JP2008156881A - 目皿装着型排水構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗面ボウルやキッチンのシンク等の水回りにおいて、多量の排水を一度に流す時に生じる目皿のガタ付きをなくし、スムースに排水することができる目皿装着型排水構造を提供する。
【解決手段】排水口に取付けられ、先細り状の傾斜面1を有する排水口部材Aと、該排水口部材Aに着脱自在に装着され、複数の通水孔3を有する逆円錐台状の目皿Bとからなる排水構造であって、上記排水口部材Aの内面の上記傾斜面1は傾斜角度の大なる急傾斜面11とそれに連なる傾斜角度の小なる緩傾斜面12とからなり、上記目皿Bの裏面には支持脚4が凸設された目皿装着型排水構造。好ましくは上記緩傾斜面12の下端を水平に延長して載置面2とし、上記目皿Bの支持脚4を載置するとともに、上記緩傾斜面下端と支持脚4とを当接させる。
【選択図】図1
【解決手段】排水口に取付けられ、先細り状の傾斜面1を有する排水口部材Aと、該排水口部材Aに着脱自在に装着され、複数の通水孔3を有する逆円錐台状の目皿Bとからなる排水構造であって、上記排水口部材Aの内面の上記傾斜面1は傾斜角度の大なる急傾斜面11とそれに連なる傾斜角度の小なる緩傾斜面12とからなり、上記目皿Bの裏面には支持脚4が凸設された目皿装着型排水構造。好ましくは上記緩傾斜面12の下端を水平に延長して載置面2とし、上記目皿Bの支持脚4を載置するとともに、上記緩傾斜面下端と支持脚4とを当接させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、排水口の構造に関する。さらに詳しくは、洗面化粧台の洗面ボウルやキッチンのシンク等の排水口に目皿を着脱自在に装着した目皿装着型排水構造に関する。
例えば、上記洗面化粧台の洗面ボウルにおいて、その排水口部材に、指輪やコンタクトレンズ等の小物の貴重品類が誤って排水と一緒に流出しないように、目皿を装着することはよく行われている。その一例として、本願図4に示すように、洗面ボウル6の底部に設けた排水口部材8に通水孔3が穿たれた目皿9を設けることは公知である。上記目皿9は、本願図5に断面図で示されているように、通常、陶器製の逆円錐台形状の肉厚に形成されるとともに、目皿本体91には複数の通水孔3が穿たれ、上記貴重品やゴミ、髪の毛等が排水と一緒に流出することを阻止するように排水口部材8に嵌設されている。また、底部には、脚部92が凸設されている。
一方、下記特許文献1には、洗面器などの水回り容器に取付けられた排水金具と、この排水金具の排水口部に装着された排水目皿とを具備した排水装置において、上記排水目皿の側周面を傾斜させて上記排水口部内周の傾斜面と合致させるとともに、該排水目皿の上面部を上記排水金具の上端開口面より僅かに下方に位置させたことを特徴とする排水装置が開示されている。そして、貴重品の流出防止用排水目皿のガタ付きをなくし、しかも既存の排水装置にも、そのゴム栓に代えて排水目皿を装着できるという効果があると記載されている。
特開2001−98602号公報(第1〜3頁、第1図、第2図、第3図)
しかしながら、上記特許文献1の記載の技術は、その第2図に示されているように、フランジ部や筒部を有しており、構造が複雑で構成部品が多いという問題がある。さらに、排水目皿の周囲にOリング等、リング状弾性部材を周設しない場合は、必ずしも、排水目皿のガタ付きをなくすことはできないという問題もある。
本発明は、このような問題をなくし、洗面化粧台の洗面ボウルやキッチンのシンク等の水回りにおいて、多量の排水を一度に流す時に生じる目皿のガタ付きをなくすことができるとともに、スムースに排水することが可能な目皿を装着した排水口の構造を提供することを、その課題とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、排水口に取付けられ、先細り状の傾斜面を有する排水口部材と、該排水口部材に着脱自在に装着され、複数の通水孔を有する逆円錐台状の目皿とからなる排水構造であって、上記排水口部材の内面の上記傾斜面は傾斜角度の大なる急傾斜面とそれに連なる傾斜角度の小なる緩傾斜面とからなり、上記目皿の裏面には支持脚が凸設された目皿装着型排水構造が提供される。
請求項2に記載の目皿装着型排水構造は、請求項1に記載の発明に加えて、上記緩傾斜面の下端を水平に延長して載置面とし、上記目皿の支持脚を載置するとともに、上記緩傾斜面下端と支持脚とを当接させたものである。
請求項3に記載の目皿装着型排水構造は、請求項1に記載の発明に加えて、上記支持脚を目皿とは別体とするとともに、その上部にビスを植設し、該支持脚が目皿の裏面に穿たれたビス孔に高さ調整自在に螺挿させたものである。
請求項1に記載の発明にかかる目皿装着型排水構造は上記のとおりであり、排水口に取付けられる排水口部材と、該排水口部材に着脱自在に装着され、複数の通水孔を有する逆円錐台状の目皿とから構成され、上記排水口部材は、内面が先細り形状の傾斜面を含んでなり、該傾斜面は急傾斜面と緩傾斜面とが連接されているため、上記通水孔の排出能力を超えて目皿の上で溢れた排水は、排水口部材と目皿との隙間から流下し、上記急傾斜面に連なる緩傾斜面で排水の水勢が弱められる。このように水勢が弱められるため、目皿が水流によって浮き上がり、上下に振動してガタつくことを防止できる。
請求項2に記載の目皿装着型排水構造は上記のとおりであり、請求項1の目皿装着型排水構造の有する効果に加え、上記緩傾斜面の下端を水平に延長して支持脚を載置する載置面とし、上記緩傾斜面下端と支持脚とを当接させることにより、上記緩傾斜面と載置部との境界面で目皿の横方向へのズレを防ぎ、水流によって目皿が移動することを防止できる。
請求項3に記載の目皿装着型排水構造は上記のとおりであり、請求項1の目皿装着型排水構造の有する効果に加え、目皿とは別体とした支持脚の上部にビスを植設し、該支持脚が目皿の裏面に穿たれたビス孔に高さ調整自在に螺挿されることにより、複数本の支持脚を各々、目皿の底面からの出寸法を調節して凸設することが可能となり、ぴったりと上記支持脚の下端周面を緩傾斜面と載置部との境界面に当接させることができる。
以下、本発明にかかる目皿装着型排水構造を洗面化粧台の洗面ボウルに適用した実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の目皿装着型排水構造を示す断面図である。図1に示されるように、上記目皿装着型排水構造は、洗面化粧台の洗面ボウル6の排水口に取付けられ、先細り状の傾斜面を有する排水口部材Aと、この排水口部材Aに着脱自在に装着される逆円錐台状の目皿Bとから構成される。
上記目皿Bは、複数の通水孔3を有し、排水を通水するとともに、指輪やコンタクトレンズ等の小物の貴重品類やゴミ等の夾雑物が排水と一緒に流下することを阻止し、目皿Bの裏面に凸設された支持脚4によって支持される。上記排水口部材Aは、内面は先細り状の傾斜面1を含んでなり、この傾斜面1は、傾斜角度の大なる急傾斜面11とそれに連なる傾斜角度の小なる緩傾斜面12とから構成される。さらに、緩傾斜面12は水平に延長されて載置部2とされる。上記載置部2には支持脚4が載置され、上記通水孔3を通過した排水は、流下部5を経て図示しない排水管に排出される。
図2は、図1の要部を示す拡大断面図である。図2において、多量の排水を一度に流し、通水孔3を通過する排水量が急に大きくなったときや、通水孔3に目詰まりが生じたとき等、通水孔3の排水能力を排水量が超えた場合、目皿Bの上で溢れた排水は図2に示す矢印に沿って排水口部材Aと目皿Bとの隙間から流下する。このとき、図5に示したように、傾斜面が急傾斜面のみからなる場合、排水が勢いよく流れ、目皿Bを上方に押し上げ、振動やガタつきが起こる。そこで本発明においては、図2に示すように、傾斜角度αの急傾斜面11に連ねて傾斜角度βの緩傾斜面12を設け、水勢を弱めるようにされている。このように、緩傾斜面12を設けることにより、水流が弱められ、目皿Bが排水の勢いによって浮き上がり、上下に振動してガタつくことを防止できる。
また、本実施形態においては、図2に示すように、上記支持脚4の下端周面を緩傾斜面12と載置部2との境界面121に当接して、目皿Bが装着される。このようにすることにより、目皿Bの横方向へのズレを防ぐことができる。したがって、上記緩傾斜面12によって水勢を弱めて、浮き上がり、上下への振動を防止する効果と、横方向へのズレを防ぐ効果が相乗的に作用するため、目皿Bの浮き上がりやガタつきを防止し、排水時にカタカタと不快な音が発生することを防げる。
さらに、本実施形態の改善例として、目皿Bと別体とした支持脚4の上部にビス7を植設し、目皿Bの裏面に穿たれたビス孔71に高さ調整自在に螺挿する形態とすることも可能である。図3は、上記改善例を説明するための説明図である。図3に示される複数本の支持脚4のビス7をビス孔71に深さを変えて螺挿することにより、各々、目皿Bの底面からの出寸法を調節して凸設することが可能となる。
上記のように支持脚4を構成することにより、目皿Bの傾きを調整し、さらにぴったりと上記支持脚4の下端周面を緩傾斜面12と載置部2との境界面121に当接することが可能となる。なお、支持脚4そのものをボルトで構成し、このボルトを目皿Bの裏面に設けられたボルト孔に高さ調整自在に螺挿してもよい。このように、本発明は種々設計変更可能であり、特許請求の範囲を逸脱しない限り、本発明の技術的範囲に属する。
A 本発明の目皿装着型排水構造にかかる排水口部材
B 本発明の目皿装着型排水構造にかかる目皿
1 傾斜面
11 急傾斜面
12 緩傾斜面
121 境界面
2 載置部
3 通水孔
4 支持脚
5 流下部
6 洗面ボウル
7 ビス
71 ビス孔
8 公知の排水口部材
9 公知の目皿
91 公知の目皿本体
92 公知の目皿の支持脚
B 本発明の目皿装着型排水構造にかかる目皿
1 傾斜面
11 急傾斜面
12 緩傾斜面
121 境界面
2 載置部
3 通水孔
4 支持脚
5 流下部
6 洗面ボウル
7 ビス
71 ビス孔
8 公知の排水口部材
9 公知の目皿
91 公知の目皿本体
92 公知の目皿の支持脚
Claims (3)
- 排水口に取付けられ、先細り状の傾斜面を有する排水口部材と、該排水口部材に着脱自在に装着され、複数の通水孔を有する逆円錐台状の目皿とからなる排水構造であって、上記排水口部材の内面の上記傾斜面は傾斜角度の大なる急傾斜面とそれに連なる傾斜角度の小なる緩傾斜面とからなり、上記目皿の裏面には支持脚が凸設された目皿装着型排水構造。
- 上記緩傾斜面の下端を水平に延長して載置面とし、上記目皿の支持脚を載置するとともに、上記緩傾斜面下端と支持脚とを当接させた請求項1に記載の目皿装着型排水構造。
- 上記支持脚を目皿とは別体とするとともに、その上部にビスを植設し、該支持脚が目皿の裏面に穿たれたビス孔に高さ調整自在に螺挿される請求項1に記載の目皿装着型排水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006346129A JP2008156881A (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | 目皿装着型排水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006346129A JP2008156881A (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | 目皿装着型排水構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008156881A true JP2008156881A (ja) | 2008-07-10 |
Family
ID=39658104
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JP2006346129A Pending JP2008156881A (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | 目皿装着型排水構造 |
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JP (1) | JP2008156881A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200448312Y1 (ko) * | 2009-03-27 | 2010-03-31 | 주식회사 중일테크 | 내벽 세척 기능을 갖는 배수통 및 이를 포함하는 싱크대 |
JP2021021294A (ja) * | 2019-07-30 | 2021-02-18 | Toto株式会社 | 排水目皿およびボウルユニット |
-
2006
- 2006-12-22 JP JP2006346129A patent/JP2008156881A/ja active Pending
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