JP2021037727A - 透湿防水シート、乾燥剤パック、及びランプユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】高温で使用した場合であっても、多孔質フィルムと不織布とが剥離し難く、耐熱性に優れる透湿防水シートを提供する【解決手段】多孔質フィルムと、該多孔質フィルムの片面又は両面に融着された不織布層とを備えた透湿防水シートであって、前記多孔質フィルムを構成する樹脂Aの融点は150℃以上であり、前記不織布層は、芯鞘複合繊維Xを含み、前記芯鞘複合繊維の鞘部を構成する樹脂Bと、前記樹脂Aの主モノマーは同一であり、樹脂Bの融点は135℃以上であり、かつ樹脂Aの融点よりも10℃以上低く、前記芯鞘複合繊維Xの芯部を構成する樹脂Cの融点は、鞘部を構成する樹脂Bの融点よりも15℃以上高いことを特徴とする、透湿防水シート。【選択図】なし

Description

本発明は、透湿防水シート、該透湿防水シートを用いた乾燥剤パック、及び該乾燥剤パックを備えたランプユニットに関する。
従来より、家庭用及び産業用に各種の乾燥剤が幅広く用いられている。乾燥剤成分としては、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等の潮解性無機塩類が知られている。これらは、非常に優れた吸湿性を有しているものの、潮解性を有するため、多量に吸湿すると液状となり、その取扱いや使用範囲が限定されるという問題がある。
このような問題点に関して、透湿防水シートを包装材として用い、内部に乾燥剤成分を封入して使用する技術が知られている。透湿防水シートは、湿気などの気体は通すが、水または水溶液は通さない性質を有するためあらゆる用途に使用されている(例えば、特許文献1、2)。透湿防水シートに封入された乾燥剤成分は、外部の湿気を吸湿することができ、かつ潮解して液状になったとしても外部に漏れることがない。そのため、乾燥剤成分を封入した包装材として透湿防水シートを用いることで、簡便に、かつ効果的に吸湿し、乾燥させることができる。
乾燥剤成分を封入するための透湿防水シートとしては、芯鞘複合短繊維により形成された不織布と透湿防水フィルム(多孔質フィルム)との積層体が提案されている。例えば、特許文献3では、「透湿防水フィルムと、該透湿防水フィルムの片面もしくは両面に配された不織布層とを備えた積層体であって、前記透湿防水フィルムは、熱可塑性樹脂組成物で形成され、前記不織布層は、鞘部を構成する熱可塑性樹脂の融点および軟化点の少なくとも一方が芯部を構成する熱可塑性樹脂の融点および軟化点の少なくとも一方よりも30℃以上低い芯鞘複合繊維(A)を含み、かつ前記芯鞘複合繊維(A)の鞘部を構成する熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂であることを特徴とする透湿防水シート」に関する発明が記載されており、良好なヒートシール性に加え、コロナ放電処理等の付加処理を行うことなく帯電防止性を発現させうる透湿防水シートを提供することができる旨、記載されている。
特開平10−16115号公報 特開平5−138786号公報 特開2014−104583号公報
近年、乾燥剤を、車両用を始めとする種々のランプユニットにおける結露防止に利用することが検討されている。しかしながら、従来使用されている透湿防水シートを乾燥剤の包装材として用い、これをランプユニット内部に導入して使用すると融着している多孔質フィルムと不織布層との間の密着性が低下する問題がある。密着性が低下すると、長期間使用時において、多孔質フィルムと不織布層との剥離が生じやすく、これに伴い、乾燥剤成分として塩化カルシウムの如き潮解性物質を使用した場合、かかる成分が潮解した液状物が外部に漏れて、ランプユニットを汚したり、あるいは、該液状物が配線に接触するなどして短絡を発生させたりするなどの不具合が生じる懸念がある。
このような密着性の低下は、ランプユニット内部の光源により発生する熱に起因するものと考えられる。そのため、高温下においても使用可能な、耐熱性に優れた透湿防水シートの開発が望まれる。
そこで、本発明では、高温で使用した場合であっても、多孔質フィルムと不織布層とが剥離し難く、耐熱性に優れる透湿防水シートを提供することを課題とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、多孔質フィルムと、該多孔質フィルムの片面又は両面に融着された不織布層とを備えた透湿防水シートであって、多孔質フィルムを構成する樹脂A、不織布層に含まれる芯鞘複合繊維Xの鞘部を構成する樹脂B、及び芯部を構成する樹脂Cについて、樹脂Bと樹脂Aの主モノマーを同一のモノマーとすること及び各樹脂の融点を特定の範囲に調整することにより、上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成させた。本発明の要旨は、以下の[1]〜[5]である。
[1]多孔質フィルムと、該多孔質フィルムの片面又は両面に融着された不織布層とを備えた透湿防水シートであって、前記多孔質フィルムを構成する樹脂Aの融点は150℃以上であり、前記不織布層は、芯鞘複合繊維Xを含み、前記芯鞘複合繊維Xの鞘部を構成する樹脂Bの主モノマーと、前記樹脂Aの主モノマーは同一であり、樹脂Bの融点は135℃以上であり、かつ樹脂Aの融点よりも10℃以上低く、前記芯鞘複合繊維Xの芯部を構成する樹脂Cの融点は、鞘部を構成する樹脂Bの融点よりも15℃以上高いことを特徴とする、透湿防水シート。
[2]前記樹脂Aがポリオレフィン系樹脂又はポリエステル系樹脂である、上記[1]に記載の透湿防水シート。
[3]乾燥剤成分を封入するための包装に用いられる、上記[1]又は[2]に記載の透湿防水シート。
[4]上記[1]〜[3]のいずれかに記載の透湿防水シートからなる袋体と、該袋体の内部に封入された乾燥剤成分とを備える、乾燥剤パック。
[5]上記[4]に記載の乾燥剤パックを備える、ランプユニット。
本発明によれば、耐熱性に優れる透湿防水シートを提供することができる。より、詳細には、高温での使用においても、多孔質フィルムと不織布層との密着性が良好な透湿防水シートを提供することができる。
本発明の乾燥剤パックを備える、ランプユニットを模式的に示した図である。 実施例における剥離強度測定用サンプルの作製方法を説明するための模式図である。
本発明の透湿防水シートは、多孔質フィルムと、該多孔質フィルムの片面又は両面に融着された不織布層とを備えた透湿防水シートであって、
前記多孔質フィルムを構成する樹脂Aの融点は150℃以上であり、
前記不織布層は、芯鞘複合繊維Xを含み、前記芯鞘複合繊維の鞘部を構成する樹脂Bの主モノマーと、前記樹脂Aの主モノマーは同一であり、樹脂Bの融点は135℃以上であり、かつ樹脂Aの融点よりも10℃以上低く、
前記芯鞘複合繊維Xの芯部を構成する樹脂Cの融点は、鞘部を構成する樹脂Bの融点よりも15℃以上高いことを特徴とする、透湿防水シートである。
本発明の透湿防水シートが耐熱性に優れる理由は定かではないが、以下のように推定される。一般に、2つの樹脂フィルムなどを熱融着させて両者の密着性を良好にするためには、一方又は両方の樹脂フィルムを構成する樹脂の融点は、比較的低いほうが有利である。これに対して本発明では、多孔質フィルムを構成する樹脂Aの融点を150℃以上、不織布層に含まれる芯鞘複合繊維Xの鞘部を構成する樹脂Bの融点を135℃以上としており、比較的融点の高い樹脂を使用している。通常は、このように比較的融点の高い樹脂同士は、熱融着により密着性を向上させ難いが、本発明においては、樹脂Aと樹脂Bとは、主モノマーが同一であるため、両者の親和性が高い。そのため、比較的融点の高い樹脂同士でも良好に融着させることが可能となる。さらに、比較的融点の高い樹脂同士が融着しているため、融着後の多孔質フィルムと不織布層間は、高温においても剥離し難く、耐熱性に優れる透湿防水シートとなる。
[透湿防水シート]
本発明の透湿防水シートは、多孔質フィルムと、該多孔質フィルムの片面又は両面に融着された不織布層とを備えた透湿防水シートである。以下、本発明の透湿防水シートを詳細に説明する。
(多孔質フィルム)
多孔質フィルムは、水蒸気等の気体を透過させる透湿性と、水等の液体を透過させない防水性を有するものであり、具体的には、気体を透過させ液体を透過させない程度の多数の小孔が形成されている。
本発明における多孔質フィルムは、樹脂Aにより構成されており、該樹脂Aの融点は150℃以上である。樹脂Aの融点が150℃未満であると、透湿防水シートの耐熱性が低下したり、多孔質フィルムと不織布層を融着させる際に、フィルム中の孔が部分的に塞がれるおそれがある。樹脂Aの融点は、透湿防水シートの耐熱性を良好にするなどの観点から、好ましくは155℃以上、より好ましくは160℃以上である。また樹脂Aの融点は、例えば、300℃以下であることが好ましい。
樹脂Aは、多孔質フィルムを形成する樹脂が単一の樹脂であれば、該単一の樹脂を意味し、多孔質フィルムを形成する樹脂が複数存在する場合は、最も含有量が多い樹脂を意味することとする。なお、例えば、樹脂Aが、異なる2種類の樹脂を等量用いて形成されている場合など、最も含有量が多い樹脂が複数存在する場合は、樹脂Aの融点は、融点が低い方の樹脂の融点とする。
本発明における融点は、示差走査熱量計(DSC)により得られる吸熱曲線において最大吸熱ピークの温度を意味し、詳細には実施例に記載の方法により求められる。
なお、融点を有さない樹脂を用いる場合は、融点の代わりに軟化点を用いることができる。すなわち、軟化点が本発明において規定する所定の関係を満足すればよい。
軟化点は、示差走査熱量計(DSC)により測定することができる。
樹脂Aとしては、例えば、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂などの熱可塑性樹脂が挙げられ、中でもポリオレフィン系樹脂又はポリエステル系樹脂が好ましい。
上記ポリオレフィン系樹脂としては、耐熱性を良好とする観点から、ポリプロピレンが好ましい。ポリプロピレンとしては、プロピレン単独重合体(ホモポリプロピレン)、プロピレンとプロピレン以外の他のオレフィンとの共重合体が挙げられる。該他のオレフィンとしては、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセンなどが挙げられる。これらの中でも、融点が高く、耐熱性を向上させやすい観点から、プロピレン単独重合体(ホモポリプロピレン)が好ましい。
上記ポリエステル系樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどが挙げられる。これらの中でも、ポリエチレンテレフタレートが好ましく、耐熱性を良好とする観点から、ホモポリエチレンテレフタレートがより好ましい。なお、ホモポリエチレンテレフタレートは、いわゆる汎用のポリエチレンテレフタレート(PET)のことであり、テレフタル酸とエチレングリコール以外のモノマー成分を実質的に含まないポリマーである。
多孔質フィルムは、本発明の効果を妨げない範囲で、上記した樹脂A以外のその他の樹脂を含んでもよい。多孔質フィルム中の樹脂Aの含有量は、多孔質フィルムを形成する樹脂全量基準で、好ましくは50質量%以上、より好ましくは80質量%以上、さらに好ましくは95%以上、さらに好ましくは100質量%である。
多孔質フィルムには、上記樹脂A、必要に応じて配合されるその他の樹脂以外にも、炭酸カルシウムなどの無機微粒子を含んでもよい。該無機微粒子は、多孔質フィルム中に存在する小孔を形成するために好適に用いられる。多孔質フィルムが無機微粒子を含有する場合は、その含有量は、多孔質フィルム全量基準で好ましくは20〜80質量%であり、より好ましくは30〜70質量%である。このような範囲であると、透湿性に優れる多孔質フィルムが得られ、かつ製膜性なども良好となる。
多孔質フィルムには、さらに本発明の効果を損なわない範囲で、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、抗菌剤、防カビ剤、発錆防止剤、滑剤、顔料、耐熱安定化剤等の添加剤を含んでもよい。
多孔質フィルムには、気体を透過させ液体を透過させない程度の多数の小孔が形成されている。小孔の平均孔径は通常0.01〜5.0μm程度である。
多孔質フィルムは、例えばJIS−L−1099(A−1法)に準拠して測定された透湿度が、100〜7,000g/m・24Hrであることが好ましく、200〜5,000g/m・24Hrであることがより好ましい。
多孔質フィルムの厚さは、好ましくは15〜300μmであり、より好ましくは50〜200μmである。これら下限値以上であると、透湿防水シートの強度が高くなり、これら上限値以下であると、透湿防水シートの取り扱い性が良好となる。
多孔質フィルムの製造方法は特に限定されず、従来公知の多孔質フィルムの製造方法を適宜採用すればよい。例えば、上記した樹脂A、及び炭酸カルシウムなどの無機微粒子を含む樹脂組成物を準備し、これをフィルム状に成形する方法が挙げられる。該樹脂組成物には、上記した樹脂A以外のその他の樹脂や、添加剤を含んでもよい。具体的には、樹脂組成物をTダイ法やインフレーション法等でフィルム状に成形し、インラインもしくはオフラインにて、少なくとも一軸延伸し、必要に応じて二軸延伸して巻き取ることにより、気体を透過させ液体を透過させない程度の小孔が形成された多孔質フィルムを得ることができる。フィルム化や延伸の条件等は、従来公知の技術に基づき適宜設定すればよい。
多孔質フィルムの製造方法は、この手法以外にも、例えば、特許第5189487号公報に記載されているように、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂と、ポリエーテルブロックコポリマーとの混合物を二軸延伸する方法などを適宜採用することができる。
(不織布層)
本発明の不織布層は、芯鞘複合繊維Xを含む。芯鞘複合繊維Xの芯部及び鞘部は共に、樹脂により形成される。鞘部を構成する樹脂Bの融点(もしくは軟化点)は135℃以上である。樹脂Bの融点が135℃未満であると、高温下において、不織布層と多孔質フィルムとが剥離しやすくなり、透湿防水シートの耐熱性が低下する。
透湿防水シートの耐熱性を向上させる観点から、樹脂Bの融点(もしくは軟化点)は、好ましくは140℃以上であり、より好ましくは150℃以上である。不織布層の多孔質フィルムへの融着を容易とする観点から、樹脂Bの融点は、好ましくは220℃以下である。なお、鞘部を構成する樹脂Bの融点の上限は、多孔質フィルムの樹脂Aの種類に応じて適宜調整されることが好ましく、例えば、多孔質フィルムの樹脂Aがポリオレフィン系樹脂であれば、樹脂Bの融点は、好ましくは160℃以下であり、より好ましくは155℃以下である。多孔質フィルムの樹脂Aがポリエステル系樹脂であれば、樹脂Bの融点は、好ましくは220℃以下であり、より好ましくは200℃以下である。
鞘部を構成する樹脂Bの融点は、多孔質フィルムに含まれる樹脂Aの融点よりも、10℃以上低い。これにより、不織布層の多孔質フィルムへの融着が容易となる。このような観点から、樹脂Bの融点は、樹脂Aの融点よりも12℃以上低いことが好ましく、15℃以上低いことがより好ましい。また、後述するように、樹脂Aと樹脂Bの主モノマーは同一であるため、類似の分子構造であり、かつ両者ともに比較的融点が高いことに鑑みれば、樹脂Aと樹脂Bとの融点の差(樹脂Aの融点−樹脂Bの融点)は、通常は80℃以下、好ましくは60℃以下である。
樹脂Bは、鞘部を形成する樹脂が単一の樹脂であれば、該単一の樹脂を意味し、鞘部を形成する樹脂が複数存在する場合は、最も含有量が多い樹脂を意味することとする。なお、鞘部が、例えば異なる2種類の樹脂を等量用いて形成されている場合など、最も含有量が多い樹脂が複数存在する場合は、樹脂Bの融点は、融点が低い方の樹脂の融点とする。
なお、鞘部は、本発明の効果を阻害しない範囲で、上記した樹脂B以外の樹脂を含んでもよい。鞘部を形成する樹脂全量基準で、樹脂Bの含有量は、好ましくは50質量%以上、より好ましくは80質量%以上、さらに好ましくは95質量%以上、さらに好ましくは100質量%である。
芯鞘複合繊維Xの芯部を構成する樹脂Cの融点は、鞘部を構成する樹脂Bの融点よりも15℃以上高い。これにより、透湿防水シートの耐熱性が向上し、高温の状態で使用しても、不織布層と透湿防水シートの融着部の縮みなどが抑制され、形状保持性に優れる。
このような観点から、樹脂Cの融点は、樹脂Bの融点よりも30℃以上高いことが好ましく、50℃以上高いことがより好ましい。
樹脂Cは、芯部を形成する樹脂が単一の樹脂であれば、該単一の樹脂を意味し、芯部を形成する樹脂が複数存在する場合は、最も含有量が多い樹脂を意味することとする。なお、芯部が、例えば異なる2種類の樹脂を等量用いて形成されている場合など、最も含有量が多い樹脂が複数存在する場合は、該複数の樹脂が樹脂Cであり、この場合、樹脂Cの融点は、融点が低い方の樹脂の融点とする。
芯部は、本発明の効果を阻害しない範囲で、上記した樹脂C以外の樹脂を含んでもよい。芯部を形成する樹脂全量基準で、樹脂Cの含有量は、好ましくは50質量%以上、より好ましくは80質量%以上、さらに好ましくは95質量%以上、さらに好ましくは100質量%である。
樹脂B及び樹脂Cの樹脂の種類は、上記した融点の関係を満足する限りは特に限定されず、以下に例示する樹脂などから適宜選択すればよい。
樹脂B及び樹脂Cとして用いられる樹脂は、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂、ポリカーボネート、ポリアクリレート、ポリアミド、ポリ乳酸、熱可塑性ポリウレタンなどの溶融成形可能な樹脂などが挙げられる。これら樹脂は、ホモポリマーであっても、コポリマー(共重合体)であってもよい。また、樹脂B及び樹脂Cの種類は互いに同種であっても異種であってもよい。
上記した融点の関係を満足させる観点から、樹脂Cはホモポリマーであることが好ましく、中でもホモポリプロピレン、ホモポリエチレンテレフタレートなどがより好ましい。樹脂Bは、コポリマーであることが好ましく、中でも、プロピレンとプロピレン以外の他のオレフィンとの共重合体、共重合ポリエチレンテレフタレートなどがより好ましい。
プロピレンとプロピレン以外の他のオレフィンとの共重合体において、他のオレフィンとしては、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセンなどが挙げられ、中でもエチレンが好ましい。言い換えると、プロピレンとプロピレン以外の他のオレフィンとの共重合体の中でも、多孔質フィルムとの融着のしやすさの観点から、プロピレン−エチレン共重合体が好ましく、プロピレン−エチレンランダム共重合体がより好ましい。
共重合ポリエチレンテレフタレートは、主モノマーであるテレフタル酸及びエチレングリコール以外のコモノマーを1種以上含むポリマーである。該コモノマーとしては、以下のジカルボン酸成分及びジオール成分が例示される。
ジカルボン酸成分としては、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸などが挙げられる。
ジオール成分としては、例えば、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリアルキレングリコール、ネオペンチルグリコールなどが挙げられる。
共重合ポリエチレンテレフタレートのコモノマーとしては、多孔質フィルムと不織布層との融着のしやすさの観点から、上記した中でも、アジピン酸、イソフタル酸、プロピレングリコールなどが好ましく、プロピレングリコールがより好ましい。
芯鞘複合繊維Xの鞘部を構成する樹脂Bと、多孔質フィルムを構成する樹脂Aとの主モノマーは同一である。主モノマーが同一であることにより、多孔質フィルムと不織布層との親和性が向上し、高温下においても、融着部の剥離などが防止される。
ここで樹脂の主モノマーとは、その樹脂の結晶構造などの基本的性質を決定するモノマーを意味し、例えば、ホモポリプロピレン、プロピレンとプロピレン以外の他のオレフィンとの共重合体などのポリプロピレン系樹脂の場合は、主モノマーはプロピレンであり、ホモポリエチレンテレフタレート、共重合ポリエチレンテレフタレートなどのポリエチレンテレフタレートの場合は、主モノマーはテレフタル酸及びエチレングリコールである。
芯鞘複合繊維Xにおける、芯部と鞘部の複合比、すなわち芯部を構成する樹脂Cと鞘部を構成する樹脂Bとの体積比は特に限定されないが、樹脂C/樹脂B=20/80以上80/20以下であることが好ましく、40/60以上60/40以下であることがさらに好ましい。
芯鞘複合繊維Xは、芯鞘複合長繊維であっても、芯鞘複合短繊維であってもよい。
芯鞘複合繊維Xの複合形態は、芯部と鞘部が同心円状に配された同心芯鞘型であってもよいし、芯部と鞘部が偏心円状に配された偏心芯鞘型であってもよいが、同心芯鞘型であることが好ましい。同心芯鞘型の芯鞘複合繊維Xを用いると、得られる透湿防水シートの表面平滑性が高く良好な外観が得られる。
芯鞘複合繊維Xの繊度は、特に制限されるものではないが、好ましくは1dtex〜10dtex、より好ましくは1dtex〜5dtexである。
本発明の不織布層は、本発明の効果を阻害しない範囲で、芯鞘複合繊維X以外の繊維を含んでもよい。不織布層全量基準に対して、芯鞘複合繊維Xは、好ましくは60質量%以上であり、より好ましくは90質量%以上であり、さらに好ましくは95質量%以上であり、さらに好ましくは100質量%である。なお、不織布層全量基準とは、透湿防水シートの片面にのみ不織布層が設けられている場合は、該片面の不織布層の全量基準を意味し、防水シートの両面に不織布層が設けられている場合は、それぞれの不織布層の全量基準を意味する。
前記不織布層の形成方法は、特に制限されず、接着法や抄紙法など繊維不織布の公知の製造方法を適宜採用すればよい。例えば、芯鞘複合繊維X単独、もしくは芯鞘複合繊維Xとその他の繊維を所定の混合率で混合した混合物を、例えばカード機を用いてシート状にしてウエブを作製し、得られたウエブを多孔質フィルムに重ね合わせ、加熱したローラーで熱圧着させる方法を採用することができる。この場合、ローラーで熱圧着させた際に、不織布層と多孔質フィルムが融着されると同時に、ウエブ中の繊維同士も融着されて不織布層の交絡がなされる。また、カット長が短い繊維を準備し、エアレイド方式などでウエブを積層する方法を採用することもできる。
本発明における不織布層の目付(単位面積質量)は、特に限定されないが、好ましくは10〜100g/mであり、より好ましくは15〜50g/mである。これら下限値以上であると、透湿防水シートの機械的強度が高まり、これら上限値以下であると、熱による融着時に熱が伝わりやすく、不織布層と多孔質フィルム間の接着強度が向上する。
本発明において不織布層は、多孔質フィルムの片面又は両面に融着されている。好ましくは、不織布層は、ロールで与えられた熱および圧力により前記多孔質フィルムに融着されていることが好ましい。
融着に用いるロールとしては、エンボスロールであってもよいし、フラットロールであってもよいが、シート表面が平滑で良好な外観が得られる点では、フラットロールが好ましい。
前記多孔質フィルムと前記不織布層とを融着させる際のロールの温度および圧力は、使用する多孔質フィルムの材質、不織布層の構成繊維(繊維)の種類や目付、装置のラインスピード等に応じて適宜設定すればよい。例えば使用する芯鞘複合繊維Xの鞘部を構成する樹脂の融点をTa℃とすると、ロール温度は(Ta±30)℃の範囲内が好ましく、(Ta±20)℃の範囲内がより好ましい。ロールの圧力は、例えば、0.1〜10MPaが好ましく、0.5〜5MPaがより好ましい。
不織布層を多孔質フィルムの両面に積層する場合、例えば、多孔質フィルムの一方の面に不織布層を積層して融着させた後、他方の面に不織布層を積層して融着させるようにしてもよいし、多孔質フィルムの両方の面に不織布層を積層した状態で両不織布層を同時に融着させるようにしてもよいが、前者の順次積層、融着させる方法が、特別な製造装置を必要としない点で好ましい。一方の面に積層する不織布層と他方の面に積層する不織布層とは、同じものであってもよいし異なるものであってもよい。
本発明の透湿防水シートは、前記多孔質フィルムと前記不織布層との間の剥離強度が、2N/25mm以上であることが好ましい。より好ましくは3N/25mm以上、さらに好ましくは4N/25mm以上である。剥離強度がこのような範囲であると、多孔質フィルムと不織布層との間の剥離を防止し易くなる。剥離強度は、実施例に記載の方法で測定することができる。
本発明の透湿防水シートは、乾燥剤成分を封入するための包装に用いることが好ましい。
乾燥剤成分の種類としては、特に制限されず、例えば、塩化カルシウム、塩化リチウム、塩化マグネシウムなどの潮解性無機塩類、石灰、クレー、ゼオライト、シリカゲル、アルミナ、タルク、珪藻土、白土、カーボンブラックなどの無機化合物、木粉、パルプ粉、澱粉、高吸水性樹脂、合成樹脂粉末、無機の硫酸塩、炭酸塩、水酸化物、酸化物、塩化物及び燐酸塩、などを挙げることができる。
これら乾燥剤成分の中でも、本発明の効果を発揮させやすい観点から、潮解性無機塩類が好ましい。潮解性無機塩類は、吸湿すると、潮解して液状になるが、本発明の透湿防水シートは、上記したように、不織布層と多孔質フィルムとの密着性が良好であるため、剥離し難く、液体が外部に漏れることを効果的に防止する。
乾燥剤成分を包装する際には、本発明の透湿防水シートをヒートシールにより袋状に成形すればよい。乾燥剤成分を包装する方法は特に限定されないが、例えば、乾燥剤を1枚の透湿防水シートに包み込み、周縁をヒートシールしたり、あるいは、2枚の透湿防水シートの間に乾燥剤成分を配置して、周縁をヒートシールする方法などが挙げられる。このようにして、透湿防水シートからなる袋体と、該袋体の内部に封入された乾燥剤成分とを備える乾燥剤パックを得ることができる。
本発明の乾燥剤パックは、以下の図1にて説明するように、ランプユニット内に配置して使用することが好ましい。なお、本発明のランプユニットは、以下の図1の内容に限定されるものではない。
図1は、本発明の乾燥剤パックを備えるランプユニットを模式的に示した図である。ランプユニット10は、光源11と、光源11を収容するハウジング12と、ハウジング12に取り付けられたレンズ13と、ハウジング12の表面に配置された乾燥剤パック14とを少なくとも備えている。ランプユニット10は、ハウジング12とレンズ13により、密閉されている。乾燥剤パック14を用いない場合は、光源11により暖められた空気が、外気によって冷やされたレンズ13の内表面に接すると、前記空気は冷やされ、空気中の水分がレンズ13の内表面で結露し、表面が曇るという問題があったが、乾燥剤パック14を用いることにより、水分を吸収することができるため、レンズ13の内表面での結露が有効に防止される。
さらに、上記した通り、乾燥剤パック14に用いている透湿防水シートは、耐熱性に優れるため、光源11により発生する熱により、ランプユニット内部が高温になった場合であっても、不織布層、多孔質フィルムの間の剥離などが防止されるため、透湿防水シートの機能が継続的に維持される。そのため、例えば、液状になった乾燥剤成分が乾燥剤パック14の外に漏れて、レンズ13を汚染させたり、光源11の配線などと接触し、短絡を生じさせるなどの不具合を防止しやすくなる。
光源11の種類は特に限定されず、例えば白熱電球、ハロゲン電球、HIDランプ、LEDランプなどが挙げられる。
なお、図1では、光源11は一つのみであるが、複数の光源を備えていてもよい。また、図1では、乾燥剤パック14は一つのみであるが、複数の乾燥パック14を備えていてもよい。
以下、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例及び比較例における各種物性は、下記の方法により測定した。
(融点および軟化点の測定)
示差走査熱量計((株)リガク製DSC8230)を用いて、窒素雰囲気下で試料を280℃で溶融し10分間保持した後、降温測度10℃/分で30℃まで降温し、続いて昇温速度10℃/分で280℃まで昇温する際に得られる吸熱曲線において最大吸熱を示すピーク温度を融点とした。また、最大吸熱を示すピーク温度よりも低温側のDSC曲線(温度−吸発熱量の関係を表す曲線)のベースラインを高温側に延長した直線と、吸熱曲線の変曲点(上に凸の曲線が下に凸の曲線に変わる点)での接線との交点の温度を軟化点とした。
(加熱前の接着性評価(加工性評価))
まず、以下のようにして、125mm×25mmの剥離強度測定用サンプルを作製した。すなわち、不織布層と多孔質フィルムを積層するに際し、図2に示すように、長さ方向の端部から50mmの部分において不織布層21と多孔質フィルム22の間にテフロン(登録商標)製のシート23を介在させ、各実施例、比較例と同様のロール温度及び圧力の条件で、不織布層21と多孔質フィルム22をロール24で熱圧着させた後、テフロン(登録商標)製のシート23を除去して、剥離強度測定用サンプルとした。
オートグラフ引張試験機(SHIMADZU社製「AGS−1kNG」)を用いて、得られた剥離強度測定用サンプルの不織布層21と多孔質フィルム22を掴み部21a、22aの端部から30mmの部分で挟持し、チャック間距離50mm、引張速度200mm/分にて剥離角度180度で剥離させたときの強度(多孔質フィルムと不織布層との間の剥離強度)を測定した。以下の基準により評価した。
〇・・剥離強度が4N/25mm以上
△・・剥離強度が2N/25mm以上4N/25mm未満
×・・剥離強度が2N/25mm未満
(加熱後の接着性評価(耐熱性評価))
上記した加熱前の接着性評価と同様にして剥離強度測定用サンプルを作製した。該サンプルを150℃で30分間加熱した後、上記と同様にして剥離強度を測定した。以下の基準により評価した。
〇・・剥離強度が4N/25mm以上
△・・剥離強度が2N/25mm以上4N/25mm未満
×・・剥離強度が2N/25mm未満
−・・加熱前の接着力が弱く、加熱後の接着性評価ができなかった
(加熱後の水漏れ(耐熱性評価))
各実施例及び比較例で得られた透湿防水シート(10cm×10cm)を2枚用意して、その間に5gの塩化カルシウム(粉状)を配置し、周縁を10mmの幅で鞘部の融点よりも20℃高い温度でヒートシールすることにより、透湿防水シートからなる袋体と、該袋体の内部に封入された乾燥剤成分とを備える、乾燥剤パックを得た。その後、150℃で10分間加熱処理し、加熱処理後に40℃、90%Rhの条件下で24時間静置し、吸湿した水の漏れを確認した。
水が漏れなかったものを「〇」、水が漏れたものを「×」として評価した。なお、不織布層と多孔質フィルムとの密着性が悪く、本実験自体ができなかったものを「−」と表示した。
各実施例、比較例に用いた樹脂の種類は、以下の表1のとおりである。
(実施例1)
鞘部がcoPP(融点150℃)、芯部がPP(融点168℃)からなる同心芯鞘型の芯鞘複合繊維X(芯部/鞘部(体積比)=50/50)を、カード機を用いて目付が20g/mのウエブを得た。同様の方法でウエブを作製し、同種のウエブを2つ用意した。一方のウエブ上に厚さ100μmのPP(融点168℃)からなる多孔質フィルム((株)トクヤマ製「NG−100」、透湿度5000g/m24Hr)を配置して積層試料1を得た。次いで、得られた積層試料1に対して、鞘部を構成する樹脂の融点よりも20℃高い温度のフラットロールを用い、ロールの圧力を0.5MPaとして熱圧接処理を施し、不織布層/多孔質フィルムの積層体Aを得た。
次いで、積層体Aの多孔質フィルム側にもう一方のウエブを積層して、積層試料2を作製し、該積層試料2に対して、同様のロール温度及び圧力で熱圧接処理を施し、不織布層、多孔質フィルム、不織布層がこの順に積層された透湿防水シートを得た。
(実施例2)
芯部を構成する樹脂を表2のとおり変更した以外は、実施例1と同様にして透湿防水シートを得た。
(実施例3)
芯部を構成する樹脂を、PP(融点168℃)とPET(融点255℃)の50:50(体積比)ブレンド物とした以外は、実施例1と同様にして透湿防水シートを得た。
(比較例1〜4)
芯部及び鞘部を構成する樹脂を表2のとおり変更し、かつ製造条件(ラミネート条件)を表2のとおり変更した以外は、実施例1と同様にして透湿防水シートを得た。
多孔質フィルムを構成する樹脂A、不織布層に含まれる芯鞘複合繊維の鞘部を構成する樹脂B、及び芯部を構成する樹脂Cの融点が特定の範囲にあり、かつ樹脂A及び樹脂Bの主モノマーが同一である実施例1〜3の透湿防水シートは、本発明の要件を満足しており、高温で使用した場合であっても、多孔質フィルムと不織布層とが剥離し難く、耐熱性に優れることが分かった。
これに対して、本発明の要件を満足しない各比較例の透湿防水シートは、多孔質フィルムと不織布層とが剥離し易く、耐熱性に劣っていた。
10 ランプユニット
11 光源
12 ハウジング
13 レンズ
14 乾燥剤パック
21 不織布層
22 多孔質フィルム
21a,22a 掴み部
23 テフロン(登録商標)製のシート
24 ロール

Claims (5)

  1. 多孔質フィルムと、該多孔質フィルムの片面又は両面に融着された不織布層とを備えた透湿防水シートであって、
    前記多孔質フィルムを構成する樹脂Aの融点は150℃以上であり、
    前記不織布層は、芯鞘複合繊維Xを含み、前記芯鞘複合繊維Xの鞘部を構成する樹脂Bの主モノマーと、前記樹脂Aの主モノマーは同一であり、樹脂Bの融点は135℃以上であり、かつ樹脂Aの融点よりも10℃以上低く、
    前記芯鞘複合繊維Xの芯部を構成する樹脂Cの融点は、鞘部を構成する樹脂Bの融点よりも15℃以上高いことを特徴とする、透湿防水シート。
  2. 前記樹脂Aがポリオレフィン系樹脂又はポリエステル系樹脂である、請求項1に記載の透湿防水シート。
  3. 乾燥剤成分を封入するための包装に用いられる、請求項1又は2に記載の透湿防水シート。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の透湿防水シートからなる袋体と、該袋体の内部に封入された乾燥剤成分とを備える、乾燥剤パック。
  5. 請求項4に記載の乾燥剤パックを備える、ランプユニット。

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