JP2021037918A - 車両の収納ボックス - Google Patents

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匡宏 松元
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Abstract

【課題】リッドとボックスとの組み立て精度を向上させる。【解決手段】リッド40は、ボックス20の上端縁部にヒンジ5を介して傾動可能に取り付けられ、ボックス20のボックス開口22を閉止する閉止位置と、ボックス開口22を開放する開放位置との間を車幅方向に延びる回転軸を中心として傾動可能である。ボックス20のボックス外縁部には、センタリングピン挿入孔36が形成され、リッド40の上端部には、センタリングピン41が設けられる。閉止状態では、リッド40のセンタリングピン41は、ボックス20のセンタリングピン挿入孔36には挿入されない。リッド40を開放位置よりも更に開方向へ傾動させて仮止位置に配置した状態では、リッド40のセンタリングピン41が、ボックス20のセンタリングピン挿入孔36に挿入され、ボックス20に対する車幅方向へのリッド40の移動が規制される。【選択図】図6

Description

本開示は、車両の収納ボックスに関する。
特許文献1には、グローブボックスのリッド取付構造が記載されている。グローブボックスは、箱体と、この箱体の収納口の下縁に設定されたリッド取付部に固定されるリッドとを備えている。リッド取付部には、車幅方向に長い複数のロケート孔と、リッドを固定するための複数のネジ孔が形成されている。リッドの下縁には被取付部がヒンジ部を介して一体に設けられ、このヒンジ部によりリッドが開放状態と閉成状態とに回動可能に構成されている。被取付部にはロケート孔に嵌挿され且つロケート孔の長手方向に摺動変位可能な位置決め用の抜止ピンが突設されている。また、被取付部には、リッド取付部のネジ孔に対応してネジ挿入孔が形成されている。リッドをインストルメントパネルに取り付けるには、先ず、リッドの抜止ピンをロケート孔に嵌挿させる。この仮保持状態から、リッドを車幅方向に移動変位させて調節した後、リッドを開放状態として、被取付部のネジ挿入孔及びリッド取付部のネジ孔の両方に固定用ネジを締め付け、リッドをインストルメントパネルに固定する。
実開平5−32135号公報
特許文献1に記載のリッド取付構造では、グローブボックス(収納ボックス)を組み立てる際に、リッド側の抜止ピンを箱体(ボックス)側の車幅方向に長いロケート孔に嵌挿させて、リッドを車幅方向に移動変位させて調節した後、リッドをインストルメントパネルに固定する。このように、リッドをボックスに対して車幅方向に移動変位させることによって、ボックスに対するリッドの車幅位置を位置決めするので、位置決めがずれてしまう可能性があり、収納ボックスの組み立て精度が低下してしまうおそれがある。
そこで、本開示は、リッドとボックスとの組み立て精度を向上させることが可能な車両の収納ボックスの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様の車両の収納ボックスは、ボックスとリッドとを備える。ボックスは、ボックス開口を有する。リッドは、所定方向に延びる回転軸を中心としてボックスに対して傾動可能に取り付けられて、ボックス開口を開閉可能である。リッドは、ボックス開口を閉止する閉止位置から傾動方向の一側へ傾動してボックス開口を開放可能である。ボックスまたはリッドの一方の部材は、他方の部材側へ向かって突出する第1係合部を有する。他方の部材は、第1係合部と係合可能な第2係合部を有する。第1係合部は、リッドを閉止位置に配置した状態では、第2係合部と係合せず、リッドを閉止位置よりも上記一側の所定の仮止位置に配置した状態で、第2係合部と係合する。第1係合部と第2係合部とが係合した状態では、ボックスに対するリッドの上記所定方向への移動が規制される。
上記構成では、ボックスまたはリッドの一方の部材に第1係合部が設けられ、他方の部材に第2係合部が設けられ、第1係合部と第2係合部とが係合した状態では、ボックスに対する所定方向へのリッドの移動が規制される。このため、リッドをボックスに取り付ける際に、リッドを仮止位置に配置して第1係合部と第2係合部とを係合させて、ボックスに対する上記所定方向へのリッドの移動を規制した状態で、リッドをボックスに取り付けることができるので、リッドとボックスとの組み立て精度を向上させることができる。
また、第1係合部は、リッドを閉止位置に配置した状態(以下、「閉止状態」という。)では、第2係合部と係合しないので、車両が振動した際に第1係合部と第2係合部との当接による音の発生を防止することができる。
また、第1係合部は、閉止状態では第2係合部と係合しないので、仮に熱や経年劣化等によってリッド又はボックスが変形した場合であっても、少なくとも閉止状態では第1係合部と第2係合部との当接を防止することができ、閉止状態での第1係合部及び第2係合部への応力集中を防止して、第1係合部及び第2係合部の破損を防止することができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の車両の収納ボックスであって、リッドに設けられる第1係合部または第2係合部は、リッドの上記所定方向の中央に配置される。
上記構成では、リッドに設けられる第1係合部または第2係合部は、リッドの上記所定方向の中央に配置される。このように、ボックスに対するリッドの上記所定方向の位置決めをするための第1係合部または第2係合部を、リッドの上記所定方向の中央に配置するので、製造誤差等によってリッドの上記所定方向の長さが製品ごとに異なる場合であっても、第1係合部または第2係合部をリッドの上記所定方向の一端部に配置する場合とは異なり、ボックスに対するリッドの上記所定方向の位置ズレを上記所定方向の両側に分散して小さく抑えることができる。このため、リッドとボックスとの組み立て精度を向上させることができる。
本発明の第3の態様は、上記第1の態様または上記第2の態様の車両の収納ボックスであって、規制部材を備える。規制部材は、閉止位置側から上記一側へのリッドの傾動を、閉止位置よりも上記一側且つ仮止位置よりも傾動方向の他側の開放位置までに規制可能である。第1係合部は、リッドを閉止位置と開放位置との間に配置した状態では、第2係合部と係合しない。
上記構成では、収納ボックスを組み立てる際には、リッドを仮止位置に配置して第1係合部と第2係合部とを係合させて、ボックスに対する上記所定方向へのリッドの移動を規制した状態で、リッドをボックスに取り付けた後、リッドを仮止位置から上記他側へ傾動させて、規制部材を設けることによって、収納ボックスを組み立てることができる。
また、規制部材が、閉止位置側から上記一側へのリッドの傾動を、仮止位置よりも傾動方向の他側の開放位置までに規制可能であるので、リッドを開閉する通常使用時には、リッドは閉止位置と開放位置との間で傾動可能となる。そして、第1係合部は、リッドを閉止位置と開放位置との間に配置した状態では、第2係合部と係合しない。すなわち、通常使用時には第1係合部と第2係合部とが干渉しないので、リッドを容易に開閉することができる。
また、通常使用時には第1係合部と第2係合部とが干渉しないので、第1係合部と第2係合部との当接による音の発生を防止することができる。
また、通常使用時には第1係合部と第2係合部とが干渉しないので、仮に熱や経年劣化等によってリッド又はボックスが変形した場合であっても、通常使用時に第1係合部と第2係合部とが常に係合している場合とは異なり、第1係合部及び第2係合部への応力集中を防止することができ、第1係合部及び第2係合部の破損を防止することができる。
本開示によれば、リッドとボックスとの組み立て精度を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るヘッダーコンソールを有する車両の外観斜視図である。 図1の車両のヘッダーコンソールを後方から視た概略図である。 図2のIII−III矢視断面図であって、(a)は閉止状態を、(b)は開放状態をそれぞれ示す。 ヘッダーコンソールの分解斜視図である。 ボックスの後方からの斜視図である。 仮止状態の要部の拡大断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向を意味し、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る収納ボックスは、車室2を上方へ拡大するハイルーフ型の車両1のルーフパネル3の下方に設けられるヘッダーコンソール(収納ボックス)10に適用される。
ヘッダーコンソール10は、フロントガラス4の上方の車室2内に設けられる収納ボックスであって、収納空間21を区画するボックス(他方の部材)20と、収納空間21を後方へ開閉可能なリッド(一方の部材)40と、リッド40の開方向(傾動方向の一側)への傾動を所定の位置(後述する開放位置)までに規制するストッパ(規制部材)50(図3(a)では図示省略)とを備える。リッド40は、ボックス20の上端縁部(後述するボックス外縁部24の鍔状部25)に複数(本実施形態では、2つ)のヒンジ5を介して傾動可能に取り付けられ、ボックス20の開口22(以下、「ボックス開口22」という。)を閉止する閉止位置(図3(a)に示す)と、ボックス20のボックス開口22を後方へ開放する開放位置(図3(b)に示す)との間を車幅方向に延びる回転軸(ヒンジ5の後述する軸11の軸心)を中心として傾動可能である。なお、以下の説明において、ヘッダーコンソール10に関する方向は、特に説明のない限り、リッド40が閉止位置に配置された閉止状態(図3(a)に示す状態)における方向を示す。
図4に示すように、ヒンジ5は、前後2つの板部5a,5bの上端縁側を車幅方向に延びる軸11(図6参照)を介して連結することによって形成される。2つの板部5a,5bは、左右1対のビス挿通孔6と、左右のビス挿通孔6間に位置する1つのピン挿通孔7とをそれぞれ有する。ピン挿通孔7は、左右のビス挿通孔6間の中央に位置し、車幅方向に横長に形成される。なお、図4では、板部5bの左右のビス挿通孔6及びピン挿通孔7の図示を省略している。
図3〜図5に示すように、ボックス20は、後方へ開放される有底箱状に形成されて内部に収納空間21を区画するボックス本体部23と、ボックス本体部23の後端縁部に設けられるボックス外縁部24とを一体的に有する。収納空間21を後方へ開放するボックス開口22は、略矩形状に形成され、ボックス本体部23の後端に設けられて前方の収納空間21へ連続する。ボックス外縁部24は、ボックス本体部23の後端縁部からボックス開口22の外側へ拡がる鍔状部25と、鍔状部25の上端縁25aから前方へ延びる横板部26と、横板部26の前端縁から前上方へ向かって延びる傾斜板部27と、傾斜板部27の上端縁から上方へ延びる縦板部28とを有する。
ボックス外縁部24の鍔状部25は、ボックス本体部23のボックス開口22の周囲に鍔状に形成される。鍔状部25のうちボックス開口22よりも上方の上部領域29には、ヒンジ5を固定するための左右1対のヒンジ固定部30が設けられる。左右のヒンジ固定部30は、ボックス開口22の車幅方向(所定方向)の中心線CL1(図5参照)に対して左右対称に設けられる。左右のヒンジ固定部30は、左右1対のビス固定部31と、左右のビス固定部31間の中央に配置される1本のヒンジロケートピン32とをそれぞれ有する。左右のビス固定部31は、鍔状部25の上部領域29の前面から前方へ突出するボス部33と、鍔状部25の上部領域29の後面の開口34から前方のボス部33内へ延びるビス挿入孔35とをそれぞれ有する(図6参照)。ヒンジロケートピン32は、鍔状部25の上部領域29の後面から後方へ突出する凸部であって、ヒンジ5のピン挿通孔7を挿通可能な径に形成され、各ビス固定部31の開口34間の中央に配置される。ヒンジロケートピン32の径は、ヒンジ5の板部5aのピン挿通孔7の車幅方向と交叉する方向の長さ(幅)よりも僅かに短い。ヒンジロケートピン32をヒンジ5の板部5aのピン挿通孔7に挿通させた状態で、ヒンジロケートピン32は、ピン挿通孔7と係合し、ボックス20に対する上下方向へのヒンジ5の板部5aの移動を規制する。
ボックス外縁部24の傾斜板部27のうち車幅方向の中央には、車幅方向と交叉する方向に長尺の長孔状のセンタリングピン挿入孔(第2係合部)36が形成される。本実施形態では、センタリングピン挿入孔36の下端は、ボックス外縁部24の横板部26の前端部まで延びている。
図4に示すように、リッド40は、前後方向と交叉する矩形状の板状の部材であって、ボックス20のボックス開口22を閉止可能な大きさに形成される。リッド40の上端部の前面40aには、ヒンジ5を固定するための左右1対のヒンジ固定部42と、左右のヒンジ固定部42間に配置されるセンタリングピン(第1係合部)41とが設けられる。センタリングピン41は、リッド40の車幅方向の中心線CL2上(リッド40の車幅方向の中央)に配置され、リッド40の上端部の前面40aから前方へ突出する棒状に形成される。センタリングピン41は、閉止状態でボックス外縁部24の鍔状部25の上端縁25a(図6参照)よりも上方に位置するように、リッド40の上端部に配置される。センタリングピン41の径L1は、ボックス20のセンタリングピン挿入孔36の車幅方向の長さ(幅)L2(図5参照)よりも僅かに短い。センタリングピン41は、ボックス20のセンタリングピン挿入孔36に挿入された状態で、センタリングピン挿入孔36に係止されて車幅方向への移動が規制される大きさに形成される。すなわち、センタリングピン41をボックス20のセンタリングピン挿入孔36に挿入して互いに係止すると、ボックス20に対する車幅方向へのリッド40の移動が規制される。左右のヒンジ固定部42は、リッド40の中心線CL2に対して左右対称に設けられ、センタリングピン41よりも下方に配置される。左右のヒンジ固定部42は、左右1対のビス固定部43と、左右のビス固定部43間の中央に配置される1本のヒンジロケートピン44とをそれぞれ有する。左右のビス固定部43は、リッド40の内部に突出するボス部45(図6参照)と、リッド40の前面40aの開口46からボス部45内へ延びるビス挿入孔47(図6参照)とをそれぞれ有する。ヒンジロケートピン44は、リッド40の前面40aから前方へ突出する凸部であって、ヒンジ5のピン挿通孔7を挿通可能な径に形成され、各ビス固定部43の開口46間の中央に配置される。ヒンジロケートピン44の径は、ヒンジ5の板部5bのピン挿通孔7の車幅方向と交叉する方向の長さ(幅)よりも僅かに短い。ヒンジロケートピン44をヒンジ5の板部5bのピン挿通孔7に挿通させた状態で、ヒンジロケートピン44は、ピン挿通孔7と係合し、リッド40に対する上下方向へのヒンジ5の板部5bの移動を規制する。
図3及び図4に示すように、ストッパ50は、中間部分で折り畳み可能な棒状に形成され、一端部50aがボックス20(本実施形態では、ボックス本体部23)に対して固定され、他端部50bがリッド40に対して固定される。閉止状態では、ストッパ50は、中間部分で折り畳まれた状態となっている(図示省略)。リッド40を開放位置に配置した開放状態では、ストッパ50は、直線状に延びた状態となり、開方向へのリッド40の傾動を開放位置までに規制する(図3(b)参照)。ストッパ50を取り付ける前の状態では、リッド40は、開放位置から更に開方向へ傾動可能であり、少なくとも開放位置よりも開方向に位置する所定の仮止位置(図6に実線で示す位置)まで傾動可能である。
図3(a)に示すように、閉止状態では、リッド40のセンタリングピン41は、ボックス20のボックス外縁部24の鍔状部25の上端縁25aよりも上方に位置し、ボックス20のセンタリングピン挿入孔36には挿入されない。また、図3(b)及び図6に二点鎖線で示すように、開放状態では、リッド40のセンタリングピン41は、ボックス20のボックス外縁部24の横板部26及び傾斜板部27の上方に位置し、ボックス20のセンタリングピン挿入孔36には挿入されない。すなわち、閉止位置と開放位置との間の範囲(閉止位置及び開放位置を含む)では、リッド40のセンタリングピン41は、ボックス20のセンタリングピン挿入孔36には挿入されない。また、図6に実線で示すように、リッド40を仮止位置に配置した状態では、リッド40のセンタリングピン41は、ボックス20のセンタリングピン挿入孔36に挿入される。すなわち、リッド40をボックス20に取り付ける前に、仮止位置でリッド40のセンタリングピン41をボックス20のセンタリングピン挿入孔36に挿入し、その後、リッド40をボックス20に取り付けることができる。
次に、ヘッダーコンソール10の組み立て作業について、図4及び図6に基づいて説明する。ヘッダーコンソール10を組み立てる際には、先ず、リッド40の左右のヒンジ固定部42に左右のヒンジ5の一方の板部5bを固定する。ヒンジ5の板部5bをリッド40のヒンジ固定部42に固定する際には、ヒンジ5の板部5bのピン挿通孔7にリッド40のヒンジロケートピン44を挿通させた状態で、ヒンジ5の板部5bの左右のビス挿通孔6とリッド40のビス挿入孔47とを連通させてビス8を挿入し、ヒンジ5の板部5bをリッド40の前面40aにビス8によって締結固定する。次に、図6に示すように、リッド40をボックス20に対して開放位置(図6に二点鎖線で示す位置)よりも開方向(傾動方向の一側)に位置する仮止位置(図6に実線で示す位置)に配置し、リッド40のセンタリングピン41をボックス20のセンタリングピン挿入孔36に挿入し、ボックス20に対する車幅方向へのリッド40の移動を規制した状態で、左右のヒンジ5の他方の板部5aをボックス20の左右のヒンジ固定部30(図5参照)に固定する。ヒンジ5の板部5aをボックス20の左右のヒンジ固定部30に固定する際には、ヒンジ5の板部5aのピン挿通孔7にボックス20のヒンジロケートピン32を挿通させた状態で、ヒンジ5の板部5aの左右のビス挿通孔6とボックス20のビス挿入孔35とを連通させてビス8を挿入し、ヒンジ5の板部5aをボックス20の左右のヒンジ固定部30にビス8によって締結固定する。最後に、リッド40を仮止位置から閉方向(傾動方向の他側)へ傾動させて、ボックス20とリッド40との間にストッパ50を固定して、ヘッダーコンソール10が組み立てられる。
上記のように構成されたヘッダーコンソール10では、リッド40のセンタリングピン41をボックス20のセンタリングピン挿入孔36に挿入して互いに係止すると、ボックス20に対する車幅方向へのリッド40の移動が規制される。このため、リッド40をボックス20に取り付ける際に、リッド40のセンタリングピン41をボックス20のセンタリングピン挿入孔36に挿入して互いに係止し、ボックス20に対する車幅方向へのリッド40の移動を規制した状態で、リッド40をボックス20に取り付けることができるので、リッド40とボックス20との組み立て精度を向上させることができる。
また、リッド40のセンタリングピン41は、リッド40の車幅方向の中心線CL2上(中央)に配置されるので、製造誤差等によってリッド40の車幅方向の長さが製品ごとに異なる場合であっても、センタリングピン41をリッド40の車幅方向の一端部に配置する場合とは異なり、ボックス20に対するリッド40の車幅方向の位置ズレを車幅方向の両側に分散して小さく抑えることができる。このため、リッド40とボックス20との組み立て精度を向上させることができる。
また、リッド40のヒンジロケートピン44は、ヒンジ5の板部5bのピン挿通孔7を挿通した状態で、リッド40に対する上下方向へのヒンジ5の板部5bの移動を規制し、ボックス20のヒンジロケートピン32は、ヒンジ5の板部5aのピン挿通孔7を挿通した状態で、ボックス20に対する上下方向へのヒンジ5の板部5aの移動を規制する。このため、リッド40をボックス20に取り付ける際に、ボックス20に対する上下方向へのリッド40の移動を規制することができるので、リッド40とボックス20との組み立て精度を更に向上させることができる。
従って、本実施形態によれば、リッド40とボックス20との組み立て精度を向上させることができる。
また、リッド40とボックス20との組み立て精度が向上するので、ヘッダーコンソール10を組み立てた後、ヘッダーコンソール10のボックス20をフロントガラス4の上方のパネル9(図2参照)に取り付けた際に、パネル9の所定の取付位置に対するリッド40の車幅方向の位置ズレを小さく抑えることができる。
また、閉止状態では、リッド40のセンタリングピン41は、ボックス20のセンタリングピン挿入孔36に挿入されないので、車両1が振動した際にリッド40のセンタリングピン41とボックス20のセンタリングピン挿入孔36との当接による音の発生を防止することができる。
また、閉止状態では、リッド40のセンタリングピン41は、ボックス20のセンタリングピン挿入孔36に挿入されないので、仮に熱や経年劣化等によってリッド40又はボックス20が変形した場合であっても、少なくとも閉止状態ではリッド40のセンタリングピン41とボックス20のセンタリングピン挿入孔36との当接を防止することができる。このため、閉止状態でのリッド40のセンタリングピン41及びボックス20のセンタリングピン挿入孔36への応力集中を防止して、リッド40のセンタリングピン41及びボックス20のセンタリングピン挿入孔36の破損を防止することができる。
また、閉止位置と開放位置との間の範囲(閉止位置及び開放位置を含む)では、リッド40のセンタリングピン41は、ボックス20のセンタリングピン挿入孔36には挿入されない。すなわち、ヘッダーコンソール10を組み立てた後の通常使用時には、リッド40のセンタリングピン41がボックス20のセンタリングピン挿入孔36に干渉しないので、リッド40を容易に開閉することができる。
また、通常使用時にはリッド40のセンタリングピン41がボックス20のセンタリングピン挿入孔36に干渉しないので、リッド40のセンタリングピン41とボックス20のセンタリングピン挿入孔36との当接による音の発生を防止することができる。
また、通常使用時にはリッド40のセンタリングピン41がボックス20のセンタリングピン挿入孔36に干渉しないので、通常使用時にリッド40のセンタリングピン41がボックス20のセンタリングピン挿入孔36に常に挿入されている場合とは異なり、熱や経年劣化等によってリッド40又はボックス20が変形した場合であっても、リッド40のセンタリングピン41及びボックス20のセンタリングピン挿入孔36への応力集中を防止することができ、リッド40のセンタリングピン41及びボックス20のセンタリングピン挿入孔36の破損を防止することができる。
なお、本実施形態では、ストッパ(規制部材)50を中間部分で折り畳み可能な棒状に形成したが、これに限定されるものではなく、開方向へのリッド40の傾動を開放位置までに規制可能であれば、他の構成のストッパ(規制部材)であってもよい。
また、本実施形態では、開方向へのリッド40の傾動を開放位置までに規制するストッパ(規制部材)50を設けたが、規制部材を設けなくてもよい。
また、本実施形態では、リッド40のセンタリングピン41を、リッド40の車幅方向の中央に配置したが、リッド40のセンタリングピン41とボックス20のセンタリングピン挿入孔36とが互いに対応する位置に配置されていれば、リッド40の車幅方向の中央以外の位置に配置してもよい。
また、本実施形態では、リッド40にセンタリングピン41を設け、ボックス20にセンタリングピン挿入孔36を設けたが、リッド40にセンタリングピン挿入孔36を設け、ボックス20にセンタリングピン41を設けてもよい。
また、本実施形態では、棒状のセンタリングピン(第1係合部)41とセンタリングピン挿入孔(第2係合部)36とを設けたが、例えば、センタリングピン41に代えて車幅方向と交叉する板状の凸部(第1係合部)を設け、センタリングピン挿入孔(第2係合部)36に代えて、前記凸部を左右両側から係止可能な車幅方向と交叉する板状の左右1対の凸部(第2係合部)を設けてもよい。
また、本実施形態では、リッド40に1つのセンタリングピン(第1係合部)41を設け、ボックス20に1つのセンタリングピン挿入孔(第2係合部)36を設けたが、リッド40に複数の第1係合部を設け、ボックス20に複数の第2係合部を設けてもよい。
また、本実施形態では、ボックス20の収納空間21をボックス開口22によって後方へ開放可能としたが、ボックス20の収納空間21を開放する方向は、後方に限定されるものではない。
また、本実施形態では、リッド40を、車幅方向に延びる回転軸を中心として傾動させたが、リッド40の回転軸の方向は車幅方向に限定されるものではない。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、本開示に係る収納ボックスを、ルーフパネル3の下方に設けられるヘッダーコンソール(収納ボックス)10に適用したが、これに限定されるものではなく、ボックスとリッドとを備える様々な収納ボックスに適用することができる。例えば、助手席の前方のグローブボックス(収納ボックス)に適用してもよい。
本開示に係る収納ボックスは、様々な車両に広く適用することができる。
1:車両
10:ヘッダーコンソール(収納ボックス)
20:ボックス(他方の部材)
22:ボックス開口
36:センタリングピン挿入孔(第2係合部)
40:リッド(一方の部材)
41:センタリングピン(第1係合部)
50:ストッパ(規制部材)

Claims (3)

  1. ボックス開口を有するボックスと、
    所定方向に延びる回転軸を中心として前記ボックスに対して傾動可能に取り付けられて、前記ボックス開口を開閉可能なリッドと、を備え、
    前記リッドは、前記ボックス開口を閉止する閉止位置から傾動方向の一側へ傾動して前記ボックス開口を開放可能であり、
    前記ボックスまたは前記リッドの一方の部材は、他方の部材側へ向かって突出する第1係合部を有し、
    前記他方の部材は、前記第1係合部と係合可能な第2係合部を有し、
    前記第1係合部は、前記リッドを前記閉止位置に配置した状態では、前記第2係合部と係合せず、前記リッドを前記閉止位置よりも前記一側の所定の仮止位置に配置した状態で、前記第2係合部と係合し、
    前記第1係合部と前記第2係合部とが係合した状態では、前記ボックスに対する前記リッドの前記所定方向への移動が規制される
    ことを特徴とする車両の収納ボックス。
  2. 請求項1に記載の収納ボックスであって、
    前記リッドに設けられる前記第1係合部または前記第2係合部は、前記リッドの前記所定方向の中央に配置される
    ことを特徴とする車両の収納ボックス。
  3. 請求項1または請求項2に記載の収納ボックスであって、
    前記閉止位置側から前記一側への前記リッドの傾動を、前記閉止位置よりも前記一側且つ前記仮止位置よりも傾動方向の他側の開放位置までに規制可能な規制部材を備え、
    前記第1係合部は、前記リッドを前記閉止位置と前記開放位置との間に配置した状態では、前記第2係合部と係合しない
    ことを特徴とする車両の収納ボックス。
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