JP2021020755A

JP2021020755A - 媒体給紙装置

Info

Publication number: JP2021020755A
Application number: JP2019137145A
Authority: JP
Inventors: 亮一首藤; Ryoichi Shuto; 一仁野田; Kazuhito Noda
Original assignee: Seiko Epson Corp
Current assignee: Seiko Epson Corp
Priority date: 2019-07-25
Filing date: 2019-07-25
Publication date: 2021-02-18
Anticipated expiration: 2039-07-25
Also published as: US20210024306A1; US11339013B2; JP7334522B2

Abstract

【課題】幅が狭い特殊サイズの媒体のスキューを抑制すること。【解決手段】媒体載置部１１と、媒体載置部１１に載置される媒体Ｐの両端部をガイドし、第１エッジガイド１２ａと第２エッジガイド１２ｂとからなる可動式のエッジガイド１２と、給紙部と、媒体Ｐに対応するガイド幅を調整可能な幅調整部材３０と、を含み、幅調整部材３０は、第１挟持部３１ａ及び第１ガイド部３１ｂを有する第１調整部材３１と、第２挟持部３２ａ及び第２ガイド部３２ｂを有する第２調整部材３２とを備え、第１挟持部３１ａは第１エッジガイド１２ａの一部を挟持し、第１ガイド部３１ｂは、第１エッジガイド１２ａと第２ガイド部３２ｂとの間で媒体Ｐの端部をガイドし、第２挟持部３２ａは第２エッジガイド１２ｂの一部を挟持し、第２ガイド部３２ｂは、第２エッジガイド１２ｂと第１ガイド部３１ｂとの間で媒体Ｐの端部をガイドする、ことを特徴とする。【選択図】図３

Description

本発明は、媒体給紙装置に関する。

従来、用紙（媒体）が搬送中に傾いてしまうスキューが生じにくい給紙装置（媒体給紙装置）が提案されている（例えば、特許文献１）。
特許文献１に記載の媒体給紙装置では、サイドガイドと、媒体の搬送方向の上流側でサイドガイドに取り付けられた上ガイドとが、媒体が積載されるトレイに取り付けられている。サイドガイドは、媒体の幅方向にスライド移動可能であり、媒体のサイズに対応して位置が調整され、スキューが生じないように媒体の幅方向の位置を規制する。上ガイドは、トレイに載置される媒体の上流側の左右の端部の位置を規制する。

特開２０１７−１６５５７５号公報

特許文献１に記載の媒体給紙装置は、一般的に使用される媒体のサイズに応じてサイドガイドを移動させ、一般的に使用される媒体のスキューを抑制することができる。ところが、サイドガイドが、一般的に使用される媒体よりも幅が狭い特殊サイズの媒体をガイドすることが難しいので、特許文献１に記載の媒体給紙装置には、特殊サイズの媒体のスキューを抑制することが難しいという課題があった。

媒体給紙装置は、媒体が載置される媒体載置部と、前記媒体載置部に載置される前記媒体の両端部をガイドし、第１エッジガイドと第２エッジガイドとからなる可動式のエッジガイドと、前記媒体載置部に載置される前記媒体を給紙する給紙部と、前記エッジガイドに着脱可能に取り付けられ、前記媒体に対応するガイド幅を調整可能な幅調整部材と、を含み、前記幅調整部材は、第１挟持部及び第１ガイド部を有する第１調整部材と、第２挟持部及び第２ガイド部を有する第２調整部材とを備え、前記第１挟持部は前記第１エッジガイドの一部を挟持し、前記第１ガイド部は、前記第１エッジガイドと前記第２ガイド部との間で前記媒体の端部をガイドし、前記第２挟持部は前記第２エッジガイドの一部を挟持し、前記第２ガイド部は、前記第２エッジガイドと前記第１ガイド部との間で前記媒体の端部をガイドすることを特徴とする。

上記媒体給紙装置において、前記媒体載置部は、前記媒体の給紙を円滑にする回転部材をさらに有し、前記幅調整部材には、前記幅調整部材が前記エッジガイドに取り付けられた際、前記回転部材を露出する孔部が設けられることが好ましい。

上記媒体給紙装置において、前記第１調整部材は、前記第２調整部材と別体で構成されることが好ましい。

上記媒体給紙装置において、前記第１ガイド部は前記第１エッジガイドよりも前記媒体の給紙方向の下流側に延び、前記第２ガイド部は前記第２エッジガイドよりも前記下流側に延びていることが好ましい。

媒体給紙装置は、媒体が載置される媒体載置部と、前記媒体載置部に載置される前記媒体の両端部をガイドし、第１エッジガイドと第２エッジガイドとからなる可動式のエッジガイドと、前記媒体載置部に載置される前記媒体を給紙する給紙部と、前記媒体載置部に着脱可能に取り付けられ、前記媒体に対応するガイド幅を調整可能な幅調整部材と、を含み、前記幅調整部材は、前記媒体載置部の被係合部に係合される係合部と、前記第１エッジガイドよりも前記媒体載置部の中心部に近い位置で前記媒体の端部をガイドする第１ガイド部と、前記第２エッジガイドよりも前記媒体載置部の中心部に近い位置で前記媒体の端部をガイドする第２ガイド部と、を有することを特徴とする。

上記媒体給紙装置において、前記被係合部は、前記媒体載置部の載置面に設けられた凹部または孔であることが好ましい。

上記媒体給紙装置において、前記媒体載置部は、前記媒体の給紙を円滑にする回転部材をさらに有し、前記幅調整部材には、前記幅調整部材が前記媒体載置部に取り付けられた際、前記回転部材を露出する孔部が設けられることが好ましい。

媒体給紙装置は、本体部と、媒体が載置される媒体載置部と、前記媒体載置部に載置される前記媒体の両端部をガイドし、第１エッジガイドと第２エッジガイドとからなる可動式のエッジガイドと、前記媒体載置部に載置される前記媒体を給紙する給紙部と、前記本体部、前記媒体載置部、及び前記エッジガイドの少なくとも一つに着脱可能に取り付けられ、前記媒体に対応するガイド幅を調整可能な幅調整部材と、を含み、前記幅調整部材は、前記本体部、前記媒体載置部、及び前記エッジガイドの少なくとも一つに固定される固定部と、前記媒体の端部をガイドする第１ガイド部と、前記媒体の端部をガイドする第２ガイド部と、を有し、前記第１ガイド部と前記第２ガイド部とで前記媒体をガイドする最小の幅は、前記第１エッジガイドと前記第２エッジガイドとで前記媒体をガイドする最小の幅よりも狭いことを特徴とする。

上記媒体給紙装置において、前記第１ガイド部及び前記第２ガイド部の少なくとも一方は、前記第１エッジガイドまたは前記第２エッジガイドと同じ方向に可動可能に設けられることが好ましい。

上記媒体給紙装置において、前記幅調整部材は、前記媒体が給紙される給紙口を少なくとも１つ有することが好ましい。

スキャナーの概要を示す斜視図。スキャナーの側断面図。実施形態１に係る媒体給紙装置が備える幅調整部材が取り付けられる部分の斜視図。実施形態１に係る媒体給紙装置が備える幅調整部材が取り付けられる部分の分解斜視図。幅調整部材が取り付けられる部分を給紙方向Ｆから見た図。実施形態２に係る媒体給紙装置が備える幅調整部材が取り付けられる部分の斜視図。実施形態２に係る媒体給紙装置が備える幅調整部材が取り付けられる部分の分解斜視図。実施形態３に係る媒体給紙装置が備える幅調整部材が取り付けられる部分の斜視図。実施形態３に係る媒体給紙装置Ｂが備える幅調整部材が取り付けられる部分の分解斜視図。実施形態３に係る媒体給紙装置が備える幅調整部材が取り付けられる部分の他の斜視図。実施形態４に係る媒体給紙装置が備える幅調整部材が取り付けられる部分の斜視図。実施形態４に係る媒体給紙装置が備える幅調整部材が取り付けられる部分の分解斜視図。実施形態５に係る媒体給紙装置が備える幅調整部材が取り付けられたスキャナーの斜視図。実施形態５に係る媒体給紙装置が備える幅調整部材が取り付けられたスキャナーの分解斜視図。変形例１に係る媒体給紙装置が備える幅調整部材が取り付けられる部分の斜視図。変形例２に係る媒体給紙装置が備える幅調整部材が取り付けられたスキャナーの斜視図。

１．実施形態１
図１は、スキャナー１の概要を示す斜視図である。図２は、スキャナー１の側断面図であり、媒体Ｐの給紙経路が破線で図示されている。図３は、実施形態１に係る媒体給紙装置１０が備える幅調整部材３０が取り付けられる部分の斜視図である。図４は、本実施形態に係る媒体給紙装置１０が備える幅調整部材３０が取り付けられる部分の分解斜視図である。図５は、幅調整部材３０が取り付けられる部分を給紙方向Ｆから見た図である。
なお、図１及び図２はエッジガイド１２に幅調整部材３０が取り付けられていない場合の図であり、図３〜図５はエッジガイド１２に幅調整部材３０が取り付けられる場合の図である。

図１に示すように、スキャナー１は、媒体Ｐの表面及び裏面の少なくとも一面を読み取り可能な画像読取装置であり、装置本体２と、装置本体２の内部に配置される媒体Ｐの画像を読み取る読取部２０（図２参照）とを有する。
装置本体２は、本実施形態に係る媒体給紙装置１０の外装ケースを構成し、本願における本体部の一例である。本実施形態に係る媒体給紙装置１０は、装置本体２を有し、読取部２０に向けて媒体Ｐを給送する。
以降の説明では、スキャナー１の幅方向をＸ方向とし、スキャナー１の奥行方向をＹ方向とし、スキャナー１の高さ方向をＺ方向とし、媒体Ｐが給紙（搬送）される方向を給紙方向Ｆとする。また、方向を示す矢印の先端側を＋方向とし、方向を示す矢印の基端側を−方向とする。Ｘ方向は、給紙方向Ｆに交差する方向であり、媒体Ｐの幅方向である。

装置本体２は、下部ユニット３及び上部ユニット４を備える。上部ユニット４は、下部ユニット３に対して媒体Ｐの搬送方向の下流側を回動支点として開閉可能に取り付けられている。ユーザーは、上部ユニット４を装置前面側に回動して開き、媒体Ｐの媒体搬送経路を露呈させて媒体Ｐの紙詰まりの処理を容易に行うことができる。
上部ユニット４の装置前面側には、各種読み取り設定・読み取り実行を行う操作を行い、読み取り設定内容等を表示する操作パネル７が設けられている。さらに、上部ユニット４の上部には、装置本体２の内部に連なる媒体給紙口６が設けられている。
下部ユニット３の装置前面側には、媒体Ｐが排出される排出口８と、排出された媒体Ｐが載置される排紙トレイ５とが設けられている。

媒体給紙装置１０は、媒体Ｐが載置される載置面１１ａを有する媒体載置部１１と、媒体載置部１１に載置される媒体Ｐの両端部をガイドするエッジガイド１２と、を備えている。媒体給紙口６は、エッジガイド１２（第１エッジガイド１２ａ、第２エッジガイド１２ｂ）によって形成される媒体Ｐの入口である。

エッジガイド１２は、＋Ｘ方向側に配置される第１エッジガイド１２ａと、−Ｘ方向側に配置される第２エッジガイド１２ｂとを有する。第１エッジガイド１２ａ及び第２エッジガイド１２ｂは、媒体Ｐのサイズに応じてＸ方向に移動可能である。すなわち、媒体給紙装置１０は、媒体載置部１１に載置される媒体Ｐの両端部をガイドし、第１エッジガイド１２ａと第２エッジガイド１２ｂとからなる可動式のエッジガイド１２を有する。
なお、第１エッジガイド１２ａと第２エッジガイド１２ｂとでガイド可能な媒体Ｐのガイド幅（Ｘ方向寸法）は、概略５０ｍｍ〜２１０ｍｍ（Ａ４サイズ）である。

媒体載置部１１は、媒体Ｐは幅方向（Ｘ方向）に延びるスリット１５を有する。スリット１５は、載置面１１ａを貫く孔である。第１エッジガイド１２ａ及び第２エッジガイド１２ｂは、スリット１５に嵌め込まれている。
第１エッジガイド１２ａ及び第２エッジガイド１２ｂは、ラックピニオン機構（図示省略）により一方のエッジガイド１２（例えば、第１エッジガイド１２ａ）のＸ方向の移動に追従して、他方のエッジガイド１２（第２エッジガイド１２ｂ）が相対する方向に移動するように構成されている。第１エッジガイド１２ａ及び第２エッジガイド１２ｂのスリット１５に対して＋Ｚ方向側に配置される部分は、媒体Ｐの両端部をガイドする部分である。第１エッジガイド１２ａ及び第２エッジガイド１２ｂのスリット１５に対して−Ｚ方向側に配置される部分は、ラックピニオン機構によって支持される部分である。
媒体載置部１１にＸ方向に延びるスリット１５を設けることによって、エッジガイド１２はＸ方向に安定して移動するようになる。

さらに、媒体載置部１１は、媒体載置部１１における媒体Ｐの給紙を円滑にする回転部材１６を二つ有する。二つの回転部材１６は、幅方向（Ｘ方向）における媒体載置部１１の中央に位置し、載置面１１ａに回転可能に取り付けられている。一方の回転部材１６は給紙方向Ｆの上流に配置され、他方の回転部材１６は給紙方向Ｆの下流に配置される。

媒体給紙装置１０では、エッジガイド１２によって媒体Ｐが幅方向における媒体載置部１１の中央に揃えられる。すなわち、媒体給紙装置１０は、所謂、センター給紙方式で媒体Ｐが給紙方向Ｆに給紙される。さらに、媒体載置部１１に載置される媒体Ｐは、回転部材１６によって円滑に給紙方向Ｆに給紙される。
なお、媒体給紙装置１０は、一方のエッジガイド１２が媒体載置部１１に固定され、他方のエッジガイド１２が媒体載置部１１に対して移動するように構成される片寄せ給紙方式であってもよい。

図２に示すように、媒体給紙口６と、送りローラー１３及び分離ローラー１４と、搬送ローラー対１７と、画像を読み取る読取部２０と、排出ローラー対２２とが、媒体Ｐが給紙される給紙方向Ｆに沿って順に配置されている。
送りローラー１３及び分離ローラー１４と、搬送ローラー対１７と、排出ローラー対２２とは、媒体給紙装置１０の構成要素である。画像を読み取る読取部２０は、スキャナー１の構成要素である。
なお、送りローラー１３及び分離ローラー１４と、搬送ローラー対１７とは、本願における給紙部の一例である。

媒体載置部１１に載置された媒体Ｐは、下部ユニット３に対して回転可能に設けられた送りローラー１３によりピックアップされて給紙方向Ｆに給紙される。詳しくは、媒体Ｐの裏面（載置面１１ａに対向する面）に、送りローラー１３が接触しつつ回転することにより、媒体Ｐが給紙方向Ｆに給紙される。このため、媒体載置部１１に複数の媒体Ｐが載置される場合、媒体載置部１１の載置面１１ａ側の媒体Ｐから順に給紙方向Ｆに給紙される。
また、複数の媒体Ｐが重なった状態で給紙されないように、分離ローラー１４が設けられている。媒体載置部１１に載置される複数の媒体Ｐは、送りローラー１３と分離ローラー１４とでニップされ、１枚ずつ分離されて、給紙方向Ｆに給紙される。

送りローラー１３と分離ローラー１４とによりニップされて給紙方向Ｆの下流側に給紙された媒体Ｐは、搬送ローラー対１７にニップされて、搬送ローラー対１７の給紙方向Ｆの下流側に位置する読取部２０に給紙される。
搬送ローラー対１７は、下部ユニット３に設けられた搬送駆動ローラー１８と、上部ユニット４に設けられ、搬送駆動ローラー１８に対して従動回転する搬送従動ローラー１９とを備えている。

読取部２０は、上部ユニット４側に設けられた上部画像読取センサー２０ａと、下部ユニット３側に設けられた下部画像読取センサー２０ｂとを備えている。上部画像読取センサー２０ａ及び下部画像読取センサー２０ｂは、例えば、密着型イメージセンサーモジュール（ＣＩＳＭ）で構成される。

媒体Ｐは、読取部２０によって媒体Ｐの表面及び裏面の少なくとも一方の面の画像が読み取られた後、読取部２０の給紙方向Ｆの下流側に位置する排出ローラー対２２にニップされて、下部ユニット３の装置前面側に設けられた排出口８から排出される。排出ローラー対２２は、下部ユニット３に設けられた排出駆動ローラー２３と、上部ユニット４に設けられ、排出駆動ローラー２３に対して従動回転する排出従動ローラー２４とを備えている。
下部ユニット３には、排出口８から装置前面側に向けて引き出し可能に構成された排紙トレイ５が設けられている。排紙トレイ５が引き出された状態において、排出口８から排出された媒体Ｐが排紙トレイ５の上に積載される。

上述したように、第１エッジガイド１２ａと第２エッジガイド１２ｂとでガイド可能な媒体Ｐのガイド幅は概略５０ｍｍ〜２１０ｍｍであるので、スキャナー１が図１に示す状態にある場合、エッジガイド１２がガイド可能な媒体Ｐのガイド幅の最小値は５０ｍｍである。
スキャナー１がレシートや名刺のように５０ｍｍよりも幅が狭い媒体Ｐ（以降、特殊サイズの媒体Ｐと称す）に形成された画像を読み取る場合、特殊サイズの媒体Ｐは、一対のエッジガイド１２ａ，１２ｂの内側で、一対のエッジガイド１２ａ，１２ｂから離間して配置される。このため、媒体載置部１１に載置される特殊サイズの媒体Ｐの状態によっては、特殊サイズの媒体Ｐが給紙方向Ｆに給送されず、特殊サイズの媒体Ｐが給紙方向Ｆと交差する方向に給送され、特殊サイズの媒体Ｐのスキューが生じる。すると、図１に示す状態にあるスキャナー１は、特殊サイズの媒体Ｐの画像を適正に読み取ることが難しくなる。

本実施形態では、スキャナー１が特殊サイズの媒体Ｐの画像を読み取る場合、すなわち、媒体給紙装置１０が特殊サイズの媒体Ｐを給紙方向Ｆに給紙する場合、幅調整部材３０をエッジガイド１２に取り付ける。
図３に示すように、本実施形態に係る媒体給紙装置１０は、エッジガイド１２に着脱可能に取り付けられ、特殊サイズの媒体Ｐに対応するガイド幅を調整可能な幅調整部材３０を有する。幅調整部材３０は、第１エッジガイド１２ａに着脱可能に取り付けられる第１調整部材３１と、第２エッジガイド１２ｂに着脱可能に取り付けられる第２調整部材３２とを有する。幅調整部材３０において、第１調整部材３１は、第２調整部材３２と別体で構成されている。
このように、媒体給紙装置１０が特殊サイズの媒体Ｐを給紙方向Ｆに給紙する場合、第１調整部材３１と第２調整部材３２とで構成される幅調整部材３０が、エッジガイド１２に取り付けられる。

図３及び図４に示すように、第１調整部材３１は第１挟持部３１ａと第１ガイド部３１ｂとを有し、第２調整部材３２は第２挟持部３２ａと第２ガイド部３２ｂとを有する。
第１調整部材３１が第１エッジガイド１２ａに取り付けられた状態において、第１調整部材３１における第１エッジガイド１２ａを挟持する部分が、第１挟持部３１ａである。媒体載置部１１に載置される媒体Ｐが給紙方向Ｆに給送される場合、第１エッジガイド１２ａに取り付けられた第１調整部材３１における媒体Ｐの端部をガイドする部分が第１ガイド部３１ｂである。
第２調整部材３２が第２エッジガイド１２ｂに取り付けられた状態において、第２調整部材３２における第２エッジガイド１２ｂを挟持する部分が、第２挟持部３２ａである。媒体載置部１１に載置される媒体Ｐが給紙方向Ｆに給送される場合、第２エッジガイド１２ｂに取り付けられた第２調整部材３２における媒体Ｐの端部をガイドする部分が第２ガイド部３２ｂである。

第１挟持部３１ａは第１エッジガイド１２ａの一部を挟持する。詳しくは、第１挟持部３１ａは、第１エッジガイド１２ａとの間に弾性部材３５が配置された状態で、第１エッジガイド１２ａの一部を挟持する。すると、弾性部材３５が圧縮された状態で第１挟持部３１ａと第１エッジガイド１２ａとの間に配置され、弾性部材３５から第１挟持部３１ａを第１エッジガイド１２ａに押し付ける力が作用し、第１挟持部３１ａが第１エッジガイド１２ａに固定される。
第２挟持部３２ａは第２エッジガイド１２ｂの一部を挟持する。詳しくは、第２挟持部３２ａは、第２エッジガイド１２ｂとの間に弾性部材３５が配置された状態で、第２エッジガイド１２ｂの一部を挟持する。すると、弾性部材３５が圧縮された状態で第２挟持部３２ａと第２エッジガイド１２ｂとの間に配置され、弾性部材３５から第２挟持部３２ａを第２エッジガイド１２ｂに押し付ける力が作用し、第２挟持部３２ａが第２エッジガイド１２ｂに固定される。

弾性部材３５は、弾性ゴムである。弾性部材３５は、弾性ゴムの他にバネ（例えば、板バネ）を使用することができる。
なお、幅調整部材３０を弾性部材で構成し、弾性部材３５を省略する構成であってもよい。すなわち、弾性を有する幅調整部材３０をエッジガイド１２に直接取り付け、弾性部材３５が省略される構成であってもよい。

第１挟持部３１ａの内側に弾性部材３５が配置された状態で、第１挟持部３１ａが第１エッジガイド１２ａの一部を挟持するように、ユーザーが第１調整部材３１を−Ｚ方向に押し込むと、第１調整部材３１を第１エッジガイド１２ａに取り付けることができる。さらに、第１調整部材３１が第１エッジガイド１２ａに取り付けられた状態において、ユーザーが第１調整部材３１を＋Ｚ方向に引っ張ると、第１調整部材３１を第１エッジガイド１２ａから取り外すことができる。
同様に、第２挟持部３２ａの内側に弾性部材３５が配置された状態で、第２挟持部３２ａが第２エッジガイド１２ｂの一部を挟持するように、ユーザーが第２調整部材３２を−Ｚ方向に押し込むと、第２調整部材３２を第２エッジガイド１２ｂに取り付けることができる。さらに、第２調整部材３２が第２エッジガイド１２ｂに取り付けられた状態において、ユーザーが第２調整部材３２を＋Ｚ方向に引っ張ると、第２調整部材３２を第２エッジガイド１２ｂから取り外すことができる。
このように、第１調整部材３１及び第２調整部材３２を−Ｚ方向に押すという簡単な動作、または第１調整部材３１及び第２調整部材３２を＋Ｚ方向に引っ張るという簡単な動作によって、幅調整部材３０をエッジガイド１２に着脱することができる。

第１エッジガイド１２ａと、第１ガイド部３１ｂと、第２ガイド部３２ｂと、第２エッジガイド１２ｂとは、媒体Ｐの幅方向（−Ｘ方向）に沿って順に配置される。第１ガイド部３１ｂ及び第２ガイド部３２ｂは、第１エッジガイド１２ａ及び第２エッジガイド１２ｂの間に配置される。そして、第１ガイド部３１ｂは、第１エッジガイド１２ａと第２ガイド部３２ｂとの間で媒体Ｐの端部をガイドし、第２ガイド部３２ｂは、第２エッジガイド１２ｂと第１ガイド部３１ｂとの間で媒体Ｐの端部をガイドする。
かかる構成によって、一対のエッジガイド１２ａ，１２ｂが媒体Ｐをガイドする場合と比べて、一対のガイド部３１ｂ，３２ｂ（一対の調整部材３１，３２）がガイドする媒体Ｐのガイド幅が狭くなり、一対の調整部材３１，３２は特殊サイズの媒体Ｐをガイドできる。

従って、一対のエッジガイド１２ａ，１２ｂに一対の調整部材３１，３２が取り付けられると、すなわち、エッジガイド１２に幅調整部材３０が取り付けられると、特殊サイズの媒体Ｐは、幅調整部材３０によってガイドされた状態で給紙方向Ｆに給送されるので、特殊サイズの媒体Ｐがエッジガイド１２によってガイドされない状態で給送される場合の不具合（特殊サイズの媒体Ｐのスキュー）が抑制され、媒体給紙装置１０は媒体載置部１１に載置される特殊サイズの媒体Ｐを給紙方向Ｆに適正に給送し、スキャナー１は特殊サイズの媒体Ｐの画像を適正に読み取ることができる。
本実施形態では、上述した幅調整部材３０によってガイド可能な特殊サイズの媒体Ｐのガイド幅は、概略４４ｍｍである。

なお、特殊サイズの媒体Ｐのガイド幅が概略４４ｍｍに限定されず、特殊サイズの媒体Ｐのガイド幅が多種多様である場合、多種多様の特殊サイズの媒体Ｐのそれぞれに対応する多種多様の幅調整部材を準備し、多種多様の幅調整部材をエッジガイド１２に取り付けると、媒体給紙装置１０は、多種多様の特殊サイズの媒体Ｐのそれぞれを適正に給紙方向Ｆに給送し、スキャナー１は、多種多様の特殊サイズの媒体Ｐのそれぞれの画像を適正に読み取ることができる。

２．実施形態２
図６は、図３に対応する図であり、実施形態２に係る媒体給紙装置１０Ａが備える幅調整部材４０が取り付けられる部分の斜視図である。図７は、図４に対応する図であり、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ａが備える幅調整部材４０が取り付けられる部分の分解斜視図である。
本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ａと実施形態１に係る媒体給紙装置１０とでは、幅調整部材の形状が異なる。この点が本実施形態と実施形態１との主な相違点である。
以下、図６及び図７を参照し、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ａの概要を、実施形態１との相違点を中心に説明する。また、実施形態１と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明を省略する。

図６及び図７に示すように、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ａが備える幅調整部材４０は一つの部材で構成される。一方、実施形態１に係る媒体給紙装置１０が備える幅調整部材３０は二つの部材（第１調整部材３１、第２調整部材３２）で構成される（図３参照）。
幅調整部材４０は、第１エッジガイド１２ａを挟持する第１挟持部４１ａと、特殊サイズの媒体Ｐの＋Ｘ方向側の端部をガイドする第１ガイド部４１ｂと、特殊サイズの媒体Ｐが載置される基部４３と、特殊サイズの媒体Ｐの−Ｘ方向側の端部をガイドする第２ガイド部４２ｂと、第２エッジガイド１２ｂを挟持する第２挟持部４２ａとを有する。
幅調整部材４０がエッジガイド１２に取り付けられた状態において、幅調整部材４０におけるエッジガイド１２を挟持する部分が、挟持部４１ａ，４２ａである。基部４３に載置される特殊サイズの媒体Ｐが給紙方向Ｆに給送される場合、エッジガイド１２に取り付けられた幅調整部材４０における特殊サイズの媒体Ｐの端部をガイドする部分がガイド部４１ｂ，４２ｂである。

圧縮された状態で弾性部材３５が挟持部４１ａ，４２ａとエッジガイド１２との間に配置され、弾性部材３５が挟持部４１ａ，４２ａをエッジガイド１２ａ，１２ｂに押し付けることによって、幅調整部材４０がエッジガイド１２に固定される。
挟持部４１ａ，４２ａの内側に弾性部材３５が配置された状態で、挟持部４１ａ，４２ａがエッジガイド１２ａ，１２ｂの一部を挟持するように、ユーザーが幅調整部材４０を−Ｚ方向に押し込むと、幅調整部材４０をエッジガイド１２ａ，１２ｂに取り付けることができる。さらに、幅調整部材４０がエッジガイド１２ａ，１２ｂに取り付けられた状態において、ユーザーが幅調整部材４０を＋Ｚ方向に引っ張ると、幅調整部材４０をエッジガイド１２ａ，１２ｂから取り外すことができる。
このように、幅調整部材４０を−Ｚ方向に押すという簡単な動作、または幅調整部材４０を＋Ｚ方向に引っ張るという簡単な動作によって、幅調整部材４０をエッジガイド１２に着脱することができる。

幅調整部材４０の基部４３には、幅調整部材４０がエッジガイド１２に取り付けられた際、媒体載置部１１の回転部材１６を露出する孔部４５が設けられている。かかる構成を有すると、幅調整部材４０に載置される特殊サイズの媒体Ｐが給紙方向Ｆに給紙される場合、回転部材１６によって特殊サイズの媒体Ｐが給紙方向Ｆに給紙されやすくなる。

幅調整部材４０は一つの部材で構成されるので、第１ガイド部４１ｂと第２ガイド部４２ｂとの間隔は、一定であり、変化しない。
例えば、幅調整部材４０が複数の部材で構成されると、複数の部材の間隔（第１ガイド部４１ｂと第２ガイド部４２ｂとの間隔）が変化するおそれがある。例えば、特殊サイズの媒体Ｐをガイドする途中で、第１ガイド部４１ｂと第２ガイド部４２ｂとの間隔が変化し、ガイド部４１ｂ，４２ｂと特殊サイズの媒体Ｐの端部との間に隙間ができると、特殊サイズの媒体Ｐが給紙方向Ｆに給送されにくくなる。
幅調整部材４０が一つの部材を構成され、第１ガイド部４１ｂと第２ガイド部４２ｂとの間隔が一定になると、第１ガイド部４１ｂと第２ガイド部４２ｂとの間隔が変化するおそれがある場合と比べて、特殊サイズの媒体Ｐは給紙方向Ｆに安定して搬送されやすくなる。

さらに、幅調整部材４０が一つの部材で構成されると、幅調整部材４０が二つの部材で構成される場合と比べて、幅調整部材４０をエッジガイド１２ａ，１２ｂに着脱する作業の工数が少なくなり、幅調整部材４０をエッジガイド１２ａ，１２ｂに簡単に着脱することができる。

かかる構成によって、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ａが備える幅調整部材４０は、実施形態１に係る媒体給紙装置１０が備える幅調整部材３０と同様に、特殊サイズの媒体Ｐを適正にガイドすることができる。
さらに、幅調整部材４０を備える媒体給紙装置１０Ａは、幅調整部材３０を備える実施形態１の媒体給紙装置１０と同様に、特殊サイズの媒体Ｐを給紙方向Ｆに適正に給送することができる。さらに、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ａを備えるスキャナー１は、特殊サイズの媒体Ｐの画像を適正に読み取ることができる。

３．実施形態３
図８は、図６に対応する図であり、実施形態３に係る媒体給紙装置１０Ｂが備える幅調整部材５０が取り付けられる部分の斜視図である。図９は、図７に対応する図であり、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｂが備える幅調整部材５０が取り付けられる部分の分解斜視図である。図１０は、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｂが備える幅調整部材５０が取り付けられる部分の他の斜視図である。
なお、図８は、幅調整部材５０が媒体載置部１１に取り付けられた後の斜視図である。図１０は、幅調整部材５０が媒体載置部１１に取り付けられる前の斜視図である。
本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｂと実施形態２に係る媒体給紙装置１０Ａとでは、幅調整部材が取り付けられる部分が異なる。すなわち、本実施形態では幅調整部材５０が媒体載置部１１に取り付けられ、実施形態２では幅調整部材４０がエッジガイド１２に取り付けられる。この点が、本実施形態と実施形態２との主な相違点である。
以下、図８〜図１０を参照し、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｂの概要を、実施形態２との相違点を中心に説明する。

図８〜図１０に示すように、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｂが備える幅調整部材５０は、実施形態２に係る媒体給紙装置１０Ａが備える幅調整部材４０と同様に、一つの部材で構成される。
幅調整部材５０は、特殊サイズの媒体Ｐの＋Ｘ方向側の端部をガイドする第１ガイド部５１と、特殊サイズの媒体Ｐが載置される基部５３と、特殊サイズの媒体Ｐの−Ｘ方向側の端部をガイドする第２ガイド部５２とを有する。基部５３に載置される特殊サイズの媒体Ｐが給紙方向Ｆに給送される場合、幅調整部材５０における特殊サイズの媒体Ｐの端部をガイドする部分がガイド部５１，５２である。
幅調整部材５０には、幅調整部材５０が媒体載置部１１に取り付けられた際、回転部材１６を露出する孔部５５が設けられている。
これらの構成要素（ガイド部５１，５２、基部５３、孔部５５）は、実施形態２の幅調整部材４０の構成要素（ガイド部４１ｂ，４２ｂ、基部４３、孔部４５）に対応し、それぞれ同じ役割を有する。

基部５３は、特殊サイズの媒体Ｐが載置される側と反対側に凸部５７を有する（図１０参照）。基部５３の凸部５７が、媒体載置部１１のスリット１５に嵌め込まれることによって、幅調整部材５０が媒体載置部１１に取り付けられ、幅調整部材５０が媒体載置部１１に固定される。この点は実施形態２と異なる。
なお、基部５３の凸部５７は本願における係合部の一例であり、媒体載置部１１のスリット１５は本願における被係合部の一例である。そして、幅調整部材５０は、媒体載置部１１の被係合部（スリット１５）に係合される係合部（凸部５７）を有する。

なお、本願における被係合部は、媒体載置部１１の載置面１１ａを貫く孔（スリット１５）であったが、本願における被係合部は、媒体載置部１１の載置面１１ａに形成される凹部であってもよい。
すなわち、本願における被係合部は、媒体載置部１１の載置面１１ａに設けられた凹部または孔である構成であればよい。

幅調整部材５０の凸部５７が媒体載置部１１のスリット１５に嵌め込まれるように、ユーザーが幅調整部材５０を−Ｚ方向に押すと、幅調整部材５０を媒体載置部１１に取り付けることができる。ユーザーが幅調整部材５０を＋Ｚ方向に引っ張ると、幅調整部材５０を媒体載置部１１から取り外すことができる。
このように、幅調整部材５０を押すという簡単な動作、または幅調整部材５０を引っ張るという簡単な動作によって、幅調整部材５０を媒体載置部１１に着脱することができる。

幅調整部材５０が媒体載置部１１に取り付けられた状態に置いて、第１エッジガイド１２ａと、第１ガイド部５１と、図８に一点鎖線で図示される媒体載置部１１の中心部Ｃと、第２ガイド部５２と、第２エッジガイド１２ｂとが、給紙方向Ｆと交差する方向（−Ｘ方向）に沿って順に配置される（図８参照）。
幅調整部材５０が基部５３に載置される媒体Ｐの端部をガイドする場合、第１ガイド部５１は第１エッジガイド１２ａよりも媒体載置部１１の中心部Ｃに近い位置で媒体Ｐの＋Ｘ方向側の端部をガイドし、第２ガイド部５２は第２エッジガイド１２ｂよりも媒体載置部１１の中心部Ｃに近い位置で媒体Ｐの−Ｘ方向側の端部をガイドする。

すると、幅調整部材５０が媒体Ｐの端部をガイドする場合、エッジガイド１２が媒体Ｐの端部をガイドする場合と比べて、ガイドされる媒体Ｐの幅が狭くなり、幅調整部材５０は特殊サイズの媒体Ｐの端部をガイドすることができる。
すなわち、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｂが備える幅調整部材５０は、実施形態２に係る媒体給紙装置１０Ａが備える幅調整部材４０と同様に、特殊サイズの媒体Ｐを適正にガイドすることができる。
さらに、幅調整部材５０を備える媒体給紙装置１０Ｂは、幅調整部材４０を備える実施形態２の媒体給紙装置１０Ａと同様に、特殊サイズの媒体Ｐを給紙方向Ｆに適正に給送することができる。さらに、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｂを備えるスキャナー１は、特殊サイズの媒体Ｐの画像を適正に読み取ることができる。

４．実施形態４
図１１は、図６に対応する図であり、実施形態４に係る媒体給紙装置１０Ｃが備える幅調整部材６０が取り付けられる部分の斜視図である。図１２は、図７に対応する図であり、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｃが備える幅調整部材６０が取り付けられる部分の分解斜視図である。

本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｃと実施形態２に係る媒体給紙装置１０Ａとでは、幅調整部材が取り付けられる部分が異なる。すなわち、本実施形態では幅調整部材６０が媒体載置部１１に取り付けられ、実施形態２では幅調整部材４０がエッジガイド１２に取り付けられる。この点が、本実施形態と実施形態２との主な相違点である。
以下、図１１及ぶ図１２を参照し、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｃの概要を、実施形態２との相違点を中心に説明する。

図１１及び図１２に示すように、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｃが備える幅調整部材６０は、実施形態２に係る媒体給紙装置１０Ａが備える幅調整部材４０と同様に、一つの部材で構成される。
幅調整部材６０は、特殊サイズの媒体Ｐの＋Ｘ方向側の端部をガイドする第１ガイド部６１と、特殊サイズの媒体Ｐが載置される基部６３と、特殊サイズの媒体Ｐの−Ｘ方向側の端部をガイドする第２ガイド部６２とを有する。基部６３に載置される特殊サイズの媒体Ｐが給紙方向Ｆに給送される場合、幅調整部材６０における特殊サイズの媒体Ｐの端部をガイドする部分がガイド部６１，６２である。
幅調整部材６０には、幅調整部材６０が媒体載置部１１に取り付けられた際、回転部材１６を露出する孔部６５が設けられている。
これらの構成要素（ガイド部６１，６２、基部６３、孔部６５）は、実施形態２の幅調整部材４０の構成要素（ガイド部４１ｂ，４２ｂ、基部４３、孔部４５）に対応し、それぞれ同じ役割を有する。

さらに、幅調整部材６０は、−Ｙ方向側の端部に配置される把持部６４を有する。把持部６４は、媒体載置部１１の−Ｙ方向側の端部１１ｂを把持可能なＵ字形状の断面を有する。把持部６４が媒体載置部１１の−Ｙ方向側の端部１１ｂを把持することによって、幅調整部材６０が媒体載置部１１に取り付けられ、幅調整部材６０が媒体載置部１１に固定される。この点は実施形態２と異なる。
なお、幅調整部材６０における把持部６４は本願における係合部の一例であり、媒体載置部１１の−Ｙ方向側の端部１１ｂは本願における被係合部の一例である。そして、幅調整部材６０は、媒体載置部１１の被係合部（−Ｙ方向側の端部１１ｂ）に係合される係合部（把持部６４）を有する。

幅調整部材６０の把持部６４が媒体載置部１１の−Ｙ方向側の端部１１ｂを把持するように、ユーザーが幅調整部材６０を媒体載置部１１の−Ｙ方向側の端部１１ｂに向けて押し込むと、幅調整部材６０を媒体載置部１１に取り付けることができる。幅調整部材６０の把持部６４が媒体載置部１１の−Ｙ方向側の端部１１ｂから離間するように、ユーザーが幅調整部材６０を引っ張ると、幅調整部材６０を媒体載置部１１から取り外すことができる。
このように、幅調整部材６０を押すという簡単な動作、または幅調整部材６０を引っ張るという簡単な動作によって、幅調整部材６０を媒体載置部１１に着脱することができる。

幅調整部材６０が媒体載置部１１に取り付けられた状態に置いて、第１エッジガイド１２ａと、第１ガイド部６１と、図１１に一点鎖線で図示される媒体載置部１１の中心部Ｃと、第２ガイド部６２と、第２エッジガイド１２ｂとが、給紙方向Ｆと交差する方向（−Ｘ方向）に沿って順に配置される（図１１参照）。
幅調整部材６０が基部６３に載置される媒体Ｐの端部をガイドする場合、第１ガイド部６１は第１エッジガイド１２ａよりも媒体載置部１１の中心部Ｃに近い位置で媒体Ｐの＋Ｘ方向側の端部をガイドし、第２ガイド部６２は第２エッジガイド１２ｂよりも媒体載置部１１の中心部Ｃに近い位置で媒体Ｐの−Ｘ方向側の端部をガイドする。

すると、幅調整部材６０が媒体Ｐの端部をガイドする場合、エッジガイド１２が媒体Ｐの端部をガイドする場合と比べて、ガイドされる媒体Ｐの幅が狭くなり、幅調整部材６０は特殊サイズの媒体Ｐの端部をガイドすることができる。
すなわち、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｃが備える幅調整部材６０は、実施形態２に係る媒体給紙装置１０Ａが備える幅調整部材４０と同様に、特殊サイズの媒体Ｐを適正にガイドすることができる。
さらに、幅調整部材６０を備える媒体給紙装置１０Ｃは、幅調整部材４０を備える実施形態２の媒体給紙装置１０Ａと同様に、特殊サイズの媒体Ｐを給紙方向Ｆに適正に給送することができる。さらに、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｃを備えるスキャナー１は、特殊サイズの媒体Ｐの画像を適正に読み取ることができる。

５．実施形態５
図１３は、実施形態５に係る媒体給紙装置１０Ｄが備える幅調整部材７０が取り付けられたスキャナー１の斜視図である。図１４は、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｄが備える幅調整部材７０が取り付けられたスキャナー１の分解斜視図である。
本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｄと実施形態１に係る媒体給紙装置１０とでは、幅調整部材の形状が異なる。この点が本実施形態と実施形態１との主な相違点である。
以下、図１３及び図１４を参照し、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｄの概要を、実施形態１との相違点を中心に説明する。また、実施形態１と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明を省略する。

図１３に示すように、本実施形態では、スキャナー１は二つの媒体給紙口６，７７を有する。すなわち、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｄには、二つの媒体給紙口６，７７が設けられている。
本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｄでは、二つの媒体給紙口６，７７のいずれかから、媒体Ｐを読取部２０に給紙することができる。
なお、二つの媒体給紙口６，７７のうち媒体給紙口７７は、本願における給紙口の一例である。

二つの媒体給紙口６，７７のうち媒体給紙口６は、第１エッジガイド１２ａと第２エッジガイド１２ｂとによって形成される媒体Ｐの第１の入口であり、媒体給紙口６の幅（Ｘ方向寸法）は、概略５０ｍｍ〜２１０ｍｍ（Ａ４サイズ）である。媒体給紙口６において、第１エッジガイド１２ａと第２エッジガイド１２ｂとで媒体Ｐをガイドする最小の幅は概略５０ｍｍである。

図１３及び図１４に示すように、幅調整部材７０は、媒体Ｐの＋Ｘ方向側の端部をガイドする第１ガイド部７１と、媒体Ｐの−Ｘ方向側の端部をガイドする第２ガイド部７２と、ガイド部７１，７２を支持する基部７３とを有する。

二つの媒体給紙口６，７７のうち媒体給紙口７７は、第１ガイド部７１と第２ガイド部７２とによって形成される媒体Ｐの第２の入口であり、幅調整部材７０に設けられた媒体Ｐの第２の入口である。媒体給紙口７７の幅（Ｘ方向寸法）は、概略４４ｍｍ〜１０５ｍｍ（Ａ６サイズ）である。すなわち、媒体給紙口７７において、第１ガイド部７１と第２ガイド部７２とで媒体Ｐをガイドする最小の幅は概略４４ｍｍである。
このように、本実施形態は、第１ガイド部７１と第２ガイド部７２とで媒体Ｐをガイドする最小の幅は、第１エッジガイド１２ａと第２エッジガイド１２ｂとで媒体Ｐをガイドする最小の幅よりも狭くなっている。従って、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｄが備える幅調整部材７０は、特殊サイズの媒体Ｐを適正にガイドすることができる。

基部７３には、Ｘ方向に長いスリット７４が設けられている。図示を省略するが、ガイド部７１，７２の一部がスリット７４の中に挿入されている。すると、ガイド部７１，７２は、スリット７４によってＸ方向にスライド可能となる。
第１ガイド部７１は、第１エッジガイド１２ａと同じ方向に移動可能である。第２ガイド部７２は、第２エッジガイド１２ｂと同じ方向に移動可能である。

なお、ガイド部７１，７２のうち第１ガイド部７１が第１エッジガイド１２ａと同じ方向に移動可能である構成であってもよく、ガイド部７１，７２のうち第２ガイド部７２が第２エッジガイド１２ｂと同じ方向に移動可能である構成であってもよい。
すなわち、第１ガイド部７１及び第２ガイド部７２の少なくとも一方は、第１エッジガイド１２ａまたは第２エッジガイド１２ｂと同じ方向に可動可能に設けられていればよい。

さらに、基部７３の＋Ｘ方向側の端部及び−Ｘ方向側の端部には、装置本体２側に張り出す凸部７５が設けられている。なお、凸部７５は、本願における固定部の一例である。
図示を省略するが、装置本体２には、基部７３の凸部７５が勘合可能な凹部と、基部７３の凸部７５を当該凹部に案内する溝とが設けられている。基部７３の凸部７５を装置本体２の凹部に勘合させることによって、幅調整部材７０を装置本体２に取り付け、幅調整部材７０を装置本体２に固定することができる。
このように、幅調整部材７０では、基部７３の凸部７５（固定部）が装置本体２（本体部）に固定されている。

なお、エッジガイド１２に基部７３の凸部７５が勘合可能な凹部を設け、基部７３の凸部７５をエッジガイド１２の凹部に勘合させることによって、幅調整部材７０をエッジガイド１２に取り付け、幅調整部材７０がエッジガイド１２に固定される構成であってもよい。
また、媒体載置部１１に基部７３の凸部７５が勘合可能な凹部を設け、基部７３の凸部７５を媒体載置部１１の凹部に勘合させることによって、幅調整部材７０を媒体載置部１１に取り付け、幅調整部材７０が媒体載置部１１に固定される構成であってもよい。
すなわち、基部７３の凸部７５（固定部）が、装置本体２、エッジガイド１２、及び媒体載置部１１の少なくとも一つに固定される構成であればよい。

ユーザーは、基部７３の凸部７５を装置本体２の溝に嵌め込み、基部７３を給紙方向Ｆに押し込むと、基部７３の凸部７５が、装置本体２の溝によって装置本体２の凹部に案内され、装置本体２の凹部に勘合され、幅調整部材７０が装置本体２に取り付けられる。
ユーザーは、基部７３を給紙方向Ｆと逆方向に引っ張ると、幅調整部材７０を装置本体２から取り外すことができる。
このように、幅調整部材７０を給紙方向Ｆに押すという簡単な動作、または幅調整部材７０を給紙方向Ｆと逆方向に引っ張るという簡単な動作によって、幅調整部材７０を装置本体２に着脱することができる。

以上述べたように、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｄが備える幅調整部材７０は、実施形態１に係る媒体給紙装置１０が備える幅調整部材３０と同様に、特殊サイズの媒体Ｐを適正にガイドすることができる。
さらに、幅調整部材７０を備える媒体給紙装置１０Ｄは、幅調整部材３０を備える実施形態１の媒体給紙装置１０と同様に、特殊サイズの媒体Ｐを給紙方向Ｆに適正に給送することができる。さらに、本実施形態に係る媒体給紙装置１０Ｄを備えるスキャナー１は、特殊サイズの媒体Ｐの画像を適正に読み取ることができる。

６．変形例１
図１５は、図６に対応する図であり、変形例１に係る媒体給紙装置１０Ｅが備える幅調整部材８０が取り付けられる部分の斜視図である。
本変形例と実施形態２とでは幅調整部材の長さが異なる。すなわち、給紙方向Ｆにおいて、本変形例に係る媒体給紙装置１０Ｅが備える幅調整部材８０の長さは、実施形態２に係る媒体給紙装置１０Ａが備える幅調整部材４０の長さよりも長い。この点が本変形例と実施形態２との相違点である。
以下、図１５を参照し、本変形例に係る媒体給紙装置１０Ｅが備える幅調整部材８０を、実施形態２との相違点を中心に説明する。

図１５に示すように、幅調整部材８０は、第１エッジガイド１２ａを挟持する第１挟持部８１ａと、特殊サイズの媒体Ｐの＋Ｘ方向側の端部をガイドする第１ガイド部８１ｂと、特殊サイズの媒体Ｐが載置される基部８３と、特殊サイズの媒体Ｐの−Ｘ方向側の端部をガイドする第２ガイド部８２ｂと、第２エッジガイド１２ｂを挟持する第２挟持部８２ａとを有する。
これらの構成要素（挟持部８１ａ，８２ａ、ガイド部８１ｂ，８２ｂ、基部８３）は、実施形態２の幅調整部材４０の構成要素（挟持部４１ａ，４２ａ、ガイド部４１ｂ，４２ｂ、基部４３）に対応し、それぞれ同じ役割を有する。

本変形例では、第１ガイド部８１ｂは第１エッジガイド１２ａよりも給紙方向Ｆの下流側に延び、第２ガイド部８２ｂは第２エッジガイド１２ｂよりも給紙方向Ｆの下流側に延びている。給紙方向Ｆにおいて、第１ガイド部８１ｂの長さは第１エッジガイド１２ａの長さよりも長く、第２ガイド部８２ｂの長さは第２エッジガイド１２ｂの長さよりも長い。
すなわち、給紙方向Ｆにおいて、幅調整部材８０を取り付けた場合における媒体Ｐをガイドする部分（第１ガイド部８１ｂ、第２ガイド部８２ｂ）の長さは、幅調整部材８０を取り付けていない場合における媒体Ｐをガイドする部分（第１エッジガイド１２ａ、第２エッジガイド１２ｂ）の長さよりも長い。さらに、給紙方向Ｆにおいて、本変形例の幅調整部材８０の媒体Ｐをガイドする部分（第１ガイド部８１ｂ、第２ガイド部８２ｂ）の長さは、実施形態２の幅調整部材４０の媒体Ｐをガイドする部分（第１ガイド部４１ｂ、第２ガイド部４２ｂ）の長さよりも長い。

かかる構成を有すると、本変形例に係る媒体給紙装置１０Ｅが備える幅調整部材８０は、実施形態２に係る媒体給紙装置１０Ａが備える幅調整部材４０と比べて、媒体Ｐをガイドする部分の長さが長いので、幅調整部材８０は、例えば、長いレシートの様な薄紙で長い特殊サイズの媒体Ｐを適正にガイドすることができる。従って、幅調整部材８０を備える本変形例に係る媒体給紙装置１０Ｅは、薄紙で長い特殊サイズの媒体Ｐを給紙方向Ｆに適正に給紙することができる。
そして、本変形例に係る媒体給紙装置１０Ｅを備えるスキャナー１は、薄紙で長い特殊サイズの媒体Ｐの画像を適正に読み取ることができる。

なお、上述した実施形態で説明した幅調整部材３０，４０，５０，６０，７０においても、給紙方向Ｆにおける媒体Ｐをガイドする部分の長さが長くなると、本変形例の幅調整部材８０と同様に、薄紙で長い特殊サイズの媒体Ｐを適正にガイドすることができる。
さらに、給紙方向Ｆにおける媒体Ｐをガイドする部分の長さが長くなった幅調整部材３０，４０，５０，６０，７０を備える媒体給紙装置１０，１０Ａ，１０Ｂ，１０Ｃ，１０Ｄは、幅調整部材８０を備える本変形例に係る媒体給紙装置１０Ｅと同様に、薄紙で長い特殊サイズの媒体Ｐを適正に給紙することができる。さらに、当該媒体給紙装置１０，１０Ａ，１０Ｂ，１０Ｃ，１０Ｄを備えるスキャナー１は、薄紙で長い特殊サイズの媒体Ｐの画像を適正に読み取ることができる。

７．変形例２
図１６は、図１３に対応する図であり、変形例２に係る媒体給紙装置１０Ｆが備える幅調整部材９０が取り付けられたスキャナー１の斜視図である。
本変形例と実施形態５とでは幅調整部材の形状が異なる。この点が本変形例と実施形態５との相違点である。以下、図１６を参照し、本変形例に係る媒体給紙装置が備える幅調整部材９０を、実施形態５との相違点を中心に説明する。

図１６に示すように、幅調整部材９０は、媒体Ｐの＋Ｘ方向側の端部をガイドする第１ガイド部９１と、媒体Ｐの−Ｘ方向側の端部をガイドする第２ガイド部９２と、ガイド部９１，９２が設けられた基部９３とを有する。
第１ガイド部９１と第２ガイド部９２と基部９３とは、例えば、樹脂を原材料とする成型加工などの方法によって一体形成されている。このため、第１ガイド部９１及び第２ガイド部９２は基部９３に対して移動せず、第１ガイド部９１と第２ガイド部９２との間隔は一定である。
一方、実施形態５では、第１ガイド部７１と第２ガイド部７２との間隔は、概略４４ｍｍ〜１０５ｍｍの範囲で変化する。

第１ガイド部９１と第２ガイド部９２とで媒体Ｐをガイドする最小の幅は概略４４ｍｍである。このように、本実施形態では、実施形態５と同様に、第１ガイド部９１と第２ガイド部９２とで媒体Ｐをガイドする最小の幅は、第１エッジガイド１２ａと第２エッジガイド１２ｂとで媒体Ｐをガイドする最小の幅よりも狭くなっている。

例えば、第１ガイド部９１と第２ガイド部９２との間隔が一定であると、特殊サイズの媒体Ｐをガイドする途中で第１ガイド部９１と第２ガイド部９２との間隔が変化しないので、本変形例に係る媒体給紙装置１０Ｆが備える幅調整部材９０は安定して特殊サイズの媒体Ｐをガイドすることができる。
さらに、幅調整部材９０を備える本変形例に係る媒体給紙装置１０Ｆは、安定して特殊サイズの媒体Ｐを給紙方向Ｆに給紙することができる。さらに、本変形例に係る媒体給紙装置１０Ｆを備えるスキャナー１は、安定して特殊サイズの媒体Ｐの画像を読み取ることができる。

８．変形例３
実施形態５及び変形例２に係る媒体給紙装置１０Ｄ，１０Ｆは、エッジガイド１２によって形成される媒体給紙口６と、幅調整部材７０，９０に設けられた媒体給紙口７７とからなる二つの媒体給紙口を有していた。
媒体給紙装置に形成される媒体給紙口の数は、二つに限定されず、二つよりも多くてもよい。すなわち、幅調整部材は、媒体が給紙される給紙口を少なくとも１つ有する構成であればよい。
例えば、変形例２の幅調整部材９０において、媒体Ｐをガイドする最小の幅が異なる複数の媒体給紙口がＺ方向に積層される構成であってもよい。

９．変形例４
上述した実施形態または変形例に係る媒体給紙装置１０，１０Ａ，１０Ｂ，１０Ｃ，１０Ｄ，１０Ｅ，１０Ｆは、スキャナー１に適用されることに限定されない。例えば、上述した実施形態または変形例に係る媒体給紙装置１０，１０Ａ，１０Ｂ，１０Ｃ，１０Ｄ，１０Ｅ，１０Ｆは、スキャナーの他に印刷装置やファクシミリ装置に適用されてもよく、これらの複合機に適用されてもよい。

以下に、上述した実施形態から導き出される内容を記載する。

幅調整部材は、第１エッジガイドに取り付けられる第１調整部材と、第２エッジガイドに取り付けられる第２調整部材とを有する。第１調整部材の第１ガイド部は、第１エッジガイドと第２ガイド部との間で媒体の端部をガイドし、第２調整部材の第２ガイド部は、第２エッジガイドと第１ガイド部との間で媒体の端部をガイドする。すなわち、幅調整部材は、第１エッジガイドと第２エッジガイドとの間で媒体の端部をガイドするので、エッジガイドがガイド可能な媒体よりも幅が狭い特殊サイズの媒体をガイドすることができる。
このため、エッジガイドが特殊サイズの媒体をガイドできない場合であっても、エッジガイドに幅調整部材を取り付けると、特殊サイズの媒体が幅調整部材によってガイドされるので、特殊サイズの媒体のスキューが抑制される。従って、媒体給紙装置は、特殊サイズの媒体を適正に給紙できるようになる。

エッジガイドに幅調整部材を取り付ける場合、媒体の給紙を円滑にする回転部材が孔部によって露出するので、特殊サイズの媒体は、回転部材によって支持されながら給紙される。すると、回転部材によって支持されない場合と比べて、特殊サイズの媒体が円滑に給紙されるようになる。

第１調整部材と第２調整部材とが別体であると、エッジガイドを移動させることによって第１調整部材と第２調整部材との間隔を調整できる。すると、第１調整部材及び第２調整部材によって、色々なサイズの特殊サイズの媒体がガイドされるようになる。

第１ガイド部が第１エッジガイドよりも媒体の給紙方向の下流側に延び、第２ガイド部が第２エッジガイドよりも媒体の給紙方向の下流側に延びていると、幅調整部材が媒体をガイドする部分の長さが、エッジガイドが媒体をガイドする部分の長さよりも長くなり、幅調整部材は、エッジガイドと比べて、給紙方向の長さが長い媒体を適正にガイドできるようになる。

幅調整部材の第１ガイド部は、第１エッジガイドよりも媒体載置部の中心部に近い位置で媒体の端部をガイドし、幅調整部材の第２ガイド部は、第２エッジガイドよりも媒体載置部の中心部に近い位置で媒体の端部をガイドするので、幅調整部材は、エッジガイドがガイド可能な媒体よりも幅が狭い特殊サイズの媒体を、ガイドすることができる。
すなわち、エッジガイドが特殊サイズの媒体をガイドできない場合であっても、媒体載置部の被係合部に係合部を係合させ、幅調整部材を媒体載置部に取り付けると、特殊サイズの媒体が幅調整部材によってガイドされるので、特殊サイズの媒体のスキューが抑制される。従って、媒体給紙装置は、特殊サイズの媒体を適正に給紙できるようになる。

被係合部が媒体載置部の載置面に設けられた凹部または孔である場合、当該凹部または孔に係合可能な係合部（例えば、凸部）を幅調整部材に設けると、幅調整部材を媒体載置部に取り付けることができる。

媒体載置部に幅調整部材を取り付ける場合、媒体の給紙を円滑にする回転部材が孔部によって露出するので、特殊サイズの媒体は、回転部材によって支持されながら給紙される。すると、回転部材によって支持されない場合と比べて、特殊サイズの媒体が円滑に給紙されるようになる。

第１ガイド部と第２ガイド部とでガイド可能な媒体の最小の幅は、第１エッジガイドと第２エッジガイドとでガイド可能な媒体の最小の幅よりも狭いので、幅調整部材は、エッジガイドと比べて、幅が狭い特殊サイズの媒体をガイドすることができる。
すなわち、エッジガイドが特殊サイズの媒体をガイドできない場合であっても、本体部、媒体載置部、及びエッジガイドの少なくとも一つに幅調整部材を取り付けると、特殊サイズの媒体が幅調整部材によってガイドされるので、特殊サイズの媒体のスキューが抑制される。従って、媒体給紙装置は、特殊サイズの媒体を適正に給紙できるようになる。

第１ガイド部及び第２ガイド部の少なくとも一方が、第１エッジガイドまたは第２エッジガイドと同じ方向に可動可能であると、第１ガイド部と第２ガイド部との間隔を調整することができる。すると、幅調整部材によって、色々なサイズの特殊サイズの媒体がガイドされるようになる。

媒体が給紙される給紙口を有する幅調整部材を取り付けると、エッジガイドによって形成される給紙口に加えて、幅調整部材によって形成される新たな給紙口が媒体給紙装置に設けられ、媒体給紙装置は、一般サイズの媒体に加えて、特殊サイズの媒体を適正に給紙できるようになる。

１…スキャナー、２…装置本体、３…下部ユニット、４…上部ユニット、１０…媒体給紙装置、１１…媒体載置部、１１ａ…載置面、１２…エッジガイド、１２ａ…第１エッジガイド、１２ｂ…第２エッジガイド、１３…送りローラー、１４…分離ローラー、１５…スリット、１６…回転部材、１７…搬送ローラー対、１８…搬送駆動ローラー、１９…搬送従動ローラー、２０…読取部、２２…排出ローラー対、２３…排出駆動ローラー、２４…排出従動ローラー、３０…幅調整部材、３１…第１調整部材、３１ａ…第１挟持部、３１ｂ…第１ガイド部、３２…第２調整部材、３２ａ…第２挟持部、３２ｂ…第２ガイド部、３５…弾性部材。

Claims

媒体が載置される媒体載置部と、
前記媒体載置部に載置される前記媒体の両端部をガイドし、第１エッジガイドと第２エッジガイドとからなる可動式のエッジガイドと、
前記媒体載置部に載置される前記媒体を給紙する給紙部と、
前記エッジガイドに着脱可能に取り付けられ、前記媒体に対応するガイド幅を調整可能な幅調整部材と、
を含み、
前記幅調整部材は、第１挟持部及び第１ガイド部を有する第１調整部材と、第２挟持部及び第２ガイド部を有する第２調整部材とを備え、
前記第１挟持部は前記第１エッジガイドの一部を挟持し、
前記第１ガイド部は、前記第１エッジガイドと前記第２ガイド部との間で前記媒体の端部をガイドし、
前記第２挟持部は前記第２エッジガイドの一部を挟持し、
前記第２ガイド部は、前記第２エッジガイドと前記第１ガイド部との間で前記媒体の端部をガイドする、
ことを特徴とする媒体給紙装置。
前記媒体載置部は、前記媒体の給紙を円滑にする回転部材をさらに有し、
前記幅調整部材には、前記幅調整部材が前記エッジガイドに取り付けられた際、前記回転部材を露出する孔部が設けられることを特徴とする請求項１に記載の媒体給紙装置。
前記第１調整部材は、前記第２調整部材と別体で構成されることを特徴とする請求項１または２に記載の媒体給紙装置。
前記第１ガイド部は前記第１エッジガイドよりも前記媒体の給紙方向の下流側に延び、前記第２ガイド部は前記第２エッジガイドよりも前記下流側に延びていることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の媒体給紙装置。
媒体が載置される媒体載置部と、
前記媒体載置部に載置される前記媒体の両端部をガイドし、第１エッジガイドと第２エッジガイドとからなる可動式のエッジガイドと、
前記媒体載置部に載置される前記媒体を給紙する給紙部と、
前記媒体載置部に着脱可能に取り付けられ、前記媒体に対応するガイド幅を調整可能な幅調整部材と、
を含み、
前記幅調整部材は、
前記媒体載置部の被係合部に係合される係合部と、
前記第１エッジガイドよりも前記媒体載置部の中心部に近い位置で前記媒体の端部をガイドする第１ガイド部と、
前記第２エッジガイドよりも前記媒体載置部の中心部に近い位置で前記媒体の端部をガイドする第２ガイド部と、
を有することを特徴とする媒体給紙装置。
前記被係合部は、前記媒体載置部の載置面に設けられた凹部または孔であることを特徴とする請求項５に記載の媒体給紙装置。
前記媒体載置部は、前記媒体の給紙を円滑にする回転部材をさらに有し、
前記幅調整部材には、前記幅調整部材が前記媒体載置部に取り付けられた際、前記回転部材を露出する孔部が設けられることを特徴とする請求項５または６に記載の媒体給紙装置。
本体部と、
媒体が載置される媒体載置部と、
前記媒体載置部に載置される前記媒体の両端部をガイドし、第１エッジガイドと第２エッジガイドとからなる可動式のエッジガイドと、
前記媒体載置部に載置される前記媒体を給紙する給紙部と、
前記本体部、前記媒体載置部、及び前記エッジガイドの少なくとも一つに着脱可能に取り付けられ、前記媒体に対応するガイド幅を調整可能な幅調整部材と、
を含み、
前記幅調整部材は、
前記本体部、前記媒体載置部、及び前記エッジガイドの少なくとも一つに固定される固定部と、
前記媒体の端部をガイドする第１ガイド部と、
前記媒体の端部をガイドする第２ガイド部と、
を有し、
前記第１ガイド部と前記第２ガイド部とで前記媒体をガイドする最小の幅は、前記第１エッジガイドと前記第２エッジガイドとで前記媒体をガイドする最小の幅よりも狭いことを特徴とする媒体給紙装置。
前記第１ガイド部及び前記第２ガイド部の少なくとも一方は、前記第１エッジガイドまたは前記第２エッジガイドと同じ方向に可動可能に設けられることを特徴とする請求項８に記載の媒体給紙装置。
前記幅調整部材は、前記媒体が給紙される給紙口を少なくとも１つ有することを特徴とする請求項８または９に記載の媒体給紙装置。