JP7234067B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、情報処理装置に関し、特に、所定の入力操作により、直前に実行した処理を再実行させる機能を有する情報処理装置に関する。
従来から、情報処理装置の一つである画像形成装置において、ユーザが、たとえば、コピーをする場合、所望のコピー枚数、コピー倍率、印刷用紙サイズ等のコピー条件を設定変更する場合がある。
また、他のユーザが意図しないコピー条件でコピーしてしまうのを防止するために、設定変更されたコピー条件でコピーをした後、一定時間が経過すると、オートリセット機能により、コピー条件は、予め固定記憶されている初期条件に戻される。
特許文献1には、オートリセット機能を作動させるべき時間が経過した後に、現在表示されている複写モードの設定内容を記憶して、標準複写モードの基本画面を表示させ、
特定のリコールキーが押された場合には、オートリセットされる前に記憶された複写モードの設定内容を画面に表示させる画像形成装置が記載されている。
また、特許文献2には、ユーザによって設定された印刷条件をメモリに記憶しておき、その印刷条件で印刷動作が終了した後、待機モードへ移行し、待機モード中、あるいは、省エネルギーモードが解除されたときに、表示画面がデフォルト状態の表示に切り換わり、さらに、前回ユーザが設定しメモリに記憶されている印刷条件を呼び出すための設定呼び出しキーを、表示画面上に表示する画像形成装置が記載されている。
特開平6-175444号公報 特開2006-184703号公報
しかし、従来技術においては、記憶された複写モードの設定内容やユーザによって設定された印刷条件を呼び出すために、リコールキーや設定呼び出しキーという特定のキーを入力する必要があり、さらに、設定内容や印刷条件を呼び出した後に、印刷等の動作を実行するために、印刷等の開始を意味するスタートキーを入力する必要があった。
また、ユーザAによって設定された印刷条件を呼び出した後において、そのユーザAが、印刷動作を実行する場合は、そのユーザAが意図した印刷条件で印刷が行われるが、印刷条件を呼び出した後にそのユーザAが一時的に画像形成装置から離れた時間中に、他のユーザBが印刷を実行した場合には、他のユーザBが意図しない印刷条件で、印刷が実行されてしまう場合がある。
さらに、印刷条件として多数の設定項目がある場合、すべての設定項目について十分にその内容を確認しないままに印刷を実行することが多く、意図しない印刷条件で印刷が実行されてしまう場合がある。
また、前回実行した処理で利用した設定内容と同じ設定内容で、再度同じ処理を実行する場合は、同じユーザによる場合がほとんどであり、前回の処理を実行した後、同じユーザが、それほど時間をあけずに、たとえば原稿を差し替えるだけで、前回と同じ設定内容で、同じ処理を再実行することが多い。
そこで、この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、ユーザが所望の設定内容で所定の機能を実行した後に、その所望の設定内容と同一の設定内容で、あるいは、一部の設定を変更した設定内容で、同じ処理を再実行する場合におけるユーザの操作負担を軽減し、他のユーザが意図しない設定内容で所定の機能を実行しないようにすることを課題とする。
この発明は、所定の入力操作をする操作部と、前記入力操作の有効または無効を設定するキー有効化設定部と、前記操作部によって選択された機能を実行する機能実行部と、直前に実行した機能の設定項目の設定値からなる直前設定情報を記憶した記憶部とを備え、前記操作部が、直前に実行した機能に関する動作を指示する再動作指示キーを備え、前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、その選択された機能を実行したときに利用した設定項目の設定値を、前記直前設定情報として記憶し、かつ、前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再動作指示キーの入力操作を有効とし、前記再動作指示キーの入力操作を有効とした時間内に、前記再動作指示キーの入力操作がされた場合、前記機能実行部が、前記再動作指示キーに対応付けられた処理を実行することを特徴とする情報処理装置を提供するものである。
また、前記再動作指示キーが、直前に実行した機能と同一の機能を再度実行するための再実行キーと、前記選択された機能を実行するための設定項目の設定内容を変更するための設定変更キーとからなることを特徴とする。
また、前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再動作指示キーのうち、前記再実行キーの入力操作を有効とし、前記再実行キーの入力操作を有効とした時間内に、前記再実行キーの入力操作がされた場合、前記機能実行部が、直前に実行した機能と同一の機能を、前記直前設定情報に記憶されている設定項目の設定値と同一の内容で、再実行することを特徴とする。
また、前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再動作指示キーのうち、前記設定変更キーの入力操作を有効とし、前記設定変更キーの入力操作を有効とした時間内に、前記設定変更キーの入力操作がされた場合、前記直前設定情報に記憶されていた設定項目の設定値を変更可能な状態とし、前記操作部によって前記設定項目の設定値が変更された場合には、前記直前設定情報を更新することを特徴とする。
また、前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再実行キーおよび前記設定変更キーの入力操作を有効とし、前記再実行キーの入力操作を有効とした時間内に、前記再実行キーの入力操作がされた場合、前記機能実行部が、直前に実行した機能と同一の機能を、前記直前設定情報に記憶されている設定項目の設定値と同一の内容で再実行し、前記設定変更キーの入力操作を有効とした時間内に、前記設定変更キーの入力操作がされた場合、前記直前設定情報に記憶されていた設定項目の設定値を変更可能な状態とし、前記操作部によって前記設定項目の設定値が変更された場合には、前記直前設定情報を更新することを特徴とする。
また、前記再実行キーの入力操作を有効とする時間が経過した後、前記キー有効化設定部が、前記再実行キーの入力操作を無効とすることを特徴とする。
また、前記設定変更キーの入力操作を有効とする時間が経過した後、前記キー有効化設定部が、前記設定変更キーの入力操作を無効とすることを特徴とする。
また、前記記憶部に、設定項目の初期値からなる初期設定情報を予め記憶し、前記選択された機能を実行するための設定項目の現在の設定値からなる現在設定情報を記憶し、前記再動作指示キーの入力操作を有効とした時間内に、前記再動作指示キーの入力操作がされずに、前記再動作指示キーの入力操作を有効とする時間が経過した後、前記現在設定情報を、前記初期設定情報に設定変更することを特徴とする。
また、表示部をさらに備え、前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再動作指示キーのうち、前記再実行キーの入力操作を有効とした場合、前記表示部に、前記再実行キーに対応する表示領域を表示させ、前記再実行キーの入力操作を有効とした時間内に、前記再実行キーに対応する表示領域を選択する入力操作がされた場合に、前記機能実行部が、前記直前に実行した機能と同一の機能を、前記直前設定情報に記憶されている設定項目の設定値と同一の内容で、再実行することを特徴とする。
また、表示部をさらに備え、前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再動作指示キーのうち、前記設定変更キーの入力操作を有効とした場合、前記表示部に、前記設定変更キーに対応する表示領域を表示させ、前記設定変更キーの入力操作を有効とした時間内に、前記設定変更キーに対応する表示領域を選択する入力操作がされた場合に、前記直前設定情報に記憶されていた設定項目の設定値を変更可能な状態とし、前記操作部によって前記設定項目の設定値が変更された場合には、前記直前設定情報を更新することを特徴とする。
また、所定の検知範囲内に存在する人体を検知する人感センサをさらに備え、前記人感センサによって、人体が検知されていない状態が一定時間以上継続した場合、前記キー有効化設定部が、再実行キーおよび設定変更キーの入力操作を無効とすることを特徴とする。
また、原稿載置台に原稿が載置されているか否かを検出する原稿検出部をさらに備え、前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再動作指示キーのうち、前記設定変更キーの入力操作を有効とした後、前記原稿検出部によって、原稿が変更されたことを検出した場合に、前記再実行キーの入力操作を有効とし、前記設定変更キーの入力操作を無効とすることを特徴とする。
また、前記再実行キーおよび前記設定変更キーにそれぞれ対応づけて、再実行キーおよび設定変更キーの入力操作が有効または無効であることを確認するための表示素子をさらに備え、再実行キーおよび設定変更キーのいずれかの入力操作が有効に設定された場合に、それぞれに対応付けられた前記表示素子を点灯または点滅させることを特徴とする。
また、前記機能実行部によって実行される機能には、原稿を複写するコピー機能、原稿を読み取り記憶する原稿読取機能、原稿を読み取り送信する原稿送信機能が含まれることを特徴とする。
また、この発明は、情報処理装置の再実行制御方法であって、前記情報処理装置が、所定の入力操作をする操作部と、前記入力操作の有効または無効を設定するキー有効化設定部と、前記操作部によって選択された機能を実行する機能実行部と、直前に実行した機能の設定項目の設定値からなる直前設定情報を記憶した記憶部とを備え、前記操作部が、直前に実行した機能と同一の機能を再度実行するための再実行キーと、前記選択された機能を実行するための設定項目の設定内容を変更するための設定変更キーとを含み、前記操作部によって、実行させる機能が選択され、前記機能実行部によって前記選択された機能が実行された後に、その選択された機能を実行したときに利用した設定項目の設定値を、前記直前設定情報として前記記憶部に記憶し、前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再実行キーおよび前記設定変更キーの少なくともいずれか一方または両方の入力操作を有効とし、前記再実行キーの入力操作を有効とした時間内に、前記再実行キーの入力操作がされた場合は、前記直前に実行した機能と同一の機能を、前記直前設定情報に記憶されている設定項目の設定値と同一の内容で、再実行し、前記設定変更キーの入力操作を有効とした時間内に、前記設定変更キーの入力操作がされた場合は、前記直前設定情報に記憶されていた設定項目の設定値を変更可能な状態とし、前記操作部によって前記設定項目の設定値が変更された場合には、前記直前設定情報を更新することを特徴とする情報処理装置の再実行制御方法を提供するものである。
この発明によれば、機能実行部によって選択された機能が実行された後に、その選択された機能を実行したときに利用した設定項目の設定値を直前設定情報として記憶し、かつ、キー有効化設定部が一定時間再動作指示キーの入力操作を有効とし、再動作指示キーの入力操作を有効とした時間内に、再動作指示キーの入力操作がされた場合、機能実行部が再動作指示キーに対応付けられた処理を実行するので、ユーザが所望の設定項目の設定値で選択した機能を実行した後に、容易かつ迅速に、より少ない操作手順で、再動作指示キーに対応付けられた処理を実行でき、たとえば、その所望の設定項目の設定値と同一の設定値で、あるいは、一部の設定項目を変更した設定内容で、同じ処理を再実行する場合におけるユーザの操作負担を軽減し、他のユーザが意図しない設定内容で所定の機能を実行しないようにすることができる。
この発明の情報処理装置の一実施例の構成ブロック図である。 この発明の情報処理装置の記憶部に記憶される情報の一実施例の説明図である。 この発明の表示部に表示される初期設定情報の表示画面の一実施例の説明図である。 再実行キーおよび設定変更キーを表示した表示画面の一実施例の説明図である。 再実行キーを表示した表示画面と、再実行キーを入力した後の表示画面の一実施例の説明図である。 初期設定情報を表示した状態で実行キーが入力された後、再実行キーが表示されるまでにおける表示画面の変化の一実施例の説明図である。 設定内容を変更した直前設定情報を表示した状態で実行キーが入力された後、再実行キーが表示されるまでにおける表示画面の変化の一実施例の説明図である。 表示された再実行キーを入力した後、スキャン機能を再実行して、再度、再実行キーが表示されるまでにおける表示画面の変化の一実施例の説明図である。 表示された設定変更キーを入力した後、直前設定情報を表示させ、変更後の直前設定情報でスキャン機能を再実行させるまでにおける表示画面の変化の一実施例の説明図である。 スキャン機能の実行完了後に、設定変更キーを表示した状態で、載置された原稿が変更されたことを検出した場合に、再実行キーを表示させ、再実行キーを入力した後、直前設定情報でスキャン機能を再実行させるまでにおける表示画面の変化の一実施例の説明図である。 再実行キーを表示した後に、キー有効時間が経過した場合、または、人感センサにより人体非検知となった場合に、初期設定情報を表示させるまでにおける表示画面の変化の一実施例の説明図である。 再実行と設定変更を行うための操作キーをそれぞれ備え、これらの操作キーの操作入力が有効であることを示すLEDを設けた操作パネルの一実施例の説明図である。 この発明において、直前に行われたスキャン処理を再実行させる場合における制御処理の一実施例のフローチャートである。 この発明において、直前に行われたスキャン処理を再実行させる場合における制御処理の一実施例の図13に続くフローチャートである。 この発明において、直前に行われたスキャン処理を再実行させる場合における制御処理の一実施例の図14に続くフローチャートである。 この発明において、直前に行われたスキャン処理を再実行させる場合における制御処理の他の実施例の図13に続くフローチャートである。 この発明において、直前に行われたスキャン処理を再実行させる場合における制御処理の他の実施例の図16に続くフローチャートである。
以下、図面を使用して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の実施例の記載によって、この発明が限定されるものではない。
また、この発明は、以下に示す情報処理装置であるが、他の画像形成装置、画像読取装置などにも適用可能である。
<情報処理装置の構成>
図1に、この発明の情報処理装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
ここでは、情報処理装置の一つである画像形成装置の構成について示す。
画像形成装置(以下、MFP:Multifunction Peripheral、複合機とも呼ぶ)1は、画像データを処理する装置であり、たとえば、複写機能、印刷機能、原稿読取機能(スキャン機能)、原稿編集機能、FAX機能、通信機能などを備えた電子機器である。
この発明の画像形成装置1は、読み取る原稿を載置する原稿載置台と、原稿を抑える原稿カバーとを備え、原稿載置台に載置される原稿の有無を検出する機能を有する。
また、画像形成装置を利用するユーザが、画像形成装置の近傍に存在し、画像形成装置の所望の機能を実行していることを検出する人感センサを備えるものとする。
図1において、この発明の画像形成装置(MFP)1は、主として、制御部11、操作部12、表示部13、画像処理部14、原稿検出部21、人感センサ22、キー入力確認部23、キー有効化設定部24、初期設定読出部25、直前設定読出部26、設定項目変更部27、機能実行部28、記憶部50を備える。
ここで、操作部12は、ユーザによる押し下げ操作などの操作が必要な物理的な複数の操作キーを有する。
この発明では、特に、操作部12は、直前に実行した機能に関する動作を指示する再動作指示キーを備える。再動作指示キーは、後述する再実行キー121と、設定変更キー122とからなる。
また、表示部13にタッチパネルが利用される場合、所定の時間帯において、再実行キー121と設定変更キー122の代わりに、表示部13に、再実行キー121に相当する再実行の表示領域131と、設定変更キー122に相当する設定変更の表示領域132とを、表示するようにしてもよい。このような表示領域(131、132)を表示させる場合は、再実行キー121と、設定変更キー122を備えなくてもよい。
画像処理部14は、後述するように、画像入力部15、画像形成部16、画像出力部17を含むものとする。
制御部11は、操作部や画像処理部などの各構成要素の動作を制御する部分であり、主として、CPU、ROM、RAM、I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータによって実現される。
CPUは、ROM等に予め格納された制御プログラムに基づいて、各種ハードウェアを有機的に動作させて、この発明の画像処理機能、原稿検出機能、設定項目の変更機能などを実行する。
また、上記構成要素のうち、キー入力確認部23、キー有効化設定部24、初期設定読出部25、直前設定読出部26、設定項目変更部27は、CPUが、所定のプログラムに基づいてそれぞれの処理を実行する機能ブロックである。
操作部12は、画像形成装置の利用者が所定の入力操作をするための入力装置である。
たとえば、文字などの情報の入力や、機能の選択入力をする部分であり、キーボード、マウス、タッチパネルなどが用いられる。
操作部12において、利用者が操作するキーとしては、後述する図3や図12に示すように、機能選択キー110,機能開始キー115、再実行キー121、設定変更キー122などがある。
機能開始キー115は、現在選択されている機能の実行を開始させるためのキーであり、実行キーとも呼ぶ。
機能選択キー110は、画像形成装置で利用可能な複数の機能のうち、実行させようとする機能を選択するためのキーである。機能選択キー110としては、画像形成装置で利用可能な機能のうち、頻繁に利用する機能について備えればよく、たとえば、スキャンキー111、コピーキー112、ファックスキーなどを備えればよい。
再実行キー121は、直前に実行した機能と同一の機能を再度実行するためのキーである。
設定変更キー122は、選択された機能を実行するための設定項目の設定内容を変更するためのキーである。
再実行キー121と、設定変更キー122とは、上記した再動作指示キーに相当する。
再動作指示キーは、これらのキーに限るものではなく、たとえば、直前に実行した機能で利用された設定項目の設定内容を表示させる直前設定表示要求キーなども、再動作指示キーに相当する。
この発明では、特に、後述する機能実行部28によって選択された機能が実行された後に、その選択された機能を実行したときに利用した設定項目の設定値を、直前設定情報として記憶し、かつ、キー有効化設定部24が、一定時間、前記再動作指示キーの入力操作を有効とし、再動作指示キーの入力操作を有効とした時間内に、再動作指示キーの入力操作がされた場合、機能実行部28が、再動作指示キーに対応付けられた処理を実行することを特徴とする。
ユーザがコピー機能を実行したい場合は、機能選択キー110のうち、コピーキー112を選択入力すればよい。
コピーキー112を選択入力することによって、コピーモードに移行し、コピー機能が実行できる状態となる。また、コピーモードに移行した場合、コピーに必要な設定項目の現在の設定値を、表示画面に表示し、ユーザが、必要に応じて、設定項目の現在の設定値を変更できるようにする。
表示部13は、情報を表示する部分であり、各機能の実行に必要な情報や、機能の実行の結果などを、利用者に知らせるために表示する。たとえば、LCD、有機ELディスプレイなどが用いられ、操作部12としてタッチパネルが用いられる場合は、表示部とタッチパネルとが重ね合わせて配置される。
表示部13には、たとえば、画像形成装置の印刷機能や原稿読取機能を実行するのに利用される設定項目などの情報や、選択入力操作を行うための表示領域などが、文字、記号、画像、アイコン等を用いて、表示される。
図3に、操作部12としてタッチパネルが用いられた場合の操作パネルの一実施例の概略図を示す。
図3の操作パネル101には、主として、表示画面102を有する表示部13と、機能選択キー110(スキャンキー111、コピーキー112)、機能開始キー115などが配置されている。
表示部13には、選択された機能に対応した表示画面102が表示され、表示画面102に重ねてタッチパネルが配置される。
表示画面102としては、たとえば、図3の初期設定情報を表示した画面や、後述する図4などに示すような画面が表示される。
表示画面102には、色モードや原稿サイズなどを含む複数の設定項目の現在の設定値等が表示される。
また、表示画面102に表示された設定項目の表示領域を選択入力することにより、その設定項目の内容を変更する入力操作が行われる。
さらに、図4などに示すように、所定の機能を実行した後、所定の条件を満たした場合に、表示画面102に、再実行キーに対応する表示領域131や、設定変更キーに対応する表示領域132などが、表示される。
画像処理部14は、画像形成装置本来の画像形成機能を実行する部分であり、主として、所定の画像データを入力する画像入力部15、入力された画像データを印刷等することのできる情報に変換する画像形成部16、形成された印刷情報等を印刷用紙等に出力する画像出力部17などからなる。
画像入力部15は、画像データを入力する部分であり、たとえば、画像や文字図形等が記載された原稿などの情報を入力する。
画像入力部15としては、情報が印刷された原稿を読み取るスキャナ(読取装置)を用いる。
画像情報を入力する方法は種々の方法があるが、たとえば、印刷画像が記載された原稿をスキャナで読み取り、印刷画像の画像データを、記憶部50に記憶する。
また、たとえば、USBメモリなどの外部の記憶媒体を接続するインタフェースが、画像入力部に該当する。
入力したい画像情報などの電子データファイルを、USBメモリなどの外部の記憶媒体に保存しておき、USBメモリ等をUSB端子などの入力インタフェースに接続し、操作部12で所定の入力操作を行うことによって、USBメモリ等に保存された所望の電子データファイルを読み出して、記憶部50に、画像データとして記憶してもよい。
また、インターネットなどのネットワークを介して、画像情報などを予め記憶したパソコンなどの情報処理装置やサーバに接続して、データ通信によって、画像情報などを受信してもよい。さらに、通信機能を有するカメラで、画像情報が記載された用紙を撮影し、無線通信によってカメラと接続し、撮影された画像情報を受信してもよい。
画像形成部16は、たとえば、画像データを記録媒体に印刷する場合、一般的に、帯電、露光、現像、転写、クリーニング、除電、及び定着の各工程を連続的に実施して、画像データを記録媒体に形成する。
現像工程では、トナーカートリッジからトナーを現像装置に補給し、帯電した感光体ドラムの表面に形成された静電潜像が現像され、静電潜像に対応したトナー像が形成される。
感光体ドラムの表面に形成されたトナー像は転写装置によって記録媒体上に転写され、その後、定着装置によって加熱されることにより記録媒体上に定着させられる。
また、画像形成部16は、入力された画像データを転送や表示できる形態の情報に変換する。
画像出力部17は、形成された画像データを出力する部分であり、たとえば、プリンタに相当し、所定の印刷用紙(紙媒体)に転写定着された印刷画像を、出力する。
ただし、画像データの出力は、印刷に限るものではなく、USBメモリなどの外部の記憶媒体への画像データの記憶や、インターネットなどのネットワークを介して他の情報処理装置やサーバへの画像データの送信でもよい。
原稿検出部21は、原稿載置台に、原稿が載置されているか否かを検出する部分であり、主として、発光部と受光部からなる。
原稿載置台(以下、原稿台とも呼ぶ)は、原稿を載置する台であり、原稿が載置される原稿載置領域を有し、原稿台の上面に、たとえば透明なガラス板からなる原稿載置領域が設けられ、原稿載置領域の上に、原稿用紙を載置する。
また、原稿載置領域の上に載置された原稿用紙を、上方から押さえる部材である原稿カバーが、原稿載置台に接続され、かつ、開閉可能なように原稿載置台に取り付けられる。
原稿カバーを完全に閉じることにより、原稿カバーによって原稿載置領域が覆われる。
発光部は、たとえば、発光ダイオード(LED)が利用され、発光ダイオードから出射される光が、原稿載置領域の方向に向かうように、原稿載置台に対して開閉可能に取り付けられた原稿カバーに取り付けられる。
受光部は、発光部から出射された光を受光する受光素子であり、たとえば、所定の波長の可視光を受光することが可能なフォトダイオード(PD)が利用され、原稿載置領域よりも下方で、原稿載置台の内部側面に配置される。
すなわち、発光部と受光部とは、原稿載置台を間に挟んだ反対側にそれぞれ配置される。
原稿カバーが閉じられた場合に、発光部から出射された光線が、透明な原稿載置領域を透過して、受光部に受光される。
発光部から出射された光線が、受光部に受光された場合、原稿が載置されていないと判断する。
一方、原稿台に原稿が載置されている場合は、発光部から出射された光線は、原稿によって遮光されるので、受光部に受光されない。そこで、発光部から出射された光線が受光部に受光されなかった場合、原稿が載置されていると判断する。
原稿検出部21によって原稿台に原稿が載置されていることを検出した場合、原稿有無情報55に、原稿が載置されていることを示す情報(原稿有り)が、記憶される。
原稿検出部21によって原稿台に原稿が載置されていないことを検出した場合、原稿有無情報55に、原稿が載置されていないことを示す情報(原稿無し)が、記憶される。
人感センサ22は、所定の検知範囲内に存在する人体やその他の物体を検知するセンサである。
人感センサ22としては、たとえば、人体から発せられる赤外線を検知することのできる焦電型赤外線センサ(以下、焦電センサとも呼ぶ)や、光センサなどを利用することができる。
焦電センサは、所定の検知範囲内に人体が存在する場合に、検知信号を出力する。
検知信号は、検出した人体までの距離に対応した強度を持つ信号として出力され、制御部11によって、受信される。
受信された検知信号の強度を計測し、所定の閾値と比較し、たとえば、閾値よりも大きい検知信号を受信した場合は、人体を検知したと判断し、閾値以下の検知信号を受信した場合は、人体を検知していないと判断する。
この受信された検知信号の強度を計測することにより、画像形成装置から人体が存在する位置までの距離を測定することもできる。
キー入力確認部23は、所定のキーを入力する操作がされたか否かを確認する部分である。ここでのキーには、特に、操作部12に設けられた「再実行キー」121と、「設定変更キー」122が含まれる。また、タッチパネルが使用され、表示部13の表示画面102に、「再実行キー」に相当する表示領域131や、「設定変更キー」に相当する表示領域132が表示されている場合、これらの表示領域(131、132)に接触する入力がされたか否かを確認する。
たとえば、「再実行キー」に相当し「再実行」という文字が表示されている表示領域131に接触する入力がされた場合は、「再実行キー」121が入力されたものとみなす。
キー有効化設定部24は、入力操作の有効または無効を設定する部分である。
たとえば、所定のキーについて、その入力操作を有効とするか、あるいは、無効とするかを設定する。有効に設定されている場合に、そのキーの入力を受け付け、無効に設定されている場合は、そのキーの入力を無視する。
通常、キーの入力操作がされた場合は、そのキー入力が有効なものとして取り扱い、そのキーに対応付けられた機能を実行させる。
ただし、特定のキーについて、その入力を有効とする設定がされている場合であって、実際にキーの入力操作がされた場合は、そのキー入力が有効なものとして取り扱うが、その入力を無効とする設定がされている場合は、実際にキーの入力操作がされた場合であっても、そのキー入力が有効なものとして取り扱わないようにする。
すなわち、キーの入力を無効とする設定がされている場合は、実際にそのキーの入力操作がされた場合であっても、そのキーに対応付けられた機能は実行しないようにする。
また、操作部のキーに対応する表示領域を表示画面に表示する場合は、そのキーに対応する表示領域の接触入力を有効に設定した場合は、そのキーに対応する表示領域を表示画面に表示させ、そのキーに対応する表示領域の接触入力を無効に設定した場合は、そのキーに対応する表示領域を表示しないようにする。
この発明では、キー有効化設定部24は、操作部12に設けられた再動作指示キーのうち、「再実行キー」121と「設定変更キー」122のどちらか一方または両方について、キーの入力操作の有効または無効を設定するものとする。
特に、機能実行部によって選択された機能が実行された後に、キー有効化設定部24が、一定時間、「再実行キー」121と「設定変更キー」122のどちらか一方または両方について、入力操作を有効とする。
また、キー有効化設定部24が、一定時間、再動作指示キーのうち、再実行キー121の入力操作を有効とした場合、表示部13に、再実行キーに対応する表示領域131を表示させる。
同様に、設定変更キー122の入力操作を有効とした場合、表示部13に、設定変更キーに対応する表示領域132を表示させる。
さらに、「再実行キー」121と「設定変更キー」122の両方について、キーの有効化が設定されている場合、「再実行キー」121と「設定変更キー」122に対応する表示領域(131、132)を表示画面に表示し、キーの無効化が設定されている場合は、「再実行キー」121と「設定変更キー」122に対応する表示領域(131、132)を表示画面に表示しないようにする。
以下の実施例では、2つのキー(121、122)の入力を有効とする時間を計測する表示タイマーを設け、2つのキー(121、122)の入力を有効とする時間を表示タイマーに設定して、表示タイマーを起動させる。
キーの入力を有効とする時間を計測している間は、2つのキー(121、122)の入力操作を有効とし、2つのキー(121、122)に対応する表示領域(131、132)の表示画面への表示を行うようにする。
一方、表示タイマーがタイムアウトし、キーの入力操作を有効とする時間が経過した後は、キー有効化設定部24が、2つのキー(121、122)の入力操作を無効とし、2つのキー(121、122)に対応する表示領域(131、132)は、表示画面に表示しないようにする。
上記の2つのキー(121、122)の入力を有効とする時間は、後述するキー有効時間設定値53として、予め記憶されているものとする。
また、2つのキー(121、122)の入力操作が、現在有効か無効かを、ユーザが容易に確認できるようにするために、後述する図12に示すように、2つのキーの近傍に、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作が有効または無効であることを確認するための表示素子(LED)を備えてもよい。
ここで、表示素子(LED)は、1つでもよいが、再実行キー121と設定変更キー122にそれぞれ対応づけて、備えてもよい。
たとえば、再実行キー121と設定変更キー122のいずれかの入力操作が有効に設定された場合に、それぞれ対応づけられた表示素子(LEDを点灯または点滅させ、キーの入力操作が無効に設定されている場合は、LEDを消灯させてもよい。
初期設定読出部25は、所定の機能を実行させるのに必要な設定項目の初期設定情報を、記憶部50から読み出す部分である。
初期設定情報は、情報処理装置の出荷時、設置時などに、たとえば管理担当者によって予め設定された設定項目の内容(初期値)であり、半固定的に、記憶部50に記憶される情報である。
たとえば、コピー機能を実行する場合には、コピーを開始する前に、コピーの条件として、コピー濃度、印刷用紙サイズ、倍率、コピー枚数などの複数の設定項目を予め設定する必要があるが、これらの複数の設定項目の初期値として、初期設定情報を、記憶部50に記憶しておく。
コピー機能が選択された場合、コピー機能を実行する条件として、初期設定情報を利用する場合に、記憶部50に記憶された初期設定情報を読み出し、後述する現在設定情報57にセット(設定記憶)し、表示画面に、初期設定情報の内容を、コピーに利用する現在の設定項目の内容として表示させる。
現在設定情報(以下、単に、現在設定とも呼ぶ)は、選択された機能を実行するための設定項目の現在の設定値を意味し、もし機能を開始させるキー(実行キー115)が入力された場合には、現在設定にセットされている設定項目の内容(設定値)で、選択された機能が実行される。
直前設定読出部26は、所定の機能を実行させるのに必要な設定項目の直前設定情報を、記憶部50から読み出す部分である。
直前設定情報は、直前に実行した機能の設定項目の設定値であり、現在時刻から見て、最近の設定項目の内容であり、記憶部50に記憶される情報である。
直前設定情報は、ユーザによって変更可能な情報であり、設定項目の設定内容(設定値)を変更するごとに、最新の情報に更新される。
また、選択された機能が実行された後に、実行した条件である現在設定が、直前設定情報として記憶される。
さらに、後述するように、再実行キー121が入力操作された場合や、再実行キー121に対応する表示領域131が接触入力された場合に、記憶部50に記憶された直前設定情報を読み出し、現在設定にセットし、表示画面に、直前設定情報の内容を、現在の設定項目の内容として表示させる。
設定項目変更部27は、選択された機能で利用される現在の設定項目の内容である現在設定を変更する部分である。
ユーザが、表示された設定項目を確認しながら、操作部12を利用して、所定の入力操作をすることにより、設定項目の内容が変更される。
たとえば、コピー機能が選択されている場合、表示された設定項目のうち、印刷用紙サイズを変更したい場合は、表示された印刷用紙サイズの表示領域を選択入力し、その後表示される複数の印刷用紙サイズの一覧表示の中から、所望の印刷用紙サイズを、選択入力する操作をすればよい。これによって、現在設定に対する印刷用紙サイズの内容が変更される。
機能実行部28は、操作部12によって選択された機能を実行する部分である。
上記したように、機能を開始させるキー(実行キー115)が入力された場合に、現在設定にセットされている設定項目の内容で、選択された機能が実行される。
たとえば、コピー機能が選択されている状態で、実行キー115が入力された場合、画像入力部15によって原稿を読み取り、画像形成部16によって読み取られた画像データに基づいて印刷する画像を印刷用紙に形成し、画像出力部17によって原稿の画像が形成された印刷用紙を出力するというような一連の動作が実行される。
情報処理装置に相当する画像形成装置では、機能実行部28によって実行される機能には、たとえば、原稿を複写するコピー機能、原稿を読み取り記憶する原稿読取機能(スキャン記憶機能)、原稿を読み取り送信する原稿送信機能(スキャン送信機能)、ファックス機能、ファイル印刷機能、OCR機能などが含まれる。
記憶部50は、この発明の画像処理装置の各機能を実行するために必要な情報やプログラムを記憶する部分であり、ROM、RAM、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子、HDD、SSDなどの記憶装置、その他の記憶媒体が用いられる。
記憶部50には、たとえば、初期設定情報51、直前設定情報52、キー有効化時間設定値53、人体検出情報54、原稿有無情報55、選択機能情報56、現在設定情報57などが記憶される。
図2に、記憶部50に記憶される情報の一実施例の説明図を示す。
初期設定情報51は、設定項目の初期値を記憶した情報であり、たとえば、情報処理装置で実行可能な機能ごとに、設定項目の初期値が予め記憶される。
図2(a)に、スキャン送信機能(スキャン送信モード)と、コピー機能(コピーモード)で利用される設定項目の初期値の例を示す。
図2(a)のスキャン送信モードでは、たとえば、色モード、解像度、ファイル形式、原稿サイズ、送信宛先の各設定項目の初期値が記憶されている。
図2(a)のコピーモードでは、たとえば、コピー濃度、印刷用紙、倍率、コピー枚数の各設定項目の初期値が記憶されている。
ただし、設定項目の初期値は、これらに限るものではない。
原則として、機能選択キーを入力操作して、所望の機能が選択されると、選択された機能の初期設定情報51が記憶部50から読み出されて、表示部13に表示される。
通常、設定項目の内容を変更せずに、選択された機能を開始させる入力をすると、初期設定情報51として記憶されている設定項目の初期値に基づいて、その機能が実行される。
また、情報処理装置の入力操作が一定時間以上されなかった場合や、人感センサによる人体検知がされなくなり一定時間以上経過した場合は、現在設定に直前設定情報がセットされていたとしても、現在設定に初期設定情報51の内容をセットし、設定項目の初期値に基づいて機能が実行できる状態に戻す。
直前設定情報52は、現在時刻からみて、直前に実行された機能の設定項目の設定値を記憶した情報であり、情報処理装置で実行可能な機能ごとに、記憶してもよい。
図2(b)に、スキャン送信機能(スキャン送信モード)と、コピー機能(コピーモード)で、直前にその機能が実行されたときの設定項目の設定値の例を示す。
図2(b)のスキャン送信モードの直前設定情報52では、初期設定情報51と比較して、色モード、解像度、原稿サイズが変更されている。
このスキャン送信モードの直前設定情報52の内容は、直前に実行されていたスキャン送信機能で利用された設定項目の内容である。
図2(b)のコピーモードの直前設定情報52では、初期設定情報51と比較して、倍率とコピー枚数が変更されている。
後述するように、再実行キー121の入力操作を有効とした時間内に、再実行キー121の入力操作がされた場合や、再実行キー121に対応する表示領域131が表示されている状態で、その表示領域131を選択する入力操作がされた場合は、直前設定情報52に記憶されている設定項目の内容が読み出され、直前設定情報52が現在設定にセットされて表示部13に表示され、さらに、機能実行部28が、直前に実行した機能と同一の機能を、自動的に、直前設定情報52に記憶されている設定項目の設定値と同一の内容で、再実行する。
また、設定変更キー122の入力操作を有効とした時間内に、設定変更キー122の入力操作がされた場合や、設定変更キー122に対応する表示領域132が表示されている状態で、その表示領域132を選択する入力操作がされた場合は、直前設定情報52に記憶されている設定項目の内容が読み出され、直前設定情報52が現在設定にセットされて表示部13に表示され、表示された直前設定情報52に記憶されていた設定項目の設定値を変更可能な状態とする。さらに、操作部によって設定項目の設定値が変更された場合には、直前設定情報52を更新する。
キー有効化時間設定値53は、上記したように、「再実行キー」121と「設定変更キー」122の入力操作を有効とする時間である。
また、キー有効化時間設定値53は、「再実行キー」121に対応する表示領域131と、「設定変更キー」122に対応する表示領域132を、表示画面に表示する時間でもある。
図2(c)に示すように、キー有効化時間設定値(T0)53として、たとえば、5秒が予め設定記憶される。
後述するように、「再実行キー」121に対応する表示領域131の表示をして、有効化時間設定値53に設定した5秒を計測する表示タイマーを起動し、キー有効化時間設定値53に設定した5秒が経過した後は、この表示領域131を消去し、「再実行キー」121が入力されても無効とする。これにより、直前設定情報52に記憶された設定項目の内容で、選択されている機能を再実行することができなくなる。
逆に、キー有効化時間設定値53に設定した5秒が経過する前に、「再実行キー」121または「再実行キー」121に対応する表示領域131が入力された場合は、直前設定情報52に記憶された設定項目の内容で、選択されている機能が再実行される。
人体検出情報54は、人感センサ22による人体検知の有無を記憶した情報である。
図2(d)に示すように、人体検出情報54には、「人体検知有り」または「人体検知無し(人体非検知)」が記憶される。
人感センサ22から出力される検知信号を利用して、リアルタイムで、人体検知の有りと無しを記憶してもよい。
あるいは、一定時間以上、「人体検知有り」の状態が継続した場合に、人体検知が有ったと判断し、「人体検知有り」を記憶してもよく、また、一定時間以上、「人体検知無し」の状態が継続した場合に、人体検知がなくなったと判断し、「人体検知無し」を記憶してもよい。この一定時間は、予め固定値を設定してもよく、あるいは、設定変更できるようにしてもよい。
たとえば、人体が検知されている状態(人体検知有り)から人体が検知されていない状態(人体検知無し)の状態に変化し、さらに、人体が検知されていない状態(人体検知無し)の状態が一定時間以上継続した場合は、再実行キー121および設定変更キー122を無効とし、現在設定を、初期設定情報51に戻す。
原稿有無情報55は、原稿検出部21によって検出される原稿の有無を記憶した情報である。
図2(e)に示すように、原稿有無情報55には、「原稿検出有り」または「原稿検出無し(原稿非検知)」が記憶される。
後述するように、機能実行部28によって選択された機能が実行された後に、キー有効化設定部24が、一定時間、再動作指示キーのうち、設定変更キー122の入力操作を有効とした後、原稿検出部21によって、原稿が変更されたことを検出した場合に、再実行キー121の入力操作を有効とし、設定変更キー122の入力操作を無効とする。
原稿が変更されたことは、たとえば、一定時間内に、原稿有無情報55が、「原稿検出有り」から「原稿検出無し(原稿非検知)」に変化し、さらに「原稿検出有り」に変化したことにより検出される。
すなわち、原稿有無情報55の変化に基づいて、原稿載置台に載置された原稿が変更された(他の原稿に取り替えられた)ことが検出された場合、再実行キー121の入力を有効とし、再実行キー121に対応する表示領域131を表示画面に表示させ、直前設定情報52に記憶された設定項目で再実行ができるようにする。
選択機能情報56は、機能選択キー110によって選択入力された機能を記憶した情報である。
図2(f)に示すように、選択機能情報56には、たとえば、コピー、FAX、スキャン保存、スキャン送信などが、記憶される。
この選択機能情報56に基づいて、表示画面に、選択された機能で利用される設定項目の現在設定が表示される。また、機能開始キー(実行キー)115が入力操作された場合は、選択機能情報56に記憶されている機能が、設定項目の現在設定に基づいて実行される。
現在設定情報57は、選択された機能で利用される設定項目の現在の設定内容(設定値)であり、選択された機能を実行する場合に、現在設定情報57(現在設定)に設定記憶されている内容(設定値)を利用して、その機能が実行される。
現在設定情報57(現在設定)は、一時記憶される情報であり、予め記憶されている初期設定情報51または、直前設定情報52がセット(設定記憶)される。
初期設定情報51を利用して機能を実行する場合は、現在設定57に、初期設定情報51がセット(設定記憶)される。
直前設定情報52を利用して機能を実行する場合は、現在設定57に、直前設定情報52がセット(設定記憶)される。
また、所定の機能を実行するときに利用される設定項目が変更された場合は、この現在設定57の内容が一時的に変更される。選択されている機能が実行された後は、原則として、その機能を実行したときの現在設定57が、直前設定情報52に記憶される。
さらに、再実行キーや設定変更キーからなる再動作指示キーの入力操作を有効とした時間内に、再動作指示キーの入力操作がされずに、再動作指示キーの入力操作を有効とする時間が経過した後、現在設定情報57を、初期設定情報51に設定変更する。
<操作パネルに表示される情報の説明>
図3に、表示部に表示される初期設定情報の表示画面の一実施例の説明図を示す。
操作パネル100には、上記したように、表示部13と、操作部12に相当するいくつかのキーが配置される。
表示部13の表示画面102には、選択された機能の設定項目の現在の設定値(現在設定)が表示される。たとえば、初期設定情報51が、現在設定にセット(設定記憶)されている場合は、初期設定情報51の記憶内容が表示される。
また、図3では、入力操作が可能なキーとして、スキャンキー111とコピーキー112からなる機能選択キー110と、機能開始キー115を示している。
図3(a)には、スキャン送信モードの初期設定情報を含む表示画面102を示している。ここでは、操作部12のスキャンキー111を入力操作した場合に、図3(a)のスキャン送信モードの初期設定情報を含む表示画面102が、表示部13に表示される。
また、図3(b)には、コピーモードの初期設定情報を含む表示画面102を示している。ここでは、操作部12のコピーキー112を入力操作した場合に、図3(b)のコピーモードの初期設定情報を含む表示画面102が、表示部13に表示される。
図4に、再実行キーおよび設定変更キーを表示した表示画面の一実施例の説明図を示す。
図4(a)には、スキャン送信モードで、再実行キー121に対応する表示領域131を表示した表示画面102を示している。
再実行キーに対応する表示領域131は、図4(a)に示すように、たとえば、図3(a)の初期設定情報を含む表示画面に重ねて表示される。
あるいは、表示画面を切り替えて、再実行キーに対応する表示領域131のみからなる表示画面を表示させてもよい。
再実行キーに対応する表示領域131は、図3(a)のように機能を実行する前は表示されないが、機能開始キー115が入力され、選択された機能の実行が終了した後に、表示画面に表示される。
再実行キーに対応する表示領域131を表示してから、キー有効時間設定値53に記憶された時間が経過した後に、再実行キーに対応する表示領域131は、消去される。
一方、キー有効時間設定値53に記憶された時間が経過する前に、再実行キーに対応する表示領域131を接触入力する操作がされた場合は、直前設定情報52に記憶されている設定項目の内容が読み出され、この読み出された設定項目の内容に基づいて、選択されている機能が、再度、実行される。
図4(b)に、スキャン送信モードで、再実行キー121に対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132とを表示した表示画面102を示している。
図4(b)では、表示領域132には、スキャン送信モードの設定項目の一部の設定内容を変更することができるという意味で、「一部設定変更」と表示している。
これらの表示領域(131、132)も、図4(b)に示すように、図3(a)の初期設定情報を含む表示画面に重ねて表示してもよく、あるいは、これらの表示領域(131、132)のみからなる表示画面を表示させてもよい。
また、これらの表示領域(131、132)も、機能開始キー115が入力され、選択された機能の実行が終了した後に、表示画面に表示される。
これらの表示領域(131、132)を表示してから、キー有効時間設定値53に記憶された時間が経過した後に、これらの表示領域(131、132)は、消去される。
また、再実行キー121に対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132とを表示した状態においては、ユーザは、再実行か、あるいは、設定変更のどちらかの選択入力が可能である。
図4(a)と同様に、キー有効時間設定値53に記憶された時間が経過する前に、再実行キーに対応する表示領域131を接触入力する操作がされた場合は、直前設定情報52に記憶されている設定項目の内容が読み出され、この読み出された設定項目の内容に基づいて、選択されている機能が、再度、実行される。
一方、キー有効時間設定値53に記憶された時間が経過する前に、設定変更キー122に対応する表示領域132を接触入力する操作がされた場合は、直前設定情報52に記憶されている設定項目の内容が読み出され、この読み出された設定項目の内容を表示し、設定項目の内容を変更することができる状態となる。
<入力操作に伴って変化する表示画面の一実施例の説明>
(実施例1)
図5に、再実行キーを表示した表示画面と、再実行キーを入力した後の表示画面の一実施例の説明図を示す。
図5(a)は、図4(a)示したのと同じ画面であり、スキャン送信モードで、再実行キー121に対応する表示領域131を表示した表示画面102である。
この状態の表示画面102では、スキャン送信機能における初期設定情報の表示103がされていたとする。
また、直前設定情報52には、前回のスキャン送信機能を実行したときの設定項目の内容(図2(b)のスキャン送信モードの直前設定情報)が記憶されていたものとする。
図5(a)の表示状態で、ユーザが、再実行キー121を入力操作するか、または再実行キー121に対応する表示領域131を接触入力したとする。
このとき、再実行キー121の入力操作、または再実行キーに対応する表示領域131を接触入力する操作がされたので、まず、直前設定情報52に記憶されている設定項目の内容が読み出され、図5(b)に示すように、この読み出された設定項目の内容が、表示画面102に表示される。すなわち、表示画面102の表示が、初期設定情報の表示103から、直前設定情報52の表示104に切り替えられる。
さらに、この読み出された設定項目の内容に基づいて、選択されている機能(スキャン送信機能)が、再度、実行される。また、この再実行中においては、たとえば、現在再実行中であることを意味する表示133が、図5(b)に示すように、表示画面102に重ねて表示される。
このように、ユーザが、再実行キー121を入力操作するか、または再実行キー121に対応する表示領域131を接触入力した場合、その後、特定の入力操作をすることなく、自動的に、直前設定情報52に記憶されている設定項目の内容が読み出され、読み出された直前設定情報52の設定項目の内容に基づいて、選択されている機能(スキャン送信機能)が、再度、実行される。
従来の情報処理装置であれば、ユーザは、直前設定情報52を読み出すための入力操作をして、前回の設定内容である直前設定情報52を表示部に表示させた後、次に、選択した機能を実行させるための入力操作をすることによって、前回と同じ設定内容で、選択した機能を再実行させていた。
しかし、この発明の実施例1では、再実行キー121を入力する操作(または再実行キー121に対応する表示領域131を接触入力する操作)をするだけで、前回の設定内容である直前設定情報52と同じ設定内容で、選択した機能を再実行させることができるようになる。すなわち、前回と同じ設定内容で選択した機能を再実行させる場合の入力操作を簡略化することができ、ユーザの操作負担を軽減でき、選択した機能を、容易かつ迅速に再実行させることができる。
(実施例2)
図6に、初期設定情報を表示した状態で実行キーが入力された後、再実行キーが表示されるまでにおける表示画面の変化の一実施例の説明図を示す。
図6(a)に、初期設定情報を表示した表示画面の概略図を示す。
この図6(a)は、図3(a)に相当するものであり、スキャンキー111を選択入力し、表示画面102に初期設定情報の表示103をした場合を示しているが、説明に関係のないコピーキーなどは省略している。以下の図も、説明に関係のない部分は省略している。
ユーザは、図6(a)の初期設定情報の表示103を確認して、選択したスキャン送信機能を開始させるか、あるいは、設定項目の内容を変更するかを判断する。
ユーザが、表示された初期設定情報の設定項目の内容で、スキャン送信機能を開始させてもよいと判断した場合、図6(b)に示すように、ユーザは、実行キー115を入力操作する。
実行キー115が入力されると、現在選択されているスキャン送信機能の実行が開始される。たとえば、原稿載置台に載置されている原稿を読み取り、原稿の画像データを取得し、取得された画像データを、予め設定されていた宛先に送信する。
この場合、初期設定情報51の設定項目の内容が、現在設定にセットされて、現在設定の内容で、原稿が読み取られる。
スキャン送信機能の実行が完了した後、現在設定の内容が、直前設定情報52に記憶される。
スキャン送信機能を実行している間は、表示画面102に、「スキャン実行中」というような表示をしてもよい。また、送信に時間がかかる場合や、複数枚の原稿を読み取ってからまとめて送信する場合においては、図6(c)に示した「スキャン送信予約完了」というような表示134をして、送信する準備ができたことを示してもよい。
スキャン送信機能の実行が完了した後、図6(c)に示すように、初期設定情報の表示103に重ねて、再実行キーに対応する表示領域131を表示させる。
後述する図8に示すように、この後、同じ設定内容で、再度、スキャン送信機能を実行する場合は、再実行キーに対応する表示領域131を接触入力するだけでよく、再実行させるための入力操作を簡略化でき、選択されている同一機能を同じ設定内容で、容易かつ迅速に、再実行させることができる。
なお、再実行キーに対応する表示領域131を表示した後、一定時間(キー有効時間設定値に設定された時間)が経過した場合は、同一設定項目で同一機能を再実行する可能性が低いとみなし、意図しない設定項目の内容で同一機能が実行されてしまうことを防止するために、再実行キーに対応する表示領域131の表示を消去し、図6(a)の表示画面に戻すものとする。このとき、現在設定には、初期設定情報51の内容がセットされる。
(実施例3)
図7に、設定内容を変更した直前設定情報を表示した状態で実行キーが入力された後、再実行キーが表示されるまでにおける表示画面の変化の一実施例の説明図を示す。
図6は、初期設定情報を利用して選択された機能を実行した後、再実行キーに対応する表示領域131を表示する実施例を示したが、ここでは、直前設定情報をを利用して選択された機能を実行した後、再実行キーに対応する表示領域131を表示する実施例を示す。
図7(a)に、設定内容を変更した後に、その変更した設定項目の内容を記憶した直前設定情報52を表示した表示画面の概略図を示す。
ここで、直前設定情報の設定項目の内容を省略した表示104を示しているが、たとえば、図5(c)に示したような直前設定情報の表示104が、表示画面102に表示される。
ユーザが、表示された直前設定情報の設定項目の内容で、スキャン送信機能を開始させてもよいと判断した場合、図7(b)に示すように、ユーザは、実行キー115を入力操作する。
実行キー115が入力されると、現在選択されているスキャン送信機能の実行が開始される。たとえば、原稿載置台に載置されている原稿を読み取り、原稿の画像データを取得し、取得された画像データを、予め設定されていた宛先に送信する。
この場合、直前設定情報52の設定項目の内容が現在設定にセットされて、現在設定の内容で、原稿が読み取られる。
スキャン送信機能の実行が完了した後、現在設定の内容が、直前設定情報52に記憶される。この場合、直前設定情報52は、変更されない。
その後、図7(c)に示した「スキャン送信予約完了」というような表示134をして、送信する準備ができたことを示し、さらに、スキャン送信機能の実行が完了した後は、図7(c)に示すように、直前設定情報の表示104に重ねて、再実行キーに対応する表示領域131を表示させる。
この実施例の場合も、同じ設定内容で、再度、スキャン送信機能を実行する場合は、再実行キーに対応する表示領域131を接触入力するだけでよく、再実行させるための入力操作を簡略化でき、選択されている同一機能を同じ設定内容で、容易かつ迅速に、再実行させることができる。
(実施例4)
図8に、表示された再実行キーを入力した後、スキャン機能を再実行して、再度、再実行キーが表示されるまでにおける表示画面の変化の一実施例の説明図を示す。
図8(a)は、図6(c)と同一であり、スキャン送信機能の実行が完了した後、初期設定情報の表示103に重ねて、再実行キーに対応する表示領域131を表示させた状態を示している。
この状態で、ユーザが、再実行キーに対応する表示領域131を接触入力(タッチ入力)したとする。あるいは、再実行キー121を入力する操作をしてもよい。
表示領域131の接触入力や、再実行キー121の入力操作は、直前に実行した機能で利用した設定項目の内容と同じ内容で、同じ機能を実行させることを意味する。
したがって、直前設定情報52を読み出し、直前設定情報52に記憶されている設定項目の内容を現在設定にセットして、現在設定の内容に基づいて、直前に実行した機能であるスキャン送信機能を再実行する。
図8(b)に示すように、スキャン送信機能を再実行している間は、読み出した直前設定情報の表示104をして、さらに、再実行であることをユーザに知らせるために、「再実行中」133という表示をしてもよい。
図8(c)は、スキャン送信機能の再実行を完了した後の表示画面の例を示している。
ここでは、スキャン送信機能の再実行が完了した後であるので、図6(c)と同様に、「スキャン送信予約完了」というような表示134と、再実行キーに対応する表示領域131を表示させて、直前設定情報の表示104を初期設定情報の表示103に戻している。
ただし、再度、同じスキャン送信機能を再実行する場合は、直前設定情報52を利用して再実行するので、初期設定情報の表示103に戻さずに、直前設定情報の表示104のままとしてもよい。
上記のように、同じ設定内容で、再度、スキャン送信機能を実行する場合は、再実行キーに対応する表示領域131を接触入力するだけでよいので、再実行させるための入力操作を簡略化でき、選択されている同一機能を同じ設定内容で、容易かつ迅速に、再実行させることができる。
(実施例5)
図9に、表示された設定変更キーを入力した後、直前設定情報を表示させ、変更後の直前設定情報でスキャン機能を再実行させるまでにおける表示画面の変化の一実施例の説明図を示す。
上記した図8(a)では、スキャン送信機能の実行が完了した後、初期設定情報の表示103に重ねて、再実行キーに対応する表示領域131を表示させた状態を示した。
ただし、同一機能を再実行したいが、直前設定情報に記憶されている設定項目のうち、一部分の設定内容だけを変更してその機能を再実行したい場合がある。
たとえば、スキャン機能を使用する場合、1回目は、色モードを自動に設定して実行させたが、2回目は、白黒に設定して実行させたい場合や、1回目は、200dpi×200dpiの解像度に設定して実行させたが、2回目は、400dpi×400dpiの解像度に設定して実行させたい場合などがある。
あるいは、コピー機能を使用する場合、1回目は、倍率を100%に設定して実行させたが、2回目は、倍率を80%に設定して実行させたい場合や、1回目は、コピー枚数を1枚に設定して実行させたが、2回目は、コピー枚数を5枚に設定して実行させたい場合などがある。これらの場合は、同一機能を再実行する前に、一部の設定項目だけを変更する必要がある。または、必要ならば、すべての設定項目の内容を変更してもよい。
そこで、再実行キーに対応する表示領域131に加えて、設定変更キー122に対応する表示領域132も、表示させるようにしてもよい。
図9(a)では、スキャン送信機能の実行が完了した後、初期設定情報の表示103に重ねて、再実行キーに対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132も表示させた状態を示している。図9(a)では、設定変更キー122に対応する表示領域132に、「一部設定変更」という文字を表示させているが、この文字表示に限るものではない。
図9(a)の表示状態では、ユーザは、2つの表示領域(131、132)のうち、どちらかを選択入力することができる。
直前の設定内容と同一内容で、同一機能を実行したい場合は、再実行キーに対応する表示領域131を選択入力すればよい。または、再実行キー121を入力してもよい。
一方、直前の設定内容と異なる内容で、同一機能を実行したい場合は、設定変更キーに対応する表示領域132を選択入力すればよい。または、設定変更キー122を入力してもよい。
図9(b)は、設定変更キーに対応する表示領域132または設定変更キー122を選択入力した後の表示画面の例を示している。
ここでは、直前に実行したスキャン送信機能で利用した直前設定情報52を読み出し、直前設定情報の表示104をして、直前設定情報の設定項目の内容の変更が可能であることを示す「設定変更可能」を表示している。この後、設定項目の変更入力が可能な状態になる。
ユーザは、変更したい設定項目を選択する入力をして、たとえば、その後に表示されるその設定項目の内容の選択画面で、所望の内容を選択すればよい。この入力操作により、直前設定情報52の一部あるいは全部の設定項目の内容が、変更後の情報に更新される。
所望の設定項目の内容の変更を終了した後、図9(b)の直前設定情報の表示104に戻った場合、表示される直前設定情報52の内容は、変更後の内容に変更されている。
直前設定情報52の内容を変更した後、ユーザは、変更後の設定項目の内容で、同一機能を実行させる場合、実行キー115を入力操作すればよい。
図9(c)は、直前設定情報52の内容を変更した後、実行キー115を入力操作した場合の表示画面の例を示している。
ここでは、変更後の設定項目の内容で、スキャン送信機能を実行していることをユーザに知らせるために、直前設定情報の表示104に重ねて、たとえば、スキャン送信機能を実行していることを示す「スキャン実行中」135という表示をしている。
また、このスキャン送信機能の実行が完了した場合は、たとえば、図9(a)に示したように、2つの表示領域(131、132)を表示させた表示画面に戻ればよい。
(実施例6)
図10に、スキャン機能の実行完了後に、設定変更キーを表示した状態で、載置された原稿が変更されたことを検出した場合に、再実行キーを表示させ、再実行キーを入力した後、直前設定情報でスキャン機能を再実行させるまでにおける表示画面の変化の一実施例の説明図を示す。
上記した図9(a)では、スキャン送信機能の実行が完了した後、初期設定情報の表示103に重ねて、再実行キーに対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132を表示させた状態を示した。
ただし、スキャン送信機能の実行が完了した後、設定変更キー122に対応する表示領域132のみを表示させてもよい。
図10(a)では、スキャン送信機能の実行が完了した後、初期設定情報の表示103に重ねて、再実行キーに対応する表示領域131は表示せずに、設定変更キー122に対応する表示領域132を表示させた状態を示している。
このとき、設定変更キー122に対応する表示領域132を接触入力した場合は、上記した図9(b)に示したような画面が表示され、直前設定情報が変更可能な状態となる。
通常、スキャン送信機能の実行が完了した直後は、スキャンした原稿が、まだ原稿載置台に置かれた状態のままである可能性が高い。スキャンした原稿について、再度、同一設定内容で同一機能が実行される可能性よりも、スキャンした原稿について同一機能を再実行する場合は、直前の設定内容の一部を変更した後に、同一機能を再実行する可能性のほうが高いと考えられる。
また、同一設定内容で同一機能を再実行する場合は、スキャンした原稿Aを取り除いて、他の原稿Bを原稿載置台に配置した後に、他の原稿Bに対してその機能を実行することがあると考えられる。
そこで、スキャン送信機能の実行が完了した直後で、スキャンした原稿が除去されない状態では、直前のスキャン送信機能で利用した設定項目の設定内容の一部を変更するために、図10(a)のように、設定変更キー122に対応する表示領域132を表示させる。
このように、表示領域132を表示させ、ユーザが、表示領域132を接触入力することにより、容易に、設定項目の設定内容の一部を変更することができ、さらに、スキャンした原稿について、設定項目の設定内容の一部を変更させて、同一機能を再実行させることができるようになる。
一方、スキャン送信機能の実行が完了した後、ユーザが、スキャンした原稿と異なる原稿について、同一設定内容で同一機能を再実行しようとする場合は、図10(a)の表示画面が表示されている状態で、ユーザは、原稿を変更する作業をする。
すなわち、スキャンした原稿Aを原稿載置台から除去する操作をした後、他の原稿Bを原稿載置台に載置する操作をする。
このとき、原稿検出部21は、スキャンした原稿Aを原稿載置台から除去する前は、「原稿検知有り」であったが、一定時間内に、スキャンした原稿Aが除去されたことによる「原稿非検知」と、他の原稿Bを原稿載置台に載置したことによる「原稿検知有り」とを検出することになる。このように、「原稿検知有り」の状態から、「原稿非検知」に変化し、さらに「原稿検知有り」に変化したことを確認することにより、原稿が変更されたとみなすようにする。
そこで、原稿検出部21が、上記のような原稿有無の変化を検出した後、表示画面を、図10(a)から、図10(b)に切り替える。
図10(b)では、再実行キー121に対応する表示領域131を表示させる。
この後、表示領域131を接触入力することによって、容易に、変更後の他の原稿について、直前に実行された機能と同一の機能を、直前設定情報と同一の設定内容で、再実行することができるようになる。
図10(c)は、図10(b)の表示状態において、再実行キー121に対応する表示領域131を接触入力した場合に、スキャン送信機能を再実行している状態の表示例を示している。
表示領域131が接触入力されると、直前設定情報52が読み出され、現在設定に直前設定情報52がセットされて、現在設定に基づいて、スキャン送信機能が再実行される。
このとき、図10(c)のように、表示画面には、現在設定にセットされた直前設定情報の表示104がされ、スキャン送信機能を再実行していることを示す「再実行中」133が表示される。
(実施例7)
図11に、再実行キーを表示した後に、キー有効時間が経過した場合、または、人感センサにより人体非検知となった場合に、初期設定情報を表示させるまでにおける表示画面の変化の一実施例の説明図を示す。
図11(a)に、スキャン送信機能の実行が完了した後、直前設定情報の表示104に重ねて、再実行キーに対応する表示領域131を表示させた表示画面の例を示す。
この図は、図7(c)と同じ表示画面である。
再実行キーに対応する表示領域131を表示した後、表示タイマーを起動させて、キー有効時間設定値53に記憶されている時間(たとえば、5秒)を計測する。
表示タイマーが計測している時間は、再実行キーに対応する表示領域131を表示させている時間であり、再実行キー121の入力操作を有効とする時間である。
表示領域131が接触入力されることもなく、実行キーなどのキー入力がされることもなく、表示タイマーがタイムアウトし、キー有効時間設定値に記憶されている時間が経過した後は、図11(b)に示すように、再実行キーに対応する表示領域131の表示を消去し、再実行キー121の入力操作を無効とする。さらに、現在設定を、初期設定情報51に戻し、表示画面に、初期設定情報の表示103をする。
また、人感センサにより人体非検知となった場合も、同様に、図11(b)のような表示をし、再実行キー121の入力操作を無効とし、現在設定を、初期設定情報51に戻す。
このように、ユーザによって入力操作がされることもなく、一定時間が経過した場合や、人感センサにより、情報処理装置の近傍に人体が検知されなくなった場合は、現在設定を、初期設定情報51に戻すことによって、次に情報処理装置を利用するユーザが、初期設定以外の意図しない設定内容で、選択された機能が実行されないようにすることができる。
(実施例8)
図12に、再実行と設定変更を行うための操作キーをそれぞれ備え、これらの操作キーの操作入力が有効であることを示す表示素子LEDを設けた操作パネルの一実施例の説明図を示す。
図12には、図3などに示した操作パネル101とは異なり、再実行キー121と、設定変更キー122を備えた操作パネル101を示している。
再実行キー121が入力操作されると、直前設定情報52に記憶されている設定項目の内容で、同一機能が実行される。
設定変更キー122が入力操作されると、直前設定情報52に記憶されている設定項目を変更できる状態となる。
また、図12(a)の操作パネル101には、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作が有効であるかまたは無効であるかを示す表示素子LED150を備える。
たとえば、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作が有効である場合、LED150を点灯、または点滅させる。あるいは、LED150を緑色で点灯させてもよい。
LED150が点灯または点滅しているときに、再実行キー121と設定変更キー122のいずれかが入力操作された場合は、その入力操作に対応した処理が実行される。
一方、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作が無効である場合、LED150を消灯させる。あるいは、LED150を赤色で点灯させる。
LED150が消灯しているときに、再実行キー121と設定変更キー122のどちらが入力操作されても、その入力操作に対応した処理は実行されないようにする。
図12(a)の表示画面では、図3(a)と同じ初期設定情報を表示した画面を示しているが、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作が有効となっている場合、図4(a)や図4(b)の表示画面と同様に、再実行キーに対応する表示領域131や、設定変更キーに対応する表示領域132を表示してもよい。
また、図12(b)の操作パネル101には、再実行キー121と設定変更キー122のそれぞれに対応して、入力操作が有効であるかまたは無効であるかを示す2つの表示素子LEDを備えたものを示している。
LED1(151)が、再実行キー121の入力操作の有効または無効を示すものであり、LED2(152)が、設定変更キー122の入力操作の有効または無効を示すものである。
たとえば、LED1(151)が点灯または点滅しているときは、再実行キー121の入力操作が有効であり、再実行キー121が入力操作された場合は、入力操作に対応した再実行処理が行われる。
LED1(151)が消灯しているときは、再実行キー121の入力操作が無効であり、再実行キー121が入力操作されても、再実行処理が行われない。
また、LED2(152)が点灯または点滅しているときは、設定変更キー122の入力操作が有効であり、設定変更キー122が入力操作された場合は、入力操作に対応して設定項目の変更処理が実行できるようになる。
LED2(152)が消灯しているときは、設定変更キー122の入力操作が無効であり、設定変更キー122が入力操作されても、設定項目の変更処理は行われない。
このように、再実行キー121と設定変更キー122を備え、これらのキーの入力操作を有効とする時間帯を設定し、これらのキーの入力操作の有効または無効を示す表示素子LEDを設けることによって、再実行や設定変更をすることが可能な状態を、ユーザに容易に知らせることができ、再実行等の入力操作を確実に行わせることができる。
<直前に行われたスキャン処理を再実行させる場合におけるフローチャート>
以下には、直前に行われたスキャン処理と同じ処理を、同一設定内容で再実行させる場合と、異なる設定内容で再実行させる場合のフローチャートの実施形態について説明する。
以下に示す制御処理は、スキャン機能(スキャンモード)が選択された場合の処理について説明するが、スキャン機能に限るものではなく、コピー機能などの他の機能が選択された場合も、同様の制御処理が実行される。
(第1実施形態のフローチャート)
ここでは、主として、直前にスキャン機能が実行された後に、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を有効に設定し、再実行キー121と設定変更キー122のそれぞれに対応する表示領域(131、132)を、一定時間表示させ、その一定時間が経過した後、あるいは、人感センサによる人体検知がされなくなった場合に、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を無効に設定し、その表示領域(131、132)を消去し、現在設定を、初期設定情報に戻す処理について説明する。
図13に、直前に行われたスキャン処理を再実行させる場合における制御処理の一実施例のフローチャートを示す。
図14に、直前に行われたスキャン処理を再実行させる場合における制御処理の図13に続く一実施例のフローチャートを示す。
図15に、直前に行われたスキャン処理を再実行させる場合における制御処理の図14に続く一実施例のフローチャートを示す。
図13のステップS1において、制御部11が、モード選択入力がされたか否かをチェックする。ここでは、たとえば、機能選択キー110のうち、いずれかのキーが入力操作されたか否かをチェックする。
ステップS2において、モード選択入力がされた場合は、ステップS3に進み、そうでない場合は、ステップS1に戻る。
ステップS3において、スキャンモードを意味するスキャンキー111が入力され、スキャンモードが選択された場合は、ステップS5に進み、そうでない場合は、ステップS4に進む。
ステップS4において、スキャン機能以外のモードが選択されたので、選択されたモードに対応した処理が実行される。たとえば、コピーキー112が入力された場合は、コピーモードの処理が実行される。
その後、処理を終了するか、あるいは、ステップS1に戻る。
ステップS5において、初期設定読出部25が、記憶部50に記憶されているスキャン機能(スキャンモード)の初期設定情報51を読み出し、初期設定情報51の設定項目の内容を現在設定にセットする。また、現在設定にセットされた初期設定情報51の設定項目の内容を、表示画面102に表示する。
ステップS6において、キー入力確認部23が、所定のキーの入力操作がされたか否かをチェックする。
ステップS7において、表示画面102に表示された設定項目を変更することを意味する入力がされた場合は、ステップS8に進み、そうでない場合は、ステップS9に進む。
ユーザが、表示画面102に表示された現在設定の内容を見て、所望の設定項目について、現在の設定内容を変更したい場合は、所定の入力操作をして、その設定項目の設定内容を変更する。
ステップS8において、ユーザによって変更された設定項目の設定内容を、現在設定にセットする。現在設定の設定内容を更新する。また、更新後の現在設定を、表示画面102に表示する。ステップS8の後、ステップS6に戻る。
ステップS9において、操作パネルの実行キー115が入力された場合は、ステップS10に進み、そうでない場合は、ステップS6に戻る。
ステップS10において、実行キー115が入力されたので、機能実行部28が、現在設定にセットされている設定項目の設定内容に基づいて、スキャン機能を実行する。
たとえば、原稿載置台に載置された原稿を読み取り、USBメモリなどの所定の記憶媒体に、読み取った原稿の画像データを保存する。あるいは、読み取った原稿の画像データを所定の宛先に送信する。
ステップS11において、スキャン機能の一連の処理が終了した場合は、図14のステップS21に進み、そうでない場合は、ステップS10に戻る。
図14のステップS21において、現在設定の設定内容を、直前設定情報52に記憶する。
ステップS22において、初期設定読出部25が、初期設定情報51を読み出し、初期設定情報51の設定内容を、現在設定にセットする。また、現在設定の設定内容を、表示画面102に表示する。これにより、現在の設定項目の設定内容が、初期設定情報51に戻され、初期設定情報51に記憶されている設定内容が表示される。
ただし、後述する表示タイマーがタイムアウトした場合は、現在設定を初期設定情報51に戻すので、ステップS22の現在設定を初期設定情報51に戻す処理はしなくてもよい。
ステップS23において、キー有効化設定部24が、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を有効に設定し、再実行キー121に対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132を、表示画面102に表示する。
ここでは、図4(b)に示すように、2つの表示領域(131、132)が表示される。
また、LED(150~152)が備えられている場合は、LEDを点灯させ、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作が有効であることを示す。
ステップS24において、キー有効化設定部24が、表示タイマーTに、キー有効時間設定値53に記憶されている時間を設定し、表示タイマーTを起動させる。これにより、2つの表示領域(131、132)を表示する期間と、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を有効とする期間が設定される。
ステップS25において、ステップS6と同様に、キー入力確認部23が、所定のキーの入力操作がされたか否かをチェックする。
ステップS26において、再実行キー121が入力されるか、あるいは、再実行キーに対応する表示領域131が入力された場合は、ステップS27に進み、そうでない場合は、ステップS30に進む。
ステップS27において、再実行キー121に対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132を、表示画面102から消去する。
また、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を無効に設定し、ステップS23で点灯されていたLEDは、消灯させる。
ステップS28において、表示タイマーTをリセットする(Tに0をセットする)。
ステップS29において、直前設定読出部26が、直前設定情報52を読み出し、直前設定情報52の設定内容を、現在設定にセットする。また、現在設定の設定内容を、表示画面102に表示する。
これにより、現在の設定項目の設定内容が、直前のステップS10でスキャン機能が実行されたときの現在設定に再設定され、直前設定情報52に記憶されている設定内容が表示され、直前のステップS10で実行されたのと同一の機能が、同一の設定内容で実行できるように準備された。
その後、図13のステップS10に戻り、同一の機能を、同一の設定内容で再実行する。
ステップS30において、設定変更キー122が入力されるか、あるいは、設定変更キーに対応する表示領域132が入力された場合は、ステップS31に進み、そうでない場合は、ステップS34に進む。
ステップS31において、ステップS27と同様に、再実行キー121に対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132を、表示画面102から消去する。
また、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を無効に設定し、点灯されていたLEDを消灯させる。
ステップS32において、ステップS28と同様に、表示タイマーTをリセットする(Tに0をセットする)。
ステップS33において、ステップS29と同様に、直前設定読出部26が、直前設定情報52を読み出し、直前設定情報52の設定内容を、現在設定にセットする。また、現在設定の設定内容を、表示画面102に表示する。
これにより、現在の設定項目の設定内容が、直前のステップS10で実行されたときの現在設定に再設定され、直前設定情報52に記憶されている設定内容が変更できるように準備された。
その後、図13のステップS6に戻り、ユーザは、所望の設定項目の設定内容を変更する。
ステップS34において、その他のキーが入力された場合は、ステップS35に進み、そうでない場合は、図15のステップS51に進む。
ステップS35において、ステップS27と同様に、再実行キー121に対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132を、表示画面102から消去する。また、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を無効に設定し、点灯されていたLEDを消灯させる。
ステップS36において、ステップS28と同様に、表示タイマーTをリセットする(Tに0をセットする)。
その後、図13のステップS7に戻る。あるいは、入力されたその他のキーに対応付けられた処理を実行して、ステップS6に戻ってもよい。
図15のステップS51において、表示タイマーTがタイムアウトした(たとえば、T=0になった)か否かをチェックし、表示タイマーTがタイムアウトした場合は、ステップS52に進み、そうでない場合は、ステップS54に進む。
ステップS52において、ステップS27と同様に、再実行キー121に対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132を、表示画面102から消去する。また、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を無効に設定し、点灯されていたLEDを消灯させる。
この場合、再実行キー121に対応する表示領域131を表示した後、一定時間以上経過しても、入力操作がされなかったので、現在の設定項目の設定内容を、初期値に戻す。
ステップS53において、ステップS22と同様に、初期設定読出部25が、初期設定情報51を読み出し、初期設定情報51の設定内容を、現在設定にセットする。また、現在設定の設定内容を、表示画面102に表示する。
これにより、現在の設定項目の設定内容が、初期設定情報51に戻され、初期設定情報51に記憶されている設定内容が表示される。
また、現在の設定項目の設定内容が、初期設定情報51に戻されるので、他のユーザが、情報処理装置を利用する場合に、意図しない設定内容で選択した機能が実行されてしまうことを軽減できる。
その後、図13のステップS6に戻る。
ステップS54において、人感センサ22によって、人体が検知されているか否かをチェックし、現在、人体検知状態であれば、ステップS57に進み、そうでない場合は、ステップS55に進む。
ステップS57において、表示タイマーTを減算する(たとえば、T=T-1)。
その後、図14のステップS25に戻る。
ステップS55において、ステップS27と同様に、再実行キー121に対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132を、表示画面102から消去する。また、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を無効に設定し、点灯されていたLEDを消灯させる。
ステップS56において、ステップS28と同様に、表示タイマーTをリセットする(Tに0をセットする)。
この場合、表示領域(131、132)を表示した後、一定時間が経過する前に、情報処理装置を利用していたユーザがいなくなったと考えられるので、現在の設定項目の設定内容を、初期値に戻す。
その後、ステップS53に進む。
以上が、この第1実施形態のフローチャートである。
これによれば、再実行キー121に対応する表示領域131が表示されている間、および、再実行キー121が有効とされている間に、表示領域131または再実行キー121を入力することによって、容易かつ迅速に、直前に実行した同一機能を、同一設定内容で、再実行させることができる。
また、設定変更キー122に対応する表示領域132が表示されている間、および、設定変更キー122が有効とされている間に、表示領域132または設定変更キー122を入力することによって、容易かつ迅速に、直前に実行した機能の設定内容を、変更できるようになる。
(第2実施形態のフローチャート)
ここでは、主として、直前にスキャン機能が実行された後に、設定変更キー122の入力操作を有効に設定し、設定変更キー122に対応する表示領域132を一定時間表示させ、その一定時間が経過した後に、現在設定を初期設定情報に戻し、原稿載置台に載置された原稿が他の原稿に変更されたことを検知した場合は、設定変更キー122の入力操作を無効に設定し、設定変更キー122に対応する表示領域132を消去し、再実行キー121の入力操作を有効に設定し、再実行キー121に対応する表示領域131を一定時間表示させる処理について説明する。
第2実施形態においても、図13に示したステップS1からステップS11までの処理が、同様に実行されるので、説明を省略する。
図16に、直前に行われたスキャン処理を再実行させる場合における制御処理の他の実施例の図13に続くフローチャートを示す。
図17に、直前に行われたスキャン処理を再実行させる場合における制御処理の他の実施例の図16に続くフローチャートを示す。
これらのフローチャートにおいて、図13から図15に示したステップと同じ処理を行うステップには、同じステップ番号を付与している。
まず、図13のステップS11の後、図16のステップS21に進む。
図16のステップS21では、図14で説明したように、現在設定の設定内容を、直前設定情報52に記憶する。
また、ステップS22でも、図14と同様に、初期設定読出部25が、初期設定情報51を読み出し、初期設定情報51の設定内容を、現在設定にセットする。
次に、図16のステップS71において、設定変更キー122に対応する表示領域132を、表示画面102に表示する。
ここでは、図10(a)に示すように、設定変更キーに対応する表示領域132が表示される。
また、設定変更キー122の入力操作を有効に設定し、LED(150または152)が備えられている場合は、そのLEDを点灯させる。
ステップS24において、キー有効化設定部24が、表示タイマーTに、キー有効時間設定値53に記憶されている時間を設定し、表示タイマーTを起動させる。これにより、表示領域132を表示する期間と、設定変更キー122の入力操作を有効とする期間が設定される。
ステップS25において、キー入力確認部23が、所定のキーの入力操作がされたか否かをチェックする。
ステップS72において、現在、再実行キー121に対応する表示領域131が表示中であり、かつ、この表示領域131が入力された場合、ステップS73に進み、そうでない場合は、ステップS74に進む。
また、再実行キー121の入力操作が有効であり、かつ、この再実行キー121が入力された場合も、ステップS73に進む。
ステップS73において、再実行キー121に対応する表示領域131を、表示画面102から消去する。
また、再実行キー121の入力操作を無効に設定し、点灯されていた再実行キー121に対応するLEDは、消灯させる。
ステップS28において、表示タイマーTをリセットする(Tに0をセットする)。
ステップS29において、直前設定読出部26が、直前設定情報52を読み出し、直前設定情報52の設定内容を、現在設定にセットする。また、現在設定の設定内容を、表示画面102に表示する。
これにより、現在の設定項目の設定内容が、直前のステップS10でスキャン機能が実行されたときの現在設定に再設定され、直前設定情報52に記憶されている設定内容が表示され、直前のステップS10で実行されたのと同一の機能が、同一の設定内容で実行できるように準備された。
その後、図13のステップS10に戻り、同一の機能を、同一の設定内容で再実行する。
ステップS74において、現在、設定変更キー122に対応する表示領域132が表示中であり、かつ、この表示領域132が入力された場合、ステップS75に進み、そうでない場合は、ステップS34に進む。
また、設定変更キー122の入力操作が有効であり、かつ、この設定変更キー122が入力された場合も、ステップS75に進む。
ステップS75において、設定変更キー122に対応する表示領域132を、表示画面102から消去する。また、設定変更キー122の入力操作を無効に設定し、点灯されていた設定変更キー122に対応するLEDは、消灯させる。
ステップS32において、表示タイマーTをリセットする(Tに0をセットする)。
ステップS33において、直前設定読出部26が、直前設定情報52を読み出し、直前設定情報52の設定内容を、現在設定にセットする。また、現在設定の設定内容を、表示画面102に表示する。
これにより、現在の設定項目の設定内容が、直前のステップS10で実行されたときの現在設定に再設定され、直前設定情報52に記憶されている設定内容が変更できるように準備された。
その後、図13のステップS6に戻り、ユーザは、所望の設定項目の設定内容を変更する。
ステップS34において、その他のキーが入力された場合は、ステップS35に進み、そうでない場合は、図17のステップS51に進む。
ステップS35において、表示画面102に表示領域(131、132)が表示されている場合は、再実行キー121に対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132を、表示画面102から消去する。
また、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を無効に設定し、点灯されていたLEDは、消灯させる。
ステップS36において、表示タイマーTをリセットする(Tに0をセットする)。
その後、図13のステップS7に戻る。あるいは、入力されたその他のキーに対応付けられた処理を実行して、ステップS6に戻ってもよい。
図17のステップS51において、表示タイマーTがタイムアウトした(たとえば、T=0になった)か否かをチェックし、表示タイマーTがタイムアウトした場合は、ステップS52に進み、そうでない場合は、ステップS81に進む。
ステップS52において、再実行キー121に対応する表示領域131と、設定変更キー122に対応する表示領域132を、表示画面102から消去する。
また、再実行キー121と設定変更キー122の入力操作を無効に設定し、点灯されていたLEDは、消灯させる。
この場合、再実行キー121に対応する表示領域131を表示した後、一定時間以上経過しても、入力操作がされなかったので、現在の設定項目の設定内容を、初期値に戻す。
ステップS53において、初期設定読出部25が、初期設定情報51を読み出し、初期設定情報51の設定内容を、現在設定にセットする。また、現在設定の設定内容を、表示画面102に表示する。
その後、図13のステップS6に戻る。
ステップS81において、原稿検出部21が、原稿が変更されたことを検知した場合、ステップS82に進み、そうでない場合は、ステップS57に進む。
ステップS57において、表示タイマーTを減算する(たとえば、T=T-1)。
その後、図16のステップS25に戻る。
ステップS82において、再実行キー121に対応する表示領域131を表示画面102に表示させ、再実行キー121の入力操作を有効に設定する。
また、設定変更キー122に対応する表示領域132を表示画面102から消去し、設定変更キー122の入力操作を無効に設定する。
LED(151、152)が備えられている場合は、再実行キー121に対応するLED151を点灯させ、設定変更キー122に対応するLED152を消灯させる。
ステップS83において、キー有効化設定部24が、表示タイマーTに、キー有効時間設定値53に記憶されている時間を設定し、表示タイマーTを起動させる。これにより、表示領域131を表示する期間と、再実行キー121の入力操作を有効とする期間が設定される。
その後、図16のステップS25に戻る。
以上が、この第2実施形態のフローチャートである。
この第2実施形態でも、再実行キー121に対応する表示領域131が表示されている間、および、再実行キー121が有効とされている間に、表示領域131または再実行キー121を入力することによって、容易かつ迅速に、直前に実行した同一機能を、同一設定内容で、再実行させることができる。
また、設定変更キー122に対応する表示領域132が表示されている間、および、設定変更キー122が有効とされている間に、表示領域132または設定変更キー122を入力することによって、容易かつ迅速に、直前に実行した機能の設定内容を、変更できるようになる。
さらに、設定変更キー122に対応する表示領域132が表示されている間に、原稿が変更された場合は、他の原稿について、同一設定内容で、同一機能を実行させることが多いと考えられるので、再実行キー121に対応する表示領域131の表示に切替え、再実行キー121を有効とする。
このように、原稿が変更された場合に、設定変更キー122に対応する表示領域132の表示から再実行キー121に対応する表示領域131に自動的に切り替えることにより、ユーザは、入力操作の負担が軽減され、容易に、表示領域131または再実行キー121を入力することができるようになり、容易かつ迅速に、他の原稿に対して、直前に実行した同一機能を、同一設定内容で、再実行させることができる。
1 画像形成装置(MFP)、
11 制御部、
12 操作部、
13 表示部、
14 画像処理部、
15 画像入力部、
16 画像形成部、
17 画像出力部、
21 原稿検出部、
22 人感センサ、
23 キー入力確認部、
24 キー有効化設定部、
25 初期設定読出部、
26 直前設定読出部、
27 設定項目変更部、
28 機能実行部、
50 記憶部、
51 初期設定情報、
52 直前設定情報、
53 キー有効化時間設定値、
54 人体検出情報、
55 原稿有無情報、
56 選択機能情報、
57 現在設定情報(現在設定)、
101 操作パネル、
102 表示画面、
103 初期設定情報の表示、
104 直前設定情報の表示、
110 機能選択キー、
111 スキャンキー、
112 コピーキー、
115 機能開始キー、
121 再実行キー、
122 設定変更キー、
131 再実行表示領域、
132 設定変更表示領域、
133 再実行中表示領域、
134 スキャン送信予約完了表示領域、
135 スキャン実行中表示領域、
150 LED、
151 LED1、
152 LED2

Claims (13)

  1. 所定の入力操作をする操作部と、
    前記入力操作の有効または無効を設定するキー有効化設定部と、
    前記操作部によって選択された機能を実行する機能実行部と、
    直前に実行した機能の設定項目の設定値からなる直前設定情報を記憶した記憶部とを備え、
    前記操作部が、直前に実行した機能に関する動作を指示する再動作指示キーを備え、
    前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、その選択された機能を実行したときに利用した設定項目の設定値を、前記直前設定情報として記憶し、かつ、前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再動作指示キーの入力操作を有効とし、
    前記再動作指示キーの入力操作を有効とした時間内に、前記再動作指示キーの入力操作がされた場合、前記機能実行部が、前記再動作指示キーに対応付けられた処理を実行し、
    前記再動作指示キーが、直前に実行した機能と同一の機能を再度実行するための再実行キーと、前記選択された機能を実行するための設定項目の設定内容を変更するための設定変更キーとからなり、
    前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再動作指示キーのうち、前記設定変更キーの入力操作を有効とし、前記設定変更キーの入力操作を有効とした時間内に、前記設定変更キーの入力操作がされた場合、前記直前設定情報に記憶されていた設定項目の設定値を変更可能な状態とし、前記操作部によって前記設定項目の設定値が変更された場合には、前記直前設定情報を更新することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、
    前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再動作指示キーのうち、前記再実行キーの入力操作を有効とし、
    前記再実行キーの入力操作を有効とした時間内に、前記再実行キーの入力操作がされた場合、前記機能実行部が、直前に実行した機能と同一の機能を、前記直前設定情報に記憶されている設定項目の設定値と同一の内容で、再実行することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、
    前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再実行キーおよび前記設定変更キーの入力操作を有効とし、
    前記再実行キーの入力操作を有効とした時間内に、前記再実行キーの入力操作がされた場合、前記機能実行部が、直前に実行した機能と同一の機能を、前記直前設定情報に記憶されている設定項目の設定値と同一の内容で再実行し、
    前記設定変更キーの入力操作を有効とした時間内に、前記設定変更キーの入力操作がされた場合、前記直前設定情報に記憶されていた設定項目の設定値を変更可能な状態とし、前記操作部によって前記設定項目の設定値が変更された場合には、前記直前設定情報を更新することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記再実行キーの入力操作を有効とする時間が経過した後、前記キー有効化設定部が、前記再実行キーの入力操作を無効とすることを特徴とする請求項またはに記載の情報処理装置。
  5. 前記設定変更キーの入力操作を有効とする時間が経過した後、前記キー有効化設定部が、前記設定変更キーの入力操作を無効とすることを特徴とする請求項またはに記載の情報処理装置。
  6. 前記記憶部に、設定項目の初期値からなる初期設定情報を予め記憶し、前記選択された機能を実行するための設定項目の現在の設定値からなる現在設定情報を記憶し、
    前記再動作指示キーの入力操作を有効とした時間内に、前記再動作指示キーの入力操作がされずに、前記再動作指示キーの入力操作を有効とする時間が経過した後、前記現在設定情報を、前記初期設定情報に設定変更することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 表示部をさらに備え、
    前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、
    前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再動作指示キーのうち、前記再実行キーの入力操作を有効とした場合、前記表示部に、前記再実行キーに対応する表示領域を表示させ、前記再実行キーの入力操作を有効とした時間内に、前記再実行キーに対応する表示領域を選択する入力操作がされた場合に、前記機能実行部が、前記直前に実行した機能と同一の機能を、前記直前設定情報に記憶されている設定項目の設定値と同一の内容で、再実行することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  8. 表示部をさらに備え、
    前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、
    前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再動作指示キーのうち、前記設定変更キーの入力操作を有効とした場合、前記表示部に、前記設定変更キーに対応する表示領域を表示させ、
    前記設定変更キーの入力操作を有効とした時間内に、前記設定変更キーに対応する表示領域を選択する入力操作がされた場合に、前記直前設定情報に記憶されていた設定項目の設定値を変更可能な状態とし、前記操作部によって前記設定項目の設定値が変更された場合には、前記直前設定情報を更新することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  9. 所定の検知範囲内に存在する人体を検知する人感センサをさらに備え、
    前記人感センサによって、人体が検知されていない状態が一定時間以上継続した場合、
    前記キー有効化設定部が、再実行キーおよび設定変更キーの入力操作を無効とすることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  10. 原稿載置台に原稿が載置されているか否かを検出する原稿検出部をさらに備え、
    前記機能実行部によって選択された機能が実行された後に、前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再動作指示キーのうち、前記設定変更キーの入力操作を有効とした後、前記原稿検出部によって、原稿が変更されたことを検出した場合に、前記再実行キーの入力操作を有効とし、前記設定変更キーの入力操作を無効とすることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  11. 前記再実行キーおよび前記設定変更キーにそれぞれ対応づけて、再実行キーおよび設定変更キーの入力操作が有効または無効であることを確認するための表示素子をさらに備え、
    再実行キーおよび設定変更キーのいずれかの入力操作が有効に設定された場合に、それぞれに対応付けられた前記表示素子を点灯または点滅させることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  12. 前記機能実行部によって実行される機能には、原稿を複写するコピー機能、原稿を読み取り記憶する原稿読取機能、原稿を読み取り送信する原稿送信機能が含まれることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の情報処理装置。
  13. 情報処理装置の再実行制御方法であって、
    前記情報処理装置が、所定の入力操作をする操作部と、前記入力操作の有効または無効を設定するキー有効化設定部と、前記操作部によって選択された機能を実行する機能実行部と、直前に実行した機能の設定項目の設定値からなる直前設定情報を記憶した記憶部とを備え、
    前記操作部が、直前に実行した機能と同一の機能を再度実行するための再実行キーと、前記選択された機能を実行するための設定項目の設定内容を変更するための設定変更キーとを含み、
    前記操作部によって、実行させる機能が選択され、
    前記機能実行部によって前記選択された機能が実行された後に、
    その選択された機能を実行したときに利用した設定項目の設定値を、前記直前設定情報として前記記憶部に記憶し、
    前記キー有効化設定部が、一定時間、前記再実行キーおよび前記設定変更キーの少なくともいずれか一方または両方の入力操作を有効とし、
    前記再実行キーの入力操作を有効とした時間内に、前記再実行キーの入力操作がされた場合は、前記直前に実行した機能と同一の機能を、前記直前設定情報に記憶されている設定項目の設定値と同一の内容で、再実行し、
    前記設定変更キーの入力操作を有効とした時間内に、前記設定変更キーの入力操作がされた場合は、前記直前設定情報に記憶されていた設定項目の設定値を変更可能な状態とし、前記操作部によって前記設定項目の設定値が変更された場合には、前記直前設定情報を更新することを特徴とする情報処理装置の再実行制御方法。
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