JP2014089928A - ランプ用乾燥剤ケースおよびそれを備えたランプ構造 - Google Patents

ランプ用乾燥剤ケースおよびそれを備えたランプ構造 Download PDF

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Shinji Hamada
慎司 浜田
Masahiro Hayashi
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Abstract

【課題】ランプ構造の光学的な性能や見栄えに影響を与えることなく、乾燥剤を用いてレンズ内表面の結露を抑制することができるランプ用乾燥剤ケースおよびそれを備えたランプ構造を提供する。
【解決手段】ランプ用乾燥剤ケース6は、光を出射する光源2と、前記光源がソケット5を介して取り付けられるハウジング3と、前記ハウジングの前面に設けられたアウターレンズ4とを備えたランプ構造に取付けられるランプ用乾燥剤ケース6であって、前記ハウジングの外側に配置された、ソケット後部に取り付けられるケース本体61,62と、前記ケース本体の内部に収納された乾燥剤7とを備え、前記ハウジングの光源を収納する収容空間A1と前記ケース本体の内部空間A2とが、ソケット5に形成された連通孔5B2によって連通している。
【選択図】図2

Description

本発明は、ランプ用乾燥剤ケースおよびそれを備えたランプ構造に関し、特に、ランプの前面に装着されるレンズの曇りを抑制するための乾燥剤を収容したランプ用乾燥剤ケースおよびそれを備えたランプ構造に関する。
自動車のランプ構造は、一般的に、正面側に向かって光を出射する光源と、前記光源を収納するハウジングと、前記ハウジングの前面に設けられたレンズとを備えている。
この種のランプの構造は、ハウジングとレンズとによりランプの収容空間が密閉され、ランプの熱によりハウジング内の空気が暖められる。そのため、暖められた空気が、外気によって冷やされたレンズの内表面に接すると、前記空気は冷やされ、空気中の水分がレンズの内表面で結露し、レンズ内表面が曇るという課題があった。
この課題を解決するものとして、例えば、特許文献1においてヘッドランプ構造が提案されている。この特許文献1記載のヘッドランプ構造にあっては、光源からの光を反射させるリフレクタとハウジングの間に、空気を送るファンが設けられ、このファンによってハウジングの内部の空気を換気することにより、空気中の水分がレンズ内表面に結露するのを抑制している。
また前記課題を解決する他の方法として、例えば、特許文献2においてランプ構造が提案されている。この特許文献2記載のランプ構造にあっては、エンジンルームの暖気をレンズ外表面に当てることによって、レンズを暖めてレンズ内表面の結露を抑制している。
しかしながら、特許文献1記載のランプ構造を、リヤコンビネーションランプに適用しようとした際、リフレクタとハウジングの間が狭く、ファンを設けることができないという新たな課題が生じる。
また、特許文献2記載のランプ構造を、リヤコンビネーションランプに適用しようとした際、リヤコンビネーションランプは、車両後部、即ちエンジンルームから離れた位置に配置されているため、エンジンルームからの暖気をレンズ外表面に当てることができないという新たな課題が生じる。
このため、リヤコンビネーションランプのようなランプ構造のレンズ曇り止め対策としては、レンズ内表面に防曇塗料を塗布し、レンズ内表面の結露を抑制することが行われている。しかしながら、前記防曇塗料は高価であり、ランプの製造コストが増加するという課題があった。
特開2004−253325号公報 特開平7−192508号公報
ところで、レンズ内表面の結露を抑制しつつ、製造コストを抑制する方法として、前記防曇塗料と比較して低価格な乾燥剤を用い、ランプが配置されるハウジング内の湿度を低減させ、レンズ内表面の結露を抑制することが考えられる。
この乾燥剤を用いて、レンズ内表面の結露を抑制するランプ構造を、図5に基づいて説明する。尚、図5は、リヤコンビネーションランプのリフレクタ機能を有するハウジング表面に乾燥剤を設置したランプ構造の例を示す断面模式図である。
このランプ構造100は、図に示すように、光源としてのランプバルブ101と、前記ランプバルブ101を収納するハウジング102と、前記ランプバルブ101の正面側に設けられたアウターレンズ104とを備えている。
前記ハウジング102の内面には光反射面103が形成され、このハウジング102は、ランプバルブ101から出射された光を正面側(紙面左側)に反射するリフレクタとしても機能する。
また、前記アウターレンズ104はハウジング102の前面に設けられ、前記アウターレンズ104とハウジング102によって、ランプバルブ101の収納空間が形成される。
また、前記ランプバルブ101は、前記ハウジング102にソケット105を介して取付けられる。このハウジング102の下部底面部には乾燥剤106が設置される。
このランプ構造100によれば、前記ハウジング102の内部の湿気Sは前記乾燥剤106によって吸収され、ランプバルブ101の収納空間は除湿される。その結果、前記アウターレンズ104のレンズ内表面の結露は抑制される。
しかしながら、このランプ構造100にあっては、アウターレンズ104を介して外部から前記乾燥剤106が視認され、ランプ構造100の見栄えが悪いという技術的課題が生じることが考えられる。
また、外部から乾燥剤106が視認されないように、ハウジング102の内部に乾燥剤106を設置したランプ構造200の例を図6に示す。尚、このランプ構造200の説明では、図5に示した部材と同一または相当する部材は、同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
このランプ構造200の基本構成は、図5に示したランプ構造100と同じであるが、図5に示したランプ構造100と異なり、外部から乾燥剤106が視認できない点が異なる。具体的には、ハウジング102の底面部に、乾燥剤106を収容する収容部102Aが設けられ、前記収容部102Aとランプ収容空間とは、開口部102Bを介して連通している。
このランプ構造200によれば、前記ハウジング102の内部の湿気は前記収容部102Aの開口部102Bを介して前記乾燥剤106によって吸収され除湿されるため、前記アウターレンズ104のレンズ内表面の結露を抑制することができる。また、乾燥剤106が収容部102A内に収容されるため、外部から視認されず、ランプ構造200の見栄えも良い。
しかしながら、このランプ構造200では、前記収容部102Aを設けなければならず、その収容部102Aによって、ハウジング内表面の光反射面103の形状が変化し、光学的な反射性能が変化してしまうという技術的課題が考えられる。また、前記収容部102Aが形成されることにより、ハウジング102が大型化し、ランプ構造200全体が大型化するという技術的課題が考えられる。
本発明は、上記技術的課題を解決するためになされたものであり、ランプ構造の光学的な性能や見栄えに影響を与えることなく、乾燥剤を用いてレンズ内表面の結露を抑制することができるランプ用乾燥剤ケースおよびそれを備えたランプ構造を提供することを目的とする。
上記技術的課題を解決するためになされた本発明にかかるランプ用乾燥剤ケースは、光を出射する光源と、前記光源がソケットを介して取り付けられるハウジングと、前記ハウジングの前面に設けられたアウターレンズとを備えたランプ構造に取付けられるランプ用乾燥剤ケースであって、前記ハウジングの外側に配置された、ソケット後部に取り付けられるケース本体と、前記ケース本体の内部に収納された乾燥剤とを備え、前記ハウジングの光源を収納する収容空間と前記ケース本体の内部空間とが、ソケットに形成された連通孔によって連通していることを特徴としている。
このような本発明にかかるランプ用乾燥剤ケースによれば、ハウジングの外側に配置された、ソケット後部に取り付けられるケース本体と、前記ケース本体の内部に収納された乾燥剤とを備え、前記ハウジングの光源を収納する収容空間と前記ケース本体の内部空間とが、ソケットに形成された連通孔によって連通しているため、前記ハウジングの収容空間内の水分を、ケース本体の内部に収納された乾燥剤が吸収できるので、ハウジングの収容空間内の湿度を減少させ、アウターレンズ内表面の結露を抑制することができる。
また、本発明にかかるランプ用乾燥剤ケースによれば、ケースがハウジングの外側に配置されたソケット後部に取り付けられ、しかもケース内に収容された乾燥剤を用いてレンズ内表面の結露を抑制するため、ランプ構造の外観や光学的な性能に影響を与えることもない。
尚、乾燥剤は、吸収した水分を放出しない再生不可能な乾燥剤、あるいは吸収した水分を放出することによって再生可能な乾燥剤であっても良い。但し、長期間の使用を考慮した場合、再生可能な乾燥剤であるのが好ましい。
ここで、前記ケース本体は、第1のケース本体と、第2のケース本体と、前記第1のケース本体と第2のケース本体とを連結するヒンジとを備え、前記ヒンジを中心に、前記第1のケース本体と前記第2のケース本体とを閉じ、ソケット後部を挟持することにより、前記ケース本体がソケット後部に取り付けられることが望ましい。
このように、前記第1のケース本体と前記第2のケース本体とを閉じ、ソケット後部を挟持することにより、前記ケース本体がソケット後部に取り付けられるため、既存のランプ構造に対してランプ用乾燥剤ケースを容易に取付けることができる。また同様に、容易に取外すことができ、新しいランプ用乾燥剤ケースの交換、並びに新しい乾燥剤の交換も容易になすことができる。
また、前記乾燥剤が、吸収した水分を放出することによって再生する乾燥剤で構成され、前記ケース本体には、外部と連通する開口部と、前記開口部を開閉する開閉扉と、前記開閉扉を開閉動作させる開閉機構とが設けられ、前記ケース本体の内部の温度が所定温度以上に上昇すると前記開口部を開放し、前記乾燥剤が吸収した水分を外部に放出し、前記ケース本体の内部の温度が所定温度以下に低下すると前記開口部を閉塞し、前記ケース本体の内部の水分が前記乾燥剤によって吸収されることが望ましい。
このような構成によれば、前記ケース本体の内部の温度が所定温度以上に上昇した際、前記開口部を開放し、前記乾燥剤が吸収した水分を外部に放出できるため、乾燥剤を長期間に亘って用いることができ、乾燥剤を交換する手間を削減することができる。
一方、前記ケース本体の内部の温度が所定温度以下に低下した際、前記開口部を閉塞し、前記ケース本体の内部の水分を前記乾燥剤によって吸収できるため、雨天などの場合にケース本体への湿気の侵入を抑制でき、ハウジング内の湿度の低減を図り、アウターレンズ内表面の結露を抑制することができる。
また、前記開閉機構は棒状の形状記憶合金からなり、前記ケース本体の内部の温度が上昇すると伸長し、前記開閉扉を押し上げ、前記開口部を開放することが望ましい。
このような開閉機構によれば、開閉扉を電力などのエネルギーを用いることなく、開閉することができる。
上記技術的課題を解決するためになされた本発明にかかるランプ構造は、前記ランプ用乾燥剤ケースが取付けられていることを特徴としている。
このような構成によれば、ランプ構造は、前述したランプ用乾燥剤ケースを備えているので、乾燥剤を用いてレンズ内表面の結露を抑制することができ、ランプ構造の外観や光学的な性能に影響を与えることもない。
本発明によれば、ランプ構造の外観や光学的な性能に影響を与えることなく、乾燥剤を用いてレンズ内表面の結露を抑制することができる、ランプ用乾燥剤ケースおよびそれを備えたランプ構造を得ることができる。
図1は、本発明の一実施形態にかかるランプ構造を示す断面模式図である。 図2は、図1のランプ用乾燥剤ケースを示す斜視図である。 図3は、図1のランプ用乾燥剤ケースを開閉させた状態を示す模式図であって、(A)はランプ用乾燥剤ケースを開いた状態を示す図、(B)は、ランプ用乾燥剤ケースを閉じた状態を示す図である。 図4は、ランプ用乾燥剤ケースに設けられた開閉扉の開閉状態を示す断面模式図であって、(A)は開閉扉を開いた状態を示す図、(B)は開閉扉を閉じた状態を示す図である。 ハウジングの内底面に乾燥剤が設置されたランプ構造の例を示す断面模式図である。 ハウジングの設けられた収容部内部に乾燥剤が設置されたランプ構造の例を示す断面模式図である。
以下、本発明の一実施形態にかかるランプ用乾燥剤ケースおよびそれを備えたランプ構造について、図1乃至図4に基づいて説明する。
図1に示すように、このランプ構造1は、正面側に光を出射する光源としてのランプバルブ2と、前記ランプバルブ2を収納するハウジング3と、前記ランプバルブ2の正面側に設けられたアウターレンズ4とを備えている。
前記ハウジング3の内表面には光反射面3aが形成され、このハウジング3は、前記ランプバルブ2を収容する筐体として機能を有するのみならず、前記ランプバルブ2から出射された光を正面側(紙面左側)に向かって反射させるリフレクタとしての機能も有する。
また、前記アウターレンズ4はハウジング3の前面に設けられ、前記アウターレンズ4とハウジング3によって、ランプバルブ2の収容空間A1が形成される。
前記ハウジング3にはソケット5が取付けられ、前記ランプバルブ2は、前記ハウジング3に取付けられたソケット5を介してハウジング3に取付けられる。
このソケット5の一端部には、図1、2に示すように、ランプバルブ2の端子部が接続される端子部(図示せず)が内部に設けられた嵌合孔5B1が設けられている。
またソケット5の他端部側には、前記ランプバルブ2に電力を供給するための接続線5Aが取付けられ、ソケット5に取付けられたランプバルブ2は電源部(図示せず)に接続される。
更に、前記嵌合孔5B1の上下には、前記ランプバルブ2の収容空間A1と、ハウジング3の外側とを連通する通気孔5B2が形成されている。
また、図2に示すように、前記ハウジング3の背面側には、ソケット5の外周囲を覆うようにランプ用乾燥剤ケース6が取付けられている。
また、前記ランプ用乾燥剤ケース6内には、乾燥剤7が収容されている。尚、前記乾燥剤7としては、所定量の水分を吸収して寿命が終了する乾燥剤を用いることができるが、空気中の水分を吸収し、所定の条件下(例えば、所定の温度以上)で前記吸収した水分を放出し、初期の状態に戻る再生可能な乾燥剤を用いることがより望ましい。
このランプ用乾燥剤ケース6は、前記ソケット5の一側(ソケット5の右側)に設けられた第1のケース本体61と、前記ソケット5の他側(ソケット5の左側)に設けられた第2のケース本体62とから構成されている。
また第1のケース本体61の上面の第2のケース本体側端部と、第2のケース本体62の上面の第1のケース本体側端部とを連結するヒンジ63が設けられ、前記ヒンジ63を中心に、第1のケース本体61と前記第2のケース本体62が開閉可能に構成されている。
また、第1のケース本体61の下面部には、雄型の2つの留め具8a,8b,が設けられている。また前記第2のケース本体62の下面部には、雌型の2つの留め具9a,9bが設けられている。
この雄型の留め具8a、8bは、先端部に係止部8a1,8b1が設けられ、前記係止部8a1,8b1が雌型の留め具9a、9bに形成された貫通孔9b1,9b2を挿通し、雌型の2つの留め具9a,9bの端面に係止されることにより、固定される。
即ち、留め具8aと留め具9a、留め具8bと留め具9bとが係合することにより、第1のケース本体61と前記第2のケース本体62とが一体化される。
また、第1のケース本体61には内部空間が形成され、一方、第2のケース本体62にも内部空間が形成され、前記第1のケース本体61と前記第2のケース本体62とを組み合わせた状態において、前記一つの内部空間A2が形成される。この内部空間A2は、前記通気孔5B2を介して、ランプバルブ2の収容空間A1と連通している。
そして、この内部空間A2内にランプ用乾燥剤7が収容される。尚、図2では、第1のケース本体61内に前記ランプ用乾燥剤7が収容されている場合を示している。
また、図3に示すように、前記第1のケース本体61の前面部61aがコ字状に開口している。そして、前記前面部61aには、図3に示すように、正面視上コ字状のパッキン10aが取付けられる。またこのパッキン10aは、図4に示すように、前面部61aの内周面に接して取り付けられるように、断面(前記正面視と直交する断面)がL字状に形成されている。
また、前記第1のケース本体61の後面部61bが半円形状に開口し、前記開口の内周縁には、半円筒状のパッキン10bが取付けられている。
同様に、前記第1のケース本体62の前面部62aがコ字状に開口している。そして、前記前面部62aには、図3に示すように、正面視上コ字状のパッキン11aが取付けられる。またこのパッキン11aは、上記したパッキン10aと同様に、前面部62aの内周面に接して取り付けられるように、断面(前記正面視と直交する断面)がL字状に形成されている。
また、前記第1のケース本体62の後面部62bが半円形状に開口し、前記開口の内周縁には、半円筒状のパッキン11bが取付けられている。
そして、前記第1のケース本体61と前記第2のケース本体62とを組み合わせる(閉じる)ことにより、前記第1のケース本体61の前面部61aのコ字状のパッキン10aと、前記第2のケース本体62の前面部62aのコ字状のパッキン11aとが当接し、一つの矩形孔64aが形成される。
同様に、前記第1のケース本体61と前記第2のケース本体62とを組み合わせる(閉じる)ことにより、前記第1のケース本体61の後面部61bの半円筒状のパッキン10bと、前記第2のケース本体62の後面部62bの半円筒状のパッキン11bとが当接し、一つの円形孔64bが形成される。
前記矩形孔64aは、ハウジング3の背面より突出したソケット5を挟持することにより、ソケット5にランプ用乾燥剤ケース6を取付ける孔である。
具体的には、第1のケース本体61と第2のケース本体62とを開いた状態から閉じることにより、第1のケース本体61の前面部61aのコ字状のパッキン10aと、前記第2のケース本体62の前面部62aのコ字状のパッキン11aとの間に、ハウジングの背面より突出したソケット5を挟み込む。これによって、ランプ用乾燥剤ケース6はソケット5に取り付けられる。この際、コ字状のパッキン10a、11aの前面は、ソケット5の鍔部5Cの背面に当接して取り付けられるため、ランプ用乾燥剤ケース6はソケット5に、確実に取り付けられる。
尚、第1のケース本体61と第2のケース本体62を閉じた際、前記した留め具8aと留め具9a、留め具8bと留め具9bとが結合し、一体化されるため、第1のケース本体61と第2のケース本体62とが、再び開いた状態になることはない。
前記円形孔64bは、ソケット5から導出された接続線5Aを導出する孔である。
具体的には、第1のケース本体61の後面部61bの半円筒状のパッキン10bと、前記第2のケース本体62の後面部62bの半円筒状のパッキン11bとの間に、前記接続線5Aを挟み込むことにより、ランプ用乾燥剤ケース6から導出される。
このように、このランプ用乾燥剤ケース6は、第1のケース本体61と第2のケース本体62とを開いた状態から閉じることにより、ハウジングの背面より突出したソケット5に容易に取付けことができる。
また、前記留め具8aと留め具9a、留め具8bと留め具9bとの係合を解除することにより、第1のケース本体61と第2のケース本体62とを、再び開いた状態になすことができ、容易に取り外すことができる。
即ち、ハウジング3に既に取付けられたソケット5に対しても、容易に取外すことができるため、ランプ用乾燥剤ケース6の交換、並びに乾燥剤の交換も容易になすことができる。
また、前述したように、前記ソケット5には、通気孔5B2,5B2が形成され、この通気孔5B2を介して前記ハウジング3の内部空間A1と、前記第1のケース本体61と前記第2のケース本体62とによって形成される内部空間A2が連通している。
しかも、第1のケース本体61と第2のケース本体62には、パッキン10a,10b,11a,11bが設けられ、内部空間A2を密閉状態になされるため、前記ランプバルブ2の収容空間A1の水分を乾燥剤7によって、吸収することができる。
更に、前記第1のケース本体61の上面には、図2、4に示すように、矩形状の開口部12が形成されると共に、前記開口部12を閉塞する開閉扉13を開閉する開閉機構14とが設けられている。
この開閉機構14は形状記憶合金からなり、一端部が形状記憶合金を収納する収納部15の底面に接し、他端部が開閉扉部13に接するように配置されている。そして、開閉機構14の自己の伸縮を利用して、前記開閉扉13の開閉を行うように構成されている。
そして、ランプバルブ2の収容空間A1の温度が高くなると、前記通気孔5B2を介して収容空間A1内の空気が内部空間A2に侵入し、内部空間A2の内部の温度が高くなる。この温度上昇によって、図4(A)に示すように、前記開閉機構14は伸長し、所定温度以上になると前記開閉扉13が開放される。
これに対して、前記内部空間A2の内部の温度が低くなると、図4(B)に示すように、前記開閉機構14は元の長さあるいは収縮し、所定温度以下になると前記開閉扉13が閉じられる。
即ち、前記開閉扉13が閉じた状態にあっては、前記内部空間A2は密閉され、一方、前記開閉扉13が開いた状態にあっては、前記内部空間A2は外部と連通する。
このように、前記開閉機構14は、前記内部空間A2(収容空間A1)の内部の温度が所定温度以上になると前記開口部12が開放され、前記乾燥剤7は吸収した水分を効率的に外部に放出することができる。
また、前記開閉機構14は、前記内部空間A2(収容空間A1)の内部の温度が所定温度以下になると前記開口部12が閉塞されるので、雨天等の高湿度の環境下でも、前記内部空間A2(収容空間A1)への湿気の侵入を防止することができ、また前記乾燥剤7によって内部空間A2(収容空間A1)内の水分を効率的に吸収することができる。
以上のように、乾燥剤7がランプ用乾燥剤ケース6の内部に収納されるので、前記アウターレンズ4のレンズ内表面の結露を抑制することができる。
また、前記ランプ用乾燥剤ケース6は、ハウジング3の外に配置されたソケット5の後部に取り付けられるため、前記ランプ構造1の外観や光学的な性能に影響を与えることもない。
更に、ハウジング3に既に取付けられたソケット5に対しても、容易に取り付けることができ、しかも容易に取外すことができるため、ランプ用乾燥剤ケース6の交換、並びに乾燥剤の交換も容易に行うことができる。
尚、前記実施形態では、前記開閉機構14として、形状記憶合金から構成される場合を例にとって説明したが、これに限定されることなく、サーモスタット等の温度変化により伸縮する他の機構を採用しても良い。
また、前記実施形態では、再生可能な乾燥剤を用いた場合について説明したが、上記したように吸収した水分を放出することなく寿命を終える乾燥剤であっても良い。この場合、ランプ用乾燥剤ケース6には、前記開口部12と前記開閉機構14とを設ける必要はない。
また、前記実施形態では、ハウジングとして、内表面に光反射面が形成されたハウジングを例にとって説明したが、別にリフレクタを設け、ハウジングに光反射面を形成しない場合であっても良い。
1 ランプ構造
2 ランプバルブ(光源)
3 ハウジング
4 アウターレンズ
5 ソケット
5B2 通気孔
5C ソケット鍔部
6 ランプ用乾燥剤ケース
61 第1のケース本体
61a 前面部
61b 後面部
62 第2のケース本体
62a 前面部
62b 後面部
7 乾燥剤
8a,8b 雄型留め具
9a,9b 雌型留め具
10a,11a コ字状のパッキン
10b,11b 半円形状のパッキン
12 開口部
13 開閉扉
14 開閉機構
15 収容部
A1 収容(内部)空間
A2 内部空間

Claims (5)

  1. 光を出射する光源と、前記光源がソケットを介して取り付けられるハウジングと、前記ハウジングの前面に設けられたアウターレンズとを備えたランプ構造に取付けられるランプ用乾燥剤ケースであって、
    前記ハウジングの外側に配置された、ソケット後部に取り付けられるケース本体と、前記ケース本体の内部に収納された乾燥剤とを備え、
    前記ハウジングの光源を収納する収容空間と前記ケース本体の内部空間とが、ソケットに形成された連通孔によって連通していることを特徴とするランプ用乾燥剤ケース。
  2. 前記ケース本体は、第1のケース本体と、第2のケース本体と、前記第1のケース本体と第2のケース本体とを連結するヒンジとを備え、
    前記ヒンジを中心に、前記第1のケース本体と前記第2のケース本体とを閉じ、ソケット後部を挟持することにより、前記ケース本体がソケット後部に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載されたランプ用乾燥剤ケース。
  3. 前記乾燥剤が、吸収した水分を放出することによって再生する乾燥剤で構成され、前記ケース本体には、外部と連通する開口部と、前記開口部を開閉する開閉扉と、前記開閉扉を開閉動作させる開閉機構とが設けられ、
    前記ケース本体の内部の温度が所定温度以上に上昇すると前記開口部を開放し、前記乾燥剤が吸収した水分を外部に放出し、前記ケース本体の内部の温度が所定温度以下に低下すると前記開口部を閉塞し、前記ケース本体の内部の水分が前記乾燥剤によって吸収されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたランプ用乾燥剤ケース。
  4. 前記開閉機構は棒状の形状記憶合金からなり、前記ケース本体の内部の温度が上昇すると伸長し、前記開閉扉を押し上げ、前記開口部を開放することを特徴とする請求項3に記載されたランプ用乾燥剤ケース。
  5. 前記請求項1乃至請求項4のいずれかに記載されたランプ用乾燥剤ケースが取付けられていることを特徴とするランプ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021037727A (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 株式会社トクヤマ 透湿防水シート、乾燥剤パック、及びランプユニット
CN113464899A (zh) * 2021-07-13 2021-10-01 长春一汽富维海拉车灯有限公司 一种新型车灯除雾结构
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