JP2010159602A - バスユニット設置用の床構造及び建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】需要者のニーズに合わせて、様々なメーカーのバスユニットを設置するリフォームを容易に行うことに特に適したバスユニット設置用の床構造を提供する。
【解決手段】ユニット建物Uの床梁2のフランジ及びウェブから形成される凹部2Aに嵌合して固定される受け部材7A,7A,7Bと、受け部材7A,7A,7Bから垂下して設けられる吊り部材8,・・・と、吊り部材8,・・・により床梁2,・・・よりも低い位置に略水平に吊設される床支持部材9A,9Bと、床支持部材9A,9Bの上面に敷設されるバスユニット設置用の床材13とから構成される。
【選択図】図19

Description

本発明は、バスユニットを設置するためのバスユニット設置用の床構造及び同床構造を備えた建物に関するものである。
従来から、複数の建物ユニットを組み付けて成るユニット建物は、施工性が良く、高い耐震強度を有するなどの様々な利点から多く実施されている。
また、このユニット建物において、バスユニットを設置するには、床面を略同一レベルとしてバリアフリーに近くするために、設置対象となる建物ユニットの床梁よりも低い位置に、バスユニット設置用の床を構成することが多くなされている(例えば、特許文献1等を参照)。
特開平08−326162号公報
しかしながら、こうした従来のバスユニット設置用の床構造は、予め工場などで生産されるバスユニット設置専用の建物ユニットの一部として溶接などにより固着した構成とされていた。
このため、需要者のニーズに合わせて、様々なメーカーのバスユニットを設置するリフォームを容易に行うことが困難であった。
そこで、本発明は、需要者のニーズに合わせて、様々なメーカーのバスユニットを設置するリフォームを容易に行うことに特に適したバスユニット設置用の床構造及び同床構造を備えた建物を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のバスユニット設置用の床構造は、建物の床梁よりも低い位置にバスユニットを設置するためのバスユニット設置用の床構造であって、前記建物の前記床梁のフランジ及びウェブから形成される凹部に嵌合して固定される受け部材と、該受け部材から垂下して設けられる吊り部材と、該吊り部材により前記床梁よりも低い位置に略水平に吊設されるバスユニット支持材とから成り、前記受け部材は、鉛直部と水平部とを有する断面L字形の転び変形防止金具の前記鉛直部からブラケット部が略水平方向に突出して設けられて成り、前記鉛直部が前記床梁のウェブに締結部材により固定されているとともに前記水平部が前記床梁の下フランジに直接又はスペーサーを介して当接されていることを特徴とする。
ここで、前記バスユニット支持材は、前記吊り部材に吊設される床支持部材と、該床支持部材の上面に敷設されるバスユニット設置用の床材とから成るとよい。
また、前記床梁のフランジと前記受け部材の前記ブラケット部との間には、隙間調整用のスペーサーが設けられているとよい。
さらに、前記吊り部材は、上側水平部と垂下部と下側水平部と側面補強部とを有する断面Z字形の部材であるとよい。
また、前記受け部材の前記ブラケット部は、門形断面とされており、前記吊り部材の前記上側水平部と締結部材により固定されているとよい。
さらに、前記床支持部材は、複数の角形鋼管から成り、これらの角形鋼管の端部は、上側に切り欠きがそれぞれ設けられており、前記吊り部材の前記下側水平部と締結部材により固定されているとよい。
また、前記床支持部材を構成する前記複数の角形鋼管間は、所要箇所が横桟で接合されているとよい。
さらに、前記受け部材、前記吊り部材及び前記バスユニット支持材のそれぞれの間の隙間には、断熱材が設けられているとよい。
本発明の建物は、上記したいずれかのバスユニット設置用の床構造を備えていることを特徴とする。
このような本発明のバスユニット設置用の床構造は、建物の床梁よりも低い位置にバスユニットを設置するためのバスユニット設置用の床構造であって、建物の床梁のフランジ及びウェブから形成される凹部に嵌合して固定される受け部材と、受け部材から垂下して設けられる吊り部材と、吊り部材により床梁よりも低い位置に略水平に吊設されるバスユニット支持材とから成り、受け部材は、鉛直部と水平部とを有する断面L字形の転び変形防止金具の鉛直部からブラケット部が略水平方向に突出して設けられて成り、鉛直部が床梁のウェブに締結部材により固定されているとともに水平部が床梁の下フランジに直接又はスペーサーを介して当接された構成とされている。
こうした構成なので、床梁のフランジ及びウェブから形成される凹部を利用して、様々な規格のバスユニットを設置可能な構造を簡易に構築可能なため、需要者のニーズに合わせて、様々なメーカーのバスユニットを設置するリフォームを容易に行うことができる。
勿論、新築の建物に適用して実施することもできる。
そのうえ、受け部材が床梁の凹部に嵌合され、受け部材を構成する転び変形防止金具の鉛直部と床梁のウェブとが締結部材により固定されているとともに転び変形防止金具の水平部が床梁の下フランジに直接またはスペーサーを介して当接しているため、バスユニット支持材の上面にバスユニットを設置しても、転び変形防止金具の鉛直部と床梁のウェブとがバスユニットの荷重により倒れてしまう所謂転び変形を防止することができ、強度及び耐久性に優れる。
ここで、バスユニット支持材は、吊り部材に吊設される床支持部材と、床支持部材の上面に敷設されるバスユニット設置用の床材とから成る場合は、バスユニットを安定して設置することができる。
また、床梁のフランジと受け部材のブラケット部との間には、隙間調整用のスペーサーが設けられている場合は、受け部材を床梁の凹部内にしっかりとガタツキなく嵌め込み、床梁のフランジに過大な荷重がかかることを防止することができるとともに、転び変形防止金具の鉛直部と水平部を、それぞれ床梁のウェブと下フランジに確実に当接させることができる。
さらに、吊り部材は、上側水平部と垂下部と下側水平部と側面補強部とを有する断面Z字形の部材である場合は、吊り部材を安価且つ簡易な構造とすることができる。
また、受け部材のブラケット部は、門形断面とされており、吊り部材の上側水平部と締結部材により固定されている場合は、開口した下部から受け部材のブラケット部と吊り部材の上側水平部との締結部材による接合を行えるため、受け部材と吊り部材との接合作業の施工性がよい。
さらに、床支持部材は、複数の角形鋼管から成り、これらの角形鋼管の端部は、上側に切り欠きがそれぞれ設けられており、吊り部材の下側水平部と締結部材により固定されている場合は、角形鋼管から成る床支持部材の端部の切り欠きから床支持部材と吊り部材の下側水平部との締結部材による接合を行えるため、吊り部材と床支持部材との接合作業の施工性がよい。
また、床支持部材を構成する複数の角形鋼管間は、所要箇所が横桟で接合されている場合は、荷重が大きくかかる箇所などの補強が容易に行える。
さらに、受け部材、吊り部材及びバスユニット支持材のそれぞれの間の隙間には、断熱材が設けられている場合は、設置されるバスユニット内の熱を極力外部に逃さない断熱構造とすることができる。
このような本発明の建物は、上記したいずれかのバスユニット設置用の床構造を備えた構成とされているので、上記した効果を奏する建物とすることができる。
実施例のバスユニット設置用の床構造を備えたユニット建物の概略構成を示す説明図である。 実施例のユニット建物で用いる建物ユニットの概略構成を示す斜視図である。 (a),(b)は、床小梁の切断作業を示す説明図である。 実施例のバスユニット設置用の床構造を構築するに際して、1階の建物ユニットの床小梁を切除した段階を示す斜視図である。 実施例のバスユニット設置用の床構造の主な構成部材の分解斜視図である。 実施例のバスユニット設置用の床構造を構築するに際して、床梁の凹部に受け部材を嵌め込み固定した段階を示す斜視図である。 (a)は、長辺側の床梁の凹部に嵌め込み固定される受け部材の斜視図であり、(b)は、同受け部材の底面図である。 (a)は、短辺側の床梁の凹部に嵌め込み固定される受け部材の斜視図であり、(b)は、同受け部材の底面図である。 図6におけるA−A線矢視断面図である。 実施例のバスユニット設置用の床構造を構築するに際して、受け部材のブラケット部に吊り部材を設けた段階を示す斜視図である。 (a)は、吊り部材の斜視図であり、(b)は、同吊り部材の側面図である。 図10におけるB−B線矢視断面図である。 実施例のバスユニット設置用の床構造を構築するに際して、吊り部材に床支持部材を架設した段階を示す斜視図である。 (a)は、建物ユニットの中央側に設けられる床支持部材の斜視図であり、(b)は、同床支持部材の平面図である。 (a)は、建物ユニットの端部近傍側に設けられる床支持部材の斜視図であり、(b)は、同床支持部材の平面図である。 図13におけるC−C線矢視断面図である。 実施例のバスユニット設置用の床構造を構築するに際して、各構成部材間の隙間に断熱材を設けた段階を示す斜視図である。 実施例のバスユニット設置用の床構造が仕上がった状態を示す斜視図である。 図18におけるD−D線矢視断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1は、本実施例のバスユニット設置用の床構造Yを備えた建物としてのユニット建物Uの概略構成を示している。
まず、このようなユニット建物Uは、地盤に打設された基礎Aの上に、1階と2階の建物ユニット1,1を組み付けて構成されている。
ここで、建物ユニット1は、図2に示したように、4本の溝形鋼の床梁2,・・・と4本の角形鋼管の柱3,・・・と4本の天井梁4,・・・とをそれぞれの端部間を溶接などにより接合して箱形に形成した汎用の建物ユニットである。
また、長辺側の床梁2,2間には、各端部に溝形鋼の継ぎ手5をそれぞれ介して、4本の角形鋼管の床小梁6,・・・が略等間隔で架設されている。
そして、本実施例のバスユニット設置用の床構造Yは、1階の建物ユニット1の略右側半分に実施されており、この1階の建物ユニット1の床梁2,・・・よりも低い位置にバスユニット設置用の床面が位置する構成とされている。
これにより、このバスユニット設置用の床構造YへバスユニットBを嵌め込み設置すると、1階の建物ユニット1の床面とバスユニットBの床面とは略同一のレベルとなり、バリアフリーに近くなる。
本実施例では、バスユニット設置用の床構造Yを、リフォームに適用した場合の構築方法について主に説明する。
なお、説明を簡単にするために、ユニット建物Uの床材や壁材などの図示は省略した。
はじめに、1階の建物ユニット1について、右端の床小梁6のみを、図3に示したように、電動ノコギリDにより、継ぎ手5の部分で切断し取り除くと、図4に示したように、床梁2のフランジ2b,2bの上面には、継ぎ手5のフランジ5a,5aが残る。
本実施例のバスユニット設置用の床構造Yでは、こうして形成された床穴Cの部分に、図5に示したように、長辺側の床梁2,2のフランジ2b,2b及びウェブ2aから形成される凹部2Aにそれぞれ嵌合して固定される受け部材7A,7Aと、短辺側の床梁2のフランジ2b,2b及びウェブ2aから形成される凹部2Aに嵌合して固定される受け部材7Bと、これらの受け部材7A,7A,7Bから垂下して設けられる10個の吊り部材8,・・・と、これらの吊り部材8,・・・により床梁2,・・・よりも低い位置に略水平に吊設されるバスユニット支持材としての床支持部材9A,9Bとが、締結部材としてのボルト及びナットにより接合される。
まず、この床穴Cにおいて、図6に示したように、長辺側の床梁2,2の凹部2A,2Aに受け部材7A,7Aをそれぞれ嵌め込み、短辺側の床梁2の凹部2Aに受け部材7Bを嵌め込む。
ここで、この受け部材7Aは、図7に示したように、鉛直部71aと水平部71bとを有する断面L字形の転び変形防止金具71の鉛直部71aの左右端部近傍から2個ずつの計4個の門形断面のブラケット部72が略水平方向に突出して設けられて成る。
また、この受け部材7Bは、図8に示したように、鉛直部71aと水平部71bとを有する断面L字形の転び変形防止金具71の鉛直部71aの左右端部から1個ずつの計2個の門形断面のブラケット部72が略水平方向に突出して設けられて成る。
そして、床梁2,・・・内に嵌め込まれた受け部材7A,7A,7Bは、床梁2のウェブ2aと鉛直部71aとがボルト及びナットにより接合されることで固定される。
さらに、受け部材7A,7Bは、その下面に、ブラケット部72が設けられた位置に残された継ぎ手5のフランジ5aと同じ厚さのスペーサー10がそれぞれ設けられ、ブラケット72の上面には、隙間調整用のスペーサー11がそれぞれ設けられており、図9に示したように、床梁2の凹部2A内にガタツキなく嵌め込まれている。
続いて、受け部材7A,7Bのブラケット部72,・・・から、図10に示したように、吊り部材8がそれぞれ垂下して設けられる。
ここで、この吊り部材8は、図11に示したように、上側水平部81と、垂下部82と、下側水平部83と、これらの両側面を補強する側面補強部84,84とから成る断面Z字形の部材である。
そして、受け部材7A,7Bのブラケット部72,・・・の上面と吊り部材8の上側水平部81とが、図12に示したように、ボルト及びナットにより接合されることでそれぞれ固定される。
続いて、床支持部材9A,9Bが、図13に示したように、吊り部材8,・・・により、床梁2,・・・よりも低い位置に略水平に吊設される。
ここで、この床支持部材9Aは、図14に示したように、2本の角形鋼管91,91間を両端部近傍及び中央部の3箇所で横桟92により接合されて一体物とされている。
また、床支持部材9Aを構成する角形鋼管91の端部91aには、上側に切り欠き93がそれぞれ設けられている。
さらに、この床支持部材9Bは、図15に示したように、床支持部材9Aの片側の角形鋼管91の側面に、2つの角形鋼管の端部91a,91aが追加して設けられていることのみが異なる。
そして、床支持部材9A,9Bの端部91aの切り欠き93の下側に位置する面と吊り部材8の下側水平部83とが、図16に示したように、ボルト及びナットにより接合されることでそれぞれ固定される。
続いて、受け部材7A,7A,7Bと、吊り部材8,・・・と、床支持部材9A,9Bとの隙間に、図17に示したように、フェノールフォームなどの断熱材12を設ける。
なお、断熱材12は、図示省略の受け材により支持されている。
最後に、床支持部材9A,9Bの上面に、図18及び図19に示したように、合板などから成るバスユニット支持材としてのバスユニット設置用の床材13を敷設すると、本実施例のバスユニット設置用の床構造Yが仕上がる。
次に、本実施例の作用効果について説明する。
このような本実施例のバスユニット設置用の床構造Yは、建物としてのユニット建物Uの床梁2,・・・よりも低い位置にバスユニットBを設置するためのバスユニット設置用の床構造である。
そして、ユニット建物Uの床梁2のフランジ2b,2b及びウェブ2aから形成される凹部2Aに嵌合して固定される受け部材7A,7A,7Bと、受け部材7A,7A,7Bから垂下して設けられる吊り部材8,・・・と、吊り部材8,・・・により床梁2,・・・よりも低い位置に略水平に吊設されるバスユニット支持材としての床支持部材9A,9Bと、床支持部材9A,9Bの上面に敷設されるバスユニット支持材としてのバスユニット設置用の床材13とから成る。
さらに、受け部材7A,7Bは、鉛直部71aと水平部71bとを有する断面L字形の転び変形防止金具71の鉛直部71aからブラケット部72が略水平方向に突出して設けられて成り、鉛直部71aが床梁2のウェブ2aに締結部材としてのボルト及びナットにより固定されているとともに水平部71bが床梁2の下フランジ2bにスペーサー10を介して当接された構成とされている。
こうした構成なので、床梁2のフランジ2b,2b及びウェブ2aから形成される凹部2Aを利用して、様々な規格のバスユニットを設置可能な構造を簡易に構築可能なため、需要者のニーズに合わせて、様々なメーカーのバスユニットBを設置するリフォームを容易に行うことができる。
勿論、新築の建物に適用して実施することもできる。
そのうえ、受け部材7A,7A,7Bが床梁2の凹部2Aに嵌合され、受け部材7A,7Bを構成する転び変形防止金具71の鉛直部71aと床梁2のウェブ2aとが締結部材としてのボルト及びナットにより固定されているとともに転び変形防止金具71の水平部71bが床梁2の下フランジ2bにスペーサー10を介して当接しているため、バスユニット支持材としてのバスユニット設置用の床材13の上面にバスユニットBを設置しても、転び変形防止金具71の鉛直部71aと床梁2のウェブ2aとがバスユニットBの荷重により倒れてしまう所謂転び変形を防止することができ、強度及び耐久性に優れる。
さらに、本実施例のバスユニット設置用の床構造Yは、汎用の建物ユニット1に適用できるので、従来では困難であったバスユニットBの位置を移動するリフォームなども比較的容易に行うことができる。
ここで、バスユニット支持材は、吊り部材8,・・・に吊設される床支持部材9A,9Bと、床支持部材9A,9Bの上面に敷設されるバスユニット設置用の床材13とから成るので、バスユニットBを安定して設置することができる。
また、受け部材7A,7Bは、その下面に、ブラケット部72が設けられた位置に残された継ぎ手5のフランジ5aと同じ厚さのスペーサー10がそれぞれ設けられ、ブラケット部72の上面には、隙間調整用のスペーサー11がそれぞれ設けられているので、受け部材7A,7Bを床梁2の凹部2A内にしっかりとガタツキなく嵌め込み、床梁2のフランジ2bに過大な荷重がかかることを防止することができるとともに、転び変形防止金具71の鉛直部71aと水平部71bを、それぞれ床梁2のウェブ2aと下フランジ2bに確実に当接させることができる。
さらに、吊り部材8は、上側水平部81と垂下部82と下側水平部83と側面補強部84,84とを有する断面Z字形の部材であるので、安価且つ簡易な構造とすることができる。
また、受け部材7A,7Bのブラケット部72は、門形断面とされており、吊り部材8の上側水平部81と締結部材としてのボルト及びナットにより固定されているので、開口した下部から受け部材7A,7Bのブラケット部72と吊り部材8の上側水平部81とのボルト及びナットによる接合を行えるため、受け部材7A,7Bと吊り部材8,・・・との接合作業の施工性がよい。
さらに、床支持部材9A,9Bは、主要部が2本の角形鋼管91,91から成り、これらの角形鋼管91,91の端部91a,・・・は、上側に切り欠き93がそれぞれ設けられており、吊り部材8の下側水平部83と締結部材としてのボルト及びナットによりそれぞれ固定されている。
このため、角形鋼管91,91から成る床支持部材9A,9Bの端部91a,・・・の切り欠き93,・・・から床支持部材9A,9Bと吊り部材8,・・・の下側水平部83,・・・とのボルト及びナットによる接合を行えるため、吊り部材8,・・・と床支持部材9A,9Bとの接合作業の施工性がよい。
また、床支持部材9A,9Bを構成する2本の角形鋼管91,91間は、両端部近傍及び中央部の3箇所が横桟92で接合されているので、荷重が大きくかかる箇所の補強が容易に行える。
さらに、受け部材7A,7A,7B、吊り部材8,・・・、バスユニット支持材としての床支持部材9A,9B及びバスユニット設置用の床材13のそれぞれの間の隙間には、断熱材12が設けられているので、設置されるバスユニットB内の熱を極力外部に逃さない断熱構造とすることができる。
このような本実施例の建物としてのユニット建物Uは、上記したバスユニット設置用の床構造Yを備えた構成とされているので、上記した作用効果を奏する建物とすることができる。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて詳述してきたが、具体的な構成は、上記した実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記した実施例では、説明を簡単にするために、建物としてのユニット建物Uを2つの建物ユニット1,1を組み付けた単純な構造としたが、これに限定されず、平屋建てやより複雑な構造で実施してもよい。
また、上記した実施例では、建物としてユニット建物Uで実施したが、これに限定されず、建物の床梁が溝形鋼やH形鋼などのフランジとウェブで形成される凹部を有する建物であれば実施できる。
さらに、上記した実施例では、リフォームの構成について主に説明したが、本発明のバスユニット設置用の床構造を新築の建物に適用する場合は、1階の建物ユニット1の右端の床小梁6は、初めから付けておく必要がなく、継ぎ手5の5a,5aは残らないため、スペーサー10は設けずに、隙間調整用のスペーサー11の厚さを大きくして対応すればよい。
また、上記した実施例では、バスユニット設置用の床構造Yを、1階の部分に設けて実施したが、これに限定されず、2階以上の部分に設けて実施してもよい。
さらに、上記した実施例では、バスユニット設置用の床構造Yの一部として、建物ユニット1の既存の床小梁6を利用したが、適用するバスユニットBの規格が合わない場合などは、別途の床小梁を設けて実施してもよい。
U ユニット建物(建物)
Y バスユニット設置用の床構造
B バスユニット
1 建物ユニット
2 床梁
2a 床梁のウェブ
2b 床梁のフランジ
2A 凹部
3 柱
4 天井梁
5 継ぎ手
5a 継ぎ手のフランジ
6 床小梁
7A 受け部材
7B 受け部材
71 転び変形防止金具
71a 鉛直部
71b 水平部
72 ブラケット部
8 吊り部材
81 上側水平部
82 垂下部
83 下側水平部
84 側面補強部
9A 床支持部材(バスユニット支持材)
9B 床支持部材(バスユニット支持材)
91 角形鋼管
91a 角形鋼管の端部
92 横桟
93 切り欠き
10 スペーサー
11 隙間調整用のスペーサー
12 断熱材
13 バスユニット設置用の床材(バスユニット支持材)

Claims (9)

  1. 建物の床梁よりも低い位置にバスユニットを設置するためのバスユニット設置用の床構造であって、
    前記建物の前記床梁のフランジ及びウェブから形成される凹部に嵌合して固定される受け部材と、該受け部材から垂下して設けられる吊り部材と、該吊り部材により前記床梁よりも低い位置に略水平に吊設されるバスユニット支持材とから成り、
    前記受け部材は、鉛直部と水平部とを有する断面L字形の転び変形防止金具の前記鉛直部からブラケット部が略水平方向に突出して設けられて成り、前記鉛直部が前記床梁のウェブに締結部材により固定されているとともに前記水平部が前記床梁の下フランジに直接又はスペーサーを介して当接されていることを特徴とするバスユニット設置用の床構造。
  2. 前記バスユニット支持材は、前記吊り部材に吊設される床支持部材と、該床支持部材の上面に敷設されるバスユニット設置用の床材とから成ることを特徴とする請求項1に記載のバスユニット設置用の床構造。
  3. 前記床梁のフランジと前記受け部材の前記ブラケット部との間には、隙間調整用のスペーサーが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のバスユニット設置用の床構造。
  4. 前記吊り部材は、上側水平部と垂下部と下側水平部と側面補強部とを有する断面Z字形の部材であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のバスユニット設置用の床構造。
  5. 前記受け部材の前記ブラケット部は、門形断面とされており、前記吊り部材の前記上側水平部と締結部材により固定されていることを特徴とする請求項4に記載のバスユニット設置用の床構造。
  6. 前記床支持部材は、複数の角形鋼管から成り、これらの角形鋼管の端部は、上側に切り欠きがそれぞれ設けられており、前記吊り部材の前記下側水平部と締結部材により固定されていることを特徴とする請求項4に記載のバスユニット設置用の床構造。
  7. 前記床支持部材を構成する前記複数の角形鋼管間は、所要箇所が横桟で接合されていることを特徴とする請求項6に記載のバスユニット設置用の床構造。
  8. 前記受け部材、前記吊り部材及び前記バスユニット支持材のそれぞれの間の隙間には、断熱材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のバスユニット設置用の床構造。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のバスユニット設置用の床構造を備えていることを特徴とする建物。
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