JP2021020388A5 - - Google Patents

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特許文献1には、液体を吐出するノズル開孔を含む流路が設けられ、接着剤を介して積層された複数の基板と流路内壁に原子層堆積法で形成される酸化タンタル等の薄膜を有するインクジェット記録ヘッドが開示されている。図1(A)に、特許文献1に記載の基板接合体の概略断面図を示す。図1(A)に示す基板接合体150は、第一の基板151と第二の基板152とが接着剤153を介して接合されたものである。基板接合体150は、第一の基板151と第二の基板152と第三の基板156とにわたって設けられたインク流路154を有し、第一の基板151にはインクを吐出する吐出口155が形成されている。インク流路154の内壁面には、内壁面から接着剤153上にわたって、原子層堆積法によって形成された酸化タンタル、酸化ハフニウム及び酸化ジルコニウムからなる群から選択される少なくとも一種の材料からなる保護膜157が設けられている。特許文献1には、このような構成をとることにより、基板同士を接着することが記載されている。
図2(A)は、液体吐出ヘッド用基板100の製造時のウエハ状の基板を例示する平面図であり、多数の素子(チップ)が形成される素子形成領域(第1領域ともいう)133が1枚のウエハ上に形成されている例を示している。また、図2(B)は図2(A)のA-A線で破断して示す概略断面図である。ウエハ外周部は素子の取得が行われない素子形成領域以外の領域(外郭領域ともいう)134を有する。本発明では、少なくとも2枚以上の基板を接合することにより、該基板中に配置形成される複数の素子を、切断により分割して個々の素子(チップ)とする基板接合体の製造方法について説明する。以下の説明では、2枚の基板(第1基板及び第2基板)を用いる場合について説明するが、3枚以上の基板の接合においても同様であり、そのための変更は当業者に容易に理解できるものである。
本発明に係る製造方法は、素子の一部を形成する第1基板と、素子の他部を形成する第2基板とを接合する基板の接合方法に関する。その際、素子の形成領域の外に接着剤を設けて、前記第1基板の一部の素子形成領域と第2基板の他部の素子形成領域とを非接触状態で接合する接合工程と、非接触状態の領域を埋めるように膜を成膜する成膜工程とを有する。具体的には、第1基板131上に、複数の素子が形成された第1領域133には、その領域内への、接着剤塗布を行わず、外郭領域134において接着剤123により第1基板と第2基板とを部分的に仮接合する。これにより図2(B)に示されるように、第1基板と第2基板の間には非接触状態の領域となる隙間141が形成されることとなる。この隙間に成膜法により膜材料を充填して本接合を行う。切断(ダイシング)により個々のチップに分割すると、得られたチップ(基板接合体)は成膜により形成された膜のみで第1基板と第2基板が接合されることとなる。
後述する図4(A)ないし図4(D)に示されるように膜で隙間141を閉塞するためには、図4(A)に示されるように隙間の高さhを所定の範囲内とすることが好ましい。例えば、高さhは、狭い領域で1.0×10-2μm(10nm)以上とすることが好ましく、広い領域でも6.0×10-1μm(600nm)以下とすることが好ましい。隙間の高さhは、本仮接合工程における製法のパラメータを最適化することにより制御することができる。具体的には、接着剤材料、接着剤の塗布厚さ、接合圧力、接合温度、および加圧時間を適切に制御することにより所望の高さhとすることができる。
また、図4(D)に示されるように、流路の内壁面に形成される膜の厚さをtとしたとき、h<2tの関係を満たすように隙間141の高さhを調節する。通常、第1基板131の対向面121と第2基板132の対向面122に対して、膜124は同じ厚さで成膜されていくため、厚さtの2倍の値がhの値より大きければ膜を閉塞できると考えられるためである。tとhはh≦tの関係を満たすことがより好ましい。
隙間内における膜と基板との間の密着力をより高めるためには、基板間に設けられた隙間を膜によって空隙なく埋めることが好ましい。
(実施例4)
第1基板131に対して、実施例1と同様にして第一の流路112及び第二の流路113を形成した。
次に、実施例1と同様に第1基板の外郭領域134に接着剤123を形成し、第1基板131と第2基板132を仮接合した(図5(C))。
続いて、ポリパラキシリレン樹脂を用いて、化学的蒸着(CVD)法によって基板接合体の流路の内壁面に膜124を形成した。このポリパラキシリレン樹脂を用いた膜124は、以下のようにして形成した。まず、原料となるパラキシリレンモノマーを熱分解して、生成物をトルエン、ベンゼンなどの有機溶媒中で急冷しダイマーと呼ばれるジパラキシリレンを得た。次いで、このジパラキシリレンを熱分解して、安定したラジカルパラキシリレンガスを生成させ、発生したガスを素材上に吸着、重合させることで、ポリパラキシリレン膜を得た。この膜を厚さ0.3μmで隙間を閉塞するように形成した。
その後、基板接合体の第1基板131の表面に、ポジ型レジストから構成されたドライフィルムレジストをラミネートして、エッチングマスクを形成した。CF、O、およびArの混合ガスからなるプラズマを用いたドライエッチングにより、コンタクトパッド上のポリパラキシリレン膜を除去し、その後、レジストマスクを剥離により除去した。
実施例2と同様に膜124により接合し、第1基板の素子形成面に吐出口形成部材の壁部118と天板117を形成して、流路部115から圧力室102と吐出口101へと連通した液体吐出ヘッド用基板を作製した。
実施例2ないし実施例4についても実施例1と同様の効果が得られた。
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