JP2021037518A - ハット型断面部品のプレス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハット型断面部品のプレス装置において、金型に撓みが生じた場合でも、簡単な構成で、離型時にハット型断面部品が変形するのを抑制する。【解決手段】天板予定部を挟むパッド20およびパンチ30と、フランジ予定部を挟むダイおよびホルダ40とを上下に相対移動させることでハット型断面部品80を成形するプレス装置1である。下方への付勢力に抗して上方へ相対移動可能にダイに設けられたパッド20と、上方への付勢力に抗して下方へ移動可能にパンチ30の周りに設けられたホルダ40と、水平移動可能にホルダ40上に設けられたロッキングブロック51と、を備えている。ロッキングブロック51は、パッド端部21とホルダ40との間に挿入されるように構成されている。パッド端部21の下面21aおよびロッキングブロック51の上面51aが、長手方向内側に行くほど下方に傾斜する傾斜面で構成されている。【選択図】図10

Description

本発明は、断面ハット状の部品(以下、「ハット型断面部品」ともいう。)のプレス装置に関するものである。
車両用骨格部材等に用いられるハット型断面部品を製造する場合には、ダイ、パッド、パンチ、ホルダ等の金型を備えるプレス装置を用いて、金属製の板状のワークを断面ハット状にプレス加工(絞り加工)することが多い。
より詳しくは、下方に開放する開口が形成されたダイと、下向きの付勢力に抗して開口内に押し込まれるように、上方に相対移動可能にダイに設けられたパッドと、パッドと上下に対向配置されたパンチと、ダイと上下に対向し、上向きの付勢力に抗して下方に移動可能にパンチの周りに設けられたホルダと、を備えるプレス装置を用意する。そうして、ホルダおよびパンチにワークを載置し、これに向けてダイおよびパッドを下して型締めを行う。すると、ワークにおける天板予定部を上下に挟むパッドおよびパンチと、天板予定部の幅方向両側でフランジ予定部を上下に挟むダイおよびホルダと、が上下に相対移動し、パッドを上方に押し込みながらパンチがダイの開口に入り込むことで、天板とフランジとの間に縦壁が成形される。
しかしながら、かかるプレス装置には以下のような問題がある。すなわち、離型時(型開きの際)にダイを上方に移動させると、パンチがダイの開口から抜けるとともに、ダイの開口内では付勢力によってパッドが相対的に下方に移動する一方、パンチの周りでは付勢力によってホルダが上方に移動する。すると、パンチが天板の下面から離れるとともに、かかるパンチによる下方からの支持を失った天板に対して、上方からパッドの加圧力が作用するとともに、フランジに対して、下方からホルダの加圧力が作用することになる。このため、ハット型断面部品がパッドとホルダとによる加圧で上下に圧縮されることになり、縦壁が座屈するような態様でハット型断面部品が変形してしまうおそれがある。
そこで、例えば特許文献1には、離型中、ブランクホルダを貫通してパンチに装着されることで、ブランクホルダをパンチに固定するホルダ側制限部や、ダイを貫通してパッドに装着されることで、パッドをダイに固定するパッド側制限部を備えることによって、ホルダやパッドの加圧力を制限するハット型断面部品の製造装置が開示されている。
WO2015/046023号公報
しかしながら、上記特許文献1のものでは、パンチに対するホルダの相対移動やダイに対するパッドの相対移動を規制することで加圧力を制限する制限部をプレス装置内部に設けるため、大掛かりな加工等が必要となり、金型構造が複雑化し、製造コストの上昇を招くという問題がある。
そこで、金型構造の複雑化を抑えるべく、水平移動可能なブロックをホルダ上に設け、型締め完了後、ホルダにおけるパッドと上下に対向する位置へブロックを移動させて、パッドとホルダとの間に当該ブロックを挿入することで、型締め状態におけるパッドとホルダとの位置関係を型開き中も維持することが考えられる。この手法によれば、金型内部に加工等を施すことなく、ブロックをホルダ上に設けるという簡単な構造で、型締め状態におけるパッドとホルダとの位置関係が型開き中も維持されるので、離型時におけるハット型断面部品の変形を抑えることが可能となる。
ところで、型締め状態におけるパッドとホルダとの位置関係を維持するには、挿入位置(ホルダにおけるパッドと上下に対向する位置)におけるパッドとホルダとの設計間隔と、ブロックの高さ寸法とをある程度等しく(若干小さく)設定する必要がある。
しかしながら、挿入位置におけるパッドとホルダとの設計間隔とブロックの高さ寸法とを略等しくすると、金型に撓みが生じた場合に、挿入位置に向かってホルダ上を移動しようとするブロックとパッドとが干渉してしまい、パッドとホルダとの間にブロックを挿入することが困難となり、延いては、離型時におけるハット型断面部品の変形を抑えることが困難になるという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ハット型断面部品のプレス装置において、金型に撓みが生じた場合でも、簡単な構成で、離型時にハット型断面部品が変形するのを抑制する技術を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係るハット型断面部品のプレス装置では、挿入位置におけるパッドの形状、および/または、ブロックの形状に工夫を凝らすことで、パッドとホルダとの間にブロックを挿入し易くしている。
具体的には、本発明は、ワークにおける成形後に天板となる天板予定部を第1方向に挟むパッドおよびパンチと、当該ワークにおける成形後にフランジとなるフランジ予定部を第1方向に挟むダイおよびホルダと、を第1方向に相対移動させることで、当該天板と当該フランジとの間に縦壁を形成するハット型断面部品のプレス装置を対象としている。
そして、このプレス装置は、第1方向一方側に開放する開口が形成された上記ダイと、第1方向一方側への付勢力に抗して上記開口内に押し込まれるように、第1方向他方側へ相対移動可能に上記ダイに設けられた上記パッドと、上記パッドと第1方向に対向配置された上記パンチと、上記ダイと第1方向に対向し、且つ、第1方向他方側への付勢力に抗して第1方向一方側へ移動可能に、上記パンチの周りに設けられた上記ホルダと、第1方向と直交する第2方向に移動可能に上記ホルダ上に設けられたブロックと、を備え、上記ブロックは、上記ホルダにおける上記パッドと第1方向に対向しない位置から第2方向に移動されて、当該パッドの第2方向の端部と当該ホルダとの間に挿入されることで、型締め状態における当該パッドと当該ホルダとの位置関係を、型開き中も維持するように構成されており、上記パッドの第2方向の端部における第1方向一方側の面および上記ブロックの第1方向他方側の面の少なくとも一方が、第2方向の挿入側に行くほど第1方向一方側に傾斜する傾斜面で構成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、天板予定部を第1方向に挟むパッドおよびパンチと、フランジ予定部を第1方向に挟むダイおよびホルダと、が第1方向に相対移動し、パッドを第1方向他方側に押し込みながらパンチがダイの開口に入り込むことで、天板とフランジとの間に縦壁が形成されたハット型断面部品を成形することができる。
また、パッドの第2方向の端部における第1方向一方側の面およびブロックにおける第1方向他方側の面の少なくとも一方が、第2方向の挿入側に行くほど第1方向一方側に傾斜する傾斜面で構成されていることから、換言すると、パッドの第2方向の端部に対してブロックが挿入方向に楔状をなすことから、金型に撓みが生じた場合でも、パッドとホルダとの間にブロックをスムーズに挿入することができる。
このように、パッドの第2方向の端部とホルダとの間にブロックを挿入するという簡単な構成で、型締め状態におけるパッドとホルダとの位置関係が型開き中も維持されるので、離型時におけるハット型断面部品の変形を抑えることができる。
以上説明したように、本発明に係るハット型断面部品のプレス装置によれば、金型に撓みが生じた場合でも、簡単な構成で、離型時にハット型断面部品が変形するのを抑制することができる。
本発明の実施形態1に係るプレス装置の要部を模式的に示す縦断面図である。 ハット型断面部品を模式的に示す斜視図である。 ハット型断面部品の製造手順1を模式的に説明する横断面図である。 ハット型断面部品の製造手順2を模式的に説明する横断面図である。 ハット型断面部品の製造手順3を模式的に説明する横断面図である。 ハット型断面部品の製造手順4を模式的に説明する横断面図である。 ハット型断面部品の製造手順5を模式的に説明する横断面図である。 パッド端部とロッキングブロックとの関係を模式的に説明する図である。 パッドの押圧力により、ハット型断面部品が撓んだ状態を模式的に説明する図である。 金型に撓みが生じた場合における、パッド端部とロッキングブロックとの関係を模式的に説明する図である。 本発明の実施形態2に係るプレス装置の要部を模式的に示す縦断面図である。 パッド端部とロッキングブロックとの関係を模式的に説明する図である。 金型に撓みが生じた場合における、パッド端部とロッキングブロックとの関係を模式的に説明する図である。 従来1のプレス装置を模式的に説明する横断面図である。 従来2のプレス装置を模式的に説明する縦断面図である。 従来2のプレス装置を模式的に説明する縦断面図である。 従来2のプレス装置の問題点を模式的に説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。なお、以下では、説明の便宜上、図1における左右方向を長手方向と称し、図3〜図7における左右方向を幅方向(長手直角方向)と称する。また、図を見易くするために、横断面図における、ダイピース13、パッド20、パンチ30およびホルダ40並びにワーク70およびハット型断面部品80にのみハッチングを施している。
(実施形態1)
−プレス装置の全体構成−
図1は、本実施形態に係るプレス装置1の要部を模式的に示す縦断面図である。また、図3〜図7は、本実施形態に係る製造手順1〜5を模式的に説明する横断面図である。プレス装置1は、図1および図3〜図7に示すように、ダイ10と、パッド20と、パンチ30と、ホルダ40と、を金型として備えているとともに、ホルダ40上にロッキング機構50を備えている。このプレス装置1は、図3に示すように、パンチ30およびホルダ40上に載置された金属製板状のワーク70に対し、プレス加工(絞り加工)を施すことによって、図2に示すような断面ハット状の部品(以下、「ハット型断面部品」ともいう。)80を製造するものである。
〈ハット型断面部品〉
ハット型断面部品80は、図2に示すように、長手方向に沿って略逆V字状に湾曲した天板81と、天板81の幅方向両端部からそれぞれ垂下する一対の縦壁83と、一対の縦壁83の下端部から幅方向外側にそれぞれ延びる、長手方向に沿って略逆V字状に湾曲した一対のフランジ85と、を有していて、下方に開放する断面ハット状に形成されている。このハット型断面部品80は、当該ハット型断面部品80とは逆に上方に開放するハット型断面部品(図示せず)と、一対のフランジ85同士がスポット溶接等で接合されることで、長尺の閉断面部材を形成し、例えばフロントサイドメンバといった車両用骨格部材として用いられる。
〈ダイ〉
ダイ10は、全体として略直方体状をなしていて、プレス機(図示せず)のスライドに固定されている。ダイ10には、図1および図3〜図7に示すように、下方(第1方向一方側)に開放する開口17が形成されている。換言すると、ダイ10は、下方に開放する略箱状に形成されている。このダイ10は、図1および図3〜図7に示すように、ダイ本体部11と、ダイピース13と、複数の窒素ガスシリンダ15と、を備えている。
ダイピース13は、ダイ本体部11の下端部に取り付けられていて、その内側側面が開口17の壁面の一部(下端部)を構成している。ダイピース13の下端面13aは、図3に示すように、ダイ本体部11の下端面よりも下方に突出しているとともに、長手方向に沿って略逆V字状に湾曲していて、プレス加工の際に、ワーク70における成形後にフランジ85となるフランジ予定部75(ワーク70の幅方向両側部)を加圧する第1成形面13aを構成している。窒素ガスシリンダ15は、図1および図3〜図7に示すように、開口17の上面に複数取り付けられていて、ロッド15aが窒素ガスの圧力によって常時下方に突出する状態となっている。
〈パッド〉
パッド20は、略直方体状に形成されており、図1および図3〜図7に示すように、ダイ10の開口17内に設けられていて、その上端が窒素ガスシリンダ15のロッド15aの下端に取り付けられている。これにより、パッド20は、窒素ガスシリンダ15によって常時下方へ付勢されているが、当該パッド20を上方へ押す力が作用した場合には、窒素ガスシリンダ15の下方への付勢力に抗して開口17内に押し込まれるように、ダイ10に対し上方(第1方向他方側)へ相対移動可能となっている。
パッド20の下面のうち、プレス加工の際に、ワーク70における成形後に天板81となる天板予定部71(ワーク70の幅方向中央部)を加圧する第2成形面20aを構成する中央下面20aは、図1に示すように、長手方向に沿って略逆V字状に湾曲している。一方、パッド20の下面のうち、中央下面20aの長手方向両外側に位置する、パッド20の長手方向の両端部(以下、「パッド端部21」ともいう。)の下面21aは、後述するように、長手方向内側に行くほど下方に傾斜するように形成されている。パッド20は、窒素ガスシリンダ15によって下方へ付勢さることで最も下がった(ロッド15aが伸びきった)状態において、図3に示すように、第2成形面20aが第1成形面13aと面一になるように、開口17内に配置されている。
〈パンチ〉
パンチ30は、図1および図3〜図7に示すように、プレス機のボルスターに固定される下型31に取り付けられている。下型31は、上方に開放する略箱状に形成されていて、その中央部に上方に延びるパンチホルダ33が設けられている。パンチ30は、パンチホルダ33の上端部に取り付けられることで、その上面30aがパッド20の第2成形面20aと上下(第1方向)に対向した状態で配置されるようになっている。パンチ30の上面30aは、パッド20の第2成形面20aと同様に長手方向に沿って略逆V字状に湾曲していて、プレス加工の際にワーク70の天板予定部71を加圧する第3成形面30aを構成している。
〈ホルダ〉
ホルダ40は、パンチ30の長手方向両外側に位置する一対の第1部位41と、パンチ30の幅方向両外側に位置する一対の第2部位43と、を備えていて、略矩形環状に形成されている。第1部位41の上面41aは略水平に形成されている一方、第2部位43の上面40aは長手方向に沿って略逆V字状に湾曲していて、プレス加工の際にワーク70のフランジ予定部75を加圧する第4成形面40aを構成している。
このように形成されたホルダ40を、パンチ30が環内に挿入されるように下型31に配置すると、パンチ30の周りにホルダ40が位置することになる。下型31におけるパンチホルダ33の周りには、図1および図3〜図7に示すように、窒素ガスシリンダ35が複数設けられていて、ロッド35aが窒素ガスの圧力によって常時上方に突出する状態となっている。ホルダ40の下端は窒素ガスシリンダ35のロッド35aの上端に取り付けられている。これにより、ホルダ40は、窒素ガスシリンダ35によって常時上方へ付勢されているが、当該ホルダ40を下方へ押す力が作用した場合には、窒素ガスシリンダ35の付勢力に抗して下方に移動可能に構成されている。なお、ホルダ40は、窒素ガスシリンダ35によって上方へ付勢されることで最も上がった(ロッド35aが伸びきった)状態において、第4成形面40aが第3成形面30aと面一になるように、下型31に配置されている。
このように、パンチ30の周りにホルダ40が配置された下型31をプレス機のボルスターに固定するとともに、ダイ10をプレス機のスライドに固定すると、パッド20とパンチ30とが上下に対向するとともに、ダイ10とホルダ40とが上下に対向することになる。より詳しくは、パッド20の第2成形面20aとパンチ30の第3成形面30aとが上下に対向するとともに、ダイピース13の第1成形面13aとホルダ40の第4成形面40aとが上下に対向することになる。
〈ロッキング機構〉
ロッキング機構50は、図1に示すように、ホルダ40における第1部位41の上面41aに設けられている。図1では、ホルダ40におけるパッド端部21と上下に対向する位置(対向位置57)にロッキングブロック51が位置している状態を示している。なお、図1では、図を見易くするために、パッド端部21の下面21aとロッキングブロック51の上面との間に隙間を設けているが、実際には両者は接触している。
ロッキング機構50は、ロッキングブロック51とエアシリンダ53とを有している。エアシリンダ53は、配管(図示せず)を通じて供給される圧縮エアによってロッド55が進退するように構成されている。このエアシリンダ53は、ホルダ40の第1部位41の上面41aに、ロッド55が長手方向内側に進むような姿勢で配置されている。ロッキングブロック51は、ロッド55の先端部に取り付けられていて、エアシリンダ53によって、上下方向と直交する長手方向(第2方向)に進退するようになっている。
ロッキングブロック51は、ロッド55が引っ込むことで、第1部位41の上面41aにおける非対向位置59に位置する場合は、平面視で、パッド端部21と重ならない一方、ロッド55が伸びることで、第1部位41の上面41aにおける対向位置57に位置する場合には、パッド端部21の真下に位置するようになっている。それ故、請求項との関係では、非対向位置59が「ホルダにおけるパッドと第1方向に対向しない位置」に相当する。
ロッキング機構50における、ロッキングブロック51の進退、換言すると、エアシリンダ53の駆動は、制御装置(図示せず)や作業者の操作等により制御される。具体的には、ロッキングブロック51は、ハット型断面部品80が成形される都度、型締め後且つ型開き前に(成形下死点において)、非対向位置59から対向位置57へ移動されるとともに、型開き後且つ型締め前に(成形上死点において)、対向位置57から非対向位置59へ移動されるようになっている。
−ハット型断面部品の製造手順−
以上のように構成されたプレス装置1を用いて、ハット型断面部品80を製造する場合には、先ず、図3に示すように、ワーク70をパンチ30およびホルダ40上に載置する。より詳しくは、図3に示すように、ワーク70の天板予定部71をパンチ30の第3成形面30aに載置するとともに、ワーク70のフランジ予定部75をホルダ40の第4成形面40aに載置する。なお、この状態では、ホルダ40を下方へ押す力が作用しておらず、ロッド35aが伸びきっていることから、第3成形面30aと第4成形面40aとが面一になっている。
次いで、プレス機のスライドを駆動してダイ10を下降させると、図4に示すように、パッド20の第2成形面20aとパンチ30の第3成形面30aとによって天板予定部71が上下に挟まれるとともに、天板予定部71の幅方向両外側で、ダイピース13の第1成形面13aとホルダ40の第4成形面40aとによってフランジ予定部75が上下に挟まれる。
この状態から、ダイ10を更に下降させて、天板予定部71を上下に挟むパッド20およびパンチ30と、フランジ予定部75を上下に挟むダイ10およびホルダ40と、を上下に相対移動させる。具体的には、ダイ10を更に下降させると、図5に示すように、ダイピース13によって下方に押されたホルダ40が窒素ガスシリンダ35の付勢力に抗して下方に移動するとともに、パンチ30によって相対的に上方に押されたパッド20が窒素ガスシリンダ15の付勢力に抗して開口17内に押し込まれるように、ダイ10に対し上方に相対移動する。これにより、パッド20を相対的に上方に押し込みながらパンチ30がダイ10の開口17に入り込むことで、天板予定部71から天板81が成形され、フランジ予定部75からフランジ85が成形されるとともに、両者71,75の間の部位73から縦壁83が形成されてハット型断面部品80が成形される。
このようにしてハット型断面部品80が成形されると、次に型開きを行うが、本発明を理解し易くするために、それに先立ち、従来1のハット型断面部品のプレス装置について説明する。
図14は、従来1のプレス装置101を模式的に説明する横断面図である。従来のプレス装置101においても、図14に示すように、ワークの天板予定部を上下に挟むパッド120およびパンチ130と、ワークのフランジ予定部を上下に挟むダイ110およびホルダ140と、を上下に相対移動させることでハット型断面部品180を形成する点は、本実施形態のプレス装置1と同様である。
もっとも、かかる従来のプレス装置101には以下のような問題がある。すなわち、離型時(型開きの際)に、ダイ110を上方に移動すると、パンチ130がダイ110の開口117から抜けるとともに、ダイ110の開口117内では付勢力によってパッド120が下方に移動する一方、パンチ130の周りでは付勢力によってホルダ140が上方に相対移動する。すると、パンチ130が天板181の下面から離れるとともに、かかるパンチ130による下方からの支持を失った天板181に対して、付勢力によるパッド120の加圧力が上方から作用するとともに、フランジ185に対して、付勢力によるホルダ140の加圧力が下方から作用することになる。このため、ハット型断面部品180がパッド120とホルダ140とによる加圧で上下に圧縮されることになり、図14に示すように、縦壁183が座屈するような態様でハット型断面部品180が変形してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態に係るプレス装置1では、パッド20とホルダ40との間にロッキングブロック51を挿入することによって、離型時にハット型断面部品80に作用する筈の、窒素ガスシリンダ15,35の付勢力によるパッド20およびホルダ40の加圧力を、ロッキングブロック51で受けて、ハット型断面部品80に作用させないようにしている。
具体的には、ホルダ40におけるパッド20と上下に対向しない非対向位置59から対向位置57へ、ロッキングブロック51を長手方向内側に移動させて、パッド端部21とホルダ40との間にロッキングブロック51を挿入することで、型締め状態におけるホルダ40とパッド20との上下方向における位置関係を、型開き中も維持するようにプレス装置1を構成している。
より詳しくは、プレス機のスライドが降りきった型締め後、且つ、ハット型断面部品80を脱型して取り出す型開き前に、ロッキングブロック51を非対向位置59から対向位置57へ移動させて、図1に示すように、パッド端部21の下面21aとホルダ40の第1部位41の上面41aとの間にロッキングブロック51を挿入する。
ここで、ロッキングブロック51を移動させるエアシリンダ53を、仮にホルダ40外に設けた場合には、エアシリンダ53とロッキングブロック51との上下方向における位置調整が煩雑になるが、本実施形態では、ロッキングブロック51のみならずエアシリンダ53をもホルダ40上に設けることで、エアシリンダ53とロッキングブロック51との上下方向における位置決めを要することなく、ホルダ40上においてロッキングブロック51を水平方向に容易に移動させることが可能となっている。
次いで、プレス機のスライドを駆動してダイ10を上昇させると、図6に示すように、パンチ30が天板81の下面から離れるとともに、窒素ガスシリンダ35の付勢力によってホルダ40が上昇する。もっとも、窒素ガスシリンダ15の付勢力によるパッド20の加圧力、および、窒素ガスシリンダ35の付勢力によるホルダ40の加圧力を共にロッキングブロック51で受けるので、天板81やフランジ85に対してパッド20やホルダ40の加圧力が作用することはない。このように、パッド20とホルダ40との間にロッキングブロック51を挿入することで、型締め状態(成形下死点)におけるパッド20とホルダ40との上下方向における位置関係が、型開き中も維持されるので、ハット型断面部品80がパッド20とホルダ40との加圧力で上下に圧縮されるのを抑えることができる。
そうして、ホルダ40が最も上がった状態、すなわち、第3成形面30aと第4成形面40aとが面一になると、パッド端部21の下面21aがロッキングブロック51から離れ始めるが、これと同時に、パッド20の第2成形面20aが天板81の上面から離れるので、天板81に対して、付勢力によるパッド20の加圧力が上方から作用することはない。
それ故、図7に示すように、ハット型断面部品80の変形が生ずることなく脱型を行うことができる。このようにして、ハット型断面部品80の脱型が完了すると、次のハット型断面部品80の成形に備えて、つまり、型開き後且つ型締め前に、対向位置57から非対向位置59へロッキングブロック51を移動させて、図3と同じ状態に戻す。
−パッド端部とロッキングブロックとの関係−
上述の如く、本実施形態では、パッド端部21とホルダ40との間にロッキングブロック51を挿入することで、離型時にハット型断面部品80が変形するのを抑制することができるが、パッド端部21とロッキングブロック51との関係如何によっては、以下のような問題が生じる場合がある。
図15および図16は、従来2のプレス装置201を模式的に説明する縦断面図である。なお、プレス装置201は、パッド端部221およびロッキングブロック251の形状以外は、本実施形態のプレス装置1とほぼ同じ構成になっている。それ故、図15および図16に示す従来2のプレス装置201において、プレス装置1と同一の構成要素には、プレス装置1で用いた符号と同一の符号を用いている。
プレス装置201では、図15および図16に示すように、パッド端部221の下面221aを水平面で構成しているとともに、これに対応させて、ロッキングブロック251の上面251aを水平面で構成している。また、ロッキングブロック251の高さ寸法が、対向位置57におけるパッド端部221の下面221aと第1部位41の上面41aとの設計間隔(以下、「必要間隔I」ともいう。)よりも小さ過ぎると、型締め状態におけるホルダ40とパッド20との位置関係を維持することが困難となることから、ロッキングブロック251の高さ寸法は必要間隔Iと略等しく(若干小さく)設定されている。
そうして、プレス装置201において脱型を行う場合には、成形下死点においてハット型断面部品80が成形された後、図15に示すように、非対向位置59に位置しているロッキングブロック251を、非対向位置59から対向位置57へ移動させて、図16に示すように、パッド端部221とホルダ40(第1部位41)との間にロッキングブロック251を挿入する。このように、パッド端部221の下面221aと第1部位41の上面41aとの間に、必要間隔Iと略等しい高さ寸法を有するロッキングブロック251を挿入することで、型締め状態におけるパッド20とホルダ40との位置関係を維持し、パッド20の加圧力(図16の白抜き矢印参照)およびホルダ40の加圧力(図16の黒塗り矢印参照)をロッキングブロック251で受けて、離型時にハット型断面部品80が変形するのを抑制することができる。
しかしながら、型締め状態におけるパッド20とホルダ40との位置関係を維持するべく、ロッキングブロック251の高さ寸法を必要間隔Iと略等しく設定すると、図17に示すように金型が撓んだ場合(ホルダ40に撓みDが発生した場合)には、対向位置57におけるパッド端部221の下面221aとホルダ40の上面41aとの上下間隔が、必要間隔Iよりも撓みDだけ不足する。このため、対向位置57に向かってホルダ40(第1部位41)上を移動しようとするロッキングブロック251とパッド端部221とが干渉してしまい、パッド端部221と第1部位41との間にロッキングブロック251を挿入することが困難になるという問題がある。
そこで、本実施形態では、パッド端部21の形状およびロッキングブロック51の形状に工夫を凝らすことで、パッド端部21とホルダ40との間にロッキングブロック51を挿入し易くしている。具体的には、本実施形態のプレス装置1では、図8に示すように、パッド端部21の下面21aおよびロッキングブロック51の上面51aを共に、長手方向内側(挿入側)に行くほど下方に傾斜するテーパー面(傾斜面)で構成している。なお、図8では、図を見易くするために、パッド端部21の下面21aとロッキングブロック51の上面51aとの間に隙間を設けているが、実際には両者21a,51aは接触している。
ここで、パッド端部21の下面21aおよびロッキングブロック51の上面51aの傾斜を急にすればする程、換言すれば、テーパー量Ta(パッド端部21の下面21a(またはロッキングブロック51の上面51a)における最大高低差)を大きくすればする程、パッド端部21と第1部位41との間にロッキングブロック51を挿入し易くなる。しかし、テーパー量Taを大きくし過ぎると、万が一、パッド端部21の下面21aと、ロッキングブロック51の上面51aとの間で滑りが生じ、パッド端部21がテーパー量Taだけ下がると、ハット型断面部品80が変形してしまうおそれがある。それ故、本実施形態では、テーパー量Taを制限するようにしている。
図9は、パッド20の押圧力A(黒塗り矢印参照)により、ハット型断面部品80が撓んだ状態を模式的に説明する図である。図9に示すように、縦壁83の高さがHであるハット型断面部品80の天板81に、パッド20の押圧力Aが上方から作用して、ハット型断面部品80がΔhだけ下方に撓んだと仮定する。ここで、ハット型断面部品80のヤング率をEとすると、ハット型断面部品80に発生する座屈応力Yは、下記の(式1)で表される。
Y=E×Δh/H・・・(式1)
よって、ハット型断面部品80の許容座屈応力をYaとすると、許容撓み量Δhaは、下記の(式2)で表される。
Δha=Ya×H/E・・・(式2)
したがって、テーパー量Ta<許容撓み量Δhaとすれば、万が一、パッド端部21の下面21aと、ロッキングブロック51の上面51aとの間で滑りが生じても、理論上、縦壁83が座屈するような態様でハット型断面部品80が変形することはないことになる。このため、本実施形態では、テーパー量Taをハット型断面部品80の許容撓み量Δha未満に制限している。
図10は、金型に撓みが生じた場合における、パッド端部21とロッキングブロック51との関係を模式的に説明する図である。本実施形態のプレス装置1では、上述の如く、パッド端部21の下面21aおよびロッキングブロック51の上面51aを共に、長手方向内側に行くほど下方に傾斜するテーパー面で構成していることから、図10に示すように、金型(ホルダ40)が撓んだ場合でも、対向位置57に向かってホルダ40上を移動しようとするロッキングブロック51とパッド端部21とが干渉することなく、パッド端部21と第1部位41との間にロッキングブロック51をスムーズに挿入することができる。これにより、型締め状態におけるパッド20とホルダ40との上下方向における位置関係が、型開き中も維持されるので、離型時にハット型断面部品80が変形するのを抑えることができる。
しかも、テーパー量Taをハット型断面部品80の許容撓み量Δha未満に制限することで、万が一、パッド端部21の下面21aと、ロッキングブロック51の上面51aとの間で滑りが生じても、これによって発生する撓み量を許容撓み量Δha未満に抑えることができるので、縦壁83が座屈するような態様でハット型断面部品80が変形するのを抑えることができる。
(実施形態2)
本実施形態は、パッド端部22の下面22aとロッキングブロック52の上面52aとの間に隙間Gを設定している点が、上記実施形態1と異なるものである。以下、実施形態1と異なる点を中心に説明する。
図11は、本実施形態に係るプレス装置1’の要部を模式的に示す縦断面図であり、図12は、パッド端部22とロッキングブロック52との関係を模式的に説明する図である。なお、プレス装置1’は、パッド20’およびロッキング機構50’以外は、実施形態1のプレス装置1とほぼ同じ構成になっている。しかも、パッド20’は、パッド端部22の形状以外は実施形態1のパッド20とほぼ同じ構成になっており、また、ロッキング機構50’ は、ロッキングブロック52の形状以外は実施形態1のロッキング機構50とほぼ同じ構成になっている。それ故、図11に示すプレス装置1’において、実施形態1のプレス装置1と同一の構成要素には、プレス装置1で用いた符号と同一の符号を用いている。
本実施形態のプレス装置1’では、図11および図12に示すように、パッド端部22の下面22aおよびロッキングブロック52の上面52aを共に水平面で構成しているが、図11および図12に示すように、対向位置57においてパッド端部22の下面22aとロッキングブロック52の上面52aとの間に隙間Gが生じるようにしている。具体的には、ロッキングブロック52の高さ寸法を、対向位置57におけるパッド端部22の下面22aと第1部位41の上面41aとの設計間隔(以下、「必要間隔I’」ともいう。)よりも隙間Gだけ小さく設定している。
ここで、隙間Gを大きくすればする程、パッド端部22と第1部位41との間にロッキングブロック52を挿入し易くなる。しかし、型開きの際にはパッド20’が隙間Gだけ下がる可能性があるところ、隙間Gを大きくし過ぎると、ハット型断面部品80が変形してしまう可能性がある。それ故、本実施形態では、隙間Gをハット型断面部品80の許容撓み量Δha未満に制限している。
図13は、金型に撓みが生じた場合における、パッド端部22とロッキングブロック52との関係を模式的に説明する図である。本実施形態のプレス装置1’では、上述の如く、ロッキングブロック52の高さ寸法を必要間隔I’よりも隙間Gだけ小さく設定していることから、図13に示すように、金型(ホルダ40)が撓んだ場合でも、対向位置57に向かってホルダ40上を移動しようとするロッキングブロック52とパッド端部22とが干渉することなく、パッド端部22と第1部位41との間にロッキングブロック52をスムーズに挿入することができる。これにより、型締め状態におけるパッド20’とホルダ40との上下方向における位置関係が、型開き中も維持され易くなるので、離型時にハット型断面部品80が変形するのを抑えることができる。しかも、隙間Gをハット型断面部品80の許容撓み量Δha未満に制限することで、発生可能な撓み量を許容撓み量Δha未満に抑えることができるので、縦壁83が座屈するような態様でハット型断面部品80が変形するのを抑えることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
上記実施形態1では、パッド端部21の下面21aおよびロッキングブロック51の上面51aを共に、長手方向内側に行くほど下方に傾斜するテーパー面で構成するようにしたが、これに限らず、例えば、ロッキングブロック51の上面51aを水平面で構成する一方、パッド端部21の下面21aのみを長手方向内側に行くほど下方に傾斜するテーパー面で構成してもよいし、これとは逆に、パッド端部21の下面21aを水平面で構成する一方、ロッキングブロック51の上面51aのみを長手方向内側に行くほど下方に傾斜するテーパー面で構成してもよい。
また、上記各実施形態では、プレス方向(第1方向)を上下方向としたが、これに限らず、プレス方向はどの方向に設定してもよい。
さらに、上記各実施形態では、窒素ガスシリンダ15,35によって、パッド20およびホルダ40に付勢力を付与するようにしたが、これに限らず、例えばスプリング(図示せず)といった、ガスシリンダ以外の弾性体を用いてパッド20およびホルダ40に付勢力を付与するようにしてもよい。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明によると、金型に撓みが生じた場合でも、簡単な構成で、離型時にハット型断面部品が変形するのを抑制することができるので、ハット型断面部品のプレス装置に適用して極めて有益である。
1 プレス装置
10 ダイ
17 開口
20 パッド
21 パッド端部
21a 下面
30 パンチ
40 ホルダ
51 ロッキングブロック
51a 上面
70 ワーク
71 天板予定部
75 フランジ予定部
80 ハット型断面部品
81 天板
83 縦壁
85 フランジ

Claims (1)

  1. ワークにおける成形後に天板となる天板予定部を第1方向に挟むパッドおよびパンチと、当該ワークにおける成形後にフランジとなるフランジ予定部を第1方向に挟むダイおよびホルダと、を第1方向に相対移動させることで、当該天板と当該フランジとの間に縦壁を形成するハット型断面部品のプレス装置であって、
    第1方向一方側に開放する開口が形成された上記ダイと、
    第1方向一方側への付勢力に抗して上記開口内に押し込まれるように、第1方向他方側へ相対移動可能に上記ダイに設けられた上記パッドと、
    上記パッドと第1方向に対向配置された上記パンチと、
    上記ダイと第1方向に対向し、且つ、第1方向他方側への付勢力に抗して第1方向一方側へ移動可能に、上記パンチの周りに設けられた上記ホルダと、
    第1方向と直交する第2方向に移動可能に上記ホルダ上に設けられたブロックと、を備え、
    上記ブロックは、上記ホルダにおける上記パッドと第1方向に対向しない位置から第2方向に移動されて、当該パッドの第2方向の端部と当該ホルダとの間に挿入されることで、型締め状態における当該パッドと当該ホルダとの位置関係を、型開き中も維持するように構成されており、
    上記パッドの第2方向の端部における第1方向一方側の面および上記ブロックの第1方向他方側の面の少なくとも一方が、第2方向の挿入側に行くほど第1方向一方側に傾斜する傾斜面で構成されていることを特徴とするハット型断面部品のプレス装置。
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