JP2020049921A - 画像形成装置、表示装置、制御プログラムおよび制御方法 - Google Patents

画像形成装置、表示装置、制御プログラムおよび制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の通知ウインドウが表示される場合に、簡単に通知ウインドウを非表示にすることができる。【解決手段】 画像形成装置(10)は、ディスプレイ22を備え、ディスプレイ22には、画像形成装置10に係る複数の事象が生じている場合に、ディスプレイ22には、事象であって、ユーザに情報を通知すべき所定の事象が生じている場合には、複数の事象に応じた複数のメッセージをそれぞれ含む複数の通知ウインドウ104が表示される。複数の通知ウインドウのうちの少なくとも1つには第1キー104aが含まれ、第1キー104aが操作された場合に、全ての通知ウインドウ104が非表示にされる。【選択図】 図4

Description

この発明は、画像形成装置、表示装置、制御プログラムおよび制御方法に関し、特にたとえば、表示手段を備え、所定の情報をユーザに通知するための通知ウインドウを表示手段に表示する、画像形成装置、表示装置、制御プログラムおよび制御方法に関する。
この種の背景技術の一例が特許文献1に開示される。背景技術の対話表示装置では、各種処理を実行する機能処理部の処理状況に応じたメッセージ内容がポップアップウィンドウとして表示部に表示され、複数のメッセージ内容が表示される場合には、メッセージ種別毎に設定された優先度に応じて、複数のウインドウが重なって表示される。
各ウインドウには確認ボタンが設けられており、操作者が最前面のウインドウの確認ボタンを操作すると、最前面のウインドウが消去され、後続する次のウインドウが最前面に表示される。
特開2000−305687号公報
しかしながら、背景技術の対話表示装置では、全ての通知ウインドウを非表示にするためには、各通知ウインドウにおいて確認ボタンを操作する必要が有り、多数の通知ウインドウが表示される場合には、確認ボタンを操作する作業が面倒であるという問題がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、画像形成装置、表示装置、制御プログラムおよび制御方法を提供することである。
この発明の他の目的は、複数の通知ウインドウが表示される場合に、簡単に通知ウインドウを非表示にすることができる、画像形成装置、表示装置、制御プログラムおよび制御方法を提供することである。
第1の発明は、表示面を有する表示手段を備える画像形成装置であって、通知手段および表示制御手段を備える。通知手段は、画像形成装置に係る複数の事象が生じている場合に、複数の事象に応じた複数のメッセージをそれぞれ含む複数のウインドウを表示面に表示させる。表示制御手段は、複数のウインドウのうちの少なくとも1つに設けられる第1キーが操作された場合に、表示面に表示される全てのウインドウを非表示にする。
第2の発明は、第1の発明に従属する画像形成装置であって、通知手段は、複数のウインドウを重ねて表示し、第1キーは、少なくとも最前面のウインドウに設けられる。
第3の発明は、第2の発明に従属する画像形成装置であって、複数のメッセージのそれぞれには、優先順位が設定されており、通知手段は、複数のウインドウのそれぞれに含まれるメッセージの優先順位に応じた表示順で、複数のウインドウを表示する。
第4の発明は、第2または第3の発明に従属する画像形成装置であって、最前面のウインドウには、第2キーが設けられ、表示制御手段は、第2キーが操作された場合に、最前面のウインドウを非表示にする。
第5の発明は、第1の発明に従属する画像形成装置であって、複数のウインドウのうちの少なくとも1つには、第2キーが設けられ、表示制御手段は、第2キーが操作された場合に、操作された第2キーが設けられるウインドウを非表示にする。
第6の発明は、第5の発明に従属する画像形成装置であって、複数のウインドウのうちの少なくとも1つには、第1キーおよび第2キーが設けられる。
第7の発明は、表示面を有する表示手段を備える表示装置であって、通知手段および表示制御手段を備える。通知手段は、複数のメッセージをそれぞれ含む複数のウインドウを表示面に表示させる。表示制御手段は、複数のウインドウのうちの少なくとも1つに設けられる第1キーが操作された場合に、表示面に表示される全てのウインドウを非表示にする。
第8の発明は、表示面を有する表示手段を備える画像形成装置の制御プログラムであって、画像形成装置のプロセッサを、画像形成装置に係る複数の事象が生じている場合に、複数の事象に応じた複数のメッセージをそれぞれ含む複数のウインドウを表示面に表示させる通知手段および複数のウインドウのうちの少なくとも1つに設けられる第1キーが操作された場合に、表示面に表示される全てのウインドウを非表示にする表示制御手段として機能させる。
第9の発明は、表示面を有する表示手段を備える画像形成装置の制御方法であって、(a)画像形成装置に係る複数の事象が生じている場合に、複数の事象に応じた複数のメッセージをそれぞれ含む複数のウインドウを表示面に表示させるステップおよび(b)複数のウインドウのうちの少なくとも1つに設けられる第1キーが操作された場合に、表示面に表示される全てのウインドウを非表示にするステップを含む、制御方法である。
第10の発明は、表示面を有する表示手段を備える表示装置の制御プログラムであって、表示装置のプロセッサを、複数のメッセージをそれぞれ含む複数のウインドウを表示面に表示させる通知手段および複数のウインドウのうちの少なくとも1つに設けられる第1キーが操作された場合に、表示面に表示される全てのウインドウを非表示にする表示制御手段として機能させる。
第11の発明は、表示面を有する表示手段を備える表示装置の制御方法であって、(a)複数のメッセージをそれぞれ含む複数のウインドウを表示面に表示させるステップおよび(b)複数のウインドウのうちの少なくとも1つに設けられる第1キーが操作された場合に、表示面に表示される全てのウインドウを非表示にするステップを含む、制御方法である。
この発明によれば、複数の通知ウインドウが表示される場合に、簡単に通知ウインドウを非表示にすることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明の一実施例である画像形成装置の外観を示す斜視図である。 図2は図1に示す画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。 図3はホーム画面の一例を示す図解図である。 図4は第1種類の通知ウインドウを含むホーム画面の一例を示す図解図である。 図5はメッセージテーブルの一例を示す図解図である。 図6は図2に示すRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。 図7は図2に示すCPUの通知処理の一例を示すフロー図である。 図8は図2に示すCPUのフラグ切替処理の一例を示すフロー図である。 図9は第2実施例における第2種類の通知ウインドウを含むホーム画面の一例を示す図解図である。 図10は第2実施例の通知処理の一例の一部を示すフロー図である。 図11は第3実施例におけるメッセージテーブルの一例を示す図解図である。 図12は第3実施例の通知処理の一例の一部を示すフロー図である。 図13は第4実施例における第3種類の通知ウインドウを含むホーム画面の一例を示す図解図である。 図14は第4実施例の通知処理の一例の一部を示すフロー図である。 図15は変形例の第3種類の通知ウインドウを含むホーム画面の一例を示す図解図である。 図16は第5実施例における通知用キーを含むコピー設定画面の一例を示す図解図である。 図17は第5実施例における通知ウインドウを含むコピー設定画面の一例を示す図解図である。 図18は第5実施例の通知処理の一例の一部を示すフロー図である。 図19は第5実施例のフラグ切替処理の一例を示すフロー図である。
[第1実施例]
図1はこの発明の一実施例である画像形成装置10の外観構成を示す斜視図である。図1を参照して、第1実施例では、画像形成装置10は、画像表示機能を備え、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。この発明は複合機だけでなく、複写機(コピー機)、印刷装置(プリンタ)およびファクシミリのような他の画像形成装置に適用可能である。また、この発明は画像形成装置だけでなく、タブレット端末、スマートフォン、PCおよび電子机(デジタルテーブル)などの各種の画像表示機能を備える情報機器ないし電子機器に適用することも可能である。さらに、この発明は、インフォメーションディスプレイおよび電子黒板などの表示装置にも適用可能である。
なお、この明細書では、ユーザの立ち位置に対向する面、つまり後述する操作パネル26が設けられる側の面を前面(正面)として画像形成装置10およびその構成部材の前後方向(奥行方向)を規定し、画像形成装置10およびその構成部材の左右方向(横方向)は、ユーザから画像形成装置10を見た状態を基準として規定する。
画像形成装置10は、画像読取部30、画像形成部32、給紙装置38および排紙トレイ40を含む装置本体36を備える。
画像読取部30は、透明材によって形成される原稿載置台を備え、装置本体36に内蔵される。原稿載置台の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー30aが開閉自在に取り付けられる。この原稿押えカバー30aには、原稿載置トレイ34が設けられる。また、原稿押えカバー30aには、原稿載置トレイ34に載置された原稿を自動的に給紙するADF(自動原稿送り装置)が設けられる。
また、画像読取部30は、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える。この画像読取部30は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度または色度が検出され、原稿表面の画像に基づく読取画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
画像形成部32は、装置本体36に内蔵され、画像読取部30の下方に設けられる。この画像形成部32は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置および定着装置などを備える。画像形成部32は、給紙装置38等から搬送される記録媒体(用紙)上に電子写真方式によって画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ40に排出する。ただし、用紙上に画像を形成するための印刷画像データとしては、画像読取部30で読み取った画像データの他、外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。また、記録媒体としては、紙からなる用紙に限定されず、OHPフィルムなどの紙以外のシートも用いられる。
なお、詳細な説明は省略するが、画像形成部32は、カラーのプリント機能を備えており、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色について、感光体ドラムと、帯電装置と、現像装置と、転写ローラと、クリーニング装置を含む画像形成ステーションが構成される。たとえば、画像形成装置10は、タンデム式の画像形成装置であって、画像形成部32において、色毎の画像形成ステーションが一列に並んで配置される。
排紙トレイ40は、画像読取部30および画像形成部32の間に設けられる。排紙トレイ40の底面は、画像形成部32によって区画される。また、排紙トレイ40の天面は、画像読取部30によって区画される。さらに、排紙トレイ40の左側面(正面から見た左側面)は、連結筐体42の右側面で規定される。つまり、排紙トレイ40の前面側、背面側および左側面側は、開口する。排紙トレイ40の底面は、連結筐体42側に向かって下り勾配となる傾斜面を有する。
また、画像読取部30の前面側には、操作パネル26が設けられる。操作パネル26は、タッチパネル20付きのディスプレイ22および複数の操作ボタン26aを含む。
タッチパネル20付きのディスプレイ22には、各種設定または印刷指示などをユーザから受け付けるためのソフトウェアキーおよびメッセージ等が表示される。ディスプレイ22には、画像形成装置10が実行可能な各種のジョブから所望のジョブを選択するための画面であるホーム画面100(図3参照)等の種々の操作画面が表示される。ただし、この第1実施例では、ジョブは、コピー(原稿のスキャンを含む)、印刷(プリント)およびファックスの送信などを意味する。
操作ボタン26aは、ハードウェアキーであって、たとえば、ホームキー、省電力キーおよび主電源キーなどが含まれる。ホームキーは、ホーム画面をディスプレイ22に表示させるためのキーである。省電力キーは、消費電力が制限される省電力状態(省電力モード)と、消費電力が制限されない通常状態(通常モード)とを切り替えるためのキーである。ただし、操作ボタン26aは、ソフトウェアキーであっても良い。この場合、操作ボタン26aは、タッチパネル20付きのディスプレイ22に表示される。
なお、ソフトウェアキーとは、たとえばタッチパネル20付きのディスプレイ22の表示面上にソフトウェア的に再現されたキー(アイコン)のことを言う。これに対して、ハードウェアキーとは、物理的な装置として設けられたキー(ボタン)のことを言う。また、操作パネル26における操作入力とは、ソフトウェアキーにおける操作入力(たとえばタッチパネル20へのタッチ入力)およびハードウェアキーにおける操作入力(操作ボタン26aのボタン操作)などの操作パネル26の各部への操作入力を意味する。
図2は図1に示す画像形成装置10の電気的な構成を示すブロック図である。図2を参照して、画像形成装置10はCPU12を含む。CPU12には、バス60を介してRAM14、タッチパネル制御回路16、表示制御回路18、操作ボタン検出回路24、HDD28、画像読取部30、画像形成部32および通信回路62が接続される。また、タッチパネル制御回路16にはタッチパネル20が接続され、表示制御回路18にはディスプレイ22が接続され、操作ボタン検出回路24には操作ボタン26aが接続される。
CPU12は、画像形成装置10の全体的な制御を司る。RAM14は、CPU12のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。
HDD28は、画像形成装置10の主記憶装置であって、CPU12が画像形成装置10の各部位の動作を制御するための制御プログラムおよび各種データ等を適宜記憶する。ただし、HDD28に代えて、またはHDD28とともに、SSD、フラッシュメモリ、EEPROMなどの他の不揮発性メモリが用いられてもよい。
タッチパネル制御回路16は、タッチパネル20に必要な電圧などを付与するとともに、タッチパネル20のタッチ有効範囲内でのタッチ操作(タッチ入力)を検出して、そのタッチ入力の位置を示すタッチ座標データをCPU12に出力する。
タッチパネル20は、汎用のタッチパネルであり、静電容量方式、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式など、任意の方式のものを用いることができる。この第1実施例では、タッチパネル20としては、静電容量方式のタッチパネルが用いられ、ディスプレイ22の表示面にタッチパネル20が設けられる。ただし、タッチパネル20とディスプレイ22とが一体的に形成されたタッチパネルディスプレイが用いられてもよい。
表示制御回路18は、GPUおよびVRAMなどを含んでおり、CPU12の指示の下、GPUは、RAM14に記憶された画像生成データ74b(図6参照)を用いてディスプレイ22に種々の画面を表示するための表示画像データをVRAMに生成し、生成した表示画像データをディスプレイ22に出力する。ディスプレイ22としては、たとえばLCDまたはEL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどを用いることができる。
操作ボタン検出回路24は、上述した操作ボタン26aの操作に応じた操作信号ないし操作データをCPU12に出力する。
通信回路62は、インターネットなどのネットワークに接続するための通信回路である。この通信回路62は、有線通信回路または無線通信回路であり、CPU12からの指示に従って、ネットワークを介して、外部コンピュータと通信する。
なお、図2に示す画像形成装置10の電気的な構成は単なる一例であり、これに限定される必要はない。たとえば、画像形成装置10には、画像形成部32における紙詰まりを検出するためのジャムセンサおよび給紙装置38における用紙の残量を検出するための用紙センサ等が設けられる。また、画像形成装置10には、SDカードまたはUSBメモリなどの各種の記録媒体を装着可能なメモリスロットなどの接続部が設けられても良い。さらに、画像形成装置10には、タッチパネル20および操作ボタン26a以外の入力手段として、たとえばコンピュータマウス、タッチパッド、ペンタブレットなどのポインティングデバイスが接続されたり、ハードウェアのキーボードが接続されたりすることがある。
このような構成の画像形成装置では、画像形成装置に係る情報に応じたメッセージ内容がポップアップウィンドウとしてディスプレイに表示されるものがある。このような画像形成装置では、メッセージ種別毎に設定された優先度に応じて、複数のウインドウが重なって表示される。ここで、各ウインドウには当該ウインドウを消去するための確認ボタンが設けられており、操作者が最前面のウインドウの確認ボタンを操作すると、最前面のウインドウが消去され、後続する次のウインドウが最前面に表示される。
しかしながら、従来の画像形成装置では、全てのウインドウを非表示にするためには、各ウインドウにおいて確認ボタンを操作する必要が有り、多数のメッセージが表示される場合には、確認ボタンを操作する作業が面倒であるという問題がある。
そこで、この第1実施例の画像形成装置10では、複数の通知ウインドウが重なって表示される場合に、一部の通知ウインドウに、全ての通知ウインドウを非表示にするためのキーを設けるようにした。
以下、図3および図4等を参照して画像形成装置10の動作例を説明する。図3はホーム画面100の一例を示す図解図である。図4は第1種類の通知ウインドウ104を含むホーム画面100の一例を示す図解図である。
上述したように、画像形成装置10は、種々の機能を有する複合機であり、コピージョブ、印刷(プリント)ジョブ、スキャンジョブおよびFAXジョブ等を実行することができる。画像形成装置10の電源がオンされて、各機能を実行可能な待機状態にある場合、画像形成装置10のディスプレイ22には、図3に示すようなホーム画面100が表示される。このホーム画面100には、コピー、プリント、FAXおよびスキャンなどの各ジョブを選択して各ジョブにおける動作条件等を設定する操作画面(設定画面)を表示するためのジョブ選択キー(アイコン)102の画像が表示される。
たとえば、ユーザは、ジョブ選択キー102を操作(タッチ)して、所望のジョブの実行を指示することができる。したがって、画像形成装置10は、ユーザの指示に従って各ジョブを実行する。
ここで、図4に示すように、ディスプレイ22にホーム画面100または各種設定画面が表示されている状態で、画像形成装置10に係るイベント(事象)であって、ユーザに情報を通知すべき所定の事象が生じている場合には、その事象に係る情報に応じたメッセージを含む第1種類の通知ウインドウ104が表示される。ただし、ユーザに情報を通知すべき事象には、画像形成装置10における用紙切れ、トナー切れ、紙詰まり等の不具合(エラー)、ジョブの開始/終了、ユーザ操作の補助およびユーザ操作の受け付け等の複数の事象が含まれる。そして、本実施例の画像形成装置10では、複数の事象のそれぞれに対応する複数のメッセージが用意されており、画像形成装置10で生じている事象に応じたメッセージが指定され、指定されたメッセージ(指定メッセージ)を含む第1種類の通知ウインドウ104が表示される。
第1種類の通知ウインドウ104は、ホーム画面100等の各種画面の前面に重なって、ディスプレイ22の表示領域の中央部に表示される。図4に示す例では、第1種類の通知ウインドウ104は、ホーム画面100の前面に表示される。すなわち、第1種類の通知ウインドウ104は、ポップアップで表示される。また、1つのメッセージにつき、1つの第1種類の通知ウインドウ104が表示される。すなわち、1つの第1種類の通知ウインドウ104には、1つのメッセージが含まれる。これらのことは、第2実施例〜第5実施例で説明する第2種類の通知ウインドウ106および第3種類の通知ウインドウ108も同様である。
ここで、画像形成装置10で複数の事象が同時に生じている場合には、複数の事象のそれぞれに応じた複数のメッセージがユーザに通知されることがある。この場合、複数のメッセージのそれぞれに対応する複数の第1種類の通知ウインドウ104が同時に表示される。すなわち、ユーザに通知されるメッセージの数(通知件数)に応じた数の第1種類の通知ウインドウ104が同時に表示される。
第1実施例の画像形成装置10では、複数の第1種類の通知ウインドウ104が同時に表示される場合には、複数の第1種類の通知ウインドウ104は重なって表示される。また、全ての第1種類の通知ウインドウ104が同じ位置に表示される。したがって、最前面の第1種類の通知ウインドウ104のみが視認可能となる。
ただし、第1種類の通知ウインドウ104に表示される複数のメッセージのそれぞれには、優先順位が設定されている。なお、メッセージ毎の優先順位は、メッセージの内容の重要度、緊急度等に加え、画像形成装置10の設置場所および使用状況等に応じて適宜設定される。そして、複数の第1種類の通知ウインドウ104が重なって表示される場合には、メッセージ毎に設定された優先順位に応じて各第1種類の通知ウインドウ104の表示順が設定される。前面側から背面側に行くにつれて、優先順位が下位のメッセージを含む第1種類の通知ウインドウ104になるように、各第1種類の通知ウインドウ104の表示順が設定される。したがって、優先順位が上位のメッセージを含む第1種類の通知ウインドウ104は、優先順位が下位のメッセージを含む第1種類の通知ウインドウ104よりも前面側に表示される。すなわち、優先順位が最上位のメッセージを含む第1種類の通知ウインドウ104が最前面に表示される。
また、第1実施例では、少なくとも最前面の第1種類の通知ウインドウ104には、上述したメッセージの他に、第1キー104aが設けられる(表示される)。ただし、第1キー104aは、最前面の第1種類の通知ウインドウ104以外の第1種類の通知ウインドウ104にも設けられても良い。
第1キー104aには、最前面の第1種類の通知ウインドウ104および他の第1種類の通知ウインドウ104を非表示にする(消去する)機能、すなわち、全ての通知ウインドウを非表示にする機能が割り当てられる。これらのことは、後述する第1キー108aも同様である。
なお、第1種類の通知ウインドウ104は、第1キー104aをタッチする以外の操作ができないようになっており、その他の操作(たとえば、ジョブ選択キー102をタッチする操作)はできないようになっている。また、複数の第1種類の通知ウインドウ104が重なって表示される場合には、最前面の第1種類の通知ウインドウ104の第1キー104aをタッチする以外の操作ができないようになっている。
第1キー104aがタッチされると、全ての通知ウインドウが非表示にされる。すなわち、図3に示すようなホーム画面100に戻る。なお、ホーム画面100の前面に第1種類の通知ウインドウ104が表示される例について説明したが、ホーム画面100以外の各種設定画面の前面に第1種類の通知ウインドウ104が表示される場合には、第1キー104aがタッチされると、各種設定画面に戻る。したがって、ユーザは、ジョブ選択キー102をタッチして、所望のジョブの実行を指示することができる。また、第1キー104aがタッチされると、最前面に表示されていた第1種類の通知ウインドウ104に含まれるメッセージついては、そのメッセージの内容をユーザに通知できたものとして、すなわち通知済のメッセージ(既読メッセージ)として取り扱われる。この通知済のメッセージを含む第1種類の通知ウインドウ104については、通知済となった後は表示しないようにしても良いし、通知済となった後もそのメッセージに対応する事象が生じている場合(事象が解消していない場合)には再度表示するようにしても良い。
さらに、第1キー104aがタッチされた時から所定時間(たとえば1分)が経過した段階で、ユーザに情報を通知すべき事象が生じている場合には、第1種類の通知ウインドウ104が表示される。このときも、優先順位が最上位のメッセージを含む第1種類の通知ウインドウ104が最前面に表示される。
なお、メッセージ毎の優先順位の判定は、図5に示すメッセージテーブルを用いて行われる。図5はメッセージテーブルの一例を示す図解図である。この第1実施例では、図5のメッセージテーブルは、予め作成されており、対応するテーブルデータ74c(図6参照)が画像形成装置10のHDD28または外部のサーバ等の所定の記憶先に記憶されている。
図5に示すように、メッセージテーブルでは、画像形成装置10で表示可能なメッセージに対応して、優先順位が記述される。この第1実施例では、画像形成装置10で表示可能なメッセージは、500種類程度用意されており、各メッセージの優先順位は数字で表現される。
なお、図5に示すメッセージテーブルの各欄には、各メッセージの内容に対応する文字列または優先順位を示す数字が記述されているが、これらの内容は、画像形成装置10における内部処理で作成および使用されるだけである。このため、メッセージテーブルの各欄に記述される内容は、人間が解読できない記号等で記述されてもよい。以上のことは、第3実施例で説明する図11のメッセージテーブルでも同様である。
画像形成装置10の上記のような動作は、CPU12がRAM14に記憶された制御プログラムを実行することによって実現される。具体的な処理については、後でフロー図を用いて説明する。
図6は図2に示すRAM14のメモリマップ70の一例を示す図解図である。図6に示すように、RAM14は、プログラム記憶領域72およびデータ記憶領域74を含む。RAM14のプログラム記憶領域72には、上述したように、制御プログラムが記憶される。制御プログラムは、表示プログラム72a、操作検出プログラム72b、通信プログラム72c、通知プログラム72d、切替プログラム72e、画像形成プログラム72fおよび画像読取プログラム72gを含む。
表示プログラム72aは、後述する画像生成データ74bを用いて、ホーム画面100などの各種の画面をディスプレイ22に表示するためのプログラムである。また、表示プログラム72aは、ユーザに情報を通知すべき事象が生じている場合に、指定されたメッセージを含む第1種類の通知ウインドウ104をディスプレイ22に表示するためのプログラムでもある。さらに、表示プログラム72aは、複数の第1種類の通知ウインドウ104が同時に表示される場合には、メッセージ毎に設定された優先順位に応じた表示順で複数の第1種類の通知ウインドウ104を表示するためのプログラムでもある。
操作検出プログラム72bは、画像形成装置10の各部への操作を検出するためのプログラムである。たとえば、操作検出プログラム72bは、タッチパネル20から出力されたタッチ座標データを取得して、ディスプレイ22に表示される各種の画面に含まれるソフトウェアキーが操作(タッチ)されたことを検出するためのプログラムである。また、操作検出プログラム72bは、操作ボタン26aからの操作入力を検出するためのプログラムでもある。
通信プログラム72cは、外部コンピュータと、ネットワークを介して通信するためのプログラムである。
通知プログラム72dは、ユーザに情報を通知すべき事象が生じている場合に、その事象に応じたメッセージを指定するためのプログラムである。
切替プログラム72eは、第1キー104aの操作に応じて、表示フラグ74dをオン/オフするためのプログラムである。すなわち、切替プログラム72eは、全ての第1種類の通知ウインドウ104の表示/非表示を切り替えるためのプログラムである。
画像形成プログラム72fは、画像形成部32を制御して、多色または単色の画像を用紙に印刷するためのプログラムである。
画像読取プログラム72gは、画像読取部30を制御して、原稿の画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像信号(画像データ)を出力するためのプログラムである。
なお、図示は省略するが、プログラム記憶領域72には、画像形成装置10が備える各種の機能を選択および実行するためのプログラムなども記憶される。
RAM14のデータ記憶領域74には、操作入力データ74a、画像生成データ74b、テーブルデータ74cおよび表示フラグ74dなどが記憶される。
操作入力データ74aは、たとえば操作検出プログラム72bに従って検出(取得)されたタッチ座標データまたは/および操作データである。検出されたタッチ座標データまたは/および操作データは、時系列に従って記憶される。
画像生成データ74bは、ディスプレイ22に表示される、ホーム画面100および第1種類の通知ウインドウ104などの各種の画面に対応する表示画像データを生成するためのポリゴンデータまたはテクスチャデータ等のデータである。また、画像生成データ74bには、たとえば第1キー104a等のソフトウェアキーの画像データ等も含まれる。
テーブルデータ74cは、上述したメッセージテーブル等のデータである。上述したように、テーブルデータ74cは、HDD28または外部のサーバ等の所定の記憶先に記憶されており、必要に応じて、所定の記憶先から読み出され、RAM14に記憶される。
表示フラグ74dは、第1種類の通知ウインドウ104を表示するかどうかを判断するためのフラグである。表示フラグ74dがオンである場合であって、ユーザに情報を通知すべき事象が生じている場合(通知を行うと判断される場合)には、第1種類の通知ウインドウ104が表示される。一方、無効フラグ74eがオフである場合には、通知を行うと判断されていても、第1種類の通知ウインドウ104は表示されない。
なお、図示は省略するが、データ記憶領域74には、制御プログラムの実行に必要な他のデータが記憶されたり、制御プログラムの実行に必要なタイマ(カウンタ)およびレジスタが設けられたりする。
図7は図2に示すCPU12の通知処理の一例を示すフロー図である。この通知処理は、画像形成装置10の電源がオンされたときに開始され、画像形成装置10の電源がオフされたときまたは消費電力が制限される省電力状態に切り替えられたときに終了される。
図7に示すように、CPU12は、通知処理を開始すると、ステップS1で、ユーザに情報を通知すべき事象が生じているかどうかを判断する。ステップS1で“NO”であれば、つまり、ユーザに情報を通知すべき事象が生じていないと判断した場合は、同じステップS1に戻る。一方、ステップS1で“YES”であれば、つまり、ユーザに情報を通知すべき事象が生じていると判断した場合は、ステップS3で、その事象に応じたメッセージを指定して、ステップS5で、通知を行うかどうかを判断する。ここでは、CPU12は、表示フラグ74dがオンであるかどうかを判断する。
ステップS5で“NO”であれば、つまり、表示フラグ74dがオフであり、通知を行わないと判断した場合は、ステップS1に戻る。一方、ステップS5で“YES”であれば、つまり、表示フラグ74dがオンであり、通知を行うと判断した場合は、ステップS7で、通知件数を変数nに代入して、ステップS9で、n個の第1種類の通知ウインドウ104をディスプレイ22に表示する。ただし、変数nが2以上である場合、すなわち通知件数が複数(2件以上)である場合には、優先順位が最上位のメッセージを含む第1種類の通知ウインドウ104が最前面になるように、各第1種類の通知ウインドウ104を重ねて表示する。
続いて、ステップS11で、第1キー104aがタッチされたかどうかを判断する。ステップS11で“NO”であれば、つまり、第1キー104aがタッチされないと判断した場合は、ステップS9に戻る。一方、ステップS11で“YES”であれば、つまり、第1キー104aがタッチされたと判断した場合は、ステップS13で、全ての第1種類の通知ウインドウ104を非表示にして、ステップS1に戻る。
次に、画像形成装置10のCPU12で実行されるフラグ切替処理について説明する。図8は図2に示すCPU12のフラグ切替処理の一例を示すフロー図である。このフラグ切替処理は、画像形成装置10の電源がオンされたときに開始され、画像形成装置10の電源がオフされたときまたは消費電力が制限される省電力状態に切り替えられたときに終了され、上述した通知処理と並行して実行される。
図8に示すように、CPU12は、フラグ切替処理を開始すると、ステップS31で、表示フラグ74dをオンして、ステップS33で、第1キー104aがタッチされたかどうかを判断する。ステップS33で“NO”であれば、つまり、第1キー104aがタッチされないと判断した場合は、ステップS33に戻る。一方、ステップS33で“YES”であれば、つまり、第1キー104aがタッチされたと判断した場合は、ステップS35で、表示フラグ74dをオフして、ステップS37で、タイマをスタートする。図示は省略したが、タイマはRAM14に設けられる。続いて、ステップS39で、所定時間(たとえば、1分)を経過したかどうかを判断する。ステップS39で“NO”であれば、つまり、所定時間を経過していなければ、ステップS39に戻る。一方、ステップS39で“YES”であれば、つまり、所定時間を経過していれば、ステップS41で、タイマをリセットして、ステップS31に戻る。
この第1実施例によれば、複数の通知ウインドウ104が表示される場合に、通知ウインドウ104に設けられる第1キー104aがタッチされると、全ての通知ウインドウ104を非表示にするようにしたので、複数の通知ウインドウが表示される場合に、簡単に通知ウインドウを非表示にすることができる。
また、第1実施例によれば、複数の通知ウインドウ104が重なって表示される場合、第1キー104aは、少なくとも最前面の通知ウインドウに設けられるので、複数の通知ウインドウが重なって表示される場合に、簡単に通知ウインドウを非表示にすることができる。
さらに、第1実施例によれば、複数のメッセージのそれぞれには予め決められた優先順位が設定されており、複数の第1種類の通知ウインドウ104が重なって表示される場合には、メッセージ毎に設定された優先順位に応じて各第1種類の通知ウインドウ104の表示順が設定される。したがって、優先順位が最上位のメッセージを含む第1種類の通知ウインドウ104が最前面に表示されるので、少なくとも最も優先順位が高いメッセージをユーザに通知することができる。
[第2実施例]
第2実施例の画像形成装置10は、複数の通知ウインドウが重なって表示される場合に、所定数の通知ウインドウを順次表示できるようにした以外は第1実施例と同じであるため、第1実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
図9は第2実施例における第2種類の通知ウインドウ106を含むホーム画面100の一例を示す図解図である。第2実施例の画像形成装置10では、複数のメッセージがユーザに通知される場合には、ディスプレイ22には、少なくとも1つの第1種類の通知ウインドウ104および少なくとも1つの第2種類の通知ウインドウ106が同時に表示される。
ただし、第1種類の通知ウインドウ104および第2種類の通知ウインドウ106は、同じ位置に重なって表示される。また、第2種類の通知ウインドウ106は、第1種類の通知ウインドウ104よりも前面側に表示される。したがって、最初に第1種類の通知ウインドウ104および第2種類の通知ウインドウ106が表示されたときには、最前面には、第2種類の通知ウインドウ106が表示される。
また、第2種類の通知ウインドウ106の数には、上限(たとえば4個)が設定されている。したがって、なお、通知件数が第2種類の通知ウインドウ106の上限の数と同じかそれより少ない場合には、優先順位が最下位のメッセージを含むウインドウ(最背面のウインドウ)は、第1種類の通知ウインドウ104となる。したがって、ユーザに通知されるメッセージの数(通知件数)が複数(2件以上)である場合には、優先順位が最上位から所定順位までのメッセージを含む通知ウインドウは、第2種類の通知ウインドウ106となり、優先順位が所定順位よりも下位のメッセージを含むウインドウは、第1種類の通知ウインドウ104となる。なお、通知件数が1件である場合には、通知されるメッセージを含む通知ウインドウは、第1種類の通知ウインドウ104となる。また、第2種類の通知ウインドウ106の上限の数は、画像形成装置10の設置場所および使用状況等に応じて適宜設定される。
図9に示すように、第2種類の通知ウインドウ106には、第2キー106aが表示される。第2キー106aには、最前面の第2種類の通知ウインドウ106のみを非表示にする機能が割り当てられる。このことは、後述する第2キー108bも同様である。なお、第2種類の通知ウインドウ106は、第2キー106aをタッチする以外の操作ができないようになっており、その他の操作はできないようになっている。また、複数の第2種類の通知ウインドウ106が重なって表示される場合には、最前面の第2種類の通知ウインドウ106の第2キー106aをタッチする以外の操作ができないようになっている。
第2キー106aがタッチされると、最前面の第2種類の通知ウインドウ106のみが非表示にされる。すなわち、第2キー106aがタッチされる前において最前面から2番目の通知ウインドウ(最前面の第2種類の通知ウインドウ106に後続する通知ウインドウ)が最前面に表示される。
ここで、最前面から2番目の通知ウインドウが第2種類の通知ウインドウ106である場合には、最前面の第2種類の通知ウインドウ106で第2キー106aがタッチされると、次の第2種類の通知ウインドウ106が最前面に表示される。一方、最前面から2番目の通知ウインドウが第1種類の通知ウインドウ104である場合、すなわち最後の第2種類の通知ウインドウ106が表示されている場合では、第2キー106aがタッチされると、第1種類の通知ウインドウ104が最前面に表示される。そして、第1種類の通知ウインドウ104が最前面に表示された状態で、第1キー104aがタッチされると、全ての第1種類の通知ウインドウ104が非表示にされる。このように、通知件数が複数である場合には、優先順位の上位のメッセージを含む第2種類の通知ウインドウ106から順に、第2種類の通知ウインドウ106および第1種類の通知ウインドウ104が順次表示される。
また、第2実施例では、上述したような動作を実現するために、画像形成装置10のRAM14に記憶される制御プログラムには、ユーザに通知されるメッセージの数(通知件数)を取得する取得プログラム、並びに、通知件数が複数であるかどうかを判定し、通知件数が第2種類の通知ウインドウ106の上限の数以上または以下であるかどうかを判定する判定プログラム等が含まれる。また、表示プログラム72aは、第2キー106aがタッチされた場合に、最前面の第2種類の通知ウインドウ106を非表示にするためのプログラムでもある。さらに、RAM14のデータ記憶領域74には、通知件数についてのデータおよび第2種類の通知ウインドウ106の上限の数についてのデータが記憶される。画像形成装置10の上記のような動作は、CPU12が取得プログラムおよび判定プログラムを含む制御プログラムを実行することによって実現される。
以下、フロー図を用いて、第2実施例における通知処理について説明するが、第1実施例で説明した通知処理と同じ処理については同じ参照符号を付し、重複した内容については、説明を省略するまたは簡単に説明することにする。
図10は第2実施例の通知処理の一例の一部を示すフロー図である。図10に示すように、CPU12は、通知処理を開始すると、ステップS7で、通知件数を変数nに代入して、ステップS51で、変数nが2以上かどうか、つまり、通知件数が2件以上(複数)かどうかを判断する。
ステップS51で“NO”であれば、つまり、通知件数が1件であると判断した場合は、ステップS9に進む。一方、ステップS51で“YES”であれば、つまり、通知件数が2件以上であると判断した場合は、ステップS53で、変数n−1を変数mに代入し、ステップS55で、通知件数が第2種類の通知ウインドウ106の上限の数(たとえば、4)に対応する所定の数(たとえば、5)よりも多いかどうかを判断する。
ステップS55で“NO”であれば、つまり、通知件数が第2種類の通知ウインドウ106の上限の数以下であると判断した場合は、後述するステップS59に進む。一方、ステップS55で“YES”であれば、つまり、通知件数が第2種類の通知ウインドウ106の上限の数よりも多いと判断した場合は、ステップS57で、第2種類の通知ウインドウ106の上限の数を変数mに代入し、ステップS59で、m個の第2種類の通知ウインドウ106をディスプレイ22に表示して、ステップS61で、n−m個の第1種類の通知ウインドウ104を第2種類の通知ウインドウ106の背面側に表示して、ステップS63で、第2キー106aがタッチされたかどうかを判断する。
ステップS63で“YES”であれば、つまり、第2キー106aがタッチされたと判断した場合は、ステップS65で、最前面の第2種類の通知ウインドウ106を非表示にして、ステップS63に戻る。一方、ステップS63で“NO”であれば、つまり、第2キー106aがタッチされないと判断した場合は、ステップS67で、第1キー104aがタッチされたかどうかを判断する。ステップS67で“NO”であれば、ステップS63に戻る。一方、ステップS67で“YES”であれば、ステップS13に進み、全ての第1種類の通知ウインドウ104を非表示にして、ステップS1に戻る。
なお、ステップS1からステップS13までの処理の内容については、第1実施例と同じであるので説明を省略する。また、フラグ切替処理の内容については、第1実施例と同じであるので説明を省略する。
この第2実施例によれば、最前面の通知ウインドウに、最前面の第2種類の通知ウインドウ106のみを非表示にする機能が割り当てられる第2キー106aが設けられるので、所定数の通知ウインドウを順次表示させて、ユーザに複数のメッセージを通知することができる。
また、第2実施例によれば、第2キー106aが設けられる通知ウインドウの数に上限が設定されているので、その上限を超える数の通知ウインドウが表示されることがなく、全ての通知ウインドウを1つずつ非表示にする手間がかからないという利点がある。
[第3実施例]
第3実施例の画像形成装置10では、複数のメッセージのそれぞれに数段階に区分された重要度を設定し、重要度の高いメッセージを含む通知ウインドウを優先して表示するようにした以外は第2実施例と同じであるため、第2実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
第3実施例の画像形成装置10では、複数のメッセージのそれぞれに第1の重要度(たとえば「高」)および第2の重要度(たとえば「低」)の2段階の重要度のいずれかが設定される。たとえば、優先順位が所定の順位(たとえば、100位)よりも上位のメッセージには、第1の重要度「高」が設定され、優先順位が所定の順位よりも下位のメッセージには、第2の重要度「低」が設定される。
そして、第3実施例の画像形成装置10では、第1の重要度「高」が設定されるメッセージに対応する事象が生じている場合には、第1の重要度「高」が設定されるメッセージを含む通知ウインドウがディスプレイ22に表示される。このとき、第2の重要度「低」が設定されるメッセージに対応する事象が生じていたとしても、第2の重要度「低」が設定されるメッセージを含む通知ウインドウは表示されない。
一方、第1の重要度「高」が設定されるメッセージに対応する事象が生じておらず、第2の重要度「低」が設定されるメッセージに対応する事象が生じている場合には、第2の重要度「低」が設定されるメッセージを含む通知ウインドウがディスプレイ22に表示される。
ただし、第1の重要度「高」が設定されるメッセージまたは第2の重要度「低」が設定されるメッセージが複数存在する場合には、第2実施例で説明したように、所定数の第2種類の通知ウインドウ106および第1種類の通知ウインドウ104が表示され、優先順位が上位のメッセージを含む通知ウインドウから順に、所定数の通知ウインドウが順次表示される。一方、第1の重要度「高」が設定されるメッセージまたは第2の重要度「低」が設定されるメッセージが1件である場合には、そのメッセージを含む第1種類の通知ウインドウ104が表示される。
なお、メッセージ毎の重要度の判定は、図11に示すメッセージテーブルを用いて行われる。図11は第3実施例におけるメッセージテーブルの一例を示す図解図である。図11に示すように、メッセージテーブルでは、画像形成装置10で表示可能なメッセージおよび優先順位に対応して、重要度が記述される。たとえば、優先順位は第1の重要度であることを示す「高」または第2の重要度であることを示す「低」の文字で表現される。
また、第3実施例では、上述したような動作を実現するために、画像形成装置10のRAM14に記憶される制御プログラムに含まれる判定プログラムは、メッセージ毎の重要度を判定するためのプログラムでもある。画像形成装置10の上記のような動作は、CPU12が判定プログラムを含む制御プログラムを実行することによって実現される。
以下、フロー図を用いて、第3実施例における通知処理について説明するが、第2実施例で説明した通知処理と同じ処理については同じ参照符号を付し、重複した内容については、説明を省略するまたは簡単に説明することにする。
図12は第3実施例の通知処理の一例の一部を示すフロー図である。図12に示すように、CPU12は、通知処理を開始すると、ステップS7で、通知件数を変数nに代入して、ステップS71で、第1の重要度の通知件数を変数iに代入して、ステップS73で、変数iが1以上かどうか、つまり、第1の重要度が設定されるメッセージが1件以上指定されているかどうかを判断する。ステップS73で“YES”であれば、つまり、第1の重要度が設定されるメッセージが1件以上指定されていると判断した場合は、ステップS75で、変数iを変数mに代入し、後述するステップS81に進む。
一方、ステップS73で“NO”であれば、つまり、第1の重要度が設定されるメッセージが指定されていないと判断した場合は、ステップS77で、第2の重要度の通知件数を変数kに代入して、ステップS79で、変数kを変数mに代入し、ステップS81に進む。
続いて、ステップS81では、変数mが2以上かどうか、つまり、通知件数が2件以上かどうかを判断する。ステップS81で“NO”であれば、ステップS9に進む。一方、ステップS81で“YES”であれば、ステップS53に進む。
なお、ステップS1からステップS13までの処理およびステップS53以降の内容については、第2実施例と同じであるので説明を省略する。また、フラグ切替処理の内容については、第1実施例と同じであるので説明を省略する。
この第3実施例によれば、複数のメッセージのそれぞれに数段階に区分された重要度を設定し、重要度の高いメッセージを含む通知ウインドウを優先して表示するようにしたので、重要度の高いメッセージを適切にユーザに通知することができる。
なお、第3実施例では、複数のメッセージのそれぞれに2段階に区分された重要度が設定されるようにしたが、これに限定される必要は無い。たとえば、複数のメッセージのそれぞれに、「高」、「中」、「低」のように3段階に区分された重要度が設定されても良いし、4段階以上に区分された重要度が設定されても良い。
また、第3実施例では、第1の重要度「高」が設定されるメッセージまたは第2の重要度「低」が設定されるメッセージが複数存在する場合には、所定数の第2種類の通知ウインドウ106が表示されるようにしたが、これに限定される必要は無い。たとえば、第1実施例と同様に、第1種類の通知ウインドウ104のみを表示してもよい。この場合、最前面の第1種類の通知ウインドウ104の第1キー104aがタッチされれば、全ての第1種類の通知ウインドウ104が非表示にされる。
[第4実施例]
第4実施例の画像形成装置10では、複数の通知ウインドウが重なって表示される場合に、第1キーおよび第2キーを含む通知ウインドウが表示されるようにした以外は第1実施例と同じであるため、第1実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
図13は第4実施例における第3種類の通知ウインドウ108を含むホーム画面100の一例を示す図解図である。第4実施例の画像形成装置10では、通知件数が複数である場合には、ディスプレイ22には、少なくとも1つの第1種類の通知ウインドウ104および少なくとも1つの第3種類の通知ウインドウ108が同時に表示される。
ただし、第1種類の通知ウインドウ104および第3種類の通知ウインドウ108は、同じ位置に重なって表示される。また、第3種類の通知ウインドウ108は、第1種類の通知ウインドウ104よりも前面側に表示される。したがって、第1種類の通知ウインドウ104および第3種類の通知ウインドウ108が最初に表示された段階では、最前面には、第3種類の通知ウインドウ108が表示される。
図13に示すように、第3種類の通知ウインドウ108には、第1キー108aおよび第2キー108bが表示される。第1キー108aには、全ての第3種類の通知ウインドウ108および第1種類の通知ウインドウ104を非表示にする機能、すなわち、全ての通知ウインドウを非表示にする機能が割り当てられる。また、第2キー108bには、最前面の第3種類の通知ウインドウ108のみを非表示にする機能が割り当てられる。
以上のように、第1キー108aは、上述した第1キー104aと同様の機能を有し、第2キー108bは、上述した第2キー106aと同様の機能を有する。
したがって、第1キー108aがタッチされると、第1種類の通知ウインドウ104および第3種類の通知ウインドウ108を含む全ての通知ウインドウが非表示にされる。一方、第2キー108bがタッチされると、最前面の第3種類の通知ウインドウ108のみが非表示にされる。また、最後の第3種類の通知ウインドウ108で第2キー108bがタッチされる場合、すなわち、全ての第3種類の通知ウインドウ108が非表示にされる場合には、第1種類の通知ウインドウ104が最前面に表示される。
以下、フロー図を用いて、第4実施例における通知処理について説明するが、第1実施例で説明した通知処理と同じ処理については同じ参照符号を付し、重複した内容については、説明を省略するまたは簡単に説明することにする。
図14は第4実施例の通知処理の一例の一部を示すフロー図である。図14に示すように、CPU12は、通知処理を開始すると、ステップS7で、通知件数を変数nに代入して、ステップS91で、変数nが2以上かどうかを判断する。
ステップS91で“NO”であれば、ステップS9に進む。一方、ステップS91で“YES”であれば、ステップS93で、変数n−1を変数tに代入し、ステップS95で、t個の第3種類の通知ウインドウ108をディスプレイ22に表示して、ステップS97で、1個の第1種類の通知ウインドウ104を第3種類の通知ウインドウ108の背面側に表示して、ステップS99で、第1キー108aがタッチされたかどうかを判断する。
ステップS99で“YES”であれば、つまり、第1キー108aがタッチされたと判断した場合は、ステップS13に進む。一方、ステップS99で“NO”であれば、つまり、第1キー108aがタッチされないと判断した場合は、ステップS101で、第2キー108bがタッチされたかどうかを判断する。
ステップS101で“NO”であれば、つまり、第2キー108bがタッチされないと判断した場合は、ステップS99に戻る。一方、ステップS101で“YES”であれば、つまり、第2キー108bがタッチされたと判断した場合は、ステップS103で、最前面の第3種類の通知ウインドウ108を非表示にして、ステップS99に戻る。
なお、ステップS1からステップS13までの処理の内容については、第1実施例と同じであるので説明を省略する。また、フラグ切替処理の内容については、第1実施例と同じであるので説明を省略する。
この第4実施例によれば、複数の通知ウインドウが重なって表示される場合に、第1キーおよび第2キーを含む通知ウインドウが表示されるので、ユーザに複数のメッセージを通知することもできるし、ユーザの任意のタイミングで全ての通知ウインドウを非表示にすることもできるという利点がある。
なお、第4実施例では、第1種類の通知ウインドウ104および第3種類の通知ウインドウ108が、同じ位置に重なって表示されるようにしたが、これに限定される必要は無い。図15は変形例の第3種類の通知ウインドウ108を含むホーム画面100の一例を示す図解図である。たとえば、図15に示すように、複数の第3種類の通知ウインドウ108A,108Bおよび1つの第1種類の通知ウインドウ104が、並んで表示されるようにしても良い。図15に示す例では、優先順位が上位のメッセージを含む第3種類の通知ウインドウ108Aは、優先順位が下位のメッセージを含む第3種類の通知ウインドウ108Bよりも上側に表示される。すなわち、優先順位が最上位のメッセージを含む第3種類の通知ウインドウ108が最も上側に表示される。また、第1種類の通知ウインドウ104には、最下位のメッセージが表示されており、この第1種類の通知ウインドウ104は、最も下側に表示される。そして、第3種類の通知ウインドウ108に含まれる第2キー108bがタッチされると、その第3種類の通知ウインドウ108が非表示にされ、下側に表示されていた通知ウインドウが上側に移動する。たとえば、図15に示す例では、最も上側に表示される第3種類の通知ウインドウ108Aに含まれる第2キー108bがタッチされると、第3種類の通知ウインドウ108Aが非表示にされ、その下側に表示されていた第3種類の通知ウインドウ108Bが上側に移動する。このとき、第3種類の通知ウインドウ108が他にも存在する場合には、第3種類の通知ウインドウ108Bの下側に、別の第3種類の通知ウインドウ108が新たに表示され(すなわち、第1種類の通知ウインドウ104は移動しない)、第3種類の通知ウインドウ108が他にない場合には、第1種類の通知ウインドウ104が上側に移動するようにしても良い。なお、図15に示す例では、複数の第3種類の通知ウインドウ108および1つの第1種類の通知ウインドウ104は、互いに重ならないように表示(配置)されているが、これらの通知ウインドウは、他の通知ウインドウの一部に重なるように表示されてもよい。
また、第4実施例に示した態様は、第2実施例および第3実施例にも組み合わせて採用することが可能である。これらの場合、第3種類の通知ウインドウ108に代えて、第2種類の通知ウインドウ106が表示される。
[第5実施例]
第5実施例の画像形成装置10では、第1キーの操作によって通知ウインドウが非表示にされてから所定時間が経過するまでの間、操作画面に通知ウインドウを表示させるための呼出キーが表示されるようにした以外は第1実施例および第4実施例と同じであるため、第1実施例および第4実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
図16は第5実施例における呼出キー134を含むコピー設定画面120の一例を示す図解図である。図17は第5実施例における通知ウインドウ108を含むコピー設定画面120の一例を示す図解図である。
上述したように、第1キー108aがタッチされると、全ての通知ウインドウが非表示にされる。ここで、第1キー108aがタッチされた時から所定時間が経過するまでの間は、通知ウインドウが表示されない。この状態で、ホーム画面100でコピージョブが選択されると、図16示すようなコピー設定画面120がディスプレイ22に表示される。このコピー設定画面120は、コピージョブの動作条件を設定するための画面である。
コピー設定画面120には、機能選択キー122、他の機能選択キー124、テンキー126、白黒用のスタートキー128、カラー用のスタートキー130、リセットキー132および呼出キー134などのソフトウェアキーが表示される。
機能選択キー122は、コピー設定画面120の左端に表示される。機能選択キー122は、複数設けられる。複数の機能選択キー122の各々は、コピージョブの主要な動作条件または主要な機能に対応する。また、コピー設定画面120には、上述した主要な機能以外の機能(他の機能)の各々についての詳細設定を行うためのその他の機能選択キー124が表示される。
テンキー126は、数字キーであり、コピー設定画面120の中央に表示される部数設定領域内に設けられる。テンキー126がタッチされると、タッチされた数字がテンキー126の上方のテンキー入力表示欄に表示される。つまり、部数が設定される。
白黒用のスタートキー128およびカラー用のスタートキー130は、コピー設定画面120の右下のコーナ領域に表示されている。この白黒用のスタートキー128およびカラー用のスタートキー130は、画像形成装置10に所定の動作を開始させるためのキーである。コピー設定画面120において白黒用のスタートキー128がタッチされると、白黒コピーが開始され、コピー設定画面120においてカラー用のスタートキー130がタッチされると、カラー設定に応じてカラーコピーが開始される。
リセットキー132は、カラー用のスタートキー130の上方であり、コピー設定画面120の右端に表示される。リセットキー132は、コピージョブの動作条件を初期化させるためのキーである。たとえば、リセットキー132がタッチされると、コピー設定画面120で設定されたコピージョブの動作条件(各種の機能を含む)の設定が初期化される。
呼出キー134は、ユーザに情報を通知すべき事象が生じている場合、すなわち、画像形成装置10で生じている事象に応じたメッセージが指定されている場合(通知件数が1件以上である場合)に表示されるキーであり、第1キー108aがタッチされることによって非表示にされた通知ウインドウを表示させるためのキーである。
たとえば、呼出キー134がタッチされると、通知ウインドウが表示される。ここで、複数の事象が同時に生じている場合には、図17に示すように、複数の通知ウインドウが同時に表示される。図17に示す例では、第3種類の通知ウインドウ108およびこれの背面側に第1種類の通知ウインドウ104が表示されており、最前面には、第3種類の通知ウインドウ108が表示される。そして、第1キー108aがタッチされると、全ての通知ウインドウが非表示にされ、第2キー108bがタッチされると、最前面の第3種類の通知ウインドウ108のみが非表示にされる。
また、第5実施例では、上述したような動作を実現するために、表示プログラム72aは、呼出キー134がタッチされた場合に、通知ウインドウを表示するためのプログラムでもある。画像形成装置10の上記のような動作は、CPU12が制御プログラムを実行することによって実現される。
以下、フロー図を用いて、第5実施例における通知処理およびフラグ切替処理について説明するが、第4実施例で説明した通知処理および第1実施例で説明したフラグ切替処理と同じ処理については同じ参照符号を付し、重複した内容については、説明を省略するまたは簡単に説明することにする。
図18は第5実施例の通知処理の一例の一部を示すフロー図である。図18に示すように、CPU12は、通知処理を開始すると、ステップS5で“NO”であれば、つまり、表示フラグ74dがオフであり、通知を行わないと判断した場合は、ステップS131で、呼出キー134を表示して、ステップS133で、呼出キー134がタッチされたかどうかを判断する。ステップS133で“NO”であれば、つまり、呼出キー134がタッチされないと判断した場合は、ステップS5に戻る。一方、ステップS133で“YES”であれば、つまり、呼出キー134がタッチされたと判断した場合は、ステップS7に進む。
なお、ステップS5までの処理およびステップS7以降の処理の内容については、第4実施例と同じであるので説明を省略する。
次に、第5実施例のフラグ切替処理について説明する。図19は第5実施例のフラグ切替処理の一例を示すフロー図である。図19に示すように、CPU12は、フラグ切替処理を開始すると、ステップS39で“NO”であれば、つまり、所定時間を経過していなければ、ステップS151で、呼出キー134がタッチされたかどうかを判断する。ステップS151で“NO”であれば、つまり、呼出キー134がタッチされないと判断した場合は、ステップS39に戻る。一方、ステップS151で“YES”であれば、つまり、呼出キー134がタッチされたと判断した場合は、ステップS41に進む。
なお、ステップS39までの処理およびステップS41の処理の内容については、第1実施例と同じであるので説明を省略する。
この第5実施例によれば、第1キーの操作によって通知ウインドウが非表示にされてから所定時間が経過するまでの間、通知ウインドウを表示させるための呼出キーが表示されるようにした。このため、ユーザの任意のタイミングで通知ウインドウを表示させ、メッセージを確認することができるので、使い勝手が良い。
また、第5実施例に示した態様は、第2実施例および第3実施例にも組み合わせて採用することが可能である。これらの場合、第3種類の通知ウインドウ108に代えて、第2種類の通知ウインドウ106が表示される。
なお、上述の実施例で挙げた具体的な構成等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。また、上述の実施例で示したフロー図の各ステップは、同じ結果が得られるのであれば、処理される順番は適宜変更することが可能である。さらに、図に示すソフトウェアキーに含まれる文字等は一例であり、適宜変更することが可能である。
また、上述の実施例では、第1キー104a,108a、第2キー106a,108bおよび呼出キー134等の操作キーがタッチパネル20へのタッチ入力によって操作されるソフトウェアキーである場合を例に挙げて説明したが、これに限定される必要は無い。たとえば、上記の操作キーは、コンピュータマウス、タッチパッド、ペンタブレットなどのポインティングデバイスによって操作されるようにしても良い。また、上記の操作キーは、ハードウェアキーであっても良い。たとえば、操作ボタン26aに含まれる所定のキーが、第1キー、第2キーおよび呼出キーとして機能するようにしても良いし、画像形成装置10にキーボードが接続される場合には、キーボードに含まれる所定のキーが第1キー、第2キーおよび呼出キーとして機能するようにしても良い。
さらに、上述の実施例では、通知ウインドウには、画像形成装置10に係る事象であって、ユーザに情報を通知すべき所定の事象が生じている場合にその事象に係る情報に応じたメッセージが含まれるようにしたが、これに限定される必要は無い。たとえば、画像表示機能を備える情報機器並びにインフォメーションディスプレイおよび電子黒板などの表示装置に本発明が適用される場合には、通知ウインドウには、情報機器および表示装置に係る事象についてのメッセージ、および情報機器および表示装置に接続される外部機器に係る事象についてのメッセージ等が含まれるようにしても良い。
10 …画像形成装置
12 …CPU
14 …RAM
20 …タッチパネル
22 …ディスプレイ
28 …HDD
30 …画像読取部
32 …画像形成部
62 …通信回路
100…ホーム画面
104…通知ウインドウ(第1種類の通知ウインドウ)

Claims (11)

  1. 表示面を有する表示手段を備える画像形成装置であって、
    前記画像形成装置に係る複数の事象が生じている場合に、前記複数の事象に応じた複数のメッセージをそれぞれ含む複数のウインドウを前記表示面に表示させる通知手段、および
    前記複数のウインドウのうちの少なくとも1つに設けられる第1キーが操作された場合に、前記表示面に表示される全てのウインドウを非表示にする表示制御手段を備える、画像形成装置。
  2. 前記通知手段は、前記複数のウインドウを重ねて表示し、
    前記第1キーは、少なくとも最前面のウインドウに設けられる、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記複数のメッセージのそれぞれには、優先順位が設定されており、
    前記通知手段は、前記複数のウインドウのそれぞれに含まれるメッセージの優先順位に応じた表示順で、前記複数のウインドウを表示する、請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記最前面のウインドウには、第2キーが設けられ、
    前記表示制御手段は、前記第2キーが操作された場合に、前記最前面のウインドウを非表示にする、請求項2または3記載の画像形成装置。
  5. 前記複数のウインドウのうちの少なくとも1つには、第2キーが設けられ、
    前記表示制御手段は、前記第2キーが操作された場合に、操作された第2キーが設けられるウインドウを非表示にする、請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記複数のウインドウのうちの少なくとも1つには、前記第1キーおよび前記第2キーが設けられる、請求項5記載の画像形成装置。
  7. 表示面を有する表示手段を備える表示装置であって、
    複数のメッセージをそれぞれ含む複数のウインドウを前記表示面に表示させる通知手段、および
    前記複数のウインドウのうちの少なくとも1つに設けられる第1キーが操作された場合に、前記表示面に表示される全てのウインドウを非表示にする表示制御手段を備える、表示装置。
  8. 表示面を有する表示手段を備える画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記画像形成装置のプロセッサを、
    前記画像形成装置に係る複数の事象が生じている場合に、前記複数の事象に応じた複数のメッセージをそれぞれ含む複数のウインドウを前記表示面に表示させる通知手段、および
    前記複数のウインドウのうちの少なくとも1つに設けられる第1キーが操作された場合に、前記表示面に表示される全てのウインドウを非表示にする表示制御手段として機能させる、制御プログラム。
  9. 表示面を有する表示手段を備える画像形成装置の制御方法であって、
    (a)前記画像形成装置に係る複数の事象が生じている場合に、前記複数の事象に応じた複数のメッセージをそれぞれ含む複数のウインドウを前記表示面に表示させるステップ、および
    (b)前記複数のウインドウのうちの少なくとも1つに設けられる第1キーが操作された場合に、前記表示面に表示される全てのウインドウを非表示にするステップを含む、制御方法。
  10. 表示面を有する表示手段を備える表示装置の制御プログラムであって、
    前記表示装置のプロセッサを、
    複数のメッセージをそれぞれ含む複数のウインドウを前記表示面に表示させる通知手段、および
    前記複数のウインドウのうちの少なくとも1つに設けられる第1キーが操作された場合に、前記表示面に表示される全てのウインドウを非表示にする表示制御手段として機能させる、制御プログラム。
  11. 表示面を有する表示手段を備える表示装置の制御方法であって、
    (a)複数のメッセージをそれぞれ含む複数のウインドウを前記表示面に表示させるステップ、および
    (b)前記複数のウインドウのうちの少なくとも1つに設けられる第1キーが操作された場合に、前記表示面に表示される全てのウインドウを非表示にするステップを含む、制御方法。
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