JP2021038619A - キャビネットにおける扉のロック構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来にない新規な構造によって上記問題に対応することができるキャビネットにおける扉のロック構造を提供する。【解決手段】左右一対の扉4、5をロック/アンロックする3つの回転板21、21・・を、左扉3の重複部分3Aの表面において上下方向へ一列に並べ、夫々前後方向を軸として回転可能に取り付けた。また、上端際の回転板21と中間にある回転板21とにおける右側に位置する連結部23、23同士をロッド22で連結することにより、中間にある回転板21の回転に連動して上端際の回転板21が回転するようにした。一方、下端際の回転板21と中間にある回転板21とにおける左側に位置する連結部23、23同士をロッド22で連結することにより、中間にある回転板21の回転に連動して下端際の回転板21が回転するようにした。【選択図】図10

Description

本発明は、たとえば電気機器等を収納するためのキャビネットにおいて扉をロックするための構造に関するものである。
従来、電気機器等を収納するためのキャビネットとしては、キャビネット本体に設けられた開口を開閉する扉を備えてなるものが多々ある。また、扉として観音開き式の一対の扉を備えたキャビネットもあり、そのようなキャビネットにおける扉のロック構造としては、たとえば特許文献1に記載されているような構造が考案されている。
特開2015−200169号公報
しかしながら、特許文献1に記載のロック構造では、構成要素の1つであるロッドを前後へ傾動可能にキャビネット本体へ組み付けたりする必要があり、ロッド周りの構成が複雑であるという問題があった。
そこで、本発明は、従来にない新規な構造によって上記問題に対応することができるキャビネットにおける扉のロック構造を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、前面に開口するキャビネット本体と、前記開口を開閉するために観音開き式に設けられた左右一対の扉とを有するキャビネットにおける扉のロック構造であって、両前記扉における開放端側が前後方向で重複しており、当該重複部分において前側に位置する左右何れか一方の扉の表面に、左右方向へ回転操作可能なハンドルが設けられているとともに、当該扉の裏面側に、後方へ突出する作用突起を備えた作動片が、前記ハンドルの回転操作に応じて左右方向へ揺動可能に設けられている一方、前記重複部分において後側に位置する他方の扉の表面で、且つ、当該扉の上端際と、下端際と、上下方向で中間にあり、前記一方の扉を閉塞した際に前記作動片と対向する位置とに、前後方向を軸として回転可能な回転板が、上下方向へ一列に取り付けられているとともに、前記上端際の回転板と前記中間にある回転板との偏心位置同士が上下方向に延びる第1のロッドで、前記下端際の回転板と前記中間にある回転板との偏心位置同士が上下方向に延びる第2のロッドで夫々連結されて、前記中間にある回転板が回転すると、当該回転に伴い前記上端際の回転板と前記下端際の回転板とが連動して回転可能となっており、さらに、少なくとも前記上端際の回転板の外周縁及び前記下端際の回転板の外周縁には、径方向外側へ突出するとともに外周縁に沿って円弧状に延びる第1係止片と、前記第1係止片とは異なる径方向外側へ突出する第2係止片とが設けられているとともに、前記中間にある回転板の前面における偏心位置に、前記作用突起を前方から差込可能で、且つ、左右方向へ延びる案内凹部が設けられており、両前記扉が閉塞されて3つの前記回転板が通常姿勢にあると、前記上端際の回転板の前記第1係止片及び前記下端際の回転板の前記第1係止片が夫々前記キャビネット本体側に係止し、且つ、前記上端際の回転板の前記第2係止片及び前記下端際の回転板の前記第2係止片が前記一方の扉側に係止して、両前記扉が閉塞状態でロックされる一方、両前記扉が閉塞状態でロックされている状態から前記ハンドルが左右何れか一方へ回転操作され、前記作用突起が前記案内凹部内を一方側へ移動することにより3つの前記回転板が前記通常姿勢から回転して第1開放姿勢になると、前記上端際の回転板の前記第1係止片及び前記下端際の回転板の前記第1係止片と前記キャビネット本体側との係止状態は維持され、且つ、前記上端際の回転板の前記第2係止片及び前記下端際の回転板の前記第2係止片と前記一方の扉側との係止状態は解除されて、前記一方の扉のみ開放が許容され、両前記扉が閉塞状態でロックされている状態から前記ハンドルが他方へ回転操作され、前記作用突起が前記案内凹部内を他方側へ移動することにより3つの前記回転板が前記通常姿勢から回転して第2開放姿勢になると、前記上端際の回転板の前記第1係止片及び前記下端際の回転板の前記第1係止片と前記キャビネット本体側との係止状態が解除され、且つ、前記上端際の回転板の前記第2係止片及び前記下端際の回転板の前記第2係止片と前記一方の扉側との係止状態も解除されて、両前記扉の開放が許容されることを特徴とする。
本発明によれば、上述したような従来にない新規な構造が採用されており、ロッドに関しては上下方向へ一列に取り付けられた回転板同士を連結するように配するだけでよいため、ロッド周りの構成の簡素化を図ることができる。
両扉が閉塞されてロックされているキャビネットを示した斜視説明図である。 右扉が省略された図1の状態にあるキャビネットを示した斜視説明図である。 ハンドルが左方向へ回転操作された際のキャビネットを示した斜視説明図である。 図3の状態から右扉が開放されたキャビネットを示した斜視説明図である。 ハンドルが右方向へ回転操作された際のキャビネットを示した斜視説明図である。 図5の状態から右扉が開放されたキャビネットを示した斜視説明図である。 右扉の裏面を示した斜視説明図である。 作動片を示した説明図であり、(a)は斜視説明図、(b)は正面図である。 回転板を示した斜視説明図である。 両扉をロックした状態にあるロック構造を示した説明図である。 ハンドルが左方向へ回転操作された際のロック構造を示した説明図である。 ハンドルが右方向へ回転操作された際のロック構造を示した説明図である。 作動片と回転板との連係を示した説明図であり、(a)はロック時、(b)はハンドルの左方向への回転操作時、(c)はハンドルの右方向への回転操作時を示している。
以下、本発明の一実施形態となるキャビネットにおける扉のロック構造について、図面にもとづき詳細に説明する。
図1は、両扉3、4が閉塞されてロックされているキャビネット1を示した斜視説明図である。図2は、右扉4が省略された図1の状態にあるキャビネット1を示した斜視説明図である。図3は、ハンドル5が左方向へ回転操作された際のキャビネット1を示した斜視説明図である。図4は、図3の状態から右扉4が開放されたキャビネット1を示した斜視説明図である。図5は、ハンドル5が右方向へ回転操作された際のキャビネット1を示した斜視説明図である。図6は、図5の状態から右扉4が開放されたキャビネット1を示した斜視説明図である。図7は、右扉4の裏面を示した斜視説明図である。図8は、作動片11を示した説明図であり、(a)は斜視説明図、(b)は正面図である。図9は、回転板21を示した斜視説明図である。図10は、両扉3、4をロックした状態にあるロック構造を示した説明図である。図11は、ハンドル5が左方向へ回転操作された際のロック構造を示した説明図である。図12は、ハンドル5が右方向へ回転操作された際のロック構造を示した説明図である。図13は、作動片11と回転板21との連係を示した説明図であり、(a)はロック時、(b)はハンドル5の左方向への回転操作時、(c)はハンドル5の右方向への回転操作時を示している。
キャビネット1は、背板、左右両側板、天板、及び底板を有して前面に開口するキャビネット本体2と、キャビネット本体2の前面開口を開閉する左右一対の扉(左扉3及び右扉4)とを備えてなる。左扉3と右扉4とは、キャビネット本体2に対して所謂観音開きするように取り付けられており、左扉3は前面開口の略左半分を、右扉4は前面開口の略右半分を夫々開閉するようになっている。また、左扉3の右端と右扉4の左端とは前後で重なっており、当該重複部分に後述するロック構造が設けられているとともに、左扉3の右端の前側に位置する右扉4の左端表面(両扉3、4の重複部分における表面)に、ロック構造を作動させるためのハンドル5が取り付けられている。なお、両扉3、4共に外周縁は後方へ折り曲げられている。また、特に右扉4の左縁の折り曲げ部には、右扉4の裏面側へ折り返された折り返し部が設けられており、後述する被係止片6、6・・として機能するようになっている(図7)。さらに、キャビネット本体2の前面開口における上縁及び下縁には、下方若しくは上方(すなわち前面開口内方)へ折り曲げられてから、前方へ折り曲げられた後、更に上方若しくは下方(すなわち前面開口外方)へ折り返される水切り部7、8が夫々設けられている。
ここで、本発明の要部となるロック構造について説明する。
ロック構造は、右扉4の裏面側でハンドル5の後部と一体化される作動片11と、左扉3における重複部分3Aの前面に設置される機構部とを有する。作動片11は、上下方向に長い金属板であって、該作動片11の上部には、ハンドル5の後部に固定するための固定孔12が開設されている。また、作動片11の上部で、固定孔12の左右両側となる位置には、後述する回転板21の必要以上の回転を規制するための規制部13が夫々左右外側へ突設されている。さらに、作動片11の下部には、3つの作用突起(第1作用突起14、第2作用突起15、及び第3作用突起16)が突設されている。そして、そのような作動片11は、作用突起14〜16が後方へ突出するような姿勢でハンドル5の後部に固定されており、ハンドル5の左右への回動操作に伴い、作動片11も固定孔12を中心として左右へ揺動するようになっている。
一方、機構部は、左扉3における重複部分3Aの前面に、上下方向へ一列に3つ並べて設置される回転板21、21・・と、上下方向に長い棒状に成形され、両端が回転板21、21に軸着されることによって回転板21、21同士を連結する2本のロッド22、22とを有する。回転板21は、正面視略円形の金属板21Aの外周縁に沿って前方へ突出する外壁21Bを周設してなるもので、金属板21Aの外周部(偏心位置)には、ロッド22を軸着可能な連結部23、23が設けられている。この2つの連結部23、23は、回転板21の中心を対称点とした点対称の位置関係にある。また、外壁21Bの外周面には、径方向外側へ突出する1組の第1係止片24、24が設けられている。各第1係止片24は、外壁21Bの後端際に沿って、連結部23の外側となる箇所から時計回りに位相90度の円弧状に延びており、第1係止片24、24同士も、回転板21の中心を対称点とした点対称の位置関係にある。
さらに、外壁21Bの外周面には、第1係止片24、24とは別に、径方向外側へ突出する1組の第2係止片25、25も設けられている。各第2係止片25は、外壁21Bの前端際に沿って、連結部23の外側となる箇所から反時計回りに位相45度の円弧状に延びており、第2係止片25、25同士も、回転板21の中心を対称点とした点対称の位置関係にある。加えて、回転板21の表面における所定の偏心位置(具体的には、連結部23、23が左右両側に位置しており、第1係止片24、24が左上及び右下に、第2係止片25、25が右上及び左下に夫々位置するような姿勢とした際に、回転板21の下部となる箇所)には、作動片11に設けられている3つの作用突起14〜16を案内する案内凹部26が設けられている。案内凹部26は、第1作用突起14を差込可能な第1案内溝26Aと、第2作用突起15を差込可能な第2案内溝26Bと、第3作用突起16を差込可能な第3案内溝26Cとを有してなる。各案内溝26A〜26Cは、前方へ開口しているとともに、回転板21を上記姿勢とした際に上方へ膨出し、且つ、左右方向での中央部分が頂部となる円弧状に形成されている。また、案内溝26A〜26Cは、全て同一形状となっている。
そして、1つの回転板21は、左扉3の重複部分3Aの表面において右扉4を閉塞した際に作動片11と対向する箇所に、案内凹部26が前方を向き、且つ、案内凹部26が金属板21Aの下部に位置するような姿勢で、前後方向を軸として回転可能(自身の中心周りに回転可能)に取り付けられる。また、もう1つの回転板21は、左扉3の重複部分3Aの表面における上端際に、中間に位置する上記回転板21と同一位相となるような姿勢で、前後方向を軸として回転可能(自身の中心周りに回転可能)に取り付けられる。さらに、残りの回転板21は、左扉3の重複部分3Aの表面における下端際に、こちらも中間に位置する回転板21と同一位相となるような姿勢で、前後方向を軸として回転可能(自身の中心周りに回転可能)に取り付けられる。
また、上端際の回転板21と中間にある回転板21とは、上記取付姿勢において右側に位置する連結部23、23同士を第1のロッド22で連結されており、中間にある回転板21の回転に連動して上端際の回転板21が回転するように構成されている。一方、下端際の回転板21と中間にある回転板21とは、上記取付姿勢において左側に位置する連結部23、23同士を第2のロッド22で連結されており、中間にある回転板21の回転に連動して下端際の回転板21も回転するように構成されている。
上述したように構成されたロック構造では、左右両扉3、4が閉塞され、且つ、ロックされた状態にあると、3つの回転板21、21・・は夫々上記取付姿勢にある(通常姿勢であって、図2、図10に示す)。すなわち、該取付姿勢にあっては、上端際の回転板21の左上に位置する第1係止片24の一部が、キャビネット本体2の前面開口上縁に沿って設けられている水切り部7の後側に入り込んで係止状態となっているとともに、下端際の回転板21の右下に位置する第1係止片24の一部が、キャビネット本体2の前面開口下縁に沿って設けられている水切り部8の後側に入り込んで係止状態となっている。また、上端際の回転板21の左下に位置する第2係止片25の一部、中間にある回転板21の左下に位置する第2係止片25の一部、及び下端際の回転板21の左下に位置する第2係止片25の一部が、夫々右扉4の被係止片6、6・・の前側に入り込んで係止状態となっている。したがって、左右両扉3、4がキャビネット本体2に対して開放不能にロックされた状態となっている。なお、作動片11は、中間にある回転板21の前方に位置しており、第1作用突起14が第1案内溝26Aに、第2作用突起15が第2案内溝26Bに、第3作用突起16が第3案内溝26Cに夫々前方から差し込まれた状態となっている。また、各作用突起14〜16は、各案内溝26A〜26Cにおける略頂部に位置している(図13(a))。
上記ロック状態からハンドル5を左方向へ回転操作すると(図3)、各作用突起14〜16が各案内溝26A〜26C内を左側へ移動することにより、中間にある回転板21に対して時計回りに回転する方向へ負荷がかかる。そのため、中間にある回転板21、ひいては上下両端際の回転板21、21が時計回りに回転する。この回転は、各作用突起14〜16が各案内溝26A〜26Cの左端に到達したことをもって停止され、当該第1の回転姿勢が以下に記載するような第1開放姿勢となる(図4、図11に示す)。すなわち、上端際の回転板21の第1係止片24とキャビネット本体2の水切り部7との係止状態、及び下端際の回転板21の第1係止片24とキャビネット本体2の水切り部8との係止状態は夫々維持されたままとなる。一方、上端際の回転板21の第2係止片25、中間にある回転板21の第2係止片25、及び下端際の回転板21の第2係止片25と被係止片6、6・・との係止状態は解除される。したがって、回転板21、21・・を上記第1開放姿勢とすることで、右扉4についてのみアンロックとすることができ、右扉4の開放が可能となる。なお、右扉4の開放に伴い、各作用突起14〜16は各案内溝26A〜26Cから抜き取られることになり、回転板21、21・・の回転姿勢は第1回転姿勢のまま維持される。また、各作用突起14〜16が各案内溝26A〜26Cの左端に到達するにあたり、中間にある回転板21の左側の連結部23の回転方向で下流側に作動片11の左側の規制部13が位置し、回転板21の更なる回転が確実に規制されるようになっている(図13(b))。
一方、上記ロック状態からハンドル5を右方向へ回転操作すると(図5)、各作用突起14〜16が各案内溝26A〜26C内を右側へ移動することにより、中間にある回転板21に対して反時計回りに回転する方向へ負荷がかかる。そのため、中間にある回転板21、ひいては上下両端際の回転板21、21が反時計回りに回転する。この回転は、各作用突起14〜16が各案内溝26A〜26Cの右端に到達したことをもって停止され、当該第2の回転姿勢が以下に記載するような第2開放姿勢となる(図6、図12に示す)。すなわち、上端際の回転板21の第1係止片24とキャビネット本体2の水切り部7との係止状態、及び下端際の回転板21の第1係止片24とキャビネット本体2の水切り部8との係止状態が夫々解除される。また、上端際の回転板21の第2係止片25、中間にある回転板21の第2係止片25、及び下端際の回転板21の第2係止片25と被係止片6、6・・との係止状態も解除される。したがって、回転板21、21・・を上記第2開放姿勢とすることで、右扉4のみならず、左扉3についてもアンロックとすることができ、右扉4を開放することで左扉3についても開放が可能となる。なお、このときの右扉4の開放に伴っても、各作用突起14〜16は各案内溝26A〜26Cから抜き取られるため、回転板21、21・・の回転姿勢は第2回転姿勢のまま維持される。また、各作用突起14〜16が各案内溝26A〜26Cの右端に到達するにあたり、中間にある回転板21の右側の連結部23の回転方向で下流側に作動片11の右側の規制部13が位置し、回転板21の右方向への更なる回転が確実に規制されるようになっている(図13(c))。
以上のような構成を有するキャビネット1における扉3、4のロック構造によれば、上述したような作動片11、及び回転板21、21・・やロッド22、22等の機構部を有する従来にない構造を採用しており、ロッド22については上下方向へ一列に並べられた回転板21、21同士を連結するように配するだけでよく、ロッド周りの構成の簡素化を図ることができる。
また、3つの回転板21、21・・を全て同じ部材としているため、部品点数が少なく、コスト低減を図ることができる。
なお、本発明のキャビネットにおける扉のロック構造に係る構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、キャビネットや扉の全体的な構造は勿論、回転板や作動片に係る構成等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態では、上端際の回転板や下端際の回転板についても中間にある回転板と同じ回転板を採用しているが、上端際の回転板や下端際の回転板に案内凹部を設ける必要はないし、中間にある回転板に第1係止部や第2係止部を設ける必要もない。また、上端際の回転板と下端際の回転板とで第1係止部や第2係止部の位置を異ならせていてもよい。すなわち、案内凹部の有無や第1係止部の位置等が異なる2種類以上の回転板を採用してロック構造を構成することも可能である。
また、上記実施形態の回転板を採用するにあたっては、上記実施形態のように上端際の回転板や下端際の回転板を中間にある回転板と同一位相となるような姿勢で取り付けているが、上端際の回転板や下端際の回転板を中間にある回転板に対して位相が180度ずれた姿勢(上下逆となる姿勢)で取り付けても何ら問題はない。
さらに、上記実施形態では、案内凹部を正面視円弧状に形成しているが、左右方向へ延びてさえいれば直線状に延びるように形成しても何ら問題はない。また、作動片に設ける作用突起の位置や数等も、言うまでもなく適宜設計変更可能である。
さらにまた、上記実施形態では、第2係止片についても、第1係止片よりは周方向への長さが短いものの円弧状に形成しているが、第2係止片は舌状の突片として構成することも可能である。
またさらに、キャビネット本体の開口周縁に第1係止片が係止可能な爪を設けたり、右扉に第2係止片が係止可能なスリットを設けたりする等、キャビネット本体側や扉側において各係止片が係止する被係止部をどのように構成するかについても適宜設計変更可能である。
加えて、上記実施形態では、重複部分において右扉が左扉の前側に位置するようにしているが、左扉が右扉の前側に位置するように構成しても何ら問題はなく、そのような場合にはハンドル等を左扉に、回転板等の機構部を右扉に夫々設けれて対応すればよい。
1・・キャビネット、2・・キャビネット本体、3・・左扉、4・・右扉、5・・ハンドル、6・・被係止片、7、8・・水切り部、11・・作動片、14・・第1作用突起、15・・第2作用突起、16・・第3作用突起、21・・回転板、22・・ロッド、24・・第1係止片、25・・第2係止片、26・・案内凹部。

Claims (1)

  1. 前面に開口するキャビネット本体と、前記開口を開閉するために観音開き式に設けられた左右一対の扉とを有するキャビネットにおける扉のロック構造であって、
    両前記扉における開放端側が前後方向で重複しており、
    当該重複部分において前側に位置する左右何れか一方の扉の表面に、左右方向へ回転操作可能なハンドルが設けられているとともに、当該扉の裏面側に、後方へ突出する作用突起を備えた作動片が、前記ハンドルの回転操作に応じて左右方向へ揺動可能に設けられている一方、
    前記重複部分において後側に位置する他方の扉の表面で、且つ、当該扉の上端際と、下端際と、上下方向で中間にあり、前記一方の扉を閉塞した際に前記作動片と対向する位置とに、前後方向を軸として回転可能な回転板が、上下方向へ一列に取り付けられているとともに、前記上端際の回転板と前記中間にある回転板との偏心位置同士が上下方向に延びる第1のロッドで、前記下端際の回転板と前記中間にある回転板との偏心位置同士が上下方向に延びる第2のロッドで夫々連結されて、前記中間にある回転板が回転すると、当該回転に伴い前記上端際の回転板と前記下端際の回転板とが連動して回転可能となっており、
    さらに、少なくとも前記上端際の回転板の外周縁及び前記下端際の回転板の外周縁には、径方向外側へ突出するとともに外周縁に沿って円弧状に延びる第1係止片と、前記第1係止片とは異なる径方向外側へ突出する第2係止片とが設けられているとともに、前記中間にある回転板の前面における偏心位置に、前記作用突起を前方から差込可能で、且つ、左右方向へ延びる案内凹部が設けられており、
    両前記扉が閉塞されて3つの前記回転板が通常姿勢にあると、前記上端際の回転板の前記第1係止片及び前記下端際の回転板の前記第1係止片が夫々前記キャビネット本体側に係止し、且つ、前記上端際の回転板の前記第2係止片及び前記下端際の回転板の前記第2係止片が前記一方の扉側に係止して、両前記扉が閉塞状態でロックされる一方、
    両前記扉が閉塞状態でロックされている状態から前記ハンドルが左右何れか一方へ回転操作され、前記作用突起が前記案内凹部内を一方側へ移動することにより3つの前記回転板が前記通常姿勢から回転して第1開放姿勢になると、前記上端際の回転板の前記第1係止片及び前記下端際の回転板の前記第1係止片と前記キャビネット本体側との係止状態は維持され、且つ、前記上端際の回転板の前記第2係止片及び前記下端際の回転板の前記第2係止片と前記一方の扉側との係止状態は解除されて、前記一方の扉のみ開放が許容され、
    両前記扉が閉塞状態でロックされている状態から前記ハンドルが他方へ回転操作され、前記作用突起が前記案内凹部内を他方側へ移動することにより3つの前記回転板が前記通常姿勢から回転して第2開放姿勢になると、前記上端際の回転板の前記第1係止片及び前記下端際の回転板の前記第1係止片と前記キャビネット本体側との係止状態が解除され、且つ、前記上端際の回転板の前記第2係止片及び前記下端際の回転板の前記第2係止片と前記一方の扉側との係止状態も解除されて、両前記扉の開放が許容されることを特徴とするキャビネットにおける扉のロック構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115377843A (zh) * 2022-08-04 2022-11-22 江苏文广朱方新能源科技有限公司 一种防误操作的联锁装置及使用该装置的开关柜

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