JP2021025391A - 蓋の開閉機構 - Google Patents
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Abstract
Description
また、電波や導線を用いた遠隔操作には多くの費用が必要だった。
蓋の一端に磁性体を装着すると共に、該磁性体に対向する平板部位、若しくは実質平板に固定された部位であって且つ該磁性体に対向する位置に他の磁性体を装着することに拠って、お互いに磁気的吸着力を発生せしめることが可能な1対2個の磁性体が装着されていると共に、蓋の重心位置に対して略対象側の他端にも1対2個の他の磁性体が装着されてなる蓋の開閉機構であり、
2組の磁性体の内少なくとも1組2個の磁性体は、1個は蓋の端部外周面に装着されていて、他の1個は平板の開口部の内周面に装着されており、該1組2個は対向していると共に、該対向面が平板の表面に垂直であり、且つ蓋の裏側の該磁性体近傍か若しくは該磁性体近傍の平板に実質固定された台座のいずれか片方に、バネが装着されていても良い。
1)1組2個の磁性体は、着磁ピッチが一定且つ同一のマグネットシートである。
2)1組2個のマグネットシートは、互いに磁気吸着する様対向する磁極が異極である。
3)1組2個のマグネットシートは、表面の磁極の長手方向が平板の表面に対して並行方向になる様に装着されている。
尚、本発明では「1組2個の磁性体」と表現しているが、「1組」とは、お互いに吸引する相手を伴っているという意味で1組であり、「2個」とは、お互いに吸引する自身と相手とをそれぞれ「個」と呼称しているので2個と表現している。
但しここで「個」という呼称単位は、一般に「白い石ころが1個、黒い石ころが3個」と数える意味では無く、本発明では、お互い間に吸引作用が働く2つの磁性体それぞれを1個と呼称している。従って、「1個」は、複数のボタン磁石であったり、単数の鉄板であったり、或いは 1枚、又は数枚の多極着磁マグネットシートであっても良い。或いはそれらの組み合わせであっても良い。
平板1で壁面が形成され、その表面1−Fの左下に相対的に小さな面積の正方形の開口部が設けられ、該開口部の蓋2の表面2−Fと表面1−Fとが1つの面を形成している。
なお、本発明の壁面は水平方向であっても適宜に実施することが出来るが、本発明が適用されることが多いと考えられる居住部屋の壁面を想定して、これらの図のように垂直な壁面で説明することとする。
そして、蓋2には、平板1から延びた棚1−Aに対し、接触して回動可能な突起2−Aが形成されている。
また蓋2において、棚1−Aと突起2−Aとが接触する位置は適宜決めることが出来るが、開口部を有効活用する必要と、棚が平板1から延びている構造上、上述した接触位置は蓋2の中央部では無く、どちらかと言えば周辺部の箇所に設定すると良い。
磁性体3と磁性体4とは1組を成し、磁気的に吸着力が働く様に、永久磁石同士、或いは永久磁石と軟磁性体との組み合わせ、或いはその複合で構成される。
このようにして、蓋の表面2‐Fと平板の表面1−Fとが実質1つの平面を形成することが出来た。
また図2において、蓋2の下端は平板の開口部の内周部に乗って蓋の重量を支えることが出来るが、磁性体3及び4との磁気吸着力でもって浮かしておくことも可能である。
この意味において本発明では、1つの大きな平面とその一部に設けられた開口部の蓋とが成す2つの表面が、実質的に1つの平面と見做すことが出来る状態と成る。
厳密な意味では無いが、実質「面一」(つらいち)な平面を形成出来るのである。
上記操作中、指が矢印2−Bの位置に添えられており、更に蓋の直ぐ裏側にコンセントが設置されているので、蓋2が開口部の中に入り込んでしまうことは無い。
また、接触部の磁性体を磁性体3及び4と区別せず、1−A部までを含めた新たな磁性体4と、2−A部までを含めた新たな磁性体3としても良い。
棚1−Aの表面はその全面が埋め込まれた磁性体4と面一であり、磁性体3が埋め込まれた蓋2の内側表面も面一であり、棚と蓋は1組2個の磁性体で吸引されている。
図4の2重矢印2−Bの位置を矢印の方向へ押すと、1−Aと2−Aの位置が支点となって、図3の場合と同様に蓋の端部が壁面1−Fより右方へ開くのである。
そのうち、図5(a)は、変形例2を表し、蓋の下方にも1組の磁性体が装着される構成としたものである。
具体的には、磁性体5と磁性体6とは、装着され且つ対向している面が、面2−F及び面1−Fに垂直である必要がある。蓋2の外周面に磁性体5を装着し、壁面ボードの内周面の対向する位置に磁性体6を装着することで実現できる。
このような構成とすれば、蓋2は2つの端部で磁気吸着にて取り付けられるので、取り付け力が向上し、かつ、平板1の表面1−Fと蓋2の表面2−Fとの面一状態も確実に維持できることになる。
なお本配置であれば、2重矢印2−Bの部分を矢印の方向へ押すと、蓋の取り外しと装着とが上述した手順と同様でもって可能となる。
この図に示すように、平板1の表面1−Fと蓋2の表面2−Fとを面一にする為には、蓋2の下方に設けた磁性体5及び平板1の磁性体6を磁気吸着させて且つ、平板1の棚1−Aと蓋2の突起2−Aとで支える構造とする事で確実となる。或いは1−Aと2−Aとを磁気吸着させてなる構成とすればより好ましい。
勿論、磁性体3及び磁性体4は、装着位置と形状が本実施例の形態に限られることは無い。
平板11の開口部の内周部に磁性体8を装着し、蓋22の外周部の、磁性体8に対向する位置に磁性体7を装着すると共に、磁性体8と磁性体7とは2個1組の磁性体で、吸着力が働くと共に面11−Fの垂直方向の位置を維持する力も働いている。即ち、表面11−Fと表面22−Fとが面一である状態を維持することが出来る。
また、図示していないが、蓋の上方にあって、蓋の重心に概ね相当する位置に対して磁性体7の位置の概ね対称位置に、例えば図5(a)の様な2個1組の吸引力が働く磁性体を配置する。
そこで一気に離すと、バネ100の反発力が磁気吸着力に勝って蓋を跳ね挙げるのである。それを指で掴んで蓋を取り外すことが出来る。
蓋を閉める操作は簡単で、少なくとも1箇所にある磁気吸着の作用する位置を合わせておいて、蓋22の他の部分を壁面に近付けると、磁気吸着力でもっておのずと所定の位置におさまるのである。
また、バネの装着は1箇所だけで無く、数箇所、更に1箇所に付き複数個であっても良い。
更に本実施例では、図5に示した回動可能な接点1−Aと2−Aは必ずしも必要では無い。
即ち、厚さが1.5mm、磁極ピッチが3.0mmのマグネットシートから、丁度3磁極分の幅9.0mmを切り出し、長さ(図面に垂直方向)は30mmとした。このとき、切り出した2個のシートを対向させると異極が向い会い、磁気吸着力が働く組み合わせとした。
壁面ボード111と蓋222には吸引力が働くと共に、表面111−Fと表面222−Fとが面一になる様に、2枚のマグネットシート9、10の位置が調整されている。
例えば何らかの弱い力で蓋222が押されると、磁性体9が磁性体10に対して左側へ押されるが、この時対向する磁極がずれて同極が近づくので反発力が働くのである。こうして蓋の表面222−Fと平板の表面111−Fとの面一が維持される。
しかし、マグネットシート幅がニュートラルゾーンで区切られていると、図7のマグネットシート10、9の相対位置を正確に決定・設計及び製作出来るので好都合である。
そして、磁性体9,10の磁極数は2個でも良く4個でも良いが、適切な磁気吸引力を確保する為の磁極ピッチとマグネットシートの厚みを考慮すると、一般的に磁極数は図7(b)に示す様に3個がより好適である。
平板の表面と、その平板の一部に設けられた開口部に装着されている蓋の表面とは、これまで説明してきた平らな状態での面一でなくても、用途に応じて湾曲させたり、自由な曲面で実施してよいことはいうまでもないことである。
平時は全面が面一ですっきりした平面であり、映像を投影したり、シートを貼着することが出来る平面でありながら、例えば点検孔や電気コンセントを収納する開口部が必要な場合に採用される。
2 蓋
3 磁性体
4 磁性体
5 磁性体
6 磁性体
7 磁性体
8 磁性体
9 磁性体
10 磁性体
11 平板
22 蓋
100 バネ
111 平板
222 蓋
1―A 棚
2−A 突起
1−F 平板表面
2−F 蓋表面
11−F 平板表面
22−F 蓋表面
11−B 台座
111−F 平板表面
222−F 蓋表面
C 電気コンセント
D 取り付け枠
E 取り付けネジ
Claims (7)
- 平板と、その平板の一部に設けられた開口部に装着されている蓋とからなる構成であって、
蓋の一端に磁性体を装着すると共に、該磁性体に対向する平板部位、若しくは実質平板に固定された部位であって且つ該磁性体に対向する位置に他の磁性体を装着することに拠って、お互いに磁気的吸着力を発生せしめることが可能な1対2個の磁性体を1箇所1組み装着すると共に
該磁性体装着位置とは実質異なる位置で、該蓋の一部と該平板に実質固定された部位の一部とが、該開口内部で回動可能に接触していることを特徴とする蓋の開閉機構。 - 平板の表面と、その平板の一部に設けられた開口部に装着されている蓋の表面とは、面一、或いは、略面一に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の蓋の開閉機構。
- 1組の1対2個の磁性体に加えて、蓋の重心位置の略対称側の端部にも他の1組の1対2個の磁性体が装着されており、これらの2組の磁性体の内、少なくとも1組2個の磁性体は、1個は蓋の端部外周面に装着されていて、他の1個は平板の開口部の内周面に装着されており、該1組2個は対向していると共に該対向面が平板の表面に垂直であることを特徴とする請求項1または2に記載の蓋の開閉機構。
- 蓋の一部と平板に実質固定された部位の一部とが、開口部内部で回動可能に接触しており、且つ該接触部位間に磁気的な吸引力が作用していることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の蓋の開閉機構。
- 平板と、その平板の一部に設けられた開口部に装着されている蓋とからなる構成であって、
蓋の一端に磁性体を装着すると共に、該磁性体に対向する平板部位、若しくは実質平板に固定された部位であって且つ該磁性体に対向する位置に他の磁性体を装着することに拠って、お互いに磁気的吸着力を発生せしめることが可能な1対2個の磁性体が装着されていると共に、蓋の重心位置に対して略対象側の他端にも1対2個の他の磁性体が装着されてなる蓋の開閉機構であり、
2組の磁性体の内少なくとも1組2個の磁性体は、1個は蓋の端部外周面に装着されていて、他の1個は平板の開口部の内周面に装着されており、該1組2個は対向していると共に、該対向面が平板の表面に垂直であり、且つ蓋の裏側の該磁性体近傍か若しくは該磁性体近傍の平板に実質固定された台座のいずれか片方に、バネが装着されていることを特徴とする蓋の開閉機構。 - 少なくとも1組2個の吸引する磁性体が、2個の永久磁石間の吸引か、永久磁石と軟磁性体との吸引、若しくはそれらの複合であることを特徴とする、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の、蓋の開閉機構。
- 少なくとも1組2個の磁性体が次の3項目の全てを満たす事を特徴とする、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の、蓋の開閉機構。
1)1組2個の磁性体は、着磁ピッチが一定且つ同一のマグネットシートである。
2)1組2個のマグネットシートは、互いに磁気吸着する様対向する磁極が異極である。
3)1組2個のマグネットシートは、表面の磁極の長手方向が平板の表面に対して並行方向になる様に装着されている。
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JP2002206334A (ja) * | 2001-01-10 | 2002-07-26 | Inax Corp | 天井点検口蓋 |
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US20170009502A1 (en) * | 2015-07-08 | 2017-01-12 | Romba Drywall Cz S.R.O. | Cover of inspection chamber |
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