JP2577687Y2 - トイレットペーパー用ホルダ - Google Patents

トイレットペーパー用ホルダ

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JP2577687Y2
JP2577687Y2 JP1992091509U JP9150992U JP2577687Y2 JP 2577687 Y2 JP2577687 Y2 JP 2577687Y2 JP 1992091509 U JP1992091509 U JP 1992091509U JP 9150992 U JP9150992 U JP 9150992U JP 2577687 Y2 JP2577687 Y2 JP 2577687Y2
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JP
Japan
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toilet paper
support shaft
paper roll
rotating body
holder
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JP1992091509U
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JPH0648498U (ja
Inventor
徳七 山崎
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徳七 山崎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、巻芯のない所謂芯なし
トイレットペーパーロールに用いるホルダに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】芯なしトイレットペーパーロールを使用
することを前提とした従来のトイレットペーパー用ホル
ダとしては、壁面取付部の一側から腕部を前方に延設
し、該腕部の前端部分に横向き支持軸の基端を固定した
ものや、この支持軸の先端に抜け止めのストッパをヒン
ジを介して屈曲可能に設けたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、腕部に支持
軸の基端を固定しただけのホルダは、装着したトイレッ
トペーパーロールが抜け易く、特に残りの巻き量が少な
くなると巻きが崩れたり抜け落ちてしまう欠点がある。
また、支持軸の先端にストッパを屈曲可能に設けたホル
ダは、新たにトイレットペーパーロールを装着した後に
ストッパを屈曲しなければならないので、装着操作が面
倒である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は上記に
鑑み提案されたもので、壁面取付部の一側から腕部を前
方に延設した本体と、該本体の腕部の前端部分に基端を
固定し、壁面取付部に対してほぼ平行に配置した横向き
の支持軸と、筒部の外側に、筒部の一端から他端に向け
て外径が次第に拡大するテーパー部を形成し、テーパー
部の最小径部分を支持軸の先端側に向けた状態で筒部の
貫通孔内に支持軸を挿通して回転可能な状態で支承され
た回転体と、を備え、トイレットペーパーロールの中心
に回転体を差し込んでトイレットペーパーロールを回転
可能な状態で保持するトイレットペーパー用ホルダにお
いて、上記テーパー部の最大径部分に逃げ溝を位相を変
えて複数形成したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】中心の穴を支持軸の先端に臨ませた状態でトイ
レットペーパーロールを支持軸側に押圧すると、回転体
のテーパー部が潰れた穴でも拡径するので、ロールを軽
く押圧するだけで簡単に装着することができる。この様
にしてホルダに装着されたトイレットペーパーロール
は、回転体により回転可能な状態で支承される。したが
って、使用者が手で引き出し端部を手前に引くと、トイ
レットペーパーロールが回転体と共に回転して所望する
長さのペーパーを巻きほどくことができる。また、装着
方向を間違えてトイレットペーパーロールを支持軸から
引き抜く場合、回転体のテーパー部の最大径部分に逃げ
溝が形成されているので、回転体の最大径部の逃げ溝の
部分が抵抗として作用することがなく、逃げ溝を除いた
部分だけが抵抗として作用する。このため、穴の内周面
に無理な抵抗が作用することがなく、トイレットペーパ
ーロールの中心部分を損傷することはない。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説
明する。トイレットペーパー用ホルダ1は、図1に示す
ように、壁面取付部2の一側から腕部3を前方に延設し
た本体4と、該本体4の腕部3の前端部分に基端を固定
した横向きの支持軸5と、該支持軸5により回転可能な
状態で支承した2つの回転体6,6と、回転体6,6の
ストッパを兼ねた支持軸先端の尖端部7と、上記本体4
の壁面取付部2に基端を軸着した蓋体8などからなる。
【0007】本体4は、金属板或はプラスチックなどに
より作製され、壁面取付部2に開設した取付穴9…内に
挿通したねじによりトイレの壁面に固定される。
【0008】支持軸5は、基端側が太く、先端側の約半
分が細い金属製の段付軸であり、基端をねじ或は溶接等
の手段により腕部3に固定してある。なお、この支持軸
5は壁面取付部2に対してほぼ平行に配置する。
【0009】この支持軸5に取り付ける回転体6は、図
2および図3に示すように、筒部10の外側に、筒部1
0の一端から他端に向けて外径が次第に拡大するコーン
状のテーパー部11を形成し、このテーパー部11の最
大径部分に浅い逃げ溝12…を60度位相を変えて6箇
所形成してある。この回転体6,6を支持軸5に取り付
ける場合には、テーパー部11の最小径部分を支持軸5
の先端側に向けた状態で筒部10の貫通孔13内に支持
軸5の細径部分を挿通し、支持軸5の先端に尖端部7を
ねじ込んでストッパとする。
【0010】なお、回転体6,6を取り付ける前にコイ
ルスプリング14の一端を支持軸5の段部近傍の太径部
に巻装して固定しておき、該コイルスプリング14の他
端を回転体6の側面に圧接し、これにより回転体6,6
を尖端部7側に付勢できるようにしておく。
【0011】この様にして2つの回転体6,6を支持軸
5に取り付けると、各回転体6は支持軸5により支承さ
れた状態で回転可能であり、しかもコイルスプリング1
4の付勢によりコイルスプリング14と回転体6との摺
接面および回転体6と尖端部7との摺接面の摩擦抵抗が
大きくなり、この摩擦抵抗が回転体6,6の回転抵抗と
して作用する。
【0012】上記した構成からなるホルダ1にトイレッ
トペーパーロール15を装着するには、図1に示すよう
に、蓋体8を持ち上げた状態でトイレットペーパーロー
ル15を所定の方向に向けて中心の穴16を尖端部7に
臨ませる。そして、トイレットペーパーロール15を支
持軸5側に押圧し、尖端部7を穴内に差し込む。芯なし
トイレットペーパーロール15はペーパーの巻圧により
穴が潰れているが、尖端部7の円錐面と回転体6のテー
パー部11が鏃状に傾斜しているので、ロール15を軽
く押圧するだけで穴17が尖端部7と回転体6のテーパ
ー部11によって押し広げられる。したがって、穴17
が潰れていても簡単に装着することができるし、装着し
たトイレットペーパーロール15は通常の使用状態では
自然に抜け落ちることはない。。
【0013】この様にしてホルダ1に装着されたトイレ
ットペーパーロール15は、回転体6,6により回転可
能な状態で支承される。したがって、使用者が手でペー
パーの引き出し端部を手前に引くと、トイレットペーパ
ーロール15が回転体6,6と共に回転して所望する長
さのペーパーを巻きほどくことができる。そして、この
引き出した分を上方に持ち上げると、蓋体8の先端縁が
カッターとして機能し、所望する位置で切断することが
できる。
【0014】なお、引き出し端部を勢い良く引いてトイ
レットペーパーロール15が勢い良く回転しても、引く
ことを停止すると、コイルスプリング14の付勢による
ブレーキ作用によりトイレットペーパーロール15の慣
性による回転を停止することができる。したがって、ト
イレットペーパーロール15の慣性回転に起因する余分
な巻きほどきを防止することができる。
【0015】また、トイレットペーパーロール15の方
向を間違えて装着してしまった場合には、トイレットペ
ーパーロール15を支持軸5から引き抜いて、再度方向
を直してから装着する。トイレットペーパーロール15
の穴17内に回転体6,6を差し込んでも、各回転体6
のテーパー部11の最大径部分に逃げ溝12…が形成さ
れているので、最大径部が全周に亙ってトイレットペー
パーロール15の穴17の内周面を拡径しているわけで
はなく、最大径部のうち逃げ溝12…を形成していない
一部分が穴17の内周面を拡径しているだけである。し
たがって、トイレットペーパーロール15を引き抜く際
に、回転体6,6の最大径部の逃げ溝12…の部分が抵
抗として作用することがなく、逃げ溝12…が形成され
ていない部分だけが抵抗として作用する。このため、装
着する場合の押圧力ほど軽くはないが比較的容易に引き
抜くことができ、しかも穴17の内周面に無理な抵抗が
作用しないのでトイレットペーパーロール15の中心部
分を損傷することはない。
【0016】なお、上記した回転体6は、筒部10が円
筒体でテーパー部11が円錐形であるが、筒部10を角
筒にしたり、テーパー部11を角錐にしてもよい。ま
た、テーパー部11の最大径部が上記実施例ではエッジ
になっているが、この部分を面取したり、或は曲面に整
形すると一層抜け抵抗が小さくなり、トイレットペーパ
ーロール15の中心部分の損傷を確実に防止することが
できる。
【0017】また、図4に示す回転体6′の他の実施例
は、テーパー部11′に隣接させて逆テーパー部17を
形成し、最大径部に位相を変えて複数の逃げ溝12′…
を両テーパー部11′,17に亙って形成したものであ
る。なお、逆テーパー部17の傾斜角度は、テーパー部
11′の傾斜とは反対であり、しかも傾斜を大きく設定
する。したがって、この様な構成からなる回転体6′,
6′を備えたホルダ1においては、トイレットペーパー
ロール15を装着する場合にはテーパー部11′の緩や
かな傾斜により軽く押し込むことができ、引き抜くとき
には逆テーパー部17が中心の穴16を拡径し、しか
も、最大径部では逃げ溝12′…が形成されているの
で、トイレットペーパーロール15の中心部分を損傷す
ることなく円滑に抜き取ることができる。
【0018】なお、本考案における回転体6の数は2つ
に限定されるものではないし、また、逃げ溝12…の数
も6箇所に限らず複数であればよい。また、回転体6が
支持軸5から外れることを阻止するストッパは、前記し
た実施例の尖端部7に限定されるものではなく、例えば
支持軸5の先端に嵌着したEリングなどでもよい。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、一
旦装着したトイレットペーパーロールは通常の使用状態
で抜け落ちることがない。また、向きを間違えて装着し
たトイレットペーパーロールを引き抜く場合に、穴の周
りのペーパーが回転体に引っ掛からないので、ロールの
中心部分の損傷をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホルダの斜視図である。
【図2】回転体の一部欠截正面図である。
【図3】回転体の側面図である。
【図4】回転体の他の実施例の一部欠截正面図である。
【符号の説明】
1 本考案のホルダ 2 壁面取付部 3 腕部 4 本体 5 支持軸 6 回転体 7 尖端部 8 蓋体 10 筒部 11 テーパー部 12 逃げ溝 14 コイルスプリング 15 トイレットペーパーロール 16 トイレットペーパーロールの中心の穴 17 逆テーパー部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面取付部の一側から腕部を前方に延設
    した本体と、 該本体の腕部の前端部分に基端を固定し、壁面取付部に
    対してほぼ平行に配置した横向きの支持軸と、 筒部の外側に、筒部の一端から他端に向けて外径が次第
    に拡大するテーパー部を形成し、テーパー部の最小径部
    分を支持軸の先端側に向けた状態で筒部の貫通孔内に支
    持軸を挿通して回転可能な状態で支承された回転体と、 を備え、トイレットペーパーロールの中心に回転体を差
    し込んでトイレットペーパーロールを回転可能な状態で
    保持するトイレットペーパー用ホルダにおいて、 上記テーパー部の最大径部分に逃げ溝を位相を変えて複
    数形成したことを特徴とするトイレットペーパー用ホル
    ダ。
JP1992091509U 1992-12-17 1992-12-17 トイレットペーパー用ホルダ Expired - Lifetime JP2577687Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992091509U JP2577687Y2 (ja) 1992-12-17 1992-12-17 トイレットペーパー用ホルダ

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JP1992091509U JP2577687Y2 (ja) 1992-12-17 1992-12-17 トイレットペーパー用ホルダ

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JPH0648498U JPH0648498U (ja) 1994-07-05
JP2577687Y2 true JP2577687Y2 (ja) 1998-07-30

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JP4564426B2 (ja) * 2005-08-31 2010-10-20 株式会社トーヨ トイレットペーパホルダ

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JPH0648498U (ja) 1994-07-05

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