JP2021018276A - 定着液 - Google Patents

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Abstract

【課題】臭気を抑制しつつ、定着性を向上させることができる定着液を提供する。【解決手段】定着液は、脂肪族ジカルボン酸エステルと、ポリエチレングリコールアルキルエーテルと、水とを含有する。水は、脂肪族ジカルボン酸エステル中に分散されている。ポリエチレングリコールアルキルエーテルは、オキシエチレン単位を、4以上、12以下有する。【選択図】なし

Description

本開示は、定着液に関する。
従来、定着液を用いてトナーを定着させる画像形成装置が知られている。定着液は、トナーを軟化させることができる脂肪族ジカルボン酸エステルと、溶媒としての水とを含有する。脂肪族ジカルボン酸エステルは、水に可溶化されている(下記特許文献1参照)。
特開2007−17611号公報
しかし、上記した特許文献1に記載の定着液は、脂肪族ジカルボン酸エステルを水に可溶化しているので、水に可溶となる割合以上の脂肪族ジカルボン酸エステルを含有することが困難である。
そのため、トナーを軟化させるために十分な量の脂肪族ジカルボン酸エステルを定着液に配合することが困難であり、定着性が劣る場合がある。
また、定着性を確保するために、水に可溶となる割合以上の脂肪族ジカルボン酸エステルを定着液に配合した場合、臭気が過度に発生する可能性がある。
そこで、本開示の目的は、臭気を抑制しつつ、定着性を向上させることができる定着液を提供することにある。
(1)本開示の定着液は、脂肪族ジカルボン酸エステルと、ポリエチレングリコールアルキルエーテルと、水とを含有する。水は、脂肪族ジカルボン酸エステル中に分散されている。
ポリエチレングリコールアルキルエーテルは、オキシエチレン単位を、4以上、12以下有する。
(2)水は、ポリエチレングリコールアルキルエーテルによって、脂肪族ジカルボン酸エステルに可溶化されていてもよい。
(3)ポリエチレングリコールアルキルエーテルのアルキル基の炭素数は、1以上、4以下であってもよい。
(4)脂肪族ジカルボン酸エステルは、一般式R(−COO−R(式中、Rは、炭素数が1以上8以下のアルキレン基であり、Rは、炭素数が2以上10以下のアルキル基である。)で示されてもよい。
(5)定着液中の水の割合は、10質量%以下であってもよい。
(6)定着液中の水の割合は、0.1質量%以上、10質量%以下であってもよい。
(7)定着液中の水の割合は、2質量%以上、8質量%以下であってもよい。
(8)定着液中の脂肪族ジカルボン酸エステルの割合は、10質量%以上、90質量%以下であってもよい。
(9)脂肪族ジカルボン酸エステルに対するポリエチレングリコールアルキルエーテルの質量割合は、9.4/90以上、87/10以下であってもよい。
(10)脂肪族ジカルボン酸エステルに対するポリエチレングリコールアルキルエーテルの質量割合は、27/70以上、77/20以下であってもよい。
(11)定着液は、イオン化促進剤を含有してもよい。イオン化促進剤は、定着液がイオン化することを促進する。
(12)イオン化促進剤は、イオン性界面活性剤であってもよい。
(13)イオン性界面活性剤は、アニオン性界面活性剤であってもよい。
(14)アニオン性界面活性剤は、硫酸エステル塩であってもよい。
(15)硫酸エステル塩は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウムであってもよい。
(16)アニオン性界面活性剤は、スルホン酸塩であってもよい。
(17)イオン性界面活性剤は、カチオン性界面活性剤であってもよい。
(18)カチオン性界面活性剤は、アンモニウム塩であってもよい。
(19)イオン性界面活性剤は、両性界面活性剤であってもよい。
(20)両性界面活性剤は、ベタイン型であってもよい。
(21)定着液は、静電噴霧方式の定着装置に用いられてもよい。
本開示の定着液によれば、オキシエチレン単位を4以上12以下有するポリエチレングリコールアルキルエーテルによって、水が脂肪族ジカルボン酸エステル中に分散されている。
そのため、臭気を抑制しつつ、トナーを軟化させるために十分な量の脂肪族ジカルボン酸エステルを定着液に配合して、定着性を向上させることができる。
図1は、画像形成装置の概略構成図である。 図2は、噴霧評価装置の概略構成図である。
1.画像形成装置1の概略
図1を参照して、画像形成装置1の概略について説明する。
画像形成装置1は、筐体2と、シート供給部3と、トナー像形成部4と、定着装置5とを備える。
1.1 筐体2
筐体2は、画像形成装置1の外装を構成する。筐体2は、シート供給部3、トナー像形成部4、および定着装置5を収容する。
1.2 シート供給部3
シート供給部3は、トナー像形成部4にシートSを供給する。シート供給部3は、シートカセット13と、ピックアップローラ14と、搬送ローラ15とを備える。シートカセット13は、シートSを収容可能である。シートSは、例えば、印刷用紙である。ピックアップローラ14は、シートカセット13内のシートSをピックアップする。ピックアップローラ14は、ピックアップしたシートSを搬送ローラ15に向かって搬送する。搬送ローラ15は、ピックアップローラ14からのシートSを感光ドラム6に向かって搬送する。
1.3 トナー像形成部4
トナー像形成部4は、トナーを用いて、シートSにトナー像を形成する。トナー像形成部4は、感光ドラム6と、帯電装置7と、露光装置8と、現像装置9と、転写装置10とを備える。
1.3.1 感光ドラム6
感光ドラム6は、軸線Aについて回転可能である。感光ドラム6は、軸線Aに沿って延びる。感光ドラム6は、円筒形状を有する。
1.3.2 帯電装置7
帯電装置7は、感光ドラム6の表面を帯電させる。帯電装置7は、具体的には、帯電ローラである。なお、帯電装置7は、スコロトロン型帯電器であってもよい。帯電装置7が帯電ローラである場合、帯電装置7は、感光ドラム6の表面に接触する。帯電装置7がスコロトロン型帯電器である場合、帯電装置7は、感光ドラム6の表面に対して間隔を隔てて位置する。
1.3.3 露光装置8
露光装置8は、感光ドラム6の表面を露光可能である。感光ドラム6の表面が帯電装置7によって帯電された状態で、露光装置8が感光ドラム6の表面を露光することにより、静電潜像が、感光ドラム6の表面に形成される。露光装置8は、具体的には、レーザースキャンユニットである。なお、露光装置8は、LEDアレイであってもよい。
1.3.4 現像装置9
現像装置9は、トナーを感光ドラム6の表面に供給可能である。現像装置9がトナーを感光ドラム6の表面に供給することにより、静電潜像が現像され、トナー像が、感光ドラム6の表面に形成される。現像装置9は、トナー収容部11と、現像ローラ12とを有する。
トナー収容部11は、トナーを収容する。トナーは、トナー粒子と、必要により、外添剤とを含有する。トナー粒子は、結着樹脂と、必要により、着色剤、顔料分散剤、離型剤、磁性体および帯電制御剤を含有する。結着樹脂は、トナー粒子のベースである。結着樹脂は、トナー粒子に含まれる成分を結着する。結着樹脂は、定着液が付与されることによって軟化し、その後、硬化することにより、シートSに固着する。定着液については、後述する。着色剤は、トナー粒子に所望の色を付与する。着色剤は、結着樹脂中に分散する。顔料分散剤は、着色剤の分散性を向上させる。帯電制御剤は、トナー粒子に帯電性を付与する。帯電性は、正帯電性および負帯電性のいずれであってもよい。外添剤は、トナー粒子の帯電性、流動性、保存安定性を調整する。
現像ローラ12は、トナー収容部11内のトナーを感光ドラム6の表面に供給可能である。現像ローラ12は、感光ドラム6と接触する。なお、現像ローラ12は、感光ドラム6と接触しなくてもよい。
現像装置9は、感光ドラム6および帯電装置7とともに、1つのプロセスユニットとして構成されてもよい。プロセスユニットは、筐体2に対して装着可能であってもよい。
また、現像装置9は、現像カートリッジであってもよい。現像カートリッジは、ドラムユニットに対して装着可能である。ドラムユニットは、感光ドラム6および帯電装置7を有する。ドラムユニットは、筐体2に対して装着可能であってもよい。
また、現像装置9は、現像ローラ12を備える現像器と、現像器に対して装着可能なトナーカートリッジとを備えてもよい。この場合、トナーカートリッジは、トナー収容部11を備える。また、現像器は、ドラムユニットに設けられてもよい。現像器は、ドラムユニットに対して装着可能であってもよい。
1.3.5 転写装置10
転写装置10は、トナー像を、感光ドラム6からシートSに転写可能である。転写装置10は、感光ドラム6と接触する。なお、転写装置10は、感光ドラム6と接触しなくてもよい。転写装置10は、具体的には、転写ローラである。なお、転写装置10は、転写ベルトであってもよい。
1.4 定着装置
定着装置5は、転写装置10によってシートSに転写されたトナー像に定着液を付与して、トナー像をシートSに定着させる。定着装置5は、静電噴霧方式である。詳しくは、定着装置5は、イオン化された定着液を静電噴霧によりシートS上のトナー像に向けて噴霧することで、トナー像に定着液を付与する。なお、定着装置5は、定着液が塗布された定着ローラであってもよい。この場合、定着ローラは、トナー像と接触して、定着液をトナー像に付与する。トナー像が定着されたシートSは、筐体2の上面に排紙される。
2.定着液の詳細
次に、定着液について説明する。
定着液は、上記した定着装置5に用いられる。定着液は、脂肪族ジカルボン酸エステルと、ポリエチレングリコールアルキルエーテルと、水と、イオン化促進剤とを含有する。
2.1 脂肪族ジカルボン酸エステル
脂肪族ジカルボン酸エステルは、トナーを軟化させることができる。
脂肪族ジカルボン酸エステルとしては、具体的には、コハク酸ジエチル、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジオクチル、ドデカン二酸ジエチルなどが挙げられる。
好ましくは、脂肪族ジカルボン酸エステルは、下記一般式で示される脂肪族ジカルボン酸エステルである。
一般式:R(−COOR(式中、Rは、炭素数1から8のアルキレン基であり、Rは、炭素数2から10のアルキル基である。)
上記一般式で示される脂肪族ジカルボン酸エステルとしては、具体的には、コハク酸ジエチル、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジオクチルなどが挙げられる。
定着液中の脂肪族ジカルボン酸エステルの割合は、例えば、10質量%以上である。定着液中の脂肪族ジカルボン酸エステルの割合が10質量%以上であると、トナーを軟化させることができる。そのため、シートSに対するトナー像の定着性を確保できる。定着性については、後述する実施例で説明する。定着液中の脂肪族ジカルボン酸エステルの割合は、20質量%以上であってもよい。定着液中の脂肪族ジカルボン酸エステルの割合が20質量%以上であると、シートSに対するトナー像の定着性を向上できる。
また、定着液中の脂肪族ジカルボン酸エステルの割合は、例えば、90質量%以下である。定着液中の脂肪族ジカルボン酸エステルの割合が90質量%以下であると、定着液中のポリエチレングリコールアルキルエーテルおよびイオン化促進剤の量を確保することができる。そのため、脂肪族ジカルボン酸エステルを水に可溶化することができ、シートSに対するトナー像の定着性を確保できる。また、定着液中の水の量を確保することができ、シートSに対する定着液の噴霧性を確保できる。噴霧性については、後述する実施例で説明する。定着液中の脂肪族ジカルボン酸エステルの割合は、70質量%以下であってもよい。定着液中の脂肪族ジカルボン酸エステルの割合が70質量%以下であると、シートSに対するトナー像の定着性、および、シートSに対する定着液の噴霧性を、向上できる。
2.2 ポリエチレングリコールアルキルエーテル
ポリエチレングリコールアルキルエーテルは、水を脂肪族ジカルボン酸エステルに分散させる。詳しくは、ポリエチレングリコールアルキルエーテルは、水を脂肪族ジカルボン酸エステルに可溶化させる。なお、水が脂肪族ジカルボン酸エステルに可溶化した状態とは、水が脂肪族ジカルボン酸エステルに、数ナノオーダーから数ミクロンオーダーの大きさで分散された状態であって、定着液を目視した場合に、定着液が透明で均一な溶液に見える状態をいう。
ポリエチレングリコールアルキルエーテルとしては、例えば、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテルと、ポリエチレングリコールジアルキルエーテルとが挙げられる。
ポリエチレングリコールアルキルエーテルのアルキル基の炭素数は、例えば、1以上である。
ポリエチレングリコールアルキルエーテルのアルキル基の炭素数は、例えば、4以下である。ポリエチレングリコールアルキルエーテルのアルキル基の炭素数が1以上4以下であると、水を脂肪族ジカルボン酸エステルに可溶化できる。
アルキル基の炭素数が1以上、4以下であるポリエチレングリコールモノアルキルエーテルとしては、例えば、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコールモノプロピルエーテル、ポリエチレングリコールモノブチルエーテルが挙げられる。
アルキル基の炭素数が1以上、4以下であるポリエチレングリコールジアルキルエーテルとしては、例えば、ポリエチレングリコールジメチルエーテル、ポリエチレングリコールジエチルエーテル、ポリエチレングリコールジプロピルエーテル、ポリエチレングリコールジブチルエーテルが挙げられる。
ポリエチレングリコールアルキルエーテルは、オキシエチレン単位を4以上有する。ポリエチレングリコールアルキルエーテルのオキシエチレン単位が4以上であると、定着液の蒸発保存安定性を向上できる。また、ポリエチレングリコールアルキルエーテルがオキシエチレン単位を4以上有すると、定着液の臭気を低減できる。蒸発保存安定性および臭気については、後述する実施例において説明する。
ポリエチレングリコールアルキルエーテルは、オキシエチレン単位を12以下有する。ポリエチレングリコールアルキルエーテルのオキシエチレン単位が12以下であると、水を脂肪族ジカルボン酸エステルに可溶化できる。
定着液中のポリエチレングリコールアルキルエーテルの割合は、例えば、5質量%以上である。定着液中のポリエチレングリコールアルキルエーテルの割合は、7質量%以上であってもよい。定着液中のポリエチレングリコールアルキルエーテルの割合は、例えば、90質量%以下である。
脂肪族ジカルボン酸エステルに対するポリエチレングリコールアルキルエーテルの質量割合(ポリエチレングリコールアルキルエーテルの質量/脂肪族ジカルボン酸エステルの質量)は、例えば、9.4/90以上である。脂肪族ジカルボン酸エステルに対するポリエチレングリコールアルキルエーテルの質量割合が9.4/90以上であると、水を脂肪族ジカルボン酸エステルに可溶化できる。脂肪族ジカルボン酸エステルに対するポリエチレングリコールアルキルエーテルの質量割合は、27/70以上であってもよい。脂肪族ジカルボン酸エステルに対するポリエチレングリコールアルキルエーテルの質量割合が27/70以上であると、水を脂肪族ジカルボン酸エステルに、より可溶化できる。
脂肪族ジカルボン酸エステルに対するポリエチレングリコールアルキルエーテルの質量割合は、87/10以下である。脂肪族ジカルボン酸エステルに対するポリエチレングリコールアルキルエーテルの質量割合が87/10以下であると、水を脂肪族ジカルボン酸エステルに可溶化できる。
脂肪族ジカルボン酸エステルに対するポリエチレングリコールアルキルエーテルの質量割合は、77/20以下であってもよい。脂肪族ジカルボン酸エステルに対するポリエチレングリコールアルキルエーテルの質量割合が77/20以下であると定着性を向上できる。
2.3 水
水は、イオン化促進剤とともに、定着液をイオン化させる。水は、脂肪族ジカルボン酸エステル中に分散されている。詳しくは、水は、ポリエチレングリコールアルキルエーテルによって脂肪族ジカルボン酸エステルに可溶化されている。
定着液中の水の割合は、定着液中の脂肪族ジカルボン酸エステルの割合よりも少ない。
定着液中の水の割合は、例えば、0.1質量%以上である。定着液中の水の割合が0.1質量%以上であると、シートSに対する定着液の噴霧性を確保できる。定着液中の水の割合は、2質量%以上であってもよい。定着液中の水の割合が2質量%以上であると、シートSに対する定着液の噴霧性を向上できる。
定着液中の水の割合は、例えば、10質量%以下である。定着液中の水の含有割合が10質量%以下であると、水を脂肪族ジカルボン酸エステルに可溶化できる。定着液中の水の割合は、8質量%以下であってもよい。定着液中の水の割合が8質量%以下であると、水を脂肪族ジカルボン酸エステルに、より可溶化できる。
2.4 イオン化促進剤
イオン化促進剤は、定着液がイオン化することを促進する。詳しくは、イオン化促進剤は、定着液中において水に溶解することによりイオン化する。これにより、イオン化促進剤は、定着液全体がイオン化することを促進する。また、イオン化促進剤は、ポリエチレングリコールアルキルエーテルとともに、水を脂肪族ジカルボン酸エステルに可溶化させる。イオン化促進剤は、イオン性界面活性剤である。
イオン性界面活性剤は、アニオン性界面活性剤か、カチオン性界面活性剤か、または、両性界面活性剤である。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、カルボン酸塩、例えば、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩などの硫酸エステル塩、例えば、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩などのスルホン酸塩、例えば、スルホコハク酸塩などが挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、第四級アンモニウム塩が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、ベタイン型の両性界面活性剤が挙げられる。
好ましくは、イオン性界面活性剤は、硫酸エステル塩である。より好ましくは、イオン性界面活性剤は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウムである。
定着液中のイオン化促進剤の割合は、例えば、0.01質量%以上である。定着液中のイオン化促進剤の割合は、0.05質量%以上であってもよい。定着液中のイオン化促進剤の割合は、例えば、1質量%以下である。
水に対するイオン化促進剤の質量割合(イオン化促進剤の質量/水の質量)は、例えば、1/70以上である。水に対するイオン化促進剤の質量割合は、1/50以上であってもよい。水に対するイオン化促進剤の質量割合は、例えば、2/1以下である。水に対するイオン化促進剤の質量割合は、例えば、1/2以下であってもよい。
3.作用効果
この定着液によれば、オキシエチレン単位を4以上12以下有するポリエチレングリコールアルキルエーテルによって、水が脂肪族ジカルボン酸エステル中に分散されている。
そのため、臭気を抑制しつつ、トナーを軟化させるために十分な量の脂肪族ジカルボン酸エステルを定着液に配合して、定着性を向上させることができる。
4.変形例
上記実施形態の現像方式は、トナーのみを用いた一成分現像方式であったが、本発明は、上記実施形態に限定されない。
現像方式は、例えば、トナーとキャリアが混合される二成分現像方式であってもよい。二成分現像剤である場合、キャリアとしては、例えば、鉄、フェライト、マグネタイトなどの金属と、アルミニウム、鉛などの金属と、の合金が挙げられる。
キャリア粒径としては、例えば、4μm以上、好ましくは、20μm以上であり、例えば、200μm以下、好ましくは、150μm以下である。
トナーの配合割合は、キャリア100質量部に対して、例えば、1質量部以上、好ましくは、2質量部であり、例えば、200質量部以下、好ましくは、50質量部以下である。
また、キャリアは、樹脂コートキャリアや、結着樹脂に磁性粉を分散させた分散型キャリアなどであってもよい。
次に、本発明を、実施例および比較例に基づいて説明する。なお、本発明は、下記の実施例によって限定されない。
1.定着液の調製
表1から表6に示す配合割合で、脂肪族ジカルボン酸エステル、可溶化剤、イオン化促進剤、および水を混合し、各実施例および各比較例の定着液を得た。
2.定着液の評価
2.1 可溶化
得られた定着液を目視で観察し、下記の基準により評価した。なお、可溶化の評価が×である定着液は、画像形成装置に用いることができないものと判断し、定着性等の評価を行っていない。結果を表1から表6に示す。
◎:30℃の恒温槽内に1週間入れた後において、定着液が均一(分離、沈殿、白濁などの変化が見られない。)である。
○:常温(25℃)の恒温槽内に1週間入れた後において、定着液が均一である。
×:定着液が不均一(分離、沈殿が見られる。)である。
2.2 定着性
加熱定着装置を取り外した画像形成装置を用いて、用紙の一方面にトナー像を形成した。なお、加熱定着装置が取り外されているため、トナー像は、用紙に定着していない。
次いで、用紙上のトナー像に、スプレーを用いて定着液を噴霧した。
定着液を噴霧してから1日後に、トナー像の表面を綿棒で擦り、綿棒に対するトナーの付着度合いを、下記の基準により評価した。結果を表1から表6に示す。
◎:顕微鏡で綿棒の表面を観察してもトナーの付着が見られない。
○:目視で綿棒の表面を観察したところ、トナーの付着は見られないが、顕微鏡で綿棒の表面を観察すると、トナーの付着が見られる。
×:目視で綿棒の表面を観察したところ、トナーの付着が見られる。
2.3 紙カール
定着性の評価と同様にして、用紙上のトナー像に定着液を噴霧した。1日後に、用紙を水平な台の上に載せ、用紙がカールする度合いを、下記の基準により評価した。結果を表1から表6に示す。
○:最も台から離れた用紙の端部と、台の表面との距離が10mm未満である。
×:最も台から離れた用紙の端部と、台の表面との距離が10mm以上である。
2.4 蒸発保存安定性
得られた定着液を容器に入れ、容器を開けた状態で、50℃の恒温槽に入れた。1日後に、定着液の状態を観察し、下記の基準により評価した。結果を表1から表6に示す。
○:定着液が均一である。
×:定着液が不均一であるか、または、乾燥により固化している。
2.5 臭気
常温(25℃)で臭気があるか、官能評価した。結果を表1から表6に示す。
○:臭気あり。
×:臭気なし。
2.6 総合判定
定着液として画像形成装置に用いることができるか否か、下記の基準により評価した。結果を表1から表6に示す。
○:可溶化、定着性、紙カール、蒸発保存安定性および臭気のすべての評価が◎または○である。
×:可溶化、定着性、紙カール、蒸発保存安定性および臭気の少なくとも1つの評価が×である。
3.噴霧性の評価
図2に示す噴霧評価装置100を用いて、定着液の噴霧状態(噴霧性)と、10分間連続で噴霧した場合の定着液の噴霧状態(連続噴霧性)を観察し、下記の基準により評価した。結果を表1から表6に示す。
なお、噴霧評価装置100は、タンク101と、第1電極102と、第2電極103と、電源104と、ノズル105とを備える。タンク101は、定着液を収容する。第1電極102は、タンク101内の定着液と接触する。第2電極103は、第1電極102から離れて位置する。電源104は、第1電極102および第2電極103と電気的に接続される。電源104は、第1電極102および第2電極103との間に電位差を発生させる。ノズル105は、第1電極102と第2電極103との間に位置する。ノズル105は、タンク101内の定着液を排出する。詳しくは、タンク101内の定着液は、第1電極102によって帯電される。帯電した定着液は、ノズル105の先端を通過するときに、ミスト化する。このとき、ミスト化した定着液が広がる角度を、噴霧角度θと定義する。
3.1 噴霧性
◎:噴霧角度θが100°以上である。
○:噴霧角度θが60°以上、100°未満である。
×:噴霧角度θが60°未満である。
3.2 連続噴霧性
◎:噴霧角度θの変化が5°未満である。
○:噴霧角度θの変化が5°以上、10°未満である。
×:噴霧角度θの変化が10°以上である。
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5 定着装置

Claims (21)

  1. 脂肪族ジカルボン酸エステルと、
    ポリエチレングリコールアルキルエーテルと、
    前記脂肪族ジカルボン酸エステル中に分散されている水と
    を含有し、
    前記ポリエチレングリコールアルキルエーテルは、オキシエチレン単位を、4以上、12以下有することを特徴とする、定着液。
  2. 前記水は、前記ポリエチレングリコールアルキルエーテルによって、前記脂肪族ジカルボン酸エステルに可溶化されていることを特徴とする、請求項1に記載の定着液。
  3. 前記ポリエチレングリコールアルキルエーテルのアルキル基の炭素数は、1以上、4以下であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の定着液。
  4. 前記脂肪族ジカルボン酸エステルは、一般式R(−COO−R(式中、Rは、炭素数が1以上8以下のアルキレン基であり、Rは、炭素数が2以上10以下のアルキル基である。)で示されることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の定着液。
  5. 前記定着液中の前記水の割合は、10質量%以下であることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の定着液。
  6. 前記定着液中の前記水の割合は、0.1質量%以上、10質量%以下であることを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の定着液。
  7. 前記定着液中の前記水の割合は、2質量%以上、8質量%以下であることを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の定着液。
  8. 前記定着液中の前記脂肪族ジカルボン酸エステルの割合は、10質量%以上、90質量%以下であることを特徴とする、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の定着液。
  9. 前記脂肪族ジカルボン酸エステルに対する前記ポリエチレングリコールアルキルエーテルの質量割合は、9.4/90以上、87/10以下であることを特徴とする、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の定着液。
  10. 前記脂肪族ジカルボン酸エステルに対する前記ポリエチレングリコールアルキルエーテルの質量割合は、27/70以上、77/20以下であることを特徴とする、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の定着液。
  11. 定着液がイオン化することを促進するためのイオン化促進剤を含有することを特徴とする、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の定着液。
  12. 前記イオン化促進剤は、イオン性界面活性剤であることを特徴とする、請求項11に記載の定着液。
  13. 前記イオン性界面活性剤は、アニオン性界面活性剤であることを特徴とする、請求項12に記載の定着液。
  14. 前記アニオン性界面活性剤は、硫酸エステル塩であることを特徴とする、請求項13に記載の定着液。
  15. 前記硫酸エステル塩は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウムであることを特徴とする、請求項14に記載の定着液。
  16. 前記アニオン性界面活性剤は、スルホン酸塩であることを特徴とする、請求項13に記載の定着液。
  17. 前記イオン性界面活性剤は、カチオン性界面活性剤であることを特徴とする、請求項12に記載の定着液。
  18. 前記カチオン性界面活性剤は、アンモニウム塩であることを特徴とする、請求項17に記載の定着液。
  19. 前記イオン性界面活性剤は、両性界面活性剤であることを特徴とする、請求項12に記載の定着液。
  20. 前記両性界面活性剤は、ベタイン型であることを特徴とする、請求項19に記載の定着液。
  21. 静電噴霧方式の定着装置に用いられることを特徴とする、請求項1から請求項20のいずれか一項に記載の定着液。
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