JP2021025391A - 蓋の開閉機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 取っ手や引っかかりの無い蓋2を、道具を使わずに手や指先だけで簡単に開き、且つ装着出来る構造を実現する。【解決手段】 磁性体3と4の磁気吸引力による面固定と、棚1−Aと突起2−Aとの接触を利用して、蓋2を所定の位置に保持して平板1の表面1−Fと、蓋2の表面2−Fとで平面を形成する事が出来る。蓋の開閉は、蓋の所定の箇所を2重矢印2−Bの方向に押すと、梃子の原理で蓋2の他端が持ち上がるので、その部分を掴んで、蓋を開けることが出来る。蓋を閉じる場合は、対になっている磁性体部分3及び4を磁気吸着させてから、蓋の他の部分、例えば2重矢印2−Bの部分を所定の位置に戻せば良い。【選択図】 図2

Description

本発明は、比較的大きな面や壁などの平面の一部に設けられた、相対的に小さな開口部の蓋の開閉機構に関わり、特に突起物や大きな隙間などの無いすっきりした平面を形成しながら、特別な道具や治具を必要とせず指先や手だけの簡単な操作で開閉が可能な機構に関する。
蓋を開閉する操作は、取り付けられている取っ手を操作したり隙間に道具を差し込んでこじ開ける方法や、弱い磁力で吸引している蓋を強力な磁石で吸引して開く方法などがあった。何れにせよ特別な道具が必要であった。
また、電波や導線を用いた遠隔操作には多くの費用が必要だった。
特開平2−103996号 特開2015−24853号
本発明は以上の状況に鑑みてなされたもので、簡単な構造でありながら、指先で押す、掴むなどの簡単な操作だけでもって、1つの平面に設けられた開口部の蓋を簡単に開閉出来る機構を提案することを課題とする。
本発明は、平板と、その平板の一部に設けられた開口部に装着されている蓋とからなる構成であって、蓋の一端に磁性体を装着すると共に、該磁性体に対向する平板部位、若しくは実質平板に固定された部位であって且つ該磁性体に対向する位置に他の磁性体を装着することに拠って、お互いに磁気的吸着力を発生せしめることが可能な1対2個の磁性体を1箇所1組み装着すると共に該磁性体装着位置とは実質異なる位置で、該蓋の一部と該平板に実質固定された部位の一部とが、該開口内部で回動可能に接触している様に構成するのが好ましい態様となる。
上記構成において、平板の表面と、その平板の一部に設けられた開口部に装着されている蓋の表面とは、面一、或いは、略面一に形成されているように形成するのが好ましい。
或いは、1組の1対2個の磁性体に加えて、蓋の重心位置の略対称側の端部にも他の1組の1対2個の磁性体が装着されており、これらの2組の磁性体の内、少なくとも1組2個の磁性体は、1個は蓋の端部外周面に装着されていて、他の1個は平板の開口部の内周面に装着されており、該1組2個は対向していると共に該対向面が平板の表面に垂直であるようにしてもよい。
また、蓋の一部と平板に実質固定された部位の一部とが、開口部内部で回動可能に接触しており、且つ該接触部位間に磁気的な吸引力が作用していることはより好ましい。
なお、平板と、その平板の一部に設けられた開口部に装着されている蓋とからなる構成であって、
蓋の一端に磁性体を装着すると共に、該磁性体に対向する平板部位、若しくは実質平板に固定された部位であって且つ該磁性体に対向する位置に他の磁性体を装着することに拠って、お互いに磁気的吸着力を発生せしめることが可能な1対2個の磁性体が装着されていると共に、蓋の重心位置に対して略対象側の他端にも1対2個の他の磁性体が装着されてなる蓋の開閉機構であり、
2組の磁性体の内少なくとも1組2個の磁性体は、1個は蓋の端部外周面に装着されていて、他の1個は平板の開口部の内周面に装着されており、該1組2個は対向していると共に、該対向面が平板の表面に垂直であり、且つ蓋の裏側の該磁性体近傍か若しくは該磁性体近傍の平板に実質固定された台座のいずれか片方に、バネが装着されていても良い。
上述した機構において、1組の磁性体による磁気的吸引力が、永久磁石間の吸引、或いは永久磁石と軟磁性体との組み合わせによる何れか、又はそれらの複合であっても良い。
さらに、少なくとも1組2個の磁性体が次の3項目の全てを満たす事も、好ましい態様となる。
1)1組2個の磁性体は、着磁ピッチが一定且つ同一のマグネットシートである。
2)1組2個のマグネットシートは、互いに磁気吸着する様対向する磁極が異極である。
3)1組2個のマグネットシートは、表面の磁極の長手方向が平板の表面に対して並行方向になる様に装着されている。
本発明によれば、取っ手や孔や引っかかりの無い蓋を、道具を必要とせず、指先だけで開くことが出来る。そして閉めることも出来る。本発明は、プロジェクションマッピングの為の壁面や美術館の壁面などの様に、すっきりした平面であることが必須な壁面などに例えば電気コンセントを収納する開口部を設けざるを得ない場合に、本発明の構成でもってその蓋を設置できることを提案している。
本発明の実施例1の正面図である。 本発明の実施例1の断面模式図を表す。 本発明の実施例1において、開口部の内部に電気コンセントを取り付けた場合に、その蓋を取り外す際に蓋が開く状況を示す図である。 本発明の実施例1における変形例1を示す図である。 本発明の実施例1の他の変形例を表し、(a)は変形例2、(b)は変形例3を示す。 本発明の実施例2の断面模式図の一部である。 本発明の実施例3の断面模式図の一部を表し、(a)は磁性体の装着状態を、(b)は装着されている磁性体であるマグネットシートの着磁状態を説明する為の図である。
実施例でもって本発明を説明する。
尚、本発明では「1組2個の磁性体」と表現しているが、「1組」とは、お互いに吸引する相手を伴っているという意味で1組であり、「2個」とは、お互いに吸引する自身と相手とをそれぞれ「個」と呼称しているので2個と表現している。
但しここで「個」という呼称単位は、一般に「白い石ころが1個、黒い石ころが3個」と数える意味では無く、本発明では、お互い間に吸引作用が働く2つの磁性体それぞれを1個と呼称している。従って、「1個」は、複数のボタン磁石であったり、単数の鉄板であったり、或いは 1枚、又は数枚の多極着磁マグネットシートであっても良い。或いはそれらの組み合わせであっても良い。
図1は本発明の実施態様である実施例1の正面図である。
平板1で壁面が形成され、その表面1−Fの左下に相対的に小さな面積の正方形の開口部が設けられ、該開口部の蓋2の表面2−Fと表面1−Fとが1つの面を形成している。
図2は実施例1の開口部の断面模式図であり、蓋の取り付け状態を示している。
なお、本発明の壁面は水平方向であっても適宜に実施することが出来るが、本発明が適用されることが多いと考えられる居住部屋の壁面を想定して、これらの図のように垂直な壁面で説明することとする。
具体的には図3示すように、壁面の表面1−Fを形成する平板1に開口部を設けて、電気コンセントCを収納している。その開口部には蓋2が装着されている。
そして、蓋2には、平板1から延びた棚1−Aに対し、接触して回動可能な突起2−Aが形成されている。
なお、この突起2−Aは、先端に丸みをもつ点状のものを複数並べて直線状に構成するもの、先端に丸みをもち直線状に形成したもの、先端がわずかに平面部を有するもの等、接触面に対して回動可能な適宜な形態で実施すればよい。
また蓋2において、棚1−Aと突起2−Aとが接触する位置は適宜決めることが出来るが、開口部を有効活用する必要と、棚が平板1から延びている構造上、上述した接触位置は蓋2の中央部では無く、どちらかと言えば周辺部の箇所に設定すると良い。
本実施例では、上記突起2−Aが形成された位置から比較的近い蓋の端部には磁性体3が装着されている。さらに、該磁性体3に対向する平板1の位置には、磁性体4が装着されている。
磁性体3と磁性体4とは1組を成し、磁気的に吸着力が働く様に、永久磁石同士、或いは永久磁石と軟磁性体との組み合わせ、或いはその複合で構成される。
このようにして、蓋の表面2‐Fと平板の表面1−Fとが実質1つの平面を形成することが出来た。
また図2において、蓋2の下端は平板の開口部の内周部に乗って蓋の重量を支えることが出来るが、磁性体3及び4との磁気吸着力でもって浮かしておくことも可能である。
本発明に於いて蓋の開閉操作をする上で必要な最小限の隙間は確保されている。本発明の機構に従えばその隙間は実質無視が可能な小さな隙間であり、或いは該平面に何かの画像を投影する場合、目障りな陰影となら無い程度の隙間なのである。
この意味において本発明では、1つの大きな平面とその一部に設けられた開口部の蓋とが成す2つの表面が、実質的に1つの平面と見做すことが出来る状態と成る。
厳密な意味では無いが、実質「面一」(つらいち)な平面を形成出来るのである。
以上のような構成において、蓋の開閉を図3で説明する。但し、本実施例は、室内の壁面に適用していて、開口部の中には電気コンセントCを設置している。電気コンセントCは取り付け枠Dに装着されていて、取り付けネジEでもって、平板と一体化している棚1−Aに固定されている。
さて、図2において、蓋の表面2−Fの下方を図の2重線矢印2−Bの方向(左方)へ指で押すと、梃子の原理で、図3に示すように、平板1の棚1−Aと蓋2の突起2―Aとが接する部分を支点として、吸引力が働いている磁性体3と磁性体4とが引き離なされ、蓋2の上端が壁面1−Fより右方へ開いてくるので、指で掴んで開き、蓋を取り除くことが出来るのである。
上記操作中、指が矢印2−Bの位置に添えられており、更に蓋の直ぐ裏側にコンセントが設置されているので、蓋2が開口部の中に入り込んでしまうことは無い。
蓋2を閉める場合は、先ず、磁性体3と磁性体4とを近づけ吸引させてから、蓋の他の端・例えば2重矢印2−Bの部分をそっと押えると、蓋は元通りの位置に納まり、表面1−Fと表面2−Fとは面一になる。
なお、本実施例では、蓋2の突起部2−Aが壁面ボードの棚1−Aと接しているが、該突起が、棚1−A側に作られていても良い。
更に、図2の磁性体3及び4の2個1組に加えて、接触部の1−Aと2−Aとがそれぞれ磁性体で構成され、磁気的に吸引されることは蓋2の取り付け力が向上するので好適なものとなる。
また、接触部の磁性体を磁性体3及び4と区別せず、1−A部までを含めた新たな磁性体4と、2−A部までを含めた新たな磁性体3としても良い。
即ち図4は、図2の接触部の変形例1を示している。特別に突起部2−Aを製作する必要が無い構造である。
棚1−Aの表面はその全面が埋め込まれた磁性体4と面一であり、磁性体3が埋め込まれた蓋2の内側表面も面一であり、棚と蓋は1組2個の磁性体で吸引されている。
図4の2重矢印2−Bの位置を矢印の方向へ押すと、1−Aと2−Aの位置が支点となって、図3の場合と同様に蓋の端部が壁面1−Fより右方へ開くのである。
図5は、実施例1の他の変形例を表したものである。
そのうち、図5(a)は、変形例2を表し、蓋の下方にも1組の磁性体が装着される構成としたものである。
具体的には、磁性体5と磁性体6とは、装着され且つ対向している面が、面2−F及び面1−Fに垂直である必要がある。蓋2の外周面に磁性体5を装着し、壁面ボードの内周面の対向する位置に磁性体6を装着することで実現できる。
このような構成とすれば、蓋2は2つの端部で磁気吸着にて取り付けられるので、取り付け力が向上し、かつ、平板1の表面1−Fと蓋2の表面2−Fとの面一状態も確実に維持できることになる。
なお本配置であれば、2重矢印2−Bの部分を矢印の方向へ押すと、蓋の取り外しと装着とが上述した手順と同様でもって可能となる。
図5(b)は、実施例1の変形例3を表したものである。
この図に示すように、平板1の表面1−Fと蓋2の表面2−Fとを面一にする為には、蓋2の下方に設けた磁性体5及び平板1の磁性体6を磁気吸着させて且つ、平板1の棚1−Aと蓋2の突起2−Aとで支える構造とする事で確実となる。或いは1−Aと2−Aとを磁気吸着させてなる構成とすればより好ましい。
以上述べてきたとおり、本実施例においては、平板1と蓋2との間で磁気吸着力を発生せしめることが可能な1対2個の磁性体を少なくとも1組装着することで、平板1の表面1−Fと蓋2の表面2−Fとを面一に維持でき、かつ、蓋の取り外しと装着とを簡単に行うことが可能となる。
勿論、磁性体3及び磁性体4は、装着位置と形状が本実施例の形態に限られることは無い。
本実施例の他に、図5の(a)において、磁性体5及び6はそのままに磁性体3及び4の配置を磁性体5及び6の配置とする事、即ち磁性体の対向面を面2−Fに垂直に装着しても良い。この場合、蓋の着脱操作は全く同様である。
第2の実施態様である実施例2を図6で説明する。
平板11の開口部の内周部に磁性体8を装着し、蓋22の外周部の、磁性体8に対向する位置に磁性体7を装着すると共に、磁性体8と磁性体7とは2個1組の磁性体で、吸着力が働くと共に面11−Fの垂直方向の位置を維持する力も働いている。即ち、表面11−Fと表面22−Fとが面一である状態を維持することが出来る。
また、図示していないが、蓋の上方にあって、蓋の重心に概ね相当する位置に対して磁性体7の位置の概ね対称位置に、例えば図5(a)の様な2個1組の吸引力が働く磁性体を配置する。
本発明においては、必要なら蓋の総重量を支え、面一表面を維持する力を磁気吸着力で実現しているので、蓋に作用する力は蓋全体にバランス良く働く必要がある。そこで2組の磁性体は蓋の重心位置を挟んで磁性体を装着することが好ましいのである。
平板11の開口部内部の台座部分11−Bに、適切な弾性を有するバネ100を適宜の手段で外れないように装着しており、蓋22を蓋の外部から図の2重矢印22−Aの位置を矢印方向に向って押えると、磁気吸着力に勝って蓋が移動し、引き続きバネ100の弾力に逆らって押すと、バネにエネルギーが蓄えられる。
そこで一気に離すと、バネ100の反発力が磁気吸着力に勝って蓋を跳ね挙げるのである。それを指で掴んで蓋を取り外すことが出来る。
蓋を閉める操作は簡単で、少なくとも1箇所にある磁気吸着の作用する位置を合わせておいて、蓋22の他の部分を壁面に近付けると、磁気吸着力でもっておのずと所定の位置におさまるのである。
なおこの時、蓋22に対してバネ100の弾力が常時作用することが無いように、バネ100を平板11の台座11−Bに装着する場合は、バネ100と蓋22とは接触させず、バネ100を蓋22に装着する場合は、バネ100と平板11の台座11−Bとは接触させないのが、より好ましい対応となる。
また、バネの装着は1箇所だけで無く、数箇所、更に1箇所に付き複数個であっても良い。
更に本実施例では、図5に示した回動可能な接点1−Aと2−Aは必ずしも必要では無い。
図7(a)は、2個1組の磁性体の好適な実施態様の1つである、実施例3を示している。
即ち、厚さが1.5mm、磁極ピッチが3.0mmのマグネットシートから、丁度3磁極分の幅9.0mmを切り出し、長さ(図面に垂直方向)は30mmとした。このとき、切り出した2個のシートを対向させると異極が向い会い、磁気吸着力が働く組み合わせとした。
図7(b)は、図7(a)のマグネットシート9、10を詳しく説明する為の図であって、吸着する様に切り出されたマグネットシート9、10を、吸着させた状態の対向面が表面111−F及び222−Fに垂直になっている。更に、シート表面に現れている磁極が図の垂直方向に、言い換えると表面111−Fや222−Fに対して平行方向に長さが30mmとなっている。
壁面ボード111と蓋222には吸引力が働くと共に、表面111−Fと表面222−Fとが面一になる様に、2枚のマグネットシート9、10の位置が調整されている。
例えば何らかの弱い力で蓋222が押されると、磁性体9が磁性体10に対して左側へ押されるが、この時対向する磁極がずれて同極が近づくので反発力が働くのである。こうして蓋の表面222−Fと平板の表面111−Fとの面一が維持される。
本実施態様を実施例2、即ち図6に適用すると、必要にして十分な磁気吸着力(及び磁気反発力)は、蓋の総重量やバネの力などを考慮して決めるが、磁気吸着力は、マグネットシートの厚さや着磁ピッチの大きさなどで決まる。マグネットシートが等方性であるか異方性であるかも考慮する必要がある。磁力が高い異方性は磁力が相対的に低い等方性より小面積で済むのでより好ましい。
マグネットシート表面の磁極を直角に横切る方向の幅は任意である。この方向の磁極の繰り返し単位をピッチと呼称するが、前記幅は、ピッチの整数倍で無くても良い。1つの磁極が異極に反転する境界域をニュートラルゾーンと呼称するが、必ずしもこのニュートラルゾーンで区切られる必要は無いのである。
しかし、マグネットシート幅がニュートラルゾーンで区切られていると、図7のマグネットシート10、9の相対位置を正確に決定・設計及び製作出来るので好都合である。
そして、磁性体9,10の磁極数は2個でも良く4個でも良いが、適切な磁気吸引力を確保する為の磁極ピッチとマグネットシートの厚みを考慮すると、一般的に磁極数は図7(b)に示す様に3個がより好適である。
以上の実施例とは別に例えば、磁性体2個1組の片方を永久磁石として、他の磁性体として軟磁性体、例えば薄い鉄板を採用する事が出来る。この場合、永久磁石は軟磁性体との間の磁気吸着力を確保する上で多くの選択肢が可能である。例えばボタン型でも良く、多極着磁シートである場合はその磁極が図の様に規則正しく面111−Fに並行に並ぶ必要は無い。しかし何れの組み合わせにしても、表面111−Fと表面222−Fとが少なくとも1つの面を形成する為には、或いは面一にする為には、適切な大きさと相対位置を設計しなければなら無い。
より精密な位置決めは、図2の1組の磁性体3及び4と、1−Aと2−Aとの接点とで構造的に決めるか、若しくは、図7の様な磁性体の組み合わせでもって確保することが出来る。
本発明は、上記の実施例に限らず、趣旨を変えない範囲で各種に変形して実施することが可能である。
平板の表面と、その平板の一部に設けられた開口部に装着されている蓋の表面とは、これまで説明してきた平らな状態での面一でなくても、用途に応じて湾曲させたり、自由な曲面で実施してよいことはいうまでもないことである。
本発明は、一般住宅の建装材や内装材或いは、ホールやイベント会場などの壁面などに適用することが出来る。
平時は全面が面一ですっきりした平面であり、映像を投影したり、シートを貼着することが出来る平面でありながら、例えば点検孔や電気コンセントを収納する開口部が必要な場合に採用される。
1 平板
2 蓋
3 磁性体
4 磁性体
5 磁性体
6 磁性体
7 磁性体
8 磁性体
9 磁性体
10 磁性体
11 平板
22 蓋
100 バネ
111 平板
222 蓋
1―A 棚
2−A 突起
1−F 平板表面
2−F 蓋表面
11−F 平板表面
22−F 蓋表面
11−B 台座
111−F 平板表面
222−F 蓋表面
C 電気コンセント
D 取り付け枠
E 取り付けネジ

Claims (7)

  1. 平板と、その平板の一部に設けられた開口部に装着されている蓋とからなる構成であって、
    蓋の一端に磁性体を装着すると共に、該磁性体に対向する平板部位、若しくは実質平板に固定された部位であって且つ該磁性体に対向する位置に他の磁性体を装着することに拠って、お互いに磁気的吸着力を発生せしめることが可能な1対2個の磁性体を1箇所1組み装着すると共に
    該磁性体装着位置とは実質異なる位置で、該蓋の一部と該平板に実質固定された部位の一部とが、該開口内部で回動可能に接触していることを特徴とする蓋の開閉機構。
  2. 平板の表面と、その平板の一部に設けられた開口部に装着されている蓋の表面とは、面一、或いは、略面一に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の蓋の開閉機構。
  3. 1組の1対2個の磁性体に加えて、蓋の重心位置の略対称側の端部にも他の1組の1対2個の磁性体が装着されており、これらの2組の磁性体の内、少なくとも1組2個の磁性体は、1個は蓋の端部外周面に装着されていて、他の1個は平板の開口部の内周面に装着されており、該1組2個は対向していると共に該対向面が平板の表面に垂直であることを特徴とする請求項1または2に記載の蓋の開閉機構。
  4. 蓋の一部と平板に実質固定された部位の一部とが、開口部内部で回動可能に接触しており、且つ該接触部位間に磁気的な吸引力が作用していることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の蓋の開閉機構。
  5. 平板と、その平板の一部に設けられた開口部に装着されている蓋とからなる構成であって、
    蓋の一端に磁性体を装着すると共に、該磁性体に対向する平板部位、若しくは実質平板に固定された部位であって且つ該磁性体に対向する位置に他の磁性体を装着することに拠って、お互いに磁気的吸着力を発生せしめることが可能な1対2個の磁性体が装着されていると共に、蓋の重心位置に対して略対象側の他端にも1対2個の他の磁性体が装着されてなる蓋の開閉機構であり、
    2組の磁性体の内少なくとも1組2個の磁性体は、1個は蓋の端部外周面に装着されていて、他の1個は平板の開口部の内周面に装着されており、該1組2個は対向していると共に、該対向面が平板の表面に垂直であり、且つ蓋の裏側の該磁性体近傍か若しくは該磁性体近傍の平板に実質固定された台座のいずれか片方に、バネが装着されていることを特徴とする蓋の開閉機構。
  6. 少なくとも1組2個の吸引する磁性体が、2個の永久磁石間の吸引か、永久磁石と軟磁性体との吸引、若しくはそれらの複合であることを特徴とする、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の、蓋の開閉機構。
  7. 少なくとも1組2個の磁性体が次の3項目の全てを満たす事を特徴とする、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の、蓋の開閉機構。
    1)1組2個の磁性体は、着磁ピッチが一定且つ同一のマグネットシートである。
    2)1組2個のマグネットシートは、互いに磁気吸着する様対向する磁極が異極である。
    3)1組2個のマグネットシートは、表面の磁極の長手方向が平板の表面に対して並行方向になる様に装着されている。
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