JP2021024611A - 袋入れ装置及び容器入りウエットシート包装体製造システム - Google Patents
袋入れ装置及び容器入りウエットシート包装体製造システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】省力化された生産性の高い袋入れ装置を提供する。【解決手段】中空の胴部6aの一端に封止部6b、他の一端に開口部6cを有する包装袋6に被包装体S5を入れる袋入れ装置18であって、支持軸111を中心に回転可能に設けた回転体112に固設した複数の板状の保持体71と、各保持体71上に設けた横向きの窓72と、各窓72に夫々対応させて保持体71の後側面に設置した複数の包装袋保持部73と、回転体112の割出し駆動装置113と、被包装体S5を、包装袋保持部73の窓72を挟んで手前にある押込み待機位置P1給する被包装体供給コンベア装置20と、被包装体S5を、包装袋保持部73に保持した包装袋6に窓72を通じて押し込む押込み装置74とを備え、包装袋保持部73は、夫々一対の可動板75と、一対の可動板75を互いに接近離反させるアクチュエータ76からなる。【選択図】図17
Description
本発明は、例えば薬液を含浸したフェイスマスク等の複数のウエットシートを、上側に開口部を有する一つの容器内に収容してなる容器入りウエットシートを包装袋に入れる袋入れ装置、及びその袋入れ装置を備えた容器入りウエットシート包装体製造システムに関する。
従来、容器入りウエットシート包装体としては、特許文献1に開示されているように、フェイスマスクの形状に形成したシートを巻回して、上側に開口部を有する細長い容器内に収容し、容器内のシートに美容液を供給して容器入りウエットシートとし、この容器入りウエットシートを包装袋に入れて封止したものがある。
上述の容器入りウエットシート包装体では、その被包装体としての容器入りウエットシートが細長い形状であるため、ピロー包装機等を用いて自動的に包装することは比較的容易である。
ところが、容器入りウエットシートが、折り畳んだウエットシートを容器内に積み重ねて収容したものだと、その形状が縦横高さの似通った直方体状となることが多く、その場合、ピロー包装は適用し難いため、ガゼット袋のような包装袋に入れて包装体を製造することが必要になる。
しかし、縦横高さの似通った直方体状の容器入りウエットシートを包装袋に入れるためには、容器入りウエットシート及び包装袋を包装位置に供給し、包装袋の開口部を開いた状態にして、その包装袋に容器入りウエットシートを入れなければならず、この作業を自動化した生産性の高い袋入れ装置は見当たらなかった。そのため包装袋を包装位置へ供給する作業や包装袋の開口部を開く作業等を作業者が手作業で行っており、袋入れ工程で生産量を増大させるには、その工程に多数の作業者を配置することが必要であり、ウエットシート製品の製造工場では生産性の高い省力化された袋入れ装置の導入に対する要望が大きかった。
また、例えば複数台の容器入りウエットシート製造装置と、その複数台による生産量に応じた台数の包装装置を設置し、生産量調整時には、複数台の容器入りウエットシート製造装置のうちの一台又は複数台を選択的に稼働させ、それによって製造された容器入りウエットシートを包装装置へ供給して包装袋に入れて封止するようにするウエットシート包装体システムにおいては、そのシステムを保守や生産調整をするのが容易で、設備費が比較的安価で生産性の高いものにするために、特に容器入りウエットシートを包装袋に入れる包装工程を省力化して生産性を向上させることが大きい課題となっていた。
本発明は、従来のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の主な目的は、省力化された生産性の高い袋入れ装置を提供することにある。
また本発明の他の目的は、保守や生産調整をするのが容易で、比較的設備費が安く生産性の高い容器入りウエットシート包装体製造システムを提供することにある。
本発明の第1の側面に係る袋入れ装置によれば、中空の胴部の一端に封止部、他の一端に開口部を有する包装袋に被包装体を入れる袋入れ装置であって、支持軸を中心に回転可能に設けた回転体と、前記支持軸を中心とする円周上に等間隔に配置すると共に前記回転体に固設した複数の板状の保持体又は一つの輪となった板状の保持体と、前記保持体上であって前記支持軸を中心とする円周上に等間隔に配置した、前記被包装体が通り抜け可能な横向きの複数の窓と、前記複数の窓に夫々対応させて前記保持体の後側面に設置した複数の包装袋保持部と、前記回転体を回転駆動して前記包装袋保持部を袋装着位置と被包装体受取位置とにつけることができる割出し駆動装置と、前記被包装体を、前記被包装体受取位置についた前記窓の手前の押込み待機位置に供給する被包装体供給コンベア装置と、前記押込み待機位置に供給された被包装体を、前記包装袋保持部に保持した包装袋に前記窓を通じて押し込む押込み装置とを備えるように構成することができる。
前記構成により、袋装着位置で包装袋保持部に包装袋を装着し、その包装袋保持部を割出し駆動装置で回転体を回転させて被包装体受取位置に移動することができるので、包装袋を被包装体受取位置に次々と短時間で供給することができるようになり、袋入れ装置の生産性を向上させることができる。
本発明の第2の側面に係る袋入れ装置によれば、前記複数の包装袋保持部は、夫々前記開口部を横に向けた包装袋の内側面に沿うように、かつ互いに接近離反可能に設けた一対の可動板と、前記一対の可動板を互いに接近離反させるアクチュエータからなるように構成することができる。
前記構成により、一対の可動板が互いに接近させた状態で一対の可動板に包装袋を被せた後、一対の可動板を互いに離反させて包装袋を保持するので、包装袋保持部に包装袋を短時間で確実に装着することが可能になる。
本発明の第3の側面に係る袋入れ装置によれば、前記袋装着位置についた前記包装袋保持部の後方の袋供給位置に、シート状包装袋を一枚ずつ供給する包装袋供給装置と、前記袋供給位置に搬送された前記シート状包装袋を保持して該包装袋の開口部を開いた後、当該開口部を開いた包装袋を前記一対の可動板に被せる包装袋装着装置とを備えるように構成することができる。
前記構成により、シート状包装袋を一枚ずつ包装袋装着装置に供給すればよいので、包装袋供給装置を簡素化することができる。
本発明の第4の側面に係る袋入れ装置によれば、前記包装袋供給装置は、前記シート状包装袋の開口部付近の上面と下面を吸着する一対の吸着部と、前記一対の吸着部を前記シート状包装袋に向けて進出後退させる吸着部進退機構と、前記吸着部進退機構を装着した、前記支持軸と平行にスライド可能な可動台と、前記可動台を駆動して包装袋受取位置と包装袋被せ位置とにつけることができる可動台移動機構とを備えるように構成することができる。
前記構成により、作業者がシート状包装袋の開口部を開いて包装袋保持部に被せる作業をしなくて済むようになり、また確実に包装袋保持部に包装袋を短時間で装着することができるようになる。
本発明の第5の側面に係る袋入れ装置によれば、前記袋供給位置は、前記袋装着位についた窓の中心軸線上にあり、前記包装袋供給装置は、前記シート状包装袋を、当該シート状包装袋の長手中心軸線が、前記袋装着位についた窓の中心軸線に一致するように供給するように構成することができる。
前記構成により、前記包装袋装着装置の構造と動作を簡素化することができる。
本発明の第6の側面に係る袋入れ装置によれば、前記包装袋供給装置は、複数の前記シート状包装袋を載置することができる支持板と、前記シート状包装袋を前記支持板に沿って前記袋供給位置へ送る送り機構とを備え、前記支持板の前記袋供給位置の前記包装袋保持部側に切欠き部を設けるように構成することができる。
前記構成により、シート状包装袋の上面と下面とを吸着保持することが比較的容易になり、前記包装袋装着装置の構造と動作を簡素化することができる。
本発明の第7の側面に係る袋入れ装置によれば、前記支持板は長手方向に伸長したスリットを有し、前記送り機構は、前記スリットに配置した、前記支持板上の複数のシート状包装袋の縁に係合可能な複数の爪を有する係合体と、前記係合体を昇降させる係合体昇降機構と、前記係合体昇降機構を前記支持板の長手方向に往復運動させる往復運動機構とを備え、前記往復運動機構は、前記係合体昇降機構が係合体を上昇させて前記爪が前記支持板の上面から突出したとき、前記係合体昇降機構を搬送方向に前進させ、前記係合体昇降機構が係合体を下降させて前記爪が前記支持板の上面より下に後退したとき前記係合体昇降機構を後退させるように構成することができる。
前記構成により、比較的簡素な構成で複数のシート状包装袋を一斉に確実に供給することができる。
本発明の第8の側面に係る袋入れ装置によれば、前記シート状包装袋を複数枚積み重ねて構成した包装袋束を複数個載置し、前記複数の包装袋束を一つずつ移載位置に移動することができる包装袋束供給装置と、前記移載位置に移動した包装袋束の包装袋を上側から一枚ずつ持ち上げて前記包装袋供給装置に移載する包装袋移載装置とを備えるように構成することができる。
前記構成により、作業者は保管や取扱が容易なシート状包装袋の束を包装袋束供給装置にセットするだけでよくなり、包装位置への包装袋の準備作業を大幅に省力化することができる。
本発明の第9の側面に係る容器入りウエットシート包装体製造システムによれば、上側に開口部を有する一つの容器内に一つ又は複数のウエットシートを収容してなる容器入りウエットシートを製造し、前記開口部をシートで覆ってシールした後、前記容器入りウエットシートを包装袋に入れて封止することによりウエットシート包装体を製造するウエットシート包装体製造システムにおいて、前記容器入りウエットシートを製造する複数の製造装置と、前記複数の製造装置から前記容器入りウエットシートを受取り、当該容器入りウエットシートに、当該容器入りウエットシートを製造した前記製造装置を特定するための情報を有するラベルを貼付するラベル付与装置と、前述の第1〜第8の側面に係る袋入れ装置の何れか一つの袋入れ装置と、前記袋入れ装置から出てくる、前記包装袋に入れた容器入りウエットシートを受取って、当該包装袋にロット番号を付与する、前記袋入れ装置毎に設けたロット番号付与装置とを備え、前記ロット番号付与装置は、前記袋入れ装置に供給された容器入りウエットシートについて、前記容器に貼付されたラベルが有する情報を検出し、該検出した情報に基づき前記複数の製造装置のうちの当該容器入りウエットシートを製造した製造装置を特定し、該特定した製造装置に対応する、予め設定された符号と、当該容器入りウエットシートを包装袋に入れる前記袋入れ装置に対応する、予め設定された符号とを含むロット番号を作成して出力するように構成することができる。
前記構成により、容器入りウエットシートを製造する複数の製造装置の生産能力に応じて、工場内に設ける袋入れ装置等の台数を適正にすることができるので、設備費を低減することができると共に、工場の設備の設置床面積を節約することができる。また需要量に応じて複数の容器入りウエットシートの製造装置を選択的に稼働させることにより、ウエットシート包装体の生産量の調整を容易にすることができ、容器入りウエットシートの製造装置と包装装置等を1台ずつ備える製造ラインを複数ライン設置する場合に比べて、袋入れ装置等の稼働率を向上させることができる。また袋入れ装置やその他の装置が複数設置されていても、それらの装置を、製造装置からの容器入りウエットシートの供給量に応じて選択的に稼働させることができ、各装置の保守作業がし易くなる。また、製造されたウエットシート包装体に不具合が見つかったとき、包装袋に付与されたロット番号から、比較的容易に不具合の原因を特定することができる。そしてロット番号付与装置は、袋入れ装置に供給された容器入りウエットシートについて容器に貼付されたラベルの色を検出し、該検出した色に基づき、前記複数の製造装置のうちの当該容器入りウエットシートを製造した製造装置に対応する符号を含むロット番号を作成して、袋入れ装置から排出された包装袋を受け取って該包装袋にロット番号を付与するので、ロット番号を付与した包装袋に誤った別の容器入りウエットシートが紛れ込むことを防止でき、ウエットシート包装体に正確にロット番号を付与することができる。したがって、保守や生産調整をするのが容易で、比較的設備費が安く生産性の高いウエットシート包装体製造システムを提供することができる。
本発明の第10の側面に係る容器入りウエットシート包装体製造システムによれば、前記ラベルが有する、前記製造装置を特定するための情報は、前記ラベルの表面につけられた、前記製造装置に個別に対応する色であるように構成することができる。
前記構成により、ラベルの色の情報のみに基づき容器入りウエットシートの製造装置を識別するので、ロット番号付与装置の構成を大幅に簡素化することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための袋入れ装置及び容器入りウエットシート包装体製造システムを例示するものであって、本発明はそれらを以下のものに特定しない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
図1において、ST1は容器入りウエットシート製造工程であり、この工程では、上側に開口部1aを有する一つの容器1内に複数のウエットシート2を収容してなる容器入りウエットシートS1を製造する。
ST2はラベル貼付工程であり、この工程では、容器入りウエットシートS1を製造した製造装置を特定するためのラベル3を、容器入りウエットシートS1を構成している容器1の側面に貼付する。それによって容器入りウエットシートS1はラベル付与済みの被包装体S2になる。
ST3は薬液追加工程であり、この工程では、ラベル付与済みの被包装体S2を構成している容器1内に美容液である薬液Lを追加注入する。それによってラベル付与済みの被包装体S2は薬液追加済みの被包装体S3になる。
ST4は容器開口部シール工程であり、この工程では、薬液追加済みの被包装体S3を構成している容器1の開口部1aを、シート4で覆ってシールする。それによって薬液追加済みの被包装体S3は、シール済みの被包装体S4になる。
ST5は当て物装着工程であり、この工程では、シール済みの被包装体S4を構成している容器1の外周に当て物5を巻いてシール済みの被包装体S4の形状を略直方体に形成する。それによって、シール済みの被包装体S4は、当て物装着済みの被包装体S5になる。当て物5は、例えば意匠登録第1600390号公報に記載されているようなものである。
ST6は袋入れ工程であり、この工程では、当て物装着済みの被包装体S5を包装袋6に入れる。それによって、当て物装着済みの被包装体S5は、袋未封止包装体S6となる。この実施形態では、包装袋6は、中空の胴部6aの一端に封止部6b、他の一端に開口部6cを有するラミネートフィルム製のガゼット袋である。また包装袋の胴部6aの上面の、容器1の開口部1aに対応する部分には、包装袋の胴部6aをハーフカットして形成した窓状の切取線6dが設けてある。当て物装着済みの被包装体S5を包装袋6に入れるには、開口部6cを横に向けて開いた状態で保持し、当て物装着済みの被包装体S5を開口部6cの手前に供給した後、その当て物装着済みの被包装体S5を、図示しない押付け装置で、包装袋6の胴部6aの軸線方向に押すことで、開口部6cから胴部6a内に移動させる。
ST7はロット番号付与工程であり、この工程では、包装袋に入れた袋未封止包装体S6を構成している包装袋6の封止部6bにロット番号7を付与する。それによって、袋未封止包装体S6は、ロット番号付与済みの包装体S7となる。
ST8は包装袋開口部封止工程であり、この工程では、ロット番号付与済みの包装体S7を構成している包装袋6の開口部6cをシールする。開口部6cをシールするには、開口部6cの先端から所定幅の部分をひしゃいで、重なり合う部分を熱圧着して密封する。それによって、シール部分は封止部6eとなり、ロット番号付与済みの包装体S7は、容器入りウエットシート包装体Spとなる。
この実施形態によれば、容器入りウエットシート包装体Spは、さらに、突出端部折畳み工程ST9、蓋装着工程ST10、蓋封印工程ST11を経てウエットシート製品Sとなる。
突出端部折畳み工程ST9では、容器入りウエットシート包装体Spを構成している包装袋6の胴部6aから前後に突出している、封止部6b、6eを下方へ折り畳んで胴部6aの前後両側面に沿って接着する。それによって、容器入りウエットシート包装体Spは突出端部折畳み済みの包装体Sp1となる。
蓋装着工程ST10では、突出端部折畳み済みの包装体Sp1の上面の窓状の切取線6dを覆うように蓋8を接着する。それによって、突出端部折畳み済の包装体Sp1は、蓋装着済みの包装体Sp2となる。蓋8は、窓枠部8aと蓋体8bとからなり、蓋体8bは、その一辺付近を窓枠部8aに枢着して開閉可能にしてある。
蓋封印工程ST11では、蓋装着済みの包装体Sp2の蓋8を覆うように、当該包装体Sp2に帯封9を巻き付けて封印する。それによって、蓋装着済みの包装体Sp2は、ウエットシート製品Sとなる。
図2は、本発明の一実施形態に係る容器入りウエットシート包装体製造システムを示し、図2において、M1は、図1の容器入りウエットシート製造工程ST1の処理を行う容器入りウエットシート製造部、M2は、図1のラベル貼付工程ST2の処理を行うラベル貼付部、M4は、図1の容器開口部シール工程ST4の処理を行う容器開口部シール部、M5は、図1の当て物装着工程ST5の処理を行う当て物装着部、M6は、図1の袋入れ工程ST6の処理を行う袋入れ部、M7は、図1のロット番号付与工程ST7の処理を行うロット番号付与部、M8は、図1の包装袋開口部封止工程ST8の処理を行う包装袋開口部封止部、M9は、図1の突出端部折畳み工程ST9の処理を行う突出端部折畳み部、M10は、図1の蓋装着工程ST10の処理を行う蓋装着部、M11は、図1の蓋封印工程ST11の処理を行う蓋封印部、M12はウエットシート製品Sを一時保管しておく出荷倉庫である。
容器入りウエットシート製造部M1には、容器入りウエットシートS1を次々と製造することができる複数の製造装置11が備えてある。この実施形態では製造装置11は4台設置してある。また図1に示すウエットシート2は、顔面に適合する形状に形成され、美容に適した薬液が付与されたフェイスマスクであり、折り畳んだ状態で容器1内に積み重ねて収容してある。そして各製造装置11は、例えば特開2019−43629号公報に記載されている容器入りフェイスマスクの製造装置と同様のものである。
図2に示すように、ラベル貼付部M2には、容器入りウエットシートS1を複数の製造装置11から受取り、その容器入りウエットシートS1に、製造装置11に個別に対応するラベル3を貼付するラベル付与装置12が備えてあり、ラベル3は当該製造装置11を識別するための情報を有している。
容器開口部シール部M4には、並列搬送コンベア装置13と、容器開口シール装置14とが備えてある。また、この実施形態の場合、容器開口シール装置14の上流側には、図1の薬液追加工程ST3の処理を行うための薬液注入装置15が設けてある。
並列搬送コンベア装置13は、ラベル付与装置12によりラベルを容器1に付与された複数のラベル付与済みの被包装体S2を、当該並列搬送コンベア装置13の幅方向に一列に並べて、つまり並列搬送コンベア装置13による搬送方向に直交する方向に一列に並べて同時に薬液注入装置15へ搬送し、一列に並べたラベル付与済みの被包装体S2が薬液注入装置15に到達する度に搬送を停止することができ、また薬液注入装置15により薬液を注入された、幅方向に一列に並んでいるラベル付与済みの被包装体S2、つまり幅方向に一列に並んでいる薬液追加済みの被包装体S3が容器開口シール装置14に到達する度に搬送を停止することができる。即ち、並列搬送コンベア装置13は、ラベル3を付与された複数のラベル付与済みの被包装体S2、薬液追加済みの被包装体S3を、間欠的に搬送することができる。
容器開口シール装置14は、この実施形態の場合、並列搬送コンベア装置13により搬送されてきた薬液追加済みの被包装体S3を構成している容器1の開口部1aを同時に封止することができる。
また、容器開口部シール部M4には、並列搬送コンベア装置13への被包装体S2の供給の省力化を図るために、並列搬送コンベア装置13の幅方向に平行に配置した、ラベル付与済みの被包装体S2を搬送方向に一列に並べて搬送する搬送コンベア装置16と、この搬送コンベア装置16からラベル付与済みの被包装体S2を一つずつ受取り、該ラベル付与済みの被包装体S2を並列搬送コンベア装置13の幅方向に複数個並べ、該複数のラベル付与済みの被包装体S2のうちの、並列搬送コンベア装置13において幅方向に一列に並べることができるラベル付与済みの被包装体S2の個数に対応する個数のラベル付与済みの被包装体S2を一括して並列搬送コンベア装置13に渡す、被包装体並べ替え装置17とが備えてある。この実施形態の場合、後述のように並列搬送コンベア装置13は幅方向に4個のラベル付与済みの被包装体S2を並べて搬送することができ、被包装体並べ替え装置17は4個のラベル付与済みの被包装体S2を一括して並列搬送コンベア装置13に渡すことができる。
当て物装着部M5には、この実施形態では作業台が設けてあり、この作業台上で当て物装着工程ST5の処理を作業者が行うが、必要に応じて、この工程を自動化してもよい。
袋入れ部M6には、当て物装着済みの被包装体S5を包装袋6に入れる複数の袋入れ装置18、19が備えてある。この実施形態では、袋入れ装置18は、包装袋6の供給を自動的に行うことができる全自動式の袋入れ装置であり、2台設置してある。袋入れ装置19は作業者が包装袋6を手作業で供給する半自動の袋入れ装置である。袋入れ装置18及び袋入れ装置19は、包装袋6を、その開口部6cが横に向く状態で保持することができるようになっている。そして、その包装袋6の開口部6cの手前に当て物装着済みの被包装体S5を供給する被包装体供給コンベア装置20を夫々備えている。
ロット番号付与部M7には、袋入れ装置18、19毎に設けた、袋入れ装置18又は袋入れ装置19から送り出される袋未封止包装体S6を受取って、その袋未封止包装体S6を構成している包装袋6にロット番号7を付与するロット番号付与装置21が備えてある。
包装袋開口部封止部M8には、この実施形態では公知のシール機が備えてあり、このシール機を用いて作業者が処理を行う。
この容器入りウエットシート包装体製造システム10では、ラベル付与装置12から送り出されるラベル付与済みの被包装体S2は、コンベア装置22により容器開口部シール部M4へ搬送することができる。また容器開口部シール部M4から送り出されるシール済みの被包装体S4は、コンベア装置23により当て物装着部M5へ間欠的に搬送することができ、当て物装着部M5では当て物装着工程の処理が行われ、その結果得られた当て物装着済みの被包装体S5は、再びコンベア装置23により分配コンベア装置24へ搬送され、分配コンベア装置24から袋入れ装置18の被包装体供給コンベア装置20へ供給することができるようになっている。またコンベア装置22の傍らには貯留部25が設けてあり、コンベア装置22により搬送中のラベル付与済みの被包装体S2を作業者が検査し、そのうちの必要なものを貯留部25に一時保管することができるようになっている。コンベア装置22は、その搬送面上に多数のラベル付与済みの被包装体S2を載せた状態で貯留することができるようになっている。またコンベア装置23の傍らには貯留部26が設けてあり、当て物装着工程や袋入れ工程が滞った場合にコンベア装置23から貯留部26に、シール済みの被包装体S4及び当て物装着済みの被包装体S5を移動して貯留することができるようになっている。そして袋入れ装置19へ供給するシール済みの被包装体S4が不足した場合は、貯留部26に貯留しているシート済みの被包装体S4を当て物装着部M5へ供給し、袋入れ装置18へ供給する当て物装着済みの被包装体S5が不足した場合は、貯留部26に貯留した当て物装着済みの被包装体S5を分配コンベア装置24へ供給することができる。また、生産調整等のため等半自動の袋入れ装置19において袋入れ工程の処理が必要になった場合には、貯留部26から袋入れ装置19へ物装着済みの被包装体S5を供給することができるようになっている。
(ラベル付与装置)
(ラベル付与装置)
図3に示すように、ラベル付与装置12は複数の製造装置11に共通のラベル貼付用コンベア装置31を備えており、複数の製造装置11から容器入りウエットシートS1を、複数の製造装置11に個別に対応する複数の受取位置に受取ることができる。図3において実線で示す容器入りウエットシートS1は夫々受取位置上にある。ラベル貼付用コンベア装置31はベルトコンベアであり、その搬送面の高さが作業者の腰の高さ程度になるように、かつ略水平に設置されており、矢印Aの示す方向に容器入りウエットシートS1を搬送することができる。なお、この実施形態では、製造装置11が4台備えてあり、ラベル貼付用コンベア装置31も4台の製造装置11に対して共通なものになっているが、図3では、ラベル付与装置12の、上流側の2台の製造装置11に関する部分のみ示し、残りの2台の製造装置に関する部分は、図3において下側に示す製造装置11に関する部分と同じ構成であり同じ動作をするので省略してある。
製造装置11には、搬出コンベア装置32と移載装置33が備えてあり、製造された容器入りウエットシートS1は、搬出コンベア装置32から移載装置33に搬送され、移載装置33によりラベル貼付用コンベア装置31の搬送面の高さまで持ち上げられた後、ラベル貼付用コンベア装置31の搬送面上へ水平方向に押出されて受取位置に供給されるようになっている。
また、ラベル付与装置12は、複数の製造装置11に個別に対応する複数のラベル貼り機34を備えている。このラベル貼り機34は、夫々製造装置11に対応する受取位置の下流かつ該受取位置の近くに配置されている。また各ラベル貼り機34には、当該ラベル貼り機34が対応する製造装置11を特定するための情報を有するラベル3が準備されており、そのラベル3を容器入りウエットシートS1に貼付することができる。
最も上流側にあるラベル貼り機34(図3では上側のラベル貼り機)は、ラベル貼付用コンベア装置31により搬送される容器入りウエットシートS1が、当該ラベル貼り機34によるラベル貼付域(図3の上側の二点鎖線で示す容器入りウエットシートS1の位置)に到達したとき、ラベル貼付動作をするように第1制御装置35により自動制御される。
最も上流側にあるラベル貼り機34以外のラベル貼り機34(図3では下側に示すラベル貼り機)は、ラベル貼付用コンベア装置31により搬送される容器入りウエットシートS1が、当該ラベル貼り機34のラベル貼付域(図3の下側の二点鎖線で示す容器入りウエットシートS1の位置)に到達し、かつラベル貼付域に到達する容器入りウエットシートS1を構成している容器1にラベルが貼付されていないとき、ラベル貼付動作をするよう第2制御装置36により制御される。
第1制御装置35は、容器入りウエットシートS1がラベル貼付域から上流側へ一定距離だけ離れた地点に到達したことを検出する光電センサ37を備え、この光電センサ37の検出信号に基づき、容器入りウエットシートS1が検出されてからラベル貼付域まで移動する時間、ラベル貼り機34の動作の遅れ時間を勘案してラベル貼り機34にラベル貼付動作をするよう指令するよう構成されている。
第2制御装置36は、容器入りウエットシートS1がラベル貼付域から上流側へ一定距離だけ離れた地点に到達したことを検出する光電センサ38と、ラベル貼付領域へ接近している容器入りウエットシートS1に、ラベル3が付与されているか否かを検出するカラーセンサ39とを備え、このカラーセンサ39の検出信号の検出信号に基づき、容器入りウエットシートS1が検出されてからラベル貼付域まで移動する時間、ラベル貼り機34の動作の遅れ時間を勘案すると共に、カラーセンサ39の検出信号に基づきラベル貼り機34を作動させるか否かを判断してラベル貼り機34にラベル貼付動作をするよう指令するよう構成されている。
また、ラベル付与装置12は、複数のラベル貼り機34のうちの最も上流側以外のラベル貼り機34毎に夫々容器入りウエットシートS1の相互間隔を調整するための間隔調整装置41を備えている。ここで、ラベル貼付用コンベア装置31により互いに接近した状態で搬送されてくる二つの容器入りウエットシートS1のうち、ラベル貼り機34に最も接近した容器入りウエットシートを第1の容器入りウエットシートS11とし、その次に接近した容器入りウエットシートを第2の容器入りウエットシートS12とすると、間隔調整装置41は、第2の容器入りウエットシートS12を搬送方向に交差する方向に押すことができる押付け装置42と、この押付け装置42よって押された第2の容器入りウエットシートS12を受け止めるストッパー43とからなり、押付け装置42は、制御装置44からの指令により作動するようになっている。制御装置44は、所定の間隔で上流側と下流側に配置した二つの光電センサ45、46を備えており、下流側の光電センサ46が第1の容器入りウエットシートS11を検出しているとき、上流側の光電センサ46が第2の容器入りウエットシートを検出すると、第1の容器入りウエットシートS11と第2の容器入りウエットシートS12との間隔が狭すぎると判断して、押付け装置42に一定時間だけ押付け作動するよう指令する。したがって、間隔調整装置41は、第1の容器入りウエットシートS11と第2の容器入りウエットシートS12との間隔を検出し、その間隔が一定間隔以下の場合、第2の容器入りウエットシートS12の搬送のみを所定時間停止することができる。
さらに、ラベル付与装置12は、複数の製造装置11のうちの最も上流側の製造装置11以外の製造装置11からの容器入りウエットシートS1の受取位置毎に、ラベル貼付用コンベア装置31上の容器入りウエットシートS1を拘束することができる拘束装置51を備えている。この拘束装置51は、受取位置の直近の上流側に配置された、容器入りウエットシートS12を搬送方向に交差する方向に押すことができる押付け装置52と、この押付け装置52によって押された容器入りウエットシートS1を受け止めるストッパー53とからなり、押付け装置52は、制御装置54からの指令により作動するようになっている。制御装置54は、製造装置11で製造された容器入りウエットシートS1が移載装置33によるラベル貼付用コンベア装置31への押出し位置についたことを検出する、移載装置33に設けた光電センサ55と、受取位置の直近の上流側に設けた、ラベル貼付用コンベア装置31上の容器入りウエットシートS1を検出する光電センサ56とを備え、光電センサ55から検出信号を受けているとき、光電センサ56から検出信号を受けると、移載装置33からラベル貼付用コンベア装置31への容器入りウエットシートS1の移載に支障が生じると判断して、押付け装置52に一定時間だけ押付け作動を指令する。したがって、拘束装置51は、製造装置11からラベル貼付用コンベア装置31への容器入りウエットシートS1の移載時に、受取位置へ進入しようとする、ラベル貼付用コンベア装置31上の容器入りウエットシートS1を一時的に拘束して、受取位置へ進入しないようにすることができる。
(ラベル)
(ラベル)
図4及び図5は、ラベル貼り機34で用いるラベル原反61を示す。ラベル3は、基材3aの表面に製造装置11を特定するための情報を有し、基材3aの裏面に粘着層3bを有している。ラベル原反61は、帯状のフィルム等からなる剥離シート62と、この剥離シート62の剥離面に粘着層3bを介して粘着させると共に剥離シート62の長手方向に一列に並べた多数のラベル3とからなる。このラベル原反61を、図5に示すように案内部材63の、曲率半径が一定以下の先端部に掛けて折り返すように走行させると、剥離シート62のみが折り返され、ラベル3の粘着層3bが剥離シート62から剥離し、基材3aは折れ曲がらず、そのラベル先端から次第に剥離シート62に対して浮き上がって真っ直ぐ走行するようになっている。このラベル原反61は巻取ることでロール状に形成されラベル原反ロールとなり、ラベル貼り機34で使用される。この実施形態の場合、ラベル3の表面は、それを用いるラベル貼り機34毎に異なる色に着色してあり、この色を、製造装置11を特定するための情報としている。例えば最も上流側の製造装置11に対応するラベル貼り機34は、表面が桃色に着色されたラベル、上流側から2番目の製造装置11に対応するラベル貼り機34は、表面が青色に着色されたラベル、上流側から3番目の製造装置11に対応するラベル貼り機34は、表面が緑色に着色されたラベル、上流側から4番目の製造装置11に対応するラベル貼り機34は、表面が黄色に着色されたラベル3を貼付することができる。
(ラベル貼り機)
(ラベル貼り機)
図6及び図7に示すようにラベル貼り機34は、巻戻しリール64と、モータ65により回転駆動可能な巻取りリール66と、剥離シート62を折り返してラベル3と剥離シート62とを剥離させるための案内部材63とを備える。案内部材63の先端部は、ラベル貼付用コンベア装置31により搬送されてくる容器入りウエットシートS1を構成している容器1に対応する高さで容器1の側面の近くまで突き出ている。案内部材63の先端部付近のラベル3の表面側には、ラベル3を容器1の側面に弾力的に押し付ける押圧ローラ67が設けてある。押圧ローラ67は、その外周面が例えばスポンジでできており、案内部材63にピン68を中心に揺動可能に設けた揺動腕69に装着してあり、揺動腕69はコイルバネ70により押圧ローラ67の押付け方向に付勢されている。そのため、ラベル貼り機34は、ラベル3を容器1の側面に確実に貼付することができる。
ラベル貼り機34によりラベル3を貼付するには、ロール状のラベル原反61を巻戻しリール64に装着しておき、巻戻しリール64からラベル原反61を引き出して案内部材63の先端部へ導き、案内部材63の先端部で剥離シート62を折り返して巻取りリール66へ導き、剥離シート62の先端を巻取りリール66に係止しておき、モータ65により巻取りリール66を回転させると、剥離シート62は巻取りリール66に巻取られると共に巻戻しリールからラベル原反61が巻戻されて、図5に示すように案内部材63の先端部においてラベル3の先端が剥離シート62から浮き上がった状態になり、この状態でモータ65を停止して待機させておく。このときラベル3の粘着層3bがラベル貼付用コンベア装置31による搬送路側に面している。
ラベル貼り機34にラベル貼付動作をさせるには、モータ65を起動して巻取りリール66を回転させ、ラベル原反61における剥離シート62へのラベル3の取付け間隔に相当する長さだけ剥離シート62を巻取る。そうすると、ラベル3は、図5に示す状態から更に前方へ繰り出され、容器1の側面に粘着する。そして、次のラベル3の先端部が図5に示すような待機状態になる。
(押付け装置)
(押付け装置)
図8及び図9に示すように、間隔調整装置41の押付け装置42は、ガイド付きシリンダ装置47と、このガイド付きシリンダ装置47のピストンロッド先端に固着した押付け部材72とからなり、押付け作動していないときは、図8に示すように押付け部材72は後退しており、押付け作動すると図9に示すように押付け部材72は進出し、容器入りウエットシートS1をストッパー43に押付けて、搬送されないように拘束する。なお拘束装置51の押付け装置52も、間隔調整装置41の押付け装置42と同様な構造であり、同様な動作をする。
(ラベル付与装置の動作)
(ラベル付与装置の動作)
このラベル付与装置12により容器入りウエットシートS1にラベル3を付与するには、製造装置11を稼働させると共に、ラベル貼付用コンベア装置31を搬送作動させておく。図3に示す最も上流側の製造装置11により製造された容器入りウエットシートS1がラベル貼付用コンベア装置31により搬送されて光電センサ37により検出されると第1制御装置35は最も上流側のラベル貼り機34にラベル貼付動作を指令し、当該ラベル貼り機34のモータ65が一定時間作動し、それによってラベル3が案内部材63の前方へ繰り出されて、搬送中の容器1の側面に粘着する。
上流側から2番目の製造装置11により製造された容器入りウエットシートS1は上流から2番目の受取位置を経てラベル貼付用コンベア装置31により上流から2番目のラベル貼り機34へ搬送される。この場合、カラーセンサ30を通過する容器入りウエットシートS1にはラベル3が付与されていないので、カラーセンサ39はラベル3を検出せず、光電センサ38が容器入りウエットシートS1を検出してとき、第2制御装置36は、ラベル貼り機34へラベル貼付動作をするよう指令し、容器1の側面にラベル3が貼付される。
最も上流の製造装置11により製造された容器入りウエットシートS1は、最も上流側のラベル貼り機34を通過する際にラベル3を付与されるので、上流側から2番目のラベル貼り機34に対応するカラーセンサ39はラベル3を検出する。それゆえ、この場合、光電センサ38が容器入りウエットシートS1を検出しても、第2制御装置36はラベル貼り機34にラベル貼付動作を指令せず、ラベル貼り機34はラベル貼付動作をしない。即ち、上流から2番目のラベル貼り機34は、上流から2番目の製造装置11によって製造された容器入りウエットシートS1にのみラベル3を付与する。そして上流側から3番目以降のラベル貼り機34についても、上流から2番目のラベル貼り機34と同様のラベル貼付動作をする。したがって、ラベル付与装置12は、各容器入りウエットシートS1に、当該容器入りウエットシートS1を製造した製造装置11に対応する色のラベル3を付与することができる。
(半自動式の袋入れ装置)
(半自動式の袋入れ装置)
図10及び図11に示すように、半自動式の袋入れ装置19は、板状の保持体71と、この板状の保持体71に設けた、被包装体S5が通り抜け可能な横向きの窓72と、この窓72に対応させて保持体71の後側面に設置した、包装袋6の開口部6cが横に向くように当該包装袋6を保持することができる包装袋保持部73と、被包装体S5を、包装袋保持部73の、窓72を挟んで手前にある押込み待機位置P1に供給する被包装体供給コンベア装置20と、押し込み位置に供給された被包装体S5を、包装袋保持部73に保持した包装袋6に、窓72を通じて押し込む押込み装置74とを備える。
被包装体供給コンベア装置20には、図11に示すように、図3に示す間隔調整装置41と同様に構成され同様に動作する間隔調整装置41が設けてある。なお、この間隔調整装置41は図10では省略している。
包装袋保持部73は、開口部6cを横に向けた包装袋6の内側表面に沿うように、かつ互いに接近離反可能に設けた一対の可動板75と、一対の可動板75を互いに接近離反させるアクチュエータ76とからなる。
図12に示すように、一対の可動板75は、夫々その外側面の保持体71付近に固設した取付部77を、保持体71の後側面に固設した保持部78にピン79で取り付けてあり、そのピン79を中心に揺動可能になっている。保持体71の後側面は、図12では保持体71の左側の側面であり、保持体71の右側は保持体71の前側となっている。アクチュエータ76は、この実施形態では流体圧シリンダ装置であり、そのピストンロッド76aの先端部を可動板75の取付部77にピン80で連結し、アクチュエータ76の後端部76bを、保持体71の後側面に固設したブラケット81にピン82で連結してある。したがって、一対の可動板75を個々のアクチュエータ76により押すと、一対の可動板75は夫々揺動して図12に二点鎖線で示す位置につき、一対の可動板75の先端部は互いに接近する。一対の可動板75を個々のアクチュエータ76により引くと、可動板は図12に実線で示す位置につき、一対の可動板75が包装袋6の内側表面に係合して包装袋6を保持することができる。アクチュエータ76は、図示しないフートスイッチ或いは押しボタンスイッチの操作により作動させることができるようになっている。
図11に示す押込み装置74は、被包装体S5に係合する押付け部材83と、押付け部材83を窓72に向けて進退させるガイド付き流体圧シリンダ装置84とからなる。
この袋入れ装置19を用いて包装袋6に被包装体S5を入れるには、先ず、作業者が包装袋6の開口部6cを開き、アクチュエータ76を、ピストンロッド76aが進出する方向に作動させて、一対の可動板75を図12に二点鎖線で示すように互いに接近させた状態にし、開口部6cが開いた包装袋6を一対の可動板75に被せた後、アクチュエータ76を、ピストンロッド76aが後退する方向に作動させる。そうすると一対の可動体85は互いに離反して図12に実線で示す状態になり、包装袋6が一対の可動体75に被さった状態で保持される。
次に、作業者が、被包装体S5を被包装体供給コンベア装置20に載せる。そうすると被包装体S5は、被包装体供給コンベア装置20により押込み待機位置P1へ搬送される。被包装体S5が押込み待機位置P1の直前まで接近すると、それを光電センサ85が検出し、その検出信号に基づき被包装体供給コンベア装置20は搬送を停止し、図11に示すように被包装体S5は押込み待機位置P1につく。
被包装体S5が押込み待機位置P1につくと、押込み装置74が作動して押付け部材83が前進する。それによって、被包装体供給コンベア装置20上の被包装体S5は、押付け部材83に押され、窓72を通じて包装袋6の中に移動し、更に一対の可動板75の内側面に案内されて包装袋6の奥に至る。その後も、被包装体S5は押付け部材83によって押されるため、被包装体S5は、それを収容している包装袋6を押し、それによって包装袋6は一対の可動板75から外れる。その結果、当て物装着済みの被包装体S5は袋未封止包装体S6になる。
押付け部材83が前進限まで前進すると、ガイド付き流体圧シリンダ装置84は、押付け部材83を図11に示すように後退限まで後退させ、次の被包装体S5が押込み待機位置P1に到達するまで、その状態で待機する。
(ロット番号付与装置)
(ロット番号付与装置)
ロット番号付与装置21は、図10及び図11に示すように、袋入れ装置19において被包装体供給コンベア装置20により押込み待機位置P1へ搬送される被包装体S5に付与されたラベル3が有する製造装置11に関する情報を読み取るラベル情報読取りセンサ91と、袋入れ装置19から出てくる袋未封止包装体S6を受取ってロット番号付与位置に搬送することができる受取りコンベア装置92と、受取りコンベア装置92によりロット番号付与位置に搬送された袋未封止包装体S6を構成している包装袋6の封止部6bにロット番号を出力するロット番号出力装置93と、受取りコンベア装置92によりロット番号付与位置に搬送された袋未封止包装体S6を構成している包装袋6の封止部6bを支持する封止部支持装置94とを備えている。
また、ロット番号付与装置21は、図2に示すように、ラベル情報読取りセンサ91がラベル3から読み取った製造装置11を特定するための情報に基づき、当該ラベル3が付与されて押込み待機位置P1に供給された被包装体S5を構成している容器入りウエットシートS1を製造した製造装置11を特定し、その特定した製造装置11に対応する、予め設定された符号と、被包装体S5を包装袋に入れて袋未封止包装体S6として袋入れ装置19に対応する符号とを含むロット番号を作成してロット番号出力装置93に出力を指令するロット番号作成部95を備えている。
図11において、ラベル情報読取りセンサ91は、この実施形態の場合、ラベル3が有する、製造装置11を特定するための情報は、ラベル3の表面につけられた、製造装置11に個別に対応する色であるので、ラベル3の色を検出することができるカラーセンサであり、またラベル3は、被包装体S5を構成する容器1に貼付されており、被包装体S5は、その搬送方向の前面にラベル3が位置するように被包装体供給コンベア装置20に載せるので、ラベル情報読取りセンサ91は、ラベル3を検出することができるよう押込み待機位置P1の近くに被包装体供給コンベア装置20の上流側に向けて設置してある。
ロット番号出力装置93は、レーザー光線でプラスチック等に刻印することができる公知のレーザーマーカーであり、ロット番号付与位置の上方に、袋未封止包装体S6の搬送を妨げないように設置してある。
封止部支持装置94は、包装袋6の胴部6aから搬送方向に突出している封止部6bにロット番号出力装置93によってロット番号を付けるとき、封止部6bを適性位置に保持して確実にロット番号を付けることができるようにするためのものであり、受け板96と押さえ板97とで挟んで支持することができる挟持部98と、挟持部98を挟持位置と待避位置とにつける挟持部進退機構99とを備えている。ロット番号出力装置93がロット番号付与位置の上方に設置してあるので、押さえ板97の、包装袋の封止部6bのロット番号付与部分に対応する部分は、切り欠いてある。
図14及び図15に示すように、挟持部98は、受け板96を昇降可能に保持したガイド付き流体圧シリンダ装置101と、押さえ板97を昇降可能に保持したガイド付き流体圧シリンダ装置102とを備え、両者が互いに逆方向に昇降するように構成してある。受け板96は、ガイド付き流体圧シリンダ装置101のピストンロッド101aの先端に固着してあり、押さえ板97は、ガイド付き流体圧シリンダ装置102のピストンロッド102aの先端に固着してあり、ガイド付き流体圧シリンダ装置101、102のシリンダ本体101b、102bは夫々枠体103に固着してある。
図16に示すように、挟持部進退機構99は、ガイド付き流体圧シリンダ装置からなり、そのピストンロッド99aの先端に挟持部98の枠体103を固着している。また、そのシリンダ本体99bは図示しない機枠に固着してある。図16は挟持部進退機構99が挟持部98を進出位置につけた状態を示している。
このロット番号付与装置21では、袋入れ装置19において被包装体供給コンベア装置20により被包装体S5が押込み待機位置P1に供給される度に、ラベル情報読取りセンサ91が被包装体S5に付与されているラベル3の色を検出する。そして、その検出された色に基づき、ロット番号作成部95は、ラベル3の色が検出された被包装体S5を構成している容器入りウエットシートS1を製造した製造装置11を特定し、その製造装置11に対応する、予め設定されている符号と、ラベル3の色を検出した被包装体S5を包装袋に入れて袋未封止包装体S6とする袋入れ装置19に対応する、予め設定されている符号とを含むロット番号を作成し、そのロット番号を袋入れ装置19から出てくる袋未封止包装体S6に付与する。
ロット番号作成部95では、袋入れ装置19から出てくる袋未封止包装体S6に対し、例えば、ロット名と、製造装置11に対応する符号と、ロット番号出力時刻と、袋入れ装置19に対応する符号とシリアル番号とが左から順次並ぶロット番号を作成するよう設定されており、ロット名が「1234」、ロット番号出力時刻が「9:30」、シリアル番号が「23」、最も上流側の製造装置11に対応する符号が「1」、上流側から2番目の製造装置に対応する符号が「2」、上流側から3番目の製造装置11に対応する符号が「3」、上流側から4番目の製造装置11に対応する符号が「4」と予め設定されており、当該ロット番号付与装置21が設けられている、ロット番号を付与する袋未封止包装体S6の袋入れ処理をした袋入れ装置19に対応する符号が「C」と設定されているとする。そして前述のように、最も上流側の製造装置11に対応するラベル貼り機34は、桃色のラベル、上流側から2番目の製造装置11に対応するラベル貼り機34は、青色のラベル、上流側から3番目の製造装置11に対応するラベル貼り機34は、緑色のラベル、上流側から4番目の製造装置11に対応するラベル貼り機34は、黄色のラベルを貼付することとする。ここで、ラベル情報読取りセンサ91によって検出されたラベルの色が桃色である場合には、そのラベルを付与された容器入りウエットシートS1の製造装置11は、最も上流側の製造装置11であると特定することができる。そしてロット番号作成部95では、製造装置11に対応する符号として「1」が選定され、例えば「1234・1・9:30・C23」というロット番号が作成される。
受取りコンベア装置92は、ベルトコンベアであり、袋入れ装置19から袋未封止包装体S6を受取ると、包装袋6の胴部6aから突出した封止部6bを搬送方向に向けた状態で、袋入れ装置19の後方へ搬送する。
受取りコンベア装置92上の袋未封止包装体S6がロット番号付与位置の一定距離手前まで搬送されてきたとき、図11に示す光電センサ86が袋未封止包装体S6を検出して封止部支持装置94の挟持部進退機構99が作動し、図14に示すように受け板96と押さえ板97とが互いに上下に離間した状態で、挟持部98が図16に示すように進出位置に進出する。そして袋未封止包装体S6がロット番号付与位置の直前まで搬送されてきたことを、図11に示す光電センサ87が検出して、受取りコンベア装置92は搬送を停止する。それによって袋未封止包装体S6はロット番号付与位置につき、このとき袋未封止包装体S6を構成している包装袋6の封止部6bは、図14に示すように互いに離間した受け板96と押さえ板97との間に入り、袋未封止包装体S6の前端面は受け板96及び押さえ板97の縁部に当接又は極めて接近した状態になる。
受取りコンベア装置92が搬送を停止すると、図15に示すように挟持部98のガイド付き流体圧シリンダ装置101、102が作動して受け板96と押さえ板97とで封止部6bを挟持する。
挟持部98が封止部6bを挾持すると、ロット番号出力装置93は、作成して記憶しているロット番号を、袋未封止包装体S6に係る包装袋の封止部6bの上側表面に出力する。
ロット番号出力装置93からロット番号が出力されると、挟持部98のガイド付き流体圧シリンダ装置101、102が作動して図14に示すように受け板96と押さえ板97が離間し、その後、挟持部進退機構99が作動して図11に示すように挟持部98が待機位置につく。
(全自動式の袋入れ装置)
(全自動式の袋入れ装置)
袋入れ装置18は、全自動式の袋入装置であり、図17〜図19に示すように、支持軸111を中心に回転可能に設けた回転体112と、支持軸111を中心とする円周上に等間隔に配置すると共に回転体112に固設した四つの板状の保持体71と、保持体71上であって支持軸111を中心とする円周上に等間隔に配置した、被包装体S5が通り抜け可能な横向きの四つの窓72と、各窓72に夫々対応させて保持体71の後側面に設置した四つの包装袋保持部73と、支持軸111を中心に保持体71を間欠的に回転駆動する割出し駆動装置113と、被包装体S5を、被包装体受取位置についた窓72の手前の押込み待機位置P1に供給する被包装体供給コンベア装置20と、押込み待機位置P1に供給された被包装体S5を包装袋保持部73に保持した包装袋6に窓72を通じて押し込む押込み装置74とを備えている。
支持軸111の両端部は軸受114によって保持されており、片方の軸受114は機台115、もう片方の軸受114は機台116上に設けてある。この実施形態では、図19に示すように一つの回転体112上に四つの保持体71を等間隔かつ放射状に配置しているので、割出し駆動装置113は、回転体112を90度ずつ矢印Aの示す方向に回転駆動して、包装袋保持部73を袋装着位置Iと上側中間位置IIと被包装体受取位置IIIと下側中間位置IVとに順次つけることができるようになっている。そして各保持体71上の窓72、一対の可動板75、アクチュエータ76は、その保持体71が被包装体受取位置IIIについたとき、夫々同じ配置となるように保持体71に設けてある。なお、必要に応じて複数の保持体71を回転体112に放射状に固設する代わりに、回転体112と同心に板状の輪になった保持体を固設してもよい。
袋入れ装置18は、さらに、図17に示すように袋装着位置Iについた保持体71の包装袋保持部73の後方にある袋供給位置Vに、シート状包装袋6sつまり畳んだ状態の包装袋6を一枚ずつ供給する包装袋供給装置117と、袋供給位置Vに搬送された畳んだ状態の包装袋6を保持して該包装袋6の開口部6cを開いた後、当該包装袋6を一対の可動板に被せる包装袋装着装置118とを備えている。
包装袋6は、前述のようにガゼット袋であり、シート状包装袋6sは、胴部6aを横に向け、その胴部6aの両側面に設けたマチの部分を折り込んで上面部分と下面部分とが重なるように押し潰した状態になっている。
窓72、押込み装置74、及び被包装体供給コンベア装置20は、ロット番号付与装置21は、前述の半自動の袋入れ装置19が備えるものと同じ構成で同じ動作をするので、詳しい説明は省略する。
(包装袋装着装置)
(包装袋装着装置)
図20及び図21に示すように、包装袋装着装置118は、シート状包装袋6sの開口部6c付近の上面と下面を吸着する一対の吸着部121と、一対の吸着部121をシート状包装袋6sに向けて進出後退させる吸着部進退機構122と、吸着部進退機構122を装着した、支持軸111と平行にスライド可能な可動台123と、可動台123を駆動して包装袋受取位置P2と包装袋被せ位置P3とにつけることができる可動台移動機構124とを備えている。
吸着部121は、図21に示すように左右一対の吸盤125と、左右一対の吸盤125を保持する支持腕126と、支持腕126に設けた基部127とからなる。吸盤125は、図示しない可撓性の管路を経て真空ポンプに接続されており必要な時に吸引と吸引停止とを切換えることができるようになっている。
吸着部進退機構122は、ガイド付き流体圧シリンダ装置からなり、そのシリンダ本体122bを可動台123に固着し、そのピストンロッド122aの先端に支持腕126の基部127を固着している。
可動台123は、それが有する摺動部128を、基板129に固設した案内体130にスライド可能に嵌め合わせている。基板129は、図18に示す機台116上に設けてある。
可動台移動機構124は、流体圧シリンダ装置からなり、そのピストンロッド124aは可動台123に連結され、シリンダ本体の後端部は基板129に連結されている。
次に、この包装袋装着装置118により袋装着位置Iの包装袋保持部73に包装袋6を装着する動作を説明する。図20は待機中の包装袋装着装置118を示しており、図20に示す一対の吸着部121は夫々後退しており、吸盤125は吸引を停止しており、可動台123は包装袋受取位置P2についている。この状態で始動の指令を受けると、上下の吸着部進退機構122が作動して上下一対の吸着部121が、図22に示すように、包装袋供給装置117の袋供給位置Vに準備してあるシート状包装袋6sへ向けて進出し、上側の吸着部121が、シート状包装袋6sの開口部6c付近の上面を吸盤125で吸着して保持すると共に、下側の吸着部121が、同じく開口部6c付近の下面を吸盤125で吸着して保持する。
次に、上下の吸着部進退機構122が作動して一対の吸着部121が後退すると共に、可動台移動機構124が作動し、可動台123が前進して包装袋被せ位置P3につく。このとき吸着部121が後退することにより、シート状包装袋6sの開口部6cが図23に示すように開き、シート状包装袋6sは開口した包装袋6となる。図23に示す包装袋6は、その縦断面を示しており、図21では開口した包装袋6を二点鎖線で示している。そして、この開口した包装袋6は、可動台123が包装袋被せ位置P3についたとき包装袋保持部73に被さる。
次に、包装袋保持部73のアクチュエータ76が作動して可動板75が、図24に示すように互いに離反する。それによって包装袋6は一対の可動板75に、その可動板75の外側面で当該包装袋6の上下の内面を適度に押圧した状態で保持される。
次に、一対の吸着部121が吸盤125による吸引を停止した後、上下の吸着部進退機構122が作動して吸着部121が夫々後退する。
次に、可動台移動機構124が作動して、可動台123が図20に示すように包装袋受取位置P2へ移動して待機する。
(包装袋供給装置)
(包装袋供給装置)
図25〜図26に示すように、包装袋供給装置117は、複数のシート状包装袋6sを載置することができる支持板131と、シート状包装袋6sを支持板131に沿って袋供給位置Vへ送る送り機構132とを備えている。
支持板131は、図示しない脚部により支持されており、一端が袋供給位置Vまで伸び、他の一端が袋受取位置VIまで伸びており、支持板131の両脇にはシート状包装袋6sの脱落を防ぐため一対の案内板133が設けてある。受取位置VIには、シート状包装袋6sが移載機構119により包装袋束供給装置120から一枚ずつ移載される。
袋供給位置Vは、袋装着位Iについた窓72の中心軸線X1上にあり、包装袋供給装置117は、シート状包装袋6sを、その中心軸線X2つまり当該シート状包装袋6sに被包装体S5を入れる方向に伸長する軸線が、袋装着位Iについた窓72の中心軸線X1に一致するように供給する。それによって包装袋装着装置118の構造と動作を簡素化することができる。なお、窓72の中心軸線X1とシート状包装袋6sの中心軸線X2との位置合わせは、実質的に一致していれば多少誤差があってもよい。
袋供給位置Vに供給されたシート状包装袋6sの開口部付近の上面と下面とを上下一対の吸盤125により吸着して包装袋保持部73へ供給することができるようにするために、支持板131及び案内板133の、袋供給位置Vに供給されたシート状包装袋6sの開口部付近に対応する部分は切り取ってあり、その部分は切欠き部134となっている。
移載機構119により受取位置VIに移載されるシート状包装袋6sは、その中心軸線X2が窓72の中心軸線X1に平行になっており、支持板131は、複数のシート状包装袋6sを、各々の中心軸線X2が窓72の中心軸線X1に平行になり、かつ中心軸線X2に直角方向に一定の間隔をとって一列に並ぶように支持することができる。
支持板131は長手方向に伸長したスリット135を有し、送り機構132は、スリット135に配置した、支持板131上の複数のシート状包装袋6sの縁に係合可能な複数の爪136を有する係合体137と、係合体137を昇降させる係合体昇降機構138と、係合体昇降機構138を支持板131の長手方向に往復運動させる往復運動機構139とを備えている。
往復運動機構139は、支持板131の長手方向に平行に設けたレール141と、レール141にスライド可能に装着したスライド体142と、固定位置に設けた減速機付きモータ143と、減速機付きモータ143により軸143aを中心に回転駆動される旋回腕144と、旋回腕144とスライド体142とを連結する連接棒145とからなる。
係合体昇降機構138は、スライド体142に装着したガイド付きシリンダ装置からなり、係合体137をピストンロッドの先端に固着している。減速機付きモータ143により旋回腕144を1回転させると、スライド体142は、支持板131上の複数のシート状包装袋6sの相互の配置間隔と同じストロークで往復移動し、爪136もスライド体142と一緒に移動する。
包装袋供給装置117により、シート状包装袋6sを袋供給位置Vへ供給するには、係合体昇降機構138により、図26に二点鎖線で示すように待機している係合体137を上昇させた後、往復運動機構139により、係合体昇降機構138を袋供給位置V側へ前進させる。そうすると、係合体137上の爪136が、支持板131上のシート状包装袋6sの後側の縁に係合し、爪136と一緒にシート状包装袋6sが移動する。図26に実線で示す係合体137は、この状態にある。爪136が前進端まで移動すると、係合体昇降機構138により係合体137を下降させた後、往復運動機構139により係合体昇降機構138を後退させる。
この実施形態では、係合体137の6箇所に爪136が配置してあるので、包装袋供給装置117は、上述の一連の搬送動作で、支持板131上に所定間隔で一列に並ぶ6枚のシート状包装袋6sを同時にシート状包装袋6sの相互間隔に相当する距離だけ送ることができる。
包装袋供給装置117は、袋供給位置Vにシート状包装袋6sがないときに、搬送動作をすることができ、また搬送動作をしても袋供給位置Vにおいてシート状包装袋6sが検出されない場合は、袋供給位置Vにシート状包装袋6sがあることが検出されるまで、一連の搬送動作を繰り返すようになっており、支持板131上には複数のシート状包装袋6sを載置することができるので、袋受取位置VIへのシート状包装袋6sの供給が途切れても、支持板131上のシート状包装袋6sを供給することができる。それゆえ、袋入れ装置18の包装袋切れによる停止を一時的に回避することが可能になる。
(包装袋束供給装置)
(包装袋束供給装置)
包装袋束供給装置120は、供給する物がシート状包装袋6s単体ではなく、シート状包装袋6sを多数枚積み重ねてなるシート状包装袋束6tである点、支持板131にシート状包装袋6sの上下両面を吸盤で吸着することがないので、支持板131に切欠き部134を設けていない点を除いて、包装袋供給装置117と同じように構成されており、移載機構119への袋束供給位置VIIにシート状包装袋束6tが無くなると、送り機構132が作動して支持板131上の各シート状包装袋束6tをその相互間隔に等しい距離だけ一斉に搬送するようになっている。作業者は、支持板131上に多数のシート状包装袋束を準備しておけば、それらが無くなるまで長時間にわたりシート状包装袋束の補給をする必要がないので都合がよい。なお、必要に応じて爪136の長さを長くするなど、シート状包装袋束6tの搬送に適合するように変更を加えてもよく、また図25に示す包装袋束供給装置120の代わりに、これと同じ機能を有するベルトコンベア等、他のコンベア装置を採用することもできる。
(移載機構)
(移載機構)
移載機構119は、図27に示すように吸盤146と、吸盤146を昇降可能に保持した昇降機構147と、吸盤146が袋束供給位置VIIと袋受取位置VIとにつくことができるように、昇降機構147を取付けたスライド体148をレール149に沿って移動することができる移動機構150とを備え、図示しない光電センサで袋受取位置VIにシート状包装袋6sの有無を検知し、袋受取位置VIにシート状包装袋6sが無いとき、袋束供給位置VIIのシート状包装袋の束6bの上方に待機している吸盤146を昇降機構147により下降させてシート状包装袋束6tの最も上にあるシート状包装袋6sを吸盤146で吸着し、その吸盤146を、昇降機構147により上昇させ、その昇降機構147を移動機構150により袋受取位置VIに移動した後、昇降機構147により再び吸盤を下降させて吸盤146による吸着を停止してシート状包装袋6sを支持板131上に開放することにより、シート状包装袋6sを袋束供給位置VIIから袋受取位置VIに移載することができる。そしてシート状包装袋6sを支持板131上に開放した後、昇降機構147により吸盤146を上昇させて昇降機構147を移動機構150により袋束供給位置VIIの上方に復帰させて待機させることができる。この実施形態ではレール149は機枠119aに固設してあり、昇降機構147は機枠119aに設けたガイド付き流体圧シリンダ装置からなり、移動機構150は機枠119aに設けた流体圧シリンダ装置からなる。
(袋入れ装置の動作)
(袋入れ装置の動作)
袋入れ装置18では、自動的に包装袋に袋未封止包装体S6を入れるために、被包装袋供給コンベア装置20、押込み装置74のガイド付き流体圧シリンダ装置84、割出し駆動装置113、包装袋装着装置118の吸着部進退機構122、吸着部121の吸盤125、可動台移動機構124、包装袋保持部73のアクチュエータ76の動作は、この実施形態では、図28に示すようなタイムチャートに基づき図示しないシーケンス制御装置により制御されるようになっている。図28に示すタイムチャートは、横軸に時間、縦軸に被包装袋供給コンベア装置20による搬送速度、押込み装置74における押込み部材の83の進出量、割出し駆動装置113の駆動速度、吸着部進退機構122による吸着部121の進出量、吸盤125の吸着力、可動台移動機構124による可動台123の進出量、包装袋保持部73における一対の可動板75の互いの離反量を対応させている。また図28の包装袋保持部1〜4は、図19に示す袋装着位置I、下側中間位置IV、被包装体受取位置III、上側中間位置IIへ移動中の包装袋保持部73に対応している。
図28において、時刻t1では被包装袋供給コンベア装置20が被包装体S5の搬送を開始し、時刻t2で搬送を停止する。それによって被包装体S5が押込み待機位置P1に搬送される。
また時刻t1では、割出し駆動装置113が回転体112を回転駆動中であり、袋装着位置I、上側中間位置II、被包装袋受取位置IIIへ移動中の包装袋保持部73は夫々、包装袋6を保持している。また図20に示すように包装袋装着装置118の吸着部121は待機位置についており、袋供給位置Vにはシート状包装袋6sが供給されている。
時刻t2では、割出し駆動装置113が回転駆動を停止して押込み装置74のガイド付き流体圧シリンダ装置84が進出作動を開始する。そして押付け部材83が前進端まで前進すると、押込み装置74のガイド付き流体圧シリンダ装置84が後退作動し、時刻t5に後退動作を停止する。その結果、押付け部材83が後退端まで後退して待機する。時刻t2から時刻t5の間に、被包装体受取位置IIIについた包装袋保持部73が保持している包装袋6に被包装体S5が入れられ、その被包装体S5が入っている包装袋6つまり袋未封止包装体S6が包装袋保持部73から脱落する。
また時刻t5では、割出し駆動装置113が作動を開始し、回転体112の回転駆動が再開される。
また時刻t2では、包装袋装着装置118の上下の吸着部進退機構122が進出作動を開始する。その結果、上下の吸着部121が待機位置からシート状包装袋6sを挟むように進出し、吸着部121の吸盤125がシート状包装袋6sに到達する直前に吸着部121が吸着作動して吸盤125に吸引力が生じ、その吸盤125がシート状包装袋6sに到達し、上下の吸盤125がシート状包装袋6sの上面と下面とを確実に吸着して時刻t3となる。
時刻t3では、吸着部進退機構122が後退作動を開始すると共に、可動台移動機構124が前進作動を開始する。その結果、吸着部121が後退し、それに伴いシート状包装袋6sの開口部6cが開くと共に、可動台123が前進する。
時刻t4では、可動台移動機構124が前進作動を停止する。そして図23に示すように、可動台123が包装袋被せ位置P3につき、吸着部121の吸盤125に吸着されているに開口した包装袋6が、下側中間位置IVから移動して袋装着位置Iについた包装袋保持部73の互いに接近した一対の可動板75に被さる。
また時刻t4では、袋装着位置Iについた包装袋保持部73のアクチュエータ76が作動を開始する。その結果、一対の可動板75が互いに離反し、被さっている包装袋6が一対の可動板75によって保持され、袋装着位置Iの包装袋保持部73に包装袋6が装着された状態になる。
袋装着位置Iの包装袋保持部73に包装袋6が装着されると、吸着部121の吸盤125が吸引を停止した後、可動台移動機構124が作動して可動台123と共に吸着部121が包装袋受取位置P2に後退する。時刻t6は可動台123が包装袋受取位置P2に付いた時刻を示す。
袋入れ装置18は、時刻t7からt12の間にも時刻t1からt6までの一連の動作と同じ動作をし、その後も、上述の動作を繰り返して次々と袋未封止包装体S6を製造する。
被包装体供給コンベア装置20は、押込み装置74において押付け部材83が後退端に後退しているときであれば、図28の時刻t1より早く搬送作動して時刻t2より早く搬送を停止するようにすることができる。また包装袋装着装置118は、包装袋保持部73が袋装着位置Iから上側中間位置IIへの移動を開始してから、次の包装袋保持部73が袋装着位置Iから上側中間位置IIへの移動を開始するまでに、包装袋6を包装袋保持部73に装着できればよく、また包装袋保持部73の一対の可動板75は、袋装着位置Iで包装袋装着装置118により包装袋を被せられてから、被包装体受取位置IIIにおいて袋未封止包装体S6ができあがるまでの間、包装袋6を保持することができればよく、また包装袋供給装置117は、包装袋装着装置118の吸着部進退機構122が進出作動するまでに、シート状包装袋6sを袋受取位置に供給できればよく、包装袋装着装置118、包装袋保持部73、包装袋供給装置117の動作開始時期や終了時期はこの実施形態と同じでなくてもよい。
この実施形態の袋入れ装置18によれば、包装袋6を被包装体受取位置IIIに次々と短時間で供給することができるようになり、袋入れ装置の生産性を向上させることができる。また一対の可動板75が互いに接近させた状態で一対の可動板に包装袋を被せた後、一対の可動板を互いに離反させて包装袋を保持するので、包装袋保持部73に包装袋6を短時間で確実に装着することが可能になる。また作業者がシート状包装袋の開口部を開いて包装袋保持部に被せる作業をしなくて済むようになる。袋供給位置Vは、袋装着位Iについた窓72の中心軸線上にあり、包装袋装着装置118は、シート状包装袋6sを、当該シート状包装袋の長手中心軸線が、袋装着位Iについた窓72の中心軸線に一致するように供給するので、包装袋装着装置の構造と動作を簡素化することができる。
(容器開口部シール部)
(容器開口部シール部)
図29〜図31を参照して容器開口部シール部M4に備えた並列搬送コンベア装置13、容器開口シール装置14、薬液注入装置15、被包装体並べ替え装置17について説明する。図29及び図30は、並列搬送コンベア装置13の右側の一部分を省略して示している。図31に示す四つの容器1はシール位置についており、容器1は開口部1aの周りにフランジ1bを有している。
(並列搬送コンベア装置)
(並列搬送コンベア装置)
並列搬送コンベア装置13は、搬送方向に直交する方向つまり幅方向に一列に並んだ、容器1を入れる四つの穴151を有する多数の板部材152と、該板部材152の両端を保持する一対の無端チェーン153と、無端チェーン153を循環駆動する駆動装置154とを備え、穴151の縁部の上面をフランジ1bの下面に係合させて容器1を保持することができる。無端チェーン153は、図示のチェーンホイール155と、この右方に設けた図示しないチェーンホイールとに掛けてある。駆動装置154は、チェーンホイール155を回転駆動する減速機付きモータからなり、板部材152を、その相互間隔ずつ間欠的に搬送方向に移動するよう作動することができる。
(容器開口シール装置)
(容器開口シール装置)
容器開口シール装置14は、図31に示すように、被包装体S3を構成している容器1の開口部1aをシールするためのプラスチックフィルムからなる帯状シート156を巻取ってできた原反ロール157を装着しておく原反リール158と、原反ロール158の新しい帯状シート156に繋がっている使用済み帯状シート159を巻取る巻取りリール160と、シール板161を昇降させることができる圧接機構162とを備え、原反ロール157から新たな帯状シート156を、板部材152に保持された四つの容器1の各フランジ1bに被さるようにフランジ1bの上面に沿って繰り出すと共に、使用済み帯状シート159を巻取りリール160に巻取り、加熱したシール板161を、新たな帯状シート156を挟んで容器1のフランジ1bに圧接機構162によって押付けることで、新たな帯状シート156を各容器1のフランジ1bに一斉に短時間で熱圧着することができ、並列搬送コンベア装置13により被包装体S3がシール位置に搬送されてくる度に各容器1の開口部1aをシールすることがようになっている。この容器開口シール装置14は、並列搬送コンベア装置の板部材152上に被包装体S3を載せたまま開口部1aをシールすることができるので能率的である。
(薬液注入装置)
(薬液注入装置)
薬液注入装置15は、薬液を注入する四つのノズル163を、板部材152に保持された各容器1に対応するように備えており、被包装体S2が薬液注入位置に搬送されてくる度に、各ノズル163から薬液を同時に出して四つの被包装体S2に係る容器1に一斉に注入するようになっている。
(被包装体並べ替え装置)
(被包装体並べ替え装置)
被包装体並べ替え装置17は、搬送コンベア装置16から被包装体S2を一つずつ受取る交差コンベア装置164と、交差コンベア装置164と並列搬送コンベア装置13との間に設けた搬送板165と、掻落とし板166とを備えている。
交差コンベア装置164は、この実施形態の場合、桟付きベルトコンベアであり、ベルト167はその表面から突出した多数の桟168を有しており、桟168の相互間隔は、並列搬送コンベア装置13の板部材152に設けた穴151の相互間隔と同じにしてある。搬送コンベア装置16から被包装体S2をベルト167に受取ったとき、桟168がストッパーの役目をするので被包装体S2の姿勢と被包装体S2の相互間隔を正確に保つことができる。そして搬送コンベア装置16から被包装体S2が送り出される度に起動して被包装体S2を受取り、受取った被包装体S2を、並列搬送コンベア装置13の板部材152に設けた穴151の相互間隔と同じ距離だけ搬送して停止するようになっている。交差コンベア装置164上の7個の被包装体S2は、並列搬送コンベア装置13の板部材152に設けた穴151の相互間隔と同じ相互間隔をとって並んでおり、先頭から4番までの四つの被包装体S2は、板部材152の四つの穴151に対応する位置にある。
掻落とし板166は、交差コンベア装置164上に受取った被包装体S2が先端部に到達する度に作動指令を受けて作動するようになっている。図29に実線で示す掻落とし板166は待機位置についており、その下方に二点鎖線で示す掻落とし板166Aは押出し開始位置についており、その右側に二点鎖線で示す掻落とし板166Bは押出し終了位置についており、その上方に二点鎖線で示す掻落とし板166Cは上昇位置についている。そして掻落とし板166は、作動指令を受けると待機位置から下降し、押出し開始位置につくと下降を停止して押出し終了位置の方へ横に移動し、押出し終了位置につくと横に移動するのを停止して上昇し、上昇位置につくと上昇を停止して待機位置の方へ横に移動し、待機位置につくと横に移動するのを停止して待機するようになっている。
掻落とし板166は、押出し終了位置へ向けて横に移動するとき、先頭から4番目までの四つの被包装体S2に係合し、その四つの被包装体S2は掻落とし板166と共に、交差コンベア装置164から搬送板165を経て横に移動し、掻落とし板166が押出し終了位置につくと、搬送板165から押出されて板部材152の穴151に落下して嵌る。被包装体S2が確実に穴151に嵌るように案内するために、落下位置の前側にストッパー169が設けてある。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、例えば容器入りウエットシート包装体の製造工程に、図1に示す薬液追加工程ST3や当て物装着工程ST5を含んでいないものに適用することができる。またウエットシート製品を得るために、図1に示すような突出端部折畳み工程ST9、蓋装着工程ST10、蓋封印工程ST11を必ずしも経る必要はなく、例えば包装袋開口部封止工程ST8で得た容器入りウエットシート包装体Spをウエットシート製品として出荷してもよい。また上述した袋入れ装置により袋に入れる被包装体は、当て物装着済みの容器入りウエットシートに限らず、当て物を装着していないシール済みの容器入りウエットシートや、その他の被包装体であってもよい。また本発明に係る袋入れ装置は、被包装体が容器入りウエットシートではなく他の物品であっても、それをガゼット袋に入れる場合に用いることができる。
ST1…容器入りウエットシート製造工程、ST2…ラベル貼付工程
ST3…薬液追加工程、ST4…容器開口部シール工程、ST5…当て物装着工程
ST6…袋入れ工程、ST7…ロット番号付与工程、ST8…包装袋開口部封止工程
ST9…突出端部折畳み工程、ST10…蓋装着工程、ST11…蓋封印工程
S1…容器入りウエットシート、S2…ラベル付与済みの被包装体
S3…薬液追加済みの被包装体、S4…シール済みの被包装体
S5…当て物装着済みの被包装体、S6…袋未封止包装体
S7…ロット番号付与済みの包装体、Sp…容器入りウエットシート包装体
Sp1…突出端部折畳み済みの包装体、Sp2…蓋装着済みの包装体
S…ウエットシート製品
M1…容器入りウエットシート製造部、M2…ラベル貼付部、M3…薬液追加部
M4…容器開口部シール部、M5…当て物装着部、M6…袋入れ部
M7…ロット番号付与部、M8…包装袋開口部封止部、M9…突出端部折畳み部
M10…蓋装着部、M11…蓋封印部、M12…出荷倉庫
I…袋装着位置、II…上側中間位置、III…被包装体受取位置、IV…下側中間位置
V…袋供給位置、VI…袋受取位置、VII…袋束供給位置、P1…押込み待機位置
P2…包装袋受取位置、P3…包装袋被せ位置
1…容器、1a…開口部、2…ウエットシート、3…ラベル、4…シート、5…当て物
6…包装袋、6a…胴部、6b…封止部、6c…開口部、6d…切取線、6e…封止部
7…ロット番号、8…蓋、9…帯封、10…容器入りウエットシート包装体製造システム
11…製造装置、12…ラベル付与装置、13…並列搬送コンベア装置
14…容器開口シール装置、15…薬液注入装置、16…搬送コンベア装置
17…被包装体並べ替え装置、18…袋入れ装置、19…袋入れ装置
20…被包装体供給コンベア装置、21…ロット番号付与装置、22…コンベア装置
23…コンベア装置、24…分配コンベア装置、25…貯留部、26…貯留部
31…ラベル貼付用コンベア装置、32…コンベア装置、33…移載装置
34…ラベル貼り機、35…第1制御装置、36…第2制御装置、37…光電センサ
38…光電センサ、39…カラーセンサ
41…間隔調整装置、42…押付け装置、43…ストッパー、44…制御装置
45…光電センサ、46…光電センサ、47…ガイド付きシリンダ装置
51…拘束装置、52…押付け装置、53…ストッパー、54…制御装置、55…センサ
56…光電センサ
61…ラベル原反、62…剥離シート、63…案内部材、64…巻戻しリール
65…モータ、66…巻取りリール、67…押圧ローラ、68…ピン、69…揺動腕
70…コイルバネ、71…保持体、72…窓、73…包装袋保持部、74…押込み装置
75…可動板、76…アクチュエータ、77…取付部、78…保持部、79…ピン
80…ピン、81…ブラケット、82…ピン、83…押付け部材
84…ガイド付き流体圧シリンダ装置、85…光電センサ、86…光電センサ
87…光電センサ
91…ラベル情報読取りセンサ、92…受取りコンベア装置、93…ロット番号出力装置
94…封止部保持装置、95…ロット番号作成部、96…受け板、97…押さえ板
98…挟持部、99…挟持部進退機構
101…ガイド付き流体圧シリンダ装置、102…ガイド付き流体圧シリンダ装置
103…枠体
111…支持軸、112…回転体、113…割出し駆動装置、114…軸受、
115…機台、116…機台、117…包装袋供給装置、118…包装袋装着装置、
119…移載機構、120…包装袋束供給装置
121…吸着部、122…吸着部進退機構、123…可動台、124…可動台移動機構
125…吸盤、126…支持腕、127…基部、128…摺動部、129…基板
130…案内体、131…支持板、132…送り機構、133…案内板
134…切欠き部、135…スリット、136…爪、137…係合体
138…係合体昇降機構、139…往復運動機構
141…レール、142…スライド体、143…モータ、144…旋回腕
145…連接棒、146…吸盤、147…昇降機構、148…スライド体
149…レール、150…移動機構、151…穴、152…板部材
153…無端チェーン、154…駆動装置、155…チェーンホイール
156…帯状シート、157…原反ロール、158…原反リール
159…使用済み帯状シート、160…巻取りリール、161…シール板
162…圧接機構、163…ノズル、164…交差コンベア装置、165…搬送板
166…掻落とし板、167…ベルト、168…桟、169…ストッパー
ST3…薬液追加工程、ST4…容器開口部シール工程、ST5…当て物装着工程
ST6…袋入れ工程、ST7…ロット番号付与工程、ST8…包装袋開口部封止工程
ST9…突出端部折畳み工程、ST10…蓋装着工程、ST11…蓋封印工程
S1…容器入りウエットシート、S2…ラベル付与済みの被包装体
S3…薬液追加済みの被包装体、S4…シール済みの被包装体
S5…当て物装着済みの被包装体、S6…袋未封止包装体
S7…ロット番号付与済みの包装体、Sp…容器入りウエットシート包装体
Sp1…突出端部折畳み済みの包装体、Sp2…蓋装着済みの包装体
S…ウエットシート製品
M1…容器入りウエットシート製造部、M2…ラベル貼付部、M3…薬液追加部
M4…容器開口部シール部、M5…当て物装着部、M6…袋入れ部
M7…ロット番号付与部、M8…包装袋開口部封止部、M9…突出端部折畳み部
M10…蓋装着部、M11…蓋封印部、M12…出荷倉庫
I…袋装着位置、II…上側中間位置、III…被包装体受取位置、IV…下側中間位置
V…袋供給位置、VI…袋受取位置、VII…袋束供給位置、P1…押込み待機位置
P2…包装袋受取位置、P3…包装袋被せ位置
1…容器、1a…開口部、2…ウエットシート、3…ラベル、4…シート、5…当て物
6…包装袋、6a…胴部、6b…封止部、6c…開口部、6d…切取線、6e…封止部
7…ロット番号、8…蓋、9…帯封、10…容器入りウエットシート包装体製造システム
11…製造装置、12…ラベル付与装置、13…並列搬送コンベア装置
14…容器開口シール装置、15…薬液注入装置、16…搬送コンベア装置
17…被包装体並べ替え装置、18…袋入れ装置、19…袋入れ装置
20…被包装体供給コンベア装置、21…ロット番号付与装置、22…コンベア装置
23…コンベア装置、24…分配コンベア装置、25…貯留部、26…貯留部
31…ラベル貼付用コンベア装置、32…コンベア装置、33…移載装置
34…ラベル貼り機、35…第1制御装置、36…第2制御装置、37…光電センサ
38…光電センサ、39…カラーセンサ
41…間隔調整装置、42…押付け装置、43…ストッパー、44…制御装置
45…光電センサ、46…光電センサ、47…ガイド付きシリンダ装置
51…拘束装置、52…押付け装置、53…ストッパー、54…制御装置、55…センサ
56…光電センサ
61…ラベル原反、62…剥離シート、63…案内部材、64…巻戻しリール
65…モータ、66…巻取りリール、67…押圧ローラ、68…ピン、69…揺動腕
70…コイルバネ、71…保持体、72…窓、73…包装袋保持部、74…押込み装置
75…可動板、76…アクチュエータ、77…取付部、78…保持部、79…ピン
80…ピン、81…ブラケット、82…ピン、83…押付け部材
84…ガイド付き流体圧シリンダ装置、85…光電センサ、86…光電センサ
87…光電センサ
91…ラベル情報読取りセンサ、92…受取りコンベア装置、93…ロット番号出力装置
94…封止部保持装置、95…ロット番号作成部、96…受け板、97…押さえ板
98…挟持部、99…挟持部進退機構
101…ガイド付き流体圧シリンダ装置、102…ガイド付き流体圧シリンダ装置
103…枠体
111…支持軸、112…回転体、113…割出し駆動装置、114…軸受、
115…機台、116…機台、117…包装袋供給装置、118…包装袋装着装置、
119…移載機構、120…包装袋束供給装置
121…吸着部、122…吸着部進退機構、123…可動台、124…可動台移動機構
125…吸盤、126…支持腕、127…基部、128…摺動部、129…基板
130…案内体、131…支持板、132…送り機構、133…案内板
134…切欠き部、135…スリット、136…爪、137…係合体
138…係合体昇降機構、139…往復運動機構
141…レール、142…スライド体、143…モータ、144…旋回腕
145…連接棒、146…吸盤、147…昇降機構、148…スライド体
149…レール、150…移動機構、151…穴、152…板部材
153…無端チェーン、154…駆動装置、155…チェーンホイール
156…帯状シート、157…原反ロール、158…原反リール
159…使用済み帯状シート、160…巻取りリール、161…シール板
162…圧接機構、163…ノズル、164…交差コンベア装置、165…搬送板
166…掻落とし板、167…ベルト、168…桟、169…ストッパー
Claims (10)
- 中空の胴部の一端に封止部、他の一端に開口部を有する包装袋に被包装体を入れる袋入れ装置であって、
支持軸を中心に回転可能に設けた回転体と、
前記支持軸を中心とする円周上に等間隔に配置すると共に前記回転体に固設した複数の板状の保持体又は一つの輪になった板状の保持体と、
前記保持体上であって前記支持軸を中心とする円周上に等間隔に配置した、前記被包装体が通り抜け可能な横向きの複数の窓と、
前記複数の窓に夫々対応させて前記保持体の後側面に設置した複数の包装袋保持部と、
前記回転体を回転駆動して前記包装袋保持部を袋装着位置と被包装体受取位置とにつけることができる割出し駆動装置と、
前記被包装体を、前記被包装体受取位置についた包装袋保持部の、前記窓を挟んで手前にある押込み待機位置に供給する被包装体供給コンベア装置と、
前記押込み待機位置に供給された被包装体を、前記包装袋保持部に保持した包装袋に前記窓を通じて押込む押込み装置とを備えることを特徴とする袋入れ装置。 - 請求項1に記載の袋入れ装置であって、
前記複数の包装袋保持部は、
夫々前記開口部を横に向けた包装袋の内側面に沿うように、かつ互いに接近離反可能に設けた一対の可動板と、
前記一対の可動板を互いに接近離反させるアクチュエータからなることを特徴とする袋入れ装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の袋入れ装置であって、
前記袋装着位置についた前記包装袋保持部の後方の袋供給位置に、シート状包装袋を一枚ずつ供給する包装袋供給装置と、
前記袋供給位置に搬送された前記シート状包装袋を保持して該包装袋の開口部を開いた後、当該開口部を開いた包装袋を前記一対の可動板に被せる包装袋装着装置とを備えることを特徴とする袋入れ装置。 - 請求項3に記載の袋入れ装置であって、
前記包装袋供給装置は、
前記シート状包装袋の開口部付近の上面と下面を吸着する一対の吸着部と、
前記一対の吸着部を前記シート状包装袋に向けて進出後退させる吸着部進退機構と、
前記吸着部進退機構を装着した、前記支持軸と平行にスライド可能な可動台と、
前記可動台を駆動して包装袋受取位置と包装袋被せ位置とにつけることができる可動台移動機構とを備えることを特徴とする袋入れ装置。 - 請求項3又は請求項4に記載の袋入れ装置であって、
前記袋供給位置は、前記袋装着位についた窓の中心軸線上にあり、
前記包装袋供給装置は、前記シート状包装袋を、当該シート状包装袋の長手中心軸線が、前記袋装着位についた窓の中心軸線に一致するように供給することを特徴とする袋入れ装置。 - 請求項5に記載の袋入れ装置であって、
前記包装袋供給装置は、
複数の前記シート状包装袋を載置することができる支持板と、
前記シート状包装袋を前記支持板に沿って前記袋供給位置へ送る送り機構とを備え、
前記支持板の前記袋供給位置の前記包装袋保持部側に切欠き部を設けたことを特徴とする袋入れ装置。 - 請求項6に記載の袋入れ装置であって、
前記支持板は長手方向に伸長したスリットを有し、
前記送り機構は、
前記スリットに配置した、前記支持板上の複数のシート状包装袋の縁に係合可能な複数の爪を有する係合体と、
前記係合体を昇降させる係合体昇降機構と、
前記係合体昇降機構を前記支持板の長手方向に往復運動させる往復運動機構とを備え、
前記往復運動機構は、前記係合体昇降機構が係合体を上昇させて前記爪が前記支持板の上面から突出したとき、前記係合体昇降機構を搬送方向に前進させ、前記係合体昇降機構が係合体を下降させて前記爪が前記支持板の上面より下に後退したとき前記係合体昇降機構を後退させることを特徴とする袋入れ装置。 - 請求項
1〜請求項7の何れか1項に記載の袋入れ装置であって、
前記シート状包装袋を複数枚積み重ねて構成した包装袋束を複数個載置し、前記複数の包装袋束を一つずつ移載位置に移動することができる包装袋束供給装置と、
前記移載位置に移動した包装袋束の包装袋を上側から一枚ずつ持ち上げて前記包装袋供給装置に移載する包装袋移載装置とを備えることを特徴とする袋入れ装置。 - 上側に開口部を有する一つの容器内に一つ又は複数のウエットシートを収容してなる容器入りウエットシートを製造し、前記開口部をシートで覆ってシールした後、前記容器入りウエットシートを包装袋に入れて封止することによりウエットシート包装体を製造するウエットシート包装体製造システムにおいて、
前記容器入りウエットシートを製造する複数の製造装置と、
前記複数の製造装置から前記容器入りウエットシートを受取り、当該容器入りウエットシートに、当該容器入りウエットシートを製造した前記製造装置を特定するための情報を有するラベルを貼付するラベル付与装置と、
請求項1〜請求項8の何れか一に記載の袋入れ装置と、
前記袋入れ装置から出てくる、前記包装袋に入れた容器入りウエットシートを受取って、当該包装袋にロット番号を付与する、前記袋入れ装置毎に設けたロット番号付与装置とを備え、
前記ロット番号付与装置は、前記袋入れ装置に供給された容器入りウエットシートについて、前記容器に貼付されたラベルが有する情報を検出し、該検出した情報に基づき前記複数の製造装置のうちの当該容器入りウエットシートを製造した製造装置を特定し、該特定した製造装置に対応する、予め設定された符号と、当該容器入りウエットシートを包装袋に入れる前記袋入れ装置に対応する、予め設定された符号とを含むロット番号を作成して出力することを特徴とするウエットシート包装体製造システム。 - 請求項9に記載のウエットシート包装体製造システムにおいて、
前記ラベルが有する、前記製造装置を特定するための情報は、前記ラベルの表面につけられた、前記製造装置に個別に対応する色であることを特徴とするウエットシート包装体製造システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019143013A JP2021024611A (ja) | 2019-08-02 | 2019-08-02 | 袋入れ装置及び容器入りウエットシート包装体製造システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113682533A (zh) * | 2021-08-02 | 2021-11-23 | 温州医科大学附属第二医院(温州医科大学附属育英儿童医院) | 数字听诊器包装智能系统 |
CN116215963A (zh) * | 2023-04-06 | 2023-06-06 | 苏州可川电子科技股份有限公司 | 一种精密治具压合除泡方法 |
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