたテープを所望の長さに切断するための卓上型テープディスペンサであって、
    前記テープロールの内径部に配される回転体と、
    前記テープを切断する切断刃と、
    前記回転体を回転可能に保持すると共に、前記切断刃を固定して支持するディスペンサ本体と、
    前記回転体が保持される一方の位置と前記切断刃が支持される他方の位置との間に設けられた、テープロールから引き出されたテープを挿通させることで当該テープに対して張力を付与する、上記請求項1乃至9の何れか1項に記載のテープ引出し抑制具と、
    を備えていることを特徴とする卓上型テープディスペンサ。
  11. 上記ディスペンサ本体は、
    上記回転体を回転可能に保持する一方の位置に設けられた回転体支持部と、
    上記切断刃を支持する他方の位置に設けられた切断刃架台部と、
    上記回転体支持部と前記切断刃架台部とに連設された台座部と、
    から構成され、
    上記テープ引出し抑制具が、前記切断刃架台部に取り付けられていることを特徴とする請求項11に記載の卓上型テープディスペンサ。
  12. 上記ディスペンサ本体は、
    上記回転体を回転可能に保持する一方の位置に設けられた回転体支持部と、
    上記切断刃を支持する他方の位置に設けられた切断刃架台部と、
    上記回転体支持部と前記切断刃架台部とに連設された台座部と、
    から構成され、
    上記テープ引出し抑制具は、止着部が前記ディスペンサ本体の切断刃架台部側を向くように前記台座部に取り付けられていることを特徴とする請求項11に記載の卓上型テープディスペンサ。
  13. 上記ディスペンサ本体は、
    上記回転体を回転可能に保持する一方の位置に設けられた回転体支持部と、
    上記切断刃を支持する他方の位置に設けられた切断刃架台部と、
    上記回転体支持部と前記切断刃架台部とに連設された台座部と、
    から構成され、
    上記テープ引出し抑制具は、止着部が前記ディスペンサ本体の回転体支持部側を向くように前記台座部に取り付けられていることを特徴とする請求項11に記載の卓上型テープディスペンサ。
JP2020000152U 2020-01-20 2020-01-20 テープ引出し抑制具、及び卓上型テープディスペンサ Active JP3226065U (ja)

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