JP6512552B2 - エンジン房空気誘導体 - Google Patents

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この発明は、エンジン房空気誘導体に係り、特に、エンジン房内に取り入れられた空気流を誘導するためのエンジン房空気誘導体に関する。
近年、自動車の床下を流れる空気流の抵抗を抑制するために、自動車の下部を覆うようにアンダーカバーなどの床部材が配置されている。この床部材により床下の凹凸が抑制され、床部材の下側において空気流をスムーズに流すことができる。
一方、床部材の上側には、エンジンなどの駆動部を配置したエンジン房が形成されている。このエンジン房には、例えば自動車の前壁部に形成された取入口から空気流が順次取り入れられており、この取り入れられた空気流がエンジン房内およびエンジン房内に配置されたラジエターなどの装置を冷却するために利用されている。ここで、エンジン房内を効率的に冷却するために、エンジン房内において空気流をスムーズに流通させるエンジン房空気誘導体が求められている。
そこで、エンジン房内において空気流をスムーズに流通させる技術として、例えば、特許文献1には、空気取入口を有するバンパカバーとその後方においてラジエターを支持する骨格部材との間をエプロン部材で連結し、エプロン部材に形成された上方突起部により空気取入口から導入される空気を上方へ偏向してラジエターのコア部に誘導する車両用バンパ構造が提案されている。この車両用バンパ構造では、床部材の下側を流れる空気流が床部材の下面から剥離するように床部材から下方に突起する下方突起部が設けられている。これにより、下方突起部の後方に負圧部が生じてエンジン房内からの空気の排出が促進されるため、エンジン房内において空気流がスムーズに流通し、ラジエターの冷却性能を向上させることができる。
特許第5011937号公報
しかしながら、特許文献1の車両用バンパ構造では、エンジン房内から床部材の下側に排出される空気流の排出位置が考慮されておらず、エンジン房内から排出される空気流により、床部材の下側を流れる空気流が乱れて床部材の下側において空気抵抗が大きくなるといった問題があった。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、床部材の下側における空気抵抗の増加を抑制するエンジン房空気誘導体を提供することを目的とする。
この発明に係るエンジン房空気誘導体は、自動車において前側が前壁部で覆われると共に下側が床部材で覆われて内部にエンジンを配置したエンジン房が形成され、前壁部に形成された取入口を介してエンジン房内に取り入れられる空気流を誘導するエンジン房空気誘導体であって、管形状を有し、エンジン房内を前後方向に延びると共に中間部において後端部側が下方に向かって湾曲する湾曲部が形成され、前端部から導入した空気流を後端部から放出してエンジン房の後部側を冷却する冷却ダクトと、管形状を有すると共に冷却ダクトの下側に一体に設けられ、後端部が湾曲部に沿って下方に湾曲して延びると共に床部材の車幅方向中央部から外部に露出し、前端部から導入した空気流を後端部から放出して床部材の下側における空気流の流れを制御する制御ダクトと、を備え、湾曲部の内面により冷却ダクト内の空気流を下方に誘導すると共に湾曲部の外面により制御ダクト内の空気流を下方に誘導するものである。
ここで、冷却ダクトは、エンジンを含む駆動部より前側に湾曲部を有し、湾曲部から後端部へ延びる後半部が駆動部の下側を通るように配置することができる。
また、制御ダクトの後端部に形成された後端開口は、床部材において車幅方向中央部を前後方向に延びるトンネル部より大きな横幅を有することが好ましい。
また、制御ダクトの後端部の後縁部近傍に床部材から下方に突出する突出部をさらに有することが好ましい。
また、制御ダクトの後端部は、前縁部に対して後縁部が上方に配置され、制御ダクト内を誘導された空気流を斜め後方に放出することができる。
この発明によれば、冷却ダクトの下側に一体に設けられて前端部から導入した空気流を後端部から放出して床部材の下側における空気流の流れを制御する制御ダクトを備えるので、床部材の下側における空気抵抗の増加を抑制するエンジン房空気誘導体を提供することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係るエンジン房空気誘導体を備えた自動車の構成を示す断面図である。 床部材の下側における空気流の流れを示す底面図である。 この発明の実施の形態2に係るエンジン房空気誘導体を備えた自動車の構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態3に係るエンジン房空気誘導体を備えた自動車の構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態4に係るエンジン房空気誘導体を備えた自動車の構成を示す断面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に、この発明の実施の形態1に係るエンジン房空気誘導体を備えた自動車の構成を示す。この自動車は、フロントガラス1と、フロントガラス1の前方に張り出すように配置されたフロントフード2と、フロントフード2の下側に対向配置された床部材3と、フロントフード2および床部材3の側部に沿って前後方向に延びるフェンダー4と、フロントフード2、床部材3およびフェンダー4の前部を覆うように配置された前壁部5と、フロントフード2、床部材3およびフェンダー4の後部を覆うように配置されたトーボード6とを有する。フェンダー4には車幅方向内側に窪むようにタイヤハウス7が形成されており、このタイヤハウス7にフロントタイヤ8が配置されている。
フロントフード2、床部材3、フェンダー4、前壁部5およびトーボード6は、内部を囲むように配置され、その内部にはほぼ閉じられたエンジン房Rが形成されている。このエンジン房Rには、タイヤハウス7に隣接してエンジンなどの駆動部9が配置されると共に前部近傍に熱交換器10が配置され、さらにエンジン房空気誘導体11が車幅方向中央部を前後方向に延びるように設けられている。また、トーボード6の後側には車室Cが形成されている。
前壁部5は、上部側と下部側にそれぞれ上部側取入口12aと下部側取入口12bとが形成されている。この上部側取入口12aと下部側取入口12bは、外部とエンジン房Rとを連通して外部を流れる空気流Fをエンジン房R内に取り入れるためのものである。
床部材3は、エンジン房Rの下部を全て覆うような板状のアンダーカバーから構成されている。
フロントタイヤ8は、エンジン房Rの両側部に隣接して配置されており、その下半部が床部材3の下方に突出している。
駆動部9は、自動車を駆動させるためのもので、エンジン房R内を車幅方向にわたるように配置されている。駆動部9は、燃料の燃焼などに起因して高温となるものから構成されている。駆動部9としては、例えば、エンジン、エンジンの下側に配置されて排出されたオイルを収容するオイルパン、およびエンジンで生じた排気ガスを外部に導出するための排気部などが挙げられる。
熱交換器10は、上部側取入口12aに対向配置され、上部側取入口12aからエンジン房R内に取り入れられる空気流Fとの間で熱交換を行うものでラジエターなどから構成されている。
エンジン房空気誘導体11は、前壁部5の下部側取入口12bからエンジン房R内に取り入れられた空気流Fを誘導するもので、エンジン房R内を下部側取入口12b近傍から駆動部9の後側まで前後方向に延びる管形状の冷却ダクト13と、下部側取入口12b近傍から床部材3に延びるように冷却ダクト13の下側に一体に設けられた管形状の制御ダクト14とを有する。
冷却ダクト13は、中間部において後端部側が下方に向かって湾曲する湾曲部15を有し、下部側取入口12bに向かって開いた前端開口16aから導入した空気流Fを後方に向かって開いた後端開口16bから放出してエンジン房Rの後部側を冷却するものである。湾曲部15は、駆動部9より前側に配置され、後端部側が床部材3に接するまで、すなわち駆動部9より下側まで湾曲して延びるように形成されている。これにより、冷却ダクト13は、前端開口16aから駆動部9の前側まで後方に延びた後、湾曲部15を介して下方に向かって駆動部9の下側に延びる。そして、湾曲部15から後端部へ延びる後半部が、床部材3に沿って駆動部9の下側を通り、駆動部9の後側に配置された後端開口16bまで延びるように形成されている。
制御ダクト14は、前端部から後端部に向かって冷却ダクト13の湾曲部15に沿って下方に湾曲して延びると共に後端部が床部材3から外部に露出する湾曲部17を有し、下部側取入口12bに向かって開いた前端開口18aから導入した空気流Fを床部材3の真下に開いた後端開口18bから放出して、床部材3の下側を流れる空気流Faの流れを制御するものである。すなわち、制御ダクト14は、前端開口18aから湾曲部17により下方に湾曲して延びて床部材3に接続され、後端開口18bが床部材3から外部に露出するように形成されている。
このように、冷却ダクト13の湾曲部15と制御ダクト14の湾曲部17は、1つの内壁を共有して一体に形成されており、湾曲部15の内面により冷却ダクト13内の空気流Fが下方に誘導されると共に湾曲部15の外面により制御ダクト14内の空気流Fが下方に誘導されることになる。
また、冷却ダクト13と制御ダクト14は、エンジン房R内において車幅方向中央部を前後方向に延びるように形成されている。このため、制御ダクト14の後端開口18bは、図2に示すように、床部材3の車幅方向中央部に配置される。
また、床部材3には、エンジン房Rから後方へ延びるプロペラシャフトなどを収容するために車幅方向中央部において凹状のトンネル部19が前後方向に延びるように形成されている。後端開口18bの横幅Waは、トンネル部19の横幅Wbより大きくなるように形成されている。
次に、この実施の形態1の動作について説明する。
まず、図1に示すように、自動車を前方に走行させると、その走行速度に応じた空気流Fが自動車に対して相対的に前方から後方へ向かうように生じる。空気流Fは、前壁部5の上部側取入口12aと下部側取入口12bを介してエンジン房R内に取り入れられ、上部側取入口12aから取り入れられた空気流Fが熱交換器10と接触して熱交換が行われる。一方、下部側取入口12bから取り入れられた空気流Fは、冷却ダクト13の前端開口16aに流入すると共に制御ダクト14の前端開口18aに流入する。
冷却ダクト13内に前端開口16aから流入した空気流Fは、冷却ダクト13に沿って駆動部9の下側を通過して駆動部9の後側に配置された後端開口16bまで誘導される。この時、空気流Fは、高温な駆動部9に接触することなく冷却ダクト13内を誘導されるため、後端開口16bに到達する間に温度が上昇するのを抑制することができる。
このようにして、温度上昇を抑制して駆動部9の後側まで誘導された空気流Fは、後端開口16bから駆動部9の後方に順次放出されるため、駆動部9の後側に配置された後部部品を確実に冷却することができる。駆動部9の後側には、例えば、電装品および樹脂部品などの耐熱性が比較的低い後部部品が配置されており、この後部部品の故障および劣化を防ぐことができる。
一方、制御ダクト14内に前端開口18aから流入した空気流Fは、制御ダクト14の湾曲部17により進行方向を下方に変更されて、床部材3から下方に開いた後端開口18bまで誘導される。ここで、制御ダクト14の湾曲部17は、冷却ダクト13の湾曲部15の形状を利用して湾曲部15の外面により空気流Fが下方に向かうように湾曲部15と一体に形成されており、その構成を簡単化することができる。
このようにして、後端開口18bまで誘導された空気流Fは、後端開口18bから床部材3の真下に放出される。このように、後端開口18bから空気流Fを順次放出することにより、下部側取入口12bを介して外部の空気流Fをエンジン房R内にスムーズに取り入れることができ、エンジン房R全体に空気流Fを流通させると共に前端開口18aに隣接する冷却ダクト13の前端開口16aに空気流Fを流入させることができる。また、後端開口18bから放出された空気流Fは、自動車の前方から床部材3の下側に流入して床部材3に沿って後方へ流れる空気流Faに衝突し、床部材3に沿って流れる空気流Faを床部材3から下方に剥離させる。これにより、空気流Faは、進行速度が低下され、その後に床部材3に再び付着するように上昇して床部材3に沿って後方へと流れていく。
一般的に、自動車の前方から床部材3の下側に流入して床部材3に沿って後方へ流れる空気流Faのうち、床部材3の側部側を後方へ流れる空気流Fa1は、床部材3から下方に突出するフロントタイヤ8の前部Eにより進行を妨げられるため、床部材3の中央部を後方へ流れる空気流Fa2と比較して速度が遅くなり、この空気流Fa1とFa2の速度差が床部材3の下側における空気抵抗の上昇を招いていた。
そこで、図2に示すように、床部材3の中央部に形成された後端開口18bから下方に向けて空気流Fを放出することにより、床部材3の下側において中央部を流れる空気流Fa2を床部材3から剥離して空気流Fa2の速度を低下させる。これにより、床部材3の下側を流れる空気流Fa1およびFa2の速度が均一化されて、空気抵抗の上昇を抑制することができる。
ここで、制御ダクト14の後端開口18bは、トンネル部19の横幅Wbより僅かに大きな横幅Waを有するように形成されている。後端開口18bから放出される空気流Fは、後端開口18bの縁部により進行が妨げられるため、後端開口18bの横幅Waより小さな範囲に放出される。このため、後端開口18bをトンネル部19の横幅Wbより大きな横幅Waとすることで、後端開口18bから放出される空気流Fの範囲をトンネル部19の横幅Wbとほぼ一致させることができ、床部材3の中央部を流れる空気流Fa2を全体的に床部材3から剥離することができる。これにより、床部材3の下側を流れる空気流Fa1およびFa2の速度をより確実に均一化することができる。
また、制御ダクト14の前端開口18aは、下部側取入口12b近傍に配置されているため、前端開口18aから導入される空気流Fの流れがエンジン房R内に配置された機器などで乱されることはなく、その流れがある程度一定方向に揃った空気流Fを導入することができる。このため、制御ダクト14は、前端開口18aから後端開口18bまで空気流Fをスムーズに誘導して床部材3の下側を流れる空気流Fa2を床部材3から容易に剥離することができる。
本実施の形態によれば、後端開口16bから放出する空気流Fによりエンジン房Rの後部側を冷却する冷却ダクト13と後端開口18bにより床部材3の下側を流れる空気流Fbを制御する制御ダクト14とを備えるため、エンジン房R内において空気流をスムーズに流通させると共に床部材3の下側における空気抵抗の増加を抑制することができる。
なお、冷却ダクト13の後端開口16bは、駆動部9の後部側、すなわち後端開口16bから放出される空気流Fが駆動部9に直接的に接触しないように駆動部9の大部分を抜けた箇所に配置されていればよく、具体的には後端開口16bの直後に駆動部9が対向配置されていないことが好ましい。例えば、駆動部9の排気部は自動車の後方へ延びるように設けられているが、後端開口16bの直後に排気部が対向配置されていなければ、排気部の側方に後端開口16bを配置してもよい。
実施の形態2
実施の形態1において、エンジン房空気誘導体11は、制御ダクト14の後端開口18bの後縁部近傍に床部材3から下方に突出する突出部をさらに有することが好ましい。
例えば、図3に示すように、後端開口18bの後縁部近傍に床部材3から下方に突出する板形状の突出部21を設けることができる。
実施の形態1と同様にして、制御ダクト14の後端開口18bから空気流Fが放出されることにより、床部材3の下側を流れる空気流Fa2が床部材3から剥離される。この時、床部材3の下側には突出部21が形成されており、この突出部21の後側には空気圧が低い領域Pが形成される。このため、床部材3から剥離された空気流Fa2は、空気圧差に従って領域Pへ向かって速やかに上昇し、再び床部材3に沿って後方へ流れることができる。これにより、空気流Fa2の速度を低下させた後、床部材3から剥離された空気流Fa2を速やかに床部材3に付着させることができ、床部材3に沿って空気流Fa2をスムーズに流通させることができる。
本実施の形態によれば、床部材3の下側における空気流Fa2の流れを大きく乱すことなく空気流Fa2の速度を低下させることができる。
実施の形態3
実施の形態1および2では、制御ダクト14の後端開口18bは、床部材3の真下に開くように形成されたが、床部材3から外部に露出して床部材3の下側における空気流Fa2の流れを制御できればよく、これに限られるものではない。
例えば、図4に示すように、実施の形態1の制御ダクト14において後端開口18bに換えて後端開口31を配置することができる。この後端開口31は、床部材3から斜め後方に開くように前縁部32に対して後縁部33が上方に配置されており、制御ダクト14内を誘導された空気流を斜め後方に放出するものである。
まず、床部材3の下側を流れる空気流Fa2に対して、制御ダクト14の後端開口31から斜め後方に向けて空気流Fが放出される。この時、空気流Fは、後端開口31から斜め後方に長く延びるように放出されるため、床部材3の下側を流れる空気流Fa2を床部材3から緩やかに剥離することができる。このため、床部材3から剥離された空気流Fa2の流れが大きく乱されることはなく、再び床部材3に沿って空気流Faをスムーズに後方へ流すことができる。
本実施の形態によれば、床部材3の下側における空気流Fa2の流れを大きく乱すことなく空気流Fa2の速度を低下させることができる。
実施の形態4
実施の形態1〜3では、冷却ダクト13の前端開口16aと制御ダクト14の前端開口18aは、下部側取入口12bの近傍に配置されたが、エンジン房R内に取り入れられた空気流Fをダクト内に導入することができればよく、その配置は限定されるものではない。
例えば、図5に示すように、実施の形態1の冷却ダクト13および制御ダクト14に換えて、冷却ダクト41および制御ダクト42を配置することができる。
冷却ダクト41は、下部側取入口12b近傍から駆動部9の後側まで前後方向に延びるように形成され、中間部において駆動部9の直前で下方に向かって湾曲する湾曲部43を有する。これにより、冷却ダクト41は、下部側取入口12bに向かって開いた前端開口44aから導入した空気流Fを後方に向かって開いた後端開口44bから放出してエンジン房Rの後部側を冷却することができる。
制御ダクト42は、前端部から後端部に向かって冷却ダクト41の湾曲部43に沿って下方に湾曲して延びると共に後端部が床部材3から外部に露出する湾曲部45を有し、前端開口46aが駆動部9の直前において前方に開くように配置されると共に後端開口46bが床部材3から下方に開くように配置されている。これにより、制御ダクト42は、前端開口46aから導入した空気流Fを後端開口46bから放出して、床部材3の下側を流れる空気流Fa2の流れを制御することができる。
本実施の形態によれば、制御ダクト42の前端開口46aが、駆動部9の直前に配置されているため、エンジン房R内をより後方に流通した空気流Fを導入することができ、エンジン房R内の冷却効果を大きく向上させることができる。
なお、上記の実施の形態1〜4において、冷却ダクトの前端開口と制御ダクトの前端開口は、下部側取入口12bに開くように形成されたが、前壁部5に形成された取入口を介してエンジン房R内に取り入れられた空気流Fをダクト内に導入することができればよく、その配置は限定されるものではない。
例えば、冷却ダクトの前端開口と制御ダクトの前端開口は、熱交換器10の後方において上部側取入口12aに開くように形成することもできる。
1 フロントガラス、2 フロントフード、3 床部材、4 フェンダー、5 前壁部、6 トーボード、7 タイヤハウス、8 フロントタイヤ、9 駆動部、10 熱交換器、11 エンジン房空気誘導体、12a 上部側取入口、12b 下部側取入口、13,41 冷却ダクト、14,42 制御ダクト、15,43 冷却ダクトの湾曲部、16a,44a 冷却ダクトの前端開口、16b,44b 冷却ダクトの後端開口、17,45 制御ダクトの湾曲部、18a,46a 制御ダクトの前端開口、18b,31,46b 制御ダクトの後端開口、19 トンネル部、21 突出部、32 前縁部、33 後縁部、R エンジン房、C 車室、F,Fa,Fa1,Fa2 空気流、E フロントタイヤの前部、P 領域。

Claims (5)

  1. 自動車において前側が前壁部で覆われると共に下側が床部材で覆われて内部にエンジンを配置したエンジン房が形成され、前記前壁部に形成された取入口を介して前記エンジン房内に取り入れられる空気流を誘導するエンジン房空気誘導体であって、
    管形状を有し、前記エンジン房内を前後方向に延びると共に中間部において後端部側が下方に向かって湾曲する湾曲部が形成され、前端部から導入した空気流を後端部から放出して前記エンジン房の後部側を冷却する冷却ダクトと、
    管形状を有すると共に前記冷却ダクトの下側に一体に設けられ、後端部が前記湾曲部に沿って下方に湾曲して延びると共に前記床部材の車幅方向中央部から外部に露出し、前端部から導入した空気流を後端部から放出して前記床部材の下側における空気流の流れを制御する制御ダクトと、
    を備え、
    前記湾曲部の内面により前記冷却ダクト内の空気流を下方に誘導すると共に前記湾曲部の外面により前記制御ダクト内の空気流を下方に誘導するエンジン房空気誘導体。
  2. 前記冷却ダクトは、前記エンジンを含む駆動部より前側に前記湾曲部を有し、前記湾曲部から後端部へ延びる後半部が前記駆動部の下側を通るように配置される請求項1に記載のエンジン房空気誘導体。
  3. 前記制御ダクトの後端部に形成された後端開口は、前記床部材において車幅方向中央部を前後方向に延びるトンネル部より大きな横幅を有する請求項1または2に記載のエンジン房空気誘導体。
  4. 前記制御ダクトの後端部の後縁部近傍に前記床部材から下方に突出する突出部をさらに有する請求項1〜3のいずれか一項に記載のエンジン房空気誘導体。
  5. 前記制御ダクトの後端部は、前縁部に対して後縁部が上方に配置され、前記制御ダクト内を誘導された空気流を斜め後方に放出する請求項1〜4のいずれか一項に記載のエンジン房空気誘導体。
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