JP2021037518A - ハット型断面部品のプレス装置 - Google Patents
ハット型断面部品のプレス装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021037518A JP2021037518A JP2019158754A JP2019158754A JP2021037518A JP 2021037518 A JP2021037518 A JP 2021037518A JP 2019158754 A JP2019158754 A JP 2019158754A JP 2019158754 A JP2019158754 A JP 2019158754A JP 2021037518 A JP2021037518 A JP 2021037518A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- holder
- hat
- shaped cross
- die
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
Description
−プレス装置の全体構成−
図1は、本実施形態に係るプレス装置1の要部を模式的に示す縦断面図である。また、図3〜図7は、本実施形態に係る製造手順1〜5を模式的に説明する横断面図である。プレス装置1は、図1および図3〜図7に示すように、ダイ10と、パッド20と、パンチ30と、ホルダ40と、を金型として備えているとともに、ホルダ40上にロッキング機構50を備えている。このプレス装置1は、図3に示すように、パンチ30およびホルダ40上に載置された金属製板状のワーク70に対し、プレス加工(絞り加工)を施すことによって、図2に示すような断面ハット状の部品(以下、「ハット型断面部品」ともいう。)80を製造するものである。
ハット型断面部品80は、図2に示すように、長手方向に沿って略逆V字状に湾曲した天板81と、天板81の幅方向両端部からそれぞれ垂下する一対の縦壁83と、一対の縦壁83の下端部から幅方向外側にそれぞれ延びる、長手方向に沿って略逆V字状に湾曲した一対のフランジ85と、を有していて、下方に開放する断面ハット状に形成されている。このハット型断面部品80は、当該ハット型断面部品80とは逆に上方に開放するハット型断面部品(図示せず)と、一対のフランジ85同士がスポット溶接等で接合されることで、長尺の閉断面部材を形成し、例えばフロントサイドメンバといった車両用骨格部材として用いられる。
ダイ10は、全体として略直方体状をなしていて、プレス機(図示せず)のスライドに固定されている。ダイ10には、図1および図3〜図7に示すように、下方(第1方向一方側)に開放する開口17が形成されている。換言すると、ダイ10は、下方に開放する略箱状に形成されている。このダイ10は、図1および図3〜図7に示すように、ダイ本体部11と、ダイピース13と、複数の窒素ガスシリンダ15と、を備えている。
パッド20は、略直方体状に形成されており、図1および図3〜図7に示すように、ダイ10の開口17内に設けられていて、その上端が窒素ガスシリンダ15のロッド15aの下端に取り付けられている。これにより、パッド20は、窒素ガスシリンダ15によって常時下方へ付勢されているが、当該パッド20を上方へ押す力が作用した場合には、窒素ガスシリンダ15の下方への付勢力に抗して開口17内に押し込まれるように、ダイ10に対し上方(第1方向他方側)へ相対移動可能となっている。
パンチ30は、図1および図3〜図7に示すように、プレス機のボルスターに固定される下型31に取り付けられている。下型31は、上方に開放する略箱状に形成されていて、その中央部に上方に延びるパンチホルダ33が設けられている。パンチ30は、パンチホルダ33の上端部に取り付けられることで、その上面30aがパッド20の第2成形面20aと上下(第1方向)に対向した状態で配置されるようになっている。パンチ30の上面30aは、パッド20の第2成形面20aと同様に長手方向に沿って略逆V字状に湾曲していて、プレス加工の際にワーク70の天板予定部71を加圧する第3成形面30aを構成している。
ホルダ40は、パンチ30の長手方向両外側に位置する一対の第1部位41と、パンチ30の幅方向両外側に位置する一対の第2部位43と、を備えていて、略矩形環状に形成されている。第1部位41の上面41aは略水平に形成されている一方、第2部位43の上面40aは長手方向に沿って略逆V字状に湾曲していて、プレス加工の際にワーク70のフランジ予定部75を加圧する第4成形面40aを構成している。
ロッキング機構50は、図1に示すように、ホルダ40における第1部位41の上面41aに設けられている。図1では、ホルダ40におけるパッド端部21と上下に対向する位置(対向位置57)にロッキングブロック51が位置している状態を示している。なお、図1では、図を見易くするために、パッド端部21の下面21aとロッキングブロック51の上面との間に隙間を設けているが、実際には両者は接触している。
以上のように構成されたプレス装置1を用いて、ハット型断面部品80を製造する場合には、先ず、図3に示すように、ワーク70をパンチ30およびホルダ40上に載置する。より詳しくは、図3に示すように、ワーク70の天板予定部71をパンチ30の第3成形面30aに載置するとともに、ワーク70のフランジ予定部75をホルダ40の第4成形面40aに載置する。なお、この状態では、ホルダ40を下方へ押す力が作用しておらず、ロッド35aが伸びきっていることから、第3成形面30aと第4成形面40aとが面一になっている。
上述の如く、本実施形態では、パッド端部21とホルダ40との間にロッキングブロック51を挿入することで、離型時にハット型断面部品80が変形するのを抑制することができるが、パッド端部21とロッキングブロック51との関係如何によっては、以下のような問題が生じる場合がある。
よって、ハット型断面部品80の許容座屈応力をYaとすると、許容撓み量Δhaは、下記の(式2)で表される。
したがって、テーパー量Ta<許容撓み量Δhaとすれば、万が一、パッド端部21の下面21aと、ロッキングブロック51の上面51aとの間で滑りが生じても、理論上、縦壁83が座屈するような態様でハット型断面部品80が変形することはないことになる。このため、本実施形態では、テーパー量Taをハット型断面部品80の許容撓み量Δha未満に制限している。
本実施形態は、パッド端部22の下面22aとロッキングブロック52の上面52aとの間に隙間Gを設定している点が、上記実施形態1と異なるものである。以下、実施形態1と異なる点を中心に説明する。
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
10 ダイ
17 開口
20 パッド
21 パッド端部
21a 下面
30 パンチ
40 ホルダ
51 ロッキングブロック
51a 上面
70 ワーク
71 天板予定部
75 フランジ予定部
80 ハット型断面部品
81 天板
83 縦壁
85 フランジ
Claims (1)
- ワークにおける成形後に天板となる天板予定部を第1方向に挟むパッドおよびパンチと、当該ワークにおける成形後にフランジとなるフランジ予定部を第1方向に挟むダイおよびホルダと、を第1方向に相対移動させることで、当該天板と当該フランジとの間に縦壁を形成するハット型断面部品のプレス装置であって、
第1方向一方側に開放する開口が形成された上記ダイと、
第1方向一方側への付勢力に抗して上記開口内に押し込まれるように、第1方向他方側へ相対移動可能に上記ダイに設けられた上記パッドと、
上記パッドと第1方向に対向配置された上記パンチと、
上記ダイと第1方向に対向し、且つ、第1方向他方側への付勢力に抗して第1方向一方側へ移動可能に、上記パンチの周りに設けられた上記ホルダと、
第1方向と直交する第2方向に移動可能に上記ホルダ上に設けられたブロックと、を備え、
上記ブロックは、上記ホルダにおける上記パッドと第1方向に対向しない位置から第2方向に移動されて、当該パッドの第2方向の端部と当該ホルダとの間に挿入されることで、型締め状態における当該パッドと当該ホルダとの位置関係を、型開き中も維持するように構成されており、
上記パッドの第2方向の端部における第1方向一方側の面および上記ブロックの第1方向他方側の面の少なくとも一方が、第2方向の挿入側に行くほど第1方向一方側に傾斜する傾斜面で構成されていることを特徴とするハット型断面部品のプレス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019158754A JP7115444B2 (ja) | 2019-08-30 | 2019-08-30 | ハット型断面部品のプレス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019158754A JP7115444B2 (ja) | 2019-08-30 | 2019-08-30 | ハット型断面部品のプレス装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021037518A true JP2021037518A (ja) | 2021-03-11 |
JP7115444B2 JP7115444B2 (ja) | 2022-08-09 |
Family
ID=74848006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019158754A Active JP7115444B2 (ja) | 2019-08-30 | 2019-08-30 | ハット型断面部品のプレス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7115444B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07100551A (ja) * | 1993-10-04 | 1995-04-18 | Nissan Motor Co Ltd | 絞り成形装置 |
WO2015046023A1 (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-02 | 新日鐵住金株式会社 | ハット形断面部品の製造装置 |
WO2015060202A1 (ja) * | 2013-10-24 | 2015-04-30 | 新日鐵住金株式会社 | ハット形断面部品の製造装置および製造方法 |
JP2017170482A (ja) * | 2016-03-24 | 2017-09-28 | 新日鐵住金株式会社 | ハット断面を有するプレス部品の製造方法および製造装置 |
WO2019111387A1 (ja) * | 2017-12-07 | 2019-06-13 | 日本製鉄株式会社 | プレス金型ホールド装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7100551B2 (ja) | 2018-09-28 | 2022-07-13 | 豊田合成株式会社 | ドアウェザストリップ |
-
2019
- 2019-08-30 JP JP2019158754A patent/JP7115444B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07100551A (ja) * | 1993-10-04 | 1995-04-18 | Nissan Motor Co Ltd | 絞り成形装置 |
WO2015046023A1 (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-02 | 新日鐵住金株式会社 | ハット形断面部品の製造装置 |
WO2015060202A1 (ja) * | 2013-10-24 | 2015-04-30 | 新日鐵住金株式会社 | ハット形断面部品の製造装置および製造方法 |
JP2017170482A (ja) * | 2016-03-24 | 2017-09-28 | 新日鐵住金株式会社 | ハット断面を有するプレス部品の製造方法および製造装置 |
WO2019111387A1 (ja) * | 2017-12-07 | 2019-06-13 | 日本製鉄株式会社 | プレス金型ホールド装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7115444B2 (ja) | 2022-08-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5433243B2 (ja) | 角パイプ、フレーム構造体、角パイプの製造方法、および、角パイプの製造装置 | |
KR102043655B1 (ko) | 해트형 단면 부품의 제조 방법 | |
CN102764807B (zh) | 冲压成形品的制造方法以及冲压成形装置 | |
JP4600432B2 (ja) | プレス成形品およびプレス成形品の製造方法 | |
KR20210028739A (ko) | 프레스 부품의 제조 방법 및 제조 장치 | |
JP2008307557A (ja) | 2段プレス成形法 | |
JP7172917B2 (ja) | ハット型断面部品の製造装置および製造方法 | |
JP5812312B1 (ja) | プレス成形方法およびプレス製品の製造方法並びにプレス成形装置 | |
JP3914103B2 (ja) | パイプ体の製造方法及びパイプ体 | |
JP5515279B2 (ja) | プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置 | |
JP2012254483A (ja) | プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置 | |
JP7103294B2 (ja) | ハット形断面部品の製造装置および製造方法 | |
JP6985989B2 (ja) | プレス成形品の製造方法 | |
JP6606566B2 (ja) | プレスブレーキ | |
JP2021037518A (ja) | ハット型断面部品のプレス装置 | |
JP7153273B2 (ja) | 車両用メンバー部品のプレス成形方法及びそのプレス金型 | |
US20230356279A1 (en) | Method for manufacturing press-molded article, and press-molding device | |
CN112496137B (zh) | 具有弯曲凸部的帽型截面部件的制造装置及制造方法 | |
JPH08168825A (ja) | ベンド型装置 | |
JP5407295B2 (ja) | プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置 | |
JP5797066B2 (ja) | プレス金型 | |
JP5933299B2 (ja) | プレス成形装置 | |
JP4369554B2 (ja) | ベンダー用の金型装置 | |
JP3850196B2 (ja) | パイプ体の製造方法、製造装置、これらにより製造されたパイプ体及びこのパイプ体を用いた画像形成装置 | |
JPS6233019A (ja) | プレス成形方法およびプレス成形装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210827 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220622 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220628 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220711 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7115444 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |