[第1実施例]
図1はこの発明の一実施例である画像形成装置10の外観構成を示す正面図である。図1を参照して、第1実施例では、画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。なお、この発明は複合機だけでなく、複写機(コピー機)、印刷装置(プリンタ)およびファクシミリのような他の画像形成装置に適用可能である。
なお、この明細書では、ユーザの立ち位置に対向する面、つまり後述する操作パネル26が設けられる側の面を前面(正面)として画像形成装置10およびその構成部材の前後方向(奥行方向)を規定し、画像形成装置10およびその構成部材の左右方向(横方向)は、ユーザから画像形成装置10を見た状態を基準として規定する。
画像形成装置10は、画像読取部30、画像形成部32、手差し給紙部34、給紙装置38および排紙トレイ40を含む装置本体36を備える。
画像読取部30は、透明材によって形成される原稿載置台を備え、装置本体36に内蔵される。原稿載置台の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー30aが開閉自在に取り付けられる。この原稿押えカバー30aには、手差し給紙部34が設けられる。また、原稿押えカバー30aには、手差し給紙部34に載置された原稿を自動的に給紙するADF(自動原稿送り装置)が設けられる。
また、画像読取部30は、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える。この画像読取部30は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度または色度が検出され、原稿表面の画像に基づく読取画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
画像形成部32は、装置本体36に内蔵され、画像読取部30の下方に設けられる。この画像形成部32は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置および定着装置などを備える。画像形成部32は、手差し給紙部34または給紙装置38等から搬送される記録媒体(用紙)上に電子写真方式によって画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ40に排出する。ただし、用紙上に画像を形成するための画像データとしては、画像読取部30で読み取った画像データ、または外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。また、記録媒体としては、紙からなる用紙に限定されず、OHPフィルムなどの紙以外のシートも用いられる。
排紙トレイ40は、画像読取部30および画像形成部32の間に設けられる。排紙トレイ40の底面は、画像形成部32によって区画される。また、排紙トレイ40の天面は、画像読取部30によって区画される。さらに、排紙トレイ40の左側面(正面から見た左側面)は、連結筐体42の右側面で規定される。つまり、排紙トレイ40の前面側、背面側および左側面側は、開口する。排紙トレイ40の底面は、連結筐体42側に向かって下り勾配となる傾斜面を有する。
また、画像読取部30の前面側には、操作パネル26が設けられる。操作パネル26は、タッチパネル20付きのディスプレイ22および複数の操作ボタン26aを含む。
タッチパネル20付きのディスプレイ22には、各種設定または印刷指示などをユーザから受け付けるためのソフトウェアキーおよびメッセージ等が表示される。一例として、ディスプレイ22には、画像形成装置10が実行可能な各種のジョブ(機能)から所望のジョブを選択するための画面であるホーム画面および各ジョブの動作条件を設定するための設定画面などの操作画面が表示される。ただし、この第1実施例では、ジョブは、コピー(原稿のスキャンを含む)、印刷およびファックスの送信などを意味する。
操作ボタン26aは、ハードウェアキーであって、たとえば、ホームキー、省電力キーおよび主電源キーなどが含まれる。ホームキーは、ホーム画面をディスプレイ22に表示させるためのキーである。省電力キーは、消費電力が制限される省電力状態(省電力モード)と、消費電力が制限されない通常状態(通常モード)とを切り替えるためのキーである。
なお、ソフトウェアキーとは、たとえばタッチパネル20付きのディスプレイ22の表示面上にソフトウェア的に再現されたキー(アイコン)のことを言う。これに対して、ハードウェアキーとは、物理的な装置として設けられたキー(ボタン)のことを言う。
図2は図1に示す画像形成装置10の電気的な構成を示すブロック図である。図2を参照して、画像形成装置10はCPU12を含む。CPU12には、バス60を介してRAM14、HDD28、タッチパネル制御回路16、表示制御回路18、操作ボタン検出回路24、画像読取部30、画像形成部32および通信回路50が接続される。また、タッチパネル制御回路16にはタッチパネル20が接続され、表示制御回路18にはディスプレイ22が接続され、操作ボタン検出回路24には操作ボタン26aが接続される。
CPU12は、画像形成装置10の全体的な制御を司る。RAM14は、CPU12のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。
HDD28は、画像形成装置10の主記憶装置であって、CPU12が画像形成装置10の各部位の動作を制御するための制御プログラムおよび各種の画面についての表示画像データ等を適宜記憶する。ただし、HDD28に代えて、またはHDD28とともに、SSD、フラッシュメモリ、EEPROMなどの他の不揮発性メモリが用いられてもよい。
タッチパネル制御回路16は、タッチパネル20に必要な電圧などを付与するとともに、タッチパネル20のタッチ有効範囲内でのタッチ操作(タッチ入力)を検出して、そのタッチ入力の位置を示すタッチ座標データをCPU12に出力する。
タッチパネル20は、汎用のタッチパネルであり、静電容量方式、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式など、任意の方式のものを用いることができる。この第1実施例では、タッチパネル20としては、静電容量方式のタッチパネルが用いられ、ディスプレイ22の表示面上にタッチパネル20が設けられる。ただし、タッチパネル20とディスプレイ22とが一体的に形成されたタッチパネルディスプレイが用いられてもよい。
表示制御回路18は、GPUおよびVRAMなどを含んでおり、CPU12の指示の下、GPUは、RAM14に記憶された画像生成データを用いてディスプレイ22に種々の画面を表示するための表示画像データをVRAMに生成し、生成した表示画像データをディスプレイ22に出力する。ディスプレイ22としては、たとえばLCDまたはEL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどを用いることができる。
操作ボタン検出回路24は、上述した操作ボタン26aの操作に応じた操作信号ないし操作データをCPU12に出力する。
通信回路50は、インターネットなどのネットワークに接続するための通信回路である。この通信回路50は、有線通信回路または無線通信回路であり、CPU12からの指示に従って、ネットワークを介して、サーバ等の外部コンピュータと通信する。
なお、図2に示す画像形成装置10の電気的な構成は単なる一例であり、これに限定される必要はない。たとえば、各種の記録媒体(SDカードまたはUSBメモリなど)を装着可能な接続部(メモリスロットなど)などを備えても良い。
図3はコピー設定画面100の一例を示す図解図である。画像形成装置10において、ホーム画面で所定のジョブが選択されると、画像形成装置10のディスプレイ22には、選択されたジョブについての動作条件を設定するための設定画面が表示される。たとえば、ホーム画面でコピージョブが選択されると、画像形成装置10のディスプレイ22には、図3に示すようなコピー設定画面100が表示される。このコピー設定画面100は、コピージョブの動作条件を設定するための画面である。
コピー設定画面100には、スタートキー、リセットキー、プレビューキー、テンキー、機能選択キー102などのソフトウェアキーが設けられる(表示される)。
スタートキーは、横方向に長い長方形状であり、コピー設定画面100の右下のコーナ領域に表示されている。このスタートキーは、画像形成装置10の所定の動作を開始させるためのキーである。また、スタートキーは、ほぼ中央で左右に分割されており、左側には白黒スタートキーが、右側にはカラースタートキーが設けられる。カラースタートキーがタッチ(選択)されると、カラーモードの設定に応じてカラーコピーが開始される。一方、白黒スタートキーがタッチされると、白黒コピーが開始される。
リセットキーおよびプレビューキーは、それぞれ矩形形状であり、スタートキーの上側に表示される。リセットキーは、コピー設定画面100の右端に表示され、プレビューキーは、リセットキーの左側(左隣)に表示される。リセットキーは、画像形成装置10の所定の動作に関する設定を中止(初期化)させるためのキーである。たとえば、リセットキーがタッチされると、コピー設定画面100で設定されたコピージョブの動作条件の設定が初期化される。プレビューキーは、スキャンされた画像を表示(プレビュー)するためのキーである。プレビューキーがタッチされると、スキャンされた画像(プレビュー画像)がディスプレイ22に表示される。
テンキーは、コピー設定画面100の中央に表示され、さらにテンキー入力表示欄がテンキーの上側に表示される。テンキーは、画像形成の処理部数を入力するためのキーである。テンキーがタッチされると、入力された内容がテンキー入力表示欄に表示される。
機能選択キー102は、矩形形状であり、コピー設定画面100の左端に表示される。機能選択キー102は、複数設けられ、上下方向に並んで配置される。複数の機能選択キー102の各々は、コピージョブに含まれる複数の機能(動作条件)の各々に対応する。具体的には、コピー設定画面100には、カラーモード、原稿の向き、用紙選択、画面コピー、倍率、コピー濃度およびページ集約の各々についての詳細設定を行うための機能選択キー102が表示される。機能選択キー102がタッチされると、タッチされた機能選択キー102に対応する機能についての詳細設定画面がディスプレイ22に表示される。
このような構成の画像形成装置10では、画像形成装置10で実行可能な各種機能について、詳細な説明および操作方法などが提示されることがある。これによって、ユーザは、画像形成装置10で利用したことのない機能の内容および操作方法などを認識することができる。
ここで、画像形成装置10は、上述した画像形成装置10を構成するハードウェアを制御するためのコンピュータプログラム(ファームウェア)を備えている。画像形成装置10は、ファームウェアを介して各ハードウェアの動作を制御することにより、各機能を実現している。ファームウェアは、バージョンアップ、又は不具合の修正等のために、新たなファームウェアにアップデート(更新)される。新たなファームウェアは、たとえばネットワークを介してサーバ等の外部コンピュータからダウンロードされたり、SDカードまたはUSBメモリなどの記録媒体からダウンロードされたりする。このように、画像形成装置10のファームウェアが更新された場合には、それまで実行できなかった機能(新規機能)が追加されることがある。
しかしながら、従来の画像形成装置では、新たに追加された新規機能が存在する場合に、ユーザがその新規機能の存在に気づかなかったり、新規機能の内容が分からなかったりすることがある。このため、改善の余地がある。
そこで、この第1実施例では、新規機能が追加された場合に、新規機能についての情報を含む報知画面104をディスプレイ22に表示させるようにした。
第1実施例では、ファームウェアが更新される場合には、更新前のファームウェア(第1ファームウェアに相当)のバージョン情報(バージョン履歴)が記憶される。
また、新たなファームウェアには、最新(更新後)のバージョンのファームウェア(第2ファームウェアに相当)および古いバージョンのファームウェアの各々において実行可能な機能を示す機能テーブルが含まれる。機能テーブルには、ファームウェアのバージョンに対応して、各バージョンのファームウェアにおいて実行可能な機能が記述される。
画像形成装置10は、ファームウェアの更新が完了したときに、機能テーブルを参照して、最新のファームウェアで実行可能な機能と、更新前のファームウェアで実行可能な機能とを比較する。そして、最新のファームウェアで実行可能な機能のうち、更新前のファームウェアでは実行できなかった新規機能が存在するかどうかが判断される。つまり、画像形成装置10は、機能テーブルを参照して、新規機能を検出する。また、最新のファームウェアと更新前のファームウェアとで共通して実行可能な同様の機能であっても、機能の内容に変更点が有る場合は、その変更点が新規機能として検出される。
以下、図4を参照して画像形成装置10の動作例を説明する。図4は報知画面104を含むコピー設定画面100の一例を示す図解図である。
新規機能が存在すると判断された場合には、図4に示すように、新規機能についての情報(新規機能の存在および新規機能の内容をユーザに報知するための情報)を含む報知画面104がディスプレイ22に表示される。ただし、報知画面104は、新規機能に関連する操作画面(たとえばジョブについての設定画面など)がディスプレイ22に表示されている場合に表示される。具体的には、新規機能が追加されたジョブについての設定画面が表示される場合に表示される。このため、ホーム画面および新規機能に関連しない他のジョブの操作画面がディスプレイ22に表示されている場合には、報知画面104は表示されない。
たとえば、コピージョブに関する新規機能が追加された場合には、報知画面104は、ホーム画面からコピー設定画面100に切り替わったときに、コピー設定画面100の前面側に重ねて表示される。
報知画面104には、新規機能(たとえば蛍光ペン機能)が追加されたことを示す旨のメッセージの他に、機能設定部106、移動キー108、表示設定部110および閉じるキー112が設けられる。
機能設定部106は、新規機能を有効(ON)にするか無効(OFF)にするかを設定するために設けられる。具体的には、機能設定部106は、新規機能を有効にすることが割り当てられたチェックボックスと、新規機能を無効にすることが割り当てられたチェックボックスとを含み、ユーザのタッチ入力に応じてチェックボックスにチェックが入れられる。いずれかのチェックボックスにチェックが入ることによって、新規機能の設定が変更される。
移動キー108は、新規機能の詳細設定を行うためのソフトウェアキーである。この移動キー108がタッチされると、画像形成装置10のディスプレイ22には、新規機能の詳細設定を行う画面が表示される。
表示設定部110は、報知画面104の表示設定を変更するために設けられる。具体的には、表示設定部110は、現在表示されている新規機能についての報知画面104を今後表示しないようにすることが割り当てられたチェックボックスを含む。ただし、初期状態では、表示設定部110のチェックボックスにはチェックが入っておらず、ユーザのタッチ入力に応じてチェックが入れられる。表示設定部110のチェックボックスにチェックが入った状態で報知画面104が閉じられると、次から現在表示されている新規機能についての報知画面104が表示されなくなる。一方、表示設定部110のチェックボックスにチェックが入っていない状態で報知画面104が閉じられると、次にホーム画面からコピー設定画面100に切り替わったときにも、報知画面104が表示される。
閉じるキー112は、報知画面104を閉じるためのキーである。閉じるキー112がタッチされると、報知画面104を閉じられて、図3に示すようなコピー設定画面100が表示される。ただし、報知画面104が表示されている場合は、報知画面104以外の操作ができないようになっており、コピー設定画面100に設けられたキーは無効にされている。
画像形成装置10の上記のような動作は、CPU12がRAM14に記憶された制御プログラムを実行することによって実現される。具体的な処理については、後でフロー図を用いて説明する。
図5は図2に示すRAM14のメモリマップ70の一例を示す図解図である。図5に示すように、RAM14は、プログラム記憶領域72およびデータ記憶領域74を含む。RAM14のプログラム記憶領域72には、上述したように、制御プログラムが記憶される。制御プログラムは、表示プログラム72a、操作検出プログラム72b、新規機能検出プログラム72c、報知プログラム72dおよび通信プログラム72eを含む。
表示プログラム72aは、GPUを制御して、後述する画像生成データ74bを用いて、ホーム画面またはコピー設定画面100などの各種の画面に対応する表示画像データを生成し、ディスプレイ22に出力するためのプログラムである。また、表示プログラム72aは、画像生成データ74bを用いて、報知画面104に対応する表示画像データを生成し、ディスプレイ22に出力するためのプログラムである。
操作検出プログラム72bは、画像形成装置10の各部への操作を検出するためのプログラムである。たとえば、操作検出プログラム72bは、タッチパネル20から出力されたタッチ座標データを取得して、ディスプレイ22に表示される各種の画面に含まれるソフトウェアキーが操作されたことを検出するためのプログラムである。また、操作検出プログラム72bは、操作ボタン26aからの操作入力を検出するためのプログラムでもある。
新規機能検出プログラム72cは、後述するバージョン情報データ74cおよびテーブルデータ74dを参照して、最新のファームウェアで実行可能な機能のうち、更新前のファームウェアでは実行できなかった新規機能を検出するためのプログラムである。
報知プログラム72dは、新規機能検出プログラム72cに従って新規機能が検出された場合に、報知画面104をディスプレイ22に表示させ、新規機能の存在および新規機能の内容をユーザに報知するためのプログラムである。ただし、報知プログラム72dは、ユーザ操作に応じて、報知画面104をディスプレイ22に表示させないようにするためのプログラムでもある。
通信プログラム72eは、外部のコンピュータなどと、ネットワークを介して通信するためのプログラムである。
なお、図示は省略するが、プログラム記憶領域72には、画像読取プログラムおよび画像形成プログラムなども記憶される。画像読取プログラムは、画像読取部30を制御して、原稿の画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像信号(画像データ)を出力するためのプログラムである。画像形成プログラムは、画像形成部32を制御して、多色または単色の画像を用紙に印刷するためのプログラムである。また、プログラム記憶領域72には、画像形成装置10が備える各種の機能を選択および実行するためのプログラムなども記憶される。
RAM14のデータ記憶領域74には、操作入力データ74a、画像生成データ74b、バージョン情報データ74cおよびテーブルデータ74dなどのデータが記憶される。また、データ記憶領域74には、表示フラグ74eなどが記憶される。
操作入力データ74aは、たとえば操作検出プログラム72bに従って検出(取得)されたタッチ座標データまたは/および操作データである。検出されたタッチ座標データまたは/および操作データは、時系列に従って記憶される。
画像生成データ74bは、ディスプレイ22に表示される、ホーム画面、コピー設定画面100および報知画面104などの各種の画面に対応する表示画像データを生成するためのポリゴンデータまたはテクスチャデータ等のデータである。また、画像生成データ74bには、ソフトウェアキーの画像データ等も含まれる。
バージョン情報データ74cは、最新のファームウェアのバージョン情報および更新前のファームウェアのバージョン情報についてのデータである。
テーブルデータ74dは、上述した機能テーブルのデータを含む。ただし、このテーブルデータ74dは、たとえば、画像形成装置10のHDD28に記憶されている。テーブルデータ74dは、画像形成装置10のHDD28から読み出され、RAM14に記憶される。
表示フラグ74eは、報知画面104をディスプレイ22に表示させるかどうかを判断するためのフラグであり、報知プログラム72dに従って所定の条件が満たされた場合にオン/オフされる。表示フラグ74eは、複数存在する。複数の表示フラグ74eの各々は、最新のファームウェアで実行可能な機能の各々に対応する。この第1実施例では、新規機能が検出された場合に、検出された新規機能に対応する表示フラグ74eがオンされる。一方、オンされた表示フラグ74eは、表示設定部110のチェックボックスにチェックが入った状態で報知画面104を閉じられた場合にオフされる。
なお、図示は省略するが、データ記憶領域74には、制御プログラムの実行に必要な他のデータが記憶されたり、制御プログラムの実行に必要なタイマ(カウンタ)およびレジスタが設けられたりする。
図6は図2に示すCPU12の初期設定処理の一例を示すフロー図である。この初期設定処理は、ファームウェアの更新が完了したときに開始される。
図6に示すように、CPU12は、初期設定処理を開始すると、ステップS1で、現在のファームウェアのバージョン情報を取得し、ステップS3で、更新前のファームウェアのバージョン情報を取得し、ステップS5で、新規機能が存在するかどうかを判断する。
ステップS5で“NO”であれば、つまり、新規機能が存在しないと判断した場合は、初期設定処理を終了する。また、ステップS5で“YES”であれば、つまり、新規機能が存在すると判断した場合は、ステップS7で、新規機能に対応する表示フラグ74eをオンにして、初期設定処理を終了する。
次に、報知処理について説明する。図7は図2に示すCPU12の報知処理の一例を示すフロー図である。この報知処理は、初期設定処理が終了した後に開始される。
図7に示すように、CPU12は、報知処理を開始すると、ステップS31で、表示フラグ74eがオンかどうかを判断する。ここでは、複数の表示フラグ74eのうち、オンされた表示フラグ74eが存在するかどうかを判断する。ステップS31で“NO”であれば、つまり、オンされた表示フラグ74eが存在しない場合は、報知処理を終了する。また、ステップS31で“YES”であれば、つまり、オンされた表示フラグ74eが存在する場合は、ステップS33で、オンされた表示フラグ74eに対応する新規機能に対応する操作画面がディスプレイ22に表示されているかどうかを判断する。ここでは、新規機能が、ホーム画面で選択されたジョブに関連するかどうかを判断する。
ステップS33で“NO”であれば、つまり、新規機能に対応する操作画面がディスプレイ22に表示されていない場合は、報知処理を終了する。また、ステップS33で“YES”であれば、つまり、新規機能に対応する操作画面がディスプレイ22に表示されている場合は、ステップS35で、報知画面104をディスプレイ22に表示して、ステップS37で、表示フラグ74eをオフにするかどうかを判断する。ここでは、表示設定部110のチェックボックスにチェックが入った状態で報知画面104を閉じられたかどうかを判断する。
ステップS37で“NO”であれば、つまり、表示フラグ74eをオフにしない場合は、報知処理を終了する。また、ステップS37で“YES”であれば、つまり、表示フラグ74eをオフにする場合は、ステップS39で、表示フラグ74eをオフにして、報知処理を終了する。
この第1実施例によれば、新規機能が追加された場合に、新規機能についての情報を含む報知画面104をディスプレイ22に表示させるようにしたので、新規機能が有ることおよび新規機能の内容をユーザに認識させることができる。
また、第1実施例によれば、新規機能に関連する操作画面がディスプレイ22に表示されている場合に報知画面104を表示させるようにしたので、新規機能が有ることおよび新規機能の内容を適切にユーザに認識させることができる。
さらに、第1実施例によれば、新規機能検出プログラム72cに従って新規機能が検出されるので、適切に新規機能を検出して、新規機能が有ることおよび新規機能の内容をユーザに認識させることができる。
さらにまた、第1実施例によれば、画像形成装置において実行可能な機能を示す機能テーブルに従って新規機能が検出されるので、適切に新規機能を検出して、新規機能が有ることおよび新規機能の内容をユーザに認識させることができる。
また、第1実施例によれば、報知画面104がコピー設定画面100の前面側に重ねて表示されるので、新規機能が有ることおよび新規機能の内容を確実にユーザに認識させることができる。
さらに、第1実施例によれば、ファームウェアが更新されたときに追加された新規機能を検出するようにしたので、ファームウェアの更新時に追加された新規機能の内容を適切にユーザに認識させることができる。
さらにまた、第1実施例では、表示設定部110のチェックボックスにチェックが入った状態で報知画面104を閉じられると、次から報知画面104が表示されなくなるようにした。このため、ユーザが新規機能の内容を認識した場合には、報知画面104を表示させないようにするので、操作がし易い。
なお、第1実施例では、ファームウェアが更新されるときに新規機能が追加される場合を例に挙げて説明したが、これに限定される必要は無い。たとえば、画像形成装置10の入れ替え(機種変更)が行われる場合がある。たとえば、或るバージョンのファームウェアを備える画像形成装置(旧装置)から、旧装置よりも新しいバージョンのファームウェアを備える画像形成装置(新装置)への機種変更が行われる。ただし、新装置のHDD28には、上述した機能テーブルが記憶されている。また、新装置のRAM14には、旧装置のファームウェアのバージョン情報(旧装置のバージョン情報)を取得するための取得プログラムが記憶される。新装置は、取得プログラムに従って旧装置のバージョン情報を取得して、新装置のファームウェアで実行可能な機能と、旧装置のファームウェアで実行可能な機能とを比較する。そして、新装置のファームウェアで実行可能な機能のうち、旧装置のファームウェアで実行できなかった機能が新規機能として検出される。
ここで、新装置において旧装置のバージョン情報を取得する方法としては、たとえば、機種変更が行われる際に、ユーザまたはサービスマン等が、旧装置のバージョン情報を手動で新装置に入力(手入力)する方法がある。この場合、旧装置のバージョン情報に対応するIDなどの入力を受け付ける入力画面をディスプレイ22に表示させるようにしても良い。また、旧装置のバージョン情報をSDカードまたはUSBメモリなどの記録媒体に記憶させておき、新装置に記録媒体を接続することによって、旧装置のバージョン情報を新装置に転送するようにしても良い。さらに、画像形成装置10および外部コンピュータ(たとえばサーバ)を含む画像形成システムであれば、旧装置のバージョン情報をサーバ等の外部コンピュータに記憶させておき、ネットワークを介してサーバから新装置に旧装置のバージョン情報を取得(ダウンロード)するようにしても良い。この場合、旧装置のバージョン情報には、その旧装置を使用していたユーザの情報が紐づけられる。そして、ユーザまたはサービスマンの手入力などによって、新装置が旧装置を使用していたユーザの情報を取得して、そのユーザの情報が紐づけられた旧装置のバージョン情報をサーバからダウンロードする。また、新装置がサーバに自動的にアクセスして、ユーザの情報が紐づけられた旧装置のバージョン情報を外部コンピュータからダウンロードするようにしても良い。さらに、機能テーブルがサーバに記憶されていても良い。この場合、新装置がサーバにアクセスして、サーバに記憶された機能テーブルを参照して、新規機能を検出する。以上のようにすれば、機種変更が行われた場合に、新たに使用する画像形成装置10に新規機能が有ることおよび新規機能の内容をユーザに認識させることができる。
なお、画像形成装置10の機種変更によって新規機能が追加される場合には、旧装置が新しい世代の下位グレードの画像形成装置であって、新装置が旧装置よりも前の世代の上位グレードの画像形成装置である場合も含まれる。このことは、新しい世代の下位グレードの画像形成装置よりも、前の世代の上位グレードの画像形成装置の方が実行可能な機能が多い場合があるからである。この場合、新装置においては、外部コンピュータからダウンロードされるなどして、テーブルデータ74dが最新の状態に更新される。また、同世代の画像形成装置同士の機種変更であって、旧装置が下位グレードの画像形成装置であって、新装置が旧装置よりも上位グレードの画像形成装置である場合も同様である。
また、第1実施例では、表示設定部110のチェックボックスにチェックが入った状態で報知画面104を閉じられると、次から報知画面104が表示されなくなる(表示フラグ74eがオフされる)ようにしたが、これに限定される必要は無い。他の条件が満たされた場合に、次から報知画面104が表示されなくなるようにしても良い。たとえば、ユーザ認証を行い、画像形成装置10がユーザを識別する場合には、ユーザ毎に表示フラグ74eをオン/オフするようにしても良い。この場合、ユーザ毎に表示フラグ74eが管理され、或るユーザについては表示フラグ74eがオフされていても、他のユーザについて表示フラグ74eがオンされていることがある。このようにすれば、新規機能の存在および新規機能の内容を認識したユーザには報知画面104を表示させずに、新規機能の存在および新規機能の内容を知らないユーザには報知画面104を表示させることができる。このため、新規機能が有ることおよび新規機能の内容を適切に報知することができる。
さらに、新規機能が追加されたときから、所定の期間(たとえば7日〜20日)が経過したときに、報知画面104が表示されなくなる(表示フラグ74eがオフされる)ようにしても良い。また、ディスプレイ22に報知画面104が初めて表示されたときから、所定の期間が経過したときに、報知画面104が表示されなくなるようにしても良い。
さらにまた、図8に示すように、機能リスト152(図9参照)を表示するための機能リストキー118をコピー設定画面100に表示するようにしても良い。機能リストキー118がタッチされると、各機能に対応するソフトウェアキー(たとえば機能選択キー102など)を表示するかどうかの設定を行うための表示設定画面150が表示される。表示設定画面150には、機能リスト152が表示される。機能リスト152には、複数の機能が記述され、複数の機能毎に、第1チェックボックス152a、第2チェックボックス152b、機能説明キー152c、詳細設定キー152dおよび戻るキー152eが設けられる。なお、図9に示すように、機能リスト152に記述される機能には、新規機能の他に、従来機能(従来から存在する機能または従来から実行できた機能)が含まれる。第1チェックボックス152aは、機能に対応するソフトウェアキーを表示させることを選択するためのチェックボックスである。第2チェックボックス152bは、機能に対応するソフトウェアキーを表示させないことを選択するためのチェックボックスである。第1チェックボックス152aおよび第2チェックボックス152bのいずれかにチェックが入るように設定されており、ユーザ操作に応じて設定が変更される。つまり、第1チェックボックス152aおよび第2チェックボックス152bのいずれにチェックが入るかに応じて、各機能に対応するソフトウェアキーを表示するかどうかの設定が変更される。ただし、新規機能に対応するソフトウェアキーが非表示にされている場合には、その新規機能は無効にされる。したがって、新規機能に対応するソフトウェアキーが非表示にされている場合には、その新規機能に対応する報知画面104が表示されることはない。機能説明キー152cがタッチされると、機能説明キー152cに対応する機能について、詳細な説明および操作方法などが提示される。たとえば、機能の詳細な説明および操作方法が記述された画面またはウインドウが表示される。詳細設定キー152dがタッチされると、詳細設定キー152dに対応する機能の詳細設定を行う画面が表示される。戻るキー152eがタッチされると、コピー設定画面100に戻る(コピー設定画面100に切り替わる)。たとえば、“倍率”および“コピー濃度”の第2チェックボックス152bにチェックが入った状態で、戻るキー152eがタッチされると、図10に示すように、コピー設定画面100において“倍率”および“コピー濃度”に対応する機能選択キー102が非表示にされる。このように、各機能に対応するソフトウェアキーを表示するかどうかを任意に選択することができるので、使い勝手が良い。また、ユーザにとって不要な機能に対応するソフトウェアキーを非表示にすることによって、操作画面に表示されるソフトウェアキーの数が減り、操作画面の視認性を向上させることができる。
[第2実施例]
第2実施例の画像形成装置10では、コピー設定画面100に、報知画面104を表示させるための報知キー114を表示させるようにした以外は第1実施例と同じであるため、第1実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
図11は第2実施例のコピー設定画面100の一例を示す図解図である。図12は第2実施例の報知画面104を含むコピー設定画面100の一例を示す図解図である。
第2実施例では、図11に示すように、コピー設定画面100に、報知画面104を表示させるための報知キー114が表示される。
報知キー114は、横方向に長い長方形状であり、コピー設定画面100の右上のコーナ領域に表示されている。この報知キー114には、新規機能が追加されたことを示す旨のメッセージが表示される。そして、報知キー114がタッチされた場合に、報知画面104が表示される。つまり、報知キー114は、報知画面104へのショートカットキーとして機能する。
ただし、報知キー114は、対応する新規機能の表示フラグ74eに連動して表示されたり、表示されなくなったりする。このため、報知キー114は、対応する新規機能の表示フラグ74eがオンされたときから表示される。また、報知キー114は、表示設定部110のチェックボックスにチェックが入った状態で報知画面104を閉じられると、表示されなくなる。
以下、フロー図を用いて、第2実施例における報知処理について説明するが、第1実施例で説明した報知処理と同じ処理については同じ参照符号を付し、重複した内容については、説明を省略するまたは簡単に説明することにする。
図13は第2実施例の報知処理の一例を示すフロー図である。図13に示すように、CPU12は、報知処理を開始すると、ステップS33で“YES”であれば、ステップS51で、報知キー114をコピー設定画面100に表示して、ステップS53で、報知キー114が選択されたかどうかを判断する。
ステップS53で“NO”であれば、つまり、報知キー114が選択されない場合は、報知処理を終了する。ただし、報知キー114が選択される操作以外の操作があった場合は、その他の処理を実行する。その他の処理としては、ユーザの指示に従って各ジョブにおける各種の設定が行われる処理および各ジョブが開始または停止される処理などが該当する。
一方、ステップS53で“YES”であれば、つまり、報知キー114が選択された場合は、ステップS35に進み、報知画面104をディスプレイ22に表示する。
また、ステップS37で“YES”であれば、ステップS39で、表示フラグ74eをオフにして、ステップS55で、報知キー114を非表示にして、報知処理を終了する。
なお、ステップS33までの処理、ステップS35の処理およびステップS37の処理の内容については、第1実施例と同じであるので説明を省略する。
この第2実施例によれば、報知キー114が表示されるので、新規機能が有ることを適切に報知することができる。また、報知キー114がタッチされるまでは、新規機能以外の設定を行うことができる。さらに、報知キー114がタッチされた場合には、報知画面104が表示されるので、新規機能の内容を適切に報知することができる。
[第3実施例]
第3実施例の画像形成装置10では、新規機能の存在を報知するための報知マーク116を表示させるようにした以外は第1実施例と同じであるため、第1実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
図14は第3実施例のコピー設定画面100の一例を示す図解図である。図15は第3実施例の詳細設定画面120を含むコピー設定画面100の一例を示す図解図である。図16は第3実施例の報知画面104を含むコピー設定画面100の一例を示す図解図である。
第3実施例では、図14に示すように、コピー設定画面100に設けられる機能選択キー102に、新規機能の存在を報知するための報知マーク116が表示される。
たとえば、コピー濃度の設定に関する新規機能が存在する場合には、報知マーク116は、コピー濃度の詳細設定を行うための機能選択キー102の前面側に重ねて表示される。
ここで、コピー濃度の詳細設定を行うための機能選択キー102がタッチされると、図15に示すように、コピー濃度の設定を行うための詳細設定画面120がディスプレイ22に表示される。詳細設定画面120は、コピー濃度を設定する濃度設定部122と、原稿の種類を設定する種類設定部124とを含む。
濃度設定部122は、左右方向に延びるバーと、バーに沿って左右方向に移動されるスライダを含む。バーは、左右方向に所定の間隔で配置される目盛を含む。スライダは、初期状態においては、バーの左右方向の中央に位置する。このスライダは、ユーザの操作によって移動される。スライダの位置に応じて、コピー濃度が変更される。
種類設定部124は、複数の種類の原稿の各々に対応する複数のソフトウェアキーを含む。いずれかのソフトウェアキーが選択されることによって、原稿の種類が設定され、自動的にコピー濃度が調整される。
また、種類設定部124には、蛍光ペン機能(蛍光ペンモード)を設定する蛍光色設定部126が含まれる。第3実施例では、蛍光ペン機能が新規機能であり、蛍光色設定部126の近傍に、報知マーク116が表示される。なお、蛍光ペン機能とは、原稿に蛍光色が含まれている場合に、その蛍光色を濃くしたり、薄くしたりする機能を意味する。蛍光色設定部126は、チェックボックスを含み、チェックボックスにチェックが入ることによって、蛍光ペン機能が有効となる。一方、チェックボックスにチェックが入らない場合には、蛍光ペン機能が無効となる。ただし、初期状態では、蛍光色設定部126のチェックボックスにはチェックが入っておらず、ユーザのタッチ入力に応じてチェックが入れられる。
ここで、蛍光色設定部126のチェックボックスにユーザのタッチ入力に応じてチェックが入れられると、図16に示すように、報知画面104が表示される。つまり、新規機能の設定が変更されると、報知画面104が表示される。
ただし、報知マーク116は、対応する新規機能の表示フラグ74eに連動して表示されたり、表示されなくなったりする。このため、報知マーク116は、対応する新規機能の表示フラグ74eがオンされたときから表示される。また、報知マーク116は、表示設定部110のチェックボックスにチェックが入った状態で報知画面104を閉じられると、報知マーク116が表示されなくなる。
また、報知マーク116は、図17に示すようなホーム画面140において表示されるようにしても良い。ホーム画面140は、上述したように画像形成装置10が実行可能な各種のジョブから所望のジョブを選択するための画面であり、各種のジョブに対応するジョブ選択キー142を含む。ここで、新規機能が含まれるジョブに対応するジョブ選択キー142に、報知マーク116が表示されるようにしても良い。たとえば、上述した蛍光ペン機能が新規機能として追加された場合には、報知マーク116は、蛍光ペン機能が含まれるコピージョブに対応するジョブ選択キー142の前面側に重ねて表示される。
以下、フロー図を用いて、第3実施例における報知処理について説明するが、第1実施例で説明した報知処理と同じ処理については同じ参照符号を付し、重複した内容については、説明を省略するまたは簡単に説明することにする。
図18は第3実施例の報知処理の一例を示すフロー図である。図18に示すように、CPU12は、報知処理を開始すると、ステップS33で“YES”であれば、ステップS71で、報知マーク116を表示して、ステップS73で、新規機能の設定が変更されたかどうかを判断する。
ステップS73で“NO”であれば、つまり、新規機能の設定が変更されない場合は、報知処理を終了する。ただし、新規機能の設定が変更される操作以外の操作があった場合は、その他の処理を実行する。一方、ステップS73で“YES”であれば、つまり、新規機能の設定が変更された場合は、ステップS35に進み、報知画面104をディスプレイ22に表示する。
また、ステップS37で“YES”であれば、ステップS39で、表示フラグ74eをオフにして、ステップS75で、報知マーク116を非表示にして、報知処理を終了する。
なお、ステップS33までの処理、ステップS35の処理およびステップS37の処理の内容については、第1実施例と同じであるので説明を省略する。
この第3実施例によれば、報知マーク116が表示されるので、新規機能が有ることを適切に報知することができる。また、新規機能の設定が変更された場合には、報知画面104が表示されるので、新規機能の内容を適切に報知することができる。
なお、第3実施例に示した態様は、第2実施例にも組み合わせて採用することが可能である。この場合、図17に示すようなホーム画面140に報知画面104を表示させるための報知キー114を表示させるようにしても良い。
また、上述の実施例で挙げた数値、画面および具体的な構成等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。また、上述の実施例で示したフロー図の各ステップは、同じ結果が得られるのであれば、処理される順番は適宜変更することが可能である。