JP2021021294A - 排水目皿およびボウルユニット - Google Patents

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ゆかり 金子
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Abstract

【課題】排水性を維持することができる排水目皿およびボウルユニットを提供する。【解決手段】ボウルの底部に設けられた排水筒部の上端側に取付けられる排水目皿であって、前記排水筒部の内径よりも大きな外径を有し前記排水筒部の開口を覆う天板部と、前記天板部の裏面側に位置して下端が前記ボウルの内面に当接する当接部と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明の態様は、一般的に、排水目皿およびボウルユニットに関する。
水栓装置から吐出された水を受けるボウルの底部には、ボウル内の水を下方に排出する排水筒部が設けられている。排水筒部と排水管とを接続する手段として、排水筒部の内側にフランジを有する排水金具を設け、この排水金具を排水管に接続することが知られている(特許文献1)。また、排水筒部の下方に排水管に接続される排水ソケットを設けることで、排水ソケットがボウル内に露呈しないようにするものが知られている(特許文献2)。特許文献1と特許文献2とには、排水筒部の開口(排水口)を覆う排水目皿(蓋体)が設けられていることが記載されている。
特開2014−227664号公報 特開2010−037923号公報
排水目皿とボウルの内面との間には、排水筒部に水を流通させるための隙間が必要となる。この隙間は、排水性と意匠性とを考慮した寸法設定が必要である。例えば、排水筒部に排水金具を設けているような場合には、排水金具の製造公差は小さいので、排水目皿を排水金具に支持させることで、所望の隙間を形成することができる。しかし、陶器製のボウルは、製造公差のレンジが大きいので、排水筒部に排水目皿を直接取付けると、所望の隙間を形成することができない虞がある。また、仕様の異なるボウルにおいては、排水筒部の長さや内径が異なっているので、全ての製品で所望の隙間を形成することが困難になる虞がある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、排水性を維持することができる排水目皿およびボウルユニットを提供することを目的とする。
第1の発明は、ボウルの底部に設けられた排水筒部の上端側に取付けられる排水目皿であって、前記排水筒部の内径よりも大きな外径を有し前記排水筒部の開口を覆う天板部と、前記天板部の裏面側に位置して下端が前記ボウルの内面に当接する当接部と、を有することを特徴とする排水目皿である。
この排水目皿によれば、天板部とボウルの内面との間に所定の隙間を確保することができるので、ボウルの内面から排水筒部に向けて流れる水の排水性を良好に保つことができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記当接部は、前記排水筒部の上端側に形成された円弧面よりも径方向外側で前記ボウルの前記内面に当接することを特徴とする排水目皿である。
この排水目皿によれば、天板部とボウルの内面との間に形成される隙間を安定して確保することができるので、ボウルの内面から排水筒部に向けて流れる水の排水性を良好に保つことができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記当接部の前記下端は、前記ボウルの前記内面に当接する湾曲面を有していることを特徴とする排水目皿である。
この排水目皿によれば、当接部によりボウルの内面に傷が付くのを抑制できる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記当接部は、周方向に等間隔で3個設けられていることを特徴とする排水目皿である。
この排水目皿によれば、安定した状態で排水目皿を排水筒部に取付けることができるので、排水目皿ががたつくのを抑制することができる。
第5の発明は、カウンタの上面に載置され底部に排水筒部が設けられたボウルと、前記排水筒部の上端側に取付けられる排水目皿と、を備えたボウルユニットであって、前記排水目皿は、前記排水筒部の内径よりも大きな外径を有し前記排水筒部の開口を覆う天板部と、前記天板部の裏面側に位置して下端が前記ボウルの内面に当接する当接部と、を有することを特徴とするボウルユニットである。
このボウルユニットによれば、天板部とボウルの内面との間に所定の隙間を確保することができるので、ボウルの内面から排水筒部に向けて流れる水の排水性を良好に保つことができる。
本発明の態様によれば、排水筒部に対する位置合わせを簡単に行うことができるとともに、がたつきを抑制することができる排水目皿およびボウルユニットが提供される。
本発明の実施形態に係る排水目皿を備えたボウルを模式的に示す正面図である。 ボウルユニットを模式的に示す断面図である。 図2中の排水筒部と排水目皿とを拡大して示す断面図である。 排水目皿を単体で示す正面図である。 排水目皿を図4中の矢示A−A方向からみた断面図である。 図3中の位置決め部材を拡大して示す断面図である。 排水目皿の軸部から位置決め部材が取外された状態を示す分解斜視図である。 本発明の第1変形例による排水目皿を示す図7と同様の分解斜視図である。 本発明の第2変形例による排水目皿を示す図4と同様の正面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る排水目皿を備えたボウルを模式的に示す正面図である。
図2は、ボウルユニットを模式的に示す断面図である。
図3は、図2中の排水筒部と排水目皿とを拡大して示す断面図である。
図1、図2に示すように、手洗器500は、カウンタ100と、水栓装置200と、洗面器300と、を備える。洗面器300は、カウンタ100上に設けられるボウルユニット10と、ボウルユニット10の下側に接続される排水部30と、を有している。そして、ボウルユニット10は、ボウル20と、排水目皿40と、を有している。
手洗器500は、例えばトイレ室の内部に設けられるトイレ用の手洗器である。手洗器500は、トイレ室に設置されるキャビネットに設けられる。手洗器500は、洗面所に設けられる洗面化粧台であってもよい。
本願明細書においては、洗面器300と向き合う使用者からみて手前側を「前方」とし、奥側を「後方」とし、上側を「上方」とし、下側を「下方」とし、右側を「右側方」とし、左側を「左側方」とする。
カウンタ100は、水栓装置200およびボウルユニット10を支持する。カウンタ100は、例えば床または壁に支持される。カウンタ100は、例えば略水平方向に拡がる板状部材である。カウンタ100は、例えばキャビネットの天板である。カウンタ100は、金属製の板状部材であってもよい。
図2に示すように、カウンタ100は、上面100aから下面100bに向けて貫通する第1開口部100cを有する。第1開口部100cは、上下方向においてボウル20と重なる位置に設けられる。第1開口部100cの上面視における形状は、例えばボウル20の上面視における形状に対応している。例えば、第1開口部100cの上面視における形状は、ボウル20の上面視における形状に対応して略矩形状である。なお、第1開口部100cの上面視における形状は、これに限定されない。
水栓装置200は、吐水口210を有しており、吐水口210の下方に設けられたボウル20に向かって水を吐出する。使用者は、水栓装置200からの吐水により、手などを洗うことができる。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加熱されたお湯も含むものとする。
この例では、水栓装置200は、カウンタ100に取付けられている。また、この例では、水栓装置200は、ボウル20の左側方に取付けられている。水栓装置200は、例えばボウル20の右側方や後方に取付けられてもよい。また、水栓装置200は、例えばボウル20に取付けられてもよいし、ボウル20の後方の壁に取付けられてもよい。
洗面器300は、カウンタ100の上面100aに設けられるボウルユニット10と、ボウルユニット10の下方に接続された排水部30と、を有している。ボウルユニット10は、カウンタ100の上面100aに載置され底部21aに排水筒部22が設けられたボウル20と、排水筒部22の上端側に取付けられる排水目皿40と、を備えている。
ボウル20は、カウンタ100の上面100aに載置される。ボウル20は、水栓装置200の吐水口210の下方に設けられる。ボウル20は、例えば陶器製からなり、吐水口210から吐出された水を受けて下方に排出する。ボウル20は、吐水口210から吐出された水を受ける本体部21と、本体部21の底部21aから下方に延びる排水筒部22と、を有する。排水筒部22は、本体部21を流れる水を排水管34を介して下水道に導く。本体部21の内面21bには、例えば本体部21内の水を排水筒部22に導くための傾斜が設けられている。
本体部21の内面21bと排水筒部22の内面22aとの間は、凸状に湾曲した円弧面23を有している。すなわち、図3に示すように、本体部21の内面21bと排水筒部22の内面22aとの境界は、R状に形成されている。この場合、本体部21の内面21bは、本体部21の内面21bの延長線と、排水筒部22の内面22aの延長線との交点Xよりもボウル20の径方向外側とすることができる。一方、排水筒部22の内面22aは、交点Xよりもボウル20の径方向内側とすることができる。
本体部21の少なくとも一部は、例えばカウンタ100の上面100aよりも上方に位置する。換言すれば、本体部21の少なくとも一部は、カウンタ100の上面100aから上方に突出する。また、排水筒部22は、第1開口部100cの内部に位置している。換言すれば、排水筒部22の下端22bは、カウンタ100の上面100aよりも下方に位置している。なお、ボウル20は、ボウル20の全体がカウンタ100の上面100aよりも下方に位置するようなものでもよい。
排水筒部22は、例えば第1開口部100cの内部に位置していなくてもよい。換言すれば、排水筒部22の下端22bは、カウンタ100の上面100aよりも上方に位置していてもよい。また、この例では、排水筒部22の下端22bは、カウンタ100の下面100bよりも下方に位置している。排水筒部22の下端22bは、例えばカウンタ100の下面100bよりも上方に位置していてもよい。そして、排水筒部22の上端22c側には、排水筒部22の開口22dを覆う排水目皿40が取付けられている。
ボウル固定部材24は、ボウル20をカウンタ100に固定する。カウンタ100には、ボウル固定部材24を貫通させるための貫通孔が設けられている。ボウル固定部材24は、カウンタ100の下面100bからカウンタ100を貫通して、ボウル20を固定している。ボウル固定部材24は、例えばネジであってもよいし、ボルトおよびナットであってもよい。
ソケット支持材25は、カウンタ100の第1開口部100cに嵌合している。ソケット支持材25は、例えば金属材料を折曲加工した板状体からなり、中央部に上下方向に貫通する第2開口部26を有している。ソケット支持材25には、排水ソケット31が取付けられる。
図2に示すように、ボウル20の排水筒部22は、第2開口部26を貫通している。排水筒部22の下端22bは、ソケット支持材25の下面25aよりも下方に位置する。換言すれば、排水筒部22の下端22bは、ソケット支持材25の下面25aから下方に突出している。
排水部30は、ボウル20から排出された水を下水道に導く部分で、排水ソケット31と、排水管34と、を有している。排水ソケット31は、ソケット支持材25の下面25aに、ソケット固定部材32により取付けられている。ソケット固定部材32は、例えばネジであってもよいし、ボルトおよびナットであってもよい。
排水ソケット31は、内部にボウル20の排水筒部22が挿入されるボウル接続部31aと、ボウル接続部31aの下端から下方に向けて延びる排水管接続部31bと、を有している。ボウル接続部31aの内径は、排水筒部22の外径よりも大きくなっている。ボウル接続部31aは、上方が開放されたカップ状となっており、上方から排水筒部22が内部に挿入されている。排水筒部22とボウル接続部31aとの間には、排水筒部22から排水ソケット31に流出した水が外部に漏れるのを抑制する水密部材33が設けられている。この水密部材33は、排水筒部22と排水ソケット31との間を水密状態にするシール材となっている。
排水管接続部31bは、ボウル接続部31aの下端から下方に延びる筒状に形成され、ボウル接続部31aと排水管34とを接続する。換言すれば、ボウル20の排水筒部22は、排水ソケット31のボウル接続部31aと排水管接続部31bとを介して、排水管34と接続される。
排水管34は、排水ソケット31の排水管接続部31bと、床または壁に設けられた排出部35と、を接続する。排水管34は、例えば排水トラップを有する。排水トラップは、上方からの排水を2か所のU字構造を介して床に設けられた排出部35に流す、いわゆるSトラップであってもよいし、上方からの排水を1か所のU字構造を介して壁に設けられた排出部35に流すいわゆるPトラップであってもよい。この例では、排水管34は、Pトラップを有しているが、ボトルトラップなどでもよい。
次に、ボウル20に取付けられる排水目皿40について説明する。
図4は、排水目皿を単体で示す正面図である。
図5は、排水目皿を図4中の矢示A−A方向からみた断面図である。
図6は、図3中の位置決め部材を拡大して示す断面図である。
図7は、排水目皿の軸部から位置決め部材が取外された状態を示す分解斜視図である。
排水目皿40は、ボウル20の底部21aに設けられた排水筒部22の上端22c側に取付けられる。この排水目皿40は、使用者が排水筒部22の開口22dを視認できないように、排水筒部22の開口22dを上方から覆っている。これにより、ボウル20の高級感および意匠性を向上している。そして、排水目皿40は、目皿部41と、位置決め部材50と、を有している。
目皿部41は、排水筒部22の開口22dを覆うとともに、ボウル20の本体部21から排水筒部22に円滑に水を流通させる。目皿部41は、例えばポリ塩化ビニル(PVC)などの合成樹脂材料からなり、天板部42と、軸部43と、当接部47と、を有している。
天板部42は、排水目皿40を排水筒部22に取付けたときに、排水筒部22の開口22dの上方に位置する。すなわち、天板部42の裏面42aは、排水筒部22の開口22dと上下方向で対面している。天板部42は、例えば円板状に形成され、排水筒部22の内径L1よりも大きな外径L2を有している。この場合、図3に示すように、内径L1は、左右対象位置の交点Xを結んだ寸法としている。これにより、天板部42は、使用者が手を洗うときに、使用者から排水筒部22の開口22dが見えないように覆っている。すなわち、天板部42の寸法は、排水筒部22の開口22dの形状に対応して設定されている。
軸部43は、天板部42の裏面42aから下方に向けて延び、排水筒部22の内部に挿入される。軸部43は、上下方向に延びる延出部44と、延出部44の下端に設けられた円環部45と、を有している。延出部44は、天板部42の裏面42aの周方向に離間して複数個(例えば、3個)設けられている。なお、延出部44は、天板部42の中心から下方に向けて1個延びていてもよいし、天板部42の周方向に離間して2個または4個以上設けられていてもよい。
各延出部44は、上端側が排水筒部22の開口22dから上方に向けて突出する。この突出寸法は、後述する当接部47の高さ寸法により設定される。各延出部44間には、それぞれ流通口44aが形成されている。この流通口44aは、上下方向に延びるように形成され、ボウル20の本体部21から排水筒部22に向けて流れる水を円滑に流す。
円環部45は、リング状に形成され、各延出部44の下端側を接続している。すなわち、軸部43は、天板部42の裏面42aから下方に向けて延びる筒体の側面に流通口44aを形成した形状となっている。円環部45の外径L3は、排水筒部22の内径L1よりも小さく形成されている。円環部45の外径L3は、軸部43と排水筒部22との間および軸部43の内部に水が効率よく流通できるように、実験、シミュレーションなどにより設定されている。円環部45は、外周面から径方向内側に向けて凹む凹部46を有している。この凹部46は、位置決め部材50を取付けるためのもので、円環部45の外周面を周方向に延びている。
当接部47は、天板部42の裏面42a側に位置している。当接部47は、ボウル20の本体部21の内面21bに当接することにより、天板部42とボウル20(排水筒部22の開口22d)との間に隙間S1を形成させる。当接部47は、軸部43の延出部44と天板部42との間に設けられている。各当接部47は、上端側が天板部42に接続され、径方向内側が延出部44に接続されている。すなわち、当接部47は、天板部42の裏面42a側に、周方向に等間隔で3個設けられている。これにより、当接部47は、排水目皿40を安定してボウル20に支持させることができる。なお。当接部47は、3個以上設けられていてもよい。当接部47を3個以上設けることで、天板部42ががたつくのを抑制することができる。
当接部47は、排水筒部22の開口22dよりも径方向外側で、天板部42の径方向外側端部よりも径方向内側まで延びている。そして、当接部47は、径方向外側の下端47aが排水筒部22の上端22c側に形成された円弧面23よりも径方向外側でボウル20の内面21bに当接する。これにより、天板部42とボウル20の内面21bとの間に所定の隙間S1を確保することができるので、排水性を保つことができる。
この場合、当接部47の下端47aは、下方に向けて凸状に湾曲した湾曲面を有している。これにより、例えば水を流したときに排水目皿40が動いて当接部47の下端47aと本体部21の内面21bとが擦れても、本体部21の内面21bに傷が付くのを抑制できる。
当接部47の高さ寸法L4と突出寸法L5とは、本体部21から排水筒部22への排水性および排水目皿40を排水筒部22に取付けたときの意匠性を考慮して、実験、シミュレーションなどにより設定される。すなわち、例えば当接部47の高さ寸法L4を大きくすると、本体部21の内面21bと天板部42との間の隙間S1が大きくなるので、排水性はよくなる。しかし、天板部42がボウル20から大きく離れると意匠性が低下する虞がある。一方、例えば当接部47の高さ寸法L4を小さくすると、意匠性はよくなるが、排水性が悪くなる。従って、当接部47の高さ寸法L4と突出寸法L5とは、排水性と意匠性とのバランスをとって設定されている。また、当接部47の最外径は、排水筒部22の内径L1よりも大きく形成されている。
位置決め部材50は、軸部43の外周側に形成された凹部46に設けられている。この位置決め部材50は、例えば耐候性、弾性などを有する合成樹脂材料(例えば、オレフィン系エラストマ:TPO)からなり、排水筒部22の内面22aに接触する。位置決め部材50は、軸部43の下端側に取付けられている。これにより、位置決め部材50は、排水筒部22に対する排水目皿40の位置合わせおよび排水目皿40のがたつきを抑制する。なお、位置決め部材50は、軸部43の上下方向の中央部に設けられた凹部に設けられていてもよい。そして、位置決め部材50は、軸部43に取付けられる取付部51と、取付部51から排水筒部22の内面22aに向けて突出する突出部52と、を有している。
取付部51は、筒状からなり、円環部45の凹部46に対応して形成されている。取付部51は、凹部46に弾性状態で嵌合する。すなわち、位置決め部材50は、取付部51を目皿部41の下方から凹部46に嵌合させることにより取付けられる。排水目皿40を排水筒部22に取付けた状態では、取付部51の外面51aと排水筒部22の内面22aとの間に隙間S2が形成される。
この隙間S2は、排水筒部22の内径L1の製造公差により内径L1が最も小さくなったとしても、取付部51が排水筒部22の内面22aに接触しないように設定されている。また、例えば隙間S2は、排水筒部22の内径L1が最も小さい製品に対応して設定されている。これにより、排水目皿40を種々の製品に取付けることができるので、汎用性を向上できる。
突出部52は、例えば取付部51の周方向に延びる板状に形成され、取付部51の外面51aから径方向外側に向けて突出している。すなわち、突出部52は、基端が取付部51に接続された固定端となり、径方向外側の端部である先端52aが自由端となっている。突出部52は、先端52aが排水筒部22の内面22aに接触することにより、目皿部41を排水筒部22の中央に位置決めするとともに、目皿部41ががたつくのを抑制する。
突出部52の突出寸法L6は、取付部51と排水筒部22の内面22aとの間の隙間S2よりも大きくなっている。これにより、排水目皿40を排水筒部22に取付けたときに、突出部52の先端52aが排水筒部22の内面22aに弾性状態で接触する。この場合、突出寸法L6は、排水筒部22の内径L1の製造公差により内径L1が最も大きくなったとしても、突出部52が排水筒部22の内面22aに接触するように設定されている。また、例えば突出寸法L6は、排水筒部22の内径L1が最も大きい製品に対応して設定されている。これにより、排水目皿40を種々の製品に取付けることができるので、汎用性を向上できる。
図4〜図7に示すように、突出部52は、取付部51の周方向に離間して複数個(例えば、3個)設けられている。例えば、突出部52は、取付部51の周方向に等間隔で3個設けられている。これにより、各突出部52は、目皿部41を周方向に離間した3方向から排水筒部22の軸線O−Oに向けて押圧する。その結果、排水目皿40の軸線を排水筒部22の軸線O−Oに効率よく合わせることができる。また、各突出部52は、目皿部41の下端側で弾性をもって排水筒部22の内面22aに接触しているので、排水目皿40のがたつきを抑制することができる。
突出部52は、排水目皿40を排水筒部22から取外した自然状態で、取付部51から斜め上方に向けて突出している。これにより、排水目皿40を排水筒部22の内部に挿入するときに、突出部52の下面52bを排水筒部22の内面22aに摺動させることができる。その結果、排水目皿40を排水筒部22に挿入するときの抵抗が小さくなるので、排水目皿40を排水筒部22に滑らかに取付けることができる。
本実施形態による排水目皿40およびボウルユニット10は、上述の如き構成を有するもので、次に排水目皿40およびボウルユニット10の作用について説明する。
水栓装置200の吐水口210からボウル20の内面21bに吐出された水は、排水筒部22を介して排水管34に流出する。この場合、排水筒部22には、使用者から排水筒部22の開口22dを目隠しする排水目皿40が取付けられている。これにより、ボウルユニット10は、排水目皿40が開口22dの上方を覆うことにより、意匠性を向上している。
ここで、種々のボウルの仕様により、排水筒部の内径の大きさにばらつきがあると、排水目皿を正常に取付けることができない虞がある。また、ボウルは、樹脂製であったり陶器製であったりする。陶器製のボウルは、製造公差のレンジが樹脂製のボウルに比べて大きい。従って、陶器製のボウルに排水目皿を取付ける場合には、排水目皿に設けられたOリングでは製造公差を吸収することができない虞がある。その結果、排水目皿がずれて排水筒部の開口を効果的に覆うことができず、意匠性が低下する虞がある。また、排水目皿ががたついた状態で排水筒部に取付けられていると、排水するときに排水目皿がボウルに接触して異音(打音)が発生する虞がある。
そこで、本実施形態では、排水目皿40は、目皿部41と、目皿部41に取付けられる位置決め部材50と、を有している。目皿部41は、排水筒部22の内径L1よりも大きな外径L2を有し排水筒部22の開口22dを覆う天板部42と、天板部42から下方に向けて延び排水筒部22の内部に挿入される軸部43と、軸部43の外周側に設けられ排水筒部22の内面22aに接触する位置決め部材50と、を有している。そして、位置決め部材50は、目皿部41の軸部43に取付けられる取付部51と、取付部51から排水筒部22の内面22aに向けて突出する突出部52と、を有している。
突出部52は、先端52aが排水筒部22の内面22aに弾性をもって接触する。これにより、位置決め部材50の突出部52は、排水目皿40の軸線を排水筒部22の軸線O−Oに合わせることができる。その結果、各ボウル20の排水筒部22の内径L1の大きさにばらつきがあっても、排水目皿40を排水筒部22に簡単に位置決めすることができる。すなわち、突出部52は、ボウルの製品違いや製造公差による排水筒部22の内径L1の大きさの差分を吸収することができる。また、突出部52を排水筒部22の内面22aに接触させているので、排水目皿40のがたつきを抑制することができる。その結果、排水時に目皿部41がボウル20に接触して異音(接触音)が発生するのを抑制することができる。
また、突出部52は、取付部51の周方向に等間隔で3個(複数個)設けられている。すなわち、突出部52は、取付部51の周方向に120度間隔で設けられている。これにより、各突出部52間に形成される隙間から水を流すことができ、排水性を良好にすることができる。また、目皿部41が排水筒部22の軸線O−Oに向けて3方向から押圧されるので、効率よく位置決めができるとともに、目皿部41を安定して排水筒部22に支持させることができるので、がたつきを抑制することができる。
また、突出部52は、取付部51から斜め上方に向けて突出している。これにより、排水筒部22に排水目皿40を挿入するときに、排水筒部22の内面と突出部52との間の抵抗を小さくすることができるので、排水目皿40を排水筒部22に簡単に取付けることができる。
次に、排水目皿40を排水筒部22に取付けたときの排水性と意匠性とについて説明する。
排水目皿40の天板部42とボウル20の内面21bとの間には、排水筒部22に水を流通させるための隙間S1が必要となる。この隙間S1は、排水性と意匠性とを考慮した寸法設定が必要である。例えば、排水筒部に排水金具を設けているような場合には、排水金具の製造公差は小さいので、排水目皿を排水金具に支持させることで、所望の隙間を形成することができる。しかし、陶器製のボウルは、製造公差のレンジが大きいので、排水筒部に排水目皿を直接取付けると、所望の隙間を形成することができない虞がある。また、仕様の異なるボウルにおいては、排水筒部の長さや内径が異なっているので、全ての製品で所望の隙間を形成することが困難になる虞がある。
そこで、本実施形態では、天板部42の裏面42a側は、下端47aがボウル20の内面21bに当接する当接部47を有している。この当接部47は、排水筒部22の開口22dよりも径方向外側で、天板部42の径方向外側端部よりも径方向内側まで延びている。
これにより、天板部42とボウル20の内面21bとの間に所定の隙間S1を確保することができるので、ボウル20の内面21bから排水筒部22に向けて流れる水の排水性を良好に保つことができる。さらに、当接部47は、排水筒部22の上端22c側に形成された円弧面23よりも径方向外側でボウル20の内面21bに当接する。これにより、天板部42とボウル20の内面21bとの間に形成される隙間S1を安定して確保することができる。また、当接部47は、天板部42から突出していないので、意匠性のよい排水目皿40とすることができる。
天板部42の裏面42aから当接部47の下端47aまでの高さ寸法L4を所定の寸法に設定することで、天板部42とボウル20の内面21bとの間に所望の隙間S1を形成することができる。すなわち、各製品(各ボウル)の隙間S1が許容範囲内に入るように、当接部47の高さ寸法L4を設定することにより、各ボウル20での排水性と意匠性とを考慮した排水目皿40とすることができる。その結果、排水目皿40の汎用性を向上できるので、コストを削減できる。
また、当接部47の下端47aは、ボウル20の内面21bに当接する湾曲面を有している。これにより、例えば水を流したときに排水目皿40が動いて当接部47の下端47aと本体部21の内面21bとが擦れても、本体部21の内面21bに傷が付くのを抑制できる。
また、当接部47は、天板部42の裏面42a側に、周方向に等間隔で3個設けられている。すなわち、当接部47は、天板部42の裏面42a側に周方向に120度間隔で設けられている。これにより、当接部47は、排水目皿40を安定してボウル20に支持させることができ、排水目皿40のがたつきを抑制することができる。
排水目皿40は、上端側が当接部47によりボウル20の内面21bに支持され、下端側が位置決め部材50により排水筒部22の内面22aに支持されることにより、排水筒部22に取付けられている。これにより、ボウル20から排水するときに、排水目皿40ががたつくのを抑制することができる。従って、排水目皿40がボウル20に接触して異音(接触音)が発生するのを抑制することができる。
図8は、本発明の第1変形例による排水目皿を示す図7と同様の分解斜視図である。
上述した実施形態では、位置決め部材50の突出部52を3個設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図8に示す第1変形例のように、位置決め部材60は、周方向に連続して延びる1個の突出部61を有していてもよい。また、突出部は、2個以上設けられていてもよい。この場合、突出部は、左右対称の位置に設けられることにより、排水目皿の軸線を排水筒部22の軸線O−Oに合わせることができる。
図9は、本発明の第2変形例による排水目皿を示す図4と同様の正面図である。
上述した実施形態では、目皿部41の当接部47を天板部42と軸部43の延出部44との両方に接続させた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図9に示す第1変形例のように、目皿部70は、軸部43から径方向外側に延び、当接部71と天板部42との間に隙間S3を有していてもよい。また、当接部は、天板部42から下方に向けて延び、延出部44との間に隙間を有していてもよい。すなわち、当接部は、天板部と軸部の延出部とのうちどちらか一方に接続していればよい。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、排水目皿やボウルユニットなどが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 ボウルユニット、 20 ボウル、 21 本体部、 21a 底部、 21b 内面、 22 排水筒部、 22a 内面、 22b 下端、 22c 上端、 22d 開口、 23 円弧面、 24 ボウル固定部材、 25 ソケット支持材、 25a 下面、 26 第2開口部、 30 排水部、 31 排水ソケット、 31a ボウル接続部、 31b 排水管接続部、 32 ソケット固定部材、 33 水密部材、 34 排水管、 35 排出部、 40 排水目皿、 41,70 目皿部、 42 天板部、 42a 裏面、 43 軸部、 44 延出部、 44a 流通口、 45 円環部、 46 凹部、 47,71 当接部、 47a 下端、 50,60 位置決め部材、 51 取付部、 51a 外面、 52,61 突出部、 52a 先端、 52b 下面、 100 カウンタ、 100a 上面、 100b 下面、 100c 第1開口部、 200 水栓装置、 210 吐水口、 300 洗面器、 500 手洗器、 L1 排水筒部の内径、 L2 天板部の外径、 L3 円環部の外径、 L4 当接部の高さ寸法、 L5 当接部の突出寸法、 L6 突出部の突出寸法、 O−O 排水筒部の軸線、 S1,S2,S3 隙間、 X 交点

Claims (5)

  1. ボウルの底部に設けられた排水筒部の上端側に取付けられる排水目皿であって、
    前記排水筒部の内径よりも大きな外径を有し前記排水筒部の開口を覆う天板部と、
    前記天板部の裏面側に位置して下端が前記ボウルの内面に当接する当接部と、
    を有することを特徴とする排水目皿。
  2. 前記当接部は、前記排水筒部の上端側に形成された円弧面よりも径方向外側で前記ボウルの前記内面に当接することを特徴とする請求項1に記載の排水目皿。
  3. 前記当接部の前記下端は、前記ボウルの前記内面に当接する湾曲面を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の排水目皿。
  4. 前記当接部は、周方向に等間隔で3個設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の排水目皿。
  5. カウンタの上面に載置され底部に排水筒部が設けられたボウルと、前記排水筒部の上端側に取付けられる排水目皿と、を備えたボウルユニットであって、
    前記排水目皿は、
    前記排水筒部の内径よりも大きな外径を有し前記排水筒部の開口を覆う天板部と、
    前記天板部の裏面側に位置して下端が前記ボウルの内面に当接する当接部と、
    を有することを特徴とするボウルユニット。
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