JP2021031860A - ユニット建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】主に、凹凸感や立体感を持たせることで、外観品質を高められることができるユニット建物を提供する。【解決手段】下階建物ユニット2A,2Bの上に上階建物ユニット2C,2Dを設置したユニット建物1に関する。上階建物ユニット2C,2Dは、下階建物ユニット2A,2Bに対して一側へ張出す張出部21を有している。張出部21は、1つのコーナー部22の近傍が、隣接する上階建物ユニット2Dの下部に支持金具111で支持されると共に、支持金具111の位置で、張出部21と隣接する上階建物ユニット2Dとが、ボルトによって横に締結固定されている。他のコーナー部22については、支柱23を用いて支持されるようにしても良い。【選択図】図1

Description

この発明は、ユニット建物に関するものである。
ユニット建物は、予め工場で製造した直方体状の建物ユニットを建築現場へ運んで建築現場で組立てることにより、短期間のうちに構築できるようにした建物である(例えば、特許文献1参照)。
特開2019−65524号公報
ユニット建物は、直方体状の建物ユニットを複数積重ねたものであるため、真四角な外観になりがちで、凹凸感や立体感に乏しいなどの問題があった。
そこで、本発明は、上記した問題点の改善に寄与することを主な目的としている。
上記課題に対して、本発明は、
下階建物ユニットの上に上階建物ユニットを設置したユニット建物であって、
前記上階建物ユニットは、前記下階建物ユニットに対して一側へ張出す張出部を有しており、
該張出部は、1つのコーナー部の近傍が、隣接する上階建物ユニットの下部に支持金具で支持されると共に、該支持金具の位置で、前記張出部と前記隣接する上階建物ユニットとが、ボルトによって横に締結固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、上記構成によって、凹凸感や立体感を与えてユニット建物の外観品質を向上することなどができる。
実施例1にかかるユニット建物の全体斜視図である。 建物ユニットを構成するユニットフレームの斜視図である。 下階建物ユニットの上に張出部を形成する上階建物ユニットを載置する前の状態を示すユニット建物の斜視図である。 支持金具を示す図である。このうち、(a)は支持金具の取付前の斜視図、(b)は支持金具の取付後の斜視図、(c)は(b)を側方から見た縦面図である。 (a)は下階建物ユニットの上に張出部を形成する上階建物ユニットを載置している状態を示すユニット建物の斜視図、(b)は(a)の支持金具部分を側方から見た縦面図である。 (a)は隣接する上階建物ユニットの一端部どうしをボルトで連結固定している状態を示す斜視図、(b)は(a)を側方から見た縦面図、(c)は(b)に続く縦面図である。 実施例1の変形例にかかるユニット建物の全体斜視図である。 実施例2にかかるユニット建物の全体斜視図である。 実施例3にかかるユニット建物の全体斜視図である。 実施例3の変形例にかかるユニット建物の全体斜視図である。 実施例4にかかるユニット建物の全体斜視図である。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図10は、この実施の形態を説明するためのものである。
<構成>以下、構成について説明する。
図1に示すように、ユニット建物1は、予め工場で製造した建物ユニット2を建築現場へ運んで建築現場で組立てることにより、短期間のうちに構築できるようにした建物である。
ユニット建物1は、直方体状をした複数の建物ユニット2を上下に設置することで、複数の階層(上階および下階)を備えたものになる。この実施例では、ユニット建物1は、2つの下階建物ユニット2A,2Bを互いに隣接配置し、この2つの下階建物ユニット2A,2Bの上に、2つの上階建物ユニット2C,2Dを互いに隣接した状態で載置したものとなっている。但し、ユニット建物1のユニット構成は、上記に限るものではない。
ここで、下階建物ユニット2A,2Bや上階建物ユニット2C,2Dを構成する建物ユニット2について説明すると、建物ユニット2には、鉄骨系のものや木質系のものがあり、このうち、鉄骨系の建物ユニット2は、図1Aに示すように、長さの等しい4本の柱3の上端部間を、4本の天井梁4で矩形状に連結すると共に、4本の柱3の下端部間を4本の床梁5で矩形状に連結してなるボックスラーメン構造のユニットフレームを有するものなどとなっている。柱3は、例えば、角型鋼管などで構成することができ、天井梁4や床梁5は、例えば、内向きC字状をした溝形鋼などで構成することができる。柱3の上端部および下端部には、ジョイントピース6が固定され、天井梁4や床梁5は、ジョイントピース6を介して柱3に固定される。ジョイントピース6は、天井梁4や床梁5を内嵌可能な、内向きC字状断面の部材などとされる。
4本の天井梁4および4本の床梁5は、長さが等しく互いに平行な一対の長辺と、長さが等しく互いに平行な一対の短辺とで構成される。そして、長辺の延設方向(長辺方向11)が建物ユニット2の桁方向となり、短辺の延設方向(短辺方向12)が建物ユニット2の妻方向となる。
そして、下階建物ユニット2A,2Bおよび上階建物ユニット2C,2Dは、4本の柱3の位置を合わせて上下に連結する(柱3どうしを繋げる)ことで、上階建物ユニット2C,2Dの重量(荷重)を、柱3を介して下階建物ユニット2A,2Bに受けさせることができるようになる。
上記のような、下階建物ユニット2A,2Bの上に上階建物ユニット2C,2Dを設置したユニット建物1に対し、この実施例は、以下のような構成を備えることができる。
(1)ユニット建物1では、
上階建物ユニット2Cは、下階建物ユニット2Aに対して一側へ張出す張出部21を有している。
張出部21は、1つのコーナー部22の近傍が、隣接する上階建物ユニット2Dの下部に支持金具111で支持されると共に(図2〜図4)、支持金具111の位置で、張出部21と隣接する上階建物ユニット2Dとが、ボルト112(図5)によって横に締結固定されている。
ここで、この実施例のユニット建物1は、上記したように、隣接配置された2つの下階建物ユニット2A,2Bの上に2つの上階建物ユニット2C,2Dを隣接状態で設置したものとなっている。2つの下階建物ユニット2A,2Bおよび2つの上階建物ユニット2C,2Dは、長辺方向11の他側の位置を揃えた状態で設置されている。このうち、1つの下階建物ユニット2Aのみ、長辺方向11の寸法が短くなっており、隣接する他の下階建物ユニット2Bは、長辺方向11の寸法が、上記した下階建物ユニット2Aよりも長く、また、2つの上階建物ユニット2C,2Dと同じ長さになっており、これによって、1つの下階建物ユニット2A以外は、長辺方向11の一側も揃えられている。
長辺方向11の一側は、長辺方向11のどちら側でも良いが、この実施例では、図の手前側となっている。そして、長辺方向11の他側は、図の奥側となる。
張出部21は、1つの下階建物ユニット2Aの長辺方向11の寸法を短くしたことによって、その上側に位置する上階建物ユニット2Cの一側に形成される部分である。
コーナー部22は、張出部21の長辺方向11の一側の端部における短辺方向12の両側の位置に2箇所形成される。張出部21の長辺方向11の一側の2つのコーナー部22は、長辺方向11の他側と違って、上記した下階建物ユニット2Aの柱3と上下に接続する(柱3どうしを繋げる)ことができないため、別の支持手段(支柱23など)で支持する必要がある。このうち、長辺方向11の一側にある2箇所全てのコーナー部22に対し例えば、支柱23を設けて、支柱23で支持する構造とすることもできるが、見栄えやコストなどの面から、支柱23を、全てのコーナー部22に設けるのは好ましくない。
1つのコーナー部22は、隣接する上階建物ユニット2Dなどがある側となる。1つのコーナー部22を、支持金具111を用いて隣接する上階建物ユニット2Dなどに支持固定させることにより、1つのコーナー部22に対して支柱23を設ける必要をなくすことが可能になる。
1つのコーナー部22の近傍は、隣接する上階建物ユニット2Dの長辺方向11の一側の柱3の位置の近傍、例えば、ジョイントピース6の位置(図3)などとすることができる。
隣接する上階建物ユニット2Dは、張出部21となる上階建物ユニット2Cに対して短辺方向12の他側に設置される隣の建物ユニット2である。
下部は、隣接する上階建物ユニット2Dの下部の床梁5の位置などのことである。
支持金具111は、張出部21の1つのコーナー部22周辺の下部を下側から支持するための金具である。
ボルト112は、上階建物ユニット2C,2Dどうしを横に締結固定するための固定部材である。固定部材には、ボルト112の他に平座金115やバネ座金116やナット117などを適宜用いることができる(図5)。ボルト112は、短辺方向12にほぼ水平に締結される。ボルト112の締結方向は、上階建物ユニット2Cの側からでも、上階建物ユニット2Dの側からでも良い。
(2)張出部21は、他のコーナー部22が支柱23を用いて支持されても良い。
ここで、支柱23は、上下方向26に延びて張出部21のコーナー部22を下側から支持する金属製の縦材であり、上階建物ユニット2Cにおける、張出部21のコーナー部22に位置する柱3と上下に連続する位置に設けられる。支柱23は、張出部21の各コーナー部22のうちの、強度的に必要な位置に対して設けるようにする。この実施例で支柱23が設けられる他のコーナー部22は、ユニット建物1全体にとってのコーナー部22にもなる、隣接する上階建物ユニット2Dのない側(短辺方向12の一側)のコーナー部22などとなっている。なお、支柱23は必ずしも必要なものではなく、後述する他の実施例のように、ユニット建物1の構成によっては、支柱23がない場合も有り得る。
(3)図3に示すように、支持金具111は、隣接する上階建物ユニット2Dの側面に沿って延びる縦面部121と、縦面部121の下端部から張出部21の側へ延びる横面部122とを有しても良い。
縦面部121と横面部122との少なくとも一方には、張出部21の位置を調整するためのスペーサー123,124が取付けられても良い。
ここで、隣接する上階建物ユニット2Dの側面は、内向きC字状断面とされたジョイントピース6のウェブ部6aなどとすることができる。ウェブ部6aはジョイントピース6の縦の面であり、ウェブ部6aの上下端部には、上階建物ユニット2Dの内方へ向かってほぼ水平に延びる上下のフランジ部6bが一体に設けられる。
縦面部121は、上下方向26に対し、ジョイントピース6のウェブ部6aとほぼ同じ高さに形成される。縦面部121には、支持金具111をネジ125などでジョイントピース6のウェブ部6aに横方向から固定するためのネジ穴126や、連結用のボルト112を通すためのボルト挿通穴127や、シノ128などの工具(図5(b))を差し込んで位置調整を行わせるためのシノ穴129などが、それぞれ単数または複数設けられる。
この実施例では、複数のネジ穴126は、横に一列に設けられている。複数のボルト挿通穴127は、縦にほぼ一列に設けられている。なお、上階建物ユニット2C,2Dのジョイントピース6のウェブ部6aには、必要に応じて、ネジ穴126やボルト挿通穴127やシノ穴129に対応する、ネジ穴やボルト挿通穴やシノ穴などが設けられる。
縦面部121の下端部は、ジョイントピース6の下側のフランジ部6bよりも若干(横面部122の肉厚とスペーサー124の厚みとを加えた分程度)低い位置まで延ばされる。
横面部122は、上階建物ユニット2Cの張出部21のコーナー部22の下部を下側から支持するためのものである。コーナー部22の下部は、柱3の下端部に取付けられたジョイントピース6の下側のフランジ部6bとなる(図4(b))。そのため、横面部122は、下側のフランジ部6bの短辺方向12の長さ(下側のフランジ部6bの幅寸法)よりも若干長い長さに形成される。
縦面部121および横面部122は、1枚の金属板を曲げ加工して形成することができる。
スペーサー123,124は、隙間を埋めるために用いられる金属製の部材であり、厚みの異なる複数のものが用意される。スペーサー123,124は、縦面部121や横面部122に対して適宜取付けることができる。この実施例では、支持金具111の縦面部121には予めスペーサー123が溶接固定されている。横面部122には、スペーサー124がテープ131などによって貼付けられる。
縦面部121に設けられるスペーサー123(縦面部用スペーサ)は、短辺方向12の隙間を埋めるものであり、厚みが決められているので、縦面部121の張出部21側の面に対して予め溶接固定することができる。縦面部用スペーサーには、上記と同様のボルト挿通穴およびシノ穴を設けることができる。なお、縦面部121のネジ穴126については、スペーサー123よりも外側の位置に設けられているので、スペーサー123には設けられない。
また、横面部122に設けられるスペーサー124(横面部用スペーサ)は、上下方向26の隙間を埋めるものであり、現場の状況によって厚みが異なるので、現場で厚みの調整ができるように、横面部122の上面にテープ131で貼付けられる。
(4)支持金具111は、(横面部122の)先端に張出部21を係止可能な立上部141を有しても良い。
横面部122の先端は、横面部122の短辺方向12の一側(張出部21の側)の端部のことである。
立上部141は、張出部21の下部を短辺方向12に対して係止するための引掛部であり、横面部122の先端から上方へ延ばされる。立上部141は、上階建物ユニット2Cの柱3の下端部のジョイントピース6の、下側のフランジ部6bを越える高さとなるような長さに形成されるのが好ましい。
立上部141は、縦面部121および横面部122と共に、1枚の金属板を曲げ加工して形成することができる。縦面部121と横面部122と立上部141によって、支持金具111は、側面視ほぼJ字状のものとなる。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
例えば、基礎の上に2つの下階建物ユニット2A,2Bを隣接するように据付け、2つの下階建物ユニット2A,2Bの上に2つの上階建物ユニット2C,2Dを隣接するように据付けることで、図1に示すような、この実施例のユニット建物1が構築される。
下階建物ユニット2A,2Bおよび上階建物ユニット2C,2Dの据付けには、図4(a)に示すように、クレーン71が用いられ、下階建物ユニット2A,2Bおよび上階建物ユニット2C,2Dは、クレーン71で1つずつ吊上げられて設置される。
そして、1つの下階建物ユニット2Aを他のものよりも小型にする(短辺方向12の寸法を短くする)ことで、その上側の上階建物ユニット2Cに張出部21が形成され、張出部21の下にピロティなどの空間が創出される。この構造を成立させるために、張出部21の1つのコーナー部22は、隣接する上階建物ユニット2Dの下部に対し、支持金具111を取付け(図3)、上階建物ユニット2Cを据付けた際に支持金具111によって張出部21の1つのコーナー部22を支持させると共に(図4)、最終的にボルト112で横に張出部21の1つのコーナー部22を隣接する上階建物ユニット2Dの下部に締結固定させるようにする(図5)。また、張出部21の他のコーナー部22については、張出部21の下側となる部分に垂直に設置した支柱23で下側から支持させるようにしても良い。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(効果 1)上階建物ユニット2Cは、下階建物ユニット2Aに対して一側へ張出す張出部21を有しても良い。これにより、張出部21の下側にピロティなどの空間を創出することができ、ユニット建物1に凹凸感や立体感を与えて、ユニット建物1の外観品質を向上することができる。この張出部21は、下階建物ユニット2Aに、上階建物ユニット2Cより小さなものを使用するだけで形成できるので、特殊な構造物などを追加する必要がなく、比較的安価且つ容易に実現できる。
そして、上階建物ユニット2Cに張出部21を設けると、張出部21を支える必要が生じるが、張出部21は、1つのコーナー部22の近傍が、隣接する上階建物ユニット2Dの下部に支持金具111で支持されるようにする。これにより、下階建物ユニット2Aの上に、上階建物ユニット2Cを据付けた際に、支持金具111を張出部21の仮保持に使用することができる。また、全てのコーナー部22を、例えば、支柱23で支持する場合と比べて、コストを削減すると共に、ユニット建物1の外観品質を向上することができる。
更に、支持金具111の位置で、張出部21と隣接する上階建物ユニット2Dとをボルト112によって横に締結固定することで、張出部21の1つのコーナー部22の近傍を、隣接する上階建物ユニット2Dの下部に直接且つ確実に固定することができる。
(効果 2)張出部21の他のコーナー部22は、支柱23を用いて支持させるようにしても良い。これにより、張出部21の他のコーナー部22を支柱23によって確実に支持させることができる。
(効果 3)支持金具111は、縦面部121と横面部122との少なくとも一方に対して、スペーサー123,124が取付けられても良い。これにより、張出部21と隣接する上階建物ユニット2Dとの隙間をスペーサー123,124で調節することができると共に、支持金具111の横面部122の上にスペーサー124を設置することで、支持金具111の横面部122の上に張出部21の1つのコーナー部22を載置したときに、スペーサー124によって張出部21の高さが自動的に位置決めされるようにすることができる。よって、張出部21の1つのコーナー部22の高さ調整を不要にできる。
(効果 4)支持金具111は、(横面部122の)先端に立上部141を備えても良い。これにより、立上部141が張出部21(の1つのコーナー部22の下部)を(短辺方向12に)係止することで、支持金具111の横面部122の上に設置した張出部21(の1つのコーナー部22)が横面部122からズリ落ちるのを抑制することができる。
以上、実施例1について説明したが、図6の変形例のように、下階建物ユニット2Aと上階建物ユニット2C’は、短辺方向12の長さが異なるものを使用しても良い。この変形例では、下階建物ユニット2Bと同じ短辺方向12の長さの下階建物ユニット2Aに対して、上階建物ユニット2C’の短辺方向12の長さを下階建物ユニット2Aの半分程度に短くしている。このようにしても上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
図7は、実施例2にかかるユニット建物の全体斜視図である。この実施例では、実施例1のユニット建物1を基にしつつ、下階建物ユニット2Aおよび上階建物ユニット2Cの短辺方向12の一側に、下階建物ユニット2A(2),2A(3)と、下階建物ユニット2A(2),2A(3)に対して張出部21を有する上階建物ユニット2C(2),2C(3)とを、複数連続して設けている。
この場合にも、各張出部21は、1つのコーナー部22の近傍が、短辺方向12に隣接する上階建物ユニット2Dや、上階建物ユニット2Cおよび上階建物ユニット2C(2)の張出部21の下部に取付けられた支持金具111でそれぞれ支持されると共に、支持金具111の位置で、張出部21と、隣接する上階建物ユニット2Dとの間や、上階建物ユニット2Cおよび上階建物ユニット2C(2)の張出部21との間が、ボルト112(不図示)によって横(短辺方向12)にそれぞれ締結固定されるようにしている。
そして、支柱23は、各張出部21の全てのコーナー部22に対して設けることもできるが(この実施例では最大で6本)、見栄えやコストなどの面から、強度的に(最低限)必要なもののみに限定して、数を減らすのが好ましい。この実施例では、例えば、上階建物ユニット2C,2C(2),2C(3)の各張出部21の他のコーナー部22を支柱23で支持させることで、支柱23の本数を(3本に)減らせるようにしている。支柱23は、隣接する張出部21の隣接するコーナー部22のうちの少なくとも一方などに設けるのが好ましい。
図8は、実施例3にかかるユニット建物の全体斜視図である。この実施例では、短辺方向12に3つ以上連結された上下の建物ユニット2(下階建物ユニット2A,2B.2Eおよび上階建物ユニット2C,2D.2F)の中間部に、下階建物ユニット2Aと、下階建物ユニット2Aに対して張出部21を有する上階建物ユニット2Cとをそれぞれ1つずつ設けたものとしている。または、実施例1のユニット建物1を基にしつつ、下階建物ユニット2Aと上階建物ユニット2Cとの短辺方向12の一側に、下階建物ユニット2Bおよび上階建物ユニット2Dと同じ大きさの下階建物ユニット2Eと上階建物ユニット2Fを追加したものとしている。
この場合にも、張出部21の短辺方向12の両側に上階建物ユニット2D,2Fが位置しているので、張出部21の短辺方向12の両側のコーナー部22の近傍を、隣接する上階建物ユニット2D,2Fの下部に取付けた支持金具111でそれぞれ支持させると共に、支持金具111の位置で、張出部21と隣接する上階建物ユニット2Dとの間が、ボルト112(不図示)によって横(短辺方向12)にそれぞれ締結固定されるようにしている。
そして、支柱23は、各張出部21の全てのコーナー部22に対して設けることもできるが(この実施例では最大で2本)、見栄えやコストなどの面から、強度的に(最低限)必要なもののみに限定して、数を減らすのが好ましい。この実施例では、支柱23を特に設けないこともできるし、どちらか一方のコーナー部22の下部に設けることもできる。
図9は、実施例3の変形例にかかるユニット建物の全体斜視図である。この実施例では、短辺方向12に4つ以上連結された上下の建物ユニット2(下階建物ユニット2A,2A(2),2B.2Eおよび上階建物ユニット2C,2C(2),2D.2F)の中間部に、下階建物ユニット2A,2A(2)と、下階建物ユニット2A,2A(2)に対して張出部21を有する上階建物ユニット2C,2C(2)とをそれぞれ複数連続して設けたものとしている。または、実施例3のユニット建物1を基にしつつ、下階建物ユニット2Aと下階建物ユニット2Eとの間、上階建物ユニット2Cと上階建物ユニット2Fとの間に、張出部21を形成する下階建物ユニット2A(2)および上階建物ユニット2C(2)を単数または複数追加したものとしている。
この場合には、各張出部21の短辺方向12の片側に上階建物ユニット2D,2Fが位置しているので、各張出部21の片側のコーナー部22の近傍を、短辺方向12に隣接する上階建物ユニット2D,2Fの下部に取付けた支持金具111で支持させると共に、互いに隣接する張出部21の一方のコーナー部22の近傍を、他方のコーナー部22の下部に取付けた支持金具111で支持させ、支持金具111の位置で、張出部21と隣接する上階建物ユニット2D,2Fとの間、および、互いに隣接する張出部21の間が、ボルト112(不図示)によって横(短辺方向12)にそれぞれ締結固定されるようにしている。
そして、支柱23は、各張出部21の全てのコーナー部22に対して設けることもできるが(この実施例では最大で4本)、見栄えやコストなどの面から、強度的に(最低限)必要なもののみに限定して、数を減らすのが好ましい。この実施例では、例えば、張出部21どうしが互いに隣接するコーナー部22のうちの一方を支柱23で支持させることで、支柱23の本数を(1本に)減らせるようにしている。
図10は、実施例4にかかるユニット建物の全体斜視図である。この実施例では、実施例2と同様に、下階建物ユニット2A(2)と、下階建物ユニット2A(2)に対して張出部21を有する上階建物ユニット2C(2)とを、下階建物ユニット2Aおよび上階建物ユニット2Cの短辺方向12の一側に連続して単数または複数設置したものに対し、更に、長辺方向11の一側に、別の下階建物ユニット2G,2G(2),2G(3)および上階建物ユニット2H,2H(2),2H(3)を、上下に揃えて(張出部21のない状態で)隣接配置するようにしたものである。
この場合にも、各張出部21は、1つのコーナー部22の近傍を、短辺方向12に隣接する上階建物ユニット2Dや、上階建物ユニット2Cの張出部21の下部に取付けた支持金具111で支持させると共に、支持金具111の位置で、張出部21と隣接する上階建物ユニット2Cおよび上階建物ユニット2Cの張出部21との間が、ボルト112(不図示)によって横(短辺方向12)にそれぞれ締結固定されるようにしている。
また、特に図示しないが、各張出部21の一方または両方のコーナー部22の近傍を、長辺方向11に隣接する上階建物ユニット2H(2),2H(3)の、他側の短辺の下部に取付けた支持金具111で支持させると共に、支持金具111の位置で、張出部21と隣接する上階建物ユニット2H(2),2H(3)とが、ボルト112(不図示)によってそれぞれ横(長辺方向11)に締結固定されるようにすることができる。
そして、支柱23は、各張出部21の全てのコーナー部22に対して設けることもできるが(この実施例では最大で4本)、見栄えやコストなどの面から、強度的に(最低限)必要なもののみに限定して、数を減らすのが好ましい。この実施例では、各張出部21の上階建物ユニット2H(2),2H(3)への支持によって、支柱23を特に設けないこともできるし、どちらか一方のコーナー部22の下部に設けることもできる。
なお、上記したような各実施例においても、上記実施例1と同様の構成を備えることや、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
1 ユニット建物
2 建物ユニット
2A 下階建物ユニット
2B 下階建物ユニット
2C 上階建物ユニット
2D 上階建物ユニット
2E 下階建物ユニット
2F 上階建物ユニット
2G 下階建物ユニット
2H 上階建物ユニット
21 張出部
22 コーナー部
23 支柱
111 支持金具
112 ボルト
121 縦面部
122 横面部
123 スペーサー
124 スペーサー
141 立上部

Claims (4)

  1. 下階建物ユニットの上に上階建物ユニットを設置したユニット建物であって、
    前記上階建物ユニットは、前記下階建物ユニットに対して一側へ張出す張出部を有しており、
    該張出部は、1つのコーナー部の近傍が、隣接する上階建物ユニットの下部に支持金具で支持されると共に、該支持金具の位置で、前記張出部と前記隣接する上階建物ユニットとが、ボルトによって横に締結固定されていることを特徴とするユニット建物。
  2. 請求項1に記載のユニット建物であって、
    前記張出部は、他のコーナー部が支柱を用いて支持されていることを特徴とするユニット建物。
  3. 請求項1または請求項2に記載のユニット建物であって、
    前記支持金具は、隣接する上階建物ユニットの側面に沿って延びる縦面部と、該縦面部の下端部から前記張出部の側へ延びる横面部とを有すると共に、
    前記縦面部と前記横面部との少なくとも一方には、前記張出部の位置を調整するためのスペーサーが取付けられていることを特徴とするユニット建物。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のユニット建物であって、
    前記支持金具は、先端に前記張出部を係止可能な立上部を有していることを特徴とするユニット建物。
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