JP2021029483A - 書籍レンタルケース - Google Patents

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久司 橋本
章裕 戸島
Akihiro Toshima
章裕 戸島
真規 池田
Maki Ikeda
真規 池田
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Abstract

【課題】射出成形品からなる底閉鎖部を用いずに、1枚の合成樹脂シートで形成できる上に、置いたときの安定性と強度を得られるようにする。【解決手段】書籍の表表紙と裏表紙にそれぞれ対向する2枚の側面板21、書籍の背表紙に対向する表面板22、及び書籍の小口に対向する裏面板23を有する四角筒状の本体部12と、本体部12の上端開口部に形成されて本体部12内に向けて折り返される折り返し片13と、本体部12の下端を閉鎖する底閉鎖部14を備えた書籍レンタルケース11において、本体部12と折り返し片13と底閉鎖部14を、1枚の硬質合成樹脂シートで形成する。底閉鎖部14は、2枚の側面板21の下端に形成された折り曲げ部41と、折り曲げ部41よりも先の折り代部42を有し、折り代部42を上方へ折り曲げて上げ底部43を形成する。【選択図】図1

Description

この発明は、コミック本などの書籍をレンタルする際に書籍のケースとして用いられるような書籍レンタルケースに関する。
書籍レンタルケースとして下記特許文献1に開示されたものがある。特許文献1の書籍レンタルケースは、透明の本体部と、本体部の上端開口部に形成された折り返し片と、本体部の下端を閉鎖する底閉鎖部を備えている。本体部は、書籍の表表紙と裏表紙にそれぞれ対向する2枚の側面板と、書籍の背表紙に対向する表面板と、書籍の小口に対向する裏面板を有しており、四角筒状である。本体部の中には、本体部の内周面に沿って書籍のジャケットが収容され、ジャケットの上端部が、本体部と一体に形成された前述の折り返し片の折り返しによって押さえ込まれる。ジャケットの下端部は、本体部の下端部に備えた底閉鎖部との間に収まる。
折り返し片と本体部は、硬質の1枚の合成樹脂シートで形成されているのに対して、底閉鎖部は本体部とは別体である。底閉鎖部は、長方形の底板の上面に底上げ凸部を有した形状の射出成形品であって、本体部の下端に固定される。
このような構成の書籍レンタルケースでは、底閉鎖部の底上げ凸部が、本体部に収容された書籍本体の下端を支えて、書籍本体の上端部を本体部の上端開口から突出させる。
これによって、本体部に収容されたジャケットは外から視認でき、上端から書籍本体がのぞいているか否かによって、レンタル対象の書籍本体の有無が容易に判別できることになる。
しかしながら、書籍レンタルケースは2つの部材を組み付けて構成されるので、製造の手間とコストがかかる。
下記特許文献2には、1枚の合成樹脂シートで構成された書籍レンタルケースが開示されている。
特許文献2の書籍レンタルケースは、書籍本体の底部を支えるための上げ底状の床を、本体部を構成する一対の側面板のうちの一方の側面板の下端を上方に断面四角形に巻き込んで構成している。巻き込まれた折りしろと他方の側面板の下端は互いに係止されて、形状が保持される。
このような構成の書籍レンタルケースは、陳列時に設置する下端面に、係止のための構造が存在するので、安定性が良くない。また、書籍を収納したときにかかる荷重は、一方の側面板の下端に形成された折りしろで主に支えるので、バランスが良くなく、高い強度を得にくい。
特許第4839289号公報 特開2005−153920号公報
この発明は、射出成形品からなる底閉鎖部を用いなくとも、安定性と強度を得られるようにすることを主な目的とする。
そのための手段は、書籍の表表紙と裏表紙にそれぞれ対向する2枚の側面板、書籍の背表紙に対向する表面板、及び書籍の小口に対向する裏面板を有する四角筒状の本体部と、前記本体部の上端開口部に形成されて前記本体部内に向けて折り返される折り返し片と、前記本体部の下端を閉鎖する底閉鎖部を備えた書籍レンタルケースであって、前記本体部と前記折り返し片と前記底閉鎖部が、1枚の硬質合成樹脂シートで形成され、前記底閉鎖部が、2枚の前記側面板の下端に形成された折り曲げ部と、前記折り曲げ部よりも先の折り代部を有する書籍レンタルケースである。
この構成では、対をなす2枚の側面板の下端に形成された折り曲げ部と、折り曲げ部の先の折り代部が、収容された書籍の荷重を偏り少なくバランスよく支える。
この発明によれば、本体部と折り返し片と底閉鎖部は、1枚の合成樹脂シートで構成されるので、製造の手間とコストを抑えられる。また、収納した書籍の荷重を支える部分は、一対の側面板の下端に形成されているので、バランスよく支持できる。このため、強度を得るとともに、自立させることもできる。
また、2枚の側面板に折り曲げ部と折り代部を備えるので、折り代部同士を接合する場合でも、係止片等の部分が底に現れることを防止できる。このため、陳列時の安定性を高めることもできる。
実施例1に係る書籍レンタルケースの斜視図。 実施例1の書籍レンタルケースにおける使用態様を示す斜視図。 実施例1の書籍レンタルケースにおけるジャケットのみを保持した状態の斜視図。 実施例1の書籍レンタルケースの使用状態を示す正面図。 実施例1のケース形成シートの表面図。 実施例1の書籍レンタルケースにおける折り返し片を折り返した状態の斜視図。 実施例1の書籍レンタルケースにおける折り返し片を折り返した状態の断面図。 実施例1の書籍レンタルケースの正面図。 図8のA−A断面図。 図8のB−B断面図。 実施例1の書籍レンタルケースの平面図と底面図。 実施例1の書籍レンタルケースを置いた状態の断面図。 実施例2に係る書籍レンタルケースの斜視図。 実施例2のケース形成シートの表面図。 実施例2の書籍レンタルケースの右側面図と正面図中央縦断面図。 実施例2の書籍レンタルケースの平面図と底面図。 実施例2の書籍レンタルケースを置いた状態の断面図。 実施例3に係る書籍レンタルケースの斜視図。 実施例3のケース形成シートの表面図。 実施例3の書籍レンタルケースの右側面図と正面図中央縦断面図。 実施例3の書籍レンタルケースの平面図と底面図。 実施例3の書籍レンタルケースを置いた状態の断面図。 実施例4に係る書籍レンタルケースの斜視図。 実施例4のケース形成シートの表面図。 実施例4の書籍レンタルケースの右側面図と正面図中央縦断面図。 実施例4の書籍レンタルケースの平面図と底面図。 実施例4の書籍レンタルケースの使用状態を示す正面図。 実施例4の書籍レンタルケースの使用状態の他の例を示す正面図。 他の例に係る書籍の上端部の斜視図。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1に、実施例1に係る書籍レンタルケース11の斜視図を示す。この発明の書籍レンタルケース11は、すべての部分が1枚の硬質の合成樹脂シートで形成されている。合成樹脂シートは全体が透明であり、適宜の形状に裁断されたものを折り曲げ罫線で折り曲げて、必要な部分に接着等を施して組み立てて形成される。
書籍レンタルケース11の概略構造を説明すると、次のとおりである。
書籍レンタルケース11は、図1に示したように、四角筒状の本体部12と、本体部12の上端開口部に形成された折り返し片13と、本体部12の下端を閉鎖する底閉鎖部14を備えている。
本体部12は、図2に示したように、書籍15の表表紙15aと裏表紙15bにそれぞれ対向する2枚の側面板21と、書籍15の背表紙15cに対向する表面板22と、書籍15の小口15dに対向する裏面板23を有している。
折り返し片13は、図2、図3に示したように、書籍15のジャケット15eを本体部12内に収納して、本体部12の内周面に沿わせた状態で本体部12内に向けて折り返すと、ジャケット15eを保持する構造である。折り返し片13は、本体部12のうち、側面板21と表面板22の上端縁に形成されている。
底閉鎖部14は、本体部12を構成する2枚の側面板21の下端に形成された折り曲げ部41と、折り曲げ部41よりも先の折り代部42で構成される。底閉鎖部14の折り代部42に、一部を折り曲げ部41よりも上に位置させて上げ底部43(図1参照)を形成する折り曲げ線44を形成すると、収納される書籍本体15fの上端部は、図4に示したように書籍レンタルケース11の上端から突出することになる。
以下、書籍レンタルケース11の実施例1から実施例4までを説明する。各実施例における底閉鎖部14以外の部分の構成は共通している。このため、第1実施例においては共通部分も説明するが、第2実施例以降の説明においては、共通部分の説明を省略する。また、その説明において、先に述べた構成と同一の部位については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図5に、書籍レンタルケース11を構成するケース形成シート11aの表面図を示す。ケース形成シート11aは全体が硬質の合成樹脂シートで形成されており、全体が透明である。
ケース形成シート11aの形状は書籍レンタルケース11の展開図に類似した形状である。本体部12に相当する部分は、書籍15の背表紙15cに対向する長方形の表面板22を中心にして、左右両側に、書籍15の表表紙15a又は裏表紙15bに対向する側面板21が連設されている。2枚の側面板21における表面板22と反対側の端には、書籍15の小口15dに対向する裏面板23が連設されている。裏面板23は、互いに重ね合わせて接合され、本体部12を四角筒状に形作るための部分であり、少なくとも一方の裏面板23(23a)は表面板22の幅と同一幅に形成されている。他方の裏面板23(23b)は、十分な重ね合わせ面積となる適宜の幅に設定される。他方の裏面板23(23b)も表面板22の幅と同一幅に形成してもよい。
裏面板23同士は、両面接着テープ等の適宜の接合手段で接合される。
側面板21も裏面板23も、表面板22と同様に長方形であり、表面板22の幅は書籍15がゆったり入る幅に設定され、側面板21の奥行方向の長さは、書籍15がさらにゆったり入る大きさに設定される。これは、書籍15を本体部12に上から差し込むときに、書籍15を前後(奥行)方向に傾けても容易に入るようにするためである。表面板22と側面板21と裏面板23の高さは、書籍15の高さに対応した高さ、換言すれば、書籍15を収容する高さであって、書籍15の高さに近い高さに設定される。
表面板22と側面板21、側面板21と裏面板23との間には、折り曲げ罫線25が平行に形成されている。折り曲げ罫線25は略V字状の溝である。以下に述べる折り曲げ罫線も略V字状の溝である。
折り返し片13は、表面板22と側面板21の上端に連設されている。表面板22に連設される折り返し片13(13a)は、先端(上端)側をやや幅狭にする等脚台形状であり、表面板22との間に折り曲げ罫線31が形成されている。
側面板21に連設される折り返し片13(13b)は、側面板21の奥行方向の略全体に延びる長方形状であり、側面板21との間に折り曲げ罫線31が形成されるとともに、折り返し片13の上下方向の中間位置にも折り曲げ罫線32が形成されている。中間位置の折り曲げ罫線32は、図6、図7に示したように、折り返し片13を本体部12の内部に向けて折り返したときに、基部33と先端部34で角度に違いをつけるためのものである。また、中間位置の折り曲げ罫線32は表面板22に連設された折り返し片13(13a)を押さえ込むことに貢献する。
底閉鎖部14は、前述したように本体部12を構成する2枚の側面板21の下端に形成された折り曲げ部41と、折り曲げ部41よりも先の折り代部42で構成される。折り曲げ部41は、ケース形成シート11aを適宜の角度に折り曲げて形成される部分であり、側面板21の下端に沿って直線状に延びている。
折り曲げ部41には折り曲げ罫線45が形成されている。折り曲げ部41の折り曲げ罫線45は、1本ではなく2本であり、互いに平行に形成されている。2本の折り曲げ罫線45の間隔は、ごく狭くてよい。
折り代部42は、折り曲げ部41よりも先に延びている部分であって、2枚の側面板21の下端に形成される折り代部42は、2枚の側面板21を相対向させたときに互いに接近する方向に延びる。
実施例1の底閉鎖部14は、図8、図9、図10に示したように、前述した上げ底部43を形成するとともに、折り代部42同士が係合されて結合される。
具体的には、一方の折り代部42(42a)は、他方の折り代部42(42b)よりも幅広に形成されており、幅方向の中間部に折り曲げ部41と平行に並ぶ2本の折り曲げ罫線46が形成されている(図5参照)。これら折り曲げ罫線46は、前述した上げ底部43を形成する折り曲げ線44である。2本の折り曲げ線44で区切られる3つの部分は、図9に示したように、斜めに立ち上がる2つの上げ底傾斜面42cと、これら上げ底傾斜面42c同士の間に位置する上げ底床面42dである。このため、底閉鎖部14を組み立てたときには、折り代部42における折り曲げ部41側の部位である一方の上げ底傾斜面42cは、側面板21に対して鋭角となる。
上げ底床面42dの両側縁における長手方向の中間部の2か所には、切り溝からなる係止のための係止凹部47aが形成されている。上げ底床面42dにおける表面板22側の端は、上げ底傾斜面42cの表面板22側の端よりも後退しており、上げ底傾斜面42cの表面板22側の端は、折り曲げ部41に対して傾斜する傾斜辺48で形成されている。
他方の折り代部42(42b)は、全体が、一方の折り代部42(42a)で形成される上げ底部43を支持する支持部43aである。支持部43aは、折り曲げ部41に接した一方の上げ底傾斜面42cに重合される傾斜支持部42eと、上げ底床面42dに重合される水平支持部42fを有している。傾斜支持部42eと水平支持部42fの間には、折り曲げ部41と平行な1本の折り曲げ罫線46が形成されている。また水平支持部42fの両側縁であって、係止凹部47aに対応する部位には、係止凹部47aに係止する係止突起47bが張り出している。水平支持部42fにおける表面板22側の端は、傾斜支持部42eの表面板22側の端よりも後退しており、傾斜支持部42eの表面板22側の端は、折り曲げ部41に対して傾斜する傾斜辺48で形成されている。傾斜支持部42eの傾斜辺48のほうが、上げ底傾斜面42cの傾斜辺48よりも折り曲げ部41に対する角度が小さい。
上げ底部43の高さは、書籍本体15fを本体部12に収納したときに書籍本体15fの上端部を突出させる高さに応じて設定される。上げ底部43を形成することによって、本体部12における書籍15が入る部分の高さ、つまり本体部12の高さにおける上げ底部43より上の高さは、書籍15の高さよりも低くなる。
図8は書籍レンタルケース11の正面図であり、図9は図8のA−A断面図、つまり係止凹部47aと係止突起47bのない部分の断面図であり、図10は図8のB−B断面図、つまり係止凹部47aと係止突起47bのある部分の断面図である。また図11の(a)は書籍レンタルケース11の平面図であり、図11の(b)はその底面図である。これらの図に示すように、底閉鎖部14を形成する折り曲げ部41と折り代部42に形成された折り曲げ罫線45,46で折り曲げて水平支持部42fの係止突起47bを上げ底床面42dの係止凹部47aに係止する。すると、2つの折り代部42が互いに結合し合って断面等脚台形状の上げ底部43が形成される。
上げ底部43は前述のように断面等脚台形状であるとともに、上げ底床面42dと水平支持部42fの表面板22側の端を後退させているので、上げ底部43と側面板21の間と、上げ底部43と表面板22との間には、隙間14aができる。この隙間14aは、図3に示したように書籍15のジャケット15eの下端部が入る空間である。
このように構成された書籍レンタルケース11は、図1、図8に示したように折り返し片13が上に延びた状態である。書籍15のジャケット15eを本体部12に差し込んだのち、図3に示したように折り返し片13を折り返すと、ジャケット15eは本体部12の内周面に沿って保持される。この状態で書籍本体15fを本体部12に上から差し込むと、図4に示したように書籍本体15fの上端部は書籍レンタルケース11の上端から露出することになる。これは、前述のように本体部12の全体の高さが書籍15を収容する高さであるとともに、本体部12における書籍15が入る部分の高さが、書籍15の高さよりも低いからである。
また、陳列棚等に対する設置時においては、書籍レンタルケース11は図12に示したように、下端に位置する一対の折り曲げ部41によって支持されるとともに、折り代部42同士は上方に向けて折られて互いに係合して結合している。このため、バランスよく安定した設置状態を得ることができる。しかも、バランスが良いうえに折り代部42で形成された上げ底部43は支持部43aを有し、折り代部42同氏は互いに係合しているので、強度も高い。
また組み立てに際して接着する部分は、裏面板23同士のみであるので、作業は容易である。
さらに、前述のように折り曲げ部41が2本の平行な折り曲げ罫線45で構成されているため、側面板21等との間の隙間14aが広くなり、書籍15のジャケット15eの差し込みが円滑に行える。
実施例2の底閉鎖部14は、書籍レンタルケース11の斜視図である図13、書籍レンタルケース11を構成するケース形成シート11aの表面図である図14に示したように、前述した上げ底部43を形成している。また、上げ底部43は一方の折り代部42(42a)に形成されるとともに、他方の折り代部42(42b)には、上げ底部43を支持する支持部43aが形成されている。支持部43aは他方の折り代部42bの全体である。支持部43aを有する折り代部42bは、側面板21の下端の折り曲げ部41から斜め上に向けて延びて上げ底部43を下から支えるものである。
具体的には、一方の折り代部42aは、他方の折り代部42bよりも幅広に形成されており、幅方向の中間部に折り曲げ部41と平行に並ぶ2本の折り曲げ線44が形成されている(図14参照)。折り曲げ線44は折り曲げ罫線46で構成されている。2本の折り曲げ線44で区切られる3つの部分は、図13に示したように、斜めに立ち上がる2つの上げ底傾斜面42cと、これら上げ底傾斜面42c同士の間に位置する上げ底床面42dである。このため、底閉鎖部14を組み立てたときには、折り代部42aにおける折り曲げ部41側の部位である一方の上げ底傾斜面42cは、側面板21に対して鋭角となる。
なお、折り曲げ部41は、実施例1の場合とは異なり、1本の折り曲げ罫線45で構成されている。
上げ底床面42dにおける表面板22側の端は、上げ底傾斜面42cの表面板22側の端よりも後退しており、上げ底傾斜面42cの表面板22側の端は傾斜辺48で形成されている。
他方の折り代部42bは、図14に示したように略長方形をなす1枚の板状であって、折り曲げ線44を有しない。他方の折り代部42bの幅は、図13に示したように一方の折り代部42aが断面等脚台形に組み立てられたときに、先端縁がその等脚台形の対角線上の角、つまり折り曲げ部41側の上げ底傾斜面42cと上げ底床面42dの間の角に接する長さである。
他方の折り代部42bにおける表面板22側の端も傾斜辺48で形成されている。傾斜辺48の傾きは、折り曲げ部41から離れるほど表面板22側の端が後退する傾斜である。
図13は書籍レンタルケース11の正面、右側面および平面をあわす斜視図であって、図15の(a)は書籍レンタルケース11の右側面図であり、図15の(b)はその正面図中央縦断面図、具体的には図13のC−C断面図である。図16の(a)は書籍レンタルケース11の平面図であり、図16の(b)はその底面図である。
図14に示したケース形成シート11aは、側面板21の両側の折り曲げ罫線25と、折り曲げ部41と、一方の折り代部42aの折り曲げ線44(折り曲げ罫線46)で折り曲げて組み立てられる。裏面板23同士を接着すると、筒状の本体部12が形成されて、上げ底部43と支持部43aが形成される。
陳列棚等に対する設置時においては、書籍レンタルケース11は図17に示したように、下端に位置する一対の折り曲げ部41によって支持される。また、折り代部42同士は上方に向けて折られて、他方の折り代部42bが上げ底部43を有する一方の折り代部42aを支える。このため、バランスよく安定した設置状態を得ることができる。しかも、上げ底部43は実施例1の書籍レンタルケース11と同様に、断面等脚台形状に形成されるとともに、支持部43aが上げ底部43の下を支えるので、強度も高い。
また組み立てに際して接合する部分は、裏面板23同士のみであるので、作業は容易である。
実施例3の底閉鎖部14は、書籍レンタルケース11の斜視図である図18、書籍レンタルケース11を構成するケース形成シート11aの表面図である図19に示したように、前述した上げ底部43を形成している。この上げ底部43は、折り代部42同士が接着して形成される。また、折り曲げ部41は2本の折り曲げ罫線45を有している。
具体的には、一対の折り代部42は、同一幅に形成されており、幅方向の中間部に折り曲げ部41と平行に並ぶ1本の折り曲げ線44が形成されている(図19参照)。折り曲げ線44は折り曲げ罫線46で構成される。1本の折り曲げ線44で区切られる折り代部42の2つの部分は、図18に示したように、斜めに立ち上がる1つの上げ底傾斜面42cと、上げ底傾斜面42cの先に位置して水平になる上げ底床面42dである。
一対の上げ底床面42d同士は重合し、互いに接着されて、上げ底部43が形成される。このため、底閉鎖部14を組み立てたときには、折り代部42における折り曲げ部41側の部位である上げ底傾斜面42cは、側面板21に対して鋭角となる。また、前述のように同一形状の一対の折り代部42の上げ底床面42d同士を接着して上げ底部43が形成されるので、下側に位置する上げ底床面42dを有する折り代部42は、支持部43aであるともいえる。
上げ底床面42dにおける表面板22側の端は、上げ底傾斜面42cの表面板22側の端よりも、また裏面板23側の端よりも若干後退しており、上げ底傾斜面42cの表面板22側の端と裏面板23側の端は傾斜辺48で形成されている。
折り代部42と側面板21との間の折り曲げ部41は、前述のように折り曲げ罫線45を1本ではなく2本平行に有している。2本の折り曲げ罫線45の間隔は、ごく狭くてよい。
図18は書籍レンタルケース11の正面、右側面および平面をあわす斜視図であって、図20の(a)は書籍レンタルケース11の右側面図であり、図20の(b)はその正面図中央縦断面図、具体的には図18のD−D断面図である。図21の(a)は書籍レンタルケース11の平面図であり、図21の(b)はその底面図である。
図19に示したケース形成シート11aは、側面板21の両側の折り曲げ罫線25と、折り曲げ部41と、折り代部42の折り曲げ線44(折り曲げ罫線46)で折り曲げられて、裏面板23同士の接着で筒状の本体部12が形成される。また上げ底床面42d同士の接着によって上げ底部43が形成される。
陳列棚等に対する設置時においては、書籍レンタルケース11は図22に示したように、下端に位置する一対の折り曲げ部41によって支持される。折り曲げ部41は2本の平行な折り曲げ罫線45で構成されているので、比較的広い接触面積を得られるとともに、折り代部42同士は上方に向けて折られている。このため、バランスよく安定した設置状態を得ることができる。しかも、上げ底部43は実施例1の書籍レンタルケース11と同様に、断面等脚台形状に形成されるとともに、上げ底床面42d同士が重合状態で接着された剛性の高い構造であって、強度が高い。
また前述のように折り曲げ部41が2本の平行な折り曲げ罫線45で構成されているため、側面板21等との間の隙間14aを広くとることができ、書籍15のジャケット15eの差し込みが円滑に行える。
実施例4の底閉鎖部14は、書籍レンタルケース11の斜視図である図23に示したように平坦であり、前述した上げ底部43を有しない。底閉鎖部14は、書籍レンタルケース11を構成するケース形成シート11aの表面図である図24に示したように、平らな1枚の折り代部42同士を接着して形成されている。
具体的には、一対の折り代部42は、略同一幅に形成されており、折り代部42の長さは、側面板21の下端縁の長さに略対応する長さである(図24参照)。上げ底部43を形成しないが、表面板22、側面板21、裏面板23の高さは、実施例1等と同様に、書籍15の高さに対応する高さである。上げ底部43を形成しないので、底閉鎖部14の組み立て時に折り代部42は側面板21に対して直角となる。換言すれば、底閉鎖部14の折り曲げ部41は、鋭角に折り曲げる部分ではなく、直角に折り曲げる部分である。
図23は書籍レンタルケース11の正面、右側面および平面をあわす斜視図であって、図25の(a)は書籍レンタルケース11の右側面図であり、図25の(b)はその正面図中央縦断面図、具体的には図23のE−E断面図である。図26の(a)は書籍レンタルケース11の平面図であり、図26の(b)はその底面図である。
図24に示したケース形成シート11aは、側面板21の両側の折り曲げ罫線25と、折り曲げ部41で折り曲げられて、裏面板23同士の接合で筒状の本体部12が形成される。また、折り代部42同士の接着によって底が閉鎖される。
陳列棚等に対する設置時においては、書籍レンタルケース11は、下端に位置する一対の折り曲げ部41と、折り曲げ部41を介して連設された一方の折り代部42の面接触によって起立する。折り曲げ部41は一対有し、これらの間の折り代部42が設置面に接触するので、広い接触面積を得られる。このため、バランスよく安定した設置状態を得ることができる。しかも、折り代部42同士は接着により一体化されるので、強度も高い。
書籍レンタルケース11に書籍本体15fを収納しても、図27に示したように書籍本体15fの上部が書籍レンタルケース11の上端開口から突出することはない。しかし、斜め上から見たり、書籍レンタルケース11に触れたりすれば、書籍本体15fの存在は判別できる。
書籍本体15fの上端部を露出させたい場合には、図28に示したように、書籍レンタルケース11の本体部12の内底に、既存の適宜の部材16を底上げのための台として収容してもよい。既存の適宜の部材16に代えて、台となる形に樹脂シートを折り曲げて形成した部材(図示せず)を収容してもよい。
以上の構成はこの発明を実施するための一形態の構成であって、この発明は前述の構成に限定されるものではなく、その他の構成を採用することもできる。
例えば、図29に示したように、本体部12の裏面板23の上端に、折り曲げ罫線17aを介してガイド片17を連設してもよい。ガイド片17は上下方向の中間部に折り曲げ線17bを有しており、折り返し片13が本体部12の内側に折り返されるのに対して、上部の後方へ折り曲げられる。このようなガイド片17は、書籍本体15fを差し込むときの書籍本体15fと本体部12との衝突を緩和するとともに、書籍本体15fが円滑に差し込まれるように規制する。
また、前述の例において接着で接合した部分を係合により結合する構成にしてもよい。
11…書籍レンタルケース
12…本体部
13…折り返し片
14…底閉鎖部
14a…隙間
15…書籍
15a…表表紙
15b…裏表紙
15c…背表紙
15d…小口
15e…ジャケット
21…側面版
22…表面板
23…裏面板
41…折り曲げ部
42…折り代部
43…上げ底部
43a…支持部
44…折り曲げ線
45…折り曲げ罫線
47a…係止凹部
47b…係止突起

Claims (10)

  1. 書籍の表表紙と裏表紙にそれぞれ対向する2枚の側面板、書籍の背表紙に対向する表面板、及び書籍の小口に対向する裏面板を有する四角筒状の本体部と、前記本体部の上端開口部に形成されて前記本体部内に向けて折り返される折り返し片と、前記本体部の下端を閉鎖する底閉鎖部を備えた書籍レンタルケースであって、
    前記本体部と前記折り返し片と前記底閉鎖部が、1枚の硬質合成樹脂シートで形成され、
    前記底閉鎖部が、2枚の前記側面板の下端に形成された折り曲げ部と、前記折り曲げ部よりも先の折り代部を有する
    書籍レンタルケース。
  2. 前記折り曲げ部が2本の折り曲げ罫線を有する
    請求項1に記載の書籍レンタルケース。
  3. 前記折り代部同士が係合された
    請求項1または請求項2に記載の書籍レンタルケース。
  4. 前記折り代部同士が接着された
    請求項1または請求項2に記載の書籍レンタルケース。
  5. 前記折り代部における前記折り曲げ部側の部位が、前記側面板に対して鋭角である
    請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の書籍レンタルケース。
  6. 前記折り代部に、一部を前記折り曲げ部よりも上に位置させて上げ底部を形成する折り曲げ線が形成された
    請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の書籍レンタルケース。
  7. 前記上げ底部が一方の前記折り代部に形成され、
    他方の前記折り代部には、前記上げ底部を支持する支持部が形成された
    請求項6に記載の書籍レンタルケース。
  8. 前記支持部を有する前記折り代部が、前記折り曲げ部から斜め上に向けて延びて、前記上げ底部を下から支えるものである
    請求項7に記載の書籍レンタルケース。
  9. 前記上げ底部と前記側面板の間と、前記上げ底部と前記表面板との間に、書籍のジャケットの下端部が入る隙間が形成された
    請求項6から請求項8のうちいずれか一項に記載の書籍レンタルケース。
  10. 前記本体部の全体の高さが書籍を収容する高さであるとともに、
    前記本体部における書籍が入る部分の高さが、書籍の高さよりも低い
    請求項1から請求項9のうちいずれか一項に記載の書籍レンタルケース。
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