JP2021020578A - 除曇装置 - Google Patents

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晶子 岩崎
明生 岡田
Akio Okada
明生 岡田
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Naokuni Hayakawa
直邦 早川
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【課題】ヘッドライトカバーやガラス窓等の曇りを防止する。【解決手段】除曇装置22は、車両10のフロント14に開口する流入口28から空気を取り込んで、フロント14に設置されて車両外側に露出するヘッドライトカバー20に向かうように流出口30から空気を送り出すダクト24と、ダクト24に設けられ、ダクト24を流通する空気をフロント14に設けられた装置スペース12内の熱源EGと熱交換して暖める熱交換部26とを備えている。ダクト24は、車両10の走行時に生じる流入口28と流出口30との圧力差により、流入口28から流出口30に空気が流れる。【選択図】図1

Description

この発明は、車両のフロントまたはフロントの周辺に設置されたヘッドライトカバーやガラス窓等の除曇対象物に付着した結露や霜や雪などを除去したり、新たに付着することを防止する除曇装置に関するものである。
車両は、寒冷地で用いられると、フロントガラスやヘッドライトのアウターカバー表面に、雪や氷が付着することがある。雪等がフロントガラスに付着すると、外部を視認可能な領域が減少し、運転者の視界不良を招くおそれがある。また、アウターカバーに付着した雪等によって、ヘッドライトの光源より照射される照明光が妨げられて、視界不良を招くおそれがある。例えば、近年では、車両用灯具用の光源として多く用いられているHID光源(ディスチャージヘッドライト)やLED光源が、従来のバルブ光源に比べて発熱量が少ないので、アウターレンズに付着した雪等が落ち難くなっている。
そこで、特許文献1に示すように、車両用灯具のアウターレンズの一部に設置される熱線部と、アウターレンズの熱線部近傍に対してウォッシャー液を噴出するクリーナーノズルとを備える着氷雪除去構造が提案されている。
特開2006−176029号公報
特許文献1の着氷雪除去構造は、アウターレンズに設置される熱線部およびウォッシャー液を噴出する機構の何れも、電力を必要とし、機構が複雑になってしまうので、簡単な構成でアウターレンズの雪等を除去することが求められている。
本発明は、従来の技術に係る前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、簡単な構造で結露や霜や雪などを除去できる除曇装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る除曇装置は、
車両のフロントに開口する流入口から空気を取り込んで、前記フロントまたは該フロントの周辺に設置されて車両外側に露出する除曇対象物に向かうように流出口から空気を送り出すダクトと、
前記ダクトに設けられ、該ダクトを流通する空気を前記フロントに設けられた装置スペース内の熱源と熱交換して暖める熱交換部と、を備え、
前記流出口は、前記除曇対象物よりも、車両の走行時に該除曇対象物に沿って流れる走行風の流れ方向上流側に配置され、
前記ダクトは、前記車両の走行時に生じる前記流入口と前記流出口との圧力差により、該流入口から該流出口に空気が流れるように構成されていることを要旨とする。
本発明に係る除曇装置によれば、簡単な構造で除曇対象物から結露や霜や雪などを除去でき、また新たに付着することを防止できる。
本発明の実施形態1に係る除曇装置を概略的に示す平面図である。 実施形態1の変更例1に係る除曇装置を概略的に示す平面図である。 実施形態1の変更例2に係る除曇装置を概略的に示す平面図である。 実施形態2に係る除曇装置を概略的に示す縦断面図である。 実施形態2に係る除曇装置を概略的に示す平面図である。 実施形態2の変更例に係る除曇装置を概略的に示す縦断面図である。
次に、本発明に係る除曇装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。
(実施形態1)
図1に示すように、乗用車等の車両10には、エンジン(熱源)EG等の車両10に必要とされる各種装置が設置されるエンジンルーム(装置スペース)12が、フロント14に設けられている。フロント14におけるエンジンルーム12の前側部位(フロント14の前部)には、中央部にグリル16が設けられ、グリル16を挟んだ左右の両側部にヘッドライト18が設置されている。フロント14の後側には、車室Rを区画するガラス窓として、車室Rの前面を覆うフロントガラスFGと、車室Rの側面を覆うサイドガラスSGとが設置されている。また、車両10の側面には、サイドミラーSMが設置されている。このように、車両10は、フロント14の周辺に設置されたフロントガラスFGやサイドガラスSGから外部を視認可能になっており、サイドガラスSGを介してフロント14の周辺に設置されたサイドミラーSMを確認できるようになっている。
図1に示すように、ヘッドライト18は、LEDなどの光源や光を反射する反射板などの前側がヘッドライトカバー20(除曇対象物)で覆われており、ヘッドライトカバー20が外部に露出して外観を構成している。フロント14の前部は、中央部と比べて左右の両側部が後方に位置するように曲がっており、これに合わせてヘッドライトカバー20がフロント14の前部の中央部側から横側へ向かうにつれて斜めに傾いた形状になっている。
図1に示すように、車両10は、ヘッドライトカバー20に暖かい空気(暖気)を当てて、ヘッドライトカバー20に付着した結露や霜や雪などによる曇りを除去したり、曇りを防止したりする除曇装置22を備えている。除曇装置22は、空気を導くダクト24と、このダクト24に流通する空気を暖める熱交換部26とから基本的に構成されている。
図1に示すように、ダクト24は、流入口28がフロント14に開口するように設けられている。ダクト24は、流入口28からエンジンルーム12の内部を通って、流出口30がフロント14におけるヘッドライトカバー20の近傍に開口するように形成されている。流入口28は、グリル16に、車両10の直進方向に向けて開口している。流入口28の開口面と車両10の直進方向とが直交しており、車両10の走行時に流入口28から空気がダクト24内に積極的に流入し易く構成してある。ダクト24は、エンジンルーム12において流入口28の後方に設置されているエンジン(熱源)EGに向けて流入口28から後方に延びて、エンジンEGに沿って曲がった後に、エンジンEGから前方に向けて延びるように形成されている。そして、ダクト24は、エンジンEGに沿う部分が、エンジンEGと熱交換可能な熱交換部26として機能するようになっている。ここで、熱交換部26と熱交換する熱源としては、除曇装置22用に設けられた専用品ではなく、車両10の駆動等に用いられる装置あるいは装置に付随する機構など、除曇装置22と別用途を主目的としてエンジンルーム12に設置されているものを利用するとよい。
ダクト24の流出口30は、ヘッドライトカバー20よりも、車両10の走行時にヘッドライトカバー20に沿って流れる走行風の流れ方向上流側に配置される。より具体的には、流出口30は、車両10の平面視において、ヘッドライトカバー20よりも前側に配置される。例えば、流出口30をヘッドライトカバー20の前側(正面)から左右方向にずらした斜め前位置に配置するときは、ヘッドライトカバー20と上下位置を揃えるとよい。また、流出口30をヘッドライトカバー20の前側(正面)に配置するときは、ヘッドライトカバー20と上下位置をずらすことが好ましく、この場合、例えばフロントバンパーに流出口30を設けるとよい。
図1に示すように、実施形態1に係るダクト24の流出口30は、ヘッドライトカバー20の横側に隣接して設けられている。より具体的には、流出口30は、ヘッドライトカバー20の横側で、かつヘッドライトカバー20よりも車両10の左右方向内側に配置されている。フロント14の前部では、中央部と比べて左右の両側部が後方に位置するように曲がる形状によって、車両10の走行時に中央部から側部に向けた走行風が生じるので、走行風の流れ方向上流側となるヘッドライトカバー20よりも左右方向内側に配置するとよい。流出口30は、フロント14の前部において、左右方向中央部に配置された流入口28と左右方向側部に配置されたヘッドライトカバー20との間に設けられている。そして、流出口30は、該流出口30から送り出される空気(暖気)が、ヘッドライトカバー20に直接当たるように配置されている。
図1に示すように、流出口30は、ヘッドライトカバー20側に向けて開口するように形成されている。また、流出口30は、車両10の直進方向と異なる方向に向けて開口している。例えば、流出口30は、車両10の直進方向に対して開口面が平行になるように形成したり(実施形態1)、直進方向に対して開口面が斜めになるように開口したりすればよく、これにより車両10の走行時に流出口30から空気を入り難くすることができる。言い換えると、車両10の直進方向に対して、ダクト24の周壁が流出口30の開口面と重なるように形成されていれば、車両10の走行時に流出口30から空気が入ることを防止できる。実施形態1の流出口30は、左右方向外側(車両10の直進方向と直交する方向)に向くように形成されている。なお、流出口30は、流出口30が直進方向と反対(後方)へ向くように形成してもよい。
ダクト24は、車両10の走行時に生じる流入口28と流出口30との圧力差により、流入口28から流出口30へ空気が自然に流れるように構成されている。具体的には、ダクト24は、流入口28の開口面積を、流出口30の開口面積よりも大きく設定することで、流出口30よりも流入口28から空気が入り易くなっている。また、実施形態1のダクト24は、流入口28が正面に向いているのに対して、流出口30が横側(ヘッドライトカバー20側)に向いており、これによっても、流出口30よりも流入口28から空気が入り易くなっている。このように、ダクト24は、流出口30よりも流入口28から空気が入り易くすることで、流入口28と流出口30との間で、流入口28から流出口30に空気が流れるように圧力差が形成されるようになっている。
図1に示すように、熱交換部26は、エンジンEGの外壁に接触するように配置されている。熱交換部26は、ステンレス等の金属など、熱伝導率がよい材料で構成されている。熱交換部26は、駆動時に熱を持つエンジンEGの外壁と熱交換して、熱交換部26を流通する空気を暖めるようになっている。
除曇装置22は、車両10が走行すると、流入口28から空気を取り込み、取り込んだ空気を熱交換部26で暖めて暖気とし、暖気を流出口30からヘッドライトカバー20に向けて送り出す。流出口30は、ヘッドライトカバー20よりも、車両の走行時にヘッドライトカバー20に沿って流れる走行風の流れ方向上流側に配置されているので、流出口30から送り出された暖気が、走行風と共にヘッドライトカバー20の表面に沿って流れる。そして、暖気によって、ヘッドライトカバー20の表面に付着した雪や霜などを溶かすことができる。また、車両10の走行中に暖気がヘッドライトカバー20の表面に継続的に流れるので、走行中にヘッドライトカバー20の表面に雪等が新たに付着したり、結露したりすることなどを防止できる。従って、除曇装置22によれば、ヘッドライトカバー20の曇りを好適に防止することができる。
除曇装置22は、ダクト24において、車両10の走行時に生じる流入口28と流出口30との圧力差により、流入口28から流出口30に空気が流れるように構成されている。例えば、圧力差は、流入口28を車両10の直進方向に向けて開口する一方で、流出口30を車両10の直進方向と異なる方向に向けて開口する簡単な構成で形成することができる。また、圧力差は、流入口28の開口面積を流出口30の開口面積よりも大きく設定する簡単な構成であっても形成することができる。このように、除曇装置22は、空気を流すためにファンやブロワーなどの送風装置を必要としない。従って、除曇装置22は、部品点数が少なく、また、空気を流すために電力等の動力を必要としないので、構成が簡単である。
除曇装置22は、流出口30をヘッドライトカバー20よりも前側に配置しているので、流出口30から送り出された暖気を、車両10の走行時の走行風によってヘッドライトカバー20の表面に沿って自然に流れるようにすることができる。従って、除曇装置22は、ヘッドライトカバー20の曇りを効率よく防止あるいは除去することができる。また、流出口30をヘッドライトカバー20に向けて開口するように形成しても、流出口30から送り出された暖気を、車両10の走行時の走行風によってヘッドライトカバー20の表面に沿って自然に流れるようにすることができる。
除曇装置22は、流出口30を、ヘッドライトカバー20の横側で、かつヘッドライトカバー20よりも左右方向内側に配置することで、流出口30から送出した暖気を、走行風を利用してヘッドライトカバー20の表面に効率よく流すことができる。
除曇装置22は、流出口30を、該流出口30から送り出される空気がヘッドライトカバー20に直接当たるように配置している。これにより、流出口30から送出した暖気を、走行風を利用してヘッドライトカバー20の表面に効率よく流すことができる。また、暖かい状態を保ったまま暖気を、ヘッドライトカバー20の表面に流すことができ、除曇効率を向上することができる。
除曇装置22は、熱交換部26において空気を暖める熱源として、エンジンルーム12に設置されて駆動時に熱を発するエンジンEGを用いているので、ヒーターなどの別途の熱源を除曇装置22用に設置する必要はない。従って、除曇装置22は、部品点数を少なくすることができ、また専用の熱源を必要としないので、構成が簡単である。また、除曇装置22の熱交換部26をエンジンEGにおける特に冷却が必要な部位(例えば、排気部分)に配置することで、特定の部位をピンポイントで冷却することができる。これにより、エンジンEGを冷却するために使用されるラジエーターの動力を少なくすることができる。
熱交換部26は、エンジンEGの外壁と接触させる構成に限らず、その他の構成であってもよい。例えば、図2に示すように、エンジンEGの内部に熱交換部26を配置し、エンジンEGの内部における高熱になっている部分で熱交換するようにしてもよい。また、図3に示すように、熱交換部26は、エンジン(熱源)EGから延びる放熱フィン32を、ダクト24内の空気流通経路に臨むように配置するようにしてもよい。
(実施形態2)
図4および図5に示すように、実施形態2の除曇装置40は、除曇対象物としてのフロントガラスFGに暖かい空気(暖気)を当てて、フロントガラスFGに付着した結露や霜や雪などによる曇りを除去したり、曇りを防止したりするように構成されている。除曇装置40は、ダクト24の流入口28が、フロント14の前部に前側へ向けて開口するように配置され、ダクト24の流出口30が、フロントガラスFGの下縁部を支持するカウル42と、エンジンルーム12の上部を覆うエンジンフード44との間に配置されている。流出口30は、斜め後側へ傾いたフロントガラスFGの傾きに合わせて、上斜め後側に向けて開口している。また、流出口30は、該流出口30から送り出される空気が、フロントガラスFGに直接当たるように配置されている。
除曇装置40は、ダクト24の途中に設けられた熱交換部26でエンジン(熱源)EGと熱交換して、流入口28から車両走行時に取り込んだ空気を暖めて、流出口30からフロントガラスFGに向けて送り出すようになっている。このような実施形態2の除曇装置40によっても、実施形態1と同様の作用効果が得られる。
図4および図5に示すように、除曇装置40のダクト24には、ダクト24の内部に空気と共に入り込んだ埃や水等の不要物を排出可能な排出部46が設けられている。排出部46は、例えば、ダクト24の底部にあけた孔や、ダクト24の底部に接続された細い管などの構成を用いることができる。このように除曇装置40に排出部46を設けることで、流出口30から送り出される暖気に埃等の不要物が混じることを抑えて、フロントガラスFGなどの除曇対象物が汚れることを防止できる。なお、排出部46は、流入口28または流出口30近傍に設けることが好ましい。また、排出部46が設けられるダクト24の底部を、他の部位よりも一段下げるように凹ませることで、不要物を集めることができる(図4参照)。
図4および図5に示すように、実施形態2では、排出部46として、ダクト24の経路において熱交換部26よりも上流側に設けられた上流側排出部46Fと、ダクト24の経路において熱交換部26よりも下流側に設けられた下流側排出部46Rとを備えている。上流側排出部46Fは、ダクト24の経路において流入口28と熱交換部26との間に配置されている。ダクト24は、上流側排出部46Fで流入口28から入った不要物を排出することで、熱交換部26が不要物で汚損されることを防止できる。下流側排出部46Rは、ダクト24の経路において流出口30と熱交換部26との間に配置されている。ダクト24は、下流側排出部46Rで流出口30から入った不要物を排出することで、熱交換部26が不要物で汚損されることを防止できる。このように、排出部46によって熱交換部26の汚損を防止することで、熱交換部26での熱交換効率を長く保つことができる。
図4に示すように、ダクト24は、熱交換部26よりも上流側において、前後向き(横引き)の経路が上下向き(縦引き)に切り替わった後に前後向きになるクランク状に形成するとよい。同様に、ダクト24は、熱交換部26よりも下流側において、前後向き(横引き)の経路が上下向き(縦引き)に切り替わった後に前後向きになるクランク状に形成するとよい。このように、ダクト24にクランク状の経路を形成すると、流入口28または流出口30から空気と共に入り込んだ埃や水等の不要物を、熱交換部26まで到達し難くすることができる。そして、ダクト24におけるクランク状の経路の下段部に排出部46を設けると、不要物を効率的にダクト24の外側に排出でき、熱交換部26が埃等により汚れたり、水等によりサビたりすることを防止できる。
図6に示す除曇装置40のように、流出口30と除曇対象物であるフロントガラスFGとの間にあるカウル(周辺部材)42によって、流出口30から送り出された空気を、フロントガラスFGに案内するように構成してもよい。このようにカウル42をガイドとして利用することで、流出口30を外部から見え難くすることができ、見栄えを向上することができる。また、カウル42は、元々フロントガラスFGの周辺に設置されている部材であるので、部品点数の増加を招くことはない。しかも、ワイパーによってカウル42に溜まった雪も、除曇装置40の暖気によって溶かすことができる。
(変更例)
前述した構成に限らず、例えば以下のようにしてもよい。なお、実施形態1の構成を実施形態2に適用してもよく、実施形態2の構成を実施形態1に適用してもよく、実施形態1と実施形態2とを組み合わせてもよい。
(1)除曇対象物としては、前述したヘッドライトカバーやフロントガラスに限らず、車両のフロントまたはフロントの周辺に配置されて、曇りが問題になる部材に本開示の除曇装置を適用することができる。例えば、除曇対象物としては、サイドガラスや、サイドミラーなどを挙げられる。
(2)熱源としては、エンジンに限らず、例えば、モータなど、駆動時に熱を発する装置であってもよい。また、エンジンから排出される排気を熱源として、排気と熱交換するようにしてもよい。
(3)前述した実施形態1では、ヘッドライト毎に対応して1本のダクトを設けたが、これに限らない。例えば、流入口を1つにして、ダクトの途中で分岐して、左右のヘッドライトに振り分けて空気を案内する構成であってもよい。この場合、ダクトを分岐させる前に熱交換部を設けても、分岐したダクトのそれぞれに熱交換部を設けても、何れであってもよい。
(4)前述した実施形態2では、複数本のダクトを設けたが、これに限らない。例えば、流入口を1つにして、ダクトの途中で分岐して、フロントガラスの左右に振り分けて空気を案内する構成であってもよい。この場合、ダクトを分岐させる前に熱交換部を設けても、分岐したダクトのそれぞれに熱交換部を設けても、何れであってもよい。
(5)ダクトにおいて、車両の走行時に生じる流入口と流出口との圧力差を生じさせる機構としては、実施例に限らず、例えば、ダクトにおける流入口側(熱交換部より空気流通方向上流側)の管路を太くし、ダクトにおける流出口側(熱交換部より空気流通方向下流側)の管路を細くするなど、その他の構成であってもよい。
(6)ダクトにおける排出部の配置部位を一段凹ませる構成や、ダクトの経路を排出部に向けて傾けて設ける構成とするなど、不要物を排出部に集めるようにしてもよい。このように、埃や水等の不要物を排出部へ集めることで、不要物を効率的にダクトの外側に排出できる。
(7)実施形態2では、上流側排出部および下流側排出部を設けたが、どちらか一方のみを設ける構成としてもよく、また、排出部を3箇所以上設けてもよい。
(8)実施形態2では、排出部を別途設けたが、カウル等の周辺部材に設けられている排出部を利用してもよい。
10 車両,12 エンジンルーム(装置スペース),14 フロント,
20 ヘッドライトカバー(除曇対象物),22・40 除曇装置,
24 ダクト,26 熱交換部,28 流入口,30 流出口,EG エンジン(熱源),
46 排出部

Claims (9)

  1. 車両のフロントに開口する流入口から空気を取り込んで、前記フロントまたは該フロントの周辺に設置されて車両外側に露出する除曇対象物に向かうように流出口から空気を送り出すダクトと、
    前記ダクトに設けられ、該ダクトを流通する空気を前記フロントに設けられた装置スペース内の熱源と熱交換して暖める熱交換部と、を備え、
    前記流出口は、前記除曇対象物よりも、車両の走行時に該除曇対象物に沿って流れる走行風の流れ方向上流側に配置され、
    前記ダクトは、前記車両の走行時に生じる前記流入口と前記流出口との圧力差により、該流入口から該流出口に空気が流れるように構成されている
    ことを特徴とする除曇装置。
  2. 前記流入口は、前記車両の直進方向に向けて開口し、
    前記流出口は、前記車両の直進方向と異なる方向に向けて開口している請求項1記載の除曇装置。
  3. 前記ダクトは、前記流入口の開口面積が前記流出口の開口面積よりも大きく設定されている請求項1または2記載の除曇装置。
  4. 前記流出口は、前記除曇対象物よりも前側に配置されている請求項1〜3の何れか一項に記載の除曇装置。
  5. 前記流出口は、該流出口から送り出される空気が、前記除曇対象物に直接当たるように配置されている請求項1〜4の何れか一項に記載の除曇装置。
  6. 前記流出口と前記除曇対象物との間にある周辺部材によって、該流出口から送り出された空気を、該除曇対象物に案内するように構成されている請求項1〜4の何れか一項に記載の除曇装置。
  7. 前記ダクトには、該ダクトの内部に溜まった不要物を排出可能な排出部が設けられている請求項1〜6の何れか一項に記載の除曇装置。
  8. 前記除曇対象物は、前記フロントに設けられたヘッドライトカバーであり、
    前記流出口は、前記ヘッドライトカバーの横側で、かつ該ヘッドライトカバーよりも車両の左右方向内側に配置されている請求項1〜7の何れか一項に記載の除曇装置。
  9. 前記除曇対象物は、車両の車室を区画するガラス窓である請求項1〜7の何れか一項に記載の除曇装置。
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