JP2021019286A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、他のユーザが意図しないコピー条件でコピーしてしまうのを防止するために、設定変更されたコピー条件でコピーをした後、一定時間が経過すると、オートリセット機能により、コピー条件は、予め固定記憶されている初期条件に戻される。
特定のリコールキーが押された場合には、オートリセットされる前に記憶された複写モードの設定内容を画面に表示させる画像形成装置が記載されている。
さらに、印刷条件として多数の設定項目がある場合、すべての設定項目について十分にその内容を確認しないままに印刷を実行することが多く、意図しない印刷条件で印刷が実行されてしまう場合がある。
また、前記設定変更キーの入力操作を有効とする時間が経過した後、前記キー有効化設定部が、前記設定変更キーの入力操作を無効とすることを特徴とする。
また、この発明は、以下に示す情報処理装置であるが、他の画像形成装置、画像読取装置などにも適用可能である。
図1に、この発明の情報処理装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
ここでは、情報処理装置の一つである画像形成装置の構成について示す。
画像形成装置(以下、MFP:Multifunction Peripheral、複合機とも呼ぶ)1は、画像データを処理する装置であり、たとえば、複写機能、印刷機能、原稿読取機能(スキャン機能)、原稿編集機能、FAX機能、通信機能などを備えた電子機器である。
また、画像形成装置を利用するユーザが、画像形成装置の近傍に存在し、画像形成装置の所望の機能を実行していることを検出する人感センサを備えるものとする。
この発明では、特に、操作部12は、直前に実行した機能に関する動作を指示する再動作指示キーを備える。再動作指示キーは、後述する再実行キー121と、設定変更キー122とからなる。
画像処理部14は、後述するように、画像入力部15、画像形成部16、画像出力部17を含むものとする。
CPUは、ROM等に予め格納された制御プログラムに基づいて、各種ハードウェアを有機的に動作させて、この発明の画像処理機能、原稿検出機能、設定項目の変更機能などを実行する。
たとえば、文字などの情報の入力や、機能の選択入力をする部分であり、キーボード、マウス、タッチパネルなどが用いられる。
操作部12において、利用者が操作するキーとしては、後述する図3や図12に示すように、機能選択キー110,機能開始キー115、再実行キー121、設定変更キー122などがある。
機能選択キー110は、画像形成装置で利用可能な複数の機能のうち、実行させようとする機能を選択するためのキーである。機能選択キー110としては、画像形成装置で利用可能な機能のうち、頻繁に利用する機能について備えればよく、たとえば、スキャンキー111、コピーキー112、ファックスキーなどを備えればよい。
設定変更キー122は、選択された機能を実行するための設定項目の設定内容を変更するためのキーである。
再実行キー121と、設定変更キー122とは、上記した再動作指示キーに相当する。
再動作指示キーは、これらのキーに限るものではなく、たとえば、直前に実行した機能で利用された設定項目の設定内容を表示させる直前設定表示要求キーなども、再動作指示キーに相当する。
コピーキー112を選択入力することによって、コピーモードに移行し、コピー機能が実行できる状態となる。また、コピーモードに移行した場合、コピーに必要な設定項目の現在の設定値を、表示画面に表示し、ユーザが、必要に応じて、設定項目の現在の設定値を変更できるようにする。
表示部13には、たとえば、画像形成装置の印刷機能や原稿読取機能を実行するのに利用される設定項目などの情報や、選択入力操作を行うための表示領域などが、文字、記号、画像、アイコン等を用いて、表示される。
図3の操作パネル101には、主として、表示画面102を有する表示部13と、機能選択キー110(スキャンキー111、コピーキー112)、機能開始キー115などが配置されている。
表示部13には、選択された機能に対応した表示画面102が表示され、表示画面102に重ねてタッチパネルが配置される。
表示画面102には、色モードや原稿サイズなどを含む複数の設定項目の現在の設定値等が表示される。
また、表示画面102に表示された設定項目の表示領域を選択入力することにより、その設定項目の内容を変更する入力操作が行われる。
さらに、図4などに示すように、所定の機能を実行した後、所定の条件を満たした場合に、表示画面102に、再実行キーに対応する表示領域131や、設定変更キーに対応する表示領域132などが、表示される。
画像入力部15としては、情報が印刷された原稿を読み取るスキャナ(読取装置)を用いる。
画像情報を入力する方法は種々の方法があるが、たとえば、印刷画像が記載された原稿をスキャナで読み取り、印刷画像の画像データを、記憶部50に記憶する。
入力したい画像情報などの電子データファイルを、USBメモリなどの外部の記憶媒体に保存しておき、USBメモリ等をUSB端子などの入力インタフェースに接続し、操作部12で所定の入力操作を行うことによって、USBメモリ等に保存された所望の電子データファイルを読み出して、記憶部50に、画像データとして記憶してもよい。
現像工程では、トナーカートリッジからトナーを現像装置に補給し、帯電した感光体ドラムの表面に形成された静電潜像が現像され、静電潜像に対応したトナー像が形成される。
感光体ドラムの表面に形成されたトナー像は転写装置によって記録媒体上に転写され、その後、定着装置によって加熱されることにより記録媒体上に定着させられる。
また、画像形成部16は、入力された画像データを転送や表示できる形態の情報に変換する。
ただし、画像データの出力は、印刷に限るものではなく、USBメモリなどの外部の記憶媒体への画像データの記憶や、インターネットなどのネットワークを介して他の情報処理装置やサーバへの画像データの送信でもよい。
原稿載置台(以下、原稿台とも呼ぶ)は、原稿を載置する台であり、原稿が載置される原稿載置領域を有し、原稿台の上面に、たとえば透明なガラス板からなる原稿載置領域が設けられ、原稿載置領域の上に、原稿用紙を載置する。
また、原稿載置領域の上に載置された原稿用紙を、上方から押さえる部材である原稿カバーが、原稿載置台に接続され、かつ、開閉可能なように原稿載置台に取り付けられる。
原稿カバーを完全に閉じることにより、原稿カバーによって原稿載置領域が覆われる。
受光部は、発光部から出射された光を受光する受光素子であり、たとえば、所定の波長の可視光を受光することが可能なフォトダイオード(PD)が利用され、原稿載置領域よりも下方で、原稿載置台の内部側面に配置される。
すなわち、発光部と受光部とは、原稿載置台を間に挟んだ反対側にそれぞれ配置される。
発光部から出射された光線が、受光部に受光された場合、原稿が載置されていないと判断する。
一方、原稿台に原稿が載置されている場合は、発光部から出射された光線は、原稿によって遮光されるので、受光部に受光されない。そこで、発光部から出射された光線が受光部に受光されなかった場合、原稿が載置されていると判断する。
原稿検出部21によって原稿台に原稿が載置されていないことを検出した場合、原稿有無情報55に、原稿が載置されていないことを示す情報(原稿無し)が、記憶される。
人感センサ22としては、たとえば、人体から発せられる赤外線を検知することのできる焦電型赤外線センサ(以下、焦電センサとも呼ぶ)や、光センサなどを利用することができる。
焦電センサは、所定の検知範囲内に人体が存在する場合に、検知信号を出力する。
検知信号は、検出した人体までの距離に対応した強度を持つ信号として出力され、制御部11によって、受信される。
受信された検知信号の強度を計測し、所定の閾値と比較し、たとえば、閾値よりも大きい検知信号を受信した場合は、人体を検知したと判断し、閾値以下の検知信号を受信した場合は、人体を検知していないと判断する。
この受信された検知信号の強度を計測することにより、画像形成装置から人体が存在する位置までの距離を測定することもできる。
たとえば、「再実行キー」に相当し「再実行」という文字が表示されている表示領域131に接触する入力がされた場合は、「再実行キー」121が入力されたものとみなす。
たとえば、所定のキーについて、その入力操作を有効とするか、あるいは、無効とするかを設定する。有効に設定されている場合に、そのキーの入力を受け付け、無効に設定されている場合は、そのキーの入力を無視する。
通常、キーの入力操作がされた場合は、そのキー入力が有効なものとして取り扱い、そのキーに対応付けられた機能を実行させる。
すなわち、キーの入力を無効とする設定がされている場合は、実際にそのキーの入力操作がされた場合であっても、そのキーに対応付けられた機能は実行しないようにする。
特に、機能実行部によって選択された機能が実行された後に、キー有効化設定部24が、一定時間、「再実行キー」121と「設定変更キー」122のどちらか一方または両方について、入力操作を有効とする。
また、キー有効化設定部24が、一定時間、再動作指示キーのうち、再実行キー121の入力操作を有効とした場合、表示部13に、再実行キーに対応する表示領域131を表示させる。
同様に、設定変更キー122の入力操作を有効とした場合、表示部13に、設定変更キーに対応する表示領域132を表示させる。
キーの入力を有効とする時間を計測している間は、2つのキー(121、122)の入力操作を有効とし、2つのキー(121、122)に対応する表示領域(131、132)の表示画面への表示を行うようにする。
上記の2つのキー(121、122)の入力を有効とする時間は、後述するキー有効時間設定値53として、予め記憶されているものとする。
ここで、表示素子(LED)は、1つでもよいが、再実行キー121と設定変更キー122にそれぞれ対応づけて、備えてもよい。
たとえば、再実行キー121と設定変更キー122のいずれかの入力操作が有効に設定された場合に、それぞれ対応づけられた表示素子(LEDを点灯または点滅させ、キーの入力操作が無効に設定されている場合は、LEDを消灯させてもよい。
初期設定情報は、情報処理装置の出荷時、設置時などに、たとえば管理担当者によって予め設定された設定項目の内容(初期値)であり、半固定的に、記憶部50に記憶される情報である。
たとえば、コピー機能を実行する場合には、コピーを開始する前に、コピーの条件として、コピー濃度、印刷用紙サイズ、倍率、コピー枚数などの複数の設定項目を予め設定する必要があるが、これらの複数の設定項目の初期値として、初期設定情報を、記憶部50に記憶しておく。
現在設定情報(以下、単に、現在設定とも呼ぶ)は、選択された機能を実行するための設定項目の現在の設定値を意味し、もし機能を開始させるキー(実行キー115)が入力された場合には、現在設定にセットされている設定項目の内容(設定値)で、選択された機能が実行される。
直前設定情報は、直前に実行した機能の設定項目の設定値であり、現在時刻から見て、最近の設定項目の内容であり、記憶部50に記憶される情報である。
直前設定情報は、ユーザによって変更可能な情報であり、設定項目の設定内容(設定値)を変更するごとに、最新の情報に更新される。
また、選択された機能が実行された後に、実行した条件である現在設定が、直前設定情報として記憶される。
ユーザが、表示された設定項目を確認しながら、操作部12を利用して、所定の入力操作をすることにより、設定項目の内容が変更される。
たとえば、コピー機能が選択されている場合、表示された設定項目のうち、印刷用紙サイズを変更したい場合は、表示された印刷用紙サイズの表示領域を選択入力し、その後表示される複数の印刷用紙サイズの一覧表示の中から、所望の印刷用紙サイズを、選択入力する操作をすればよい。これによって、現在設定に対する印刷用紙サイズの内容が変更される。
上記したように、機能を開始させるキー(実行キー115)が入力された場合に、現在設定にセットされている設定項目の内容で、選択された機能が実行される。
たとえば、コピー機能が選択されている状態で、実行キー115が入力された場合、画像入力部15によって原稿を読み取り、画像形成部16によって読み取られた画像データに基づいて印刷する画像を印刷用紙に形成し、画像出力部17によって原稿の画像が形成された印刷用紙を出力するというような一連の動作が実行される。
記憶部50には、たとえば、初期設定情報51、直前設定情報52、キー有効化時間設定値53、人体検出情報54、原稿有無情報55、選択機能情報56、現在設定情報57などが記憶される。
図2に、記憶部50に記憶される情報の一実施例の説明図を示す。
図2(a)に、スキャン送信機能(スキャン送信モード)と、コピー機能(コピーモード)で利用される設定項目の初期値の例を示す。
図2(a)のスキャン送信モードでは、たとえば、色モード、解像度、ファイル形式、原稿サイズ、送信宛先の各設定項目の初期値が記憶されている。
図2(a)のコピーモードでは、たとえば、コピー濃度、印刷用紙、倍率、コピー枚数の各設定項目の初期値が記憶されている。
ただし、設定項目の初期値は、これらに限るものではない。
通常、設定項目の内容を変更せずに、選択された機能を開始させる入力をすると、初期設定情報51として記憶されている設定項目の初期値に基づいて、その機能が実行される。
また、情報処理装置の入力操作が一定時間以上されなかった場合や、人感センサによる人体検知がされなくなり一定時間以上経過した場合は、現在設定に直前設定情報がセットされていたとしても、現在設定に初期設定情報51の内容をセットし、設定項目の初期値に基づいて機能が実行できる状態に戻す。
図2(b)に、スキャン送信機能(スキャン送信モード)と、コピー機能(コピーモード)で、直前にその機能が実行されたときの設定項目の設定値の例を示す。
図2(b)のスキャン送信モードの直前設定情報52では、初期設定情報51と比較して、色モード、解像度、原稿サイズが変更されている。
このスキャン送信モードの直前設定情報52の内容は、直前に実行されていたスキャン送信機能で利用された設定項目の内容である。
図2(b)のコピーモードの直前設定情報52では、初期設定情報51と比較して、倍率とコピー枚数が変更されている。
また、キー有効化時間設定値53は、「再実行キー」121に対応する表示領域131と、「設定変更キー」122に対応する表示領域132を、表示画面に表示する時間でもある。
図2(c)に示すように、キー有効化時間設定値(T0)53として、たとえば、5秒が予め設定記憶される。
逆に、キー有効化時間設定値53に設定した5秒が経過する前に、「再実行キー」121または「再実行キー」121に対応する表示領域131が入力された場合は、直前設定情報52に記憶された設定項目の内容で、選択されている機能が再実行される。
図2(d)に示すように、人体検出情報54には、「人体検知有り」または「人体検知無し(人体非検知)」が記憶される。
人感センサ22から出力される検知信号を利用して、リアルタイムで、人体検知の有りと無しを記憶してもよい。
あるいは、一定時間以上、「人体検知有り」の状態が継続した場合に、人体検知が有ったと判断し、「人体検知有り」を記憶してもよく、また、一定時間以上、「人体検知無し」の状態が継続した場合に、人体検知がなくなったと判断し、「人体検知無し」を記憶してもよい。この一定時間は、予め固定値を設定してもよく、あるいは、設定変更できるようにしてもよい。
たとえば、人体が検知されている状態(人体検知有り)から人体が検知されていない状態(人体検知無し)の状態に変化し、さらに、人体が検知されていない状態(人体検知無し)の状態が一定時間以上継続した場合は、再実行キー121および設定変更キー122を無効とし、現在設定を、初期設定情報51に戻す。
図2(e)に示すように、原稿有無情報55には、「原稿検出有り」または「原稿検出無し(原稿非検知)」が記憶される。
後述するように、機能実行部28によって選択された機能が実行された後に、キー有効化設定部24が、一定時間、再動作指示キーのうち、設定変更キー122の入力操作を有効とした後、原稿検出部21によって、原稿が変更されたことを検出した場合に、再実行キー121の入力操作を有効とし、設定変更キー122の入力操作を無効とする。
すなわち、原稿有無情報55の変化に基づいて、原稿載置台に載置された原稿が変更された(他の原稿に取り替えられた)ことが検出された場合、再実行キー121の入力を有効とし、再実行キー121に対応する表示領域131を表示画面に表示させ、直前設定情報52に記憶された設定項目で再実行ができるようにする。
図2(f)に示すように、選択機能情報56には、たとえば、コピー、FAX、スキャン保存、スキャン送信などが、記憶される。
この選択機能情報56に基づいて、表示画面に、選択された機能で利用される設定項目の現在設定が表示される。また、機能開始キー(実行キー)115が入力操作された場合は、選択機能情報56に記憶されている機能が、設定項目の現在設定に基づいて実行される。
現在設定情報57(現在設定)は、一時記憶される情報であり、予め記憶されている初期設定情報51または、直前設定情報52がセット(設定記憶)される。
直前設定情報52を利用して機能を実行する場合は、現在設定57に、直前設定情報52がセット(設定記憶)される。
また、所定の機能を実行するときに利用される設定項目が変更された場合は、この現在設定57の内容が一時的に変更される。選択されている機能が実行された後は、原則として、その機能を実行したときの現在設定57が、直前設定情報52に記憶される。
図3に、表示部に表示される初期設定情報の表示画面の一実施例の説明図を示す。
操作パネル100には、上記したように、表示部13と、操作部12に相当するいくつかのキーが配置される。
表示部13の表示画面102には、選択された機能の設定項目の現在の設定値(現在設定)が表示される。たとえば、初期設定情報51が、現在設定にセット(設定記憶)されている場合は、初期設定情報51の記憶内容が表示される。
また、図3では、入力操作が可能なキーとして、スキャンキー111とコピーキー112からなる機能選択キー110と、機能開始キー115を示している。
また、図3(b)には、コピーモードの初期設定情報を含む表示画面102を示している。ここでは、操作部12のコピーキー112を入力操作した場合に、図3(b)のコピーモードの初期設定情報を含む表示画面102が、表示部13に表示される。
図4(a)には、スキャン送信モードで、再実行キー121に対応する表示領域131を表示した表示画面102を示している。
再実行キーに対応する表示領域131は、図4(a)に示すように、たとえば、図3(a)の初期設定情報を含む表示画面に重ねて表示される。
あるいは、表示画面を切り替えて、再実行キーに対応する表示領域131のみからなる表示画面を表示させてもよい。
再実行キーに対応する表示領域131を表示してから、キー有効時間設定値53に記憶された時間が経過した後に、再実行キーに対応する表示領域131は、消去される。
一方、キー有効時間設定値53に記憶された時間が経過する前に、再実行キーに対応する表示領域131を接触入力する操作がされた場合は、直前設定情報52に記憶されている設定項目の内容が読み出され、この読み出された設定項目の内容に基づいて、選択されている機能が、再度、実行される。
図4(b)では、表示領域132には、スキャン送信モードの設定項目の一部の設定内容を変更することができるという意味で、「一部設定変更」と表示している。
これらの表示領域(131、132)も、図4(b)に示すように、図3(a)の初期設定情報を含む表示画面に重ねて表示してもよく、あるいは、これらの表示領域(131、132)のみからなる表示画面を表示させてもよい。
これらの表示領域(131、132)を表示してから、キー有効時間設定値53に記憶された時間が経過した後に、これらの表示領域(131、132)は、消去される。
また、再実行キー121に対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132とを表示した状態においては、ユーザは、再実行か、あるいは、設定変更のどちらかの選択入力が可能である。
一方、キー有効時間設定値53に記憶された時間が経過する前に、設定変更キー122に対応する表示領域132を接触入力する操作がされた場合は、直前設定情報52に記憶されている設定項目の内容が読み出され、この読み出された設定項目の内容を表示し、設定項目の内容を変更することができる状態となる。
(実施例1)
図5に、再実行キーを表示した表示画面と、再実行キーを入力した後の表示画面の一実施例の説明図を示す。
図5(a)は、図4(a)示したのと同じ画面であり、スキャン送信モードで、再実行キー121に対応する表示領域131を表示した表示画面102である。
この状態の表示画面102では、スキャン送信機能における初期設定情報の表示103がされていたとする。
また、直前設定情報52には、前回のスキャン送信機能を実行したときの設定項目の内容(図2(b)のスキャン送信モードの直前設定情報)が記憶されていたものとする。
このとき、再実行キー121の入力操作、または再実行キーに対応する表示領域131を接触入力する操作がされたので、まず、直前設定情報52に記憶されている設定項目の内容が読み出され、図5(b)に示すように、この読み出された設定項目の内容が、表示画面102に表示される。すなわち、表示画面102の表示が、初期設定情報の表示103から、直前設定情報52の表示104に切り替えられる。
さらに、この読み出された設定項目の内容に基づいて、選択されている機能(スキャン送信機能)が、再度、実行される。また、この再実行中においては、たとえば、現在再実行中であることを意味する表示133が、図5(b)に示すように、表示画面102に重ねて表示される。
しかし、この発明の実施例1では、再実行キー121を入力する操作(または再実行キー121に対応する表示領域131を接触入力する操作)をするだけで、前回の設定内容である直前設定情報52と同じ設定内容で、選択した機能を再実行させることができるようになる。すなわち、前回と同じ設定内容で選択した機能を再実行させる場合の入力操作を簡略化することができ、ユーザの操作負担を軽減でき、選択した機能を、容易かつ迅速に再実行させることができる。
図6に、初期設定情報を表示した状態で実行キーが入力された後、再実行キーが表示されるまでにおける表示画面の変化の一実施例の説明図を示す。
図6(a)に、初期設定情報を表示した表示画面の概略図を示す。
この図6(a)は、図3(a)に相当するものであり、スキャンキー111を選択入力し、表示画面102に初期設定情報の表示103をした場合を示しているが、説明に関係のないコピーキーなどは省略している。以下の図も、説明に関係のない部分は省略している。
ユーザが、表示された初期設定情報の設定項目の内容で、スキャン送信機能を開始させてもよいと判断した場合、図6(b)に示すように、ユーザは、実行キー115を入力操作する。
この場合、初期設定情報51の設定項目の内容が、現在設定にセットされて、現在設定の内容で、原稿が読み取られる。
スキャン送信機能の実行が完了した後、現在設定の内容が、直前設定情報52に記憶される。
後述する図8に示すように、この後、同じ設定内容で、再度、スキャン送信機能を実行する場合は、再実行キーに対応する表示領域131を接触入力するだけでよく、再実行させるための入力操作を簡略化でき、選択されている同一機能を同じ設定内容で、容易かつ迅速に、再実行させることができる。
図7に、設定内容を変更した直前設定情報を表示した状態で実行キーが入力された後、再実行キーが表示されるまでにおける表示画面の変化の一実施例の説明図を示す。
図6は、初期設定情報を利用して選択された機能を実行した後、再実行キーに対応する表示領域131を表示する実施例を示したが、ここでは、直前設定情報をを利用して選択された機能を実行した後、再実行キーに対応する表示領域131を表示する実施例を示す。
ここで、直前設定情報の設定項目の内容を省略した表示104を示しているが、たとえば、図5(c)に示したような直前設定情報の表示104が、表示画面102に表示される。
ユーザが、表示された直前設定情報の設定項目の内容で、スキャン送信機能を開始させてもよいと判断した場合、図7(b)に示すように、ユーザは、実行キー115を入力操作する。
この場合、直前設定情報52の設定項目の内容が現在設定にセットされて、現在設定の内容で、原稿が読み取られる。
スキャン送信機能の実行が完了した後、現在設定の内容が、直前設定情報52に記憶される。この場合、直前設定情報52は、変更されない。
この実施例の場合も、同じ設定内容で、再度、スキャン送信機能を実行する場合は、再実行キーに対応する表示領域131を接触入力するだけでよく、再実行させるための入力操作を簡略化でき、選択されている同一機能を同じ設定内容で、容易かつ迅速に、再実行させることができる。
図8に、表示された再実行キーを入力した後、スキャン機能を再実行して、再度、再実行キーが表示されるまでにおける表示画面の変化の一実施例の説明図を示す。
図8(a)は、図6(c)と同一であり、スキャン送信機能の実行が完了した後、初期設定情報の表示103に重ねて、再実行キーに対応する表示領域131を表示させた状態を示している。
この状態で、ユーザが、再実行キーに対応する表示領域131を接触入力(タッチ入力)したとする。あるいは、再実行キー121を入力する操作をしてもよい。
したがって、直前設定情報52を読み出し、直前設定情報52に記憶されている設定項目の内容を現在設定にセットして、現在設定の内容に基づいて、直前に実行した機能であるスキャン送信機能を再実行する。
図8(b)に示すように、スキャン送信機能を再実行している間は、読み出した直前設定情報の表示104をして、さらに、再実行であることをユーザに知らせるために、「再実行中」133という表示をしてもよい。
ここでは、スキャン送信機能の再実行が完了した後であるので、図6(c)と同様に、「スキャン送信予約完了」というような表示134と、再実行キーに対応する表示領域131を表示させて、直前設定情報の表示104を初期設定情報の表示103に戻している。
ただし、再度、同じスキャン送信機能を再実行する場合は、直前設定情報52を利用して再実行するので、初期設定情報の表示103に戻さずに、直前設定情報の表示104のままとしてもよい。
図9に、表示された設定変更キーを入力した後、直前設定情報を表示させ、変更後の直前設定情報でスキャン機能を再実行させるまでにおける表示画面の変化の一実施例の説明図を示す。
上記した図8(a)では、スキャン送信機能の実行が完了した後、初期設定情報の表示103に重ねて、再実行キーに対応する表示領域131を表示させた状態を示した。
ただし、同一機能を再実行したいが、直前設定情報に記憶されている設定項目のうち、一部分の設定内容だけを変更してその機能を再実行したい場合がある。
あるいは、コピー機能を使用する場合、1回目は、倍率を100%に設定して実行させたが、2回目は、倍率を80%に設定して実行させたい場合や、1回目は、コピー枚数を1枚に設定して実行させたが、2回目は、コピー枚数を5枚に設定して実行させたい場合などがある。これらの場合は、同一機能を再実行する前に、一部の設定項目だけを変更する必要がある。または、必要ならば、すべての設定項目の内容を変更してもよい。
図9(a)では、スキャン送信機能の実行が完了した後、初期設定情報の表示103に重ねて、再実行キーに対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132も表示させた状態を示している。図9(a)では、設定変更キー122に対応する表示領域132に、「一部設定変更」という文字を表示させているが、この文字表示に限るものではない。
直前の設定内容と同一内容で、同一機能を実行したい場合は、再実行キーに対応する表示領域131を選択入力すればよい。または、再実行キー121を入力してもよい。
一方、直前の設定内容と異なる内容で、同一機能を実行したい場合は、設定変更キーに対応する表示領域132を選択入力すればよい。または、設定変更キー122を入力してもよい。
ここでは、直前に実行したスキャン送信機能で利用した直前設定情報52を読み出し、直前設定情報の表示104をして、直前設定情報の設定項目の内容の変更が可能であることを示す「設定変更可能」を表示している。この後、設定項目の変更入力が可能な状態になる。
所望の設定項目の内容の変更を終了した後、図9(b)の直前設定情報の表示104に戻った場合、表示される直前設定情報52の内容は、変更後の内容に変更されている。
直前設定情報52の内容を変更した後、ユーザは、変更後の設定項目の内容で、同一機能を実行させる場合、実行キー115を入力操作すればよい。
ここでは、変更後の設定項目の内容で、スキャン送信機能を実行していることをユーザに知らせるために、直前設定情報の表示104に重ねて、たとえば、スキャン送信機能を実行していることを示す「スキャン実行中」135という表示をしている。
また、このスキャン送信機能の実行が完了した場合は、たとえば、図9(a)に示したように、2つの表示領域(131、132)を表示させた表示画面に戻ればよい。
図10に、スキャン機能の実行完了後に、設定変更キーを表示した状態で、載置された原稿が変更されたことを検出した場合に、再実行キーを表示させ、再実行キーを入力した後、直前設定情報でスキャン機能を再実行させるまでにおける表示画面の変化の一実施例の説明図を示す。
上記した図9(a)では、スキャン送信機能の実行が完了した後、初期設定情報の表示103に重ねて、再実行キーに対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132を表示させた状態を示した。
ただし、スキャン送信機能の実行が完了した後、設定変更キー122に対応する表示領域132のみを表示させてもよい。
このとき、設定変更キー122に対応する表示領域132を接触入力した場合は、上記した図9(b)に示したような画面が表示され、直前設定情報が変更可能な状態となる。
また、同一設定内容で同一機能を再実行する場合は、スキャンした原稿Aを取り除いて、他の原稿Bを原稿載置台に配置した後に、他の原稿Bに対してその機能を実行することがあると考えられる。
このように、表示領域132を表示させ、ユーザが、表示領域132を接触入力することにより、容易に、設定項目の設定内容の一部を変更することができ、さらに、スキャンした原稿について、設定項目の設定内容の一部を変更させて、同一機能を再実行させることができるようになる。
すなわち、スキャンした原稿Aを原稿載置台から除去する操作をした後、他の原稿Bを原稿載置台に載置する操作をする。
図10(b)では、再実行キー121に対応する表示領域131を表示させる。
この後、表示領域131を接触入力することによって、容易に、変更後の他の原稿について、直前に実行された機能と同一の機能を、直前設定情報と同一の設定内容で、再実行することができるようになる。
表示領域131が接触入力されると、直前設定情報52が読み出され、現在設定に直前設定情報52がセットされて、現在設定に基づいて、スキャン送信機能が再実行される。
このとき、図10(c)のように、表示画面には、現在設定にセットされた直前設定情報の表示104がされ、スキャン送信機能を再実行していることを示す「再実行中」133が表示される。
図11に、再実行キーを表示した後に、キー有効時間が経過した場合、または、人感センサにより人体非検知となった場合に、初期設定情報を表示させるまでにおける表示画面の変化の一実施例の説明図を示す。
図11(a)に、スキャン送信機能の実行が完了した後、直前設定情報の表示104に重ねて、再実行キーに対応する表示領域131を表示させた表示画面の例を示す。
この図は、図7(c)と同じ表示画面である。
表示タイマーが計測している時間は、再実行キーに対応する表示領域131を表示させている時間であり、再実行キー121の入力操作を有効とする時間である。
表示領域131が接触入力されることもなく、実行キーなどのキー入力がされることもなく、表示タイマーがタイムアウトし、キー有効時間設定値に記憶されている時間が経過した後は、図11(b)に示すように、再実行キーに対応する表示領域131の表示を消去し、再実行キー121の入力操作を無効とする。さらに、現在設定を、初期設定情報51に戻し、表示画面に、初期設定情報の表示103をする。
このように、ユーザによって入力操作がされることもなく、一定時間が経過した場合や、人感センサにより、情報処理装置の近傍に人体が検知されなくなった場合は、現在設定を、初期設定情報51に戻すことによって、次に情報処理装置を利用するユーザが、初期設定以外の意図しない設定内容で、選択された機能が実行されないようにすることができる。
図12に、再実行と設定変更を行うための操作キーをそれぞれ備え、これらの操作キーの操作入力が有効であることを示す表示素子LEDを設けた操作パネルの一実施例の説明図を示す。
図12には、図3などに示した操作パネル101とは異なり、再実行キー121と、設定変更キー122を備えた操作パネル101を示している。
再実行キー121が入力操作されると、直前設定情報52に記憶されている設定項目の内容で、同一機能が実行される。
設定変更キー122が入力操作されると、直前設定情報52に記憶されている設定項目を変更できる状態となる。
たとえば、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作が有効である場合、LED150を点灯、または点滅させる。あるいは、LED150を緑色で点灯させてもよい。
LED150が点灯または点滅しているときに、再実行キー121と設定変更キー122のいずれかが入力操作された場合は、その入力操作に対応した処理が実行される。
LED150が消灯しているときに、再実行キー121と設定変更キー122のどちらが入力操作されても、その入力操作に対応した処理は実行されないようにする。
LED1(151)が、再実行キー121の入力操作の有効または無効を示すものであり、LED2(152)が、設定変更キー122の入力操作の有効または無効を示すものである。
たとえば、LED1(151)が点灯または点滅しているときは、再実行キー121の入力操作が有効であり、再実行キー121が入力操作された場合は、入力操作に対応した再実行処理が行われる。
LED1(151)が消灯しているときは、再実行キー121の入力操作が無効であり、再実行キー121が入力操作されても、再実行処理が行われない。
LED2(152)が消灯しているときは、設定変更キー122の入力操作が無効であり、設定変更キー122が入力操作されても、設定項目の変更処理は行われない。
以下には、直前に行われたスキャン処理と同じ処理を、同一設定内容で再実行させる場合と、異なる設定内容で再実行させる場合のフローチャートの実施形態について説明する。
以下に示す制御処理は、スキャン機能(スキャンモード)が選択された場合の処理について説明するが、スキャン機能に限るものではなく、コピー機能などの他の機能が選択された場合も、同様の制御処理が実行される。
ここでは、主として、直前にスキャン機能が実行された後に、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を有効に設定し、再実行キー121と設定変更キー122のそれぞれに対応する表示領域(131、132)を、一定時間表示させ、その一定時間が経過した後、あるいは、人感センサによる人体検知がされなくなった場合に、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を無効に設定し、その表示領域(131、132)を消去し、現在設定を、初期設定情報に戻す処理について説明する。
図14に、直前に行われたスキャン処理を再実行させる場合における制御処理の図13に続く一実施例のフローチャートを示す。
図15に、直前に行われたスキャン処理を再実行させる場合における制御処理の図14に続く一実施例のフローチャートを示す。
ステップS2において、モード選択入力がされた場合は、ステップS3に進み、そうでない場合は、ステップS1に戻る。
ステップS4において、スキャン機能以外のモードが選択されたので、選択されたモードに対応した処理が実行される。たとえば、コピーキー112が入力された場合は、コピーモードの処理が実行される。
その後、処理を終了するか、あるいは、ステップS1に戻る。
ステップS7において、表示画面102に表示された設定項目を変更することを意味する入力がされた場合は、ステップS8に進み、そうでない場合は、ステップS9に進む。
ユーザが、表示画面102に表示された現在設定の内容を見て、所望の設定項目について、現在の設定内容を変更したい場合は、所定の入力操作をして、その設定項目の設定内容を変更する。
ステップS9において、操作パネルの実行キー115が入力された場合は、ステップS10に進み、そうでない場合は、ステップS6に戻る。
たとえば、原稿載置台に載置された原稿を読み取り、USBメモリなどの所定の記憶媒体に、読み取った原稿の画像データを保存する。あるいは、読み取った原稿の画像データを所定の宛先に送信する。
ステップS11において、スキャン機能の一連の処理が終了した場合は、図14のステップS21に進み、そうでない場合は、ステップS10に戻る。
ステップS22において、初期設定読出部25が、初期設定情報51を読み出し、初期設定情報51の設定内容を、現在設定にセットする。また、現在設定の設定内容を、表示画面102に表示する。これにより、現在の設定項目の設定内容が、初期設定情報51に戻され、初期設定情報51に記憶されている設定内容が表示される。
ただし、後述する表示タイマーがタイムアウトした場合は、現在設定を初期設定情報51に戻すので、ステップS22の現在設定を初期設定情報51に戻す処理はしなくてもよい。
ここでは、図4(b)に示すように、2つの表示領域(131、132)が表示される。
また、LED(150〜152)が備えられている場合は、LEDを点灯させ、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作が有効であることを示す。
ステップS25において、ステップS6と同様に、キー入力確認部23が、所定のキーの入力操作がされたか否かをチェックする。
ステップS27において、再実行キー121に対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132を、表示画面102から消去する。
また、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を無効に設定し、ステップS23で点灯されていたLEDは、消灯させる。
ステップS28において、表示タイマーTをリセットする(Tに0をセットする)。
これにより、現在の設定項目の設定内容が、直前のステップS10でスキャン機能が実行されたときの現在設定に再設定され、直前設定情報52に記憶されている設定内容が表示され、直前のステップS10で実行されたのと同一の機能が、同一の設定内容で実行できるように準備された。
その後、図13のステップS10に戻り、同一の機能を、同一の設定内容で再実行する。
ステップS31において、ステップS27と同様に、再実行キー121に対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132を、表示画面102から消去する。
また、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を無効に設定し、点灯されていたLEDを消灯させる。
ステップS32において、ステップS28と同様に、表示タイマーTをリセットする(Tに0をセットする)。
これにより、現在の設定項目の設定内容が、直前のステップS10で実行されたときの現在設定に再設定され、直前設定情報52に記憶されている設定内容が変更できるように準備された。
その後、図13のステップS6に戻り、ユーザは、所望の設定項目の設定内容を変更する。
ステップS35において、ステップS27と同様に、再実行キー121に対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132を、表示画面102から消去する。また、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を無効に設定し、点灯されていたLEDを消灯させる。
ステップS36において、ステップS28と同様に、表示タイマーTをリセットする(Tに0をセットする)。
その後、図13のステップS7に戻る。あるいは、入力されたその他のキーに対応付けられた処理を実行して、ステップS6に戻ってもよい。
ステップS52において、ステップS27と同様に、再実行キー121に対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132を、表示画面102から消去する。また、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を無効に設定し、点灯されていたLEDを消灯させる。
この場合、再実行キー121に対応する表示領域131を表示した後、一定時間以上経過しても、入力操作がされなかったので、現在の設定項目の設定内容を、初期値に戻す。
これにより、現在の設定項目の設定内容が、初期設定情報51に戻され、初期設定情報51に記憶されている設定内容が表示される。
また、現在の設定項目の設定内容が、初期設定情報51に戻されるので、他のユーザが、情報処理装置を利用する場合に、意図しない設定内容で選択した機能が実行されてしまうことを軽減できる。
その後、図13のステップS6に戻る。
ステップS57において、表示タイマーTを減算する(たとえば、T=T-1)。
その後、図14のステップS25に戻る。
ステップS56において、ステップS28と同様に、表示タイマーTをリセットする(Tに0をセットする)。
この場合、表示領域(131、132)を表示した後、一定時間が経過する前に、情報処理装置を利用していたユーザがいなくなったと考えられるので、現在の設定項目の設定内容を、初期値に戻す。
その後、ステップS53に進む。
これによれば、再実行キー121に対応する表示領域131が表示されている間、および、再実行キー121が有効とされている間に、表示領域131または再実行キー121を入力することによって、容易かつ迅速に、直前に実行した同一機能を、同一設定内容で、再実行させることができる。
また、設定変更キー122に対応する表示領域132が表示されている間、および、設定変更キー122が有効とされている間に、表示領域132または設定変更キー122を入力することによって、容易かつ迅速に、直前に実行した機能の設定内容を、変更できるようになる。
ここでは、主として、直前にスキャン機能が実行された後に、設定変更キー122の入力操作を有効に設定し、設定変更キー122に対応する表示領域132を一定時間表示させ、その一定時間が経過した後に、現在設定を初期設定情報に戻し、原稿載置台に載置された原稿が他の原稿に変更されたことを検知した場合は、設定変更キー122の入力操作を無効に設定し、設定変更キー122に対応する表示領域132を消去し、再実行キー121の入力操作を有効に設定し、再実行キー121に対応する表示領域131を一定時間表示させる処理について説明する。
図16に、直前に行われたスキャン処理を再実行させる場合における制御処理の他の実施例の図13に続くフローチャートを示す。
図17に、直前に行われたスキャン処理を再実行させる場合における制御処理の他の実施例の図16に続くフローチャートを示す。
これらのフローチャートにおいて、図13から図15に示したステップと同じ処理を行うステップには、同じステップ番号を付与している。
図16のステップS21では、図14で説明したように、現在設定の設定内容を、直前設定情報52に記憶する。
また、ステップS22でも、図14と同様に、初期設定読出部25が、初期設定情報51を読み出し、初期設定情報51の設定内容を、現在設定にセットする。
ここでは、図10(a)に示すように、設定変更キーに対応する表示領域132が表示される。
また、設定変更キー122の入力操作を有効に設定し、LED(150または152)が備えられている場合は、そのLEDを点灯させる。
ステップS25において、キー入力確認部23が、所定のキーの入力操作がされたか否かをチェックする。
また、再実行キー121の入力操作が有効であり、かつ、この再実行キー121が入力された場合も、ステップS73に進む。
また、再実行キー121の入力操作を無効に設定し、点灯されていた再実行キー121に対応するLEDは、消灯させる。
ステップS28において、表示タイマーTをリセットする(Tに0をセットする)。
これにより、現在の設定項目の設定内容が、直前のステップS10でスキャン機能が実行されたときの現在設定に再設定され、直前設定情報52に記憶されている設定内容が表示され、直前のステップS10で実行されたのと同一の機能が、同一の設定内容で実行できるように準備された。
その後、図13のステップS10に戻り、同一の機能を、同一の設定内容で再実行する。
また、設定変更キー122の入力操作が有効であり、かつ、この設定変更キー122が入力された場合も、ステップS75に進む。
ステップS32において、表示タイマーTをリセットする(Tに0をセットする)。
これにより、現在の設定項目の設定内容が、直前のステップS10で実行されたときの現在設定に再設定され、直前設定情報52に記憶されている設定内容が変更できるように準備された。
その後、図13のステップS6に戻り、ユーザは、所望の設定項目の設定内容を変更する。
ステップS35において、表示画面102に表示領域(131、132)が表示されている場合は、再実行キー121に対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132を、表示画面102から消去する。
また、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を無効に設定し、点灯されていたLEDは、消灯させる。
ステップS36において、表示タイマーTをリセットする(Tに0をセットする)。
その後、図13のステップS7に戻る。あるいは、入力されたその他のキーに対応付けられた処理を実行して、ステップS6に戻ってもよい。
ステップS52において、再実行キー121に対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132を、表示画面102から消去する。
また、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を無効に設定し、点灯されていたLEDは、消灯させる。
この場合、再実行キー121に対応する表示領域131を表示した後、一定時間以上経過しても、入力操作がされなかったので、現在の設定項目の設定内容を、初期値に戻す。
その後、図13のステップS6に戻る。
ステップS57において、表示タイマーTを減算する(たとえば、T=T-1)。
その後、図16のステップS25に戻る。
また、設定変更キー122に対応する表示領域132を表示画面102から消去し、設定変更キー122の入力操作を無効に設定する。
LED(151、152)が備えられている場合は、再実行キー121に対応するLED151を点灯させ、設定変更キー122に対応するLED152を消灯させる。
その後、図16のステップS25に戻る。
この第2実施形態でも、再実行キー121に対応する表示領域131が表示されている間、および、再実行キー121が有効とされている間に、表示領域131または再実行キー121を入力することによって、容易かつ迅速に、直前に実行した同一機能を、同一設定内容で、再実行させることができる。
また、設定変更キー122に対応する表示領域132が表示されている間、および、設定変更キー122が有効とされている間に、表示領域132または設定変更キー122を入力することによって、容易かつ迅速に、直前に実行した機能の設定内容を、変更できるようになる。
このように、原稿が変更された場合に、設定変更キー122に対応する表示領域132の表示から再実行キー121に対応する表示領域131に自動的に切り替えることにより、ユーザは、入力操作の負担が軽減され、容易に、表示領域131または再実行キー121を入力することができるようになり、容易かつ迅速に、他の原稿に対して、直前に実行した同一機能を、同一設定内容で、再実行させることができる。
11 制御部、
12 操作部、
13 表示部、
14 画像処理部、
15 画像入力部、
16 画像形成部、
17 画像出力部、
21 原稿検出部、
22 人感センサ、
23 キー入力確認部、
24 キー有効化設定部、
25 初期設定読出部、
26 直前設定読出部、
27 設定項目変更部、
28 機能実行部、
50 記憶部、
51 初期設定情報、
52 直前設定情報、
53 キー有効化時間設定値、
54 人体検出情報、
55 原稿有無情報、
56 選択機能情報、
57 現在設定情報(現在設定)、
101 操作パネル、
102 表示画面、
103 初期設定情報の表示、
104 直前設定情報の表示、
110 機能選択キー、
111 スキャンキー、
112 コピーキー、
115 機能開始キー、
121 再実行キー、
122 設定変更キー、
131 再実行表示領域、
132 設定変更表示領域、
133 再実行中表示領域、
134 スキャン送信予約完了表示領域、
135 スキャン実行中表示領域、
150 LED、
151 LED1、
152 LED2
Claims (15)
- 所定の入力操作をする操作部と、
前記入力操作の有効または無効を設定するキー有効化設定部と、
前記操作部によって選択された機能を実行する機能実行部と、
直前に実行した機能の設定項目の設定値からなる直前設定情報を記憶した記憶部とを備え、
前記操作部が、直前に実行した機能に関する動作を指示する再動作指示キーを備え、
前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、その選択された機能を実行したときに利用した設定項目の設定値を、前記直前設定情報として記憶し、かつ、前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再動作指示キーの入力操作を有効とし、
前記再動作指示キーの入力操作を有効とした時間内に、前記再動作指示キーの入力操作がされた場合、前記機能実行部が、前記再動作指示キーに対応付けられた処理を実行することを特徴とする情報処理装置。 - 前記再動作指示キーが、
直前に実行した機能と同一の機能を再度実行するための再実行キーと、前記選択された機能を実行するための設定項目の設定内容を変更するための設定変更キーとからなることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、
前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再動作指示キーのうち、前記再実行キーの入力操作を有効とし、
前記再実行キーの入力操作を有効とした時間内に、前記再実行キーの入力操作がされた場合、前記機能実行部が、直前に実行した機能と同一の機能を、前記直前設定情報に記憶されている設定項目の設定値と同一の内容で、再実行することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、
前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再動作指示キーのうち、前記設定変更キーの入力操作を有効とし、
前記設定変更キーの入力操作を有効とした時間内に、前記設定変更キーの入力操作がされた場合、前記直前設定情報に記憶されていた設定項目の設定値を変更可能な状態とし、前記操作部によって前記設定項目の設定値が変更された場合には、前記直前設定情報を更新することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、
前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再実行キーおよび前記設定変更キーの入力操作を有効とし、
前記再実行キーの入力操作を有効とした時間内に、前記再実行キーの入力操作がされた場合、前記機能実行部が、直前に実行した機能と同一の機能を、前記直前設定情報に記憶されている設定項目の設定値と同一の内容で再実行し、
前記設定変更キーの入力操作を有効とした時間内に、前記設定変更キーの入力操作がされた場合、前記直前設定情報に記憶されていた設定項目の設定値を変更可能な状態とし、前記操作部によって前記設定項目の設定値が変更された場合には、前記直前設定情報を更新することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記再実行キーの入力操作を有効とする時間が経過した後、前記キー有効化設定部が、前記再実行キーの入力操作を無効とすることを特徴とする請求項3または5に記載の情報処理装置。
- 前記設定変更キーの入力操作を有効とする時間が経過した後、前記キー有効化設定部が、前記設定変更キーの入力操作を無効とすることを特徴とする請求項4または5に記載の情報処理装置。
- 前記記憶部に、設定項目の初期値からなる初期設定情報を予め記憶し、前記選択された機能を実行するための設定項目の現在の設定値からなる現在設定情報を記憶し、
前記再動作指示キーの入力操作を有効とした時間内に、前記再動作指示キーの入力操作がされずに、前記再動作指示キーの入力操作を有効とする時間が経過した後、前記現在設定情報を、前記初期設定情報に設定変更することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 表示部をさらに備え、
前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、
前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再動作指示キーのうち、前記再実行キーの入力操作を有効とした場合、前記表示部に、前記再実行キーに対応する表示領域を表示させ、
前記再実行キーの入力操作を有効とした時間内に、前記再実行キーに対応する表示領域を選択する入力操作がされた場合に、前記機能実行部が、前記直前に実行した機能と同一の機能を、前記直前設定情報に記憶されている設定項目の設定値と同一の内容で、再実行することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 表示部をさらに備え、
前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、
前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再動作指示キーのうち、前記設定変更キーの入力操作を有効とした場合、前記表示部に、前記設定変更キーに対応する表示領域を表示させ、
前記設定変更キーの入力操作を有効とした時間内に、前記設定変更キーに対応する表示領域を選択する入力操作がされた場合に、前記直前設定情報に記憶されていた設定項目の設定値を変更可能な状態とし、前記操作部によって前記設定項目の設定値が変更された場合には、前記直前設定情報を更新することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 所定の検知範囲内に存在する人体を検知する人感センサをさらに備え、
前記人感センサによって、人体が検知されていない状態が一定時間以上継続した場合、
前記キー有効化設定部が、再実行キーおよび設定変更キーの入力操作を無効とすることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 原稿載置台に原稿が載置されているか否かを検出する原稿検出部をさらに備え、
前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再動作指示キーのうち、前記設定変更キーの入力操作を有効とした後、前記原稿検出部によって、原稿が変更されたことを検出した場合に、前記再実行キーの入力操作を有効とし、前記設定変更キーの入力操作を無効とすることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記再実行キーおよび前記設定変更キーにそれぞれ対応づけて、再実行キーおよび設定変更キーの入力操作が有効または無効であることを確認するための表示素子をさらに備え、
再実行キーおよび設定変更キーのいずれかの入力操作が有効に設定された場合に、それぞれに対応付けられた前記表示素子を点灯または点滅させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記機能実行部によって実行される機能には、原稿を複写するコピー機能、原稿を読み取り記憶する原稿読取機能、原稿を読み取り送信する原稿送信機能が含まれることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の情報処理装置。
- 情報処理装置の再実行制御方法であって、
前記情報処理装置が、所定の入力操作をする操作部と、前記入力操作の有効または無効を設定するキー有効化設定部と、前記操作部によって選択された機能を実行する機能実行部と、直前に実行した機能の設定項目の設定値からなる直前設定情報を記憶した記憶部とを備え、
前記操作部が、直前に実行した機能と同一の機能を再度実行するための再実行キーと、前記選択された機能を実行するための設定項目の設定内容を変更するための設定変更キーとを含み、
前記操作部によって、実行させる機能が選択され、
前記機能実行部によって前記選択された機能が実行された後に、
その選択された機能を実行したときに利用した設定項目の設定値を、前記直前設定情報として前記記憶部に記憶し、
前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再実行キーおよび前記設定変更キーの少なくともいずれか一方または両方の入力操作を有効とし、
前記再実行キーの入力操作を有効とした時間内に、前記再実行キーの入力操作がされた場合は、前記直前に実行した機能と同一の機能を、前記直前設定情報に記憶されている設定項目の設定値と同一の内容で、再実行し、
前記設定変更キーの入力操作を有効とした時間内に、前記設定変更キーの入力操作がされた場合は、前記直前設定情報に記憶されていた設定項目の設定値を変更可能な状態とし、前記操作部によって前記設定項目の設定値が変更された場合には、前記直前設定情報を更新することを特徴とする情報処理装置の再実行制御方法。
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